JP5938967B2 - 撮像装置、撮像方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
フォーカスレンズは、撮像素子13の受光面に被写体像を結像させるレンズであり、後述するレンズ駆動機構12によって位置(合焦位置)が調節されることにより、被写体の合焦を行うレンズである。
ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
また、AFE14は、撮像画像を構成する各画素のデータ(輝度値)を積分することで測光し、その測光結果に基づいて露出補正量を算出する。この露出補正量に基づいて、露出が調整されることになる。
これら、光学レンズ11と、レンズ駆動機構12と、撮像素子13と、AFE14と、TG15と、により撮像部1Aが構成されている。
RAM20には、CPU18が各種処理を実行する上において必要なデータ等が適宜記憶される。
即ち、表示部22は、液晶ディスプレイ等で構成され、撮像画像等の各種画像を表示する。
通信部24は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
AF解析処理とは、指標取得部42により取得されたコントラスト値に基づいて、フォーカスレンズ位置を予測し、予測したフォーカスレンズ位置へフォーカスレンズを移動し、その後停止するまでの一連の処理をいう。
本実施形態におけるAF解析処理は、フォーカスレンズを光軸方向に移動させながら、各位置で撮像した被写体のコントラスト値を検出し、検出したコントラスト値のピーク位置(以下、「コントラストピーク」と呼ぶ)を合焦位置とするコントラスト検出方式が採用されている。
即ち、指標取得部42は、撮像素子13から得られる輝度信号にハイパスフィルタをかけて得られるコントラスト値を解析し、コントラスト値が最大となるフォーカスレンズ位置を特定することにより、合焦位置を決定する。
指標取得部42は、AFE14から出力される撮像画像のデータに含まれる周波数成分(直流成分を除く)が合焦レンズ位置(合焦位置)で最大になることを利用して、撮像画像のデータに含まれる周波数成分の量を評価値としてコントラスト値を算出する。そして、算出したコントラスト値がピークとなるフォーカスレンズ位置に基づいて合焦状態を検出する。このようにして検出される評価値は、撮像画像の一領域から検出される。この検出される評価値を、以下、「AF評価値」と呼ぶ。
図3の横軸は、フォーカスレンズ位置(0〜7a)を示し、縦軸は、各フォーカスレンズ位置(0〜7a)におけるコントラスト値T(T0〜T7)を示す。各フォーカスレンズの位置(0〜7a)のうち、フォーカスレンズ位置の「0」は、無限遠側の位置を示し、「7a」は、近点側の位置を示す。
図3の実施形態においては、フォーカスレンズ位置5aにおけるコントラスト値T=T5のときに、コントラスト値が最大(ピーク)となる。従って、指標取得部42は、フォーカスレンズ位置5aにおけるコントラスト値T=T5を指標として取得する。
図4は、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するAF解析処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
具体的には、本実施形態では、AF解析処理の前に、ライブビュー撮像処理及びライブビュー表示処理が開始されているものとする。
即ち、CPU18は、撮像素子13による撮像動作を開始させて、当該撮像動作を継続させる。その間、当該撮像素子13から順次出力される撮像画像のデータは、DRAM17に一時的に記憶される。このような一連の処理が、ここでいう「ライブビュー撮像処理」である。
また、表示制御部21は、ライブビュー撮像処理時にDRAM17に一時的に記録された各撮像画像のデータを順次読み出して、各々に対応する撮像画像を表示部22に順次表示させる。このような一連の処理が、ここでいう「ライブビュー表示処理」である。そして、ライブビュー表示処理により表示部22に表示されている撮像画像が、ここでいう「ライブビュー画像」である。
ユーザは、ライブビュー画像を見ながら構図を決定すること等をした後、撮像画像の記録前に、例えば、操作部23の図示せぬシャッタボタンを途中(下限に至らない所定の位置)まで押下する操作を行う。このようにシャッタボタンの途中(下限に至らない所定の位置)まで押下する操作を、以下、「半押し操作」と呼ぶ。
このようにして、ライブビュー画像が表示されている最中に半押し操作がなされると、次のようなAF解析処理が所定の時刻ごとに実行される。
ステップS12において、コンティニュアスAF制御部43は、ステップS11において取得したフレームのコントラスト値を前フレームのコントラスト値と比較する。前フレームとは、ステップS11においてコントラストを取得したフレームより前のフレームをいう。従って、前フレームのコントラスト値とは、今回のフレーム以前のフレームに基づいて取得されたコントラスト値をいう。
ステップS15において、コンティニュアスAF制御部43は、被写体の追従を行い、指標取得部42により取得された指標に基づいて、フォーカスレンズを移動する制御を実行する。フォーカスレンズを移動する例については、図5乃至図7を適宜参照して後述する。
CPU18は、全押し操作がなされると、記録指示がなされたと解釈し、記録指示がなされた時点又はその前後に撮像素子13から出力された撮像画像のデータであって、上述のAF解析処理で移動された合焦位置で合焦された撮像画像のデータを、保存用のデータとしてリムーバブルメディア31等に記憶させる。
図5は、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するコンティニュアスAF停止処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図6乃至図8は、撮像装置1を構成する主制御部41、コンティニュアスAF制御部43及びレンズ駆動機構12の各々がAF解析処理をそれぞれ実行する場合における相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。
図6は、従来の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。
初めに、主制御部41は、1フレームごとにAF解析処理命令をコンティニュアスAF制御部43に対し要求する。AF解析処理命令の要求を受けた場合、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析処理を行う。この処理では、コンティニュアスAF制御部43は、指標取得部42により取得されたコントラスト値に基づいて合焦位置を算出する。そして、コンティニュアスAF制御部43は、算出した合焦位置となるようフォーカスレンズを移動するフォーカスレンズ動作命令をレンズ駆動機構12に対し要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けた場合、レンズ駆動機構12は、コンティニュアスAF制御部43により算出された合焦位置までフォーカスレンズを移動する。
このように、主制御部41により1フレームごとにAF解析処理命令が要求されてから、フォーカスレンズ動作命令によりフォーカスレンズを移動するまでの一連の流れが1回のAF解析処理として行われる。以下、AF解析処理を毎フレームごとに連続して行う処理をコンティニュアスAFと呼ぶ。
コンティニュアスAF制御部43は、コンティニュアス停止命令を受けた後は、主制御部41からn+1回目(n+1フレーム目)以降のAF解析処理命令の要求を受けた場合であっても、それ以降のAF解析処理を行わない。従って、フォーカスレンズが合焦位置まで移動していないにも関わらずAF解析停止処理がなされた場合には、合焦していないにも関わらずフォーカスレンズの移動が停止してしまうため、フォーカスレンズの停止位置によっては、ピントが合わないという問題が発生していた。
