JP2015141394A - 撮像装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】より高品質な画像を得ることができるようにする。
【解決手段】撮像装置は、撮像画像の撮像時にコントラスト方式と像面位相差方式とを適宜切り替えながらオートフォーカス制御を行う。このとき、像面位相差方式の検波とコントラスト方式の検波が常に行われるようにされ、撮像装置は、コントラスト方式の検波のためにフォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させる。撮像装置は、像面位相差方式でオートフォーカスを行うときには、フォーカスレンズのウォブリング量を、コントラスト方式でオートフォーカスを行うときのウォブリング量よりも小さくなるようにする。本技術は、デジタルビデオカメラに適用することができる。
【選択図】図1

Description

本技術は撮像装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、より高品質な画像を得ることができるようにした撮像装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来、画像を撮像するときに行われるオートフォーカス(以下、単にAF(Autofocus)とも称する)の方式として、コントラスト方式が知られている。
コントラスト方式では、撮像された画像から得られるコントラストの評価値に基づいてフォーカス制御が行われる。特に、コントラスト方式では、フォーカスレンズを微小振動させながらフォーカスレンズの移動先の位置を算出するウォブリングモードと呼ばれているフォーカス手法が一般的である。このようにフォーカスレンズを微小振動させることはウォブリングと呼ばれている。
しかし、ウォブリングモードでのオートフォーカスではコントラストの検波時にフォーカスレンズが微小振動しているため、画像の画質が劣化してしまうことがある。そこで、ウォブリングモードでのオートフォーカス制御時に、ユーザによるパンニング動作やズーミング動作を検出し、その検出結果に応じてウォブリング量を変化させ、画質の劣化を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−129255号公報
ところで、オートフォーカス方式として複数種類のオートフォーカス方式を組み合わせてフォーカス制御を行うハイブリッドAF方式も提案されている。例えばハイブリッドAF方式として、コントラスト方式と像面位相差方式を組み合わせる方式も知られている。
このようにコントラスト方式と像面位相差方式を組み合わせたハイブリッドAF方式では、あるケースでは像面位相差方式によりフォーカス制御を行い、他のケースではコントラスト方式によりフォーカス制御を行うことになる。この場合、フォーカス制御を行っている間は、合焦位置を求めるために像面位相差方式の演算とコントラスト方式の演算が常に並行して行われている。
上述したようにコントラスト方式では、フォーカスレンズに対して微小振動を加えながらコントラストの検波が行われ、検波により得られるコントラストの評価値が最大となる方向にフォーカスレンズが動かされ、合焦位置が探索される。
また、像面位相差方式では、撮像素子に設けられた位相差検出画素の出力から得られるデフォーカス量から、画像上のどの領域の被写体に合焦させるかが決定され、決定された領域のデフォーカス量に基づいて合焦位置、すなわちフォーカスレンズの移動先が求められる。ここで、デフォーカス量は、目標とする合焦位置を示す予定焦点面に対する、現時点の結像面のずれ量である。
以上のようなハイブリッドAF方式では、像面位相差方式のオートフォーカス制御が行われている間でもコントラスト方式の演算、すなわちコントラストの検波が行われているため、フォーカスレンズには常に微小振動が加えられている状態となる。そのため、像面位相差方式では、予定焦点面に対する結像面のずれ量、つまりデフォーカス量の変動が常に存在する状態で合焦位置を探索しなければならず、合焦精度が低下してしまう。
そうすると、わずかにピントがずれている状態で画像が撮像されてしまい、得られる画像の画質が劣化してしまうこともある。すなわち、場合によってはピントの合った高品質な画像が得られなくなってしまうこともある。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より高品質な画像を得ることができるようにするものである。
本技術の一側面の撮像装置は、撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかを選択する方式選択部と、前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量を定める演算部とを備える。
前記他の方式を、検波時に前記フォーカスレンズの微小振動を必要としないフォーカス方式とすることができる。
