JP2013195704A - 撮像装置、撮像方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】AF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすること。
【解決手段】撮像装置1は、撮像部1Aと、指標取得部42と、コンティニュアスAF制御部43と、停止指示検出部44と、停止動作制御部45と、を備えている。撮像部1Aは、被写体を撮像する。指標取得部42は、撮像部1Aの合焦状態を示すコントラスト値を順次取得する。コンティニュアスAF制御部43は、指標取得部42により順次取得されるコントラスト値に基づいてフォーカスレンズを被写体に追従して駆動する制御を行う。停止指示検出部44は、コンティニュアスAF制御部による制御に対する停止指示を検出する。停止動作制御部45は、停止指示検出部44により停止指示が検出されたときのコンティニュアスAF制御部43における制御状態に基づいてフォーカスレンズの停止動作を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、AF機能を備えた撮像装置、撮像方法、及びプログラムに関する。
従来より、合焦位置を自動的に検出するAF(Automatic Focus:オートフォーカス)解析処理を実行可能な撮像装置が存在する。代表的なAF解析処理の手法としては、画像信号に含まれる周波数成分(直流成分を除く)が合焦レンズ位置(合焦位置)で最大になることを利用して、画像信号に含まれる周波数成分の大きさを評価値として合焦状態を検出する、というものが存在する。そして、この手法により検出される評価値は、撮像画像の一領域から検出される。(この検出される評価値を、以下、「AF評価値」と呼び、AF評価値が検出される当該一領域を、以下、「AF評価エリア」と呼ぶ。)
このようなAF評価エリアの従来の設定手法としては、複数のAF評価エリアの各々に関して合焦レンズ位置を演算し、演算された複数の合焦レンズ位置のうち、最至近の合焦レンズ位置に対応するAF評価エリアを選択する、という手法が特許文献1に記載されている。
特開2004−361484号公報
特許文献1に記載のAF解析処理中にAF解析処理を停止する停止処理が実行された場合には、即座にフォーカスレンズの移動を停止させ、次フレーム以降のAF解析処理が中断される。このため、AF解析処理中に停止要求が生じた場合には、停止処理実行後に、現在のフレームでのAF解析処理が再開されるため、確実にフォーカスレンズを停止することができない場合がある。また、AF解析処理の停止に伴いフォーカスレンズは、直ちに停止される為、合焦位置が検出されていない状態でフォーカスレンズが停止した場合には、合焦の精度が低くなる場合がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、AF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の撮像装置は、
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段と、
前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段と、
前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段と、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によればAF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置の機能的構成のうち、AF解析処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 コントラスト値(評価値)のピーク位置を取得する例を示す図である。 図2の機能的構成を有する図1の撮像装置が実行するAF解析処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 図2の機能的構成を有する図1の撮像装置が実行するコンティニュアスAF停止処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 従来の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。 従来の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における図6とは異なる相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。 本実施形態における図1の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。 図2の機能的構成を有する図1の撮像装置が実行するフォーカス固定位置決定処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 コントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する図である。 コントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する図である。 コントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する図である。 コントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する図である。 コントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する図である。 コントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。撮像装置1は、例えばデジタルカメラにより構成することができる。
撮像装置1は、光学レンズ11と、レンズ駆動機構12と、撮像素子13と、AFE(Analog Front End)14と、TG(Timing Generator)15と、信号処理部16と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)17と、CPU(Central Processing Unit)18と、ROM(Read Only Memory)19と、RAM(Random Access Memory)20と、表示制御部21と、表示部22と、操作部23と、通信部24と、ドライブ25と、を備える。
光学レンズ11は、例えばフォーカスレンズやズームレンズ等で構成される。フォーカスレンズは、撮像素子13の受光面に被写体像を結像させる。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させる。
フォーカスレンズは、撮像素子13の受光面に被写体像を結像させるレンズであり、後述するレンズ駆動機構12によって位置(合焦位置)が調節されることにより、被写体の合焦を行うレンズである。
ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
レンズ駆動機構12は、CPU18の制御に従って各種レンズを駆動させる。例えば、レンズ駆動機構12は、CPU18の制御に従ってフォーカスレンズを移動させることで、AF(Automatic Focus)処理を実現させる。
撮像素子13は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。撮像素子13には、光学レンズ11から絞り機構(図示せず)を介して被写体像が入射される。そこで、撮像素子13は、TG15から供給されるクロックパルスに従って、一定時刻ごとに被写体像を光電変換(撮影)して画像信号を画素ごとに蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号として出力する。この画像信号が蓄積される一定時刻が、シャッタ速度に相当する。従って、上述した絞り値とともに、当該一定時刻(シャッタ速度)が制御されることで、露出が調整される。
