JP2015141667A - 情報処理装置、及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置にコンテンツを配信する情報処理システムにおいて、配信されるコンテンツを利用する参加者に意識させることなく参加者の参加情報を収集し、収集した参加情報に基づいて容易に参加者の参加状態の判定を行うことができる情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置は、端末装置にコンテンツを配信する情報処理装置であって、前記端末装置から受信した参加者の識別情報に基づいて、前記端末装置への前記コンテンツの配信開始及び配信停止を管理する管理手段と、前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報を記憶する記憶手段と、前記記憶した前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報に基づいて前記参加者の参加が有効であるか否かを判定する判定手段と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、及び情報処理システムに関する。
タブレット端末等の端末装置を用いたペーパーレスのコンテンツ共有システムが知られている(例えば、特許文献1)。また、受講者の携帯端末から、受講者の識別情報とその都度異なる複数のキーワードをメールで送信させ、受信したメールに基づいて受講者の出欠管理を行うシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示されたシステムでは、受講者の出欠情報を取得するために、受講者によるメール送信という受講者の操作を伴なっていた。また、受講者の数が多くなると、受信したメールによる出欠の判定には手間がかかると考えられる。このように、従来の技術では、会議、講座、イベント等の参加者の参加情報を参加者に意識させることなく収集し、参加者の参加状態を判定することには困難を伴っていた。
本発明の実施の形態は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、端末装置にコンテンツを配信する情報処理システムにおいて、配信されるコンテンツを利用する参加者に意識させることなく参加者の参加情報を収集し、収集した参加情報に基づいて容易に参加者の参加状態の判定を行うことができる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、端末装置にコンテンツを配信する情報処理装置であって、前記端末装置から受信した参加者の識別情報に基づいて、前記端末装置への前記コンテンツの配信開始及び配信停止を管理する管理手段と、前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報を記憶する記憶手段と、前記記憶した前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報に基づいて前記参加者の参加が有効であるか否かを判定する判定手段と、を有する。
本発明の実施の形態によれば、端末装置にコンテンツを配信する情報処理システムにおいて、配信されるコンテンツを利用する参加者に意識させることなく参加者の参加情報を収集し、収集した参加情報に基づいて容易に参加者の参加状態の判定を行うことができる情報処理装置を提供することができる。
一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る情報処理装置の機能構成図である。 一実施形態に係る参加者の端末装置の機能構成図である。 一実施形態に係る参加退出処理の流れを示すシーケンスチャートである。 一実施形態に係る参加確認処理の流れを示すシーケンスチャートである。 一実施形態に係る結果取得処理の流れを示すシーケンスチャートである。 一実施形態に係る判定IDと講座IDとの関係の例を示す図である。 一実施形態に係る講座IDと、開始時刻及び終了時刻との関係の例を示す図である。 一実施形態に係る参加管理情報の例を示す図である。 一実施形態に係る参加総時間の計算処理の流れを示すフローチャートである。 一実施形態に係る判定条件と、判定計算の組み合わせの例を示す図である。 一実施形態に係る判定結果の例を示す図である。 一実施形態に係る設定画面の例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
図1は一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1において、情報処理システム100は、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク104に接続された、情報処理装置101、複数の参加者の端末装置102、開催者の端末装置103を有する。尚、本実施形態で説明するシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
