JP2015140754A - スタータ - Google Patents

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【課題】簡素な構造で溶断部を形成し、異常通電時の回路遮断が可能なスタータを提供する。【解決手段】界磁コイル29を有する直流モータと、直流モータへの通電を制御するマグネットスイッチとを備えたスタータにおいて、界磁コイルは、並列回路をなす第1の界磁コイルと第2の界磁コイルとを備え、マグネットスイッチと、第1の界磁コイル及び第2の界磁コイルとを接続する渡り線28を備え、渡り線の、マグネットスイッチとの接続点から第1の界磁コイルとの接続点への長さL1と、マグネットスイッチとの接続点から第2の界磁コイルとの接続点への長さL2とが不等長であるスタータ。【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの始動時に駆動するスタータに関するもので、特に異常動作時にモータ内部への通電を遮断する部位を備えたスタータに関する。
従来技術として、特許文献1に記載されたスタータがある。
特許文献1には、スタータ内部の界磁コイル上流に抵抗率の高い部材を用い、さらに局部的に電流密度の高い部位を設けて、所定の電流が所定時間通電した際に熱溶断させ通電を遮断する技術が紹介されている。
特開2007−224876号公報
特許文献1の様な従来技術は、抵抗率の高い部材として黄銅材等を用いるものであるが、純銅材に比し伸びが劣り成形しにくいことから、電流密度の高い部位を設ける加工、すなわち断面積を小さくする加工が施しにくいという課題があった。
そこで本発明は、簡素な構造で溶断部を形成し、異常通電時の回路遮断が可能なスタータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、界磁コイルを有する直流モータと、前記直流モータへの通電を制御するマグネットスイッチとを備えたスタータにおいて、前記界磁コイルは、並列回路をなす第1の界磁コイルと第2の界磁コイルとを備え、前記マグネットスイッチと、前記第1の界磁コイル及び前記第2の界磁コイルとを接続する渡り線を備え、前記渡り線の、前記マグネットスイッチとの接続点から前記第1の界磁コイルとの接続点への長さと、前記マグネットスイッチとの接続点から前記第2の界磁コイルとの接続点への長さとが不等長であることを特徴とする。
本発明によれば、簡素な構造で溶断部を形成し、異常通電時の回路遮断が可能なスタータを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例に係るスタータを側面から見た部分断面図。 実施例に係る回路図。
以下、図面を用いて実施例を説明する。
図1は実施例に係るスタータを側面から見た部分断面図である。スタータは、大きく分けて、モータ1、マグネットスイッチ2、クラッチ機構3から構成されている。
モータ1は、エンジン始動のための回転駆動力を発生するものであり、直流モータを採用している。このため、出力軸4には、周方向に複数設けられたスロット5内に電機子コイル6が巻装されることで構成される回転子7が一体的に回転するように設けられており、この電機子コイル6には、ブラシ8を介してバッテリから電流が供給される。電機子コイル6に電流が供給されると回転子7には、周方向に複数の磁極が形成されるようになっている。また、回転子7の外周には、磁気回路を構成する円弧状の固定子9が配置されており、固定子9は、複数の異なった磁極が周方向に交互に形成されるように装着することで構成されている。この固定子9の磁極は、後述する界磁コイル29に通電することにより形成される。回転子7の電機子コイル6に電流を通電することにより固定子9に対して回転子7及び先端に駆動歯車10が形成された出力軸4が回転するようになっている。
次にクラッチ機構3について説明する。クラッチ機構3は、モータ1の出力軸4に設けられた駆動歯車10に噛み合う従動歯車11が外周に形成された筒状の一方向クラッチ12と、この一方向クラッチ12の内周に軸方向に移動可能に設けられたピニオンシャフト13と、このピニオンシャフト13の先端に設けられ、ピニオンシャフト13の移動によりエンジンのクランクシャフトに動力を伝達するためのリングギヤ14と噛み合う構成となっている。
一方向クラッチ12は、外周に従動歯車が形成されたアウタークラッチ部12aと、このアウタークラッチ12aの内側に配置されたインナークラッチ部12bと、アウタークラッチ部12aとインナークラッチ部12b間に設けられる複数のローラ等の介在物とからなり、アウタークラッチ部12aからインナークラッチ部12bへの回転は伝達できるが、インナークラッチ部12bからアウタークラッチ部12aへの回転は伝達できないようになっている。このアウタークラッチ部12aの軸方向両端は、軸受としての一対のボールベアリング16a、16bで回転自在に支持されている。
また、インナークラッチ部12bの内周には、ピニオンシャフト13が軸方向に移動可能に配置され、ピニオンシャフト13の外周とインナークラッチ部12bの内側とがヘリカルスプライン17によって係合している。このヘリカルスプライン17は、インナークラッチ部12bの回転数がピニオンシャフト13の回転数より大きかった場合にピニオンシャフト13がリングギヤ14側に移動し、ピニオンシャフト13の回転数がインナークラッチ部12bの回転数より大きかった場合にピニオンシャフト13がリングギヤ14と離れる方向に移動するように傾斜している。このため、エンジン始動前の状態では、ピニオンシャフト13がリングギヤ14側に移動してピニオンシャフト13とインナークラッチ部12bは一体的に回転するが、エンジン始動後のように、ピニオンシャフト13よりもリングギヤ14の方が速く回転した場合には、一方向クラッチ12の摺動部に生じるフリクションとヘリカルスプライン17の作用によってピニオンシャフト13がリングギヤ14と離れる方向にゆっくりと移動する。尚、ピニオンシャフト13は、ピニオンシャフト13の端部に固定されたバネ受け部18とインナークラッチ部12bとの間に配置された付勢部材としてのコイルスプリング19によってリングギヤ14から離れる方向に付勢されている。
