JP2015141178A - 範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計 - Google Patents

範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計 Download PDF

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Abstract

【課題】後付けが容易な指針回動式計器用の範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計を提供する。【解決手段】本発明の範囲表示ベースリング30は、指針回動式計器の指針16及び目盛板18の前面を被う透明板17の外部であって、指針回動式計器の前面側の端部において延出するケース庇部12Hの円環状の端縁に装着するものである。範囲表示ベースリング30は、前面の表示面と、設定範囲表示部30Gと、不使用範囲表示部30Rと、嵌合胴部30Dとを有する。設定範囲表示部30Gは例えば表示面において緑色に配色され、使用範囲を表す。不使用範囲表示部30Rは例えば表示面において赤色に配色され、不使用範囲を表す。嵌合胴部30Dは、ケース庇部12Hの円環状の端縁に対して、回動可能に嵌合する。【選択図】図1

Description

本発明は、流体の使用圧力範囲の表示を任意の範囲に設定することが可能な範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計に関する。
従来、空圧機器や油圧機器等の圧力機器を駆動させるに際して、流体の圧力を所定の範囲に設定するために、レギュレータと圧力計が用いられている。
圧力の設定範囲は、一般には圧力計の目盛よりも前面に移動可能な三角形状の設定針を2つ配置して、その2つの設定針の間を圧力の設定範囲とする方法が知られている。また、目盛よりも前面に、色分けした被服板を指針の回動軌跡に沿って回動可能に配置する方法が知られている。
従来の、圧力計の目盛よりも前面に回動可能な設定針を2つ配置した設定圧力範囲表示装置の発明が、特許文献1(特開平07−49248号公報)に開示されている。特許文献1に記載されている設定圧力範囲表示装置は、圧力計本体の目盛板及び圧力表示用指針の上方に配置したガラス板の前面側に、ガイドリングと、針金状の湾曲したリングと、2つの設定針と、カバーリングとから構成されている。
2つの設定針は、円形に湾曲した針金状のリングを貫通して、円形のガラス板の淵に沿って摺動可能に案内される。カバーリングは、2つの設定針が脱落しないように、圧力計のガラス板面上を摺動可能に保持する。ガイドリングは、設定針の動きを妨げないように、カバーリングと圧力計のガラス盤面上との間に所定の隙間を形成する。そして設定針の摺動性を確保している。
また、従来の、圧力計の目盛よりも前面に色分けした被服板を移動可能に配置した圧力計の発明が、特許文献2(特開2012−26872号公報)に開示されている。特許文献2に記載されている設定圧力範囲表示装置は、圧力計において、目盛板及び指針を外部から遮蔽する透明カバーと、使用圧力表示部材とを有している。
使用圧力表示部材は、圧力計の目盛板及び指針の上方、且つ透明カバーの内側において、指針の回転中心の同心円上を摺動可能に配置されている。使用圧力表示部材は、例えば緑色に着色される。
透明カバーの外周近傍には、下層に配置されている使用圧力表示部材の一部を遮蔽するための非透明の遮蔽部が、圧力目盛に沿って形成されている。この遮蔽部により覆われない第1の表示部(使用圧力範囲の最小値)と、第2の表示部(使用圧力範囲の最大値)との間の領域が、透明カバーを介して使用圧力範囲として、外部に表示される。
透明カバーは、圧力計のケース上面において回動可能に配置されている。透明カバーをケースに対して時計方向に回動させてゆくと、透明カバーの内側に突出した爪部が、使用圧力表示部材の爪部に当接して、透明カバーの内側に配置されている使用圧力表示部材を、ケースの案内孔に沿って動かすことができる。従って、透明カバーを操作するのみで、使用圧力範囲の最小値を設定することができる。
使用圧力範囲の最小値を設定し終えたら、次に、透明カバーを反時計方向に回動させると、駆動用の爪部は従動用の爪部から離れて透明カバーのみが反時計方向に回動して、使用圧力範囲の最大値を設定することができる。このように、透明カバーを操作するのみで、使用圧力範囲の最小値と最大値とを、設定することができる。
特開平07−49248号公報 特開2012−26872号公報
特許文献1に記載されている設定圧力範囲表示装置は、2つの設定針の間の範囲を使用圧力範囲として定めている。このため、引用文献2に記載されているような視認性に優れた「緑色の使用圧力範囲」を表示することができていない。したがって、多数の圧力計の設定範囲を短時間に確認する用途や、現場に不慣れな従業員に説明する場合等において、不十分な機能であった。
