JP2015144877A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 吸引風を生成するための送風機を備えた電気掃除機本体2に対し、吸引風に含まれる分離された塵埃を集塵する集塵ケース5を備える集塵収容部と、上記吸引風に含まれる塵埃を捕集するためのフィルタ15とからなる取出し部10を、着脱可能に設ける。上記フィルタ15の上記吸引風に関する上流側の表面に付着した塵埃を、フィルタに振動を与えることによって離脱させるためのフィルタ除塵機構61とでフィルタ部を構成し、さらに、上記集塵ケース5の下部に、該集塵ケース下部を開閉する蓋9を設け、除塵機構61にて除去された塵埃を含め、集塵ケースに分離されて集塵された塵埃とともに排出可能にしている。
【選択図】 図4
Description
前記分離部にて分離された塵埃を収容する分離収容部と、
前記フィルタ除塵機構にて除塵された塵埃を前記分離収容部とは区分して収容する除塵収容部と、
前記フィルタ、分離収容部および除塵収容部を一体化し、前記本体部に対して着脱可能に設けられた取出し部と、を備える。
(構成)
図1〜図10を参照して、本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機について説明する。図1に示すように、この電気掃除機1は、サイクロン方式の電気掃除機であり、掃除機本体2とホース3とを備える。掃除機本体2には開閉可能な本体上蓋2aが設けられている。本体上蓋2aを開けた状態を図2に示す。図2ではホース3は取り外されている。図2に示すように、本体上蓋2aを開けることによって、掃除機本体2の内部に収められた取出し部10が露出する。特に、取出し部10の上側に設けられた取っ手11が露出する。取っ手11はその内部に収められた弾性体によって突出する向きすなわち上向きに付勢されており、本体上蓋2aが閉じられている状態では本体上蓋2aによって下に押し込まれているが、本体上蓋2aを開けることによって弾性体の力で上に向かって突出する。ユーザはこの取っ手11を持って掃除機本体2から取出し部10を引き抜くことができる。
回転体68が中心軸69の周りに回転することによって、フィルタ15の複数の山形状の頂部に対して振動生成突起68bが繰返し衝突することとなる。言い換えれば、振動生成突起68bがフィルタ15の表面を、円弧を描くようにひっかくこととなる。この円弧状のひっかき動作によって、フィルタ15に振動が発生する。フィルタ15に付着する塵埃はほとんどが上流側すなわち図9における背面側に付着している。そこで、フィルタ15の清掃を行なうためには、ユーザはフィルタ部6を持ってつまみ68aをつまんで回転体68を回転させればよい。こうすることで、フィルタ15に付着していた塵埃は、フィルタ15に生じた振動によりフィルタ15から離脱して落下する。ここで、フィルタ15のプリーツ形状を構成する複数の山形状の各々が、図9に示すように上下方向に延在する形となっていれば、フィルタ15から脱落した塵埃は他の山形状に遮られることなく円滑に落下できるため、特に好ましい。
なお、回転体68は完全な円形でなくてもよいが、図10に示すように回転軸としての中心軸69を中心とした円形の外周を有することが好ましい。円形の外周であれば回転体ケース67内での回転方向の姿勢を気にせずに安定して使用することができるからである。ここでいう「円形の外周」とは、厳密な意味での円形の外周のみならず、円形の外周に沿って歯を設けた構成も当然に含む。
本実施の形態における電気掃除機1は上述したほかにも好ましい形態を備えているので、これについて以下詳しく説明する。この電気掃除機1は、図2に示したように、送風機7を収納する本体部2rと、内部に塵埃を貯めるための塵埃収容部とを備える。ここでいう「本体部」とは掃除機本体2のことではなく、掃除機本体2から取出し部10を取り外した残りの部分のことである。すなわち、本体部2rは掃除機本体2の一部である。一方、サイクロン分離部4が塵埃収容部に該当する。この塵埃収容部は本体部2rに対して着脱可能となっている。図9に示すようにフィルタ15はフィルタ部6に含まれているので、フィルタ15は、塵埃収容部を本体部2rから取り出す際には塵埃収容部すなわちサイクロン分離部4とともに一体的な取出し部10として本体部2rから取り外される構造となっている。塵埃収容部を取り出した後の本体部2rを図11に示す。本体部2rには送風機7(図11では見えていない)が風を吸い込む開口部を覆うように格子71が設置されている。格子71の隙間にはネット(図示せず)が張られている。格子71の背後に送風機7が設置されている。格子71の一方の脇に樹脂製の部材70が設置されている。本実施の形態においては、部材70はフィルタ除塵機構61の一部である。