図7は、従来の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における図6とは異なる相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。n−1回目までの処理については図6と同様であるため、説明を省略する。
しかし、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析処理中に主制御部41からコンティニュアス停止命令が要求された場合には、AF解析処理に割り込んでフォーカスレンズ停止命令をレンズ駆動機構12に対し要求することとなる。このため、コンティニュアスAF制御部43は、フォーカスレンズの移動を停止させた後に、再びAF解析処理により、フォーカスレンズ動作命令を要求することとなり、フォーカスレンズを合焦位置に正確に停止させることができなくなるという問題が発生していた。
図8は、本実施形態における図1の撮像装置1において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。n−1回目までの処理については図6と同様であるため、説明を省略する。
図9は、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するフォーカス固定位置決定処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
これに対し、コントラストピークを発見しなかった場合には、ステップS52においてNOであると判定されて、処理はステップS54に進む。
これに対し、コントラストピークを発見しなかった場合には、ステップS55においてNOであると判定されて、処理はステップS57に進む。
図10乃至図15は、コントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する図である。
具体的には、コンティニュアスAF動作中に、コンティニュアスAF停止命令が割り込んだ場合において、コントラスト値(評価値)の合焦位置を推測し、推測した合焦位置にフォーカスレンズを移動する例について説明する。
図10の例においては、時刻t6のときに取得されたコントラスト値C11がコントラストピークの候補となる。
ここで、時刻t8のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、コントラストピークが取得(検出)された後に、主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、コンティニュアスAF制御部43は、未だAF解析処理中であり、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求していないため、フォーカスレンズの移動は停止していない。停止動作制御部45は、コントラストピークにおけるコントラスト値C11に対応するフォーカスレンズ位置F11をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F11までフォーカスレンズを移動するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F11まで移動し、そのフォーカスレンズ位置F11でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
図11の例においては、時刻t1〜t8の何れの状態においても、ウォブリング動作によりコントラストピークを探している状態であるため、コントラストピークは取得(検出)されていない。
ここで、時刻t8のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、ウォブリング動作中、かつ、コントラストピークが取得(検出)される前に、主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、コンティニュアスAF制御部43は、未だAF解析処理中であり、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求していないため、フォーカスレンズの移動は停止していない。停止動作制御部45は、ウォブリング動作中のフォーカスレンズ位置の略中心位置F21をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F21までフォーカスレンズを移動するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F21まで移動し、そのフォーカスレンズ位置F21でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
図12の例においては、時刻t7のときに取得されたコントラスト値C31がコントラストピークの候補となる。
ここで、時刻t9のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、コントラストピークが取得(検出)された後に、主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、コンティニュアスAF制御部43は、未だAF解析処理中であり、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求していないため、フォーカスレンズの移動は停止していない。停止動作制御部45は、コントラストピークにおけるコントラスト値C31に対応するフォーカスレンズ位置F31をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F31までフォーカスレンズを移動するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F31まで移動し、そのフォーカスレンズ位置F31でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
図13及び図14の例においては、時刻t1〜t9の何れの状態においても、未だコントラストピークを探している状態であるため、コントラストピークは取得(検出)されていない。
ここで、時刻t9のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、コントラストピークが取得される前に、主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、コンティニュアスAF制御部43は、未だAF解析処理中であり、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求していないため、フォーカスレンズの移動は停止していない。
図15の例においては、時刻t1〜t5の何れの状態においても、コントラスト値C81が一定となる。
ここで、時刻t5のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、フォーカスレンズの状態が停止中である場合に主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、停止動作制御部45は、現在の時刻t5におけるコントラスト値C81に対応するフォーカスレンズ位置F81をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F81でフォーカスレンズを固定するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F81で固定し、そのフォーカスレンズ位置F81でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