前記他の方式を像面位相差方式とすることができる。
前記方式選択部には、前記像面位相差方式の検波結果に基づいて前記コントラスト方式または前記像面位相差方式の何れかの方式を選択させることができる。
前記演算部には、前記撮像画像の撮像時の被写界深度に基づいて前記ウォブリング量を算出させることができる。
本技術の一側面の撮像方法またはプログラムは、撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかを選択し、前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量を定めるステップを含む。
本技術の一側面においては、撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかが選択され、前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量が定められる。
本技術の一側面によれば、より高品質な画像を得ることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載された何れかの効果であってもよい。
撮像装置の構成例を示す図である。 撮像処理を説明するフローチャートである。 コンピュータの構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本技術を適用した実施の形態について説明する。
〈第1の実施の形態〉
〈撮像装置の構成例〉
本技術は、ウォブリングを行いながら合焦位置を探索するコントラスト方式と、ウォブリングを行わずに合焦位置を探索する他のオートフォーカス方式とを組み合わせてオートフォーカス制御を行うハイブリッドAF方式において、より高品質な画像を得ることができるようにするものである。
コントラスト方式と組み合わせるオートフォーカス方式は、検波時にウォブリングが不要である方式であれば、アクティブ方式等どのような方式であってもよいが、以下では像面位相差方式とコントラスト方式を組み合わせたハイブリッドAF方式を例として説明する。
このようなハイブリッドAF方式では、撮像中、像面位相差方式のオートフォーカス制御を行っているときでもコントラスト方式の検波のためにウォブリングが行われている。すなわち、撮像時には継続してコントラスト方式の検波が行われている。そこで、本技術では、像面位相差方式のオートフォーカス制御を行っているときには、コントラスト方式のオートフォーカス制御を行っているときよりもウォブリング量、つまりレンズを微小振動させるときの振幅を小さくする。
これにより、像面位相差方式で用いられるデフォーカス量の変動が小さくなり、像面位相差方式による合焦精度を向上させることができ、よりピント具合のよい高品質な画像を得ることができる。また、撮像により得られる画像においてウォブリングの影響、すなわち画面のゆれが目立ちにくくなるので、画像の品質を向上させることができるだけでなく、合焦精度を向上させることもできる。
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本技術を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示す図である。
この撮像装置11は、例えば撮像機能を有するデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどからなる。
図1に示す撮像装置11は、撮像レンズ21、撮像素子22、AFE(Analog Front End)部23、信号処理部24、操作部25、主要制御部26、記録部27、表示部28、画像出力部29、コントラスト検出部30、コントラストAFレンズ目標位置演算部31、撮像素子制御部32、デフォーカス量演算部33、合焦領域決定部34、像面位相差AFレンズ目標位置演算部35、AF方式選択部36、およびレンズドライバ37を有している。
撮像レンズ21は、複数のレンズなどからなり、被写体から入射した光を集光して撮像素子22の撮像面へと導く。
撮像レンズ21は、レンズ51、絞り52、フォーカスレンズ53、ズームレンズ54、シャッタ55、およびフォーカスレンズ駆動モータ56を有している。特に、レンズ51、フォーカスレンズ53、およびズームレンズ54は、撮像レンズ21の撮像光学系を構成している。また、フォーカスレンズ53は、1枚のレンズから構成されてもよいし、複数枚のレンズから構成されてもよい。
被写体から入射した光は、レンズ51、絞り52、フォーカスレンズ53、ズームレンズ54、およびシャッタ55を介して撮像素子22に入射する。シャッタ55は、例えば主要制御部26の制御に従って開閉し、撮像素子22の露光を行う。
また、フォーカスレンズ駆動モータ56は、レンズドライバ37により駆動され、フォーカスレンズ53を撮像光学系の光軸方向に移動させることで被写体にフォーカス(ピント)を合わせる。すなわち、ピント調節が行われる。さらに、フォーカスレンズ駆動モータ56は、レンズドライバ37の制御に従ってフォーカスレンズ53に周期的な微小振動を加え、ウォブリングを行う。
