JP2015139620A - シートの表皮構造およびシートの表皮縫製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な外観意匠を得るためには、部品数が増加したり縫製以外の工程が必要となる。【解決手段】芯材20は玉縁22と玉縁を被覆するカバー24の端末を重ねて延ばした縫製片24’とを有している。2枚のトリムカバー片14−2a、14−2bは芯材の玉縁22の下半部を挟んで左右から覆うとともに下方に延ばされて芯材の縫製片24’に左右から重ねられる。そして、左右のトリムカバー片の端末(トリムカバー端末) 14−2a’、14−2b’が芯材の縫製片に縫製されるとともに、芯材の玉縁に沿った左右のトリムカバー端末が玉縁を挟んで縫製されて、トリムカバー端末が縫製片、玉縁のそれぞれに縫製された二重縫製となっている。【選択図】図2

Description

本発明は、シートパッド(発泡成形材)にトリムカバー(表皮材)を被覆してなるシートの表皮構造およびそのシートの表皮縫製方法に関する。
車両用シートは、骨格部材であるシートフレーム(シートクッションフレーム、シートバックフレーム)にウレタンフォームなどの発泡材からなるシートパッド(発泡成形材)を載せ、通気性のある複数のトリムカバー片(表皮片)を略袋状に縫製したトリムカバー(表皮材)でシートパッドを覆って形成されている。
トリムカバーは、それぞれの縫製部において2枚のトリムカバー片の端末(以下、適宜「トリムカバー端末」と略称する)どうしを縫製して成形されるが、トリムカバー片は通気性のある不織布など比較的柔らかい素材から形成されているため縫製時にその表面が波打って縫製の方向が不安定となり、外観品質が低下する。また、大きな張力が加わると、帯状の縫製部が位置ずれして(蛇行して)、縫製がほつれやすい。すなわち、シートバックの前面中央部のように着座者の体重を直接受ける部分や、シートバックまたはシートクッションの左右縁部等のように三次元的に湾曲する部分においては、大きな張力がトリムカバーに生じて帯状縫製部の位置がずれて、縫製がほつれやすい。そして、この部分(シートバックの前面中央部や、シートバックまたはシートクッションの左右縁部など)はシートの外観上目立ちやすい部分でもあり、帯状縫製部の位置ずれや縫製のほつれがシートの外観品質に大きく影響する。
そのため、シートバックの前面中央部や、シートバックまたはシートクッションの左右縁部などにおいて、トリムカバー端末の間に芯材を配置し、芯材を介在して2枚のトリムカバー端末を縫製する構成が知られている(たとえば、特開2008−213768号公報、実開平05−068400号公報、特開平07−008359号公報)。
通常、芯材はプラスチックなどからなる玉縁をカバーで被覆して、カバーの端末を重ねて延ばして縫製片とした断面略鍵穴形状に成形される。また、玉縁と一体に成形した平坦部をカバーの端末で覆った構成の芯材も知られている。トリムカバー片よりも硬質の芯材がトリムカバー端末の間に位置することによって、トリムカバー端末の位置ずれが防止される。また、芯材の縫製片にトリムカバー端末が縫製されることによって、トリムカバー端末どうしの縫製よりも強く縫製されて、縫製の緩みが防止される。
たとえば、特開2008−213768号公報では、芯材をそれぞれ被覆するトリムカバー端末が2つの芯材とともに縫製されて縫製部を形成し、2つの芯材の嵌合可能な溝をコンソールのパッドに形成し、帯状縫製部を芯材とともにコンソールの溝に嵌合させて帯状縫製部を固定化することによって、帯状縫製部の位置ずれ、縫製のほつれを防止している。なお、芯材として、玉縁を持たず、厚い平坦片のみからなるものが使用されている。
また、実開平05−068400号公報では、トリムカバー端末をその上に置かれた芯材の縫製片とともに縫製してから、芯材の玉縁に沿って一方のトリムカバー端末が折り返されて芯材を被覆している。この構成では、縫製部が芯材の内側に設けられ、(折り返された)トリムカバー片で覆われて隠されるため、帯状縫製部の位置ずれや縫製のほつれが生じても外観意匠を損なうおそれがない。