情報処理装置101は、情報処理システム100においてサーバ、又はホストとなるPC(Personal Computer)等の情報処理装置であり、例えば、会議、講座、イベント等のコンテンツを複数の参加者の端末装置102等に配信する。例えば、情報処理システム100が、会議資料等のコンテンツを共有する会議システムである場合、情報処理装置101は、会議資料のデータや、発表者の入力操作等(ページ送り、拡大縮小等)の同期情報を複数の参加者の端末装置102に配信する。尚、情報処理システム100のコンテンツは、例えば、講座のテキストや、イベントのパンフレット等の資料のデータとその同期情報を想定しているが、他の情報であっても良い。
参加者の端末装置(以下、参加者端末と称する)102は、情報処理装置101から配信されるコンテンツを受信する情報処理装置であり、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォン等の汎用の情報処理装置である。また、参加者端末102は、会議用端末等の専用端末等であっても良い。
情報処理システム100が、例えば、会議資料等のコンテンツを共有する会議システムである場合、会議の参加者は、参加者端末102を用いて会議に参加し、情報処理装置101から配信される情報に基づいて他の参加者との共有画面を表示する。会議の参加者は、発表者として参加者端末102を用いて、会議資料のページ送り、拡大縮小等の入力操作を行うこともできるし、一般の参加者として、発表者の入力操作を受信し、発表者の参加者端末102と表示画面を共有することもできる。
開催者の端末装置(以下、開催者端末と称する)103は、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置である。会議、講座、イベント等を開催する開催者等は、開催者端末103を用いて情報処理装置101にアクセスし、各参加者の参加状態、例えば、出席、欠席、遅刻、早退、参加時間等を確認することができる。尚、開催者は、情報処理装置101や、参加者端末102を用いて、各参加者の参加状態の確認が行えるものであっても良い。
上記構成において、参加者端末102は、情報処理装置101からのコンテンツを共有する場合、参加者の識別情報を用いて情報処理装置101にコンテンツへの参加(コンテンツの配信開始)を要求する。また、参加者端末102は、コンテンツの共有を終了、又は中断する場合、参加者の識別情報を用いて、情報処理装置101にコンテンツからの退出(コンテンツの配信停止)を要求する。このとき、参加者の識別情報の送信は、参加者端末102が予め記憶した識別情報を自動的に送信するものであっても良いし、参加者が入力操作を行うものであっても良い。
情報処理装置101は、複数の参加者端末102から送信される参加要求、及び退出要求に含まれる参加者の識別情報に基づいて、コンテンツへの参加及び退出を管理する。また、情報処理装置101は、参加者端末102へのコンテンツの配信開始を示す情報(例えば、参加時刻)及び配信停止を示す情報(例えば、退出時刻)を参加者の識別情報と共に記憶手段に記憶する。さらに、情報処理装置101は、記憶手段に記憶したコンテンツの配信開始を示す情報と、配信停止を示す情報とに基づいて、参加者の参加状態を判定する。例えば、情報処理装置101は、コンテンツの配信開始を示す情報と、コンテンツの配信停止を示す情報とから参加者の参加時間を計算し、計算された参加時間基づいて、コンテンツに係る会議、講義、イベント等へ参加者の参加が有効か否かの判定を行う。
以上、本形態によれば、端末装置102にコンテンツを配信する情報処理システム100において、配信されるコンテンツを利用する参加者に意識させることなく参加者の参加情報を収集し、収集した参加情報に基づいて容易に参加者の参加状態の判定を行うことができる情報処理装置101を提供することができる。
尚、図1の構成は一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、参加者の端末装置102の数は他の数であっても良い。また、情報処理システム100は、開催者の端末装置103を必ずしも有していなくても良い。さらに、情報処理装置101は、複数の情報処理装置で構成されるものであっても良い。
<ハードウェア構成>
次に各装置のハードウェア構成について説明する。
情報処理装置101、参加者端末102、開催者端末103は、例えば、一般的なコンピュータの構成を有している。
図2は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、コンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、ストレージ部204、外部I/F(Interface)部205、入力部206、表示部207、通信I/F部208、バス209等を有する。
