JP2015144179A - 基板処理システム、基板処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

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誠司 永原
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豪介 白石
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孝介 吉原
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真一路 川上
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Abstract

【課題】EUV光を用いたフォトリソグラフィー処理においても、スループットの低下を抑制しつつ、基板上に微細なパターンを好適に形成する。
【解決手段】レジスト塗布処理、現像処理、熱処理等の処理を行う処理ステーション11と、EUV光によってウェハWのレジスト膜にパターンの露光を行う露光装置15との間に、パターンのEUV露光が行なわれた後のウェハW上のレジスト膜に対して、UV光によるポスト露光を行う光照射装置102を有すポスト露光ステーション13と、制御部300を有している。制御部300は、ウェハ検査装置71の検査結果に基づいて、露光量または熱処理における加熱温度の少なくともいずれかを補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板の処理を行う基板処理システム、基板処理システムにおける基板の処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関するものである。
半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィー処理では、例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)等の基板上に、感光性被膜としてレジスト膜が形成され、その後レジスト膜に露光処理及び現像処理を施すことで、基板上に所定のレジストパターンが形成される。
ところで近年、半導体装置のさらなる高集積化に伴い、レジストパターンの微細化が求められている。レジストパターンの微細化を実現するために、既に、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザーを用いた露光処理が実用化されている。
このような露光処理に関し、最近では、より一層のパターンの微細化を実現するために、EUV(Extreme Ultraviolet;極端紫外)光を用いた露光処理が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−78744号公報
ところで、EUV光による露光装置は非常に高価であるため、製造コスト低減の観点からは、ウェハ一枚当たりの露光装置での露光時間を削減することが好ましい。しかしながら、ArFレーザー等に比べてEUV光はそのエネルギーが弱いため、EUV露光を採用すると露光する時間が長くなってしまう。その結果スループットが落ちることにより生産性が低下してしまうと共に製造コストが増加してしまう。また、これを補うべくレジスト膜の感度を高くするのにも限界がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、EUV光を用いたフォトリソグラフィー処理においても、スループットの低下を抑制しつつ、基板上に微細なパターンを好適に形成することを目的としている。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板を処理する基板処理システムであって、基板に現像処理及び加熱処理を行う複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、前記基板処理システムの外部に設けられて基板上のレジスト膜にパターンの露光を行う露光装置と、前記基板処理システムの間で、基板を受け渡すインターフェイスステーションと、前記パターンの露光が行なわれた後の基板上のレジスト膜に対して、UV光によるポスト露光を行う光照射装置と、前記光照射装置によってポスト露光され、その後現像処理された基板を検査する検査装置と、前記検査装置での基板の検査結果に基づいて、前記処理ステーションでの基板の加熱処理における加熱温度、前記露光装置でのフォーカス若しくは露光量、前記光照射装置での露光量、又は前記光照射装置で用いるUV光の波長のうち、少なくともいずれかを補正する制御部と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、まずパターン露光が行なわれた後の基板上のレジスト膜に対して、UV光によるポスト露光を行う光照射装置を備えているので、例えばパターン露光にエネルギーが弱いEUV光を用いた場合であっても、当該パターンの露光の後に、UV光の照射によって補助的にエネルギーを投入して、レジスト膜中の酸発生剤を分解して酸を発生させたり、ラジカル成分の発生を促進させることができる。したがって、EUV露光単独で露光処理を行うのに比べ露光時間を短縮でき、スループットの低下を抑制しつつ、EUV露光を採用して微細なパターンを形成できる。しかも現像処理された基板の検査結果に基づいて、加熱温度や露光量、光照射装置で用いるUV光の波長などを補正するので、より精度よく微細なパターンを形成できる。