さらに、特開平07−008359号公報では、芯材は両袖付の玉縁を持つとともに、その下面に補強布の収納される凹所が形成され、左または右の袖に覆ってからトリムカバー端末が折り返され、折り返されたトリムカバー端末が芯材下面の凹所内の補強片に芯材の袖を介して縫製されている。この構成では、芯材の存在によって帯状縫製部の位置ずれが防止されるとともに、トリムカバー端末が芯材だけでなく補強布にも縫製されているため、強固な縫製が得られ、縫製のほつれが確実に防止される。
特開2008−213768号公報 実開平05−068400号公報 特開平07−008359号公報
特開2008−213768号公報記載の構成では、帯状縫製部、芯材がコンソールの溝に嵌合されて、帯状縫製部の位置ずれ、縫製のほつれが防止される。しかし、被覆したトリムカバー端末とともに縫製された芯材の嵌合される溝をコンソールのパッド表面に形成して、その溝に芯材を溝に嵌合しており、トリムカバー端末、芯材の縫製に加えて縫製とは異なる別の行程(嵌合工程)が必要となり、作業工程が複雑化する。また、芯材が2つ必要となり、部材数が増える。さらに、2つの芯材がトリムカバー端末の間に介在されるため、帯状の縫製部が幅広となり、外観意匠上好ましくない。
実開平05−068400号公報記載の構成では、縫製部がトリムカバー片で覆われて隠されるため、帯状縫製部の位置ずれや縫製のほつれが生じても外観意匠を損なうおそれがない。しかし、芯材の縫製片とともに縫製してから芯材の玉縁に沿って一方のトリムカバー端末が折り返されて芯材を被覆しているため、折り返されたトリムカバー端末に大きな張力が作用すると、玉縁が牽引されてその縫製片が湾曲し、芯材の位置がずれて、外観品質を低下させるおそれがある。また、2つのトリムカバー端末のうち、一方のみが折り返され、トリムカバー端末が縫製部において左右対称でないため、良好な外観意匠が得られない。
また、特開平07−008359号公報記載の構成では、芯材により帯状縫製部の位置ずれが防止されるとともに補強布により強固に縫製され、縫製のほつれが確実に防止される。しかし、芯材は、両袖付でその下面に凹所を持つ特殊な形状であるため、安価な市販の芯材が使用できないとともに、補強布も必要となって部品数が増える。
本発明は、部品数を増やすことなくトリムカバー端末を縫製して良好な外観意匠が得られるシートの表皮構造の提供を目的としている。
また、本発明は、部品数を増やしたり縫製以外の工程を必要とすることなくトリムカバー端末を縫製できるシートの表皮縫製方法の提供を目的としている。
本発明では、トリムカバー片の端末を芯材の縫製片に縫製するだけでなく、芯材の玉縁を介在させてシートバック端末を縫製した二重縫製としている。
すなわち、請求項1に係る本発明によれば、芯材を介してトリムカバー片の端末を縫製して形成されたトリムカバーでシートパッドを覆ってシートの表皮としたシートの表皮構造において、芯材は玉縁と、玉縁を被覆するカバーの端末を重ねて延ばした縫製片とを有し、トリムカバー片の端末が芯材の縫製片に縫製された第1の縫製部と、芯材の玉縁に沿ったトリムカバー片の端末が玉縁を挟んで縫製された第2の縫製部とを備えている。
また、請求項2に係る本発明によれば、シートパッドを覆ってシートの表皮となるトリムカバーが芯材を介して2枚のトリムカバー片の端末を縫製して形成されるシートの表皮縫製方法において、トリムカバー片の端末が、玉縁と、玉縁を被覆するカバーの端末を重ねて延ばした縫製片とを有してなる芯材の縫製片に縫製されて第1の縫製部を形成する縫製工程と、芯材の玉縁に沿ったトリムカバー片の端末が玉縁を挟んで縫製された第2の縫製部を形成する別の縫製工程とを備えている。
請求項1に係る本発明では、2枚のトリムカバー片の端末を芯材の縫製片を介して縫製するだけではなくさらに玉縁を挟んで縫製しており、縫製が強固になり、トリムカバー端末に張力が作用してもトリムカバー端末間の玉縁が一方向に偏って牽引されることはなくその位置が安定し、良好な外観品質が得られる。また、1つの芯材をトリムカバー端末間に介在させているにすぎないため、帯状の縫製部が幅広とならず外観品質が向上する。さらに、縫製片での縫製部はもちろん、玉縁を介在した縫製部も左右対称の縫製であるため、この点でも外観品質が向上する。
また、芯材は1つで足り、補強布等は不要であり、部品数を増すことなく、安価な市販の芯材を使用してトリムカバー端末を強固に縫製できる。
