JP2015145086A - ポリエステルフィルムロール - Google Patents

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Toshiharu Watanabe
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Abstract

【課題】 基材フィルムロールの加工引出し時にフィルムが突然蛇行することなく加工できる、加工安定性に優れた二軸延伸ポリエステルフィルムロールを提供する。
【解決手段】 フィルム幅が1000mm以上の二軸延伸ポリエステルフィルムをコアに巻き取ってなるフィルムロールであり、下記式(1)で定義される幅方向のパロテスター硬度パターン指数(PSI)の値が0.08以下であり、フィルム主配向軸とフィルム長さ方向の角度(θ3)が30〜70°であることを特徴とするポリエステルフィルムロール。
PSI=|Ps|×100÷FT …(1)
(上記式中、|Ps|は、ロール幅方向に等間隔で30箇所の測定点にて、PAROtester2(スイス・プロセク社製)と付属のインパクト装置D形を用いて硬度(L値)を測定し、幅方向長さ(mm)に対する硬度(L値)の線形回帰直線を作成したときの傾きの絶対値であり、FTはフィルム厚さ(μm)である)
【選択図】 なし

Description

本発明は、二軸延伸ポリエステルフィルムの表面に機能性塗布コート層加工を行うときにフィルムロールを巻出し直後にフィルムが突然に蛇行することなく加工できる、加工安定性に優れたポリエステルフィルムロールに関するものである。
二軸延伸ポリエステルフィルムは、ガスバリア性や寸法安定性に優れているため、各種用途に使用されている。多くの場合、フィルムの少なくとも片面に機能性塗布コート層や蒸着加工などの表面処理加工がなされる。
最近は、フィルム生産効率を上げるために、広い幅のフィルムを製膜し、マスターロールに巻きつけたロールから複数の製品をスリットしたフィルムロールが増えている。また加工効率を上げるため使用する基材フィルム幅が広くなり、加工速度も上がる傾向にあり、基材フィルムロールの加工引出し時にフィルムが突然蛇行する問題が発生してきている。
従来、加工時のフィルム蛇行を防止するため、例えば特許文献1では、フィルム両端の100℃TMA伸び差を規定したフィルムを用いているが、基材フィルムロールの引出し時の蛇行を防止することはできない。
また、特許文献2には、蛇行を抑制するため部分的に帯電させたシートが記載されているが、帯電箇所で塗布加工時に塗布欠陥が発生する問題がある。
さらに特許文献3では、フィルム両端部にフィルム長さ方向に帯状の突起付与処理を行ったフィルムロールが提案されているが、突起付与処理による突起部の削れ粉異物発生が問題になる。
特開平07−178810号公報 特開2009−132507号公報 特開2010−221620号公報
本発明は、上記実状に鑑みなされたものであって、その解決課題は、基材フィルムロールの加工引出し時にフィルムが突然蛇行することなく加工できる、加工安定性に優れた二軸延伸ポリエステルフィルムロールを提供することにある。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定の構成を有する二軸延伸ポリエステルフィルムロールによれば、上記課題を容易に解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、フィルム幅が1000mm以上の二軸延伸ポリエステルフィルムをコアに巻き取ってなるフィルムロールであり、下記式(1)で定義される幅方向のパロテスター硬度パターン指数(PSI)の値が0.08以下であり、フィルム主配向軸とフィルム長さ方向の角度(θ3)が30〜70°であることを特徴とするポリエステルフィルムロールに存する。
PSI=|Ps|×100÷FT …(1)
(上記式中、|Ps|は、ロール幅方向に等間隔で30箇所の測定点にて、PAROtester2(スイス・プロセク社製)と付属のインパクト装置D形を用いて硬度(L値)を測定し、幅方向長さ(mm)に対する硬度(L値)の線形回帰直線を作成したときの傾きの絶対値であり、FTはフィルム厚さ(μm)である)