複数の基板を一時的に収容する基板載置部と、前記処理ステーション内の各処理装置と前記基板載置部との間で基板を搬送する基板搬送機構と、を有し、前記制御部は、前記基板載置部での収容時間を調整することで、前記露光装置での露光の終了から前記処理ステーションでの加熱処理の開始までの時間を、複数の基板相互間で一定にするように、前記基板搬送機構を制御してもよい。
前記光照射装置は、基板の直径より短い複数の光源を、基板の基板の一端側から基板の他端側に向けて基板の直径以上の長さにわたって直線上に並べて設けられた光照射部と、前記光照射部と基板を、前記光照射部と直交する方向に相対的に移動させる移動機構と、を有していてもよい。
前記光照射装置は、前記インターフェイスステーションと前記露光装置との間に設けられていてもよい。
前記露光装置は、EUV光により基板上のレジスト膜にパターンの露光を行ってもよい。
別の観点による本発明は、基板を処理する基板処理システムにおける基板処理方法であって、前記基板処理システムは、基板に現像処理及び加熱処理を行う複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、前記基板処理システムの外部に設けられて基板上のレジスト膜にパターンの露光を行う露光装置と、前記基板処理システムの間で、基板を受け渡すインターフェイスステーションと、前記露光装置でパターンの露光が行なわれた後の基板上のレジスト膜に対して、UV光によるポスト露光を行う光照射装置と、前記光照射装置によってポスト露光され、その後現像処理された基板を検査する検査装置と、を有し、前記基板処理方法は、前記露光装置で基板上のレジスト膜にパターンの露光を行い、前記光照射装置で基板上の露光後のレジスト膜に対してポスト露光を行い、前記処理ステーションでポスト露光後の基板に対して加熱処理と現像処理を行い、前記検査装置での基板の検査を行い、当該検査結果に基づいて、前記処理ステーションでの基板の加熱処理における加熱温度、前記露光装置でのフォーカス若しくは露光量、前記光照射装置での露光量、又は前記光照射装置で用いるUV光の波長のうち、少なくともいずれかを補正することを特徴としている。
前記基板処理システムは、複数の基板を一時的に収容する基板載置部と、前記処理ステーション内の各処理装置と前記基板載置部との間で基板を搬送する基板搬送機構と、を有し、前記基板載置部での収容時間を調整することで、前記露光装置での露光の終了から前記処理ステーションでの加熱処理の開始までの時間を、複数の基板相互間で一定にしてもよい。
前記光照射装置は、基板の直径より短い複数の光源を、基板の基板の一端側から基板の他端側に向けて基板の直径以上の長さにわたって直線上に並べて設けられた光照射部を有し、前記光照射部と基板を、前記光照射部と直交する方向に相対的に移動させることによりポスト露光を行ってもよい。
前記露光装置でのパターン露光は、EUV光により行ってもよい。
また、別の観点による本発明は、レジスト膜が形成された基板を処理する基板処理方法であって、基板上のレジスト膜にパターンの露光を行う露光工程と、前記パターンの露光が行なわれた後の基板上のレジスト膜に対して、UV光によるポスト露光を行うポスト露光工程と、ポスト露光後の基板に対して加熱処理を行う加熱処理工程と、加熱処理後のレジスト膜を現像して基板上にレジストパターンを形成する現像処理工程と、現像処理後の基板上のレジストパターンを検査する検査工程と、を有し、前記基板の検査結果に基づいて、前記加熱処理工程における基板の加熱温度、前記露光工程におけるフォーカス若しくは露光量、前記ポスト露光工程での露光量、又は前記光照射装置で用いるUV光の波長のうち、少なくともいずれかを補正することを特徴としている。
前記露光工程では、EUV光によりパターンの露光が行われてもよい。
別の観点による本発明は、前記基板処理方法を基板処理システムによって実行させるために、当該基板処理システムを制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
また別の観点による本発明は、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、EUV光を用いたフォトリソグラフィー処理においても、スループットの低下を抑制しつつ、基板上に微細なパターンを好適に形成することができる。
本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの構成の概略を模式的に示した平面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの構成の概略を模式的に示した正面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの構成の概略を模式的に示した背面図である。 図1の塗布現像処理システムで用いた光照射装置の構成の概略を模式的に示した側面図である。 図1の塗布現像処理システムで用いた光照射装置の構成の概略を模式的に示した平面図である。 サイドウォールアングルについての説明図である。 露光処理から露光後ベークまでのタイムチャートである。 露光処理から露光後ベークまでのタイムチャートである。 他の実施の形態にかかる光照射装置の構成の概略を模式的に示した平面図である。 他の実施の形態にかかる塗布現像処理システムの構成の概略を模式的に示した平面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる基板処理システムとしての塗布現像処理システム1の構成の概略を模式的に示す説明図である。図2及び図3は、各々塗布現像処理システム1の内部構成の概略を模式的に示す、正面図と背面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように複数枚のウェハWを収容したカセットCが搬入出されるカセットステーション10と、ウェハWに所定の処理を施す複数の各種処理装置を備えた処理ステーション11と、処理ステーション11に隣接して設けられたインターフェイスステーション12、パターン露光後のウェハに対してポスト露光を行うポスト露光ステーション13、ポスト露光ステーション13に接続されたインターフェイスステーション14を有している。塗布現像処理システム1のインターフェイスステーション14のY方向正方向側には、ウェハWに対してパターンの露光を行う露光装置15が隣接して設けられている。インターフェイスステーション14は、露光装置15との間でウェハWの受け渡しを行う。露光装置15には、レジスト形成後のウェハWに対して、EUV光によってパターンの露光を行う露光ステージ15aが設けられている。
