JP2015146120A - カップ式自動販売機 - Google Patents

カップ式自動販売機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015146120A
JP2015146120A JP2014018671A JP2014018671A JP2015146120A JP 2015146120 A JP2015146120 A JP 2015146120A JP 2014018671 A JP2014018671 A JP 2014018671A JP 2014018671 A JP2014018671 A JP 2014018671A JP 2015146120 A JP2015146120 A JP 2015146120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
stirring blade
ultraviolet light
vending machine
type vending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014018671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6291881B2 (ja
Inventor
充 有村
Mitsuru Arimura
充 有村
一秀 中島
Kazuhide Nakajima
一秀 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2014018671A priority Critical patent/JP6291881B2/ja
Publication of JP2015146120A publication Critical patent/JP2015146120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6291881B2 publication Critical patent/JP6291881B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構造により攪拌羽根の殺菌を図ることが可能なカップ式自動販売機を提供する。
【解決手段】飲料攪拌装置1の昇降機構によりカップC内に入り込むように下降およびカップC内からカップCの外に出るように上昇するとともに回転軸4を有する攪拌羽根2を備え、カップC内で飲料を調整するカップ内ミキシング方式のカップ式自動販売機であって、上昇した攪拌羽根2の周囲に紫外線LED12を配設し、当該紫外線LED12により攪拌羽根2に紫外線を照射して殺菌することにより衛生状態を維持する。
【選択図】図1

Description

この発明は、粉末原料が注入されたカップ内に湯または水等の希釈液若しくは抽出されたコーヒー液を注入したうえで攪拌羽根により攪拌して調整するカップ内ミキシング方式のカップ式自動販売機に関する。
インスタントコーヒーを調整してカップ飲料として販売に供するカップ式自動販売機は、前面が開口したキャビネット内に、容量の異なる種類(例えば、大、中、小の3種類)のカップを種類別に多数積み重ねて収容したカップ供給装置、各種粉末原料(例えば、クリーム、コーヒー、砂糖など)を種類別に収納したキャニスタ、カップを把持して搬送するカップ搬送装置、昇降機構により上下方向に移動自在な攪拌羽根を有する飲料攪拌装置、ベンドステージ(商品販売口)、温水タンク、冷水タンク、製氷機などが配設され、キャビネットの開口を閉塞する扉に、飲料を選択する商品選択ボタン、原料の濃度を調整する調整ボタン、ベンドステージに対峙する商品取出口などが配設されている。カップ搬送装置は、カップ供給装置から供給されたカップ(大、中、小の何れかのカップ)を把持してキャニスタおよび飲料攪拌装置を経由して商品販売口に対峙するベンドステージまで搬送するように構成されている。また、カップ搬送装置は把持したカップがキャニスタおよび飲料攪拌装置の位置(飲料調整位置)に到達すると一端停止するように構成され、キャニスタ位置ではカップ内にクリーム、コーヒー、砂糖などの粉末原料が注入され、飲料調整位置ではカップ内に温水タンクから給湯ノズルを介して温水(ホット飲料販売時)が注入されるとともに飲料攪拌装置により攪拌羽根を下降させたうえで粉末原料と温水とを攪拌してコーヒー飲料を調整するように構成されている。レギュラーコーヒーをカップ飲料として販売する場合には、コーヒー豆をその種類別に保管するコーヒー豆キャニスタ、当該コーヒー豆キャニスタから搬出されたコーヒー豆を粉に挽くミル、粉砕されたコーヒー豆と湯水タンクから給湯ノズルを介して注入され温水を用いてレギュラーコーヒー液を抽出するコーヒーブリュアが追加装備され、コーヒーブリュアから抽出されたレギュラーコーヒー液がカップ内に注入される。
