JP2015140010A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クロストークの発生を低減でき、また、液体の充填性を向上できる液体吐出装置を提供する。【解決手段】インク吐出ヘッド100は、開口であるインク供給口2を有する。インク供給口2は、インク吐出ヘッド100の基板の平面方向に延在する細長い形状に形成される。複数のインク吐出孔1及び複数のヒーターが、インク供給口2の長手方向に沿って設けられる。インク吐出孔1は、インク室5毎に設けられる。インク室5は、側壁19A、一対の隔壁19B,19B、基板層10、ノズル層20により区画される。隔壁19Bのインク供給口2側に対向する基板層10はインク供給口2側に突出された突出部6となっている。突出部6上には、柱4が設けられている。突出部6及び柱4により、隣のインク室5へ流れるインクに対する影響が低減される。【選択図】図2

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
インクジェットプリンター等に用いられる熱源駆動方式のインク吐出ヘッドは、熱源を用いてインクに気泡を発生させ、その気泡の膨張力によりインク液滴を吐出させるものである。このような熱源駆動方式のインク吐出ヘッドの一例が、特許文献1に示されている。
特許文献1に記載されたインク吐出ヘッドは、インクを吐出するノズルが、千鳥状且つ高密度に配置されている。従って、ノズルにインクを供給する流路の距離が短いものと長いものの2種類が存在する。距離が短い流路では、インクが流れる流路抵抗が小さくなる。従って、流路の入り口に対向する位置に抵抗部材が設けられて、流路の抵抗が大きくなっている。従って、特許文献1に記載されたインク吐出ヘッドでは、流路の抵抗差による各インク室へのインクの充填の差を無くすことにより、各ノズルから吐出されるインクの着弾位置のずれが防止されている。
特開2006−315395号公報
しかしながら、上記従来のインク吐出ヘッドでは、抵抗部材が流路の入り口に対向する位置に設けられているので、隣の流路のへのインクの流れは、抵抗部材により低減できない。従って、あるノズルから連続的にインクが吐出されると、そのノズルに隣接したノズルのインク室へのインクの充填は影響を受ける。その結果、クロストークが発生したり、インクの充填性が悪化するという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決することであり、クロストークの発生を低減でき、また、液体の充填性を向上できる液体吐出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る液体吐出装置は、平面状の基板と、前記基板の一方の面に設けられ、液体を吐出するためのエネルギーを液体に与える複数のエネルギー発生素子と、前記基板の一方の面に対向し、前記液体を吐出する吐出孔を複数備えたノズル層と、前記一方の面と前記ノズル層との間において、前記エネルギー発生素子を含む液体室を各々区画する複数の流路壁と、前記一方の面において、前記エネルギー発生素子から離間した位置に形成された第一開口と前記基板の他方の面に形成された第二開口とを連通する液体供給口と、前記液体室へ前記第一開口から供給される前記液体を供給する液体流路と、前記流路壁の一端部に対応する前記第一開口の端部から前記第一開口の中央側に延設された突出部とを備えたことを特徴とする。
上記液体吐出装置では、突出部により隣の液体流路への液体の流入を低減して、クロストークの低減と液体の充填性の向上ができる。
前記突出部と前記ノズル層との間には、柱が形成されていてもよい。この場合、柱により隣の液体流路への液体の流入を低減して、クロストークが更に低減できる。柱によりノズル層を支持してノズル層の強度を向上できる。また、互いに隣接する柱の隙間がゴミのフィルタの役目を奏する。
前記液体流路の幅は、前記液体流路が形成される互いに隣接した一対の流路壁と各々対応する前記突出部の間の間隔より広くてもよい。この場合には、互いに隣接する突出部の隙間がゴミのフィルタの役目を奏する。