CPU201は、ROM203やストレージ部204等からプログラムやデータをRAM202上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ200の各機能を実現する演算装置である。
RAM202は、CPU201のワークエリアとして用いられる揮発性のメモリ(記憶装置)である。
ROM203は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。ROM203には、コンピュータ200の起動時に実行されるBIOS(Basic Input Output System)、OS(Operating System)等の設定などのプログラムやデータが格納されている。
ストレージ部204は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージ装置(記憶装置)であり、OS、アプリケーションプログラム、及び各種データを記憶する。
外部I/F205は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体210等がある。これにより、コンピュータ200は外部I/F205を介して、記録媒体210の読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体210には、例えば、光学ディスク、磁気ディスク、メモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ等が含まれる。
入力部206は、マウス等のポインティングデバイスや、キーボード等を含み、コンピュータ200に各操作信号を入力するのに用いられる。表示部207はディスプレイ等を含み、コンピュータ200による処理結果等を表示する。
通信I/F208は、コンピュータ200をネットワーク104に接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ200は通信I/F208を介して他のコンピュータ200等とデータ通信を行うことができる。
バス209は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
情報処理装置101、参加者端末102、開催者端末103の各機能は、例えば、コンピュータ200等で実行されるプログラムにより実現される。
<機能構成>
次に、情報処理装置101及び参加者端末102の機能構成について説明する。
(情報処理装置の機能構成)
図3は、一実施形態に係る情報処理装置101の機能構成図である。図3において、情報処理装置101は、通信手段301、共有制御手段302、参加管理手段303、確認手段304、通知手段305、判定手段306、計算手段307、記憶手段308、表示手段309、設定手段310を有する。
通信手段301は、ネットワーク104を介して、参加者端末102や、開催者端末103等とデータの送受信を行う手段であり、例えば、図2の通信I/F208等を含む。
共有制御手段302は、例えば、記憶手段308に記憶した会議資料や、テキスト等のコンテンツデータ311や、会議資料等のページ送り、拡大縮小等の入力操作の同期データ等を複数の参加者端末102に配信する。
参加管理手段303は、通信手段301を介して、参加者端末102からコンテンツの配信開始を要求する参加要求、及び配信停止を要求する退出要求等の情報を受信する。また、受信した情報に含まれる参加者の識別情報(以下、参加者IDと称する)に基づいて、参加者端末102へのコンテンツの配信開始(参加)、及びコンテンツの配信停止(退出)等を管理する。例えば、参加管理手段303は、参加者端末102からの参加要求に含まれる参加者IDが予め登録された参加者IDである場合、参加者端末102へのコンテンツの配信開始を共有制御手段302に通知する。また、参加管理手段303は、参加者端末102からの退出要求を受信すると、退出要求に含まれる参加者IDに対応する配信の停止を共有制御手段302に通知する。さらに、参加管理手段303は、参加者端末102へのコンテンツの配信を開始した時刻(参加時刻)、及び参加者端末102へのコンテンツの配信を停止した時刻(退出時刻)を、例えば、参加者IDと関連付けて、記憶手段308に参加管理情報312として記憶する。
確認手段304は、コンテンツの配信中等の任意の時点における参加者端末102の参加状況(例えば、参加中か否か)を確認するための手段である。確認手段304は、例えば、コンテンツを配信中に、任意のタイミングで端末装置102に参加者IDの送信を要求する参加確認要求を送信することができる。また、参加者端末102は、情報処理装置101から参加確認情報を受信すると、参加者IDを含む応答情報を送信する。確認手段304は、例えば、応答情報に含まれる参加者IDにより、参加中の参加者端末102を特定することができる。