撮像素子22は、行列配列された画素が設けられた撮像面を有するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)等からなり、撮像レンズ21を介して被写体から入射した光を撮像面で受光する。撮像素子22は、被写体からの光を光電変換することで得られた画像をAFE部23に供給する。
ここで、撮像素子22の撮像面には、鑑賞対象となる被写体の画像を撮像するための撮像画素と、像面位相差方式のオートフォーカスに用いられ、被写体の光像の位相差を検出するための位相差検出画素とが設けられている。特に、位相差検出画素は、撮像面において複数の撮像画素の間に離散的に配置されている。
より具体的には、撮像素子22の撮像面には、いくつかのAF演算領域が設けられており、AF演算領域内には複数の位相差検出画素が配置されている。AF演算領域は、フォーカス(ピント)を合わせる対象とする領域(以下、合焦対象領域と称する)の候補であり、一般的にAFポイントとも呼ばれている。
例えば撮像レンズ21の瞳領域を左右の2つの分割領域に分割したとすると、AF演算領域内には、一方の分割領域から入射する光束を受光する位相差検出画素と、他方の分割領域から入射する光束を受光する位相差検出画素とが設けられている。
後段では各AF演算領域について、位相差検出画素から出力される画素信号(以下、位相差検出信号とも称する)から得られる、分割領域ごとの被写体の像(画像)、つまり瞳分割した像の位相差(像間の距離)に基づいてデフォーカス量が算出される。このように位相差を検出し、デフォーカス量を算出する処理が、像面位相差方式のオートフォーカス制御を行うための検波処理となる。
撮像素子22は、撮像画素から出力された画素信号からなる撮像画像の撮像画像信号と、位相差検出画素から出力される位相差検出信号とをAFE部23に供給する。
AFE部23は、撮像素子22から供給された位相差検出信号に対してA/D(Analog/Digital)変換等を行って、信号処理部24および主要制御部26を介して撮像素子制御部32に供給する。また、AFE部23は、撮像素子22から供給された撮像画像に対してA/D変換等を行って信号処理部24に供給する。
信号処理部24は、AFE部23から供給された撮像画像に対してデモザイクやガンマ補正などの各種の信号処理を施して主要制御部26に供給する。操作部25は、例えばボタンやタッチパネルなどからなり、ユーザの操作に応じた信号を主要制御部26に供給する。
主要制御部26は、操作部25から供給される信号に応じて撮像装置11全体の動作を制御する。例えば、主要制御部26は、信号処理部24から供給された撮像画像をコントラスト検出部30に供給したり、撮像画像を記録部27や表示部28に供給したりする。また、主要制御部26は、記録部27から撮像画像を読み出して画像出力部29に供給する。
記録部27は、例えば撮像装置11に着脱可能なリムーバブルメディアなどからなり、主要制御部26から供給された撮像画像を記録したり、記録している撮像画像を主要制御部26に供給したりする。
表示部28は、例えば液晶表示パネルなどからなり、主要制御部26から供給された撮像画像を表示する。画像出力部29は、主要制御部26から供給された撮像画像を無線または有線により、外部の装置に出力する。
コントラスト検出部30は、主要制御部26から供給された撮像画像に基づいて、撮像画像の各領域のコントラストの度合いを示す評価値を算出し、コントラストAFレンズ目標位置演算部31に供給する。
コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、コントラスト検出部30から供給された評価値に基づいて、撮像画像上の所定の領域にある被写体に合焦した状態となるときのフォーカスレンズ53の位置を示す目標位置を算出し、AF方式選択部36に供給する。
コントラストAFレンズ目標位置演算部31で得られるフォーカスレンズ53の目標位置が、コントラスト方式により求められた、フォーカスレンズ53の移動先の位置である。なお、ここでは目標位置が算出される例について説明するが、コントラスト方式や像面位相差方式でのオートフォーカス制御のための情報として、現時点におけるフォーカスレンズ53の位置から目標位置までの移動方向と移動距離を示す情報が算出されるようにしてもよい。
また、コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、AF方式選択部36の指示に応じて、コントラストの評価値を得るための検波時にフォーカスレンズ53を微小振動させるときの振幅、つまりウォブリング量を定め、AF方式選択部36に供給する。
撮像素子制御部32は、主要制御部26から供給された位相差検出信号に対する信頼度を算出し、信頼度の高い位相差検出信号のみをデフォーカス量演算部33に供給する。これにより、像面位相差方式におけるデフォーカス量の誤検出を抑制することができる。