前述した砂糖,クリーム入りレギュラーコーヒーやインスタントコーヒーなどの飲料をカップ内で調整するカップ内ミキシング方式のカップ式自動販売機は、飲料調整位置でカップ内に飲料攪拌装置の攪拌羽根を進入させて飲料を攪拌し、飲料調整後に攪拌羽根をカップの外に引き上げる(昇降機構により攪拌羽根を上昇させる)ように構成されている。このように、飲料攪拌装置の攪拌羽根はカップ内に進入させて飲料に浸漬されることから飲料が付着している場合が多く、特に糖分が付着している場合には雑菌が繁殖するおそれがある。そこで、飲料調整後に攪拌羽根をカップの外に上昇させた状態で給湯ノズルから温水をかけることにより洗浄したうえで攪拌羽根を強制的に加熱乾燥して菌の繁殖を防止するものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特公平7−1506号公報
前述した特許文献1に開示された発明においては、飲料調整後の攪拌羽根を温水により洗浄するとともに加熱乾燥させることによって菌が増殖するのを防止できる点で優れている。しかしながら、攪拌羽根を加熱乾燥させて菌の増殖を防止するためにヒータや温風機を設けねばならないのでコストが嵩むとともに、攪拌羽根を加熱乾燥させる度にヒータや温風器を起動せねばならないので電力消費量が増大してランニングコストが嵩むという課題を有する。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、簡単な構造により攪拌羽根の殺菌を図ることが可能なカップ式自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、飲料攪拌装置の昇降機構によりカップ内に入り込むように下降およびカップ内からカップの外に出るように上昇するとともに回転軸を有する攪拌羽根を備え、カップ内で飲料を調整するカップ内ミキシング方式のカップ式飲料自動販売機において、上昇した攪拌羽根の周囲に紫外線光源を配設し、当該紫外線光源により攪拌羽根に紫外線を照射することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は上昇した攪拌羽根の周囲の複数個所に配設された紫外線光源からなることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は上昇した攪拌羽根の周囲の一箇所に配設された紫外線光源からなり、当該紫外線光源から攪拌羽根に紫外線を照射する際、攪拌羽根を回転させることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3のいずれかに記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は攪拌羽根および回転軸に沿って上下方向に複数個配置されてなることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1に記載のカップ式自動販売機において、回転軸および攪拌羽根は金属或いはセラミックなど非樹脂製材料からなることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のカップ式自動販売機において、上昇した攪拌羽根および紫外線光源を包囲する金属製若しくは内壁を金属メッキ処理された遮光部材(ケーシング)を有することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は紫外線LEDからなることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7の何れかに記載のカップ式自動販売機において、カップ内に温水を注入する給湯ノズルを有し、飲料調整後にカップの外に上昇する攪拌羽根を給湯ノズルにより洗浄したうえで紫外線光源により攪拌羽根を殺菌することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る発明によれば、飲料攪拌装置の昇降機構によりカップ内に入り込むように下降およびカップ内からカップの外に出るように上昇するとともに回転軸を有する攪拌羽根を備え、カップ内で飲料を調整するカップ内ミキシング方式のカップ式飲料自動販売機において、上昇した攪拌羽根の周囲に紫外線光源を配設し、当該紫外線光源により攪拌羽根に紫外線を照射することにより、上昇した攪拌羽根の周囲に紫外線光源を配設するという簡単な構成でありながら攪拌羽根に菌が生成するのを防止して衛生状態を維持することが可能であるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は上昇した攪拌羽根の周囲の複数個所に配設された紫外線光源からなることにより、攪拌羽根の全周を隈なく殺菌することができるものである。
また、本発明の請求項3に係る発明によれば、請求項1に記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は上昇した攪拌羽根の周囲の一箇所に配設された紫外線光源からなり、当該紫外線光源から攪拌羽根に紫外線を照射する際、攪拌羽根を回転させることにより、紫外線光源の個数を削減しつつ攪拌羽根の全周を隈なく殺菌することができるものである。
