JP2015145895A - 画像投射装置 - Google Patents

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Toshihiko Yokoyama
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Abstract

【課題】レンズシフトした場合やレンズ交換した場合でも、誤操作することなく常に適切なキーストン補正を行うことができる画像投射装置を提供する。特に、4コーナーとタテヨコキーストンの2種類のキーストン補正方法を切り替え可能な場合に、タテヨコキーストン補正でも誤操作なく適切なキーストン補正を行うことができる。
【解決手段】投射画像に対して幾何学歪補正を行う歪補正手段と、前記補正手段で補正を行うための補正パラメータを設定する設定手段と、タテヨコキーストン補正歪補正方法と、4コーナーキーストン補正方法と、何れか一方を選択する手段と、レンズシフト手段と、レンズシフト基準位置で無い場合にはタテヨコキーストン補正歪補正方法を選択不可能とすることを特徴とする構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタ等の画像投射装置に関し、特に投射レンズのキーストン歪補正方法を有する画像投射装置に関するものである。
従来のプロジェクタ等の画像投射装置は、液晶パネル等の光変調素子(ライトバルブなどとも言う)によって画像変調された光を投射光学系を介してスクリーン等の投射面に投射することで投射画像を形成する。
このような画像投射装置によって被投射面における所望の領域に投射画像を歪み等がなく、アスペクト比などを最適に形成するためには、画像投射装置の向きや傾き等の投射条件を調整して正対させるなどの作業が必要となる。
更に、投射方向を上下左右などに煽ると、被投射面に形成される画像に幾何学的な歪みが生じてしまう。このような歪を画像投射装置では、キーストン歪と呼び、画像変形歪補正手段などを用いて補正することが一般的であった。
特許文献1では、投射面で歪んだ画像の4隅(以下4コーナーキーストン補正とする)から1点を選択して上下左右に画像変形を調整する方法について開示されている。
また、特許文献2では、自身の設置角度を検出し、検出した角度に応じて歪補正を行い、スクリーンに投射歪みのない像を表示するための投射型表示装置が開示されている。
特許第3742027号明細書 特開平4−42679号公報
しかしながら、上述の特許文献2に開示された従来技術では、4コーナーから1つを選択して上下左右に画像を変形して調整する以下4コーナーキーストン補正とする方法について開示されているが、上下又は左右の投射方向に対するキーストン補正方法(以下タテヨコキーストン補正とする)との関連性や、レンズシフトした場合、投射レンズを交換した場合の記載がない。
また、上述の特許文献2に開示された従来技術では、レンズシフトした場合や投射レンズが交換され、光学特性が変化することが考慮されておらず、レンズシフトやレンズ交換後に適切でない歪補正を行い、スクリーンに投射歪のない像を表示することができない問題がある。
ここで画像投射装置の投射レンズのレンズシフトについて図6を用いて簡単に説明する。
図6は、レンズシフト機構を有する画像投射装置を用いてスクリーンに投射している状態を横から見たである。
図6、7,8は、特に上下(タテ)方向のレンズシフトについて示した図であるが、左右(ヨコ)方向に関しても同様の説明となる。
図6の
(a)は、上方向に50%シフトした場合
(b)は、上方向に20%シフトした場合
(a)は、上方向に0%シフトした場合
図7は、図6(a)の上方向に50%レンズシフトした画像投射装置を用いてスクリーンに投射し、中央はスクリーンに対して正対し、右、左に約30度回転させて投射した場合の例である。50%レンズシフトで右左に画像投射装置を回転させると投射面の画像は、底辺は水平のままで上辺が広がるように歪むことになる。
このため、点線のように画像処理で歪ませることでキーストン補正が行われる。
図8は、図6(c)の上方向に0%レンズシフトした画像投射装置を用いてスクリーンに投射し、中央はスクリーンに対して正対し、右、左に約30度回転させて投射した場合の例である。0%レンズシフトで右左に画像投射装置を回転させると投射面の画像は、底辺と上辺が均等に広がるように歪むことになる。