また、引用文献2に記載されている設定圧力範囲表示装置は、透明カバーと一体に形成されているために、汎用の圧力計に対して簡単に後付けすることができないという問題がある。また、引用文献2に記載されている設定圧力範囲表示装置は、透明カバーをケースに対して摺動させる構成であるために、摺動用の隙間が必要となる。従って、密封性が必要なグリセリン液を封入した圧力計に用いる場合には、別途シーリングを行わなければならないという問題点がある。更に、高圧用の圧力計においては、内部のブルドン管が損傷した場合であっても、透明カバーが破損したり外れたりする不具合を防止する構成を用いなければならないなど、設定圧力範囲表示装置の価格が高価になってしまう懸念がある。
本発明の目的は、後付けが容易な指針回動式計器用の範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計を提供することである。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の範囲表示ベースリング(30、130)は、指針回動式計器の指針(16)及び目盛板(18)の前面を被う透明板(17)の外部であって、前記指針回動式計器の前面側の端部において延出するケース庇部(12H)の円環状の端縁に装着するものである。前記範囲表示ベースリング(30、130)は、前面の表示面と、設定範囲表示部(30G)と、不使用範囲表示部(30R)と、嵌合胴部(30D)とを有する。前記設定範囲表示部(30G)は、前記表示面において第1色で色識別され、前記指針(16)が指し示す使用範囲を表す。前記不使用範囲表示部(30R)は、前記表示面において前記第1色とは異なる第2色で色識別され、前記指針(16)が指し示す不使用範囲を表す。前記嵌合胴部(30D)は、前記ケース庇部(12H)の円環状の端縁に対して、回動可能に嵌合する。
前記範囲表示ベースリング(30、130)の素材は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、又はポリカーボネードの樹脂である。
前記ケース庇部(12H)は、前記指針回動式計器の透明板(17)の前面に所定の隙間を介して中央に向けて延出するものである。前記範囲表示ベースリング(30、130)は、前記ケース庇部(12H)と前記透明板(17)との間に嵌入する円環状の挿入フランジ(30E)を有する。
前記ケース庇部(12H)と前記嵌合胴部(30D)との間の嵌合状態、又は、前記ケース庇部(12H)及び前記透明板(17)と前記挿入フランジ(30E)との間の嵌合状態は、前記範囲表示ベースリング(30、130)の回動操作時における摩擦力が、0.5N乃至10Nの範囲内となる嵌合状態を形成する嵌合寸法を有する。
本発明の範囲表示ベースリング(30、130)は、内周方向に突出した回動操作部(130T)を更に有する。前記指針回動式計器の前記ケース庇部(12H)と前記透明板(17)との間の隙間には、前記指針(16)が指し示す上限及び下限を指し示す設定針(50)が、前記ケース庇部(12H)の円環状の端縁に沿って回動可能に嵌合されている。前記回動操作部(130T)における、前記透明板(17)と対面する下面側には、前記設定針(50)を跨ぐと共に、回動時において前記設定針(50)を供回りさせる設定針収容段差部(ESC)を有する。
本発明に係る範囲表示具(20)は、指針回動式計器の指針(16)及び目盛板(18)の前面を被う透明板(17)の外部であって、前記指針回動式計器の前面側の端部において延出するケース庇部(12H)の円環状の端縁に装着するものである。範囲表示具(20)は、範囲表示ベースリング(30、130)と、不使用範囲設定リング(40)とを有する。前記範囲表示ベースリング(30、130)は、前面の表示面と、設定範囲表示部(30G)と、第1不使用範囲表示部(30R)と、嵌合胴部(30D)と、上部フランジ(30A)とを有する。前記不使用範囲設定リング(40)は、第2不使用範囲表示部(40R)と、回動用鉤部(40B)とを有する。前記設定範囲表示部(30G)は、前記表示面において第1色で色識別され、前記指針(16)が指し示す使用範囲を表す。前記第1及び第2不使用範囲表示部(30R、40R)は、前記表示面側において前記第1色とは異なる第2色で色識別され、前記指針(16)が指し示す不使用範囲を表す。前記嵌合胴部(30D)は、前記ケース庇部(12H)の円環状の端縁に対して、回動可能に嵌合する。前記上部フランジ(30A)は、前記不使用範囲設定リング(40)の前記回動用鉤部(40B)と係合する凸陵である。前記回動用鉤部(40B)は、前記表示面の裏面から下方に鉤形に延出し、前記表示面の裏面との間で前記上部フランジ(30A)を抱え込む形状を有する。
前記範囲表示ベースリング(30、130)は、前記表示面に平面視円弧状の回動用案内溝(30M)を有する。前記不使用範囲設定リング(40)は、前記表示面の裏面に案内凸部(40T)を有する。前記回動用案内溝(30M)は、前記案内凸部(40T)を挿入した際に、前記不使用範囲設定リング(40)を回動可能に案内する溝である。前記案内凸部(40T)は、前記回動用案内溝(30M)に挿入する部位である。