互いに隣接する前記柱間の間隔は、前記液体流路の幅よりも狭くてもよい。この場合には、互いに隣接する柱の隙間がゴミのフィルタの役目を奏する。
吐出頻度の相対的に少ない液体を吐出する前記液体吐出装置にのみに、前記柱を設けてもよい。この場合には、吐出頻度の相対的に少ない液体以外の液体吐出装置では、柱がないので液体の充填が遅れることがない。従って、吐出頻度の相対的に少ない液体以外の液体吐出装置では、カラーの液体吐出装置よりも早く液体を吐出することができる。
前記第一開口の前記液体室側の端部は、前記液体流路の入り口よりも前記第一開口の中央側に存在してもよい。この場合には、液体流路部の機能を損なわない効果を奏する。液体流路部は、その流抵抗にて、エネルギー発生素子側から液体流路側への気泡成長を阻害し、吐出口側へ成長させる機能を有する。液体流路の入口の下まで貫通口端部が来ると、液体流路の下からも液体が出入りできるので、企図した流抵抗よりも大きくなってしまう。このため,第一開口の液体室側端部は、流路入口までに制限すべきである。
インク吐出ヘッド100の平面図である。 インク吐出ヘッド100の平面の部分拡大図である。 インク吐出ヘッド100の図1及び図2のX−X線に於ける矢視方向断面図である。 インク吐出ヘッド100の製造方法の説明図である。 インク吐出ヘッド100の製造方法の説明図(図4の続き)である。 インク吐出ヘッド100の製造方法の説明図(図5の続き)である。 インク吐出ヘッド101の平面の部分拡大図である。 インク吐出ヘッド102の平面の部分拡大図である。 インク吐出ヘッド102の図8のX1−X1線に於ける矢視方向断面図である。 インク吐出ヘッド103の平面の部分拡大図である。 インク吐出ヘッド104の平面の部分拡大図である。 インク吐出ヘッド105の平面の部分拡大図である。
以下、本発明を具現化した第一実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図1〜図3を用いて、本発明の第一実施形態に係るインク吐出ヘッド100の構成について説明する。以下の実施形態では、液体の一例はインクであり、液体吐出装置の一例はインク吐出ヘッド100である。尚、図面は、構造を分かり易く説明する為の概略図であり、寸法の比率は実際のインク吐出ヘッド100とは異なる。例えば、実際は基板11の厚みは図に示す比率より厚く、図2及び図3に示すインク供給口2の左右方向の幅も図に示す比率より広い。
[インク吐出ヘッド100の構成]
図1に示されるように、インク吐出ヘッド100は、一方向に整列した複数のインク吐出孔1を有する。このインク吐出孔1のそれぞれは、個別に設けられたインク室5(図2及び図3参照)にそれぞれ連通する。図2に示すように、インク室5は、側壁19Aと隔壁19Bとにより区画される。インク室5内には、インクを吐出するためのエネルギー発生素子として機能するヒーター13(図3参照)が、それぞれ設けられる。インク吐出ヘッド100の下面からインク室5へとつながるインク供給口2によって、インク室5へとインクが供給される。インク室5に供給されたインクは、ヒーター13の加熱によりその一部が気泡となる。この気泡によって押し出されたインク室5内のインクは、インク吐出孔1から吐出する。
図3は、インク吐出ヘッド100を、複数のインク吐出孔1の整列方向と直交する方向に切断した断面(即ち、図1及び図2のX―X断面)の図である。インク吐出ヘッド100の層構造は、図3に示す下側から基板層10、バリア層30、ノズル層20とから主に構成される。基板層10には、インク供給口2が開口する。インク供給口2は、基板層10の上面側且つヒーター13の発熱部から離間した位置に形成された第一開口2Bと基板層10の下面側に形成された第二開口2Cとを連通する。このインク供給口2を通って、基板層10の下面から、ノズル層20及びバリア層30で区画されるインク室5にインクが供給される。ノズル層20には、インクを吐出するインク吐出孔1が開口する。以下、各層構造について説明する。
