JP2015143614A - 冷媒量検知装置 - Google Patents

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久史 武市
Hisashi Takechi
久史 武市
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Abstract

【課題】長い配管や、室内機と室外機とが大きな高度差をもつ場合などに用いられるサブクーラを備えた空気調和機でも、冷媒の量を正確に検知できる冷媒量検知装置を提供する。
【解決手段】空気調和機における測定モードであって、冷媒の気化を抑えるように空気調和させる測定モードの運転を行わせる制御部131と、前記制御部が、測定モードの運転を行わせているときに、冷媒の量を検知する冷媒量比計算部132と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷媒量検知装置に関する。
従来、空気調和機では、冷媒の量を測定する技術が知られている。特許文献1には、冷
媒の量の測定時に、空気調和機の冷却作用を最大にした状態で、熱源側熱交換器の出口に
おける冷媒の過冷却度を検出して冷媒の量を測定する技術が記載されている。
近年のビル用空気調和システムなどでは、室内機と室外機との間に冷媒を循環させるために長い配管を必要としたり、室内機と室外機とが大きな高度差をもって設置したりされる場合が多い。つまり、ビル用空調システムでは、冷媒が気化する可能性がある設置状態
となることが多い。
特開2010−7993号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、冷媒が気化した場合に過冷却度を正確に検知できず、その結果、冷媒の量の検知精度が低下するという欠点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、冷媒が気化する可能性がある設置状態でも、冷媒の量を正確に検知できる冷媒量検知装置を提供する。
上記問題を解決するために、本発明は、空気調和機における測定モードであって、冷媒の気化を抑えるように空気調和させる測定モードの運転を行わせる制御部と、前記制御部が、測定モードの運転を行わせているときに、冷媒の量を検知する冷媒量比計算部と、を備えることを特徴とする冷媒量検知装置である。
この構成により、冷媒の気化を抑えるように空気調和させているときに、冷媒の量を検知する処理を冷媒量検知装置に行わせることが可能となる。
これにより、冷媒が気化する可能性がある設置状態でも、冷媒の量を正確に検知できる装置を提供できる効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る冷媒量検知装置の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る冷媒量検知装置の動作の一例を示したフローチャートである。 本実施形態に係る冷媒量検知装置の動作の一例を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る空気調和機の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る冷媒量検知装置の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る冷媒量検知装置の動作の一例を示したフローチャートである。 本実施形態に係る冷媒量検知装置の動作の一例を示したフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る空気調和機1の構成を示す概略ブロック図である。
図示する例では、空気調和機1は、室外機10、室内機11、冷媒量検知装置21、圧縮機101、凝縮器102、第1膨張弁(第1の膨張弁)103、蒸発器104、第2膨張弁(第2の膨張弁)105、サブクーラ106、液ガス熱交換器107、室外機ファン108、室内機ファン109、吐出温度センサ110、液管温度センサ111、高圧センサ112、低圧センサ113、入力部124、表示部125、空気調和機制御部150を含んで構成される。
室外機10は、圧縮機101、凝縮器102、第2膨張弁105、サブクーラ106等から構成される。室外機10は、室内機11内の蒸発器104で気化された冷媒を圧縮し、冷却する。
室内機11は、第1膨張弁103、蒸発器104等から構成される。室内機11は、蒸発器104において、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行い、室内の空気を冷却すると共に、冷媒を気化する。