このため、点線のように画像処理で歪ませることでキーストン補正が行われる。
タテヨコキーストン補正は、上下(タテ)又は左右(ヨコ)の2軸の投射方向に対応したキーストン補正方法であり、後述する情報により決められたキーストン補正パラメータを用いて投射画像を幾何学変形することでキーストン補正を行なう方法である。
前記タテヨコキーストン補正パラメータは、下記の情報により適切な値が決まる。
1.レンズシフト位置(0%、50%など)
2.投射レンズの画角値(広角、望遠、標準など)
3.パネルアスペクト値(4:3、16:9など)
4.画像投射装置の設置傾き(上下方向、左右方向)
上記の値に一対一で対応する適切なキーストン補正パラメータを設定することで、タテ又はヨコ方向の2軸の投射方向に対応キーストン補正が可能となる。
このため、例えばレンズシフト位置が50%(基準位置)のキーストン補正パラメータを設定してる場合に、レンズシフト位置を0%などの異なる位置にすると画像変形によるキーストン補正がずれてしまい歪みが残ってしまう。
同じ理由で、レンズを交換することで投射レンズの画角値(広角、望遠など)が変わった場合、画像変形によるキーストン補正がずれてしまい歪みが残ってしまう。
これらの理由により、レンズシフト可能な画像投射装置は、設定されたキーストン補正パラメータに対してレンズシフト基準位置にてタテヨコキーストン機能を保証している。
同様に、レンズ交換可能な画像投射装置は、設定されたキーストン補正パラメータに対してレンズシフト基準位置にてタテヨコキーストン機能を保証している。
次に図9を用いてタテヨコキーストン補正の例を説明する。
これは図7の左の状態で、レンズシフト50%で画像投射装置を左に回転させて投射した例である。タテヨコキーストン補正を実行すると(a)の初期状態からヨコキーストン補正操作が所定値(1ステップ)、実行されると(b)のように投射画像が歪んで点線の形状に近づく。更に、タテヨコキーストン補正を実行すると(b)の状態からヨコキーストン補正操作が所定値(1ステップ)、実行され(c)のように投射画像が歪んで点線の形状に重なる。これらの操作によりキーストン補正が正しく行われる。
タテヨコキーストン補正は、上下(タテ)又は左右(ヨコ)の2軸の投射方向に対応したキーストン補正方法であり、補正モードになった後は、リモコンなどの上下左に対応し
単純にタテ又はヨコの4方向で設定することができ操作性が良い。
次に図10を用いて4コーナーキーストン補正の例を説明する。
(a)は図7の左の状態で、レンズシフト50%でプロジェクタを左に回転させて投射した例である。4コーナーキーストン補正を実行すると(a)では投射画像の左上コーナーSPが選択され十字のカーソルが表示される。この状態で上下左右のリモコンなどからの操作により投射画像を変形操作し、点線で示されたエリアの左上コーナーにSPポイントを合わせることでキーストン補正が終了する。
(b)は図7の右の状態で、レンズシフト50%でプロジェクタを右に回転させて投射した例である。4コーナーキーストン補正を実行すると(b)では投射画像の右上コーナーSPが選択され十字のカーソルが表示される。この状態で上下左右のリモコンなどからの操作により投射画像を変形操作し、点線で示されたエリアの右上コーナーにSPポイントを合わせることでキーストン補正が終了する。
4コーナーキーストン補正は、投射画像の4コーナーのいずれかを選択し、投射画像エリア内の所望の位置へ変形させることができる。
1コーナーづつ選択しては上下左右で設定し、また必要に応じて1コーナーを選択しては上下左右で設定する。
4コーナーキーストン補正は、4コーナーを独立して任意の位置へ変形できるのでタテヨコキーストン補正と比較して画像変形の自由度は高いが、4コーナーを微調整する操作が煩雑となる。
また、タテヨコキーストン補正は、操作性は良いが、レンズシフトが基準位置の条件や、投射レンズの画角値によりパラメータを変更する必要がある。
これらの理由により、図11に示すように従来の画像投射装置では、使用者のユースケースにより、タテヨコキーストン補正と4コーナーキーストン補正をメニューなどで切り替えて操作する構成となっている。
従来の画像投射装置においては、使用説明書などに『レンズシフトを基準位置に戻してからタテヨコキーストン機能を使って下さい』といった記載がされており、誤操作となる問題があった。