前記案内凸部(40T)は、先端部に回動用案内凸部(40G)と、根元部に固定用凸部(40S)とを有する。前記回動用案内凸部(40G)は、前記回動用案内溝(30M)に対して摺動容易な隙間を形成する幅寸法で形成される。前記固定用凸部(40S)は、前記回動用案内溝(30M)に対して摺動困難で挿抜可能な幅寸法で形成される。
本発明によれば、後付けが容易な指針回動式計器用の範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計を提供することができる。
図1は、指針回動式計器用の範囲表示具を装着した圧力計の外観斜視図である。 図2は、範囲表示具を構成する範囲表示ベースリングと不使用範囲設定リングとを、外ケースから取り外した状態を示す分解斜視図である。 図3は、範囲表示ベースリングの平面図である。 図4は、図3に示した範囲表示ベースリングのA−A矢視側面断面図である。 図5は、図4に示した範囲表示ベースリングの範囲Zにおける拡大断面図である。 図6は、圧力計の外ケースに対して範囲表示ベースリングを斜めに配置した状態を説明する側面断面図である。 図7は、圧力計の外ケースに範囲表示ベースリングを装着した状態を説明する側面断面図である。 図8は、不使用範囲設定リングを下方から観察した下面図である。 図9は、図8に示した不使用範囲設定リングの側面断面図である。 図10は、図8におけるB−B矢視断面図であり、案内凸部の断面形状を説明する図である。 図11は、図10に示した案内凸部の他の実施形態を説明する断面図である。 図12は、不使用範囲設定リングを持ち上げて、範囲表示ベースリングに対して回動可能とした状態を示す断面図である。 図13は、不使用範囲設定リングを押し下げて、範囲表示ベースリングに固定した状態を示す断面図である。 図14は、設定針を跨いで供回りさせることが可能な範囲表示ベースリングと、不使用範囲設定リングとを、外ケースから取り外した状態を示す圧力計の分解斜視図である。 図15は、範囲表示ベースリングを上方から観察した平面図である。 図16は、図15に示した範囲表示ベースリングのC−C矢視側面断面図である。 図17は、図16に示した範囲表示ベースリングの範囲Xにおける拡大断面図である。 図18は、範囲表示ベースリングを下方から観察した下面図である。
添付図面を参照して、本発明による指針回動式計器用の範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計を実施するための形態を、以下に説明する。
(圧力計全体の概略説明)
図1に示す圧力計10は、外ケース12と、ケース庇部12Hと、株14と、指針16と、透明板17と、目盛板18と、目盛19と、範囲表示具20とを有する。範囲表示具20は、範囲表示ベースリング30と、不使用範囲設定リング40とを有する。圧力計10は、液体や気体の測定流体の圧力を測定する指針回動式計器の一形態である。
外ケース12は、指針16を所定の圧力を指し示す位置に回動させるブルドン管や、目盛板18、透明板17等を収容する筐体である。
ケース庇部12Hは、指針回動式計器の外ケース上端部において延出させた部位である。図1に示す実施形態では、ケース庇部12Hは、透明板17の前面手前側に所定の隙間を介して中央に向けて延出している。ケース庇部12Hと透明板17との間の隙間には、後段にて説明する挿入フランジ30Eや、設定針50を回転摺動可能に挿入することができる。
株14は、中心部に測定流体用の流路が開設されており、測定対象の配管に接続する管用ねじ等が形成されている。
指針16は、指針回動中心RCを中心として、測定流体の圧力に応じて回動する。そして、目盛板18に付された目盛19を参酌することによって、利用者は測定流体の圧力を読み取ることができる。
範囲表示具20は、目盛19、指針16及び透明板17の外部前面に装着される。範囲表示具20の表示面は、設定範囲表示部30G、第1不使用範囲表示部30R、第2不使用範囲表示部40R等で色識別した表示部を有する。設定範囲表示部30Gは、例えば指針16が指し示す圧力の使用範囲URを表す部位であり、第1色で塗られている。設定範囲表示部30Gが、例えばレギュレータ等で設定して使用する圧力範囲を表す場合には、第1色として、許可を表す「緑色」等を用いることができる。
第1不使用範囲表示部30R及び第2不使用範囲表示部40Rは、例えば指針16が指し示す圧力において下限(第1範囲端L)以下や、上限(第2範囲端H)以上の不使用範囲を表す部位であり、第2色で塗られている。第1不使用範囲表示部30R及び第2不使用範囲表示部40Rが、禁止範囲を表す場合には、第2色として禁止を表す「赤色」等を用いることができる。
範囲表示具20は、指針回動中心RCを中心とする指針16の回動軌跡に沿って、外ケース12に対して回動可能に配置されている。範囲表示具20は、所定の保持力(摩擦力)で外ケース12に対して保持されているが、回動操作時においては、所定の摩擦力以上の力で回動操作を行うことにより、第1範囲端L及び第2範囲端Hを、所定の位置(角度)に設定することが可能となっている。
