JP2015139716A - 炭酸飲料製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易かつコンパクトな構成で、炭酸ガスの吸収効率を向上させることができる炭酸飲料製造装置を提供すること。【解決手段】冷却された処理液に対してカーボネーションを行って炭酸飲料を製造する炭酸飲料製造装置1において、処理液が流通される配管20の途中の管部20aに炭酸ガスを注入するためのマイクロバブルノズル21を装着するとともに、このマイクロバブルノズル21が装着された管部20aの下流側の管部20bに複数の振動発生機22Aを直列に配設し、マイクロバブルノズル21によって炭酸ガスが注入された処理液に対して、振動発生機22Aで振動を与えるものとする。【選択図】図1
Description
本発明は、炭酸飲料を製造する炭酸飲料製造装置に関し、特に、冷却された処理液が流れる配管に炭酸ガスを吹き込むことでカーボネーション(炭酸ガス溶解)を行うようにした炭酸飲料製造装置に関するものである。
従来、一般的な炭酸飲料製造装置は、脱気タンクで処理液中の空気を脱気し、脱気された処理液をプロポーショナに送ってシロップと一定比率に連続混合し、連続混合された処理液に対して必要に応じてプリカーボネータで炭酸ガスを注入した後にプレート式熱交換器で冷却し、冷却された処理液を炭酸ガスが満たされたサーチュレータタンクに送って炭酸ガスを吸収処理するようにしている(非特許文献1参照)。
従来の炭酸飲料製造装置で用いられるサーチュレータタンクについて、図5を用いて以下に説明する。
図5(a)に示されるように、前工程として、真空ポンプ2によって高い真空度に保持された脱気タンク3内に処理液が供給され、ジェットノズル4によってジェット流とされて脱気タンク3内の液面に激しく叩き付けられ、液中に気泡を生じさせて処理液中の空気を脱気する。
脱気された処理液は、水ポンプ5にてプロポーショナ6へと送液されるとともに、その一部がリサイクル弁7を通って再びジェットノズル4に流入する。
プロポーショナ6に送られた処理液は、このプロポーショナ6でシロップと一定比率に連続混合される。
連続混合された処理液は、配管切換盤8を経由してプリカーボネータ9へと送られ、このプリカーボネータ9で必要に応じて炭酸ガスが注入された後に、プレート式熱交換器100へと送られる。
プレート式熱交換器100に送られた処理液は、冷水又はブラインによって冷却され、冷却された処理液は、配管を介して下流側のサーチュレータタンク101へと送られる。
このようにして、プレート式熱交換器100で冷却された処理液が送り込まれるサーチュレータタンク101は、タンク本体102と蓋部103の2分割された構造体からなり、タンク本体102の内部には、カーボネーションプレート104が配設されている。
そして、サーチュレータタンク101内に送り込まれた処理液は、スプレーノズル105を介してカーボネーションプレート104上に散布され、薄膜状に流下しながら炭酸ガスを吸収する。
脱気された処理液は、水ポンプ5にてプロポーショナ6へと送液されるとともに、その一部がリサイクル弁7を通って再びジェットノズル4に流入する。
プロポーショナ6に送られた処理液は、このプロポーショナ6でシロップと一定比率に連続混合される。
連続混合された処理液は、配管切換盤8を経由してプリカーボネータ9へと送られ、このプリカーボネータ9で必要に応じて炭酸ガスが注入された後に、プレート式熱交換器100へと送られる。
プレート式熱交換器100に送られた処理液は、冷水又はブラインによって冷却され、冷却された処理液は、配管を介して下流側のサーチュレータタンク101へと送られる。
このようにして、プレート式熱交換器100で冷却された処理液が送り込まれるサーチュレータタンク101は、タンク本体102と蓋部103の2分割された構造体からなり、タンク本体102の内部には、カーボネーションプレート104が配設されている。
そして、サーチュレータタンク101内に送り込まれた処理液は、スプレーノズル105を介してカーボネーションプレート104上に散布され、薄膜状に流下しながら炭酸ガスを吸収する。
ところが、図5(a)に示されるサーチュレータタンク101を用いた装置では、以下のような問題があった。
(1)カーボネーションプレート104を有しているため、タンク内が複雑な構造となり、CIP洗浄性が劣る。
(2)カーボネーションプレート104それ自体の経年劣化(ピンホール等)による交換作業等が必要となり、メンテナンスの手間が増える。
(1)カーボネーションプレート104を有しているため、タンク内が複雑な構造となり、CIP洗浄性が劣る。
(2)カーボネーションプレート104それ自体の経年劣化(ピンホール等)による交換作業等が必要となり、メンテナンスの手間が増える。
そこで、上記の問題を解決し得るものが、例えば、特許文献1にて提案されている。