また、参加者端末102は、会議や講座の途中で電池切れや電源オフとなったり、退出要求を行わずに通信範囲外へ移動したり等により、退出処理が必ずしも正しく行われない場合があり得る。このような場合、情報処理装置101は、確認手段304を用いて、参加者IDの応答がない参加者端末102を特定し、応答がない参加者端末102の退出処理を行うものであっても良い。例えば、確認手段304は、コンテンツを配信中の複数の参加者端末102に参加確認情報を送信し、応答がない参加者端末102を参加管理手段303に通知する。また、参加管理手段303は、例えば、通知された参加確認情報に対する応答がない参加者端末102へのコンテンツの配信を停止し、退出処理を行う。これにより、情報処理装置101は、退出処理を行わずに通信不能となった参加者端末102についても管理を継続することができるようになる。
計算手段307は、参加管理情報312に含まれる参加者ID、配信開始時刻、配信停止時刻等に基づいて、参加者IDを有する参加者のコンテンツへの参加時間を計算する。
判定手段306は、参加管理情報312に含まれる参加者ID、配信開始時刻、配信停止時刻等の情報に基づいて、上記コンテンツに係る会議、講座、又はイベント等への参加者の参加が有効か否かを判定する。判定手段306は、例えば、計算手段307が、参加管理情報312に含まれる参加者ID、配信開始時刻、配信停止時刻に基づいて計算した参加者の参加時間等に基づいて、参加者の参加が有効か否かを判定する。
具体的には、判定手段306は、計算された参加者の参加時間が、予め定められた所要時間(例えば、1時間以上)に達している場合、参加者の参加を有効と判断し、予め定められた所要時間に達していない場合、参加者の参加を無効と判断する。判定手段306は、判定結果を記憶手段308に判定結果314として記憶する。
尚、上記判定方法は一例であって、判定手段306は、例えば、配信開始時刻が記録されていない参加者の参加を無効と判断するもの等であっても良い。また、判定手段306は、配信停止時刻が予め定めれた時間よりも前である参加者や、配信停止時刻が記録されていない参加者の参加を無効と判定するもの等であっても良い。
また、情報処理装置101は、参加の有効、無効等の判定条件を、記憶手段308に設定情報315等として記憶し、情報処理装置101、開催者端末103、参加者端末102等から、条件の設定、変更等が可能であることが望ましい。
通知手段305は、判定手段306による判定結果314等を開催者端末103、又は、参加者端末102等に通知する。
記憶手段308は、例えば、コンテンツの配信が認められた参加者IDをを含むID情報313、会議資料や、テキスト等のコンテンツデータ311、及び前述した参加管理情報312、判定結果314、及び設定情報315等を記憶する。記憶手段308は、例えば、図2のストレージ部204、RAM202等とその制御プログラムを含む。
表示手段309は、参加管理情報312、判定結果314、設定情報315等を表示する手段であり、例えば、図2の表示部207とその表示を制御するプログラム等を含む。
設定手段310は、設定情報315等の値を入力する手段で、例えば、図2の入力部206とその入力を制御するプログラム等を含む。
尚、情報処理装置101の上記各手段は、少なくともその一部が、例えば、図2のCPU201で動作するプログラムによって実現される。
上記構成により、情報処理装置101は、参加者端末102からの参加要求及び退出要求に応じてコンテンツの配信開始又は配信停止を制御する。また、情報処理装置101は、参加要求又は退出要求に含まれる参加者IDを、コンテンツの配信開始を示す情報(例えば、配信開始時刻)及び配信停止を示す情報(例えば、配信停止時刻)と共に記憶手段308に参加管理情報312として記憶する。
また、判定手段306は、記憶手段308に記憶された参加管理情報312に含まれる参加者ID、コンテンツの配信開始を示す情報及びコンテンツの配信停止を示す情報等に基づいて、参加者の会議、講座、イベント等への参加が有効か否かを判定する。
これにより、情報処理装置101は、参加者に意識させることなく参加者の参加情報を収集し、収集した参加情報に基づいて容易に参加者の参加状態の判定を行うことができるようになる。
(参加者の端末装置)
図4は、一実施形態に係る参加者の端末装置の機能構成図である。図4において、参加者の端末装置(参加者端末)102は、通信手段401、共有処理手段402、参加要求手段403、確認応答手段404、通知要求手段405、結果反映手段406、表示手段407、入力手段408、及び記憶手段409を有する。
通信手段401は、ネットワーク104を介して、情報処理装置101等とデータの送受信を行う手段であり、例えば、図2の通信I/F208等を含む。
共有処理手段402は、情報処理装置101からの共有情報を受信し、受信した共有情報に従って共有画面の同期、例えば、資料のページ送り、拡大縮小等の処理を行う。共有処理手段402は、情報処理装置101から会議資料等のコンテンツデータ410を予め取得して記憶手段409に記憶し、情報処理装置101から共有情報として同期データだけを受信するものであっても良い。或いは、共有処理手段402は、情報処理装置101から送信された画面データをそのまま表示するもの等であっても良い。