カセットステーション10には、カセット載置台20上に複数配置された、カセットCを載置する複数のカセット載置板21と、X方向に延びる搬送路22上を移動自在なウェハ搬送装置23が設けられている。ウェハ搬送装置23は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板21上のカセットCと、後述する処理ステーション11の受け渡しブロックG3の受け渡し装置との間でウェハWを搬送できる。
処理ステーション11には、各種装置を備えた複数の、例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。例えば第1のブロックG1には、図2に示すように複数の液処理装置、例えばウェハWのレジスト膜の下層に反射防止膜(以下「下部反射防止膜」という)を形成する下部反射防止膜形成装置30、ウェハWにレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布装置31、ウェハWのレジスト膜の上層に反射防止膜(以下「上部反射防止膜」という)を形成する上部反射防止膜形成装置32、ウェハWを現像処理する現像処理装置33が、下から順に例えば4段に重ねられている。
これら第1のブロックG1の各装置30〜33は、処理時にウェハWを収容する複数のカップF、例えば4台のカップFを有し、複数のウェハWを並行して処理することができる。
例えば第2のブロックG2には、図3に示すようにウェハWの熱処理を行う熱処理装置40や、ウェハWを疎水化処理する疎水化処理装置としてのアドヒージョン装置41、ウェハWの外周部を露光する周辺露光装置42が上下方向と水平方向に並べて設けられている。熱処理装置40は、ウェハWを載置して加熱する熱板と、ウェハWを載置して冷却する冷却板を有し、加熱処理と冷却処理の両方を行うことができる。
受け渡しブロックG3には、複数の受け渡し装置50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。受け渡しブロックG4には、複数の受け渡し装置60、61、62が下から順に設けられている。
図1に示すように受け渡しブロックG3のY方向正方向側の隣には、ウェハ搬送機構70が設けられている。ウェハ搬送機構70は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送機構70のX方向正方向側及び負方向側には、ウェハ検査装置71、72がウェハ搬送機構70を挟んで設けられている。
ウェハ搬送機構70のY方向正方向側には複数のウェハWを一時的に収容するウェハ載置部73、74が設けられている。ウェハ載置部73は第2のブロックG2寄りに、ウェハ載置部74は第1のブロックG1寄りに配置されている。そして、ウェハ搬送機構70は、ウェハWを支持した状態で上下に移動して、受け渡しブロックG3内の各受け渡し装置、ウェハ検査装置71、72及びウェハ載置部73、74との間でウェハWを搬送できる。なお、本実施の形態におけるウェハ検査装置71は、例えばウェハWに形成されたパターンの線幅及やサイドウォールアングルなどを測定するものである。ウェハ検査装置72は、例えば既に形成されているパターンとその後に露光されるパターンとのオーバレイ誤差を測定するものである。
図1に示すように第1のブロックG1と第2のブロックG2との間の領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、ウェハ搬送機構80が複数配置されている。ウェハ搬送機構80は、例えばY方向、X方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送機構80は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2並びにインターフェイスステーション12にある受け渡しブロックG4内の所定の受け渡し装置及びウェハ載置部73、74に対してウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション12には、前記したように、受け渡し装置60、61、62を有する受け渡しブロックG4と、これら複数の受け渡し装置60、61、62に対して、ウェハWを搬入出可能なウェハ搬送機構90が設けられている。ウェハ搬送機構90は、例えばX方向、Y方向、θ方向及び上下方向に移動自在なアームを有している。
ポスト露光ステーション13には、インターフェイスステーション12のウェハ搬送機構90がアクセス可能な位置に、ロードロック室100が設けられている。そしてこのポスト露光ステーション13内において、ロードロック室100とアクセス可能な位置にウェハ搬送機構101が設けられている。また、さらにウェハ搬送機構101がアクセス可能な位置には、パターン露光後のウェハに対してUV光を照射してポスト露光を行う装置としての、光照射装置102と、ウェハWを一時的に収容するウェハ載置部103(バッファ)が設けられている。