ピニオンシャフト13におけるピニオン15と反対側端には、回転を許容するための軸受であるボールベアリング(図示せず)を介して、後述するレバー23の一端が当接する皿状のレバー受部24がピニオンシャフト13に対して回転自在に設けられている。
モータ1の後端部(図1の左側)には、正・負のブラシ保持器を固定する保持板と、この保持板をネジ止め固定するための底付き円筒状の金属製のリヤブラケット60が設けられている。保持板上にはコンミテータ41に当接するプラス側ブラシを移動自在に保持する正のブラシ保持器が、絶縁板を介して固定されている。保持板上にはまた、マイナス側ブラシを移動自在に保持するブラシ保持器と、マイナス側ブラシに続くマイナス側ブラシ用ピグテールとが直接固定されている。
コンミテータ41は、電機子コイル6に流れる電流を切替える部材である。コンミテータ41は、電機子コイル6の端部と接合されている。
ブラシ8は、外部からの電流をコンミテータ41に供給する導電性を有するカーボンを主とする直方体状の部材である。ブラシ8は、一端面をコンミテータ41に当接させた状態で摺動自在に配設されている。
次にスタータの固定子回路の構成について、図2にて説明する。
界磁を形成する固定子回路は並列回路を成すとともに、マグネットスイッチ2を介して通電される。マグネットスイッチ2の下流にはリードセン27でモータ内に配線され、リードセンの端部には各固定子の界磁コイル29に接続する渡り線28が接続され、各固定子に給電する。本実施例では、リードセン27が、接続端子26を介してマグネットスイッチ2へ接続されている。界磁コイル29は、その下流でブラシ8に接続されている。なお、本実施例ではマグネットスイッチの下流と渡り線とをリードセンを介して接続しているが、電気的に導通させることができれば別の接続形態であってもよい。
ここで、渡り線28は抵抗率の高い材料として黄銅材を用いるとともに、界磁コイル29との接続点28b,28cとリードセン27との接続点28aとの距離を不等長に配置する。すなわち、渡り線28において、リードセン27との接続点28aとある界磁コイル29との接続点28bとの長さ(接続点28a−接続点28b間の長さ)L1と、リードセン27との接続点28aと異なる界磁コイル29との接続点28cとの長さ(接続点28a−接続点28c間の長さ)L2とが異なるようにする。
上記構成の作用効果について以下に説明する。
本実施例は、スタータ通電時の渡り線28の発熱が促進されるとともに、線長の短い側(図2における渡り線28のうち、長さL2の側)では通電電流が増加することでより発熱が促進される。スタータの通電が長時間持続したときには、渡り線の発熱がさらに促進し、通電電流の高い側(線長の短い側、すなわち長さL2の側)の渡り線が溶損し、その後もう片方(渡り線28の線長の長い側、すなわち長さL1の側)の回路への通電電流が増加し溶損に至り、モータ回路全体の通電遮断が実現する。
このように、本実施例によれば、抵抗率の高い材料で渡り線を構成し、渡り線から各並列回路に通電する電流を異なる状態に置く簡素な構成で、異常通電時の回路遮断が実現可能となる。
以上説明したごとく、本発明によれば、渡り線を不等距離に構成することで、並列回路に分岐する際の通電電流に差異が生じ、特に距離の短い回路の通電電流を高く設定でき、異常通電が継続した際に渡り線の片側を溶断させることが可能となるとともに、片側回路が溶断した後には、もう片方の回路への通電が集中し渡り線が溶断し、モータ通電回路全体の遮断することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 モータ
2 マグネットスイッチ
8 ブラシ
26 接続端子
27 リードセン
28 渡り線
29 界磁コイル
28a,28b,28c 接続点
L1,L2 接続点間の長さ

Claims (3)

  1. 界磁コイルを有する直流モータと、
    前記直流モータへの通電を制御するマグネットスイッチとを備えたスタータにおいて、
    前記界磁コイルは、並列回路をなす第1の界磁コイルと第2の界磁コイルとを備え、
    前記マグネットスイッチと、前記第1の界磁コイル及び前記第2の界磁コイルとを接続する渡り線を備え、
    前記渡り線の、前記マグネットスイッチとの接続点から前記第1の界磁コイルとの接続点への長さと、前記マグネットスイッチとの接続点から前記第2の界磁コイルとの接続点への長さとが不等長であるスタータ。
  2. 請求項1に記載のスタータにおいて、
    前記マグネットスイッチと前記渡り線とがリードセンにより接続されており、
    前記渡り線の、前記リードセンとの接続点から前記第1の界磁コイルとの接続点への長さと、前記リードセンとの接続点から前記第2の界磁コイルとの接続点への長さとが不等長であるスタータ。
  3. 請求項2に記載のスタータにおいて、
    前記渡り線が黄銅材であるスタータ。
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