デフォーカス量演算部33は、撮像素子制御部32から供給された位相差検出信号に基づいて、AF演算領域ごとにデフォーカス量を算出し、合焦領域決定部34に供給する。各AF演算領域について求められたデフォーカス量は、AF演算領域に対応する撮像画像上の領域にある被写体にフォーカス(ピント)を合わせたときの撮像レンズ21の結像面である予定焦点面に対する、現時点における撮像レンズ21の結像面のずれ量である。
合焦領域決定部34は、デフォーカス量演算部33から供給された各AF演算領域のデフォーカス量に基づいて、AF演算領域のなかから、フォーカスを合わせる対象とするAF演算領域を合焦対象領域として選択(決定)する。合焦領域決定部34は、合焦対象領域のデフォーカス量を、像面位相差AFレンズ目標位置演算部35およびAF方式選択部36に供給する。
像面位相差AFレンズ目標位置演算部35は、合焦領域決定部34から供給されたデフォーカス量に基づいて、合焦対象領域にある被写体に合焦した状態となるときのフォーカスレンズ53の位置を示す目標位置を算出し、AF方式選択部36に供給する。像面位相差AFレンズ目標位置演算部35で得られるフォーカスレンズ53の目標位置が、像面位相差方式により求められた、フォーカスレンズ53の移動先の位置である。
AF方式選択部36は、合焦領域決定部34から供給されたデフォーカス量を閾値処理することで、オートフォーカス方式として、コントラスト方式を採用するか、または像面位相差方式を採用するかを選択する。すなわち、AF方式選択部36は、像面位相差方式による検波結果に基づいて、コントラスト方式と像面位相差方式とを適宜切り替えながらオートフォーカス制御を行う。
AF方式選択部36は、選択したオートフォーカス方式で算出された目標位置をレンズドライバ37に供給し、フォーカス動作を行わせる。また、AF方式選択部36は、選択したオートフォーカス方式に応じたウォブリング量の算出をコントラストAFレンズ目標位置演算部31に指示し、コントラストAFレンズ目標位置演算部31から供給されたウォブリング量をレンズドライバ37に供給する。
レンズドライバ37は、AF方式選択部36から供給された目標位置に基づいてフォーカスレンズ駆動モータ56を駆動させ、フォーカスレンズ53を目標位置へと移動させる。このとき、レンズドライバ37は、AF方式選択部36から供給されたウォブリング量に基づいてフォーカスレンズ駆動モータ56を駆動させ、フォーカスレンズ53に微小振動を加える。すなわち、所定のウォブリング量でフォーカスレンズ53を微小振動させる。
〈撮像処理の説明〉
次に、撮像装置11の動作について説明する。
例えばユーザが操作部25を操作して撮像画像の撮像を指示すると、撮像装置11はユーザの操作に応じて撮像画像を撮像する処理である撮像処理を開始する。なお、撮像画像は、静止画像であってもよいし動画像であってもよいが、以下では撮像画像として動画像を撮像する場合を例として説明を続ける。
以下、図2のフローチャートを参照して撮像装置11による撮像処理について説明する。
ステップS11において、撮像素子22は、撮像レンズ21を介して被写体から入射してきた光を受光して光電変換することで、被写体を撮像する。
すなわち、撮像素子22は、撮像画素が被写体から入射した光を光電変換することで得られる画素信号からなる撮像画像信号を、AFE部23および信号処理部24を介して主要制御部26に供給する。このとき、AFE部23は撮像素子22から供給された撮像画像信号に対するA/D変換等を行い、信号処理部24はAFE部23から供給された撮像画像信号にデモザイクやガンマ補正などの信号処理を施す。
主要制御部26は、信号処理部24から供給された撮像画像信号を記録部27に供給して記録させたり、表示部28に供給して撮像画像を表示させたりするとともに、撮像画像信号をコントラスト検出部30にも供給する。
また、撮像素子22の位相差検出画素は、被写体から入射した光を光電変換することで得られる位相差検出信号をAFE部23、信号処理部24、および主要制御部26を介して撮像素子制御部32に供給する。このとき、AFE部23は撮像素子22から供給された位相差検出信号に対するA/D変換等を行う。
さらに、撮像素子制御部32は、主要制御部26から供給された位相差検出信号に基づいて、それらの位相差検出信号の信頼度を計算し、信頼度が所定値以上である位相差検出信号のみを後段のデフォーカス量演算部33に供給する。例えば、位相差検出信号として実質的な信号、つまり有用な信号が得られていない場合には、信頼度が低くなるようになされている。
ステップS12において、コントラスト検出部30は、主要制御部26から供給された撮像画像信号に基づいて、撮像画像の各領域のコントラストの評価値を算出し、コントラストAFレンズ目標位置演算部31に供給する。