AFE14は、TG15から供給されるクロックパルスに従って、撮像素子13から供給されるアナログの画像信号に対してA/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を施すことで、ディジタルの画像信号(以下、「撮像画像のデータ」と呼ぶ)を生成する。
また、AFE14は、撮像画像を構成する各画素のデータ(輝度値)を積分することで測光し、その測光結果に基づいて露出補正量を算出する。この露出補正量に基づいて、露出が調整されることになる。
TG15は、CPU18の制御に従って、一定時刻ごとにクロックパルスを撮像素子13とAFE14とにそれぞれ供給する。
これら、光学レンズ11と、レンズ駆動機構12と、撮像素子13と、AFE14と、TG15と、により撮像部1Aが構成されている。
信号処理部16は、例えばDSP(Digital Signal Processor)等で構成され、CPU18の制御に従って、AFE14から供給された撮像画像のデータ等に対して、ガンマ補正等の各種信号処理を施す。
DRAM17は、信号処理部16により信号処理が施された撮像画像のデータ等を一時的に記憶する。
CPU18は、撮像装置1全体の動作の制御、例えば露出調整の制御等を行うべく、ROM19に記録されているプログラムに従って各種処理を実行する。CPU18の処理の具体例については、図2等を参照して後述する。
RAM20には、CPU18が各種処理を実行する上において必要なデータ等が適宜記憶される。
表示制御部21は、CPU18の制御に従って、DRAM17やリムーバブルメディア31に記憶されている撮像画像のデータ等を取得し、当該撮像画像を表示部22に表示させる。
即ち、表示部22は、液晶ディスプレイ等で構成され、撮像画像等の各種画像を表示する。
操作部23は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
通信部24は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ドライブ25は、装着されたリムーバブルメディア31に対する読み書きを制御する。リムーバブルメディア31は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなり、撮像画像のデータ等各種データを記憶する。
図2は、このような撮像装置1の機能的構成のうち、AF解析処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
AF解析処理とは、指標取得部42により取得されたコントラスト値に基づいて、フォーカスレンズ位置を予測し、予測したフォーカスレンズ位置へフォーカスレンズを移動し、その後停止するまでの一連の処理をいう。
AF解析処理が実行される場合、CPU18においては、主制御部41と、指標取得部42と、コンティニュアスAF制御部43と、停止指示検出部44と、停止動作制御部45と、指標予測部46と、が機能する。
主制御部41は、AF解析処理を実行する際に、撮像装置1全体の動作を制御する。
本実施形態におけるAF解析処理は、フォーカスレンズを光軸方向に移動させながら、各位置で撮像した被写体のコントラスト値を検出し、検出したコントラスト値のピーク位置(以下、「コントラストピーク」と呼ぶ)を合焦位置とするコントラスト検出方式が採用されている。
指標取得部42は、光学レンズ11を構成するフォーカスレンズの合焦状態を示す指標を順次取得する。指標取得部42は、合焦状態を示す指標として被写体に追従してフォーカスレンズ位置ごとに取得される複数のコントラスト値を順次取得する。
即ち、指標取得部42は、撮像素子13から得られる輝度信号にハイパスフィルタをかけて得られるコントラスト値を解析し、コントラスト値が最大となるフォーカスレンズ位置を特定することにより、合焦位置を決定する。
指標取得部42は、AFE14から出力される撮像画像のデータに含まれる周波数成分(直流成分を除く)が合焦レンズ位置(合焦位置)で最大になることを利用して、撮像画像のデータに含まれる周波数成分の量を評価値としてコントラスト値を算出する。そして、算出したコントラスト値がピークとなるフォーカスレンズ位置に基づいて合焦状態を検出する。このようにして検出される評価値は、撮像画像の一領域から検出される。この検出される評価値を、以下、「AF評価値」と呼ぶ。
コンティニュアスAF制御部43は、指標取得部により順次取得される指標に基づいてレンズ駆動機構12を制御して、フォーカスレンズを被写体に追従して駆動する制御を行う。フォーカスレンズを駆動する例については、図10乃至図15を適宜参照して後述する。コンティニュアスAF制御部43は、後述のフォーカスレンズ動作命令及びフォーカスレンズ停止命令を含む種々の命令をレンズ駆動機構12へ要求する。
停止指示検出部44は、停止指示を検出する。停止指示とは、コンティニュアスAF動作自体を強制的に途中停止させるシステムコールや、強制的な割り込み処理をいう。この強制的な割り込み処理には、後述の半押し操作の解除、撮影操作の解除、フレームレートの変更操作等、撮像時のAF解析処理とは異なる動作がなされたときに実行される処理が含まれる。停止指示検出部44は、検出した停止指示の情報を停止動作制御部45へ供給する。
停止動作制御部45は、停止指示検出部44により停止指示が検出されたときのコンティニュアスAF制御部43におけるフォーカスレンズの制御状態に基づいてフォーカスレンズの停止動作を制御する。より具体的には、停止動作制御部45は、停止指示検出部44により検出された停止指示のタイミングが、指標取得部42により取得された指標のピーク、即ち、指標が変化するコントラストピークの検出前か検出後かに応じてフォーカスレンズの停止動作(停止位置や停止タイミング)を制御する。コントラストピークの検出前か検出後かに応じてフォーカスレンズの停止動作を制御する例については、図10乃至図15を適宜参照して後述する。
指標予測部46は、指標取得部42によりコントラストピークが取得できない場合に、停止指示検出部44により検出された停止指示の前に指標取得部42によりフレームごとに取得された複数のコントラスト値に基づいて、コントラストピークを予測する。指標予測部46は、予測したコントラストピークに対応するフォーカス位置をフォーカス固定位置として決定する。この決定されたフォーカス固定位置に基づいて、コンティニュアスAF制御部は、フォーカスレンズを駆動する制御を行う。フォーカス固定位置を予測する例については、図10乃至図15を適宜参照して後述する。
以下、図2の機能的構成を有する撮像装置1のうち、コンティニュアスAF制御部43が実行するコントラスト方式によりコントラスト値(評価値)のピーク位置を算出するコンティニュアスAF処理について、図3を適宜参照して説明する。
図3は、コントラスト方式によりコントラスト値(評価値)のピーク位置を取得する例を示す図である。
図3の横軸は、フォーカスレンズ位置(0〜7a)を示し、縦軸は、各フォーカスレンズ位置(0〜7a)におけるコントラスト値T(T0〜T7)を示す。各フォーカスレンズの位置(0〜7a)のうち、フォーカスレンズ位置の「0」は、無限遠側の位置を示し、「7a」は、近点側の位置を示す。
図3の実施形態においては、フォーカスレンズ位置5aにおけるコントラスト値T=T5のときに、コントラスト値が最大(ピーク)となる。従って、指標取得部42は、フォーカスレンズ位置5aにおけるコントラスト値T=T5を指標として取得する。
次に、このような図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するAF解析処理について説明する。
図4は、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するAF解析処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