冷媒量検知装置21は、冷媒の量を検知する。なお、冷媒量検知装置21と、室内機10、室外機11の各部との間は接続されているが、図1では、その接続についての記載は省略してある。冷媒量検知装置21の詳細については、図2を参照しながら後述する。
圧縮機101は、その低圧側入口から流入した、気化した冷媒ガスを圧縮して高温、高圧の圧縮ガスを生成する。圧縮機101、回転速度が制御できるモータによって駆動される。圧縮機101は、そのモータの回転速度に応じて、圧縮能力が変化する。つまり、モータの回転速度が速いときは、圧縮能力が高く、モータの回転速度が遅いときは、圧縮能力が低い。圧縮機101は、モータの回転速度を、後述する圧縮機制御部151によって制御される。圧縮機101は、生成した高温、高圧の圧縮ガスを、液ガス熱交換器107を介して凝縮器102に送出する。
凝縮器102は、圧縮機101によって生成された圧縮ガスを、熱交換器を通じて凝縮させる。凝縮器102は、熱交換器において、高温の圧縮ガスと、低温の室外の空気との間で、熱交換を行い、液体冷媒を生成する。凝縮器102は、熱交換器によって生成された液体冷媒を、サブクーラ106に送出する。
第1膨張弁103は、開閉によって、そこを流れる流量を調整する弁である。ここで、第1膨張弁103は、第1膨張弁制御部152によって開閉される。第1膨張弁103が開かれることにより、サブクーラ106によって冷却された液体冷媒は膨張して気化することにより、冷媒ガスになる。この冷媒ガスは、第1膨張弁103に流入する前の液体冷媒より低温になっている。第1膨張弁103は、その開いている度合いを示す開度(開口度)を、後述する第1膨張弁制御部152が出力する信号に応じて制御される。第1膨張弁103は、冷媒ガスを蒸発器104に送出する。
蒸発器104は、第1膨張弁103で生成された冷媒ガスと、高温の室内の空気との熱交換を行う。蒸発器104は、室内の空気を冷却すると共に冷媒の一部を気化する。蒸発器104において生成した気液2相冷媒は、液ガス熱交換器107を介して圧縮機101に送出される。
第2膨張弁105は、開閉によって、そこを流れる流量を調整する弁である。ここで、
第2膨張弁105は、第2膨張弁制御部153によって開閉される。第2膨張弁105が開かれることにより、蒸発器102で生成され、サブクーラ106を介して第2膨張弁105に流入した液体冷媒は膨張して気化し、液体冷媒より温度の低い冷媒であるサブクーラ冷却冷媒になる。第2膨張弁105は、その開いている度合いを示す開度を、後述する第2膨張弁制御部153から制御される。第2膨張弁105は、サブクーラ冷却冷媒をサブクーラ106に送出する。
サブクーラ106は、凝縮器102で生成された液体冷媒を、第2膨張弁105から送られたサブクーラ冷却冷媒を用いて冷却する。サブクーラ106は、熱交換器を用いて、高温の液体冷媒と、低温のサブクーラ冷却冷媒との間で、熱交換を行う。サブクーラ106は、冷却された液体冷媒を第1膨張弁103に送出する。サブクーラ106は、熱交換後のサブクーラ冷却冷媒を、圧縮機101の低圧側入口に送出する。
液ガス熱交換器107は、圧縮機101から送出された高温の圧縮ガスと、蒸発器104から送られた低温の冷媒ガスとの間で熱交換を行う。
室外機ファン108は、凝縮器102の熱交換器に送風し、冷媒を冷却する。室外機ファン108は、後述する室外機ファン制御部154から回転速度を制御される。
室内機ファン109は、室内の空気を蒸発器104の熱交換器で冷却し、冷却された空気を室内に送風する。
吐出温度センサ110は、圧縮機101の高圧側での冷媒の温度(吐出温度Td)を検出し、検出された吐出温度を示す信号をA/D変換部120に出力する。
液管温度センサ111は、サブクーラ106の出口付近での冷媒の温度(液管温度Tsub)を検出し、検出された液管温度を示す信号をA/D変換部121に出力する。
高圧センサ112は、圧縮機の高圧側の圧力(高圧側圧力Pd)を検出し、検出された高圧側圧力を示す信号をA/D変換部122に出力する。
低圧センサ113は、圧縮機の低圧側の圧力(低圧側圧力Ps)を検出し、検出された低圧側圧力を示す信号をA/D変換部123に出力する。
液配管116は、凝縮器2の出口からサブクーラ106を介して第1膨張弁103までの区間に設けられた、液体冷媒を流すための配管である。
空気調和機制御部150は、空気調和機1の各部の制御を行う。なお、空気調和機制御部150と、室内機10、室外機11の各部との間は接続されているが、図1では、その接続についての記載は省略してある。空気調和機制御部150の詳細については、図2を参照しながら後述する。