参加要求手段403は、会議、講座、イベント等に参加する際に、参加者IDを含む参加要求を情報処理装置101に送信して、コンテンツの配信(コンテンツへの参加)を要求する。また、参加要求手段403は、会議、講座、イベント等を退出する際に、参加者IDを含む退出要求を情報処理装置101に送信して、コンテンツの配信停止(コンテンツからの退出)を要求する。
確認応答手段404は、情報処理装置101から参加確認情報を受信した場合、参加者IDを含む参加応答情報を送信する。これにより、情報処理装置101は、任意の時点で参加者端末102の参加状態を確認することができる。尚、参加応答情報の送信は、参加者端末102が自動的に行うものであっても良いし、参加者の操作により行われるものであっても良い。
通知要求手段405は、参加者IDを含む判定結果の取得要求により、情報処理装置101に参加者の参加結果の取得を要求する。通知要求手段405は、情報処理装置101から判定結果を受信すると、受信した判定結果を、記憶手段409に結果情報411として記憶する。
結果反映手段406は、記憶手段409に記憶した結果情報411を参加者端末102反映する手段である。結果反映手段406による結果情報411の反映とは、例えば、記憶した結果情報411が「合格」の場合のみ見ることができるコンテンツがある、または、所定の時間以上出席しないとコンテンツの保存ができない等を含む。
表示手段407は、共有コンテンツや、記憶手段409に記憶した結果情報411等を
表示する手段であり、例えば、図2の表示部207とその表示を制御するプログラム等を含む。
入力手段408は、参加者端末102に、例えば、参加者IDや、操作等の入力を行う手段で、例えば、図2の入力部206とその入力を制御するプログラム等を含む。
尚、参加者端末102の上記各手段は、少なくともその一部が、例えば、図2のCPU201で動作するプログラム等により実現される。
<処理の流れ>
次に、情報処理システム100の処理の流れについて説明する。
図5は、一実施形態に係る参加退出処理の流れを示すシーケンスチャートである。図5において、参加者端末102は、会議、講座等に参加する場合、参加者の参加者IDを含む参加要求を情報処理装置101へ送信する(ステップS501)。尚、参加要求の送信は、予め定められたアプリケーションや、サービス等を起動した際に参加者端末102によって自動的に行われるものであっても良いし、参加者の入力操作等によって行われるものであっても良い。また、参加者IDは、参加者を一意に特定することができる識別情報であり、情報処理装置101は、参加者の参加者IDを、ID情報313として記憶手段308に予め記憶しているものとする。
ステップS501において、参加者端末102から参加要求を受信した情報処理装置101は、参加要求に含まれる参加者IDと参加時刻(配信開始時刻)を参加管理情報312として記憶手段308に記憶する。また、情報処理装置101は、参加者端末102へのコンテンツの配信を開始する(ステップS502)。これにより、参加要求を送信した参加者端末102は、「参加中」状態となり、情報処理装置101から、例えば、会議資料等の資料や、同期情報等のコンテンツを、継続的に受信することができるようになる(ステップS503、S504)。
また、参加者端末102は、会議等への参加を退出する時に参加者の参加者IDを含む退出要求を情報処理装置101へ送信する(ステップS505)。参加者端末102から退出要求を受信した情報処理装置101は、退出要求に含まれる参加者IDに対応するコンテンツの送信を停止し、参加者IDと退出時刻(配信停止時刻)を参加管理情報312に記憶する(ステップS506)。
上記動作により、情報処理装置101は、参加者端末102へのコンテンツの配信開始時刻(参加時刻)、及び配信停止時刻(退出時刻)を、参加管理情報312として記憶手段308に記憶することができる。
図6は、一実施形態に係る参加確認処理の流れを示すシーケンスチャートである。図6において、開催者は、例えば、会議、講座等のコンテンツ配信中の任意のタイミングで、例えば、開催者端末103を用いて参加確認依頼を情報処理装置101に送信することができる(ステップS601)。ここで、参加確認依頼は、任意のタイミングで参加者(参加者端末102)の参加状態の確認を情報処理装置101に依頼するための情報である。
情報処理装置101は、開催者端末103から参加確認依頼を受信すると、例えば、コンテンツを配信中の複数の参加者端末102に参加確認要求を送信する(ステップS602)。
一方、参加者端末102は、情報処理装置101から参加確認要求を受信すると、参加者IDを含む参加確認応答を情報処理装置101に返信する(ステップS603)。尚、この時の参加確認応答の送信は、参加者端末102が自動的に行うものであっても良いし、参加者の操作を伴うものであっても良い。