AF解析処理は、例えば本実施形態ではライブビュー画像が表示部22に表示されている状態で操作部23に対する所定の操作がなされたことを契機として、実行される。
具体的には、本実施形態では、AF解析処理の前に、ライブビュー撮像処理及びライブビュー表示処理が開始されているものとする。
即ち、CPU18は、撮像素子13による撮像動作を開始させて、当該撮像動作を継続させる。その間、当該撮像素子13から順次出力される撮像画像のデータは、DRAM17に一時的に記憶される。このような一連の処理が、ここでいう「ライブビュー撮像処理」である。
また、表示制御部21は、ライブビュー撮像処理時にDRAM17に一時的に記録された各撮像画像のデータを順次読み出して、各々に対応する撮像画像を表示部22に順次表示させる。このような一連の処理が、ここでいう「ライブビュー表示処理」である。そして、ライブビュー表示処理により表示部22に表示されている撮像画像が、ここでいう「ライブビュー画像」である。
ユーザは、ライブビュー画像を見ながら構図を決定すること等をした後、撮像画像の記録前に、例えば、操作部23の図示せぬシャッタボタンを途中(下限に至らない所定の位置)まで押下する操作を行う。このようにシャッタボタンの途中(下限に至らない所定の位置)まで押下する操作を、以下、「半押し操作」と呼ぶ。
このようにして、ライブビュー画像が表示されている最中に半押し操作がなされると、次のようなAF解析処理が所定の時刻ごとに実行される。
ステップS11において、指標取得部42は、当該フレームにおけるコントラスト値を取得する。
ステップS12において、コンティニュアスAF制御部43は、ステップS11において取得したフレームのコントラスト値を前フレームのコントラスト値と比較する。前フレームとは、ステップS11においてコントラストを取得したフレームより前のフレームをいう。従って、前フレームのコントラスト値とは、今回のフレーム以前のフレームに基づいて取得されたコントラスト値をいう。
ステップS13において、コンティニュアスAF制御部43は、ステップS12においてコントラスト値を比較した結果合焦したか否かを判定する。コントラスト値を比較した結果合焦した場合、ステップS13においてYESであると判定されて、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、コンティニュアスAF制御部43は、被写体の追従を停止しフォーカスレンズを停止する制御を実行する。フォーカスレンズを停止する例については、図5乃至図7を適宜参照して後述する。この処理が終了すると、処理はステップS16に進む。ステップS16の処理については後述する。
合焦しなかった場合、ステップS13においてNOであると判定されて、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、コンティニュアスAF制御部43は、被写体の追従を行い、指標取得部42により取得された指標に基づいて、フォーカスレンズを移動する制御を実行する。フォーカスレンズを移動する例については、図5乃至図7を適宜参照して後述する。
ステップS16において、主制御部41は、AF解析処理の終了指示を受けたか否かを判定する。終了指示を受けた場合には、NOであると判定されて処理はステップS11に戻される。これに対し、終了指示を受けていない場合には、ステップS16においてYESであると判定されて、AF解析処理は終了となる。
その後、ユーザは、保存用の撮像画像のデータの記録の指示(以下、「記録指示」と呼ぶ)として、操作部23の図示せぬシャッタボタンを下限まで押下する操作を行う。なお、このようにシャッタボタンを下限まで押下する操作を、以下、「全押し操作」と呼ぶ。
CPU18は、全押し操作がなされると、記録指示がなされたと解釈し、記録指示がなされた時点又はその前後に撮像素子13から出力された撮像画像のデータであって、上述のAF解析処理で移動された合焦位置で合焦された撮像画像のデータを、保存用のデータとしてリムーバブルメディア31等に記憶させる。
次に、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するコンティニュアスAF停止処理について説明する。
図5は、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するコンティニュアスAF停止処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
ステップS31において、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析処理中であるか否かを判定する。AF解析中でない場合、ステップS31においてNOであると判定されて、処理はステップS33に進む。ステップS33以降の処理については後述する。これに対し、AF解析中である場合、ステップS31においてYESであると判定されて、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析処理が終了するまで待つ処理を行う。この処理では、コンティニュアスAF制御部43は、フォーカスレンズの移動が停止するまで、それ以降の処理を停止する。
ステップS33において、コンティニュアスAF制御部43は、次フレーム以降のAF解析処理を停止する。即ち、コンティニュアスAF制御部43は、主制御部41からAF解析処理命令の要求を受けた場合であっても、コンティニュアスAF停止命令の要求を受けた以降のフレームに対するAF解析処理を行わない。
ステップS34において、停止動作制御部45は、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求することで、フォーカスレンズ停止処理を行う。
ステップS35において、コンティニュアスAF制御部43は、フォーカスレンズが停止したか否かを判定する。フォーカスレンズが停止していない場合には、ステップS35において、NOであると判定されて、処理はステップS35に戻される。即ち、フォーカスレンズの移動が停止されるまでの間ステップS35の処理が繰り返し行われ、コンティニュアスAF停止処理が待機状態となる。これに対し、フォーカスレンズの移動が停止した場合には、ステップS35において、YESであると判定されて、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、コンティニュアスAF制御部43は、後述の図9を参照して説明するフォーカス固定位置決定処理で決定されたフォーカス固定位置へフォーカスレンズを移動する。この処理が終了すると、コンティニュアスAF停止処理は終了となる。
次に、AF解析処理中にAF解析処理の停止命令が割り込んだ場合の撮像装置1の挙動について説明する。
図6乃至図8は、撮像装置1を構成する主制御部41、コンティニュアスAF制御部43及びレンズ駆動機構12の各々がAF解析処理をそれぞれ実行する場合における相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。
初めに、従来の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析処理の停止命令が行われた場合の挙動について説明する。
図6は、従来の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。
初めに、主制御部41は、1フレームごとにAF解析処理命令をコンティニュアスAF制御部43に対し要求する。AF解析処理命令の要求を受けた場合、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析処理を行う。この処理では、コンティニュアスAF制御部43は、指標取得部42により取得されたコントラスト値に基づいて合焦位置を算出する。そして、コンティニュアスAF制御部43は、算出した合焦位置となるようフォーカスレンズを移動するフォーカスレンズ動作命令をレンズ駆動機構12に対し要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けた場合、レンズ駆動機構12は、コンティニュアスAF制御部43により算出された合焦位置までフォーカスレンズを移動する。