請求項2に係る発明では、トリムカバー片の端末、芯材の縫製片を縫製するとともにトリムカバー片の端末、芯材の玉縁を縫製しており、縫製とは異なる別の工程(嵌合工程)等を必要とすることなく2つの縫製工程だけでトリムカバー端末を縫製できる。また、芯材は1つで足り、補強布等は不要であり、部品数を増すことなく、安価な市販の芯材を使用してトリムカバー端末を縫製できる。
本発明の一実施例に係るシートの表皮構造を持つ車両用シートの斜視図を示す。 (A−1)は図1の線A−Aに沿ったシートの表皮の拡大部分断面図、(A−2)は芯材の横断面図、(A−3)はトリムカバー端末、芯材の縫製部の横断面図をそれぞれ示し、(B−1)は別形状の芯材を使用した変形例での(A−1)に対応したシートの表皮の拡大部分断面図を示す。
芯材を介してトリムカバー片の端末を縫製して形成されたトリムカバーでシートパッドを覆ってシートの表皮としたシートの表皮構造において、芯材は玉縁と、玉縁を被覆するカバーの端末を重ねて延ばした縫製片とを有し、トリムカバー片の端末が芯材の縫製片に縫製された第1の縫製部と、芯材の玉縁に沿ったトリムカバー片の端末が玉縁を挟んで縫製された第2の縫製部と、を備えている。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るシートの表皮構造を持つ車両用シートの斜視図を示す。また、図2(A−1)は図1の線A−Aに沿ったシートの表皮の拡大部分断面図、(A−2)は芯材の横断面図、(A−3)はトリムカバー端末、芯材の縫製部の横断面図をそれぞれ示し、(B−1)は別形状の芯材を使用した変形例での(A−1)に対応したシートの表皮の拡大部分断面図を示す。
なお、前後左右はドライバーシートに着座したドライバーから見た方向をいい、Fr、Rr、L、Rで示す。
図1に示すように、車両用シート10は、シートクッション12と、シートクッションの後端に設けられたシートバック14とを有して構成され、ヘッドレスト16がシートバック14の上面に設けられている。
シートクッション12、シートバック14の基本的な構造は周知であり、たとえば、シートバックは、左右のサイドフレームの上部を連結パイプなどで連結した略コ字形形状のシートバックフレーム(図示しない)に、図2(A−1)に示すように、ウレタンフォームなどの発泡成形材からなるシートパッド14−1を載せ、通気性のあるトリムカバー14−2でシートパッドを覆って形成されている。シートクッション12も同様に、シートクッションフレームに載せたシートパッドをトリムカバー12−2で覆って形成されている。
シートバックの前面におけるシートパッド14−1の形状について述べると、着座者の背面をできるだけ隙間なく保持するように、シートバック前面中央部のシートパッドはシートバックの前面側部よりも凹んで形成されている。すなわち、シートバックの前面中央部14C、前面側部14Sの交差する部分(交差部)で、シートパッド14−1は三次元的に湾曲して成形されている。そして、図1に示すように、シートバックの前面中央部14Cのシートパッドは縦方向で三つに区切って成形されている。
トリムカバー14−2は、シートパッド14−1を覆う形状に、それぞれの縫製部で2枚のトリムカバー片を縫製して成形され、シートバックの前面中央部14C、前面側部14Sの交差部においては、2枚のトリムカバー片の端末(以下、適宜「トリムカバー端末」と略称する)14−2a’、14−2b’が芯材20に縫製されて、交差部に沿って帯状の縫製部が形成される。そして、図2(A−1)に示すように、シートバックの前面中央部14C、前面側部14Sの交差部においては、トリムカバー片14−2a、14−2b(正確にいえばその端末)が芯材20とともに縫製されてシートパッド14−1の三次元的に湾曲する部分に芯材が配置されることにより、帯状の縫製部からなる縁取りがシートバックの前面中央部、前面側部間に形成されている。
つまり、シートバックの前面中央部14C、前面側部14Sの交わる交差部のトリムカバー14においては、シートバックの前面中央部14Cを覆う右のトリムカバー片14−2a、シートバックの前面側部14Sを覆う左のトリムカバー片14−2bが、芯材20を左右から挟んで芯材とともに縫製されている。
図2(A−2)に示すように、芯材20はプラスチックなどからなる断面円形形状の玉縁22と、玉縁をカバー24で被覆してカバーの端末を重ねて延ばした縫製片24’とを有した断面略鍵穴形状に成形されている。平坦部を玉縁と一体に成形し、その平坦部をカバーの端末で覆って縫製片に取り込んでもよい。