情報処理装置101は、参加者端末102から参加確認応答を受信すると、受信した参加確認応答に含まれる参加者IDを記憶手段308の参加管理情報312等に記憶する(ステップS604)。
上記動作により、開催者は、任意のタイミングで参加者の参加状態を確認することができる。また、このとき複数の参加者端末102から受信した参加者IDは、例えば、受信時刻等と共に記憶手段308に記憶される。開催者は、例えば、開催者端末103や情報処理装置101等から記憶手段に記憶された受信者IDと受信時刻を用いて、その受信時刻における参加者(参加者端末102)の参加状態を判断することができる。
図7は、一実施形態に係る結果取得処理の流れを示すシーケンスチャートである。図7において、参加者端末102の利用者(参加者)は、任意のタイミングで、情報処理装置101に判定結果の取得要求を送信し、参加者の参加状態の判定結果の取得を要求することができる。このとき、参加者端末102は、参加者の識別情報である参加者IDと、判定内容を示す識別情報である判定IDを含む取得要求を情報処理装置101に送信する(ステップS701)。
参加者端末102から判定結果の取得要求を受信した情報処理装置101は、例えば、参加管理情報312に記憶した参加者ID、コンテンツの配信開始時刻及び配信停止時刻等に基づいて、判定IDに対応する判定結果を計算又は判定する(ステップS702)。また、情報処理装置101は、計算又は判定された判定結果や、例えば、修了証等の判定結果を示す画像データ等を、参加者端末102に通知する(ステップS704)。
情報処理装置101から判定結果を受信した参加者端末102は、表示手段407に判定結果を表示し(ステップS704)、受信した判定結果を記憶手段409に結果情報411として記憶する(ステップS705)。
上記動作により、参加者端末102は、任意のタイミングで判定IDに対応する会議、講座等への参加状態の判定結果を、情報処理装置101から取得することができる。また、取得した判定結果は記憶手段409に記憶されるので、参加者は、判定結果をいつでも参照することができる。
図8は、一実施形態に係る判定IDと講座IDとの関係の例を示す図である。本実施の形態では、情報処理装置101及び参加者端末102は、例えば、図8のように判定ID801と講座ID802を関連付けて記憶している。図8において、判定ID「AAA−1111」には、3つの講座ID「講座AAAA」、「講座BBBB」、「講座CCCC」が関連付けられている。また、判定ID「BBB−2222」には、2つの講座ID「講座DDDD」、「講座EEEEE」が関連付けられている。このように、1つの判定ID801に関連付けられる講座ID802は、複数であっても良いし、また、一つであっても良い。情報処理装置101は、参加者端末102からの取得要求に含まれる判定ID801に関連付けられた講座ID802に対応する講座の、各々の評価、もしくは総合評価により、判定IDに対する判定を行う。
図9は、一実施形態に係る講座IDと、開始時刻及び終了時刻との関係の例を示す図である。本実施の形態に係る情報処理装置101は、例えば、図9のように、講座ID901と、講座の開始時刻902と、終了時刻903とを関連付けて記憶しておくと良い。この情報は、例えば、計算手段307の計算や、判定手段306の判定等に好適に用いることができる。尚、図9に示す情報は、例えば、外部サーバ等から取得するものであっても良い。
図10は、一実施形態に係る参加管理情報の例を示す図である。図10において、参加管理情報312は、講座ID1001、参加者ID1002、参加時間1(Ts1)1003、退出時間1(Te1)、参加時間2(Ts2)、退出時間2(Te2)等の情報を有する。尚、図10の例では、参加時間(Tsi)、退出時間(Tei)(iは1以上の整数を示す)の参加及び退出回数iが2の場合までしか記載されていないが、参加及び退出回数iは3以上であっても良い。計算手段307は、この参加管理情報312に基づいて、参加者の各講座への参加総時間を計算することができる。
図11は、一実施形態に係る参加総時間の計算処理の例を示すフローチャートである。情報処理装置101の計算手段307は、処理を開始すると、初期化処理として参加総時間Taを0とし、参加及び退出回数iを1とする(ステップS1001)。
次に、計算手段307は、参加管理情報312に計算対象となる講座IDに対応する参加者IDが含まれるか否かを判断する(ステップS1002)。
ステップS1002において、講座IDに対応する参加者IDのデータがない場合、計算手段307は、総出力時間Ta(この場合、Ta=0)を出力して処理を終了する(ステップS1007)。一方、ステップS1002において、講座IDに対応する参加者IDのデータがある場合、計算手段307は、講座IDに対応する参加時間Tsiのデータの有無を判断する(ステップS1003)。