このように、主制御部41により1フレームごとにAF解析処理命令が要求されてから、フォーカスレンズ動作命令によりフォーカスレンズを移動するまでの一連の流れが1回のAF解析処理として行われる。以下、AF解析処理を毎フレームごとに連続して行う処理をコンティニュアスAFと呼ぶ。
ここで、図6に示すように、主制御部41によりn(nは1以上の整数)回目のAF解析処理命令がなされてから、フォーカスレンズの移動が停止するまでの間に、強制的な割り込み処理が入った場合、主制御部41は、コンティニュアスAF制御部43に対し、コンティニュアス停止命令を要求する。コンティニュアスAF停止命令の要求を受けた場合、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析停止処理を行う。この処理では、コンティニュアスAF制御部43は、コンティニュアス停止命令を受けたタイミングで、フォーカスレンズの移動を停止するフォーカスレンズ停止命令をレンズ駆動機構12に対し要求する。フォーカスレンズ停止命令の要求を受けた場合、レンズ駆動機構12は、コンティニュアスAF制御部43により算出された合焦位置までフォーカスレンズを移動したか否かに関わらず即座にフォーカスレンズの移動を停止する。
コンティニュアスAF制御部43は、コンティニュアス停止命令を受けた後は、主制御部41からn+1回目(n+1フレーム目)以降のAF解析処理命令の要求を受けた場合であっても、それ以降のAF解析処理を行わない。従って、フォーカスレンズが合焦位置まで移動していないにも関わらずAF解析停止処理がなされた場合には、合焦していないにも関わらずフォーカスレンズの移動が停止してしまうため、フォーカスレンズの停止位置によっては、ピントが合わないという問題が発生していた。
次に、従来の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析処理の停止命令が行われた場合の図6とは異なる挙動について説明する。
図7は、従来の撮像装置において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における図6とは異なる相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。n−1回目までの処理については図6と同様であるため、説明を省略する。
図7に示すように、主制御部41によりn(nは1以上の整数)回目のAF解析処理命令がなされてから、フォーカスレンズの移動が停止するまでの間に、強制的な割り込み処理が入った場合、主制御部41は、コンティニュアスAF制御部43に対し、コンティニュアス停止命令を要求する。コンティニュアスAF停止命令の要求を受けた場合、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析停止処理を行う。この処理では、コンティニュアスAF制御部43は、コンティニュアス停止命令を受けたタイミングで、フォーカスレンズの移動を停止するフォーカスレンズ停止命令をレンズ駆動機構12に対し要求する。フォーカスレンズ停止命令の要求を受けた場合、レンズ駆動機構12は、コンティニュアスAF制御部43により算出された合焦位置までフォーカスレンズを移動したか否かに関わらず即座にフォーカスレンズの移動を停止する。
しかし、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析処理中に主制御部41からコンティニュアス停止命令が要求された場合には、AF解析処理に割り込んでフォーカスレンズ停止命令をレンズ駆動機構12に対し要求することとなる。このため、コンティニュアスAF制御部43は、フォーカスレンズの移動を停止させた後に、再びAF解析処理により、フォーカスレンズ動作命令を要求することとなり、フォーカスレンズを合焦位置に正確に停止させることができなくなるという問題が発生していた。
次に、本実施形態における図1の撮像装置1において、AF解析処理中にAF解析処理の停止命令が行われた場合の挙動について説明する。
図8は、本実施形態における図1の撮像装置1において、AF解析処理中にAF解析停止処理が割り込んで行われた場合における相互の処理の関係について説明するタイミングチャートである。n−1回目までの処理については図6と同様であるため、説明を省略する。
図8に示すように、n(nは1以上の整数)回目のAF解析処理命令がなされてから、フォーカスレンズの移動が停止するまでの間に、強制的な割り込み処理が入った場合、主制御部41は、コンティニュアスAF制御部43に対し、コンティニュアス停止命令を要求する。コンティニュアスAF停止命令の要求を受けた場合、停止動作制御部45は、AF解析停止処理を行う。この処理では、停止動作制御部45は、フォーカスレンズ停止命令をレンズ駆動機構12に対する要求を保留し、AF解析処理の終了を待つAF解析停止予約を行う。AF解析停止予約の例については、図10乃至図15を適宜参照して後述する。そして、停止動作制御部45は、AF解析停止予約によりAF解析処理の完了を待ってから、フォーカスレンズ停止命令をレンズ駆動機構12に対し要求する。フォーカスレンズ停止命令の要求を受けた場合、レンズ駆動機構12は、コンティニュアスAF制御部43により算出された正確な合焦位置までフォーカスレンズを移動して、フォーカスレンズの移動を停止する。なお、この後AF解析停止処理の継続中は、n+1回目以降のAF解析処理は開始されない。このため、停止動作制御部45は、AF解析処理中にAF解析処理の停止命令が行われた場合であっても、正確な合焦位置を算出した後にその正確な合焦位置でフォーカスレンズを停止させることができる。従って、AF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることが可能となる。
次に、このような図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するフォーカス固定位置決定処理について説明する。
図9は、図2の機能的構成を有する図1の撮像装置1が実行するフォーカス固定位置決定処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
ステップS51において、コンティニュアスAF制御部43は、AF解析処理中のフォーカスレンズの状態を判定する。AF解析処理中のフォーカスレンズの状態がウォブリング動作で付近のコントラスト値を評価中である場合には、処理はステップS52に進む。ウォブリング動作とは、フォーカスレンズを大きく移動させながらコントラストピークを検出した後、この検出されたコントラストピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動する動作と、合焦位置(即ち、コントラストピーク)付近でフォーカスレンズを小さく振動させながらコントラストピークの検出とフォーカスレンズの移動とを同時に行うことにより、より詳細(正確)な合焦位置を決定する動作である。
ステップS52において、コンティニュアスAF制御部43は、コントラストピークを発見したか否かを判定する。コントラストピークを発見した場合には、ステップS52においてYESであると判定されて、処理はステップS53に進む。
ステップS53において、指標予測部46は、コントラストピークにおけるフォーカスレンズ位置をフォーカス固定位置として決定する。コントラストピークにおけるフォーカスレンズ位置をフォーカス固定位置として決定する例については、図10を参照して後述する。この処理が終了すると、フォーカス固定位置決定処理は終了となる。
これに対し、コントラストピークを発見しなかった場合には、ステップS52においてNOであると判定されて、処理はステップS54に進む。