例えばコントラスト検出部30は、撮像画像の各領域について、それらの領域内の各画素の輝度値を算出し、得られた輝度値から各領域の高周波成分を抽出する。そして、コントラスト検出部30は、撮像画像の領域ごとに抽出した高周波成分に基づいて、各領域のコントラストの度合い、つまり合焦の度合いを示す評価値を算出する。
ここで、算出される評価値は、撮像画像の算出対象となった領域におけるコントラストが高いほど、つまり領域内に含まれるエッジ成分(高周波成分)が多いほど大きい値となるようになされている。したがって、評価値の高い領域がピントの合っている領域となる。
ステップS13において、デフォーカス量演算部33は、撮像素子制御部32から供給された位相差検出信号に基づいて、AF演算領域ごとにデフォーカス量を算出し、合焦領域決定部34に供給する。すなわち、デフォーカス量演算部33は各AF演算領域について、位相差検出信号により示される、撮像面上における被写体の像間の距離を位相差として検出し、その位相差に基づいてデフォーカス量を算出する。
ステップS14において、合焦領域決定部34は、デフォーカス量演算部33から供給された各AF演算領域のデフォーカス量に基づいて、AF演算領域のうちの1つを合焦対象領域として選択する。そして、合焦領域決定部34は、合焦対象領域のデフォーカス量を像面位相差AFレンズ目標位置演算部35およびAF方式選択部36に供給する。
例えば合焦領域決定部34は、各AF演算領域のうちデフォーカス量が少ないAF演算領域を合焦対象領域として選択する。このとき、合焦領域決定部34は、撮像素子22の撮像面のより中央に近く、かつより撮像装置11までの距離が近い被写体があるAF演算領域ほどより大きい重みが付けられるように各AF演算領域に重みを付けて、デフォーカス量に基づく合焦対象領域の選択(決定)を行う。
ステップS15において、AF方式選択部36は、合焦領域決定部34から供給された合焦対象領域のデフォーカス量に基づいて、像面位相差方式のオートフォーカスを行うか否かを判定する。
例えば、合焦対象領域のデフォーカス量の絶対値が予め定められた閾値より大きい場合、像面位相差方式のオートフォーカスを行うと判定される。これは、デフォーカス量が少ない(小さい)場合には、像面位相差方式のオートフォーカス制御での合焦精度が十分に高くないからである。
ステップS15において像面位相差方式のオートフォーカスを行うと判定された場合、その後、ステップS16乃至ステップS18の処理が行われて、像面位相差方式によるオートフォーカス制御が行われる。
このとき、AF方式選択部36は、像面位相差AFレンズ目標位置演算部35に目標位置の算出を指示する。また、AF方式選択部36は、コントラストAFレンズ目標位置演算部31に対して、像面位相差方式のオートフォーカス制御を行う場合における、コントラスト方式の検波のためのウォブリング量Waの算出を指示する。
ステップS16において、コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、AF方式選択部36の指示に応じてウォブリング量Waを算出し、AF方式選択部36に供給する。
ここで、像面位相差方式のオートフォーカス制御を行う場合における、コントラスト方式の検波のためのウォブリング量Waは、コントラスト方式のオートフォーカス制御を行う場合における、コントラスト方式の検波のためのウォブリング量Wbよりも必ず小さくなるように定められる。すなわち、0<Wa<Wbが成立するようになされる。
具体的には、例えばコントラストAFレンズ目標位置演算部31は、フォーカスレンズ53の光軸方向の位置、絞り52の絞り値、ズームレンズ54の光軸方向の位置、および撮像素子22の撮像画素のサイズ等に基づいて、撮像画像の撮像時における被写界深度を算出する。
そして、コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、算出された被写界深度に基づいてウォブリング量Waを算出する。具体的には、例えば被写界深度の半分(1/2)の値がウォブリング量Wbとされ、さらにそのウォブリング量Wbの半分(1/2)の値がウォブリング量Waとされる。このように被写界深度に応じてウォブリング量を変化させれば、ウォブリングに起因する撮像画像のゆれ等が目立たないようにすることができる。
なお、ウォブリング量は被写界深度等に応じて変化するようにしてもよいし、ウォブリング量Waやウォブリング量Wbの値を予め定めておき、固定値とするようにしてもよい。また、ウォブリング量はフォーカスレンズ53を移動させる速度等により変化するようにしてもよい。
ステップS17において、像面位相差AFレンズ目標位置演算部35は、合焦領域決定部34から供給されたデフォーカス量に基づいて、合焦対象領域の被写体に合焦させるためのフォーカスレンズ53の目標位置を算出し、AF方式選択部36に供給する。
AF方式選択部36は、像面位相差AFレンズ目標位置演算部35から供給された目標位置と、コントラストAFレンズ目標位置演算部31から供給されたウォブリング量Waとをレンズドライバ37に供給し、フォーカス動作の実行を指示する。