(フィルタ除塵機構)
図9、図10を再び参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるフィルタ除塵機構について説明する。本実施の形態におけるフィルタ除塵機構は、たとえば実施の形態1で説明したフィルタ除塵機構61である。すなわち、このフィルタ除塵機構61は、たとえば掃除機であれば図5に示すように掃除機本体2内に設置されて使用されるものであり、一定方向に気体を通過させることによって集塵するためのフィルタ15の下流側に設置されるためのフィルタ除塵機構である。このフィルタ除塵機構61は、図9に示したように、フィルタ15に対向するための面を有する回転体68と、支持部64とを備える。支持部64は、回転体68を、フィルタ15の通過方向に平行な回転軸としての中心軸69を中心に回動自在な状態でフィルタ15の下流側においてフィルタ15に近接するように支持するための支持部材である。図10に示すように、回転体68のフィルタ15に対向するための面68cには、回転体68の回動動作によってフィルタ15の表面を掻くための振動生成突起68bが設けられている。
本実施の形態におけるフィルタ除塵機構によれば、回転体の回動動作によって振動生成突起がフィルタの表面を掻き、フィルタを振動させるので、フィルタの全域にわたって従来より満遍なく振動を生成することができ、フィルタの全域について十分な除塵を行なうことができる。回転体の回動動作は、ユーザの手動によって行なわれるようにしてもよく、他の動く部分の動きに連動させてもよい。あるいは、回転体の回動動作は、モータなど何らかの駆動源から動力を得て行なってもよい。本実施の形態におけるフィルタ除塵機構では、簡単な機構によってフィルタのほぼ全域にわたる除塵を実現することができる。
Claims (3)
- 吸引風を生成するための送風機と、
前記送風機を後方に収容し、前方に塵埃を含んだ空気流を流入するホースを接続する本体部と、
前記吸引風に含まれる塵埃を分離する分離部と、
前記分離部を出る吸引風に含まれる塵埃を捕集するためのフィルタと、
前記フィルタの前記吸引風の上流側に付着した塵埃を離脱させるためのフィルタ除塵機構と、
前記分離部にて分離された塵埃を下部に収容する分離収容部と、
前記フィルタ除塵機構にて除塵された塵埃を前記分離収容部とは区分して下部に収容する除塵収容部と、
前記フィルタ、分離収容部および除塵収容部を一体化し、前記本体部に対して着脱可能に設けられた取出し部を備え、
塵埃を分離した前記分離部を出る空気流を、前記取出し部に一体化された前記フィルタを通過させ前記送風機を収容した後方側に排気し、
前記取出し部を前記本体部から取出すことで、前記分離収容部および除塵収容部に集塵された塵埃を排出可能にしたことを特徴とする電気掃除機。 - 前記分離収容部および塵埃収容部の下端が開口され、該開口を覆う開閉可能な蓋部、
および前記蓋部を閉鎖状態にする係止部を備え、
前記係止部を解除することで、前記分離収容部および塵埃収容部に収容されたそれぞれの塵埃をともに排出可能にした請求項1記載の電気掃除機。 - 前記取出し部は、前記フィルタを通過する空気流の方向とは異なり前記本体部に対し上方向に取出し可能に設けられている請求項1または2に記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2015077666A JP2015144877A (ja) | 2015-04-06 | 2015-04-06 | 電気掃除機 |
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Family Applications (1)
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JP2015077666A Pending JP2015144877A (ja) | 2015-04-06 | 2015-04-06 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
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2015
- 2015-04-06 JP JP2015077666A patent/JP2015144877A/ja active Pending
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