撮像部1Aは、被写体を撮像する。指標取得部42は、撮像部1Aの合焦状態を示すコントラスト値を順次取得する。コンティニュアスAF制御部43は、指標取得部42により順次取得されるコントラスト値に基づいてフォーカスレンズを被写体に追従して駆動する制御を行う。停止指示検出部44は、コンティニュアスAF制御部による制御に対する停止指示を検出する。停止動作制御部45は、停止指示検出部44により停止指示が検出されたときのコンティニュアスAF制御部43における制御状態に基づいてフォーカスレンズの停止動作を制御する。
これにより、割り込み処理等により、AF解析処理が停止されたときであっても、コンティニュアスAF制御部43における制御状態に基づいてフォーカスレンズの停止動作が制御される。従って、例えば、コンティニュアスAF制御部43により、合焦中であるときには、フォーカスレンズの移動を待ってからフォーカスレンズの停止動作を制御することで、合焦の精度を維持することができる。このことから、コンティニュアスAF制御部43によるAF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることが可能になる。
これにより、コンティニュアスAF制御部43による制御を停止させたいタイミングで停止できるとともに、停止指示のタイミングがコントラストピークを示すタイミングとあわないときでも、最適なフォーカスレンズの停止位置に移動するよう制御することができる。従って、停止指示のタイミングの位置でフォーカスレンズを停止させるよりも、合焦精度が高い位置でフォーカスレンズを停止することができる。
これにより、例えば、停止指示のタイミングが、指標取得部42により取得されたコントラストピークの検出前である場合には、コントラスト値に基づいて予測したコントラストピークに対応するフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズを移動する停止動作を行うことができる。これに対し、停止指示のタイミングが、指標取得部42により取得されたコントラストピークの検出後である場合には、検出されたコントラストピークに対応するフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズを移動する停止動作を行うことができる。このことから、コンティニュアスAF制御部43によるAF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることが可能になる。
これにより、停止指示のタイミングに応じて、フォーカスレンズの停止位置を最適な合焦状態となるように停止することができる。
指標予測部46は、指標取得部42によりコントラストピークを取得できない場合に、停止指示検出部44により検出された停止指示の前に指標取得部42により取得された複数のコントラスト値に基づいて、コントラストピークを予測する。
そして、停止動作制御部45は、停止指示検出部44により停止指示が検出されたときに、指標予測部46により予測されたコントラストピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動してから停止させる。
これにより、例えば、コントラストピークが取得できないタイミングで、停止指示が検出されたときであっても、複数のコントラスト値に基づいてコントラストピークを予測することができる。そして、予測したコントラストピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動して停止することで、AF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることが可能になる。
これにより、詳細(正確)な合焦位置が決定される前であっても、ウォブリング動作を行うことにより、ウォブリング動作によりある程度予測された合焦位置の中心位置にフォーカスレンズを移動して停止することができる。このことから、コンティニュアスAF制御部43によるAF解析処理が停止された際の合焦状態をより正確なものとすることが可能になる。
例えば、停止動作制御部45は、フォーカスレンズの現在位置又は予め決められた位置をフォーカス固定位置として決定し、当該フォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズを移動して停止することができる。
例えば、本発明は、撮像機能を有する電子機器又は、当該電子機器を制御する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
[付記1]
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段と、
前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段と、
前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段と、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
[付記2]
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングと、前記指標取得手段により取得される前記指標が変化するタイミングとの関係に応じて、前記フォーカスレンズの停止位置又は停止タイミングを制御することを特徴とする付記1に記載の撮像装置。
[付記3]
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前か検出後かに応じて、前記フォーカスレンズの停止動作を制御する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の撮像装置。
[付記4]
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出後である場合は、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動してから停止させ、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、現在位置、予め決められた位置、又は予測される前記指標のピーク位置の何れかの位置に移動してから停止させることを特徴とする付記2に記載の撮像装置。
[付記5]
前記指標取得手段により前記指標のピークを取得できない場合に、前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示の前に前記指標取得手段により取得された複数の指標に基づいて、前記指標のピークを予測する指標予測手段を更に備え、
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときに、前記指標予測手段により予測された指標のピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動してから停止させる
ことを特徴とする付記1乃至4のうち何れかに記載の撮像装置。
[付記6]
前記コンティニュアスAF制御手段は、
前記フォーカスレンズを大きく移動させながら前記指標のピークを検出した後、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動する動作と、前記フォーカスレンズの位置を小さく振動させながら前記指標のピークの検出と前記フォーカスレンズの移動とを同時に行うウォブリング動作を行い、