つまり、タテヨコキーストン補正パラメータに対応した基準のレンズシフト位置に設定してタテヨコキーストンを実行しないと適切な補正がされず投射画像の歪みが残ってしまう問題があった。
本発明の目的は、レンズシフトした場合やレンズ交換した場合でも、誤操作することなく常に適切なキーストン補正を行うことができる画像投射装置を提供することである。
特に、4コーナーとタテヨコキーストンの2種類のキーストン補正方法を切り替えた場合に、適切なキーストン補正を行うことができる。
上記目的を達成するために、 本発明の画像投射装置は、
投射画像に対して幾何学歪補正を行う歪補正手段と、
前記歪補正手段で補正を行うための補正パラメータを設定する設定手段と、
投射方向に対し鉛直の2方向に対して補正パラメータを設定する第一の補正手段と、
投射画像の複数の位置に対して補正パラメータを設定する第二補正手段と、
投射レンズを交換するレンズ交換手段と、
投射方向を可変する投射レンズシフト手段と、
前記シフト手段の位置検出手段とを有する画像投射装置であって、
前記交換レンズ毎に予め決められた投射レンズシフト基準位置を有し、
前記投射レンズシフト基準位置に対して前記第一の補正手段の補正パラメーターを設定する手段と、
前記投射レンズシフト基準位置が所定の範囲と一致しない場合には前記第一の補正手段による歪補正を選択不可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、レンズシフトした場合や投射レンズ交換した場合でも誤操作することなく常に適切なタテヨコキーストン補正を行う画像投射装置を提供することができる。
特に、タテヨコキーストンと4コーナーの2種類のキーストン補正方法を切り替え可能な場合に、タテヨコキーストン補正を行う画像投射装置を提供することができる。
本発明の実施例1の動作を示すメニュー構成図 本発明の画像投射装置の構成を示すブロック図 実施例1の画像投射装置の全体操作、調整動作を示すフローチャート 実施例1の画像投射装置のキーストン調整動作を示すフローチャート 実施例2の画像投射装置のキーストン調整動作を示すフローチャート 画像投射装置のタテ方向のレンズシフトについて示した図 上方向50%レンズシフトし、中央、右、左に各約30度回転させて投射した場合の投射面の画像変形を示す図 上方向0%レンズシフトし、中央、右、左に各約30度回転させて投射した場合の投射面の画像変形を示す図 上方向50%レンズシフトでタテヨコキーストン補正の動作例を示す図 上方向50%レンズシフトで4コーナーキーストン補正の動作例を示す図 従来の画像投射装置のメニュー構成を示す図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明における実施例1の画像投射装置のメニュー表示を示す図である。
キーストン補正としてタテヨコと4コーナーの2種類の補正方法を使用者にメニューから選択させる場合のれいである。交換レンズ毎にあらかじめ決められたレンズシフト基準位置のシフト状態により2つの表示方法が選択される。
図1(a)は.レンズシフト基準位置の場合で、従来と同様に、タテヨコと4コーナーのどちらも選択可能である。
図1(b)は.レンズシフト基準位置でない場合で、タテヨコはグレーアウトされ選択不可で、4コーナーのみ選択可能である。
レンズシフトの位置が基準位置でない場合は、誤ってキーストン補正としてタテヨコが選択されることがないため、使用者の誤操作を防止できる。
レンズシフト基準位置の場合にタテヨコキーストンのパラメータ補正パラメーターが設定されてるためで、基準位置以外で使用すると画像投射装置を傾けて設置し、キーストン補正しても正確に歪補正できない問題を回避できる。
図2は本発明における実施例1の画像投射装置の主な構成を示す図である。
最初に映像入力の流れに関係する構成を説明する。
外部からの映像入力20と、入力信号処理部14と、キーストン歪補正部15と、OSD付加手段16と、液晶パネルドライブ17と、液晶パネル11により光変調され投射レンズ12,13を通ってスクリーン200へ投射され表示される。
