JP2015140235A - クレーン停止位置制御システムおよびクレーン停止位置制御方法 - Google Patents

クレーン停止位置制御システムおよびクレーン停止位置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コイルパレットの設置位置の基準位置からのズレ量およびコイルパレット上のコイルの載置位置の基準位置からのズレ量に応じてクレーンの停止位置を補正して、自動で安全にコイルの吊り上げ、積み込みを行うこと。
【解決手段】制御装置6が、コイルパレット7の設置位置の基準位置からのズレ量であるコイルパレット位置ズレ量と、コイルパレット7上でのコイル8の載置位置の基準位置からのズレ量であるコイル位置ズレ量とを取得し、取得されたコイルパレット位置ズレ量とコイル位置ズレ量とに基づいて、クレーン3の停止位置の補正量を算出し、算出された補正量を用いて、コイルパレット7上へのコイル8の積み込みまたはコイルパレット7上のコイル8の吊り上げを行うクレーン3の停止位置を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルの吊り上げや積み込みを行なう天井クレーンの停止位置を制御するクレーン停止位置制御システムおよびクレーン停止位置制御方法に関する。
薄物材の製造ラインでは、製造されたコイルの移動を天井クレーンで行っている。この天井クレーン(以下、単にクレーンと称する)による作業のほぼ全てが、作業効率化や人件費削減の観点から自動化されている。生産性の向上のためのライン速度高速化や、プロダクト・ミックス(製品の種類や製造に使用するライン等の組合せ)の変化による前工程および次工程の増加に対応して、物流を滞らせないためには、クレーンの完全自動化や高効率化が必至である。クレーンの自動化に当たって、コイルの吊り上げおよび積み込みのためのクレーン停止位置の制御が重要となる。すなわち、コイルの吊り上げ元および積み込み先が、手動運転で設置されるコイルパレット等の場合には、設置位置のズレを考慮してクレーン停止位置を制御する技術が必要となる。
従来、クレーン停止位置の制御に関連して、画像処理装置を用いてコイル位置自体を検出する技術や、超音波距離計を用いてコイルパレットの位置を検出する技術が知られている。例えば、特許文献1には、クレーン機上に設置されたレーザー光走査装置にて複数本のスリット光をコイルに照射し、同様にクレーン機上に設置されたカメラでコイルを撮像し、画像処理装置を用いてコイルの3次元形状データを求めてコイルの径方向および幅方向の中心を求める技術が開示されている。また、特許文献2には、コイルパレットを定位置に載置するために、コイルパレットの長手方向の位置、横方向の位置ズレおよび傾きを検知する技術が開示されている。
特開平11−173824号公報 特開平6−329387号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように画像処理装置を用いてコイル位置を検出する技術では、画像処理装置が非常に高価であるうえに、環境条件が悪い工場内等ではクレーン上方のカメラからコイル位置を正確に検出することができない。特許文献2に記載の技術では、コイルパレット位置のズレのみを検出しており、コイル幅方向に対するコイル位置のズレは考慮されていない。また、検出されたズレ量がクレーンにフイードバックされずに、コイルパレットの置き直しに利用されている。そのため、クレーンで補正する手法と比較して、コイルパレットの台車運転手の負担が格段に大きくなってしまうという問題もある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コイルパレットの設置位置の基準位置からのズレ量およびコイルパレット上のコイルの載置位置の基準位置からのズレ量に応じてクレーンの停止位置を補正して、自動で安全にコイルの吊り上げ、積み込みを行なえるクレーン停止位置制御システムおよびクレーン停止位置制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るクレーン停止位置制御システムは、 