ステップS54において、指標予測部46は、ウォブリング動作中のフォーカスレンズ位置の略中心位置をフォーカス固定位置として決定する。ウォブリング動作中のフォーカスレンズ位置の略中心位置をフォーカス固定位置として決定する例については、図11を参照して後述する。この処理が終了すると、フォーカス固定位置決定処理は終了となる。
ステップS51において、AF解析処理中のフォーカスレンズの状態が大きく移動させてコントラストピークを捜索中である場合には、処理はステップS55に進む。
ステップS55において、コンティニュアスAF制御部43は、コントラストピークを発見したか否かを判定する。コントラストピークを発見した場合には、ステップS55においてYESであると判定されて、処理はステップS56に進む。
ステップS56において、指標予測部46は、コントラストピークにおけるフォーカスレンズ位置をフォーカス固定位置として決定する。コントラストピークにおけるフォーカスレンズ位置をフォーカス固定位置として決定する例については、図12を参照して後述する。この処理が終了すると、フォーカス固定位置決定処理は終了となる。
これに対し、コントラストピークを発見しなかった場合には、ステップS55においてNOであると判定されて、処理はステップS57に進む。
ステップS57において、指標予測部46は、予測コントラストピーク位置をフォーカス固定位置として決定する。予測コントラストピーク位置をフォーカス固定位置として決定する例については、図13及び図14を参照して後述する。この処理が終了すると、フォーカス固定位置決定処理は終了となる。
ステップS51において、AF解析処理中のフォーカスレンズの状態が停止中である場合には、処理はステップS58に進む。
ステップS58において、指標予測部46は、現在のフォーカスレンズ位置をフォーカス固定位置として決定する。現在のフォーカスレンズ位置をフォーカス固定位置として決定する例については、図15を参照して後述する。この処理が終了すると、フォーカス固定位置決定処理は終了となる。
次に、フォーカス固定位置決定処理において決定されたフォーカス固定位置でフォーカスレンズのフォーカス固定を行う例について説明する。
図10乃至図15は、コントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する図である。
具体的には、コンティニュアスAF動作中に、コンティニュアスAF停止命令が割り込んだ場合において、コントラスト値(評価値)の合焦位置を推測し、推測した合焦位置にフォーカスレンズを移動する例について説明する。
図10乃至図15(1)の横軸は、時刻(t1〜t9)を示し、縦軸は、各時刻(t1〜t9)におけるコントラスト値を示す。図10乃至図15(2)の横軸は、時刻(t1〜t11)を示し、縦軸は、各時刻(t1〜t11)におけるフォーカスレンズ位置を示す。
まず、図10を参照して、AF解析処理中にフォーカスレンズをウォブリング動作させている場合において、コントラストピークが取得された後に、コンティニュアスAF停止命令が行われたときのコントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する。
図10の例においては、時刻t6のときに取得されたコントラスト値C11がコントラストピークの候補となる。
ここで、時刻t8のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、コントラストピークが取得(検出)された後に、主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、コンティニュアスAF制御部43は、未だAF解析処理中であり、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求していないため、フォーカスレンズの移動は停止していない。停止動作制御部45は、コントラストピークにおけるコントラスト値C11に対応するフォーカスレンズ位置F11をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F11までフォーカスレンズを移動するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F11まで移動し、そのフォーカスレンズ位置F11でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
次に、図11を参照して、AF解析処理中にフォーカスレンズをウォブリング動作させている場合において、コントラストピークが取得される前に、コンティニュアスAF停止命令が行われたときのコントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する。
図11の例においては、時刻t1〜t8の何れの状態においても、ウォブリング動作によりコントラストピークを探している状態であるため、コントラストピークは取得(検出)されていない。
ここで、時刻t8のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、ウォブリング動作中、かつ、コントラストピークが取得(検出)される前に、主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、コンティニュアスAF制御部43は、未だAF解析処理中であり、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求していないため、フォーカスレンズの移動は停止していない。停止動作制御部45は、ウォブリング動作中のフォーカスレンズ位置の略中心位置F21をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F21までフォーカスレンズを移動するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F21まで移動し、そのフォーカスレンズ位置F21でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
次に、図12を参照して、AF解析処理中にフォーカスレンズを大きく移動させている場合において、コントラストピークが取得された後に、コンティニュアスAF停止命令が行われたときのコントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する。
図12の例においては、時刻t7のときに取得されたコントラスト値C31がコントラストピークの候補となる。
ここで、時刻t9のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、コントラストピークが取得(検出)された後に、主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、コンティニュアスAF制御部43は、未だAF解析処理中であり、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求していないため、フォーカスレンズの移動は停止していない。停止動作制御部45は、コントラストピークにおけるコントラスト値C31に対応するフォーカスレンズ位置F31をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F31までフォーカスレンズを移動するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F31まで移動し、そのフォーカスレンズ位置F31でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
次に、図13及び図14を参照して、AF解析処理中にフォーカスレンズを大きく移動させている場合において、コントラストピークが取得される前に、コンティニュアスAF停止命令が行われたときのコントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する。