ステップS1003において、講座IDに対応する参加時間Tsiのデータがない場合、計算手段307は、総出力時間Taを出力して処理を終了する(ステップS1007)。一方、ステップS1003において、講座IDに対応する参加時間Tsiのデータがある場合、計算手段307は、講座IDに対応する退出時間Teiのデータの有無を判断する(ステップS1004)。
ステップS1004において、講座IDに対応する退出時間Teiのデータがない場合、計算手段307は、総出力時間Taを出力して処理を終了する(ステップS1007)。一方、ステップS1004において、講座IDに対応する退出時間Teiのデータがある場合、計算手段307は、退出時間Teiと参加時間Tsiとの差を、参加総時間Taに加算する(ステップS1005)。
次に、計算手段307は、iの値をインクリメントし、ステップS1003に戻って処理を続ける(ステップS1006)。
上記処理により、1つの講座IDに対応する参加時間(Tsi)、退出時間(Tei)が複数ある場合でも、講座IDに対する総参加時間Taを算出することができる。
図12は、一実施形態に係る判定条件と、判定計算の組み合わせの例を示す図である。図12の例では、例えば、判定IDに対する合否判断の条件となる合否条件1201は、4つの判定方法がある。
1つ目の判定方法は、判定IDに対応する全ての講座(総講座)の参加時間が閾値1(例えば、40時間以上)を超えた場合に合格と判定する方法である。閾値1の値は、例えば、開催者が情報処理装置101の設定手段310、又は開催者端末103等を用いて設定する。
2つ目の判定方法は、総参加時間に対する参加者の参加時間の割合が閾値2(例えば8割以上)を超えた場合に合格と判定する方法である。閾値2の値は、例えば、例えば、開催者が情報処理装置101の設定手段310、又は開催者端末103等を用いて設定する。
上記2つの判定方法では、各講座での判定計算1202として、各講座の総時間の総和の計算が行われる。
3つ目の判定方法は、総講座の出欠確認の返答回数が閾値3(例えば、10回以上)の場合に合格と判定する方法である。ここで、出欠確認の返答回数とは、情報処理装置101の確認手段304が送信した参加確認情報に対する、参加者端末102からの応答回数である。閾値3の値は、例えば、開催者が情報処理装置101の設定手段310、又は開催者端末103等を用いて設定する。
4つめの判定方法は、講座毎に出席の有効/無効の判定を行い、講座毎の判定結果に基づいて総合的な判定を行う方法である。例えば、図12の講座の出席条件1203を講座毎に定め、講座毎に出席判定計算1204を行い、講座毎の出席の合否判定を行う。そして、講座毎の合否判定の結果に基づいて、判定IDに対する判定を行う。例えば、判定手段306は、判定IDに対応するすべての講座に合格した参加者のみ、判定IDに対して合格と判断するものであっても良い。
尚、開催者は、例えば、情報処理装置101の設定手段310、又は開催者端末103等を用いて情報処理装置101にアクセスし、各判定IDに対する上記4つの判定方法や、各閾値(図12の閾値1〜7等)の設定を行うことができる。
図13は、一実施形態に係る判定結果の例を示す図である。図13の例では、判定結果314は、参加者ID1301、判定ID1302、総講座の参加総時間1303、判定1304等の情報を含む。この例では、総講座の参加総時間1303が3時間30分以上の場合に合格と判定する。情報処理装置101の判定手段306は、計算手段307の計算結果に基づいて判定を行った結果を、例えば、図3のような判定結果314として、記憶手段308に記憶する。
図14は、一実施形態に係る設定画面の例を示す図である。設定手段310は、要求に応じて、例えば図14に示すような設定画面1401を情報処理装置101の表示手段309や、開催者端末103に表示させることができる。図14において、設定画面1401は、判定ID「AAA−1111」に対応する3つの講座の参加時間1402と、設定条件1403を表示している。開催者等のユーザは、設定条件1403の、合否判定条件1404、及び講座の出席判定条件(閾値)1405等の閾値の設定を変更することが可能である。
<まとめ>
以上、本発明に係る情報処理装置101は、端末装置102から受信した参加者の識別情報(参加者ID)に基づいて、端末装置102へのコンテンツの配信開始(参加)及び配信停止(退出)を管理する管理手段(参加管理手段303)を有する。また、情報処理装置101は、端末装置102へのコンテンツの配信開始を示す情報(参加時刻)及び配信停止を示す情報(退出時刻)を記憶する記憶手段308を有する。さらに、情報処理装置101は、記憶手段308に記憶した配信開始を示す情報及び配信停止を示す情報に基づいて、上記コンテンツに係る会議、講座、イベント等への参加者の参加が有効か否かを判定する判定手段306を有する。
これにより、情報処理装置101は、配信されるコンテンツを利用する参加者に意識させることなく参加者の参加情報を収集し、収集した情報に基づいて、上記コンテンツに係る会議や講座等への参加者の参加が有効か否か等の判定を行うことができる。