新版・ソフトドリンクス編集委員会編纂、「新版ソフト・ドリンクス」、株式会社光琳出版、p.509−514
図5(b)に示されるように、特許文献1にて提案されている装置において、サーチュレータタンク(カーボネータタンク)111は、内部に炭酸ガスを所定圧力に保持するとともに、内部上方に配置した配水ノズル112で処理液をタンク内上部からタンク壁面に薄膜状に流下させて処理液に炭酸ガスを吸収させるようにしている。
このサーチュレータタンク111を採用することにより、カーボネーションプレート104を省略することができるので、CIP洗浄性に優れるとともに、メンテナンスの手間を減らすことができる。
このサーチュレータタンク111を採用することにより、カーボネーションプレート104を省略することができるので、CIP洗浄性に優れるとともに、メンテナンスの手間を減らすことができる。
しかしながら、上記のサーチュレータタンク111を用いた炭酸飲料製造装置では、炭酸ガスの吸収効率を向上させるために、サーチュレータタンク111において炭酸ガスと処理液とを接触させる表面積を大きくする必要があり、サーチュレータタンク111の容積(設置面積・全高)が大きなものとならざるを得ないという問題があった。
本発明は、上記従来の炭酸飲料製造装置の有する問題点に鑑み、簡易かつコンパクトな構成で、炭酸ガスの吸収効率を向上させることができる炭酸飲料製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の炭酸飲料製造装置は、冷却された処理液に対してカーボネーションを行って炭酸飲料を製造する炭酸飲料製造装置において、処理液が流通される配管に炭酸ガスを注入するためのノズルを装着するとともに、該ノズルが装着された配管の下流側に振動発生機を配設し、ノズルによって炭酸ガスが注入された処理液に対して、振動発生機で振動を与えるようにしたことを特徴とする。
この場合において、振動発生機を、ノズルが装着された配管の下流側の複数個所に直列に配設することができる。
また、振動発生機には、バイブレータ方式又は超音波振動方式の振動発生機を採用することができる。
本発明の炭酸飲料製造装置によれば、処理液が流通される配管に装着されるノズルによってその配管内を流れる処理液中に炭酸ガスが注入されるとともに、炭酸ガスが注入された処理液に対して振動発生機からの振動が与えられるので、炭酸ガスを処理液中に均一に分散させることができるとともに、処理液の運動を活発にして炭酸ガスとの接触を促進することができ、これによって炭酸ガスの吸収効率を向上させることができる。
このような作用効果は、処理液が流通される配管に炭酸ガスを注入するためのノズルを装着するとともに、このノズルが装着された配管の下流側に振動発生機を配設するといった簡易かつコンパクトな構成で達成することができ、炭酸ガスを処理液に吸収させるために従来は必要とされていたサーチュレータタンクを用いなくても済み、装置構成の簡素化及び小型化を図ることができる。
このような作用効果は、処理液が流通される配管に炭酸ガスを注入するためのノズルを装着するとともに、このノズルが装着された配管の下流側に振動発生機を配設するといった簡易かつコンパクトな構成で達成することができ、炭酸ガスを処理液に吸収させるために従来は必要とされていたサーチュレータタンクを用いなくても済み、装置構成の簡素化及び小型化を図ることができる。
また、振動発生機を、ノズルが装着された配管の下流側の複数個所に直列に配設することにより、処理液中の炭酸ガス溶解量の増減を微調整することができる。
次に、本発明の炭酸飲料製造装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
<炭酸飲料製造装置の概略説明>
図1に示される炭酸飲料製造装置1において、前工程として、真空ポンプ2によって高い真空度に保持された脱気タンク3内に処理液が供給され、ジェットノズル4によってジェット流とされて脱気タンク3内の液面に激しく叩き付けられ、液中に気泡を生じさせて処理液中の空気を脱気する。
脱気された処理液は、水ポンプ5にてプロポーショナ6へと送液されるとともに、その一部がリサイクル弁7を通って再びジェットノズル4に流入する。
プロポーショナ6に送られた処理液は、このプロポーショナ6でシロップと一定比率に連続混合される。
連続混合された処理液は、配管切換盤8を経由してプリカーボネータ9へと送られ、このプリカーボネータ9で必要に応じて炭酸ガスが注入された後に、プレート式熱交換器10へと送られる。
なお、この前工程は、適宜構成を変更することができる。
プレート式熱交換器10に送られた処理液は、冷水又はブラインによって冷却され、冷却された処理液は、配管20を通って下流側へと送られる。