図2は、本実施形態に係る冷媒量検知装置21の構成を示す概略ブロック図である。
A/D変換部120は、吐出温度センサ110から入力された吐出温度を示す信号をアナログ−デジタル変換する。A/D変換部120は、変換後の吐出温度信号を冷媒量計算部132に出力する。
A/D変換部121は、液管温度センサ111から入力された液管温度を示す信号をアナログ−デジタル変換する。A/D変換部121は、変換後の液管温度信号を冷媒量計算部132に出力する。
A/D変換部122は、高圧センサ112から入力された高圧側圧力を示す信号をアナログ−デジタル変換する。A/D変換部122は、変換後の高圧側圧力信号を冷媒量計算部132に出力する。
A/D変換部123は、低圧センサ113から入力された低圧側圧力を示す信号をアナログ−デジタル変換する。A/D変換部123は、変換後の低圧側圧力信号を冷媒量計算部132に出力する。
入力部124は、利用者の操作に基づいて、冷媒量の検知を開始することを示す検知開始情報を制御部131に出力する。
表示部125は、例えばLEDによるデジタル表示板などの情報を表示する表示器であ り、冷媒量比平均計算部133から入力された冷媒量比の情報等を表示する。
冷媒量検知部130は、A/D変換部120〜123から入力された温度や圧力の情報に基づいて冷媒量比を計算し、計算した冷媒量比の情報を表示部125に出力する。ここで、冷媒量比とは、実際に空気調和機1内にある冷媒の量を、空気調和機1に仕様として規定された冷媒の量で除した値である。
制御部131は、入力部124から、空気調和機1の冷媒量比の検知を開始することを示す検知開始情報を入力される。
制御部131は、後述する初期モード運転、通常モード運転、又は測定モード運転のいずれかの運転(運転モード)で運転を行わせる命令を空気調和機制御部150に出力する
。制御部131は、運転を終了させる運転終了命令を空気調和機制御部150に出力する

制御部131は、圧縮機制御部151に、運転モードに従って、圧縮機のモータの回転
速度を制御する圧縮機制御信号を出力する。制御部131は、第1膨張弁制御部152に
、運転モードに従って、第1膨張弁の開度を制御する第1膨張弁制御信号を出力する。制
御部131は、第2膨張弁制御部153に、運転モードに従って、第2膨張弁の開度を制
御する第2膨張弁制御信号を出力する。制御部131は、室外機ファン制御部154に、
運転モードに従って、ファンの回転速度を制御する室外機ファン制御信号を出力する。
制御部131は、冷媒量比計算部132に、冷媒量比を計算させる命令を出力する。制
御部131は、冷媒量比平均値算出部133から、冷媒量比の平均値の計算が終了したこ
とを示す平均値計算終了信号を入力される。制御部131は、冷媒量比平均値算出部13
3から、平均値計算終了信号を入力されたときに、運転終了信号を空気調和機制御部15
0に出力する。
冷媒量比計算部132は、制御部131から、冷媒量比を計算する命令を入力され、A
/D変換部120〜123から入力された、吐出温度信号が示す吐出温度、液管温度信号
が示す液管温度、高圧側圧力信号が示す高圧側圧力、低圧側圧力信号が示す低圧側圧力の
情報と、計算パラメータ記憶部141から読み出した冷媒量比の計算に用いるパラメータ
とに基づいて冷媒量比を計算する。冷媒量比計算部132は、計算された冷媒量比を冷媒
量比記憶部142に書き込む。
冷媒量比平均計算部133は、冷媒量比記憶部142から、予め定めた時間(例えば、
過去5分)以内に計算された冷媒量比を読み出す。冷媒量比平均計算部133は、読み出
した冷媒量比の平均値を計算し、計算された冷媒量比の平均値を表示部125に出力する
。冷媒量比平均計算部133は、冷媒量比の平均値の計算が終了したときに、冷媒量比の
平均値の計算が終了したことを示す計算終了信号を制御部131に出力する。
記憶部140は、冷媒量比を計算する際に用いるパラメータや、以前に計算された冷媒
量比を記憶する。
計算パラメータ記憶部141は、予め定められた冷媒量比の計算に用いるパラメータを
保存する。計算パラメータ記憶部141は、冷媒量比の計算に用いるパラメータを、冷媒
量比計算部132から読み出される。
冷媒量比記憶部142は、冷媒量比計算部132から、冷媒量比を書き込まれる。冷媒
量比記憶部142は、冷媒量比平均計算部133から、冷媒量比を読み出される。
空気調和機制御部150は、制御部131から入力された命令に基づいて、空気調和機
1の圧縮機101、第1膨張弁103、第2膨張弁105、及び室外機ファン108を制