また、本発明の請求項4に係る発明によれば、請求項2または請求項3のいずれかに記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は攪拌羽根および回転軸に沿って上下方向に複数個配置されてなることにより、攪拌羽根とともに回転軸を殺菌することが可能となる。
また、本発明の請求項5に係る発明によれば、請求項1に記載のカップ式自動販売機において、回転軸および攪拌羽根は金属或いはセラミックなど非樹脂製材料からなることにより、紫外線により回転軸および攪拌羽根が劣化するのを防止することが可能となる。
また、本発明の請求項6に係る発明によれば、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のカップ式自動販売機において、上昇した攪拌羽根および紫外線光源を包囲する金属製若しくは内壁を金属メッキ処理された遮光部材(ケーシング)を有することにより、紫外線が外部に漏れるのを防止することができるので、紫外線が人体へ悪影響を及ぼすことがなく、さらに周囲の構成部材が紫外線により劣化するのを防止することができる。
また、請求項7に係る発明によれば、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は紫外線LEDからなることにより、紫外線LEDから照射される紫外線の光度を調整することができるので、紫外線の光度が経時的に低下する場合にも光度を調整して殺菌効果を維持することが可能となる。
また、請求項8に係る発明によれば、請求項1乃至請求項7の何れかに記載のカップ式自動販売機において、カップ内に温水を注入する給湯ノズルを有し、飲料調整後にカップの外に上昇する攪拌羽根を給湯ノズルにより洗浄したうえで紫外線光源により攪拌羽根を殺菌することにより、攪拌羽根の殺菌を確実なものとすることができる。
本発明の実施の形態にかかるカップ式自動販売機に内蔵された攪拌羽根およびその周辺機器を示す模式図である。 図1の攪拌羽根を殺菌する制御構成を示す制御ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1において、1はカップ式自動販売機における飲料調整位置に配設された飲料攪拌装置を示す。飲料攪拌装置1には、カップC内の原料と希釈液若しくはコーヒーブリュアから抽出されたレギュラーコーヒー液とからなる飲料を攪拌混合する攪拌羽根2と、攪拌羽根2を回転駆動する攪拌モータ3と、攪拌モータ3の回転力を攪拌羽根2に伝達する回転軸4と、攪拌モータ3を取り付けた昇降ベース5と、昇降ベース5を上下移動させる昇降モータ6とからなる。前記攪拌羽根2および回転軸4は、金属或いはセラミックなど非樹脂製材料からなるものである。前記昇降ベース5は、飲料攪拌装置1のケースに設けた上下方向に延在する複数のシャフト(不図示)に上下方向に移動自在に取付けられるとともにラック51が設けられている。また、前記昇降モータ6の回転軸には当該昇降モータ6の回転数を変換する回転数変換部(歯車機構部)61が設けられ、この回転数変換部(歯車機構)61の出力軸62に設けた平歯車(不図示)が前記昇降ベース5のラック51に噛み合うように構成されている。ここで、前記昇降モータ6、回転数変換部(歯車機構)61の出力軸62に設けた平歯車(不図示)、前記昇降ベース5のラック51が飲料攪拌装置1の昇降機構を構成する。
7は温水タンクに給湯管を介して接続された温水ノズルであり、飲料攪拌装置1のケースの下に取り付けたカップCの開口部をカバーするカップカバー9に設けられている。攪拌羽根2が、一点鎖線で示したように、下降してカップC内で原料を攪拌する際に温水ノズル7から供給された温水(希釈液)は、攪拌羽根2の回転軸4に供給され、当該回転軸4を伝わりながら流れ落ちて攪拌羽根2からカップCに供給される。カップCに供給された原料と温水とを攪拌混合して飲料を調理した後に攪拌羽根2を上昇させる際に温水ノズル7から供給された温水は、回転する回転軸4に供給されて回転軸4と攪拌羽根2とを洗浄する。8はカップカバー9に設けられた冷水ノズルであり、冷水タンクに給水管を介して接続されてアイス飲料を調整する際に回転軸4を介してカップCに冷水を供給するものである。なお、図示は省略したが、カップカバー9にはアイス飲料を調理する際に使用する氷をカップCに供給する氷供給ガイド、コーヒーブリュアから抽出されたレギュラーコーヒー液をカップCに供給するコーヒーノズルなどが設けているものである。
さて、飲料攪拌装置1のケース内には、上昇した攪拌羽根2に紫外線を照射することにより殺菌する紫外線殺菌部10が設けられている。この紫外線殺菌部10は、攪拌羽根2および回転軸4に沿って上下方向に延在する短冊状のプリント基板11に実装されるとともに紫外線を回転軸4および攪拌羽根2に向けて照射する複数の紫外線LED(紫外線光源)12と、上昇した攪拌羽根2と回転軸4の周囲を覆うように配設され、紫外線LED12と対峙する位置に紫外線照射孔13aがそれぞれ設けられた遮光部材(ケーシングともいう)13とを備えている。前記紫外線LED12は、攪拌羽根2および回転軸4に沿って上下方向に複数個(この実施の形態では3個)配置してなるLEDモジュール12aを基本とし、攪拌羽根2および回転軸4の周囲の複数個所(例えば、90度の間隔ごとの4箇所)にレイアウトされている。また、ケーシング13は紫外線による劣化を防止するために金属製になる。このケーシング13は樹脂製とすることもでき、その場合にはケーシング13の内面に金属メッキが施される。なお、飲料攪拌装置1のケース、ケーシング13およびカップカバー9には、上下に移動する攪拌羽根2が通過可能な大きさの貫通穴が開口されているものである。