図1に示される炭酸飲料製造装置1において、前工程として、真空ポンプ2によって高い真空度に保持された脱気タンク3内に処理液が供給され、ジェットノズル4によってジェット流とされて脱気タンク3内の液面に激しく叩き付けられ、液中に気泡を生じさせて処理液中の空気を脱気する。
脱気された処理液は、水ポンプ5にてプロポーショナ6へと送液されるとともに、その一部がリサイクル弁7を通って再びジェットノズル4に流入する。
プロポーショナ6に送られた処理液は、このプロポーショナ6でシロップと一定比率に連続混合される。
連続混合された処理液は、配管切換盤8を経由してプリカーボネータ9へと送られ、このプリカーボネータ9で必要に応じて炭酸ガスが注入された後に、プレート式熱交換器10へと送られる。
なお、この前工程は、適宜構成を変更することができる。
プレート式熱交換器10に送られた処理液は、冷水又はブラインによって冷却され、冷却された処理液は、配管20を通って下流側へと送られる。
<ノズルの説明>
配管20は、途中にノズル装着可能な管部20aを有し、この管部20aには、炭酸ガスを注入するための所要のノズル、好ましくは、マイクロバブルノズル21が装着され、このマイクロバブルノズル21により、管部20a内を流れる処理液中に炭酸ガスの微細な気泡を注入することができるようになっている。
マイクロバブルノズル21は、炭酸ガスの微細な気泡を発生させる機能を有するものであればよく、例えば、水を旋回させて剪断する旋回流方式のものや、ベンチュリー管に代表される乱流によって剪断する乱流方式のもの、溶解した炭酸ガスを乱流によって気泡化させる加圧溶解方式のもの等を用いることができる。
ここで、マイクロバブルノズル21によって発生させる炭酸ガスの気泡の大きさは、配管20内の環境下において、平均直径が1mm以下、好ましくは、500μm以下、さらに好ましくは、それ以下の微細な気泡とすることが好ましい。
また、マイクロバブルノズル21は、2個のマイクロバブルノズル21を直列に配設するようにしているが、必要に応じて、単独で用いたり、複数のマイクロバブルノズル21を並列に又は直列及び並列を組み合わせて配設するようにすることもできる。
配管20は、途中にノズル装着可能な管部20aを有し、この管部20aには、炭酸ガスを注入するための所要のノズル、好ましくは、マイクロバブルノズル21が装着され、このマイクロバブルノズル21により、管部20a内を流れる処理液中に炭酸ガスの微細な気泡を注入することができるようになっている。
マイクロバブルノズル21は、炭酸ガスの微細な気泡を発生させる機能を有するものであればよく、例えば、水を旋回させて剪断する旋回流方式のものや、ベンチュリー管に代表される乱流によって剪断する乱流方式のもの、溶解した炭酸ガスを乱流によって気泡化させる加圧溶解方式のもの等を用いることができる。
ここで、マイクロバブルノズル21によって発生させる炭酸ガスの気泡の大きさは、配管20内の環境下において、平均直径が1mm以下、好ましくは、500μm以下、さらに好ましくは、それ以下の微細な気泡とすることが好ましい。
また、マイクロバブルノズル21は、2個のマイクロバブルノズル21を直列に配設するようにしているが、必要に応じて、単独で用いたり、複数のマイクロバブルノズル21を並列に又は直列及び並列を組み合わせて配設するようにすることもできる。
<振動発生機の説明>
管部20a内を流れる際にマイクロバブルノズル21によって炭酸ガスが注入された処理液は、管部20aの下流側の管部20bを通して図示されない瓶(ペットボトルを含む。)詰機、缶詰機等の充填機へと送られるが、この管部20bには、所定のピッチで複数の振動発生機22Aが直列に配設されている。
ここで、振動発生機22Aは、必要に応じて、単独で用いたり、複数の振動発生機22Aを並列に又は直列及び並列を組み合わせて配設するようにすることもできる。
振動発生機22Aは、管部20aにおいてマイクロバブルノズル21により炭酸ガスが注入された後の処理液に対して振動を与えるもので、図1に示される例では、管部20bを流れる処理液に対して外部から間接的に機械的振動を与えるバイブレータ方式のものが用いられる。
図2に示されるように、バイブレータ方式の振動発生機22Aは、管部20bの外周面に突設される取付片23に、へルールクランプ等の締付バンド24によって緊縛・締結される振動発生機本体25を備え、この振動発生機本体25に内蔵される振動モータの作動により、機械的振動を取付片23及び管部20bを介してその管部20b内の処理液に振動を与えることができるようになっている。
このバイブレータ方式の振動発生機22Aは、微炭酸飲料(1〜2GV)を始めとする炭酸飲料の製造に好適に用いることができる。
管部20a内を流れる際にマイクロバブルノズル21によって炭酸ガスが注入された処理液は、管部20aの下流側の管部20bを通して図示されない瓶(ペットボトルを含む。)詰機、缶詰機等の充填機へと送られるが、この管部20bには、所定のピッチで複数の振動発生機22Aが直列に配設されている。