ステップS18において、レンズドライバ37は、AF方式選択部36から供給された目標位置とウォブリング量Waに基づいてフォーカス動作を行う。
すなわち、レンズドライバ37はフォーカスレンズ駆動モータ56を駆動させてフォーカスレンズ53を目標位置に移動させるとともに、フォーカスレンズ駆動モータ56を駆動させて、周期的にウォブリング量Waで示される幅だけフォーカスレンズ53を微小振動させる。
ステップS18の処理が行われると、その後、処理はステップS22へと進む。
一方、ステップS15において、像面位相差方式のオートフォーカス制御を行わないと判定された場合、ステップS19乃至ステップS21の処理が行われて、コントラスト方式によるオートフォーカス制御が行われる。
このとき、AF方式選択部36はコントラストAFレンズ目標位置演算部31に対して、目標位置の算出、およびコントラスト方式のオートフォーカス制御を行う場合における、コントラスト方式の検波のためのウォブリング量Wbの算出を指示する。
ステップS19において、コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、AF方式選択部36の指示に応じてウォブリング量Wbを算出し、AF方式選択部36に供給する。例えば、ステップS16における場合と同様に、被写界深度に基づいてウォブリング量Wbが算出される。
ステップS20において、コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、コントラスト検出部30から供給された評価値に基づいて、フォーカスレンズ53の移動先の位置を示す目標位置を算出し、AF方式選択部36に供給する。
具体的にはコントラストAFレンズ目標位置演算部31は、撮像画像における所定の領域を合焦対象とする領域として選択する。例えば、合焦対象とする領域は、合焦領域決定部34により定められた合焦対象領域を含む領域であってもよいし、コントラストの評価値が最も高い領域とされてもよい。また、合焦対象とする領域を選択する際には、撮像画像の直前のフレームにおいて合焦対象とされた領域や、合焦領域決定部34により定められた現フレームの合焦対象領域に応じて重み付けを行うようにしてもよい。
コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、合焦対象とする領域について、コントラスト検出部30から供給された評価値に基づいて、合焦対象とする領域の被写体に合焦させるためのフォーカスレンズ53の目標位置を算出する。
すなわち、撮像レンズ21ではフォーカスレンズ53のウォブリングが行われているので、ウォブリング量により示される光軸方向の幅の範囲内の各位置についてコントラストの評価値が得られる。したがって、コントラストAFレンズ目標位置演算部31では、フォーカスレンズ53を光軸方向に微小量だけ移動させたときのコントラストの評価値の変化を示す評価値の傾き値が得られる。
コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、合焦対象とする領域におけるコントラストの評価値の傾き値に基づいて、コントラストの評価値が増加する方向へとフォーカスレンズ53が動かされるように目標位置を定める。例えば合焦位置、つまりコントラストの評価値のピーク値付近では傾き値が小さくなるので、傾き値の大きさが小さいほどフォーカスレンズ53を移動させる距離が短くなるようになされる。
このようにコントラスト方式のオートフォーカス制御では、撮像画像のコントラストが高くなるフォーカスレンズ53の位置を探索することで焦点調整が行われる。
例えばウォブリングを行わない場合、コントラスト方式の検波値であるコントラストの評価値に基づいてフォーカスレンズ53が動かされ、評価値がピークとなるフォーカスレンズ53の位置が検出された後も、そのピークとなる位置からさらにフォーカスレンズ53を移動させる必要がある。これは、ある程度評価値が低くなるところまでフォーカスレンズ53を移動させないと、被写体に合焦させるための正しい移動方向(目標位置)を判定することができないからである。
これに対して、撮像装置11ではウォブリング動作が行われるので、コントラストの評価値の傾き値を得ることができる。つまり、検波値である評価値の傾きを知ることができる。したがって、この傾き値からフォーカスレンズ53を移動させるべき正しい方向を特定し、その方向にフォーカスレンズ53を少しずつ移動させることができる。特に、評価値のピーク付近では、ピークに近づくにつれて傾き値が小さくなっていくので、フォーカスレンズ53を移動させるべき方向の特定が容易である。
コントラストAFレンズ目標位置演算部31は、フォーカスレンズ53の目標位置を算出すると、得られた目標位置をAF方式選択部36に供給する。
また、AF方式選択部36は、コントラストAFレンズ目標位置演算部31から供給された目標位置とウォブリング量Wbをレンズドライバ37に供給し、フォーカス動作の実行を指示する。