図1に示すように、カップC内の原料と希釈液若しくはコーヒーブリュアから抽出されたレギュラーコーヒー液とからなる飲料を攪拌混合する攪拌羽根2は、昇降モータ6を回転駆動することにより昇降し、攪拌モータ3の回転駆動により回転する。このように、攪拌羽根2を昇降させる昇降モータ6、攪拌羽根2を回転させる攪拌モータ3は、図2の制御ブロック図に示すように、制御部14に接続され、この制御部14により制御される。
制御部14は、中央処理装置としてのCPU、CPUの制御プログラムを格納するROM、CPUの制御に必要な各種のプログラムやデータを随時記憶するRAMなどから構成され、前記昇降モータ6や攪拌モータ3を制御するものである。前記制御部14には、温水ノズル7から温水を吐出する温水弁15、紫外線LED12を制御する紫外線LED駆動部16が接続されている。また、制御部14には、カップCの大きさ(大、中、小)を表すカップ容器信号17、カップCがカップ搬送装置により飲料調整位置まで搬送されたことを検知するカップ検出信号18が入力されるように構成されている。
なお、従来のカップ式自動販売機にあっては攪拌羽根2の上限位置がカップカバー9の下方領域に定められ、昇降モータ6による攪拌羽根2のストロークが短いものであったのに対し、この実施の形態では攪拌羽根2がカップカバー9を貫通して飲料攪拌装置1のケース内にまで上昇するように攪拌羽根2のストロークが長くなるように構成されているものである。
かかる構成により、カップ式自動販売機内でカップCに原料と希釈液を投入し、攪拌羽根2で攪拌して調整したホットコーヒーを販売する際には、選択ボタンが押されると、不図示のカップ供給装置からカップ搬送装置に選択ボタンに応じた大きさのカップCが供給され、各種粉末原料(例えば、クリーム、コーヒー、砂糖など)を種類別に収納したキャニスタを経由して飲料攪拌装置1の位置(飲料調整位置)まで搬送されるとカップ検出信号18が制御部14に入力される。また、制御部14には、選択ボタンが押されることに伴ってカップ容器信号17が入力されている。制御部14は、カップ検出信号18が入力されるとカップCが飲料調整位置に到着したと判断して昇降モータ6を回転駆動(例えば、正転駆動)する。なお、攪拌羽根2は販売待機状態においては実線で示す位置に上昇して停止した状態にあるものである。
昇降モータ6が回転駆動されると攪拌羽根2は下降を開始し、点線で示すようにカップCの中に入る。この場合、制御部14は、カップ検出信号18に基いて昇降モータ6の駆動時間を調整する。すなわち、制御部14は、カップ検出信号18に基づき、カップCの大きさ(大、中、小)に応じて攪拌羽根2の下降位置を定めて最適な攪拌が行われるように昇降モータ6の駆動時間を調整する。昇降モータ6により攪拌羽根2を下降させた後、攪拌モータ3を駆動して攪拌羽根2を回転させると同時に、温水弁15をオンして温水ノズル7から温水を供給する。温水ノズル7から供給される温水は、回転軸4を伝わりながら流れ落ちて攪拌羽根2から放射状に広がった流れとなりカップC内に供給される。ここで供給される温水量は、飲料毎に定めた最適な量(例えば、飲料の全量の60%程度の減量濃度が濃い飲料)の湯をカップC内に供給されるように温水弁15を制御する。カップC内の各原料に温水を供給しながら、飲料の攪拌に最適な位置に入れられた攪拌羽根2を所定の時間(例えば、3秒間)回転させてカップC内で各原料と温水を攪拌混合する。その後、昇降モータ6を逆転駆動して攪拌羽根2を上昇させる際、温水弁15をオンして飲料の調整に必要とする残りの温水を供給する。温水弁16から供給された温水は回転軸4を洗浄するとともに回転を続行している攪拌羽根2が温水と原料濃度の濃い飲料を攪拌混合する。さらに、攪拌羽根2が回転しながら上昇してカップC内の飲料の上部領域まで上昇すると、温水ノズル7から供給される温水で攪拌羽根2が洗浄される。その際、先刻まで攪拌羽根2で攪拌されていたカップC内の飲料は回転流を生じているので、攪拌羽根2から流れ落ちた温水が飲料と混合され、選択された濃度の飲料となる。制御部14は、温水弁15をオフしてから所定時間経過後に攪拌モータ3を停止させて水きりを行う。このように、回転する回転軸4および攪拌羽根2に温水を供給して洗浄することにより回転軸4および攪拌羽根2に付着した飲料(特に、糖分)を洗い流すことができ、さらに、洗浄に温水を使用することによって洗浄効果を高めることができる。