図13及び図14の例においては、時刻t1〜t9の何れの状態においても、未だコントラストピークを探している状態であるため、コントラストピークは取得(検出)されていない。
ここで、時刻t9のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、コントラストピークが取得される前に、主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、コンティニュアスAF制御部43は、未だAF解析処理中であり、レンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ停止命令を要求していないため、フォーカスレンズの移動は停止していない。
図13の例においては、指標予測部46は、コンティニュアスAF停止要求がなされた前の各時刻t1〜t9に対応するコントラスト値C41〜C49の挙動に基づいてコントラストピークを予測する。具体的には、指標予測部46は、各コントラスト値C41〜C49を各々プロットして近似曲線を生成することにより、生成した近似曲線の極大点をコントラストピークとして予測することができる。そして、停止動作制御部45は、予測したコントラストピークに対応するフォーカスレンズ位置C50をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F50までフォーカスレンズを移動するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F50まで移動し、そのフォーカスレンズ位置F50でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
また、図14の例においては、指標予測部46は、コンティニュアスAF停止要求がなされた前の各時刻t1〜t9に対応するコントラスト値C61〜C69の挙動に基づいてコントラストピークを予測する。具体的には、指標予測部46は、各コントラスト値C61〜C69を各々プロットして近似曲線を生成することにより、生成した近似曲線の極大点をコントラストピークとして予測することができる。そして、停止動作制御部45は、予測したコントラストピークに対応するフォーカスレンズ位置C71をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F71までフォーカスレンズを移動するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F71まで移動し、そのフォーカスレンズ位置F71でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
図13の例と図14の例とを比較すると、指標予測部46において生成された近似曲線の傾きは、図13の例においてコンティニュアス停止要求がなされた時刻t9における傾きよりも、図14の例においてコンティニュアス停止要求がなされた時刻t9における傾きの方が大きくなる。このため、指標予測部46は、図13の例において予測されるコントラストピークよりも、図14の例において予測されるコントラストピークの方が大きくなると予測することができる。
次に、図15を参照して、AF解析処理中にフォーカスレンズの状態が停止中である場合において、コンティニュアスAF停止命令が行われたときのコントラスト値とフォーカスレンズ位置との関係について説明する。
図15の例においては、時刻t1〜t5の何れの状態においても、コントラスト値C81が一定となる。
ここで、時刻t5のとき、即ち、未だコンティニュアスAF制御部43によりAF解析処理がなされている間であって、フォーカスレンズの状態が停止中である場合に主制御部41からコンティニュアスAF停止命令によりコンティニュアスAF停止要求がなされたとする。この場合、停止動作制御部45は、現在の時刻t5におけるコントラスト値C81に対応するフォーカスレンズ位置F81をフォーカス固定位置として決定する。停止動作制御部45は、AF解析停止予約を行い、決定されたフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F81でフォーカスレンズを固定するようレンズ駆動機構12に対しフォーカスレンズ動作命令を要求する。フォーカスレンズ動作命令の要求を受けたレンズ駆動機構12は、フォーカスレンズをフォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置F81で固定し、そのフォーカスレンズ位置F81でフォーカスレンズのフォーカス固定を行い、フォーカスレンズを停止する。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置1は、撮像部1Aと、指標取得部42と、コンティニュアスAF制御部43と、停止指示検出部44と、停止動作制御部45と、を備えている。
撮像部1Aは、被写体を撮像する。指標取得部42は、撮像部1Aの合焦状態を示すコントラスト値を順次取得する。コンティニュアスAF制御部43は、指標取得部42により順次取得されるコントラスト値に基づいてフォーカスレンズを被写体に追従して駆動する制御を行う。停止指示検出部44は、コンティニュアスAF制御部による制御に対する停止指示を検出する。停止動作制御部45は、停止指示検出部44により停止指示が検出されたときのコンティニュアスAF制御部43における制御状態に基づいてフォーカスレンズの停止動作を制御する。
これにより、割り込み処理等により、AF解析処理が停止されたときであっても、コンティニュアスAF制御部43における制御状態に基づいてフォーカスレンズの停止動作が制御される。従って、例えば、コンティニュアスAF制御部43により、合焦中であるときには、フォーカスレンズの移動を待ってからフォーカスレンズの停止動作を制御することで、合焦の精度を維持することができる。このことから、コンティニュアスAF制御部43によるAF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることが可能になる。
また、本実施形態の撮像装置1の停止動作制御部45は、停止指示検出部44により検出された停止指示のタイミングと、指標取得部42により取得される指標が変化するタイミングとの関係に応じて、フォーカスレンズの停止位置又は停止タイミングを制御する。
これにより、コンティニュアスAF制御部43による制御を停止させたいタイミングで停止できるとともに、停止指示のタイミングがコントラストピークを示すタイミングとあわないときでも、最適なフォーカスレンズの停止位置に移動するよう制御することができる。従って、停止指示のタイミングの位置でフォーカスレンズを停止させるよりも、合焦精度が高い位置でフォーカスレンズを停止することができる。
また、本実施形態の撮像装置1の停止動作制御部45は、停止指示検出部44により検出された停止指示のタイミングが、指標取得部42により取得されたコントラストピークの検出前か検出後かに応じて、フォーカスレンズの停止動作を制御する。
これにより、例えば、停止指示のタイミングが、指標取得部42により取得されたコントラストピークの検出前である場合には、コントラスト値に基づいて予測したコントラストピークに対応するフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズを移動する停止動作を行うことができる。これに対し、停止指示のタイミングが、指標取得部42により取得されたコントラストピークの検出後である場合には、検出されたコントラストピークに対応するフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズを移動する停止動作を行うことができる。このことから、コンティニュアスAF制御部43によるAF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることが可能になる。