基板層10は、シリコンから形成される基板11が主体として形成される。基板11の一方の面(例えば、下面)には、絶縁層17が形成されている。絶縁層17の材質の一例は、二酸化シリコン等の絶縁性の材質である。基板11の他方の面(例えば、上面)には、絶縁層12が設けられている。絶縁層12の材質の一例は、二酸化シリコン等の絶縁性の材質である。絶縁層12の上面側には、ヒーター13の層が形成されている。ヒーター13は抵抗層から構成される。ヒーター13の材質の一例は、TaNやTaAlなどの抵抗発熱体である。ヒーター13は、インクを吐出するためのエネルギーをインクに与えるエネルギー発生素子である。図3に示すように、基板層10のインク吐出孔1と対向する部分においては、ヒーター13の上面側には、配線14が設けられている。配線14の材質の一例は、Al、Cu等である。配線14の上面側には、保護層15が設けられている。保護層15の材質の一例は、窒化シリコンなどの絶縁性の材質である。保護層15の上面側且つインク吐出孔1と対向する部分には、保護層15の破損を防ぐ保護膜16が形成されている。保護膜16の材質の一例は、タンタル等の物質であり、消泡時の衝撃から保護層15を守る。また、保護層15の上面の右端側には、後述の側壁19Aと保護層15とを密着させる密着増強層18が設けられている。密着増強層18上には、側壁19Aが設けられている。
図3に示すように、基板層10において、インク供給口2より左側の基板11の上面側には、絶縁層12が設けられている。絶縁層12の上面側には、ヒーター13の層が形成されている。ヒーター13の上面側には、配線14は設けられておらず、保護層15が設けられている。保護層15の上側には、後述の隔壁19Bと保護層15とを密着させる密着増強層18が設けられている。図2及び図3に示すように、基板層10のインク供給口2側の端部からは、突出部6がインク供給口2の中央側方向に水平に延設されている。突出部6は、隔壁19Bが設けられている部分の基板層10が平面視矩形に突出して形成されている。具体的には、基板層10において、突出部6が隔壁19Bのインク供給口2側の端部19Cに対応した位置(端部19Cに隣接した位置)から、インク供給口2側に基板層10の平面と水平にせり出している。本実施形態では、突出部6は、絶縁層12及び保護層15が突出している部分である。突出部6上には、密着増強層18を介して、円柱上の柱4が形成されている。柱4の材質は一例としてエポキシ樹脂である。柱4の位置は、隔壁19Bのインク供給口側の端部から離隔している。隔壁19Bのインク供給口側の端部と柱4との間には、隙間3が形成されている。
密着増強層18の上面側には、インク室5を区画する側壁19A及び隔壁19Bが設けられている。図2に示すように、側壁19Aはインク吐出ヘッド100の長手方向(図2に於ける前後方向)に延設される。隔壁19Bは、側壁19Aと直交する方向に延設される。図2に示すように、隔壁19Bのインク供給口2側の端部19Cは、側壁19Aと平行方向に幅が広くなっている。インク室5は、側壁19Aと一対の隔壁19Bとにより、略直方体の空間として区画される。隔壁19Bの端部19Cと隣接する隔壁19Bの端部19Cとの間が、インク室5へのインクの流路5Aを形成する。側壁19A及び隔壁19Bの材質は一例としてエポキシ樹脂である。側壁19A、隔壁19B及び柱4によりバリア層30が形成される。なお、基板11の上面(一方の面)に形成されるという文言は、基板11の上面に直接接触して形成されることは勿論、基板11の上面側に何らかの構成を間に挟んで形成されることも含む意味である。勿論、下面(他方の面)に形成されるという文言も、同様に解釈されるべきである。
図2に示すように、流路5Aの幅L1は、隣接する突出部6,6間の間隔L2より広くなっている。また、流路5Aの幅L1は、隣接する柱4,4間の間隔L3よりも広くなっている。
図2及び図3に示されるように、基板11は、開口であるインク供給口2を有する。インク供給口2は、基板11の平面方向に延在する細長い形状、具体的には平面視、矩形に形成される。そして、複数のインク吐出孔1及び複数のヒーター13が、インク供給口2の長手方向に沿って設けられる。