コイルパレット上へのコイルの積み込みまたはコイルパレット上のコイルの吊り上げを行うクレーンの停止位置を制御するクレーン停止位置制御システムであって、前記コイルパレットの設置位置の基準位置からのズレ量であるコイルパレット位置ズレ量を取得するコイルパレット位置ズレ量取得手段と、前記コイルパレット上での前記コイルの載置位置の基準位置からのズレ量であるコイル位置ズレ量を取得するコイル位置ズレ量取得手段と、取得された前記コイルパレット位置ズレ量と前記コイル位置ズレ量とに基づいて、前記クレーンの停止位置の補正量を算出するクレーン停止位置補正量算出手段と、算出された前記補正量を用いて前記クレーンの停止位置を補正するクレーン停止位置補正手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るクレーン停止位置制御システムは、上記発明において、前記コイルパレット位置ズレ量取得手段は、前記コイルパレットの形状情報を取得する手段と、地上に配置され、前記コイルパレットまでの距離を計測する固定型レーザー距離計と、計測された前記コイルパレットまで距離と前記コイルパレットの形状情報とに基づいて、前記コイルパレット位置ズレ量を算出する手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るクレーン停止位置制御システムは、上記発明において、前記コイル位置ズレ量取得手段は、前記コイルの載置位置の基準位置を取得する手段と、前記クレーンの機上に配置され、コイルの両端の位置を検知する走査型レーザー距離計と、該走査型レーザー距離計で検知されたコイルの両端の位置を検出する位置検出器と、該位置検出器により検出された前記コイルの両端の位置と前記コイルの載置位置の基準位置とに基づいて、前記コイル位置ズレ量を算出する手段と、を備えることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るクレーン停止位置制御方法は、コイルパレット上へのコイルの積み込みまたはコイルパレット上のコイルの吊り上げを行うクレーンの停止位置を制御するクレーン停止位置制御方法であって、前記コイルパレットの設置位置の基準位置からのズレ量であるコイルパレット位置ズレ量を取得するコイルパレット位置ズレ量取得ステップと、前記コイルパレット上での前記コイルの載置位置の基準位置からのズレ量であるコイル位置ズレ量を取得するコイル位置ズレ量取得ステップと、取得された前記コイルパレット位置ズレ量と前記コイル位置ズレ量とに基づいて、前記クレーンの停止位置の補正量を算出するクレーン停止位置補正量算出ステップと、算出された前記補正量を用いて前記クレーンの停止位置を補正するクレーン停止位置補正ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、コイルパレットの設置位置の基準位置からのズレ量およびコイルパレット上のコイルの載置位置の基準位置からのズレ量に応じてクレーンの停止位置を補正して、自動で安全にコイルの吊り上げ、積み込みを行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るクレーン停止位置制御システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、本実施の形態のクレーン停止位置制御処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態であるクレーン停止位置制御システムおよびクレーン停止位置制御処理を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
まず、図1を参照して、本実施の形態によるクレーン停止位置制御システムの概略構成について説明する。図1に示すように、本実施の形態のクレーン停止位置制御システム1は、地上のコイルパレット置き場に設置された固定型レーザー距離計2と、クレーン3の機上に設置された走査型レーザー距離計4と、走査型レーザー距離計4に接続された位置検出器5と、制御装置6とを備える。なお、図1に例示されるコイルパレット7には、走行方向yに5列、横行方向xに2個のコイル8が載置可能である。
固定型レーザー距離計2は、コイルパレット置き場に設置されたコイルパレット7までの距離を計測する。本実施の形態では、固定型レーザー距離計2として、コイルパレット7の走行方向yの両端の位置までの距離を計測する2つの走行方向距離計21と、コイルパレット7の横行方向xの一方の端部の位置までの距離を計測する1つの横行方向距離計22とが配置されている。
走査型レーザー距離計4は、位置検出器5と協働して、コイルパレット7上に載置されたコイル8の位置を計測する。具体的には、走査型レーザー距離計4が、コイル8の幅方向(横行方向x)に走査されながらコイル8までの距離を計測する。この距離が数千mm単位で変化する位置(2カ所)がコイル8の幅方向の両端の位置として検知され、このコイルの両端の位置を位置検出器5が検出する。
制御装置6は、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現される。この制御装置6は、処理プログラム等を記憶したメモリおよび処理プログラムを実行するCPU等を用いて、上記のクレーン停止位置制御システム1の各構成部を制御して、後述するクレーン停止位置制御処理を実行する。