なお、図1に示す実施形態では、範囲表示具20は範囲表示ベースリング30と、不使用範囲設定リング40との2つの部品から構成されている。範囲表示ベースリング30の上部には、広めに設定されている設定範囲表示部30Gと、第1不使用範囲表示部30Rとが色識別されている。範囲表示ベースリング30は、指針回動中心RCを中心として回動する指針16の回動軌跡に沿って、外ケース12に対して回動可能に配置されており、第1範囲端Lを設定する。
不使用範囲設定リング40は、範囲表示ベースリング30に沿って回動可能に配置されている。不使用範囲設定リング40も、所定の保持力(摩擦力)で範囲表示ベースリング30に対して保持されているが、回動操作を行うことも可能である。不使用範囲設定リング40は、広めに設定されている設定範囲表示部30Gの一部を被うことで、第2範囲端Hを所定の位置(角度)に設定することが可能となっている。
なお、図1に示す実施形態では、範囲表示ベースリング30と不使用範囲設定リング40とから構成される範囲表示具20を用いているが、使用範囲URの範囲が予め定まっている場合には、設定範囲表示部30G自体を予め使用範囲URに設定しておくことができる。この場合には、不使用範囲設定リング40は不要となる。
範囲表示ベースリング30及び不使用範囲設定リング40の素材として、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、又はポリカーボネードの樹脂を素材とすることができる。
(第1の実施形態)
図2乃至図5を参照して、指針回動式計器用の範囲表示具20の第1の実施形態について説明する。図2は、範囲表示具20を構成する範囲表示ベースリング30と、不使用範囲設定リング40とを、それぞれ外ケース12から取り外した状態を示す圧力計10の分解斜視図である。図3は、範囲表示ベースリング30を上方から観察した平面図である。図4は、図3に示した範囲表示ベースリング30のA−A矢視側面断面図である。図5は、図4に示した範囲表示ベースリング30の範囲Zにおける拡大断面図である。なお、図1に示した実施形態における構成部分と同一の機能を有する部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図2乃至図5を参照して、範囲表示ベースリング30の構成について説明する。図3に示すように、範囲表示ベースリング30の表示面は、例えば緑色に配色した設定範囲表示部30Gと、例えば赤色に配色した第1不使用範囲表示部30Rと、回動用案内溝30Mと、回動操作部30Tとを有している。図3に示す実施形態では、設定範囲表示部30Gは、範囲表示ベースリング30の表示面において170°の扇形の範囲に配色されている。残りの190°の範囲は、第1不使用範囲表示部30Rに配色されている。設定範囲表示部30G及び第1不使用範囲表示部30Rの配色範囲は、用途に応じて適宜設定することができる。
図3乃至図5に示すように、回動用案内溝30Mは、範囲表示ベースリング30の表示面において平面視円弧状に開設された、溝幅MSの溝である。回動用案内溝30Mは、不使用範囲設定リング40の案内凸部40T(図2参照)を挿入する溝であり、不使用範囲設定リング40を回動可能に案内するとともに、固定も行うことが可能な溝である。
図2及び図3に示される回動操作部30Tは、第1範囲端Lを所定の位置(角度)に設定する際であって、範囲表示ベースリング30に対して所定の回動操作力を加えるときに、棒状の工具を挿入して回動操作を容易にするための穴である。
次に、図2、図4及び図5を参照して、範囲表示ベースリング30の側面部の構成について説明する。範囲表示ベースリング30の側面には、上部から順に上部フランジ30Aと、鼓胴部30Bと、センタリングガイド30Cと、嵌合胴部30Dと、挿入フランジ30Eと、挿入用面取部30Fとを有している。また、必要に応じて、範囲表示ベースリング30の下面部に、摩擦部30Hを突出させておくこともできる。
上部フランジ30Aは、不使用範囲設定リング40の回動用鉤部40B(図2参照)と係合することによって、不使用範囲設定リング40が範囲表示ベースリング30から脱落することを防止する凸陵である。また、不使用範囲設定リング40が閉じた円環で構成されている場合には、回動用鉤部40Bを用いて不使用範囲設定リング40を範囲表示ベースリング30に対して回動可能となるように案内することもできる。図2に示す実施形態では、不使用範囲設定リング40は円環の一部を170°程切除した形状を有しているので、不使用範囲設定リング40を範囲表示ベースリング30に対して回動可能に案内するためには、不使用範囲設定リング40の案内凸部40Tを、範囲表示ベースリング30の回動用案内溝30Mに挿入して、脱落を防止することが好ましい。
鼓胴部30Bは、不使用範囲設定リング40から下方に延出した回動用鉤部40Bの突出部を避けるために、小径となるように掘削した逃部である。
センタリングガイド30Cは、ケース庇部12Hの円環状の端縁を挟持して、範囲表示具20を回動可能に嵌合させることが可能な部位である。