御する。
圧縮機制御部151は、制御部131から、圧縮機制御信号を入力され、圧縮機101のモータの回転速度を制御する。
第1膨張弁制御部152は、制御部131から、第1膨張弁制御信号を入力され、第1
膨張弁103の開度を制御する。
第2膨張弁制御部153は、制御部131から、第2膨張弁制御信号を入力され、第2
膨張弁105の開度を制御する。
室外機ファン制御部154は、制御部131から、室外機ファン制御信号を入力され、
室外機ファン108の回転速度を制御する。
次に、図3、及び図4を参照しながら、本実施形態に係る冷媒量検知装置21の動作を
説明する。
図3、及び図4は、本実施形態に係る冷媒量検知装置21の動作の一例を示したフロー
チャートである。
(ステップS101)入力部124は、利用者から冷媒量の検知を開始することを示す情
報の入力を受け付ける。入力部124は、冷媒量の検知を開始する検知開始情報を制御部
131に出力する。その後ステップS102に進む。
(ステップS102)制御部131は、ステップS101で入力された検知開始情報に基
づいて、空気調和機制御部150に、空気調和機1の運転を開始する命令を出力する(R
AD mode start, System 停止状態から移行)。
なお、後述するすべての運転モードにおいて、空気調和機1は、冷房運転を行う。また
、空気調和機1が、複数の室内機11を含む場合(図1には一台のみ示している)は、す
べての室内機を同様に運転する。
制御部131は、空気調和機制御部150に、初期モード運転を行う命令を出力する。
空気調和機制御部150は、初期モード運転を開始する。初期モード運転とは、具体的に
は、以下のような運転を行うことをいう(RAD−mode1設定)。
空気調和機制御部150は、室内機ファン109の回転速度を、予め設定された、通常
より風量の多い「急速」モードの回転速度で送風する。空気調和機制御部150は、室内
機11に備えられた蒸発器104の過熱度が3Kとなるように制御する(全室内機SH制
御:SH=3K)。過熱度とは、蒸発器104出口での冷媒の温度から、蒸発温度での飽
和温度を差し引いたものである。第1膨張弁制御部152は、第1膨張弁103の開度を
調整することにより、蒸発器104の過熱度が3Kとなるように制御する。空気調和機制
御部150は、室内温度の設定温度を3℃に設定して空気調和機1を運転する(全室内機
設定温度:Remote=3K)。空気調和機制御部150は、初期モード運転を、例え
ば5〜10分間継続した後、ステップS103に進む。
(ステップS103)制御部131は、空気調和機制御部150に、通常モード運転を行
う命令を出力する。空気調和機制御部150は、通常モード運転を開始する。通常モード
運転とは、具体的には、以下のような運転を行うことをいう(Rad−mode2設定)

制御部131は、圧縮機102のモータの回転速度を、予め定めた回転速度(例えば、
65Hz)で運転させる命令を圧縮機制御部151に出力する(圧縮機65Hz Fixed)。圧縮機制御部151は、制御部131から、圧縮機102のモータの回転速度を
、予め定めた回転速度(例えば、65Hz)で運転させる命令を入力され、モータの回転
速度を65Hzで運転させる。
制御部131は、開度を予め定めた値(例えば、120pls)に制御させる命令を第
1膨張弁制御部152に出力する。ここで、膨張弁の開度の単位として用いるplsは、
完全に閉じたときが「0」plsであり、完全に開いたときが「2000」plsとなる
ように定義されている。第1膨張弁制御部152は、制御部131から、開度を120p
lsに制御する命令を入力され、第1膨張弁103の開度を120plsで動作させる(EEV:120pls Fixed)。
制御部131は、開度を予め定めた値(例えば、120pls)に制御させる命令を第2膨張弁制御部153に出力する。第2膨張弁制御部153は、制御部131から、開度を120plsに制御する命令を入力され、第2膨張弁105の開度を120plsで動作させる(EVI:120pls Fixed)。空気調和機制御部150は、通常モード運転を、例えば5分間継続した後、ステップS104に進む。
(ステップS104)制御部131は、空気調和機制御部150に、測定モード運転を行
う命令を出力する。空気調和機制御部150は、測定モード運転を開始する。測定モード
運転とは、具体的には、以下のような運転を行うことをいう(RAD−mode3設定)。
制御部131は、室外機ファン108を定速で測定する命令を室外機ファン制御部154に、出力する。室内機ファン制御部154は、室外ファン108を定速で運転させる(室外Fan:Step Fixed)。測定モード運転を、例えば、25分間継続した後、ステップS105に進む。