なお、制御装置6は、LANやインターネットなどの電気通信回線を介してプロセスコンピュータ9に接続され、後述するように、このプロセスコンピュータ9からコイルパレット7の形状情報等のプロセス情報を受信する。
次に、図2のフローチャートを参照して、クレーン停止位置制御システム1によるクレーン停止位置制御処理手順について説明する。図2のフローチャートは、例えば、オペレータによりクレーン停止位置制御の指示入力があったタイミングで開始となり、クレーン停止位置制御処理はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、制御装置6が、プロセスコンピュータ9から、処理対象のコイルパレット7およびコイル8について、コイルパレット7の形状情報と、コイルパレット7上でのコイル8の載置位置の基準位置とを含むプロセス情報を受信する。これにより、ステップS1の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理はステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、制御装置6が、処理対象のクレーン3を処理対象のコイル8の基準位置に対応する位置に停止させる。これにより、ステップS2の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理は、ステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、制御装置6が、地上のコイルパレット置き場に設置された固定型レーザー距離計2を制御して、コイルパレット7までの距離を計測する。これにより、ステップS3の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理は、ステップS4の処理に進む。
ステップS4の処理では、制御装置6が、ステップS3の処理で計測された距離と、ステップS1の処理でプロセスコンピュータ9から受信したコイルパレット7の形状情報とに基づいて、コイルパレット7の設置位置の基準位置からのズレ量(位置ズレ量)を算出する。これにより、ステップS4の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理は、ステップS5の処理に進む。
ステップS5の処理では、制御装置6が、コイルパレット7の位置ズレ量が所定の閾値以内か否かを確認する。この閾値は、コイルパレット7の形状等に基づいて、後述するクレーン停止位置の補正で対応可能な範囲で予め設定される。コイルパレット7の位置ズレ量が閾値以内の場合には(ステップS5,Yes)、クレーン停止位置制御処理はステップS6の処理に進む。一方、コイルパレット7の位置ズレ量が閾値より大きい場合には(ステップS5,No)、クレーン停止位置制御処理はステップS7の処理に進む。
ステップS6の処理では、制御装置6が、ステップS4の処理で算出されたコイルパレット7の位置ズレ量と、コイルパレット7の形状情報とに基づいて、クレーン3の停止位置の補正量を算出する。そして、制御装置6は、算出された補正量に基づいてクレーン3の停止位置を補正させる。これにより、ステップS6の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理は、ステップS11の処理に進む。
ステップS7の処理では、制御装置6が、固定型レーザー距離計2に、コイルパレット7までの距離を再計測させる。そして、制御装置6は、ステップS4の処理と同様に、コイルパレット7の位置ズレ量を算出する。これにより、ステップS7の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理は、ステップS8の処理に進む。
ステップS8の処理では、制御装置6が、ステップS5の処理と同様に、コイルパレット7の位置ズレ量が閾値以内か否かを確認する。コイルパレット7の位置ズレ量が閾値以内の場合には(ステップS8,Yes)、クレーン停止位置制御処理は、ステップS6の処理に戻る。一方、コイルパレット7の位置ズレ量が閾値より大きい場合には(ステップS8,No)、クレーン停止位置制御処理は、ステップS9の処理に進む。
ステップS9の処理では、制御装置6が、コイルパレット7までの距離の再計測の回数を確認する。コイルパレット7までの距離の再計測の回数が所定回数より少ない場合(ステップS9,No)、クレーン停止位置制御処理はステップS7の処理に戻る。一方、コイルパレット7までの距離の再計測の回数が所定回数以上の場合(ステップS9,Yes)、クレーン停止位置制御処理はステップS10の処理に進む。