ステップS21において、レンズドライバ37は、AF方式選択部36から供給された目標位置とウォブリング量Wbに基づいてフォーカス動作を行う。
すなわち、レンズドライバ37はフォーカスレンズ駆動モータ56を駆動させてフォーカスレンズ53を目標位置に移動させるとともに、フォーカスレンズ駆動モータ56を駆動させて、周期的にウォブリング量Wbで示される幅だけフォーカスレンズ53を微小振動させる。
ステップS21の処理が行われると、その後、処理はステップS22へと進む。
ステップS18またはステップS21においてフォーカス動作が行われると、ステップS22において、主要制御部26は、処理を終了するか否かを判定する。例えばユーザにより操作部25が操作され、撮像終了が指示された場合、処理を終了すると判定される。
ステップS22において終了しないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、上述した処理が繰り返し行われる。
これに対して、ステップS22において終了すると判定された場合、撮像装置11の各部は撮像画像を撮像するための処理を終了させ、撮像処理は終了する。
以上のようにして撮像装置11は、撮像画像の撮像時に像面位相差方式とコントラスト方式の検波を継続して同時に行いながら、それらの2つのオートフォーカス方式の何れか一方の方式を選択し、実際のフォーカス動作を行う。
このとき、撮像装置11は像面位相差方式でフォーカス(焦点)を合わせるときには、コントラスト方式でフォーカスを合わせるときよりも、コントラスト方式の検波のためのウォブリング量がより小さい値となるようにする。
これにより、像面位相差方式の検波で得られるデフォーカス量の変動が小さくなり、像面位相差方式による合焦精度を向上させることができる。その結果、よりピント具合のよい高品質な画像を得ることができる。また、ウォブリングによる画質の劣化を抑制し、画像の画質(品質)をさらに向上させることができる。
なお、以上においては、撮像時にコントラスト方式の検波、すなわちコントラストの評価値の算出と、像面位相差方式の検波、すなわちデフォーカス量の算出とを同時に行いながら、何れか一方のオートフォーカス方式を選択し、その選択された方式によるフォーカスレンズ53の目標位置を算出すると説明した。
しかし、この例に限らず、予めコントラスト方式による目標位置と、像面位相差方式による目標位置とを算出しておき、AF方式選択部36がオートフォーカス方式の選択結果に応じて、選択されたオートフォーカス方式の目標位置を選択的にレンズドライバ37に出力するようにしてもよい。
また、以上においては1または複数のレンズからなるフォーカスレンズ53全体を微小振動(ウォブリング)させる例について説明したが、フォーカスレンズ53を構成する一部のレンズを微小振動させるようにしてもよい。また、撮像レンズ21の全体または一部のレンズを微小振動させるようにしてもよい。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のコンピュータなどが含まれる。
図3は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)501,ROM(Read Only Me mory)502,RAM(Random Access Memory)503は、バス504により相互に接続されている。
バス504には、さらに、入出力インターフェース505が接続されている。入出力インターフェース505には、入力部506、出力部507、記録部508、通信部509、及びドライブ510が接続されている。
入力部506は、キーボード、マウス、マイクロホン、撮像素子などよりなる。出力部507は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記録部508は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部509は、ネットワークインターフェースなどよりなる。ドライブ510は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア511を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU501が、例えば、記録部508に記録されているプログラムを、入出力インターフェース505及びバス504を介して、RAM503にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU501)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア511に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア511をドライブ510に装着することにより、入出力インターフェース505を介して、記録部508にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部509で受信し、記録部508にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM502や記録部508に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