光照射装置102は、たとえば図4及び図5に示すように、ウェハWを載置する載置台104と、載置台104上のウェハWに対して所定の波長のUV光を照射する光照射部105とを有している。本実施の形態における光照射部105は、ウェハW上に形成されたレジスト膜Rの全面に対して一括して露光するいわゆる一括露光タイプの装置として構成されている。光照射部105は、例えばウェハWの直径よりも長い直管形状の光源106を複数有している。各光源106は、例えばウェハWの上面の全面を覆うように隙間なく並べて配置されている。各光源106からは、UV光がウェハWに向けて照射される。UV光の波長は、たとえば220〜370nmであり、使用するレジストの感度に合せて種々の波長帯、例えば222nm、248nm又は254nmが用いられる。なお、光照射部105は、例えばライン状の光源を採用して、ウェハWまたは当該光源の少なくとも一方を移動させたり回転させたりして、ウェハW上をUV光が走査する構成であってもよく、ウェハWの上面の全面に対して均一にUV光を照射できるものであれば、本実施の形態の内容に限定されるものではない。また、光照射部105としては、露光装置15におけるパターン露光のショットサイズにに対応して、1ショットずつUV光を照射してポスト露光する構成の光照射装置を採用してもよい。
ポスト露光ステーション13は気密に構成され、図示しない減圧装置によって、所定の減圧度、例えば10−4Pa〜10−7Paに減圧可能である。これにより、UV光照射中やポスト露光ステーション13内での移動において、空気中に微量に含まれるアミン成分や酸素に起因する、酸やラジカルの失活を抑制できる。また、ポスト露光ステーション13は気密に構成されているので、減圧に代えて、例えば窒素などの非酸化性のガスを封入することで、ポスト露光ステーション13内を低酸素雰囲気に保持するようにしてもよい。
ポスト露光ステーション13と接続されているインターフェイスステーション14も気密に構成されている。インターフェイスステーション14における、ポスト露光ステーション13のウェハ搬送機構101がアクセス可能な位置には、載置台等を有する受け渡し装置110が設けられている。受け渡し装置110の隣には、この受け渡し装置110のウェハWを、ロードロック室111との間で搬送するウェハ搬送機構112が設けられている。
インターフェイスステーション14のロードロック室111は、露光装置15と接続されている。ロードロック室111は、インターフェイスステーション14と露光装置15とを中継する。露光ステージ15aでは、たとえば波長が13.5nmのEUV光によって、ウェハW上のレジストに対してパターンの露光が行われる。かかる低波長の露光処理では、雰囲気中にガス分子があると、当該ガス分子により吸収されてエネルギーが減衰するため、露光装置15内は、図示しない減圧装置によって、所定の減圧度、例えば10−4Pa〜10−7Paに減圧されている。
以上の塗布現像処理システム1には、図1に示すように制御部300が設けられている。制御部300は、処理レシピに基づいて上述の各種処理装置や各ウェハ搬送機構などの駆動系の動作を制御する。また制御部300は、ウェハ検査装置71で測定されたパターンの線幅などの測定結果に基づいて、各種処理装置の設定値を補正するように制御を行う。
なお制御部300は、例えばCPUやメモリなどを備えたコンピュータにより構成され、例えばメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、塗布現像処理システム1における塗布処理を実現できる。なお、塗布現像処理システム1における塗布処理を実現するための各種プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどの記憶媒体Hに記憶されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部300にインストールされたものが用いられている。
次に制御部による各種処理装置の設定値の補正について説明する。ウェハ検査装置71での検査結果のうち、例えばパターンの線幅が許容値よりも太い場合は、レジスト膜Rに対する露光量(照射時間と照射出力との積)が小さいか、又は露光後に行われる熱処理装置40での加熱処理(露光後ベーク)における積算加熱量(加熱温度と加熱時間との積)が不足していることが原因として考えられる。その反対に、パターンの線幅が許容値よりも細い場合は、露光量が大きいか、露光後ベークにおける積算加熱量が過剰であると考えられる。したがって、ウェハ検査装置71での検査の結果、パターンの線幅が予め定められた許容値以上となった場合、ウェハ検査装置71の検査結果に基づいて、制御部300により、露光装置15若しくは光照射装置102でのレジスト膜Rへの露光量の補正値、又は熱処理装置40での露光後ベークにおける加熱温度若しくは加熱時間の補正値の少なくともいずれかが算出される。そして、算出された補正値は、当該補正値に係る装置にフィードバックされる。パターンの線幅の調整にあたっては、積算加熱量と露光量のいずれかのみを補正してもよいし、積算加熱量と露光量の双方を補正してもよい。積算加熱量の調整にあたっては、スループットの低下を抑制する観点から、加熱温度を調整することが好ましい。なお、上述のように、EUV光はエネルギーが低く、露光装置15で露光出力を増加させることで露光量を増加させることは困難であるため、露光装置15で露光量を増加させるには、必然的に露光時間を長くとる必要があり、スループットの低下を招いてしまう。そのため、パターンの線幅を露光量の補正により調整する場合は、露光装置15ではなく、露光出力の調整が容易な光照射装置102にフィードバックすることがより好ましい。