嵌合胴部30Dは、センタリングガイド30Cと挿入フランジ30Eとの間に形成される凹溝であり、ケース庇部12Hの円環状の端縁を挿入して、範囲表示具20を回動可能に嵌合させることが可能な部位である。嵌合胴部30Dの外径寸法(嵌合寸法)は、回動操作部30Tにおける回動操作力に換算して0.5N乃至10Nの間の操作力になるように、摩擦係数や素材の弾性に鑑みて設定することが好ましい。より好ましくは、1N乃至5Nの間の操作力になるように設定することが好ましい。
嵌合胴部30Dの外形寸法は、例えば、ケース庇部12Hの円環状の端縁の内径に対して、0.05mm乃至0.3mm大径にすることが好ましい。より好ましくは、0.1mm乃至0.2mm大径にすることが好ましい。
挿入フランジ30Eは、圧力計10のケース庇部12Hと透明板17との間に形成した所定の隙間に嵌入させることで、範囲表示ベースリング30が外ケース12から脱落することを防止するための部位である。挿入フランジ30Eの外形寸法は、例えば、ケース庇部12Hの円環状の端縁の内径に対して、0.1mm乃至0.5mm大径にすることが好ましい。より好ましくは、0.3mm乃至0.4mm大径にすることが好ましい。
挿入用面取部30Fは、挿入フランジ30Eにおける下縁部の稜線を切除した面取り部分である。挿入用面取部30Fを設けておくことによって、範囲表示ベースリング30をケース庇部12Hに対して容易に装着することができる。
摩擦部30Hは、範囲表示ベースリング30を外ケース12に装着した際に、透明板17と接触することによって保持力(摩擦力)を増大させて、範囲表示ベースリング30の回動動作により強い渋さを与える部位である。範囲表示ベースリング30と、透明板17及び外ケース12との間における保持力(摩擦力)は、回動操作部30Tにおける回動操作力に換算して0.5N乃至10Nの間の操作力になるように、摩擦係数や素材の弾性に鑑みて摩擦部30Hの直径や突出量の嵌合寸法及び嵌合状態に設定することが好ましい。より好ましくは、1N乃至5Nの間の操作力になるように設定することが好ましい。なお、摩擦部30Hは、必ず設ける必要は無く、必要な操作力に応じて数量を決定することができる。
範囲表示ベースリング30と、透明板17及び外ケース12との間に所定の保持力を与えることによって、少々触れた程度では回動せずに所定の設定範囲(第1範囲端L、第2範囲端H)を保持しつつ、設定範囲の変更を行う場合には範囲表示ベースリング30を回動操作することが可能となる。
(範囲表示ベースリング30を装着する際の手順と状況)
次に、図6及び図7を参照して、圧力計10の外ケース12に対して範囲表示ベースリング30を装着する際の手順と状況とについて説明する。図6は、圧力計10の外ケース12に対して範囲表示ベースリング30を斜めに配置して、範囲表示ベースリング30の挿入用面取部30Fをケース庇部12Hの円環状の端縁に当接させた状態を説明する側面断面図である。図7は、図6に示す状態から範囲表示ベースリング30を圧力計10の透明板17に向けて押圧して、圧力計10の外ケース12に範囲表示ベースリング30を装着した状態を説明する側面断面図である。なお、図1乃至図5に示した実施形態における構成部分と同一の機能を有する部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6を参照して、圧力計10の外ケース12に対して範囲表示ベースリング30を装着する際には、先ず、圧力計10の外ケース12に対して範囲表示ベースリング30を斜めに挿入する。このとき、範囲表示ベースリング30の挿入用面取部30Fを、ケース庇部12Hの円環状の端縁上部に当接させて、範囲表示ベースリング30の装着を容易にすることができる。この状態で、範囲表示ベースリング30を圧力計10の透明板17に向けて力Fを加えて押圧する。すると、圧力計10のケース庇部12Hの端縁を、範囲表示ベースリング30の挿入フランジ30Eが乗り越えて、挿入フランジ30Eがケース庇部12Hと透明板17との間に嵌入して、保持される。この後であっても、所定の回動操作力を加えることによって、外ケース12に対して範囲表示ベースリング30を回動操作することが可能である。
次に、図8乃至図11を参照して、不使用範囲設定リング40の構成について説明する。図8は、不使用範囲設定リング40を下方から観察した下面図である。図9は、図8に示した不使用範囲設定リング40の側面断面図である。図10は、図8におけるB−B矢視断面図であり、案内凸部40Tの断面形状を説明する図である。図11は、図10に示した案内凸部40Tの他の実施形態を説明する断面図である。
不使用範囲設定リング40の表示面の裏面には、回動用鉤部40Bと、案内凸部40Tとが形成されている。また、不使用範囲設定リング40の外周縁部には、大径に形成した指掛部40A(図10参照)を延出させてある。
指掛部40Aは、不使用範囲設定リング40を回動可能な状態に設定するために不使用範囲設定リング40を範囲表示ベースリング30から持ち上げる際に、指を掛ける凸条である。