飲料調整後のカップCは、カップ搬送装置によりベンドステージ(商品販売口)に搬送されて販売動作が終了する一方、制御部14は、飲料攪拌装置1内に上昇させた攪拌羽根2を紫外線により殺菌する。すなわち、制御部14は、攪拌羽根2が飲料攪拌装置1内に上昇した際、紫外線LED駆動部16を駆動して紫外線LED12を発光させる。紫外線LED12から照射される紫外線は、ケーシング13に設けた紫外線照射孔13aを介して攪拌羽根2および回転軸4に照射される。これにより温水による洗浄によっても洗い流すことができなかった飲料による菌の増殖を抑制し、仮に菌が付着している場合にも殺菌する。この場合、紫外線LED12は、攪拌羽根2および回転軸4に沿って上下方向に複数個(この実施の形態では3個)配置してなるLEDモジュール12aとして構成され、攪拌羽根2および回転軸4の周囲の複数個所(例えば、90度の間隔ごとの4箇所)にレイアウトされていることから、攪拌羽根2および回転軸4の全周を隈なく殺菌することができる。
ここで、紫外線LED駆動部16の駆動時間は、衛生状態を確保するうえでは販売待機状態(次に選択ボタンが押されるまで)の期間中とすることが望ましいが、販売待機状態が長くなる場合には紫外線LED12の寿命を考慮して所定時間(例えば、○○分)と定めるのがよい。また、紫外線LED12の光度が経時的に低下した場合、制御部14は、紫外線LED駆動部16に紫外線LED12の光度が増大するように光度制御を行って紫外線による殺菌を良好なものとするように構成されている。このため、制御部14は、紫外線LED12における発光の積算時間を計測し、その計測値が所定の基準値(時間)を超える場合に紫外線LED12の光度が増大するように紫外線の光度を調整するようにしている。
なお、上記実施の形態にかかるカップ式自動販売機においては、紫外線LED12を攪拌羽根2および回転軸4に沿って上下方向に複数個(この実施の形態では3個)配置してなるLEDモジュール12aを基本とし、攪拌羽根2および回転軸4の周囲の複数個所(例えば、90度の間隔ごとの4箇所)にレイアウトされている例について説明したが、次のように構成することもできる。すなわち、LEDモジュール12aを攪拌羽根2および回転軸4の周囲の一箇所のみにレイアウトするとともに当該LEDモジュール12aの、紫外線LED12を発光させて攪拌羽根2および回転軸4に紫外線を照射する際、攪拌モータ3を回転駆動して攪拌羽根2および回転軸4を回転させるように構成する。これにより攪拌羽根2および回転軸4の全周に紫外線を照射して隈なく殺菌することを維持しつつ、紫外線LED12の個数を削減してコストを低下することが可能となる。
前述したように、この実施の形態にかかるカップ式自動販売機においては、飲料攪拌装置1の昇降機構によりカップC内に入り込むように下降およびカップC内からカップCの外に出るように上昇するとともに回転軸4を有する攪拌羽根2を備え、カップC内で飲料を調整するカップ内ミキシング方式のカップ式自動販売機において、上昇した攪拌羽根2の周囲に紫外線光源(紫外線LED12)を配設し、当該紫外線光源(紫外線LED12)により攪拌羽根2に紫外線を照射することにより、上昇した攪拌羽根2の周囲に紫外線光源(紫外線LED12)を配設するという簡単な構成でありながら攪拌羽根2に菌が生成するのを防止して衛生状態を維持することが可能でるという効果を奏する。
なお、上記実施の形態においては、飲料攪拌装置1のケース内に攪拌羽根2を殺菌する紫外線殺菌部10を設けたものを示したが、飲料攪拌装置1のケースとカップカバー9との間に紫外線殺菌部10を設けてよいものである。したがって、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
1…飲料攪拌装置、2…攪拌羽根、3…攪拌モータ、4…回転軸、5…昇降ベース、6…昇降モータ、7…温水ノズル、9…カップカバー、10…紫外線殺菌部、12…紫外線LED(紫外線光源)、13…遮光部材(ケーシング)、14…制御部、16…紫外線LED駆動部、51…ラック、61…回転数変換部(歯車機構部)、C…カップ。

Claims (8)

  1. 飲料攪拌装置の昇降機構によりカップ内に入り込むように下降およびカップ内からカップの外に出るように上昇するとともに回転軸を有する攪拌羽根を備え、カップ内で飲料を調整するカップ内ミキシング方式のカップ式自動販売機において、上昇した攪拌羽根の周囲に紫外線光源を配設し、当該紫外線光源により攪拌羽根に紫外線を照射することを特徴とするカップ式自動販売機。
  2. 請求項1に記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は上昇した攪拌羽根の周囲の複数個所に配設された紫外線光源からなることを特徴とするカップ式自動販売機。
  3. 請求項1に記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は上昇した攪拌羽根の周囲の一箇所に配設された紫外線光源からなり、当該紫外線光源から攪拌羽根に紫外線を照射する際、攪拌羽根を回転させることを特徴とするカップ式自動販売機。
  4. 請求項2または請求項3のいずれかに記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は攪拌羽根および回転軸に沿って上下方向に複数個配置されてなることを特徴とするカップ式自動販売機。