また、ウェハ検査装置71でのサイドウォールアングルの測定結果において、所定の角度と許容値以上の差がある場合は、露光装置15でのフォーカスが不十分であることが原因と考えられる。なお、サイドウォールアングルとは、例えば図6に示すように、ウェハWとパターンPの側壁とのなす角度θであり、通常は90度に設定されている。また、パターンPの線幅は、図6に示すような、パターンPの上面の幅Lである。
フォーカスの調整は、露光装置15による従来のパターン露光のみで行われる処理の場合は、パターンPの線幅の調整の場合とは異なり、露光装置15での露光の焦点距離を調整することによってのみ調整が可能である。したがって、ウェハ検査装置71での検査の結果、サイドウォールアングルが予め定められた許容値以上となった場合、ウェハ検査装置71の検査結果に基づいて、制御部300により、焦点距離の補正値が算出され、露光装置15にフィードバックされる。ただし、本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1は光照射装置102を有しているので、当該光照射装置102によってフォーカスの調整を行ってもい。具体的には、例えば光照射装置102の光照射部105に、図示しない波長フィルタ、回折格子、プリズム等を設けて所望の波長のUV光を取り出したり、分光可能な素子を用いて光照射装置102の光から所望の波長のUV光のみを取り出して、ポスト露光時の露光波長を調整するようにしてもよい。ポスト露光時の露光波長を調整することにより、レジスト膜の膜厚方向に対してUV光の到達深さが変化することを利用して、光照射装置102によってもフォーカスの調整を行うことができる。かかる場合も、ウェハ検査装置71の検査結果に基づいて、制御部300により、露光波長の補正値が算出され、光照射装置102にフィードバックされる。したがって、本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1では、露光装置15でフォーカスを調整することでサイドウォールアングルの調整を行ってもよいし、ポスト露光時の露光波長によりレジスト膜の膜厚方向に対してUV光の到達深さが変化するという特性を用いて、光照射装置102によって線幅とサイドウォールアングルの双方を調整するようにしてもよい。
なお、露光装置15でのパターン露光にEUV光を用いる場合、パターンの線幅を露光量の補正により調整する場合には、光照射装置102の露光出力を調整することが好ましいことを考慮すると、パターンの線幅の調整にあたっては光照射装置102と熱処理装置40にのみ補正値をフィードバックすることが好ましい。
次に、以上のように構成された塗布現像処理システム1で行われるウェハWの処理方法について、塗布現像処理システム1全体で行われるウェハ処理のプロセスと共に説明する。
ウェハWの処理にあたっては、先ず、複数枚のウェハWを収容したカセットCがカセットステーション10の所定のカセット載置板21に載置される。その後、ウェハ搬送装置23によりカセットC内の各ウェハWが順次取り出され、処理ステーション11の受け渡しブロックG3に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送機構70によって例えばウェハ載置部73に搬送される。次いでウェハWは、ウェハ搬送機構80によって第2のブロックG2の熱処理装置40に搬送され温度調節される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送機構80によって例えば第1のブロックG1の下部反射防止膜形成装置30に搬送され、ウェハW上に下部反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、第2のブロックG2の熱処理装置40に搬送され、加熱処理が行われる。
その後ウェハWは、第2のブロックG2のアドヒージョン装置41に搬送され、疎水化処理される。その後ウェハWは、ウェハ搬送機構80によってレジスト塗布装置31に搬送され、ウェハW上にレジスト膜が形成される。この場合、ウェハWに形成されるレジスト膜は、EUV露光用の、いわゆる光増感型のレジストである。その後ウェハWは、熱処理装置40に搬送されて、プリベーク処理される。
次にウェハWは、上部反射防止膜形成装置32に搬送され、ウェハW上に上部反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、熱処理装置40に搬送されて、加熱され、温度調節される。その後、ウェハWは、周辺露光装置42に搬送され、周辺露光処理される。
次にウェハWは受け渡しブロックG4に搬送され、インターフェイスステーション12のウェハ搬送機構90によって、ポスト露光ステーション13のロードロック室100へと搬送される。次いでウェハWは、ウェハ搬送機構101、インターフェイスステーション14のウェハ搬送機構112によって、ロードロック室111へと搬送され、その後露光装置15へと搬送される。露光装置15では、既述のように、露光ステージ15aによるEUV露光によって、ウェハWに対してパターンの露光がなされる。
パターンの露光が終了したウェハWは、ロードロック室111へと搬送され、その後インターフェイスステーション14、ポスト露光ステーション13と同じ減圧度にされた後、ウェハ搬送機構112によって受け渡し装置110へと搬送され、次いでウェハ搬送機構101によって、一旦ウェハ載置部103に収容される。ウェハ載置部103にウェハWを収容しておく時間は、例えば露光装置15での露光終了から、熱処理装置40での露光後ベーク処理の開始までの時間が一定になるように、制御部300によりウェハ搬送機構101の動作を制御することにより調整される。