回動用鉤部40Bは、第2不使用範囲表示部40Rの表示面の裏面から下方に鉤形に延出した部位である。回動用鉤部40Bは、第2不使用範囲表示部40Rの裏面との間で前記上部フランジを抱え込む形状に形成することによって、不使用範囲設定リング40が範囲表示ベースリング30から脱落することを防止している。
案内凸部40Tは、範囲表示ベースリング30の回動用案内溝30Mに挿入する凸部である。また、図10及び図11に示すように、案内凸部40Tの先端部に幅が狭い回動用案内凸部40Gを形成し、案内凸部40Tの根元部に固定用凸部40Sを形成することができる。
回動用案内凸部40Gは、範囲表示ベースリング30の回動用案内溝30Mに対して摺動容易な隙間を形成する幅寸法で形成される。例えば、回動用案内溝30Mの溝幅MSに対して、0.05mm乃至0.3mm薄くすることが好ましい。より好ましくは、溝幅MSに対して、0.07mm乃至0.13mm薄くすることが好ましい。
回動用案内凸部40Gの高さHG(図11参照)は、0.5mm乃至1.5mmに設定することができる。これに対し、固定用凸部40Sの高さHS(図11参照)は、回動用案内凸部40Gの高さHGの0.3乃至0.7倍に設定することが好ましい。より好ましくは、回動用案内凸部40Gの高さHGの0.5倍程度に設定することが好ましい。
固定用凸部40Sは、範囲表示ベースリング30の回動用案内溝30Mに対して摺動困難で挿抜可能な嵌合状態となる幅寸法(締まりばめの嵌合寸法)で形成される。例えば、回動用案内溝30Mの溝幅MSに対して、0.03mm乃至0.4mm厚くすることが好ましい。より好ましくは、溝幅MSに対して、0.17mm乃至0.28mm厚くすることが好ましい。
また、図11に示すように、案内凸部40Tの先端部や、回動用案内凸部40Gと固定用凸部40Sとの段差部をR形状に成形することができる。これにより、案内凸部40Tを範囲表示ベースリング30の回動用案内溝30Mに対して挿入を容易にしたり、不使用範囲設定リング40を範囲表示ベースリング30に固定する際の押圧操作を容易にすることができる。
(不使用範囲設定リング40の設定方法及び固定方法)
次に、図12及び図13を用いて、不使用範囲設定リング40における第2範囲端Hの設定方法及び固定方法について説明する。図12は、不使用範囲設定リング40を持ち上げて、範囲表示ベースリング30に対して回動可能にした状態を示す断面図である。図13は、不使用範囲設定リング40を押し下げて、範囲表示ベースリング30に固定した状態を示す断面図である。
利用者が不使用範囲設定リング40を回動可能な状態に設定することを希望する場合には、先ず不使用範囲設定リング40の外周部の指掛部40Aに指を掛けて、不使用範囲設定リング40を持ち上げる。すると、図12に示すように、不使用範囲設定リング40の固定用凸部40Sが範囲表示ベースリング30の回動用案内溝30Mから抜けて、不使用範囲設定リング40が回動可能な状態となる。
なお、不使用範囲設定リング40を持ち上げた状態においては、不使用範囲設定リング40の回動用鉤部40Bが、範囲表示ベースリング30の上部フランジ30Aの下面と係合するので、不使用範囲設定リング40が範囲表示ベースリング30から外れない。従って、操作性が向上する。また、不使用範囲設定リング40の回動用案内凸部40Gは、範囲表示ベースリング30の回動用案内溝30Mに留まっているので、不使用範囲設定リング40の平面形状が環形状の一部を切除した形状であっても、不使用範囲設定リング40が範囲表示ベースリング30から外れない。従って、操作性が向上する。
利用者は、不使用範囲設定リング40を持ち上げた状態のまま範囲表示ベースリング30に対して回動させて、不使用範囲設定リング40の第2範囲端Hを所定の位置に設定する。不使用範囲設定リング40の第2範囲端Hの位置を設定したら、不使用範囲設定リング40の位置を固定するために、不使用範囲設定リング40を押し下げる。すると、図13に示すように、不使用範囲設定リング40の固定用凸部40Sが範囲表示ベースリング30の回動用案内溝30Mに嵌入して、不使用範囲設定リング40が範囲表示ベースリング30に対して固定される。
(第2の実施形態)
図14乃至図18を参照して、指針回動式計器用の範囲表示具20の第2の実施形態について説明する。図14は、指針16の回動軌跡に沿って摺動可能な設定針50を跨ぐと共に供回りさせることが可能な範囲表示ベースリング130と、不使用範囲設定リング40とを、それぞれ外ケース12から取り外した状態を示す圧力計10の分解斜視図である。図15は、範囲表示ベースリング130を上方から観察した平面図である。図16は、図15に示した範囲表示ベースリング130のC−C矢視側面断面図である。図17は、図16に示した範囲表示ベースリング130の範囲Xにおける拡大断面図である。図18は範囲表示ベースリング130を下方から観察した下面図である。なお、図1乃至図5に示した実施形態における構成部分と同一の機能を有する部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図14を参照して、圧力計10のケース庇部12Hと透明板17との間の隙間には、設定針50が指針16の回動軌跡に沿って回動可能に嵌合される。図14に示す2つの設定針50は、それぞれ平面視三角形状(又は台形形状)の指示部50Mと、摩擦ガイド50Fとから構成されている。