次に、図3を参照して、ノズル層20について説明する。ノズル層20は、側壁19A、隔壁19B及び柱4の上端から基板平面方向に略平板状に延在している。ノズル層20のヒーター13の発熱部分13Aに対向する位置には、インク吐出孔1が形成されている。このノズル層20と、側壁19A、隔壁19B及び柱4とによって、基板層10の上面においてインクが流れるインク流路が規定される。なお、本実施形態において、側壁19A、隔壁19B及び柱4は別体に構成されるが、一体に構成されても差し支えない。ノズル層20の上面側には撥水膜21が形成されている。
[インク吐出ヘッド100の製造方法]
以下、図4〜図6を参照して、インク吐出ヘッド100の製造工程を説明する。
先ず、図4(A)に示されるように、絶縁層12,17を有するシリコン製の基板11が準備される。絶縁層12,17は、例えば、酸化シリコンによって構成される。絶縁層12,17は、例えば、シリコン製の基板11を熱酸化することで形成される。或いは、予め両面に酸化シリコン膜が設けられた既製品の基板が用いられても差し支えない。なお、基板11の厚みは、例えば、625μm程度である。また、絶縁層12,17の厚みは、例えば、1〜5μm程度である。
(エネルギー発生素子・薄膜層形成工程)
次に、図4(A)に示されるように、基板11の絶縁層12の上に、ヒーター13が形成される。ヒーター13は、例えば、TaNやTaAlなどの抵抗発熱体を、200〜1000Å程度の厚みになるように、スパッタリング法によってヒーター13の形成位置に堆積することで形成される。配線14も同様にして、例えばAl、Cuなどの金属、あるいはAlCuなどの合金にてスパッタリングにて形成される。これにより、配線工程も一緒に行われる。
次に、図4(A)に示されるように、耐インク性を有する薄膜層である保護層15が、基板11の上面のヒーター13及び配線14を少なくとも覆うように形成される。保護層15は、例えば、プラズマを利用した化学気相成長(プラズマCVD)やスパッタリング法によって、窒化シリコンをヒーター13、配線14及び絶縁層12に成膜することで得られる。なお、保護層15の厚みは、例えば、0.4μm程度である。次に、保護層15の上面側且つインク吐出孔1と対向する部分には、保護層15の破損を防ぐ保護膜16が形成されている。保護膜16の材質の一例は、タンタル等の固い物質である。保護膜16はスパッタリング法によって形成される。次に、保護層15上には、密着増強層18が形成される。密着増強層18の材質の一例は、バリア層30を構成する材質と同様の材質である。
(バリア層壁形成工程)
次に、図4(B)に示されるように、基板11上の密着増強層18上には、インクの流路壁と成るバリア層30を構成する側壁19A、隔壁19B及び柱4が形成される。本実施形態では、側壁19A、隔壁19B及び柱4は、硬化したエポキシ樹脂で形成される。また、側壁19A、隔壁19B及び柱4の膜厚は、例えば10−30μm程度になるように調整されてよい。
(犠牲層形成工程)
次に、図4(C)に示されるように、犠牲層27が形成される。犠牲層27は、側壁19A、隔壁19B及び柱4の上面を覆う領域にも形成される。たとえば、犠牲層27の形成は、側壁19A、隔壁19B及び柱4によって形成された空間に、半硬化樹脂を注入し乾燥させることで行われる。本実施形態では、半硬化樹脂として、東レ(株)のポリイミド材、フォトニースが半硬化状態で使用される。フォトニースは、アルカリ溶液には可溶であるが、有機溶剤には不溶である。側壁19A、隔壁19B及び柱4を構成するエポキシ樹脂は、熱や光によって、犠牲層27が注入される前に、硬化している。側壁19A、隔壁19B及び柱4を構成するエポキシ樹脂は、非硬化時には有機溶剤に可溶であるが、硬化時には有機溶剤に不溶である。そのため、側壁19A、隔壁19B及び柱4と犠牲層27との間で、クロスミキシングは生じない。また、犠牲層27として、ノボラック樹脂が利用されてもよい。ノボラック樹脂としては、一例として、旭有機材工業(株)製のEP4080G、EP4050Gなどをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート(PGMEA)などの有機溶剤に溶解したものが利用可能である。ノボラック樹脂は、キシレンやトルエンなどには溶解性が極めて低いが、アルカリ水溶液やアセトンなどには溶解する。側壁19A、隔壁19B及び柱4を構成するエポキシ樹脂は、硬化しているため、有機溶剤に対して不溶となっている。そのため、ノボラック樹脂が利用される場合でも、側壁19A、隔壁19B及び柱4と犠牲層27との間で、クロスミキシングは生じない。