具体的に、例えば同一ロットの複数のウェハWに対して、露光装置15でのパターン露光を連続的に行う場合を例にして説明する。UV光の照射によりレジスト膜R中に発生した酸濃度をウェハW毎に一定にすることが好ましい。そして本発明者らによれば、レジスト膜R中に発生した酸濃度を一定にするには、UV光によるポスト露光の終了から露光後ベーク開示までの時間を一定にすればよいことが確認されている。したがって、塗布現像処理システム1においても、ポスト露光の終了から露光後ベーク開始、即ち熱処理装置40への搬送までの時間を一定にすることが望まれる。
そして、図7に示されるように、塗布現像処理システム1のスループットを最大にする観点から、露光装置15でのパターン露光を連続的に行いつつ、ポスト露光から露光後ベーク開示までの時間L1を一定にするようにすると、例えば図6の「B」に示される時間だけ、ウェハ載置部103にウェハWを一時的に待機させるようにウェハ搬送機構101の動作を制御することが考えられる。具体的には、同一ロットの1番目のウェハ(図6の「ウェハ1」)に続くウェハ2以降において、ポスト露光を開示する前に、ウェハ載置部103に待機させる時間Bを調整する。これにより、ポスト露光から露光後ベーク開示までの時間L1を一定にすることができる。
なお、レジスト膜R中に発生した酸濃度を一定にするという観点からは、露光装置15でのEUV光によるパターン露光からポスト露光までの時間L2についても一定にすることが好ましいが、時間L1のみを一定にするように制御すると、塗布現像処理システム1内のウェハWの搬送状況等により、ウェハ載置部103に待機させる時間Bにばらつきが生じるため、時間L2が一定にならない場合がある。かかる場合、例えば図8に示すように、同一ロットの1番目のウェハ1の時点において、予め所定の時間B1だけウェハ載置部103に待機させ、ウェハ2以降の後続のウェハについても同様に時間B1だけウェハ載置部103に待機させるようにしてもよい。こうするとこで、全てのウェハWについて、時間L1及び時間L2を一定にし、レジスト膜R中に発生した酸濃度にばらつきをさらに抑えることができる。
そして光照射装置102では、EUV光によってパターンの露光が終了したウェハWに対して、所定波長のUV光によって、一括露光がなされる。これによって、ウェハW上に、現像処理前の最終のレジストパターンが形成される。
その後ウェハWは、ウェハ搬送機構80によって熱処理装置40に搬送され、露光後ベーク処理される。その後ウェハWは、たとえば現像処理装置33に搬送されて現像処理される。現像処理終了後、ウェハWは、熱処理装置40に搬送され、ポストベーク処理される。
その後ウェハWは、ウェハ載置部73、74に搬送される。次いでウェハWはウェハ搬送機構70によってウェハ検査装置71、72に搬送される。ウェハ検査装置71では、例えば最終パターンの線幅が測定され、測定結果は、制御部300に出力される。またウェハ検査装置72に搬送されたウェハWに対しては、オーバレイ誤差の測定が行われ、測定結果は制御部300に出力される。そして、制御部300では、例えばウェハ検査装置71における測定結果に基づき、必要に応じて露光装置15、光照射装置102及び熱処理装置40へ補正値がフィードバックされる。これにより、例えば同一ロットの他のウェハについては補正値がフィードバックされた設定値により処理が行われ、より精度の高いパターン形成が行われる。
以上の実施の形態によれば、EUV光によって微細なパターンの露光がなされたウェハWは、その後ポスト露光ステーション13の光照射装置102によるUV光によって、一括露光がなされるので、微弱なエネルギーによるパターン露光処理が、いわば光増感されて、解像度が高く、しかもコントラストが向上した現像処理前のレジストパターンがウェハW上に形成される。したがって、露光装置15におけるEUV光による露光を補助することが可能であり、露光装置15の露光処理部によるEUVの露光時間、露光エネルギーの低減を図ることが可能であり、スループットの向上、装置の効率の良い運用が可能である。その結果、EUVを用いたフォトリソグラフィー処理においても、スループットの低下を抑制しつつ、基板上に微細なパターンを形成することが可能である。
しかも、現像処理されたウェハWの検査結果に基づいて、露光装置15や光照射装置102、熱処理装置40に補正値をフィードバックするので、より精度よく微細なパターンPを形成することができる。
また、以上の実施の形態では、ポスト露光から露光後ベーク開示までの時間L1と、EUV光によるパターン露光からポスト露光までの時間L2についても、ウェハWをウェハ載置部103に一時的に収容する時間を調整することで一定化するので、パターンPの線幅のばらつき等をさらに低減することができる。
なお、以上の実施の形態では、光照射装置102においてウェハWの全面に対して一括してポスト露光する場合について説明したが、ポスト露光は必ずしも一括で行う必要はなく、例えば光源106に代えて、図9に示すように、ウェハWの直径より短い複数の光源120を、ウェハWの一端側からウェハWの他端側に向けてウェハWの直径以上の長さにわたって直線上に並べることにより光照射部121を構成してもよい。かかる場合、例えば光照射部121を、ウェハWに対して当該光照射部121の長さ方向と直交する方向に相対的に移動させる移動機構122が設けられる。ウェハ検査装置71では、例えばウェハWの全面にわたって検査が行われるが、所定の領域のみについて線幅を調整したい場合には、
光照射部121を各光源120ごとに露光出力を増減させるように構成することで、所定の領域についてのみさらに露光量を調整することができる。なお、図9では、光照射部121をウェハWに対して相対的に移動させる移動機構122を描図しているが、例えば光照射部121を固定しておき、例えば載置台104に移動機構を設けてウェハWを光照射部121に対して相対的に移動させるようにしもよい。