尚、上記実施の形態は本発明の範囲を限定するものではなく、例えば、情報処理装置101が有する各手段は、複数の情報処理装置が分散して有していても良い。また、情報処理装置101や参加者端末102の記憶手段は、例えば、外部記憶装置、外部サーバ、又はクラウドサービス等の外部に設けられた記憶手段であっても良い。
100 情報処理システム
101 情報処理装置
102 参加者の端末装置(参加者端末)
103 開催者の端末装置(開催者端末)
302 共有制御手段
303 参加管理手段(管理手段)
304 確認手段
305 通知手段
306 判定手段
307 計算手段
308 記憶手段
310 設定手段
特開2012−108872号公報 特開2009−277202号公報

Claims (10)

  1. 端末装置にコンテンツを配信する情報処理装置であって、
    前記端末装置から受信した参加者の識別情報に基づいて、前記端末装置への前記コンテンツの配信開始及び配信停止を管理する管理手段と、
    前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶した前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報に基づいて前記参加者の参加が有効であるか否かを判定する判定手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記記憶した前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報に基づいて、前記参加者の参加時間を計算する計算手段を有する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記計算された参加時間が予め定められた閾値以上である場合、前記参加者の参加が有効であると判定する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記コンテンツを配信中に、前記端末装置に前記参加者の識別情報の送信を要求する参加確認要求を送信する確認手段を有する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記参加確認要求に応じて前記端末装置から送信される前記参加者の識別情報に基づいて、前記参加者の参加が有効であるか否かを判定する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記端末装置に前記参加者の参加状態を通知する通知手段を有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段の判定条件を設定する設定手段を有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 端末装置から受信した参加者の識別情報に基づいて、前記端末装置へのコンテンツの配信開始及び配信停止を管理するアプリケーションの前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶した前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報に基づいて前記参加者の参加が有効であるか否かを判定する判定手段と、
    を有する情報処理装置。
  9. 端末装置にコンテンツを配信する情報処理システムであって、
    前記端末装置から受信した参加者の識別情報に基づいて、前記端末装置への前記コンテンツの配信開始及び配信停止を管理する管理手段と、
    前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶した前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報に基づいて前記参加者の参加が有効であるか否かを判定する判定手段と、
    を有する情報処理システム。
  10. 端末装置にコンテンツを配信する情報処理システムであって、
    参加者の識別情報を用いて前記コンテンツの配信開始又は配信停止を要求する端末装置と、
    情報処理装置を、
    前記端末装置から受信した前記参加者の識別情報に基づいて、前記端末装置への前記コンテンツの配信開始及び配信停止を管理する管理手段、
    前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報を記憶する記憶手段、及び
    前記記憶した前記配信開始を示す情報及び前記配信停止を示す情報に基づいて前記参加者の参加が有効であるか否かを判定する判定手段、
    として機能させるためのプログラムと、
    を有する情報処理システム。
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