ステップS10の処理では、制御装置6が、例えば付帯する表示装置への表示等で、エラーを出力する。これにより、ステップS10の処理は完了し、一連のクレーン停止位置制御処理は終了する。
ステップS11の処理では、制御装置6が、オペレータにより入力された動作指示が、コイル8の積み込みまたは吊り上げのいずれであるかを確認する。動作指示がコイル8の積み込みであった場合、クレーン停止位置制御処理はステップS12の処理に進む。一方、動作指示がコイル8の吊り上げであった場合、クレーン停止位置制御処理はステップS13の処理に進む。
ステップS12の処理では、制御装置6が、クレーン3によるコイル8の積み込みを制御する。これにより、ステップS12の処理は完了し、一連のクレーン停止位置制御処理は終了する。
ステップS13の処理では、制御装置6が、クレーン3の機上に設置された走査型レーザー距離計4とこれに接続された位置検出器5とを制御して、コイルパレット7上のコイル8の幅方向(横行方向x)の両端の位置を載置位置として計測する。そして、制御装置6が、計測されたコイル8の載置位置と、プロセスコンピュータ9より受信したコイルパレット7上でのコイル8の載置位置の基準位置とに基づいて、コイル8の載置位置の基準位置からのズレ量(位置ズレ量)を算出する。これにより、ステップS13の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理は、ステップS14の処理に進む。
ステップS14の処理では、制御装置6が、ステップS13の処理で計測されたコイル8の位置ズレ量が、所定の閾値以内か否かを確認する。この閾値は、製造されるコイル8の形状等に基づいて、後述するクレーン停止位置の補正で対応できる範囲で予め設定される。コイル8の位置ズレ量が閾値以内の場合(ステップS14,Yes)、クレーン停止位置制御処理はステップS15の処理に進む。一方、コイル8の位置ズレ量が閾値より大きい場合(ステップS15,No)、クレーン停止位置制御処理はステップS17の処理に進む。
ステップS15の処理では、制御装置6が、ステップS13の処理で算出されたコイル8の位置ズレ量と、コイル8の載置位置の基準位置とに基づいて、クレーン3の停止位置の補正量を算出する。そして、制御装置6は、算出された補正量に基づいてクレーン3の停止位置を補正する。これにより、ステップS15の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理は、ステップS16の処理に進む。
ステップS16の処理では、制御装置6が、クレーン3によるコイル8の吊り上げを制御する。これにより、ステップS16の処理は完了し、一連のクレーン停止位置制御処理は終了する。
ステップS17の処理では、制御装置6が、走査型レーザー距離計4および位置検出器5に、コイル8の載置位置を再計測させる。そして、制御装置6は、ステップS13の処理と同様に、コイル8の位置ズレ量を算出する。これにより、ステップS17の処理は完了し、クレーン停止位置制御処理は、ステップS18の処理に進む。
ステップS18の処理では、制御装置6が、ステップS14の処理と同様に、コイル8の位置ズレ量が閾値以内か否かを確認する。コイル8の位置ズレ量が閾値以内の場合には(ステップS18,Yes)、クレーン停止位置制御処理はステップS15の処理に戻る。一方、コイル8の位置ズレ量が閾値より大きい場合には(ステップS18,No)、クレーン停止位置制御処理はステップS19の処理に進む。
ステップS19の処理では、制御装置6が、コイル8の載置位置の再計測の回数を確認する。コイル8の載置位置の再計測の回数が所定回数より少ない場合(ステップS19,No)、クレーン停止位置制御処理はS17の処理に戻る。一方、コイル8の載置位置の再計測の回数が所定回数以上の場合(ステップS19,Yes)、クレーン停止位置制御処理はステップS10の処理に進み、エラーが出力され、一連のクレーン停止位置制御処理は終了する。なお、ステップS9およびステップS19の処理における再計測の所定回数は、各レーザー距離計2,4の信頼性により決定されるが、効率面を考慮すると3回程度が望ましい。
以上、説明したように、本実施の形態では、地上に配置された固定型レーザー距離計2による計測値と、プロセスコンピュータ9から受信したコイルパレット7の形状情報とに基づいて、制御装置6が、コイルパレット7の設置位置の基準位置からのズレ量を算出し、クレーン3の停止位置の補正量を算出する。これにより、コイルパレット7の台車のように、手動運転のため設置位置が毎回僅かに異なり必ず基準位置からのズレが生じる場合にも、クレーン3によるコイル8の積み込みが自動で安全に行える。また、クレーン3機上に設置された走査型レーザー距離計4による計測値と、プロセスコンピュータ9から受信したコイルパレット7上でのコイル8の載置位置の基準位置とに基づいて、制御装置6がコイル8の載置位置の基準位置からのズレ量を算出し、クレーン3の停止位置の補正量を算出する。これにより、コイルパレット7の台車運転手に負担を強いることなく、クレーン3によるコイル8の吊り上げが自動で安全に行える。