本発明によれば、加工引出し時にフィルムが突然蛇行することなく、加工安定性に優れた二軸延伸ポリエステルフィルムロールを提供することができ、本発明の工業的価値は高い。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムロール(以下、単にフィルムロールと記載することがある)のフィルムに用いるポリエステルは、芳香族ジカルボン酸と脂肪族グルコースとを重縮合させて得られるものである。芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などが挙げられ、脂肪族グルコースとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。代表的なポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンカルボキシレート(PEN)等が例示される。これらの中でもPETは物性とコストのバランスが良好であり、最も良く用いられるポリエステルである。またポリエステルには酸化ケイ素や炭酸カルシウムに代表される無機粒子や有機粒子を含有していてもよい。
本発明のフィルムロールのフィルム幅は1000mm以上である。1000mm未満のフィルムでは、加工引出し時の蛇行発生は起こりにくいので、本発明の対象外である。フィルム加工引出時の突然の蛇行はロールフィルム間に存在する空気の偏在が原因であると考えられる。フィルム幅が広いとフィルム間の空気が逃げにくくなり、加工時の環境温度が高いとその空気圧力が増大する。そしてフィルム引出時に空気が逃げる時に部分的にフィルム間の摩擦抵抗が極端に下がるため、フィルムが蛇行する。加工スピードが大きいほど蛇行の程度は大きくなる。
本発明のフィルムロールのパロテスター硬度パターン指数(PSI)は0.08以下であり、好ましくは0.06以下、さらに好ましくは0.05以下である。パロテスター硬度パターン指数(PSI)が0.08より大きいとロール幅方向でフィルム間空気の偏在の程度が大きくなり加工時フィルムが蛇行する危険性が高くなる。
本発明のフィルムロールのフィルムのフィルム主配向軸とフィルム長さ方向の角度(θ3)は30〜70°であり、好ましくは40〜60°である。逐次2軸延伸で製膜されるフィルムは、製膜フィルム幅の中心位置では、主配向の方向はフィルム長さ方向と90°であるが、両端方向に向かうにつれてθ3は小さくなる。蛇行は端側で採取されたフィルムロールで発生しやすく、θ3で30〜70°である。また端側で採取されたフィルムは、製膜時に発生するタルミ値も大きくなる傾向にある。
本発明のフィルムロールのゴム硬度は、特に限定しないが、通常82〜97である。ゴム硬度が82未満では、輸送時の偶発的な衝撃によりロールにズレが発生しやすくなる傾向がある。またゴム硬度が97を超えると、ブロッキングが発生しやすくなる傾向がある。
本発明のフィルムロールのロール径は、特に限定しないが、通常200〜1000mmである。200mm未満では、加工に適したフィルム長さが得られない場合がある、一方1000mmを超えるとロールの重量が1.5トンを超えるため加工時の取り扱いが困難となることがある。
本発明のフィルムロールのフィルムのロール法タルミ値は、特に限定しないが、通常20mm以下、好ましくは15mm以下、さらに好ましくは11mm以下である。ロール法タルミ値が20mmを超えると、フィルム幅方向でフィルム間空気の偏在の程度が大きくなることがあり、またフィルム両端での長さに差が生じるため蛇行原因となることがある。
本発明のフィルムロールの幅方向のフィルム厚さ振れ(Rv)は、特に限定しないが、フィルム厚さの通常4%以下、好ましくは3%以下、さらに好ましくは2%以下である。厚さ振れ(Rv)がフィルム厚さの4%を超えると、幅方向のフィルム間空気分布が不均一となり蛇行を発生させる原因となることがある。
本発明のフィルムロールのフィルムの表面粗さ(Ra)は、特に限定しないが、通常5nm以上、好ましくは7nm以上である。5nm未満ではブロッキングを起こしフィルムの巻き上げが困難になることがある、またフィルムロール外観品質に悪影響を与えることがある。
本発明のフィルムロール端面角部での盛り上がりの高さは、特に限定しないが、通常0.3mm以下、好ましくは0.2mm以下さらに好ましくは0.1mm以下である。ロール端面の角部での盛り上がりの高さが0.3mmを超えると、塗布加工時にコート層にムラが発生しやすい傾向がある。
次に本発明のフィルムロールの製造方法を具体的に説明するが、本発明の構成要件を満足する限り、以下の例示に特に限定されるものではない。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムロールのフィルムの製造は、あらかじめ乾燥し適切に配合されたポリエステルチップを押出機に供給し、ポリエステルの融点以上の温度に加熱して溶融させる。次いで、溶融ポリマーをギヤポンプとフィルターを介してダイから溶融シートとして押出す。続いて、溶融シートを回転冷却ドラム上でガラス転位温度未満にまで急冷し、非晶質の未延伸フィルムを得る。このとき、未延伸フィルムの平面性を向上させるために、静電印加密着法や液体塗布密着法等によって、未延伸フィルムと回転冷却ドラムとの密着性を向上させてもよい。そして、ロール延伸機を用いて、未延伸フィルムをその長手方向に延伸(縦延伸)することにより一軸延伸フィルムを得る。このときの延伸温度は、原料レジンのガラス転移温度(Tg)のマイナス10℃からプラス40℃の温度範囲で延伸する。また、延伸倍率は、好ましくは1.5〜6.0倍、さらに好ましくは2.0〜5.0倍である。さらに、縦延伸を一段階のみで行ってもよいし、二段階以上に分けて行ってもよい。