PCやAV機器などの外部ソースからの映像信号が、映像入力20として、入力信号処理部14に入力され同期処理や信号検出などの後、キーストン歪補正部15にて画像処理による画像変形が行われる。次に、メニューなどのオンスクリーンディスプレイを画像に多重するOSD付加手段16を通り、液晶パネルドライブ17を通り液晶パネル11により光変調され投射レンズ12,13を通ってスクリーン200へ投射され表示される。
次に制御系の流れに関係する構成を説明する。
制御系は、リモコン、操作パネル、外部通信などによる操作部1と、プログラムや画像処理パラメータ、キーストン補正パラメータなどが記憶されるメモリ2と、マイクロコンピュターCPU19やシフト制御手段18などによる制御部3とからなる。
シフト制御手段19は、操作部からの操作により光学レンズシフトを行ない、シフト駆動部6へ駆動制御信号を通知し、詳細は不図示なメカ的な機構により、投射方向に対して、縦または横方向にレンズシフトモーター7を駆動する。
前記駆動結果は、エンコーダーなどから成るセンサー8で駆動方向と駆動位置情報を、シフト位置検出部5へ通知し、制御部3内のシフト制御手段18へ通知される。
このような動作により、制御部3は、レンズシフト駆動と位置情報を認識することができる。
例えば、レンズシフトの基準位置が50%の場合には、シフト位置検出部5の情報を検出しながら、基準位置と一致するまでシフト駆動部6へ駆動制御信号を通知し制御することでレンズシフト50%の基準位置に設定することができる。
また、シフト位置検出部5の情報により、レンズシフトの基準位置がずれているかを常に認識することができる。
また、制御部3は、リモコンのメニューボタンが押されると操作部1からメニュー表示を指示する信号を受信し、オンスクリーンディスプレイを画像に多重するOSD付加手段16に対して所定の設定を行なうことで投射画像にメニュー表示することができる。
また、制御部3は、リモコンのキーストン操作ボタンが押されると操作部1からキーストン操作メニュ表示を指示する信号を受信し、OSD付加手段16に対して所定の設定を行なうとともに、所定のキーストン補正パラメータをキーストン歪補正部15に設定することで投射画像のキーストン歪み補正を行なうことができる。
つまり、キーストン歪み補正手段としてのキーストン歪補正部15は、後述する投射レンズに関する各種情報に対応して設定された補正パラメータと画像投射装置の傾きに関する情報に従い、液晶パネル11に供給する画像信号に対してキーストン歪補正を行う。
これらの制御処理は、制御部3に接続されたメモリ内のプログラムに従って実行される。
次に光学系の流れに関係する構成を説明する。
図2において、高圧水銀ランプなどからなる光源10からの光が、光変調素子である液晶パネル11により変調され本体内蔵の投射レンズ12と,交換レンズ部100を通ってスクリーン200へ投射され表示される。
交換レンズ部100は、画像投射装置の本体と分離することが可能な構成で、広角、望遠、標準など複数のタイプの交換レンズである。
また、交換レンズ部100は、投射レンズであり不図示のズームやフォーカス機能を有する投射レンズ13と、メモリ9からなる。
異なる画角値(広角、望遠、標準など)、レンズシフト情報などの投射レンズ固有の情報を本体の交換レンズ検出部4から制御部3に通知する。
交換レンズ部100のメモリ9には、投射レンズの名称や、レンズ毎に異なる画角値(広角、望遠、標準など)や、光軸のシフト量、レンズ歪み等の光学特性等の投射レンズ情報が記憶されている。
不図示のズームレンズなどで画角値が変化する場合にもメモリ9内部の画角値やレンズシフト情報が正しい値に更新されるように構成されている。
制御部3は、必要な場合に、メモリ9内の各種パラメータを交換レンズ検出部を通じて取得することができる。
また、メモリ9は、本実施例では、交換レンズ部100内部に設けたが、各種情報が正しく本体に通知される構成であれば、スイッチ回路や通信手段でなどで参照可能とし、実際の情報記憶手段は本体メモリ1構成しても良い。
レンズシフト制御手段は、画像投射装置の本体にあり、制御部3内部のシフト制御手段18からの制御信号がシフト駆動部6に通知されモーター7を駆動することで実行される。更に、センサー8からの信号がシフト位置検出部5通知されシフト制御手段18にてレンズシフト位置情報が制御部3が認識する。
ここで、タテヨコキーストン調整用のキーストン補正パラメーターについて更に詳しく説明する。