また、本実施形態の停止動作制御部45は、停止指示検出部44により検出された停止指示のタイミングが、指標取得部42により取得された指標のコントラストピークの検出後である場合は、この検出されたコントラストピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動してから停止させ、停止指示検出部44により検出された停止指示のタイミングが、指標取得部42により取得された指標のコントラストピークの検出前である場合は、フォーカスレンズを、現在位置、予め決められた位置、又は予測される指標のコントラストピーク位置の何れかの位置に移動してから停止させる。
これにより、停止指示のタイミングに応じて、フォーカスレンズの停止位置を最適な合焦状態となるように停止することができる。
また、本実施形態の撮像装置1は、指標予測部46を更に備える。
指標予測部46は、指標取得部42によりコントラストピークを取得できない場合に、停止指示検出部44により検出された停止指示の前に指標取得部42により取得された複数のコントラスト値に基づいて、コントラストピークを予測する。
そして、停止動作制御部45は、停止指示検出部44により停止指示が検出されたときに、指標予測部46により予測されたコントラストピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動してから停止させる。
これにより、例えば、コントラストピークが取得できないタイミングで、停止指示が検出されたときであっても、複数のコントラスト値に基づいてコントラストピークを予測することができる。そして、予測したコントラストピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動して停止することで、AF解析処理が停止された際の合焦状態をより適切なものとすることが可能になる。
また、本実施形態の撮像装置1のコンティニュアスAF制御部43は、フォーカスレンズを大きく移動させながら指標のピークを検出した後、この検出されたコントラストピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動する動作と、フォーカスレンズの位置を小さく振動させながら指標のピークの検出とフォーカスレンズの移動とを同時に行うウォブリング動作を行う。また、停止動作制御部45は、停止指示検出部44により検出された停止指示のタイミングが、ウォブリング動作中であり、かつ、指標取得部42により取得された指標のコントラストピークの検出前である場合は、フォーカスレンズを、ウォブリング動作による振動の中心位置に移動してから停止させる。
これにより、詳細(正確)な合焦位置が決定される前であっても、ウォブリング動作を行うことにより、ウォブリング動作によりある程度予測された合焦位置の中心位置にフォーカスレンズを移動して停止することができる。このことから、コンティニュアスAF制御部43によるAF解析処理が停止された際の合焦状態をより正確なものとすることが可能になる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態においては、停止動作制御部45は、コントラストピークが取得される前に、コンティニュアスAF停止命令が行われたとき、予測したコントラストピークに対応するフォーカスレンズ位置をフォーカス固定位置として決定し、当該フォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズを移動して停止していたがこれに限られるものではない。
例えば、停止動作制御部45は、フォーカスレンズの現在位置又は予め決められた位置をフォーカス固定位置として決定し、当該フォーカス固定位置に対応するフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズを移動して停止することができる。
また、上述の実施形態においては、各フォーカスレンズ位置で撮像した被写体のAF評価値(コントラスト値)を検出し、検出したAF評価値のピーク位置を合焦位置とするコントラスト検出方式が採用されているがこれに限られるものではない。例えば、AFセンサ上にできる2つの像の位置の差(位相差)に基づいて合焦位置を決める位相差方式を採用することができる。この場合、合焦状態を示す指標として、この位相差を採用することができる。
また、上述の実施形態においては、AF解析処理は所定の時刻ごとに行われているがこれに限られるものではない。例えば、所定の1〜数フレームごとにAF解析処理を行うようにすることができる。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される撮像装置1は、デジタルカメラを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、撮像機能を有する電子機器又は、当該電子機器を制御する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図1のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM19や、図1には図示せぬハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段と、
前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段と、
前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段と、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
[付記2]
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングと、前記指標取得手段により取得される前記指標が変化するタイミングとの関係に応じて、前記フォーカスレンズの停止位置又は停止タイミングを制御することを特徴とする付記1に記載の撮像装置。
[付記3]
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前か検出後かに応じて、前記フォーカスレンズの停止動作を制御する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の撮像装置。
[付記4]
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出後である場合は、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動してから停止させ、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、現在位置、予め決められた位置、又は予測される前記指標のピーク位置の何れかの位置に移動してから停止させることを特徴とする付記2に記載の撮像装置。
[付記5]
前記指標取得手段により前記指標のピークを取得できない場合に、前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示の前に前記指標取得手段により取得された複数の指標に基づいて、前記指標のピークを予測する指標予測手段を更に備え、
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときに、前記指標予測手段により予測された指標のピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動してから停止させる
ことを特徴とする付記1乃至4のうち何れかに記載の撮像装置。
[付記6]
前記コンティニュアスAF制御手段は、
前記フォーカスレンズを大きく移動させながら前記指標のピークを検出した後、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動する動作と、前記フォーカスレンズの位置を小さく振動させながら前記指標のピークの検出と前記フォーカスレンズの移動とを同時に行うウォブリング動作を行い、
前記停止動作制御手段は、