また、上述したような、露光装置15におけるパターン露光のショットサイズに対応して1ショットずつポスト露光を行う光照射装置102を用いる場合は、例えば制御部300で露光装置15での各ショットの露光順序の情報を受信し、当該情報に基づいて露光装置15と同じ順序で光照射装置102により各ショットのポスト露光を行ってもよい。そうすることで、露光装置15におけるパターン露光から、光照射装置102におけるポスト露光までの時間L2をショット単位で厳密に管理できるので、ウェハW上により精度の高いパターンを形成できる。さらには、パターンの線幅やサイドウォールアングルの調整をショット毎に行い、各ショット内での調整をより精度よく行うことができる。かかる場合、載置台104か光照射部105の少なくともいずれかに、載置台104と光照射部105を例えばXY方向に相対的に移動させる移動機構(図示せず)を設けるようにしてもよい。
なお、前記した実施の形態では、ポスト露光ステーション13は、インターフェイスステーション14とは隣接したセクションとして構成していたが、もちろんポスト露光ステーション13は、インターフェイスステーション14とを一体にして、1つのポスト露光ステーション又はインターフェイスステーションとして構成してもよい。
また前記した実施の形態では、ウェハ検査装置71で測定されたパターンの線幅を測定し、測定結果は制御部300を介して、光照射装置102や熱処理装置40にフィードバックされるので、測定結果に基づいて光照射装置102の光の強度や加熱温度等を制御することが可能である。このようにEUVによるパターン露光後のUV露光や熱処理温度の方を制御することで、EUV光により露光量を制御する場合と比較して、より効果的にパターンPの線幅を制御することが可能である。すなわち、露光装置15のたとえば露光量、時間等を調整しても、その効果は極めて小さいが、光照射装置102のUV光や熱処理装置40の加熱温度を制御するとその効果は顕著であり、したがって、より効果的かつ効率的に、たとえばパターンPの線幅等の調整をすることができる。
前記した実施の形態では、インターフェイスステーション12を介して、パターン露光後のウェハに対してUV光によってポスト露光を行うポスト露光ステーション13、ポスト露光ステーション13と同一雰囲気のインターフェイスステーション14、ウェハWに対してEUV光によってパターンの露光を行う露光装置15が、いわば直線状に直列にむ配置されていたが、図10に示したように配置してもよい。
すなわち、図10に示した塗布現像処理システム151では、処理ステーションに隣接するインターフェイスステーション12に対して、露光装置15とポスト露光ステーション13とが並列に接続されている。この場合、インターフェイスステーション12には、カセットステーション10のウェハ搬送装置23と同様に、X方向に延伸した搬送路161上を移動自在なウェハ搬送装置162が設けられる。そしてこのウェハ搬送装置162は、受け渡しブロックG4、露光装置15のロードロック室111、そしてポスト露光ステーション13に設置される、載置台等を有する受け渡し装置163とアクセス自在に構成されている。
図10に示した塗布現像処理システム151によれば、1つのインターフェイスステーション12に対して、異なった波長の光源を有する露光装置15と、光照射装置102を収容したポスト露光ステーション13とが、並列に接続されているため、1つのインターフェイスステーション12と1台のウェハ搬送装置162とによって、EUV光によるパターン露光、UV光によるポスト露光の処理を速やかに行うことができ、極めて効率が良い。
なお、以上の実施の形態では、露光装置15においてEUV光によりパターンの露光を行う場合を例として説明したが、パターン露光に用いる光はEUV光に限定されず、ArF露光やKrF露光によりパターン露光を行った場合や、i線、g線によりパターン露光を行った場合、あるいは電子ビーム描画露光等を用いた場合においても適用できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。以上の実施の形態では、撮像対象は基板の表であったが、基板の裏面を撮像する場合にも本発明は適用できる。また、上述した実施の形態は、半導体ウェハの塗布現像処理システムにおける例であったが、本発明は、半導体ウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板の塗布現像処理システムである場合にも適用できる
本発明は、EUV露光処理を行う基板処理システムを構築する際に有用である。
1、151 塗布現像処理システム
10 カセットステーション
11 処理ステーション
12、14 インターフェイスステーション
13 ポスト露光ステーション
15 露光装置
20 カセット載置台
21 カセット載置板
22 搬送路
23 ウェハ搬送装置
30 下部反射防止膜形成装置
31 レジスト塗布装置
32 上部反射防止膜形成装置
33 現像処理装置
40 熱処理装置
41 アドヒージョン装置
42 周辺露光装置
70 ウェハ搬送機構
71、72 ウェハ検査装置
80 ウェハ搬送機構
90 ウェハ搬送機構
100、111 ロードロック室
102 光照射装置
300 制御部
W ウェハ
D ウェハ搬送領域
C カセット

Claims (13)

  1. 基板を処理する基板処理システムであって、
    基板に現像処理及び加熱処理を行う複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、
    前記基板処理システムの外部に設けられて基板上のレジスト膜にパターンの露光を行う露光装置と、前記基板処理システムの間で、基板を受け渡すインターフェイスステーションと、