  5. 請求項1に記載のカップ式自動販売機において、回転軸および攪拌羽根は金属或いはセラミックなど非樹脂製材料からなることを特徴とするカップ式自動販売機。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のカップ式自動販売機において、上昇した攪拌羽根および紫外線光源を包囲する金属製若しくは内壁を金属メッキ処理された遮光部材(ケーシング)を有することを特徴とするカップ式自動販売機。
  7. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のカップ式自動販売機において、紫外線光源は紫外線LEDからなることを特徴とするカップ式自動販売機。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のカップ式自動販売機において、カップ内に温水を注入する給湯ノズルを有し、飲料調整後にカップの外に上昇する攪拌羽根を給湯ノズルにより洗浄したうえで紫外線光源により攪拌羽根を殺菌することを特徴とするカップ式自動販売機。
JP2014018671A 2014-02-03 2014-02-03 カップ式自動販売機 Active JP6291881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014018671A JP6291881B2 (ja) 2014-02-03 2014-02-03 カップ式自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014018671A JP6291881B2 (ja) 2014-02-03 2014-02-03 カップ式自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015146120A true JP2015146120A (ja) 2015-08-13
JP6291881B2 JP6291881B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=53890318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014018671A Active JP6291881B2 (ja) 2014-02-03 2014-02-03 カップ式自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6291881B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020533728A (ja) * 2017-09-13 2020-11-19 ラッキー コンシューマー プロダクツ リミテッド 携帯用加熱ロッド
WO2022064004A1 (en) * 2020-09-25 2022-03-31 International Automotive Components Group Gmbh Vehicle mini-bar with touchless interface

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62171096A (ja) * 1986-01-23 1987-07-28 富士電機株式会社 カツプ式飲料自動販売機
JPS62221095A (ja) * 1986-03-20 1987-09-29 富士電機株式会社 カツプ式飲料自動販売機の原料撹拌装置
JPH10134246A (ja) * 1997-11-28 1998-05-22 Fuji Electric Co Ltd カップ式飲料自動販売機
JPH10208145A (ja) * 1997-11-28 1998-08-07 Fuji Electric Co Ltd カップ式飲料自動販売機
JP2000253857A (ja) * 1999-03-08 2000-09-19 Nippon Senjoki Kk スープの混合注出機
JP2000348249A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Fuji Enterprise:Kk 自動販売機の紫外線殺菌システム
JP2003310440A (ja) * 2002-02-20 2003-11-05 Sanyo Electric Co Ltd 飲料製造装置
JP2006018342A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 自動販売機
JP3118417U (ja) * 2005-11-08 2006-01-26 セントラルジャパンテクノサービス株式会社 ディスペンサー

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62171096A (ja) * 1986-01-23 1987-07-28 富士電機株式会社 カツプ式飲料自動販売機