その後テンターに導きテンター延伸機を用いて、一軸延伸フィルムをその幅方向に延伸(横延伸)することにより二軸延伸フィルムを得る。このときの延伸温度は、原料レジンのガラス転移温度(Tg)からプラス50℃の温度範囲で延伸する。また、延伸倍率は、好ましくは2.5〜6.0倍、さらに好ましくは3.0〜5.0倍である。さらに、横延伸を一段階のみで行ってもよいし、二段以上に分けて行ってもよい。そして二軸延伸フィルムを熱処理することによりフィルムが製造される。このときの熱処理温度は、原料に用いるポリエステルの融点をTmとすると、Tm−6〜Tm−100℃である。また熱固定の時間は1.5〜10秒である。また二軸延伸フィルムを熱処理するときには、二軸延伸フィルムに対して1〜10%以内のフィルム幅方向の弛緩を熱処理ゾーンの最高温度付近で行い、さらに室温への冷却ゾーンで0.1〜2.0%フィルム幅を広げる幅出しを行うことが好ましい。また必要に応じて再縦、再横延伸を行ってもよい。
そして、得られた二軸延伸フィルムはマスターロールに巻き取られる。マスターロールに巻きあげられた二軸延伸フィルムはスリッター機で所定のフィルム幅と長さでスリットされる。またスリット時のフィルムテンション及びコンタクトロールへの接触圧力を制御して所定の硬度のフィルムロールを得る。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例および本発明で用いた測定法および用語の定義は次のとおりである。
(1)フィルム厚さ
フィルムロール重量、幅、巻長さ、密度より次式を用いて算出する。ただし、密度は1.4g/mとして計算する。
フィルム厚さ(μm)=製品重量(kg)×10÷(実幅(mm)×実巻長さ(m)×密度(g/m))
(2)フィルム厚さ振れ(Rv)
安立電気社製連続厚み測定機にて、フィルムロール幅方向に測定し、フィルム最大厚さと最小厚さの差の3点平均値を厚さ振れとした。
(3)主配向軸とフィルム流れ方向のなす角度(θ3)
アタゴ製アッベ屈折率計を使用し、ヨウ化メチレンをマウントして、試料フィルムを測定面が下になるようにプリズムに密着させ、単色光ナトリウムD線(589nm)を光源として、主配向軸とフィルム長さ方向のなす角度を測定する。フィルムロール幅方向に等間隔に30点測定し平均値をθ3とした。
(4)パロテスター硬度パターン指数(PSI)
フィルムロール幅方向に等間隔30箇所の測定点にて、PAROtester2 (スイス・プロセク社)と付属のインパクト装置D形を用いて硬度(L値)を測定する。幅方向長さ(単位mm)に対して硬度(L値)をプロットして線形回帰直線を作成したとの傾きPSを求める。PSIはPSとフィルム厚さFTにより下記式(1)で定義される。
PSI=|Ps|×100÷FT …(1)
(5)ロール法タルミ値
フィルムロールからフィルムを巻き出して、間隔が1.5mで平行かつ水平に設置した2本のロールにフィルムの長手方向がまたがるように渡して架ける。2本のロール間のフィルムに0.39MPaの張力を均等に加えた時に幅方向のどちらか一方あるいは両方の端部か、または中央部が弛んで垂れ下がることがあり、この垂れ下りの長さを2本のロールの中央に設置した超音波式変位センサ(キーエンス社製 UD−500)を用いてフィルム幅方向に移動させて測定する。垂れ下がり長さの最大値をロール法タルミ値とする。
(6)フィルム走行性
5〜18℃の環境温度で1週間以上保管されたフィルムロールを25±3℃の環境温度の部屋に移動し24時間放置したあとにフィルムロールを引出し、ロール状に巻きあげたロール端面を観察する。
○:蛇行することなく、ロール端面が揃っている
△:端面が少し不揃いではあるが、急激に変化はしない
×:ロール端面が著しく不揃い
(原料の調整)
・ポリエステルa