(ステップS105)制御部131は、冷媒量比を計算させる命令を、冷媒量比計算部132に出力する。冷媒量比計算部132は、A/D変換部120から、吐出温度信号を入力される。冷媒量比計算部132は、A/D変換部121から、液管温度信号を入力される。冷媒量比計算部132は、A/D変換部122から、高圧側信号Pdを入力される。冷媒量比計算部132は、A/D変換部123から、低圧側信号Pdを入力される。その後ステップS106に進む。
(ステップS106)冷媒量比計算部132は、ステップS105で入力された高圧側信号の示す高圧側圧力Pd、低圧側信号の示す低圧側圧力Ps、液管温度信号の示す液管温度Tsub、吐出温度信号の示す吐出温度Tdに基づいて、次式を用いて冷媒量比RAを計算する(冷媒量検知ステップ)。
RA=A+B×Pd+C×Ps+D×Tsub+E×Td
ここで、定数A、B、C、D、Eは、Pd、Ps、Tsub、TdとRAとの関係を表す実測データを用いて、多重回帰計算により予め定めておく。定数A、B、C、D、Eは、計算パラメータ記憶部141に書き込んであり、冷媒量比計算部132によって読み出され、RAの計算に利用される。冷媒量比計算部132は、計算されたRAを冷媒量比記憶部142に書き込む。その後ステップS107に進む。
(ステップS107)制御部131は、冷媒量比を計算させる命令を開始してから5分間経過したか否かを判定する。5分間経過したと判断された場合(Yes)は、ステップS108に進む。5分間経過したと判断されなかった場合(No)は、ステップS105に戻る。
(ステップS108)冷媒量比平均計算部133は、ステップS106で冷媒量比記憶部142に書き込まれた冷媒量比を読み出し、冷媒量比の平均値を算出する。冷媒量比平均計算部133は、計算された冷媒量比の平均値に関する情報を表示部125に出力する。冷媒量比平均計算部133は、冷媒量比の平均値が終了したことを示す平均値計算終了情報を制御部131に出力する。その後、ステップS109に進む。
(ステップS109)表示部125は、ステップS108において冷媒量比平均計算部133で計算された、冷媒量比の平均値を示す情報を入力され、表示する。制御部131は、ステップS108で冷媒量比平均計算部133から入力された平均値計算終了情報に基づいて、空気調和装置1の運転停止命令を空気調和機制御部150に出力する。空気調和機制御部150は、制御部131から入力された運転停止信号に基づいて、空気調和装置1の運転を停止する。その後終了処理に進む。
このように、本実施形態によれば、制御部131は、液管内の気化が起こらない条件で空気調和機1を運転する。つまり、制御部131は、圧縮機101の運転率、第1膨張弁 103の開度、サブクーラを冷却する冷媒を生成する第2膨張弁105の開度、及び室外 機ファン108の送風量を予め定めた値で固定して運転する。冷媒量比計算部132は、この、液管内の気化が起こらない条件で運転している間に、冷媒の温度、圧力に基づいて、冷媒の量を検知する。
これにより、液管内の気化を防ぐためにサブクーラを利用する長い配管を使用する場合や、室外機と室内機との間に大きな高低差がある場合であっても、冷媒量比を精度良く検 知できる。
また、本実施形態によれば、制御部131は、第2膨張弁105の開口度を予め定められた値で固定するする。これにより、液配管116内の液体冷媒の冷却の度合いを一定にすることができ、冷媒量比を精度良く検知できる。
また、本実施形態によれば、制御部131は、圧縮機101の圧縮能力を予め定められた値で固定する。これにより、本実施形態では、圧縮機101の入口、及び出口での冷媒の状態を一定にすることができ、冷媒量比を精度良く検知できる。
また、本実施形態によれば、制御部131は、第1膨張弁103の開口度を予め定められた値で固定する。これにより、本実施形態では、第1膨張弁103での冷却の度合いを一定にすることができ、冷媒量比を精度良く検知できる。
また、本実施形態によれば、制御部131は、室外機ファンの回転速度を予め定められた値で固定する。これにより、本実施形態では、凝縮器102での熱交換の度合いを一定にすることができ、冷媒量比を精度良く検知できる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。第1の実施形態では、空気調和機1内の冷媒の量を正確に測定できたが、本実施形態では、冷媒を補充するときに、冷媒量比を計算しながら、冷媒の充填開始時、及び冷媒量比が100%