JPS62221095A (ja) * 1986-03-20 1987-09-29 富士電機株式会社 カツプ式飲料自動販売機の原料撹拌装置
JPH071506B2 (ja) * 1986-03-20 1995-01-11 富士電機株式会社 カツプ式飲料自動販売機の原料撹拌装置
JPH10134246A (ja) * 1997-11-28 1998-05-22 Fuji Electric Co Ltd カップ式飲料自動販売機
JPH10208145A (ja) * 1997-11-28 1998-08-07 Fuji Electric Co Ltd カップ式飲料自動販売機
JP2000253857A (ja) * 1999-03-08 2000-09-19 Nippon Senjoki Kk スープの混合注出機
JP2000348249A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Fuji Enterprise:Kk 自動販売機の紫外線殺菌システム
JP2003310440A (ja) * 2002-02-20 2003-11-05 Sanyo Electric Co Ltd 飲料製造装置
JP2006018342A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 自動販売機
JP3118417U (ja) * 2005-11-08 2006-01-26 セントラルジャパンテクノサービス株式会社 ディスペンサー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020533728A (ja) * 2017-09-13 2020-11-19 ラッキー コンシューマー プロダクツ リミテッド 携帯用加熱ロッド
WO2022064004A1 (en) * 2020-09-25 2022-03-31 International Automotive Components Group Gmbh Vehicle mini-bar with touchless interface

Also Published As

Publication number Publication date
JP6291881B2 (ja) 2018-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8993025B2 (en) Fryer and procedure for cooking in a small volume of oil
CN1615100A (zh) 婴儿食品制备设备
CN101637356A (zh) 一种自动冲奶装置
AU2010271498A1 (en) Method and apparatus for making food products
US20120285332A1 (en) Fully automatic electric coffee maker
CN201492290U (zh) 一种自动冲奶装置
CN1665437A (zh) 烹饪设备和方法
CN106419500A (zh) 一种全自动煮饭机器人
CN210470918U (zh) 一种豆制品加工用的消毒杀菌装置
JP6291881B2 (ja) カップ式自動販売機
WO2015142273A1 (en) Automated apparatus and method for preparing therein a nutritious drink of powder and water
KR20090095776A (ko) 자동 취사장치
CN202277231U (zh) 一种自动冲奶装置
JP4000807B2 (ja) カップ式自動販売機
CN205164575U (zh) 带紫外灭菌的可升降的自动加料蒸汽加热搅拌机
CN215226795U (zh) 搅拌装置及饮品制作机
JPH10215800A (ja) 発芽玄米の製造方法及び発芽玄米製造装置
CN204994527U (zh) 小型鲜奶巴氏杀菌机
KR20200007456A (ko) 스토어형 취반장치
KR101666311B1 (ko) 음료 교반기
CN209984043U (zh) 一种熬煮搅拌机构及一种煮粥设备
JP6645156B2 (ja) カップ式自動販売機
KR102068617B1 (ko) 반복사용 위생스틱 세척장치
CN206586826U (zh) 烹饪装置
CN217446494U (zh) 一种植脂奶油生产用巴氏杀菌装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151005

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20151005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6291881

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250