指示部50Mは、指針16が指し示す圧力が下限以下であることや、上限以上であることの閾値を示す部位である。摩擦ガイド50Fは、圧力計10のケース庇部12Hと透明板17との間の隙間に挿入する部位であり、設定針50が脱落しないように所定の保持力をもって指針16の回動軌跡に沿って回動可能に保持する部位である。
2つの設定針50は、互いに離間した位置に設定して、一つの設定針50を使用範囲URの下限の位置に設定しておき、他方の設定針50を使用範囲URの上限の位置に設定する。そして、2つの設定針50の間を圧力の設定範囲とするものであり、従来用いられてきた設定針50である。なお、一般に設定針50は、一度装着すると取り外しができない構造を有している。
図14に示す実施形態では、この従来の設定針50を残したまま(装着した状態のまま)、上から範囲表示ベースリング130を被せることができる。そして、範囲表示ベースリング130を外ケース12に対して回動させると、設定針50も供回りする構造を用いている。これにより、範囲表示ベースリング130の保持力を向上させることができると共に、設定針50を取り外すことなく、設定範囲が見易い範囲表示具20を容易に後付けすることができる。なお、範囲表示ベースリング130の表示面側には、必要に応じて不使用範囲設定リング40を装着することができる。
次に、図15乃至図18を参照して、範囲表示ベースリング130の特徴部分の構成について説明する。図3に示した範囲表示ベースリング30では、表示面に丸穴形状の回動操作部30Tを有していたが、図15に示す範囲表示ベースリング130の回動操作部130Tは、内周方向及び表示面側に突出した形状を有している。また、図16及び図18に示すように、回動操作部130Tの透明板17と対面する下面側には、設定針50の指示部50Mを跨ぐと共に、範囲表示ベースリング130の回動時において指示部50Mを供回りさせる設定針収容段差部ESCを有する。
図14乃至図18に示す実施形態では、回動操作部130Tは設定針50の指示部50Mを完全に被うので、範囲表示ベースリング130を外ケース12に装着すると、設定針50は圧力計10の前面から見えなくなる。
また、図5等に示した実施形態では、範囲表示ベースリング30の下面に摩擦部30Hを突出させた実施形態を示したが、図17に示す実施形態では、撓みやすい形状(例えば鉤形)に成形した摩擦部130Hを範囲表示ベースリング130の下面に突出させている。範囲表示ベースリング130を圧力計10に装着した際における摩擦部130Hの撓み量BDは、例えば0.1mm乃至1mmの範囲内となるように設定することが好ましい。より好ましくは、0.2乃至0.6mmの範囲内となるように設定することが好ましい。
また、摩擦部130Hにおいて撓みを生ずる部位の素材の厚さは、0.2mm乃至0.8mmの範囲内に設定し、撓みを生ずる部位の幅は、1.5mm乃至5mmの範囲内に設定することが好ましい。なお、摩擦部130Hの数量は、要求される保持力に応じて、適宜設定することができる。
範囲表示ベースリング130の回動操作部130Tにおける回動操作力も、0.5N乃至10Nの間の操作力になるように、摩擦部130Hの寸法や数量を設定することが好ましい。より好ましくは、1N乃至5Nの間の操作力になるように設定することが好ましい。
以上、実施の形態を参照して本発明による範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計を説明したが、本発明による範囲表示ベースリング、範囲表示具及び圧力計は上記実施形態に限定されない。上記実施形態に様々の変更を行うことが可能である。上記実施形態に記載された事項と上記他の実施形態に記載された事項とを組み合わせることが可能である。
また、上記の実施例では、指針回動式計器の一形態として圧力計を用いた実施形態について説明したが、本発明は圧力計の用途に限定するものではなく、温度計や湿度計、その他の指針回動式計器に適用することができる。
また、上記の実施例では、圧力計10のケース庇部12Hの開孔よりも内側に範囲表示ベースリング30、130を装着する実施形態について説明したが、圧力計10の外ケース12の外周側に範囲表示ベースリングを装着する実施形態にも応用することができる。
本発明に係る範囲表示ベースリング30、130及び範囲表示具20は、既存の圧力計に対して後付けが容易である。特に、内圧の増加に対する処置が施されている高圧用の圧力計や、グリセリン液を封入した圧力計に対しても容易に適用することができる。
10...圧力計
12...外ケース
12H...ケース庇部
14...株
16...指針
17...透明板
18...目盛板
19...目盛
20...範囲表示具
30、130...範囲表示ベースリング
30A...上部フランジ
30B...鼓胴部
30C...センタリングガイド
30D...嵌合胴部
30E...挿入フランジ
30F...挿入用面取部