このように、本発明によれば、安価で耐環境性に強いレーザー距離計を用いることで、システムの安価化を図ることができる。また、本発明によれば、コイルパレット7の設置位置とコイルパレット7上のコイル8の載置位置との双方の検出を行うことで、クレーン3の停止位置をより正確に補正することが可能となる。そのため、コイル8積み込み時のコイル転倒やコイル8吊り上げ時の他コイルと吊具との接触等が発生しにくくなり、安全性が高まる。更に、本発明によれば、コイル8の積み込みおよび吊り上げのどちらの動作にも対応しているため、自動運転可能な範囲が広くなり、物流の高速化に対応できる。したがって、本発明によれば、安価で対環境性に強いレーザー距離計を用いて、コイルパレット等の載置位置が毎回異なる場所へのコイルの吊り上げ及び積み込みが自動で安全に行なえるようになる。
なお、固定型レーザー距離計2として、傾きセンサーを配置して、コイルパレット7の傾きを検出して、傾きに対応してクレーン3の停止位置を補正するようにしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 クレーン停止位置制御システム
2 固定型レーザー距離計
3 クレーン
4 走査型レーザー距離計
5 位置検出器
6 制御装置
7 コイルパレット
8 コイル
9 プロセスコンピュータ

Claims (4)

  1. コイルパレット上へのコイルの積み込みまたはコイルパレット上のコイルの吊り上げを行うクレーンの停止位置を制御するクレーン停止位置制御システムであって、
    前記コイルパレットの設置位置の基準位置からのズレ量であるコイルパレット位置ズレ量を取得するコイルパレット位置ズレ量取得手段と、
    前記コイルパレット上での前記コイルの載置位置の基準位置からのズレ量であるコイル位置ズレ量を取得するコイル位置ズレ量取得手段と、
    取得された前記コイルパレット位置ズレ量と前記コイル位置ズレ量とに基づいて、前記クレーンの停止位置の補正量を算出するクレーン停止位置補正量算出手段と、
    算出された前記補正量を用いて前記クレーンの停止位置を補正するクレーン停止位置補正手段と、
    を備えることを特徴とするクレーン停止位置制御システム。
  2. 前記コイルパレット位置ズレ量取得手段は、
    前記コイルパレットの形状情報を取得する手段と、
    地上に配置され、前記コイルパレットまでの距離を計測する固定型レーザー距離計と、
    計測された前記コイルパレットまで距離と前記コイルパレットの形状情報とに基づいて、前記コイルパレット位置ズレ量を算出する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のクレーン停止位置制御システム。
  3. 前記コイル位置ズレ量取得手段は、
    前記コイルの載置位置の基準位置を取得する手段と、
    前記クレーンの機上に配置され、コイルの両端の位置を検知する走査型レーザー距離計と、
    該走査型レーザー距離計で検知されたコイルの両端の位置を検出する位置検出器と、
    該位置検出器により検出された前記コイルの両端の位置と前記コイルの載置位置の基準位置とに基づいて、前記コイル位置ズレ量を算出する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のクレーン停止位置制御システム。
  4. コイルパレット上へのコイルの積み込みまたはコイルパレット上のコイルの吊り上げを行うクレーンの停止位置を制御するクレーン停止位置制御方法であって、
    前記コイルパレットの設置位置の基準位置からのズレ量であるコイルパレット位置ズレ量を取得するコイルパレット位置ズレ量取得ステップと、
    前記コイルパレット上での前記コイルの載置位置の基準位置からのズレ量であるコイル位置ズレ量を取得するコイル位置ズレ量取得ステップと、
    取得された前記コイルパレット位置ズレ量と前記コイル位置ズレ量とに基づいて、前記クレーンの停止位置の補正量を算出するクレーン停止位置補正量算出ステップと、
    算出された前記補正量を用いて前記クレーンの停止位置を補正するクレーン停止位置補正ステップと、
    を含むことを特徴とするクレーン停止位置制御方法。
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