    前記露光装置でパターンの露光が行なわれた後の基板上のレジスト膜に対して、UV光によるポスト露光を行う光照射装置と、
    前記光照射装置によってポスト露光され、その後現像処理された基板を検査する検査装置と、
    前記検査装置での基板の検査結果に基づいて、前記処理ステーションでの基板の加熱処理における加熱温度、前記露光装置でのフォーカス若しくは露光量、前記光照射装置での露光量、又は前記光照射装置で用いるUV光の波長のうち、少なくともいずれかを補正する制御部と、を有することを特徴とする、基板処理システム。
  2. 複数の基板を一時的に収容する基板載置部と、
    前記処理ステーション内の各処理装置と前記基板載置部との間で基板を搬送する基板搬送機構と、を有し、
    前記制御部は、前記基板載置部での収容時間を調整することで、前記露光装置での露光の終了から前記処理ステーションでの加熱処理の開始までの時間を、複数の基板相互間で一定にするように、前記基板搬送機構を制御することを特徴とする、請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記光照射装置は、
    基板の直径より短い複数の光源を、基板の基板の一端側から基板の他端側に向けて基板の直径以上の長さにわたって直線上に並べて設けられた光照射部と、
    前記光照射部と基板を、前記光照射部と直交する方向に相対的に移動させる移動機構と、を有することを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  4. 前記光照射装置は、前記インターフェイスステーションと前記露光装置との間に設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  5. 前記露光装置は、EUV光により基板上のレジスト膜にパターンの露光を行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  6. 基板を処理する基板処理システムにおける基板処理方法であって、
    前記基板処理システムは、
    基板に現像処理及び加熱処理を行う複数の処理装置が設けられた処理ステーションと、
    前記基板処理システムの外部に設けられて基板上のレジスト膜にパターンの露光を行う露光装置と、前記基板処理システムの間で、基板を受け渡すインターフェイスステーションと、
    前記露光装置でパターンの露光が行なわれた後の基板上のレジスト膜に対して、UV光によるポスト露光を行う光照射装置と、
    前記光照射装置によってポスト露光され、その後現像処理された基板を検査する検査装置と、を有し、
    前記基板処理方法は、
    前記露光装置で基板上のレジスト膜にパターンの露光を行い、
    前記光照射装置で基板上の露光後のレジスト膜に対してポスト露光を行い、
    前記処理ステーションでポスト露光後の基板に対して加熱処理と現像処理を行い、
    前記検査装置での基板の検査を行い、当該検査結果に基づいて、前記処理ステーションでの基板の加熱処理における加熱温度、前記露光装置でのフォーカス若しくは露光量、前記光照射装置での露光量、又は前記光照射装置で用いるUV光の波長のうち、少なくともいずれかを補正することを特徴とする、基板処理方法。
  7. 前記基板処理システムは、複数の基板を一時的に収容する基板載置部と、前記処理ステーション内の各処理装置と前記基板載置部との間で基板を搬送する基板搬送機構と、を有し、
    前記基板載置部での収容時間を調整することで、前記露光装置での露光の終了から前記処理ステーションでの加熱処理の開始までの時間を、複数の基板相互間で一定にすることを特徴とする、請求項6に記載の基板処理方法。
  8. 前記光照射装置は、基板の直径より短い複数の光源を、基板の基板の一端側から基板の他端側に向けて基板の直径以上の長さにわたって直線上に並べて設けられた光照射部を有し、
    前記光照射部と基板を、前記光照射部と直交する方向に相対的に移動させることによりポスト露光を行うことを特徴とする、請求項6または7のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  9. 前記露光装置でのパターン露光は、EUV光により行われることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  10. レジスト膜が形成された基板を処理する基板処理方法であって、
    基板上のレジスト膜にパターンの露光を行う露光工程と、
    前記パターンの露光が行なわれた後の基板上のレジスト膜に対して、UV光によるポスト露光を行うポスト露光工程と、
    ポスト露光後の基板に対して加熱処理を行う加熱処理工程と、
    加熱処理後のレジスト膜を現像して基板上にレジストパターンを形成する現像処理工程と、
    現像処理後の基板上のレジストパターンを検査する検査工程と、を有し、
    前記基板の検査結果に基づいて、前記加熱処理工程における基板の加熱温度、前記露光工程におけるフォーカス若しくは露光量、前記ポスト露光工程での露光量、又は前記ポスト露光工程で用いるUV光の波長のうち、少なくともいずれかを補正することを特徴とする、基板処理方法。
  11. 前記露光工程では、EUV光によりパターンの露光が行われることを特徴とする、請求項10に記載の基板処理方法。
  12. 請求項6〜9のいずかに記載の基板処理方法を基板処理システムによって実行させるように、当該基板処理システムを制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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