次に、図4(D)に示されるように、犠牲層27の上面が平坦になるように、犠牲層27が上面から削除される。ここで、犠牲層27が側壁19A、隔壁19B及び柱4の上に残っていると、隣接するインク室5の間が連通する可能性がある。そのため、犠牲層27と側壁19A、隔壁19B及び柱4とが同一平面上に位置するまで、換言すれば、側壁19A、隔壁19B及び柱4の上面が露出するまで、犠牲層27が平坦化されるのが望ましい。このとき、側壁19A、隔壁19B及び柱4の上面も僅かながら削除されてよい。なお、犠牲層27の平坦化は、例えば、研磨、研削、切削などの機械加工によって行われる。あるいは、機械加工による粗平坦化の後で、インク吐出ヘッド100をアルカリ溶液に浸すことで、犠牲層27を上面から溶解させるなどの微細平坦化が行われてもよい。
(ノズル層形成工程)
次に、図5(A)に示されるように、側壁19A、隔壁19B、柱4及び犠牲層27を覆うように、ノズル層20が形成される。ノズル層20には、ヒーター13の発熱部に対向する位置に、インクを吐出するインク吐出孔1が設けられる。ノズル層20は、犠牲層27を溶解しないように形成される。そのために、例えば、犠牲層27の樹脂を溶解しないような溶媒を使ってのスピンコートやスプレーコートなどが行われる。ノズル層20の形成には、例えば、キシレンやトルエンなどの溶媒に溶解したエポキシ樹脂と、シランカップリング剤と、光重合開始剤とを混合したものが利用される。キシレンやトルエンは前述の半硬化ポリイミドやノボラック樹脂を溶解しないため、ノズル層20を形成する樹脂の溶媒として好都合である。ノズル層20を構成する樹脂の塗布後は、側壁19A、隔壁19B及び柱4との密着性をよくするとともにノズル層20に残った溶媒を追い出すために、ノズル層20を構成する樹脂が加熱される。ここで、溶媒を使ったコーティングの場合、塗布後にあまり温度を上げると、ノズル層20に残った溶媒が犠牲層27を溶かす場合もある。そのため、この加熱温度は、犠牲層27にダメージを与えないように設定される。また、ノズル層20の膜厚は、20−50μmなどに調整される。
このようにして形成されたノズル層20にフォトリソグラフィーが行われ、インク吐出孔1が形成される。インク吐出孔1の現像の際にはキシレンやトルエンなど、犠牲層27を溶解しない溶媒が利用される。但し、PGMEAやアセトンやアルカリ水溶液などを利用して、インク吐出孔1近辺にある犠牲層27の一部まで除去してしまっても差し支えない。
(インク供給口形成工程)
次に、図5(B)に示すように、基板層10の下面側(絶縁層17側)に、インク供給口2の形状がパターニングされて、ウェットエッチング,ドライエッチング等の化学的および物理的エッチング又はサンドブラストなどの機械加工が行われる。この加工により、基板層10下面側から上面側に向けて、絶縁層17及び基板11にインク供給口2が開口される。この場合、図5(B)に示すように基板11の下面側からインク供給口2が開口されるので、インク供給口2は下側の開口部面積が上側の開口部面積より大きくなる。尚、インク供給口2の開口幅(図5に於ける左右方向の幅)は、ウェットエッチングの場合には、一例として、100μm程度である。
次に、図5(C)に示すように、基板層10の裏面側にレジスト22が塗布され、絶縁層12及び保護層15にインク供給口2、突出部6及び流路5Bがパターニングされる。次いで、図6(A)に示すように、基板層10の裏面側からドライエッチング等の化学的エッチングが行われる。これにより、絶縁層12及び保護層15に開口部が形成されて、図2に示すようにインク供給口2、突出部6及び流路5Bが形成される。次に、図6(B)に示すように、基板層10の裏面側のレジスト22が剥離されて取り去られる。