ここで、振動発生機22Aは、必要に応じて、単独で用いたり、複数の振動発生機22Aを並列に又は直列及び並列を組み合わせて配設するようにすることもできる。
振動発生機22Aは、管部20aにおいてマイクロバブルノズル21により炭酸ガスが注入された後の処理液に対して振動を与えるもので、図1に示される例では、管部20bを流れる処理液に対して外部から間接的に機械的振動を与えるバイブレータ方式のものが用いられる。
図2に示されるように、バイブレータ方式の振動発生機22Aは、管部20bの外周面に突設される取付片23に、へルールクランプ等の締付バンド24によって緊縛・締結される振動発生機本体25を備え、この振動発生機本体25に内蔵される振動モータの作動により、機械的振動を取付片23及び管部20bを介してその管部20b内の処理液に振動を与えることができるようになっている。
このバイブレータ方式の振動発生機22Aは、微炭酸飲料(1〜2GV)を始めとする炭酸飲料の製造に好適に用いることができる。
<作用効果の説明>
本実施形態の炭酸飲料製造装置1においては、プレート式熱交換器10で冷却された処理液が流通される管部20aにマイクロバブルノズル21が装着され、マイクロバブルノズル21によって炭酸ガスの微細な気泡が管部20a内を流れる処理液中に注入される。
これにより、気液接触面積を増加させることができるとともに、炭酸ガスの微細な気泡を処理液中に細かく均一に分散させることができるので、炭酸ガスの吸収効率を向上させることができる。
また、炭酸ガスが注入された処理液に対して振動発生機22Aからの振動が与えられるので、処理液の運動を活発にして炭酸ガスとの接触を促進することができ、これによっても炭酸ガスの吸収効率を向上させることができる。
さらに、振動発生機22Aが管部20bの複数個所に直列に配設されるので、処理液中の炭酸ガス溶解量の増減を微調整することができる。
このような作用効果は、処理液が流通される管部20aにマイクロバブルノズル21を装着するとともに、マイクロバブルノズル21が装着された管部20aの下流側の管部20bに振動発生機22Aを配設するといった簡易かつコンパクトな構成で達成することができ、炭酸ガスを処理液に吸収させるために従来は必要とされていたサーチュレータタンク101、111を用いなくても済み、装置構成の簡素化及び小型化を図ることができる。
本実施形態の炭酸飲料製造装置1においては、プレート式熱交換器10で冷却された処理液が流通される管部20aにマイクロバブルノズル21が装着され、マイクロバブルノズル21によって炭酸ガスの微細な気泡が管部20a内を流れる処理液中に注入される。
これにより、気液接触面積を増加させることができるとともに、炭酸ガスの微細な気泡を処理液中に細かく均一に分散させることができるので、炭酸ガスの吸収効率を向上させることができる。
また、炭酸ガスが注入された処理液に対して振動発生機22Aからの振動が与えられるので、処理液の運動を活発にして炭酸ガスとの接触を促進することができ、これによっても炭酸ガスの吸収効率を向上させることができる。
さらに、振動発生機22Aが管部20bの複数個所に直列に配設されるので、処理液中の炭酸ガス溶解量の増減を微調整することができる。
このような作用効果は、処理液が流通される管部20aにマイクロバブルノズル21を装着するとともに、マイクロバブルノズル21が装着された管部20aの下流側の管部20bに振動発生機22Aを配設するといった簡易かつコンパクトな構成で達成することができ、炭酸ガスを処理液に吸収させるために従来は必要とされていたサーチュレータタンク101、111を用いなくても済み、装置構成の簡素化及び小型化を図ることができる。
以上、本発明の炭酸飲料製造装置について、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、上記の実施形態においては、バイブレータ方式の複数の振動発生機22Aを管部20bに直列に配設する例を示したが、これに限定されるものではなく、図3に示されるように、超音波振動方式の複数の振動発生機22Bを管部20bに直列に配設するようにしてもよい。
ここで、振動発生機22Bは、必要に応じて、単独で用いたり、複数の振動発生機22Bを並列に又は直列及び並列を組み合わせて配設するようにしたり、バイブレータ方式の振動発生機22Aと超音波振動方式の振動発生機22Bとを併用するようにすることもできる。
ここで、振動発生機22Bは、管部20bを流れる処理液に対して直接的に超音波振動を与える方式のもので、図4に示されるように、処理液の入口31a及び出口31bとこれらの間に設けられる収容部31cとを有するセル(単位容器)31を備え、このセル31の収容部31c内にアイソレータ(振動子)32を差し込み、アイソレータ32にブースタ33を介してパワーアンプ34を連結して構成されている。