に達したときに、操作を行う者に対して冷媒注入弁の操作を促す表示を行う。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る空気調和機2の構成を示す概略ブロック図である。
本実施形態の空気調和機2の構成は、冷媒注入弁(充填バルブ)114、及び冷媒貯蔵容器115が新たに加わったことを除いて、第1の実施形態における空気調和機の構成(図1)と同様である。したがって、冷媒注入弁114、及び冷媒貯蔵容器115以外の説明は省略する。
冷媒注入弁114は、操作を行う者が、表示部125に示される指示に従って、冷媒を補充するために開閉する弁である。
冷媒貯蔵容器115は、補充される冷媒を貯蔵する容器である。
図6は本実施形態に係る冷媒量検知装置22の構成を示す概略ブロック図である。
本実施形態の冷媒量検知装置22の構成は、冷媒量比判定部134が新たに加わったこと、及び冷媒量比平均計算部133、制御部131に新たな機能が加わったことを除いて、第1の実施形態における冷媒量検知装置11の構成(図1)と同様である。したがって、冷媒量比平均計算部133、冷媒量比判定部134、及び制御部131以外の説明は省
略する。
冷媒量比平均計算部133は、冷媒量比記憶部142から、予め定めた時間(例えば、過去5分)以内に計算された冷媒量比を読み出す。冷媒量比平均計算部133は、読み出した冷媒量比の移動平均値を計算し、計算した移動平均値を冷媒量比判定部134に出力する。
冷媒量比判定部134は、冷媒量比平均計算部133から入力された冷媒量比の移動平均値に基づいて、冷媒量比の移動平均値が100%を超えたか否かを判定する。冷媒量比判定部134は、冷媒量比の移動平均値が100%を超えたと判定した場合は、充填終了信号を制御部131に出力する。
制御部131は、入力部124からの検知開始情報の入力、及び冷媒量比判定部134からの充填終了信号の入力に基づいて、表示部125に、冷媒注入弁を「開く」、又は「閉じる」ことを、操作を行う者に指示する表示を行う命令を出力する。
次に、図7、及び図8を参照しながら、本実施形態に係る冷媒量検知装置22の動作を説明する。
図7、及び図8は、本実施形態に係る冷媒量検知装置22の動作の一例を示したフローチャートである。
(ステップS201)入力部124は、利用者から冷媒量の自動充填を開始する旨の入力を受け、冷媒量の検知を開始する検知開始情報を制御部131に出力する(ARC mode start;Automatic Refregerant Control)。その後、ステップS202に進む。
(ステップS202)制御部131は、冷媒注入弁114を閉じるよう操作を行う者に指示する表示を行う命令を、表示部125に出力する。その後、ステップS203に進む。
ステップ203〜205の各処理は、第1の実施形態(図3)におけるステップS102〜ステップS104の各処理と同様である。
(ステップS206)制御部131は、冷媒注入弁114を開くよう操作を行う者に指示する表示を行う命令を、表示部125に出力する。その後、ステップS207に進む。
ステップS207、208の各処理は、第1の実施形態(図3)におけるステップS105、106の各処理と同様である。
(ステップS209)冷媒量比平均計算部133は、冷媒量比記憶部142に書き込まれた冷媒量比を読み出し、冷媒量比の、例えば5分間の移動平均値を算出する。冷媒量比平均計算部133は、計算された冷媒量比の移動平均値に関する情報を冷媒量比判定部134に出力する。その後ステップS210に進む。
(ステップS210)冷媒量比判定部134は、冷媒量比平均計算部133から入力された冷媒量比の移動平均値に関する情報に基づいて、冷媒量比の移動平均値が100%以上であるか否かを判定する。移動平均値が100%以上であると判定された場合(Yes)は、冷媒量比判定部134は、冷媒の充填が終了したことを示す充填終了信号を制御部131に出力した後、ステップS211に進む。移動平均値が100%未満であると判定された場合(No)は、ステップS207に進む。
(ステップS211)制御部131は、冷媒注入弁114を閉じるよう操作を行う者に指示する表示を行う命令を、表示部125に出力する。制御部131は、ステップS210で冷媒量比判定部134から入力された充填終了信号に基づいて、空気調和装置1の運転停止命令を空気調和機制御部150に出力する。空気調和機制御部150は、制御部131から入力された運転停止信号に基づいて、空気調和装置1の運転を停止する。空気調和装置1の運転停止命令を空気調和機制御部150に出力する。空気調和機制御部150は、制御部131から入力された運転停止信号に基づいて、空気調和装置1の運転を停止する。その後終了処理に進む。