(犠牲層除去・撥水膜工程)
その後、犠牲層27がアルカリ溶液等の溶剤で溶解して除去される。犠牲層27がノボラック樹脂で構成される場合、アセトンやPGMEAなどの有機溶剤に対して、インク吐出ヘッド100が浸される。溶媒に溶解した犠牲層27が、インク吐出孔1及びインク供給口2から流出することで、犠牲層27が除去される。その後、図3に示すように、ノズル層20の上面側に撥水膜21が形成される。
以上説明したように、第一実施形態のインク吐出ヘッド100では、図2に示すように、インクは、インク供給口2から互いに隣接する突出部6,6間の流路5B及び互いに隣接する柱4,4間を通り、流路5Aを通って、インク室5に流入する。ヒーター13により加熱されたインクは、インク吐出孔1から吐出する。その後、インクは、インク供給口2から互いに隣接する突出部6,6間の流路5B及び互いに隣接する柱4,4間を通り、更に、流路5Aを通ってインク室5に補充される。
第一実施形態のインク吐出ヘッド100では、図2に示すように、基板層10において、突出部6が隔壁19Bのインク供給口2側の端部19Cに対応した位置から、インク供給口2側にせり出しているので、複数のインク吐出孔1が駆動され、複数のインク室5にインクが充填される場合に、インクは、主として、供給口2からインク室5の正面の流路5Bを通過して矢印Aに示すようにインク室5へ充填される。また、矢印Bに示すように当該インク室5に隣接するインク室5の正面の供給口2から当該インク室5へ充填されるインク量は突出部6により妨げられて少なくなる。従って、インク室5にインクが充填される場合に、隣のインク室5へ充填されるインクへ影響を及ぼしにくい。従って、クロストークが低減される。
また、第一実施形態のインク吐出ヘッド100では、図2に示すように、隔壁19Bに対向するように、柱4が設けられている。従って、インク室5の隣のインク室5の流路5Bから矢印Bのようにインクが流れる場合に、流れの抵抗が上がるので、より一層、隣のインク室5に影響を及ぼしにくい。また、隔壁19Bのインク供給口側の端部と柱4との間には、隙間3が形成されている。この隙間3を通って矢印Bのように、インクが流路5Aに流れ込む。従って、一つのインク吐出孔1を駆動した場合には、インク室5へのインクは流路5Bと隙間3,3とから流路5Aに流れ込むので、インク室5へのインクの充填性能が向上できる。
また、図2に示すように、流路5Aの幅L1は、隣接する突出部6,6間の間隔L2より広くなっている。また、流路5Aの幅L1は、隣接する柱4,4間の間隔L3よりも広くなっている。即ち、流路5Aの幅L1よりも突出部6,6間の間隔L2及び柱4,4間の間隔L3が狭い。従って、隣接する突出部6,6間及び隣接する柱4,4間がインクに混ざっている異物のフィルタの役目を果たす。
次に、図7を参照して、本発明の第二実施形態のインク吐出ヘッド101の構造について説明する。以下では、インク吐出ヘッド101が第一実施形態のインク吐出ヘッド100と異なる点を説明する。図7に示すように、第二実施形態のインク吐出ヘッド101では、柱4Aの横断面形状が第一実施形態のインク吐出ヘッド100とは異なっている。第二実施形態のインク吐出ヘッド101では、柱4Aは隔壁19B側が平面になっており、インク供給口2側は、半円柱状になっている。他の構造は、第一実施形態と同様である。この第二実施形態のインク吐出ヘッド101では、流路5Bからのインクの流路5Aへの流れ(矢印A)は、円柱の柱4を設けた場合と同じである。また、隙間3は、柱4Aの平面と、隔壁19Bの端部の平面との隙間となり、インクの流れ(矢印B)は、第一実施形態のインク吐出ヘッド100の隙間3より悪くなる。従って、第二実施形態のインク吐出ヘッド101の隙間3は、第一実施形態のインク吐出ヘッド100の隙間3より隙間の間隔を広くしても同等の効果を奏することができる。従って、リソグラフィの分解能が悪くても作成が可能である。従って、作成難易度が下がり歩留まりが向上できる。