セル31における入口31a及び出口31bには、それぞれ管部20bを構成する所要のパイプ材35が接続されており、処理液が入口31aから収容部31c内に入り出口31bを通って下流側へと流れるようになっている。
振動発生機22Bにおいては、パワーアンプ34に内蔵された圧電素子に印加することで電圧を縦方向の振動に変換し、圧電素子からの振動エネルギをブースタ33で所定の割合に増幅し、ブースタ33からの振動エネルギをアイソレータ32が受けて増幅された振幅でセル31の収容部31c内の処理液を振動させることができるようになっている。
この超音波振動方式の振動発生機22Bは、強炭酸飲料(4GV〜)を始めとする炭酸飲料の製造に好適に用いられる。
ここで、振動発生機22Bは、必要に応じて、単独で用いたり、複数の振動発生機22Bを並列に又は直列及び並列を組み合わせて配設するようにしたり、バイブレータ方式の振動発生機22Aと超音波振動方式の振動発生機22Bとを併用するようにすることもできる。
ここで、振動発生機22Bは、管部20bを流れる処理液に対して直接的に超音波振動を与える方式のもので、図4に示されるように、処理液の入口31a及び出口31bとこれらの間に設けられる収容部31cとを有するセル(単位容器)31を備え、このセル31の収容部31c内にアイソレータ(振動子)32を差し込み、アイソレータ32にブースタ33を介してパワーアンプ34を連結して構成されている。
セル31における入口31a及び出口31bには、それぞれ管部20bを構成する所要のパイプ材35が接続されており、処理液が入口31aから収容部31c内に入り出口31bを通って下流側へと流れるようになっている。
振動発生機22Bにおいては、パワーアンプ34に内蔵された圧電素子に印加することで電圧を縦方向の振動に変換し、圧電素子からの振動エネルギをブースタ33で所定の割合に増幅し、ブースタ33からの振動エネルギをアイソレータ32が受けて増幅された振幅でセル31の収容部31c内の処理液を振動させることができるようになっている。
この超音波振動方式の振動発生機22Bは、強炭酸飲料(4GV〜)を始めとする炭酸飲料の製造に好適に用いられる。
本発明の炭酸飲料製造装置は、簡易かつコンパクトな構成で、炭酸ガスの吸収効率を向上させることができるという特性を有していることから、限られた設置スペースでの炭酸飲料の製造の用途に好適に用いることができる。
1 炭酸飲料製造装置
3 脱気タンク
6 プロポーショナ
9 プリカーボネータ
10 プレート式熱交換器
21 マイクロバブルノズル(ノズル)
22A 振動発生機(バイブレータ方式)
22B 振動発生機(超音波振動方式)
3 脱気タンク
6 プロポーショナ
9 プリカーボネータ
10 プレート式熱交換器
21 マイクロバブルノズル(ノズル)
22A 振動発生機(バイブレータ方式)
22B 振動発生機(超音波振動方式)
Claims (4)
- 冷却された処理液に対してカーボネーションを行って炭酸飲料を製造する炭酸飲料製造装置において、処理液が流通される配管に炭酸ガスを注入するためのノズルを装着するとともに、該ノズルが装着された配管の下流側に振動発生機を配設し、ノズルによって炭酸ガスが注入された処理液に対して、振動発生機で振動を与えるようにしたことを特徴とする炭酸飲料製造装置。
- 振動発生機を、ノズルが装着された配管の下流側の複数個所に直列に配設したことを特徴とする請求項1記載の炭酸飲料製造装置。
- 振動発生機が、バイブレータ方式の振動発生機であることを特徴とする請求項1又は2記載の炭酸飲料製造装置。
- 振動発生機が、超音波振動方式の振動発生機であることを特徴とする請求項1又は2記載の炭酸飲料製造装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017164719A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 株式会社イズミフードマシナリ | 炭酸飲料製造装置 |
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2014
- 2014-01-27 JP JP2014012019A patent/JP2015139716A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017164719A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 株式会社イズミフードマシナリ | 炭酸飲料製造装置 |
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