このように、本実施形態によれば、空気調和機2は、冷媒を空気調和機1に充填するための冷媒注入弁114を備え、冷媒量比判定部134の判定に従って、冷媒注入弁114を閉じさせる指示を表示部125に表示する。これにより、本実施形態では、操作を行う者に、冷媒量比の検出を開始するときに、冷媒注入弁114を開き、冷媒量比が100%以上となったときに、冷媒注入弁114を閉じるよう促すため、確実に冷媒を補充することができる。
なお、本実施形態において、冷媒注入弁114は、操作を行う者によって開閉されたが、制御部131が、空気調和機制御部150を介して、冷媒注入弁114を制御し、自動 的に開閉するようにしてもよい。
なお、上述の各実施形態において、圧縮機101の信頼性の保護は継続し、保護域へ突入した場合(吐出温度、過電流、高圧、低圧の各測定値が、予め定められた閾値を超えた 場合)には、空気調和機1、2の運転を停止し、「検知失敗」を表示部125に表示する ようにしてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様 々な設計変更等をすることが可能である。
1、2・・・空気調和機、10・・・室外機、11・・・室内機、21、22・・・冷媒
量検知装置、101・・・圧縮機、102・・・凝縮器、103・・・第1膨張弁(第1
の膨張弁)、104・・・蒸発器、105・・・第2膨張弁(第2の膨張弁)、106・
・・サブクーラ、107・・・液ガス熱交換器、108・・・室外機ファン、109・・
・室内機ファン、110・・・吐出温度センサ、111・・・液管温度センサ、112・
・・高圧センサ、113・・・低圧センサ、114・・・冷媒注入弁(バルブ)、115
・・・冷媒貯蔵容器、116・・・液配管、120〜123・・・A/D変換部、124
・・・入力部、125・・・表示部、130・・・冷媒量検知部、131・・・制御部、
132・・・冷媒量比計算部、133・・・冷媒量比平均計算部、134・・・冷媒量比
判定部、140・・・記憶部、141・・・計算パラメータ記憶部、142・・・冷媒量
比記憶部、150・・・空気調和機制御部、151・・・圧縮機制御部、152・・・第
1膨張弁制御部、153・・・第2膨張弁制御部、154・・・室内機ファン制御部

Claims (6)

  1. 空気調和機の凝縮器で液化した冷媒を前記空気調和機の蒸発器に供給する液配管内で冷
    媒の気化を軽減するように、前記空気調和機の運転の制御に用いるパラメータを固定する
    制御部と、
    前記制御部が、前記パラメータを固定しているときに、前記空気調和機内での冷媒の量
    を検知する冷媒量比計算部と、
    を備えることを特徴とする冷媒量検知装置。
  2. 閉じることにより、前記空気調和機への冷媒の充填を停止するバルブを備え、
    前記制御部は、前記冷媒量比計算部が検知した冷媒の量に基づいて、前記バルブを閉じ
    る指示をすること
    を特徴とする請求項1に記載の冷媒量検知装置。
  3. 前記空気調和機は、前記冷媒を冷却するサブクーラと、
    サブクーラに冷媒を供給する第2の膨張弁と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2の膨張弁の開口度を予め定められた値で固定すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の冷媒量検知装置。
  4. 前記空気調和機は、前記冷媒を圧縮する圧縮機を備え、
    前記制御部は、前記圧縮機の圧縮能力を予め定められた値で固定すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷媒量検知装置。
  5. 前記空気調和機は、前記冷媒を気化する第1の膨張弁を備え、
    前記制御部は、前記第1の膨張弁の開口度を予め定められた値で固定すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の冷媒量検知装置。
  6. 前記空気調和機は、前記冷媒を凝縮させる凝縮器、及び凝縮器に室外の空気を送風する
    室外機ファンを備え、
    前記制御部は、前記室外機ファンの回転速度を予め定められた値で固定すること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の冷媒量検知装置。
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