従って、作成のコストが低減できる。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の第三実施形態のインク吐出ヘッド102の構造について説明する。以下では、インク吐出ヘッド102が第一実施形態のインク吐出ヘッド100と異なる点を説明する。図8に示すように、第三実施形態のインク吐出ヘッド102では、突出部6を設けず、また、柱4Bの横断面形状が第一実施形態のインク吐出ヘッド100とは異なっている。第三実施形態のインク吐出ヘッド102では、柱4Bは隔壁19B側が平面になっており、インク供給口2側は、横断面が紡錘形になっており、インク供給口2側に長く突出している。また、互いに隣接する柱4B,4Bの間には、ノズル層20からインク供給口2に向けて下方に柱4Cが形成されている。柱4Cはインク室5側が平面になっており、反対側が半円柱状になっている。他の構造は、第一実施形態と同様である。この第三実施形態のインク吐出ヘッド102では、突出部6を設けなくても、流路5Bからのインクの流路5Aへの流れは、円柱の柱4を設けた場合と同じにできる。また、隙間3は、柱4Aの平面と、隔壁19Bの端部の平面との隙間となり、第一実施形態のインク吐出ヘッド100の隙間3よりインクが通りにくくなる。従って、第三実施形態のインク吐出ヘッド102の隙間3は、第一実施形態のインク吐出ヘッド100の隙間3より隙間の間隔を広くしても同等の効果を奏することができる。また、図9に示すように、柱4Cにより、駆動時にインク室5から流路5A方向に戻る波であるバック波が矢印Cに示すように下側にそらされて、バック波がインクの流れに及ぼす影響を低減できる。
上記実施形態では、インク吐出ヘッド100,101,102が「液体吐出装置」の一例である。ヒーター13が「エネルギー発生素子」の一例である。インク室5が「液体室」の一例である。隔壁19Bが「流路壁」の一例である。インク供給口2が「液体供給口」の一例である。流路5Aが「液体流路」の一例である。端部19Cが、「流路壁の一端部」の一例である。
本発明は、今までに述べた実施形態に限定されることは無く、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形・変更が可能である。 以下にその一例を述べる。
インク吐出ヘッドには、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを吐出するカラーのインク吐出ヘッドと、ブラック(K)のインクを吐出するインク吐出ヘッドがあるが、カラーのインクを吐出するインク吐出ヘッドにのみ上記のように柱4を設けるようにしてもよい。ブラック(K)のインクを吐出するインク吐出ヘッドには、図10に示すインク吐出ヘッド103のように、突出部6のみにしてもよい。この場合には、カラー以外のインク吐出ヘッド(例えば、ブラック(K))では、柱4がないのでインク室5にインクの充填が遅れることがない。従って、カラー以外のインク吐出ヘッド(例えば、ブラック(K))では、カラーのインク吐出ヘッドよりも早くインクを吐出することができる。尚、カラーのインクが「吐出頻度の相対的に少ない液体」の一例である。
また、ブラック(K)を吐出するインク吐出ヘッドのインク吐出孔1の開口径は、カラーのインク吐出ヘッドのインク吐出孔1の開口径よりも大きくしてもよい。従って、大滴を吐出できる。また、高速駆動が求められるため、ブラック(K)を吐出するインク吐出ヘッドはで、インク室5への充填性を上げる目的で、図10に示すインク吐出ヘッド103のように、柱4が除去されてもよい。
また、図11に示すインク吐出ヘッド104のように、互いに隣接する突出部6,6の間隔L2よりも互いに隣接する柱4D,4Dの間隔L4が狭くてもよい。この場合には、互いに隣接する柱4D,4Dがインクに含まれる異物のフィルタの役割を奏する。また、柱4Dの直径を突出部6の幅より大きくしてもよい。この場合には、柱4Dを突出部6により密着させることができる。