前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記ウォブリング動作中であり、かつ、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、前記ウォブリング動作による振動の中心位置に移動してから停止させることを特徴とする付記1から3の何れかに記載の撮像装置。
[付記7]
撮像装置が実行する撮像方法において、
被写体を撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップの合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得ステップと、
前記指標取得ステップにより順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御ステップと、
前記コンティニュアスAF制御ステップによる制御に対する停止指示を検出する停止指示検出ステップと、
前記停止指示検出ステップにより前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御ステップにおける制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御ステップと、
を含む撮像方法。
[付記8]
撮像処理の制御を実行するコンピュータを、
被写体を撮像する撮像手段、
前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段、
前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段、
前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段、
前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1・・・撮像装置,1A・・・撮像部,11・・・光学レンズ,12・・・レンズ駆動機構,13・・・撮像素子,14・・・AFE,15・・・TG,16・・・信号処理部,17・・・DRAM,18・・・CPU,19・・・ROM,20・・・RAM,21・・・表示制御部,22・・・表示部,23・・・操作部,24・・・通信部,25・・・ドライブ,31・・・リムーバブルメディア,41・・・主制御部,42・・・指標取得部,43・・・コンティニュアスAF制御部,44・・・停止指示検出部,45・・・停止動作制御部,46・・・指標予測部

Claims (8)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段と、
    前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段と、
    前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段と、
    前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記停止動作制御手段は、
    前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングと、前記指標取得手段により取得される前記指標が変化するタイミングとの関係に応じて、前記フォーカスレンズの停止位置又は停止タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記停止動作制御手段は、
    前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前か検出後かに応じて、前記フォーカスレンズの停止動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記停止動作制御手段は、
    前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出後である場合は、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動してから停止させ、
    前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、現在位置、予め決められた位置、又は予測される前記指標のピーク位置の何れかの位置に移動してから停止させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記指標取得手段により前記指標のピークを取得できない場合に、前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示の前に前記指標取得手段により取得された複数の指標に基づいて、前記指標のピークを予測する指標予測手段を更に備え、
    前記停止動作制御手段は、
    前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときに、前記指標予測手段により予測された指標のピークに対応する位置にフォーカスレンズを移動してから停止させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうち何れかに記載の撮像装置。
  6. 前記コンティニュアスAF制御手段は、
    前記フォーカスレンズを大きく移動させながら前記指標のピークを検出した後、この検出されたピークに対応する位置に前記フォーカスレンズを移動する動作と、前記フォーカスレンズの位置を小さく振動させながら前記指標のピークの検出と前記フォーカスレンズの移動とを同時に行うウォブリング動作を行い、
    前記停止動作制御手段は、
    前記停止指示検出手段により検出された前記停止指示のタイミングが、前記ウォブリング動作中であり、かつ、前記指標取得手段により取得された前記指標のピークの検出前である場合は、前記フォーカスレンズを、前記ウォブリング動作による振動の中心位置に移動してから停止させることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の撮像装置。
  7. 撮像装置が実行する撮像方法において、
    被写体を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップの合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得ステップと、
    前記指標取得ステップにより順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御ステップと、
    前記コンティニュアスAF制御ステップによる制御に対する停止指示を検出する停止指示検出ステップと、
    前記停止指示検出ステップにより前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御ステップにおける制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御ステップと、
    を含む撮像方法。
  8. 撮像処理の制御を実行するコンピュータを、
    被写体を撮像する撮像手段、
    前記撮像手段の合焦状態を示す指標を順次取得する指標取得手段、
    前記指標取得手段により順次取得される前記指標に基づいてフォーカスレンズを前記被写体に追従して駆動する制御を行うコンティニュアスAF制御手段、
    前記コンティニュアスAF制御手段による制御に対する停止指示を検出する停止指示検出手段、
    前記停止指示検出手段により前記停止指示が検出されたときの前記コンティニュアスAF制御手段における制御状態に基づいて前記フォーカスレンズの停止動作を制御する停止動作制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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