30G...設定範囲表示部
30H、130H...摩擦部
30M...回動用案内溝
30R...第1不使用範囲表示部
30T、130T...回動操作部
40...不使用範囲設定リング
40A...指掛部
40B...回動用鉤部
40G...回動用案内凸部
40R...第2不使用範囲表示部
40S...固定用凸部
40T...案内凸部
50...設定針
50M...指示部
50F...摩擦ガイド
L...第1範囲端
H...第2範囲端
BD...撓み量
MS...溝幅
RC...指針回動中心
UR...設定範囲
ESC...設定針収容段差部

Claims (9)

  1. 指針回動式計器の指針及び目盛板の前面を被う透明板の外部であって、前記指針回動式計器の前面側の端部において延出するケース庇部の円環状の端縁に装着する範囲表示ベースリングであって、
    前記範囲表示ベースリングは、前面の表示面と、設定範囲表示部と、不使用範囲表示部と、嵌合胴部とを有し、
    前記設定範囲表示部は、前記表示面において第1色で色識別され、前記指針が指し示す使用範囲を表し、
    前記不使用範囲表示部は、前記表示面において前記第1色とは異なる第2色で色識別され、前記指針が指し示す不使用範囲を表し、
    前記嵌合胴部は、前記ケース庇部の円環状の端縁に対して、回動可能に嵌合する
    範囲表示ベースリング。
  2. 前記範囲表示ベースリングの素材は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、又はポリカーボネードの樹脂である
    請求項1に記載の範囲表示ベースリング。
  3. 前記ケース庇部は、前記指針回動式計器の透明板の前面に所定の隙間を介して中央に向けて延出するものであり、
    前記ケース庇部と前記透明板との間に嵌入する円環状の挿入フランジを有する
    請求項1又は2に記載の範囲表示ベースリング。
  4. 前記ケース庇部と前記嵌合胴部との間の嵌合状態、又は、前記ケース庇部及び前記透明板と前記挿入フランジとの間の嵌合状態は、前記範囲表示ベースリングの回動操作時における摩擦力が、0.5N乃至10Nの範囲内となる嵌合状態を形成する嵌合寸法を有する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の範囲表示ベースリング。
  5. 内周方向に突出した回動操作部を有し、
    前記指針回動式計器の前記ケース庇部と前記透明板との間の隙間には、前記指針が指し示す上限及び下限を指し示す設定針が、前記ケース庇部の円環状の端縁に沿って回動可能に嵌合されており、
    前記回動操作部における、前記透明板と対面する下面側には、前記設定針を跨ぐと共に、回動時において前記設定針を供回りさせる設定針収容段差部を有する
    請求項3又は4に記載の範囲表示ベースリング。
  6. 指針回動式計器の指針及び目盛板の前面を被う透明板の外部であって、前記指針回動式計器の前面側の端部において延出するケース庇部の円環状の端縁に装着する範囲表示具であって、
    範囲表示ベースリングと、
    不使用範囲設定リングとを有し、
    前記範囲表示ベースリングは、前面の表示面と、設定範囲表示部と、第1不使用範囲表示部と、嵌合胴部と、上部フランジとを有し、
    前記不使用範囲設定リングは、第2不使用範囲表示部と、回動用鉤部とを有し、
    前記設定範囲表示部は、前記表示面において第1色で色識別され、前記指針が指し示す使用範囲を表し、
    前記第1及び第2不使用範囲表示部は、前記表示面側において前記第1色とは異なる第2色で色識別され、前記指針が指し示す不使用範囲を表し、
    前記嵌合胴部は、前記ケース庇部の円環状の端縁に対して、回動可能に嵌合し、
    前記上部フランジは、前記不使用範囲設定リングの前記回動用鉤部と係合する凸陵であり、
    前記回動用鉤部は、前記表示面の裏面から下方に鉤形に延出し、前記表示面の裏面との間で前記上部フランジを抱え込む形状を有する
    範囲表示具。
  7. 前記範囲表示ベースリングは、前記表示面に平面視円弧状の回動用案内溝を有し、
    前記不使用範囲設定リングは、前記表示面の裏面に案内凸部を有し、
    前記回動用案内溝は、前記案内凸部を挿入した際に、前記不使用範囲設定リングを回動可能に案内する溝であり、
    前記案内凸部は、前記回動用案内溝に挿入する
    請求項6に記載の範囲表示具。
  8. 前記案内凸部は、先端部に回動用案内凸部と、根元部に固定用凸部とを有し、
    前記回動用案内凸部は、前記回動用案内溝に対して摺動容易な隙間を形成する幅寸法で形成され、
    前記固定用凸部は、前記回動用案内溝に対して摺動困難で挿抜可能な幅寸法で形成される
    請求項7に記載の範囲表示具。
  9. 請求項1乃至5のいずれかに記載の範囲表示ベースリング、又は、請求項6乃至8のいずれかに記載の範囲表示具が装着された圧力計。
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