また、図10に示すインク吐出ヘッド103のように、突出部6に柱を設けず、流路5Aの幅L1よりも互いに隣接する突出部6,6の間隔L2が狭くてもよい。この場合には、互いに隣接する突出部6,6がインクに含まれる異物のフィルタの役割を奏する。
また、図12に示すインク吐出ヘッド105のように、インク供給口2の端部2Aがインク室5の流路5Aの入り口と同一になってもよい。この場合には、流路5Aの狭窄部とインク室5へのインクの充填性を分離して機能させることができる。
インク供給口2の形成は、ダイシングブレード(丸鋸)で基板11を切削して、基板11の長手方向に沿って開口してもよい。また、前記した実施形態では、ノズル層20は、溶媒に溶解させた樹脂を塗布・乾燥させて形成された。しかし、フィルム状の光硬化性樹脂や吐出孔が形成されたフィルム状の樹脂を載置して、ノズル層20が形成されても差し支えない。
前記した実施形態では、ノズル層20と側壁19A、隔壁19B及び柱4とは、別体に構成された。しかし、ノズル層20と側壁19A、隔壁19B及び柱4とが一体に構成されても差し支えない。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うインク吐出ヘッドもまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。また、本発明は、インクを吐出するインク吐出ヘッドのみならず、各種の液体を吐出する装置に適用できる。例えば、DNA分析の試薬を吐出する装置にも適用できる。
1 インク吐出孔
2 インク供給口
2A 端部
2B 第一開口
2C 第二開口
4 柱
5 インク室
5A 流路
5B 流路
6 突出部
10 基板層
11 基板
12 絶縁層
13 ヒーター
14 配線
15 保護層
16 保護膜
17 絶縁層
18 密着増強層
19A 側壁
19B 隔壁
19C 端部
20 ノズル層
21 撥水膜
22 レジスト
27 犠牲層
30 バリア層
100,101,102,103,104,105 インク吐出ヘッド

Claims (6)

  1. 平面状の基板と、
    前記基板の一方の面に設けられ、液体を吐出するためのエネルギーを液体に与える複数のエネルギー発生素子と、
    前記基板の一方の面に対向し、前記液体を吐出する吐出孔を複数備えたノズル層と、
    前記一方の面と前記ノズル層との間において、前記エネルギー発生素子を含む液体室を各々区画する複数の流路壁と、
    前記一方の面において、前記エネルギー発生素子から離間した位置に形成された第一開口と前記基板の他方の面に形成された第二開口とを連通する液体供給口と、
    前記液体室へ前記第一開口から供給される前記液体を供給する液体流路と、
    前記流路壁の一端部に対応する前記第一開口の端部から前記第一開口の中央側に延設された突出部と
    を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記突出部と前記ノズル層との間には、柱が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体流路の幅は、前記液体流路が形成される互いに隣接した一対の流路壁と各々対応する前記突出部の間の間隔より広いことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 互いに隣接する前記柱間の間隔は、前記液体流路の幅よりも狭いことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  5. 吐出頻度の相対的に少ない液体を吐出する前記液体吐出装置にのみに、前記柱を設けることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  6. 前記第一開口の前記液体室側の端部は、前記液体流路の入り口よりも前記第一開口の中央側に存在することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
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