キーストン補正パラメーターは、交換レンズ毎に、レンズシフト位置が基準位置に対して適切な調整ができるように予め作成し、設定される。
従来の問題でも説明したように、タテヨコキーストン用補正パラメータは、下記の情報に一対一で対応して適切な値が決まる。
1.レンズシフト位置(0%、50%など)
2.投射レンズの画角値(広角、望遠、標準など)
3.パネルアスペクト値(4:3、16:9など)
4.画像投射装置の設置傾き(上下方向、左右方向)
例えば、広角レンズの場合には、レンズシフト基準位置を0%に対応した、キーストン補正パラメーターを予め作成し、設定することでタテヨコキーストン調整が適切に実行できる。
また、望遠レンズの場合には、レンズシフト基準位置を0%に対応した、キーストン補正パラメーターを予め作成し、設定することでタテヨコキーストン調整が適切に実行できる。
また、標準レンズの場合には、レンズシフト基準位置を50%に対応した、キーストン補正パラメーターを予め作成し、設定することでタテヨコキーストン調整が適切に実行できる。
このように、交換レンズ毎に、レンズシフト位置が基準位置に対して適切な調整ができるように予め作成し、設定される。
このため、レンズシフトが対応する基準位置からずれた状態でタテヨコキーストン調整を実行すると、投射画像を幾何学変形する補正では対応できず、歪みが残ってしまう問題がある。
図3は、制御部3により行われるレンズシフト操作や、キーストン操作などいついて、全体の操作をするための処理を、フローチャートにして示している。
これらの制御処理は、制御部3に接続されたメモリ内のプログラムに従って実行される。スタートすると、ステップS31では、リモコン操作部1からの信号を制御部3が検出し、レンズシフト操作がされたか否かを判別する。
操作入力がされていない場合は、次のステップS33での処理へ分岐し、レンズシフト操作がされた場合は、ステップS32にてレンズシフト調整処理を実行する。
ステップS32では、画像投射装置の投射方向に対して、タテヨコの2方向のレンズシフト駆動処理が実行され終了すると、次のステップS33へ戻る。
ステップS33では、リモコン操作部1からの信号を制御部3が検出し、キーストン操作がされたか否かを判別する。
操作入力がされていない場合は、本ステップS31での処理に戻って繰り返し、操作入力がされた場合は、ステップS34に進む。
ステップS34では、画像投射装置の投射方向に対して、タテヨコの2方向のキーストンまたは、4コーナーのキーストン補正処理が実行され終了すると、本ステップS31での処理に戻って繰り返す。
上記フローチャートは、単純にリモコン操作などからレンズシフト操作要求があればレンズシフト調整を実行し、キーストン操作要求があればレンズシフト調整を実行するものである。
図4は、本発明の実施例1の画像投射装置のキーストン調整動作を示すフローチャートを示し、図3のステップS34のキーストン調整の詳細動作に対応する。
これらの制御処理は、制御部3に接続されたメモリ内のプログラムに従って実行される。図3のステップS34に対応するキーストン調整処理がスタートすると、ステップS41でレンズシフトが基準位置からずらされたか否かを判別する。
レンズシフトが基準位置の場合には、レンズシフトが基準位置の場合は、次のステップS42の処理へ分岐し、レンズシフトが基準位置でない場合には、ステップS46に分岐する。
ステップS42では、タテヨコキーストンまたは、4コーナーのキーストン調整のどちらも選択可能であることを示すメニューが表示される。
ステップS43では、リモコン操作部1からの信号を制御部3が検出し、タテヨコキーストン調整操作が選択されたか否かを判別する。
タテヨコキーストン調整が選択されていない場合は、次のステップS44での処理に進み、選択された場合は、ステップS49に進み、タテヨコキーストン調整を実行し、キーストン調整を完了する。
ステップS44では、リモコン操作部1からの信号を制御部3が検出し、4コーナーキーストン調整操作が選択されたか否かを判別する。
4コーナーキーストン調整が選択されていない場合は、キーストン調整を完了し、選択された場合は、ステップS45に進み、4コーナーキーストン調整を実行し、キーストン調整を完了する。
レンズシフトが基準位置でない場合には、次のステップS46へ進み、タテヨコキーストン調整は非表示とし選択不可能に設定し、4コーナーのキーストン調整のみが選択可能であることを示すメニューが表示される。