テレフタル酸ジメチル100重量部とエチレングリコール60重量部とを出発原料とし、触媒として酢酸マグネシウム・四水塩0.09重量部を反応器にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応を終了させた。この反応混合物にエチルアシッドフォスフェート0.04部を添加した後、三酸化アンチモン0.04部を加えて、4時間重縮合反応を行った。すなわち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変化により、極限粘度0.63に相当する時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させ極限粘度は0.67のポリエステルaを得た。
・ポリエステルb
ポリエステルaの製造において、三酸化アンチモン0.04部を加えたのち、平均粒子径2.5μmの不定形シリカ粒子のエチレングリコールスラリーを、粒子のポリエステルに対する含有量が0.5重量%となるように添加し極限粘度0.65のポリエステルbを得た。
実施例1:
ポリエステルA層を形成するポリエステルaとポリエステルbとの比率(a/b)が80/20(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機(サブ)に供給し、ポリエステルB層を形成するポリエステルaを別のベント付き2軸押出機(メイン)に供給して溶融温度280℃で溶融したあと、各押出機からの溶融ポリマーをギヤポンプとフィルターを介してフィードブロックで合流させ、ダイを通してキャスティングドラムに引き取り2種3層の未延伸フィルムを得た。かくして得られた未延伸フィルムを縦延伸ロールに送り込み、まずフィルム温度85℃で3.5倍延伸した後、テンターに導き100℃で横方向に4.5倍延伸して二軸配向フィルムを得た。次いで、得られた二軸配向フィルムを熱固定ゾーンに導き、熱固定温度は240℃で、2.0%の弛緩を行い、さらに室温への冷却ゾーンで20mmの幅出しを行い、フィルム厚さ100μm、フィルム幅が6800mmのマスターロールを得た。次にスリッターでマスターロールよりフィルム幅1600mmのロールを4本同時に巻き取った。巻上げた4本のうちの製膜フィルム流れ方向左側より1番目の位置のロールである。
実施例2:
ポリエステルA層を形成するポリエステルaとポリエステルbとの比率(a/b)が50/50(重量比)の混合物をベント付き2軸押出機(サブ)に供給し、ポリエステルB層を形成するポリエステルaを別のベント付き2軸押出機(メイン)に供給して溶融温度280℃で溶融したあと、各押出機からの溶融ポリマーをギヤポンプとフィルターを介してフィードブロックで合流させ、ダイを通してキャスティングドラムに引き取り2種3層の未延伸フィルムを得た。かくして得られた未延伸フィルムを縦延伸ロールに送り込み、まずフィルム温度85℃で3.2倍延伸した後、テンターに導き100℃で横方向に4.5倍延伸して二軸配向フィルムを得た。次いで、得られた二軸配向フィルムを熱固定ゾーンに導き、熱固定温度は240℃で、5.0%の弛緩を行い、フィルム厚さ12μm、フィルム幅が8000mmのマスターロールを得た。次にスリッターでマスターロールよりフィルム幅1100mmのロールを7本同時に巻き取った。巻上げた7本のうちの製膜フィルム流れ方向左側より2番目の位置のロールである。
比較例1:
熱固定温度が230℃、弛緩率が4.0%、冷却ゾーンでの幅出しを実施しなかったほか実施例1と同じ。
比較例2:
実施例2において製膜フィルム流れ方向左側より1番目の位置のロールである。
Figure 2015145086
実施例1〜2においては、幅方向のパロテスター硬度パターン指数(PSI)の値が0.08以下であり、ロール幅方向でフィルム間空気の偏在の程度が小さく加工時フィルムが蛇行しにくい。一方、比較例1と2は、幅方向のパロテスター硬度パターン指数(PSI)の値が0.08を超え、ロール法タルミ値の値も大きく。加工時の巻出し時にフィルム蛇行が発生しやすい。
本発明のフィルムは、例えば、機能性塗布コート層の加工用二軸延伸ポリエステルフィルム基材として好適に利用することができる。

Claims (1)

  1. フィルム幅が1000mm以上の二軸延伸ポリエステルフィルムをコアに巻き取ってなるフィルムロールであり、下記式(1)で定義される幅方向のパロテスター硬度パターン指数(PSI)の値が0.08以下であり、フィルム主配向軸とフィルム長さ方向の角度(θ3)が30〜70°であることを特徴とするポリエステルフィルムロール。
    PSI=|Ps|×100÷FT …(1)
    (上記式中、|Ps|は、ロール幅方向に等間隔で30箇所の測定点にて、PAROtester2(スイス・プロセク社製)と付属のインパクト装置D形を用いて硬度(L値)を測定し、幅方向長さ(mm)に対する硬度(L値)の線形回帰直線を作成したときの傾きの絶対値であり、FTはフィルム厚さ(μm)である)
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