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記ウォブリング動作中であり、かつ、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、前記ウォブリング動作による振動の中心位置に移動してから停止させることを特徴とする付記1から3の何れかに記載の撮像装置。
[付記7]
撮像装置が実行する撮像方法において、
被写体を撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップの合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得ステップと、
前記指標取得ステップにより順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御ステップと、
前記コンティニュアスAF制御ステップによる制御に対する停止指示を検出する停止指示検出ステップと、
前記停止指示検出ステップにより前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御ステップにおける制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御ステップと、
を含む撮像方法。
[付記8]
撮像処理の制御を実行するコンピュータを、
被写体を撮像する撮像手段、
前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段、
前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段、
前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (5)
- 被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段と、
前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段と、
前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段と、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段と、
を備え、
前記コンティニュアスAF制御手段は、
前記フォーカスレンズを大きく移動させながら前記指標のピークを検出した後、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動する動作と、前記フォーカスレンズの位置を小さく振動させながら前記指標のピークの検出と前記フォーカスレンズの移動とを同時に行うウォブリング動作を行い、
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記ウォブリング動作中であり、かつ、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、前記ウォブリング動作による振動の中心位置に移動してから停止させる
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出後である場合は、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動してから停止させ、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、現在位置、予め決められた位置、又は予測される前記指標のピーク位置の何れかの位置に移動してから停止させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記指標取得手段により前記指標のピークを取得できない場合に、前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示の前に前記指標取得手段により取得された複数の指標に基づいて、前記指標のピークを予測する指標予測手段を更に備え、
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときに、前記指標予測手段により予測された指標のピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動してから停止させる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 撮像装置が実行する撮像方法において、
被写体を撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップの合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得ステップと、
前記指標取得ステップにより順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御ステップと、
前記コンティニュアスAF制御ステップによる制御に対する停止指示を検出する停止指示検出ステップと、
前記停止指示検出ステップにより前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御ステップにおける制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御ステップと、
を含み、
前記コンティニュアスAF制御ステップは、
前記フォーカスレンズを大きく移動させながら前記指標のピークを検出した後、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動する動作と、前記フォーカスレンズの位置を小さく振動させながら前記指標のピークの検出と前記フォーカスレンズの移動とを同時に行うウォブリング動作を行い、
前記停止動作制御ステップは、
前記停止指示検出ステップにより検出された前記停止指示のタイミングが、前記ウォブリング動作中であり、かつ、前記指標取得ステップにより取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、前記ウォブリング動作による振動の中心位置に移動してから停止させる
ことを特徴とする撮像方法。 - 撮像処理の制御を実行するコンピュータを、
被写体を撮像する撮像手段、
前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段、
前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段、
前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段、
として機能させ、
前記コンティニュアスAF制御手段は、
前記フォーカスレンズを大きく移動させながら前記指標のピークを検出した後、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動する動作と、前記フォーカスレンズの位置を小さく振動させながら前記指標のピークの検出と前記フォーカスレンズの移動とを同時に行うウォブリング動作を行い、
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記ウォブリング動作中であり、かつ、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、前記ウォブリング動作による振動の中心位置に移動してから停止させる
ことを特徴とするプログラム。
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