また、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
さらに、本技術は、以下の構成とすることも可能である。
(1)
撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかを選択する方式選択部と、
前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量を定める演算部と
を備える撮像装置。
(2)
前記他の方式は、検波時に前記フォーカスレンズの微小振動を必要としないフォーカス方式である
(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記他の方式は像面位相差方式である
(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記方式選択部は、前記像面位相差方式の検波結果に基づいて前記コントラスト方式または前記像面位相差方式の何れかの方式を選択する
(3)に記載の撮像装置。
(5)
前記演算部は、前記撮像画像の撮像時の被写界深度に基づいて前記ウォブリング量を算出する
(1)乃至(4)の何れか一項に記載の撮像装置。
(6)
撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかを選択し、
前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量を定める
ステップを含む撮像方法。
(7)
撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかを選択し、
前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量を定める
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
11 撮像装置, 21 撮像レンズ, 22 撮像素子, 26 主要制御部, 30 コントラスト検出部, 31 コントラストAFレンズ目標位置演算部, 33 デフォーカス量演算部, 34 合焦領域決定部, 35 像面位相差AFレンズ目標位置演算部, 36 AF方式選択部, 37 レンズドライバ, 53 フォーカスレンズ, 56 フォーカスレンズ駆動モータ

Claims (7)

  1. 撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかを選択する方式選択部と、
    前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量を定める演算部と
    を備える撮像装置。
  2. 前記他の方式は、検波時に前記フォーカスレンズの微小振動を必要としないフォーカス方式である
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記他の方式は像面位相差方式である
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記方式選択部は、前記像面位相差方式の検波結果に基づいて前記コントラスト方式または前記像面位相差方式の何れかの方式を選択する
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記演算部は、前記撮像画像の撮像時の被写界深度に基づいて前記ウォブリング量を算出する
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかを選択し、
    前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量を定める
    ステップを含む撮像方法。
  7. 撮像画像の撮像時に継続してコントラスト方式の検波を行う場合において、フォーカスレンズを所定のウォブリング量で微小振動させて検波を行う前記コントラスト方式、または前記コントラスト方式とは異なる他の方式の何れの方式でフォーカス制御を行うかを選択し、
    前記他の方式でフォーカス制御を行う場合、前記コントラスト方式の検波のための前記ウォブリング量が、前記コントラスト方式でフォーカス制御を行う場合における前記ウォブリング量よりも小さい値となるように前記ウォブリング量を定める
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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