ステップS47では、リモコン操作部1からの信号を制御部3が検出し、4コーナーキーストン調整操作が選択されたか否かを判別する。
4コーナーキーストン調整が選択されていない場合は、キーストン調整を完了し、選択された場合は、ステップS48に進み、4コーナーキーストン調整を実行し、キーストン調整を完了する。
図4のフローチャートの動作は、レンズシフトが基準位置でない場合には、タテヨコキーストン調整を選択不可能とし、4コーナーキーストン調整のみを選択可能としている。
これは、タテヨコキーストン調整用の補正パラメーターがレンズシフトが基準位置に対して適切な調整ができるように作成し、設定されるためである。
このため、画像投射装置の使用者が、レンズシフトが基準位置でない場合に誤ってタテヨコキーストン調整を選択しキーストン歪み補正が不十分な状態に陥ることを防止できる。つまり、使用者の誤操作を未然に防ぐ効果がある。
[実施例2]
図1は本発明における実施例2の画像投射装置の主な構成を示す図であり、第一の実施例と構成は同じである。
実施例1では、レンズシフトが基準位置でない場合には、タテヨコキーストン調整を選択不可能としていたが、使用者が、タテヨコキーストン調整を選択しずらいと感じる可能性がある。
実施例2では、上記の点を更に改善した例で、タテヨコキーストン調整を選択した場合には自動的に、レンズシフトを基準位置に設定したものである。
図5は、本発明の実施例2の画像投射装置のキーストン調整動作を示すフローチャートを示し、図3のステップS34のキーストン調整の詳細動作に対応する。
これらの制御処理は、制御部3に接続されたメモリ内のプログラムに従って実行される。図3のステップS34に対応するキーストン調整処理がスタートすると、ステップS51では、タテヨコキーストンまたは、4コーナーのキーストン調整のどちらも選択可能であることを示すメニューが表示される。
ステップS52では、リモコン操作部1からの信号を制御部3が検出し、タテヨコキーストン調整操作が選択されたか否かを判別する。
タテヨコキーストン調整が選択されていない場合は、次のステップS53での処理に進み、選択された場合は、ステップS55に進む。
ステップS52では、リモコン操作部1からの信号を制御部3が検出し、タテヨコキーストン調整操作が選択されたか否かを判別する。
タテヨコキーストン調整が選択されていない場合は、次のステップS53での処理に進み、選択された場合は、ステップS55に進む。
ステップS44では、リモコン操作部1からの信号を制御部3が検出し、4コーナーキーストン調整操作が選択されたか否かを判別する。
4コーナーキーストン調整が選択されていない場合は、キーストン調整を完了し、選択された場合は、ステップS54に進み、4コーナーキーストン調整を実行し、キーストン調整を完了する。
ステップS55では、レンズシフトが基準位置からずらされたか否かを判別する。レンズシフトが基準位置の場合は、次のステップS57のタテヨコキーストン調整を実行しキーストン調整を完了する。
レンズシフトが基準位置でない場合には、ステップS56に分岐する。ステップS56では、現在使用している投射レンズのキーストン情報を取得し補正パラメーターを設定し、レンズシフト位置が基準位置に戻る処理を自動的に実行し終了後、ステップS57のタテヨコキーストン調整を実行し完了する。
ステップS56で、現在使用している投射レンズのキーストン情報を取得し補正パラメーターを設定するため、投射レンズが交換された場合であっても、タテヨコキーストン調整が適切に実行できる。
図5のフローチャートの動作は、レンズシフトが基準位置でない場合には、レンズシフトを自動的に基準位置に移動してから、タテヨコキーストン調整を実行させている。
このような動作が必要な理由は、タテヨコキーストン調整用の補正パラメーターがレンズシフト基準位置に対して適切な調整ができるように作成し、設定されるためである。
このため、画像投射装置の使用者が、レンズシフトが基準位置でない場合に誤ってタテヨコキーストン調整を選択しキーストン歪み補正が不十分な状態に陥ることを防止できる。つまり、使用者の誤操作を未然に防ぐ効果がある。
更に、ステップS56で、現在使用している投射レンズのキーストン情報を取得し補正パラメーターを設定するため、投射レンズが交換された場合であっても、タテヨコキーストン調整が適切に実行できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について各々説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施例では、交換レンズの場合について説明したが、投射レンズと本体が一体としても良い。
また、上記実施例では、メモリ9の中に、投射レンズの名称や、レンズ毎に異なる画角値(広角、望遠、標準など)、またはズーム値、光軸のシフト量、レンズ歪み等の光学特性等の投射レンズ情報が記憶されていると説明した。
しかし、メモリ9には、他のメモリに記憶されている補正パラメータを参照するためのアドレス等の情報が記憶されているものとしても良い。
また、上記実施例ではメモリを物理的に複数箇所に分ける場合について説明した。しかし、メモリは画像投射装置、交換レンズ、或は外部のコンピュータ等のアクセス可能な場所に持ち、論理的に分けて記憶手段として用いる構成としても良い。
また、上記実施例では補正パラメータをキーストン補正部15に設定する場合について説明した。しかし、キーストン補正部15に設定する補正パラメータは、補正パラメータの実体が記憶されているメモリを参照するためのアドレス等の情報であっても良い。
また、上記実施例では幾何学歪み補正としてキーストン補正を行う場合について説明した。しかし、幾何学歪み補正としては、レンズディストーションの補正等、キーストン歪み補正以外の幾何学歪み補正を行う構成としても良い。
また、上記実施例では、傾きが変化する度にキーストン補正部15に補正パラメータを設定する場合について説明した。
しかし、補正パラメータはレンズが交換されたときだけ設定し、傾きのみが変化した場合は角度情報のみをキーストン補正部15に設定する構成としても良い。
また、上記実施例では、キーストン補正部15に設定を行うタイミングを操作部1によるリモコンなどの操作入力によるものとする場合について説明した。
しかし、このタイミングはレンズ交換を検知した場合や時間経過等のその他のタイミングによるものとしても良い。
1 操作部
2 メモリ
3 制御部
4 メモリ
5 シフト位置検出部
6 シフト駆動部
7 レンズシフトモーター
8 センサー
9 メモリ
10 光源
11 液晶パネル
12 投射レンズ
13 投射レンズ
14 入力信号処理部
15 キーストン歪補正部
16 OSD付加手段
17 液晶パネルドライブ
18 シフト制御手段
19 CPU
20 映像入力
200 スクリーン

Claims (5)

  1. 投射画像に対して幾何学歪補正を行う歪補正手段と、
    前記歪補正手段で補正を行うための補正パラメータを設定する設定手段と、
    投射方向に対し鉛直の2方向に対して補正パラメータを設定する補正手段と、
    投射レンズを交換するレンズ交換手段と、
    投射方向を可変する投射レンズシフト手段と、
    前記シフト手段の位置検出手段とを有する画像投射装置であって、
    前記交換レンズ毎に予め決められた投射レンズシフト基準位置を有し、
    前記投射レンズシフト基準位置に対して前記第一の補正手段の補正パラメーターを設定する手段と、
    前記投射レンズシフト基準位置が所定の範囲と一致しない場合には前記補正手段による歪補正を選択不可能とすることを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記補正手段よる歪補正を選択した場合には投射レンズシフト基準位置へ移動する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像投射装置。
  3. 前記投射レンズは交換不可能な一体構成となっていることを特徴とする請求項1記載の画像投射装置。
  4. 前記歪補正の選択手段は前記投射画像にオンスクリーンディスプレイメニューを多重表示する手段を用いることを特徴とする請求項1記載の画像投射装置。
  5. 前記補正手段による歪補正は、投射方向に対し鉛直に上下方向、または左右の2方向であることを特徴とする請求項1記載の画像投射装置。
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