図2(A−3)に示すように、左右のトリムカバー片14−2a、14−2bは、芯材の玉縁22の下半部を挟んで左右から覆うとともに下方に延ばされて芯材の縫製片24に左右から重ねられる。そして、左右のトリムカバー片の端末(トリムカバー端末) 14−2a’、14−2b’が芯材の縫製片24’に縫製されるとともに、芯材の玉縁22に沿った左右のトリムカバー端末が玉縁を挟んで縫製されている。
すなわち、2枚のトリムカバー端末14−2a’、14−2b’を芯材の縫製片24’に縫製して第1の縫製部30を形成するとともに、別の縫製工程によってトリムカバー端末が芯材の玉縁22を挟んでさらに縫製されて第2の縫製部とを形成し、トリムカバー端末が縫製片、玉縁のそれぞれに縫製された二重縫製となっている。
左右のトリムカバー片14−2a、14−2bに縫製された芯材20は、たとえばシートパッド14−1の表面に置かれ、芯材を中心としてトリムカバー片がシートパッド14−1の形状に沿って左右に延ばされ、トリムカバーとしてシートパッドを被覆する。トリムカバー14−2がシートパッド14−1上に張設されるため、芯材20はシートパッド表面に押圧されてシートパッドを圧縮変形させ、沈んだ状態でシートパッド表面に配置される。
上記のように、2枚のトリムカバー端末14−2a’、14−2b’が縫製片24’、玉縁22のそれぞれに縫製された二重縫製とされ、強固な縫製が得られ、縫製のほつれが確実に防止される。そして、トリムカバー片14−2a、14−2bの裁縫の方向が安定し、トリムカバー片間の帯状の縫製部の幅(帯幅)を一定とすることができ、芯材20がシートパッドの交差部のガイドとなって良好な外観品質が得られる。また、2枚のトリムカバー片14−2a、14−2b、芯材20が第1の縫製部30、第2の縫製部32で縫製され、トリムカバー片が芯材を中心として左右対称であるため、良好な外観意匠が得られる。さらに、縫製部が左右対称であるため、トリムカバー片14−2a、14−2bに張力が作用しても玉縁22、つまりは、芯材20が一方向に偏って牽引されることはなく芯材の位置、言い換えれば、帯状の縫製部がトリムカバー端末間で安定して位置し、この点からも外観品質が向上する。
芯材20は1つで足り、部品数を増すことなく、安価な市販の芯材を使用してトリムカバー端末を強固に縫製できる。もちろん、1つの芯材をトリムカバー端末の間に介在させているにすぎないため、帯状の縫製部が幅広となることもなく、良好な外観意匠が得られる。
トリムカバー端末14−2a’、14−2b’、芯材の縫製片24’を縫製するとともに、トリムカバー端末、芯材の玉縁22を縫製するだけで足り、縫製とは異なる別の工程(嵌合工程)等を必要とせず、トリムカバーの作業工程が簡略化される。そして、2つの縫製だけで強固に縫製でき、良好な外観意匠が得られる。
芯材の玉縁22の形状は断面円形に限定されず、トリムカバー端末14−2a’、14−2b’が左右から挟んで容易に縫製できる形状であれば足りる。
図2(B−1)は、別形状の芯材を使用した変形例での(A−1)に対応したシートの表皮の拡大部分断面図を示す。
図2(B−1)に示すように、たとえば、芯材120は玉縁122が断面矩形形状とされ、玉縁が断面矩形形状であることを除けば、芯材は上記の芯材20と同様の形状に成形され、2枚のトリムカバー片が同様の方法で芯材を介在して縫製される。
すなわち、芯材120は、プラスチックなどからなる断面矩形形状の玉縁122と、玉縁をカバー124で被覆してカバーの端末を重ねて延ばした縫製片124’とを有した断面略鍵穴形状に成形されている。そして、左右のトリムカバー片14−2a、14−2bが、芯材の玉縁122の下半部を挟んで左右から覆って下方に延ばされて芯材の縫製片24に左右から重ねられ、トリムカバー端末が芯材の縫製片124’に縫製されるとともに、芯材の玉縁122に沿った左右のトリムカバー端末が玉縁を挟んで縫製されている。
芯材120の玉縁122が断面矩形形状であっても、強固に縫製されて、縫製のほつれが確実に防止されるとともに、良好な外観意匠が得られるなど、玉縁が断面円形形状におけると同様の効果の効果が得られる。
上記のように、本発明によれば、部品数を増やすことなくトリムカバー端末を縫製して良好な外観意匠が得られる。また、部品数を増やしたり縫製以外の工程を必要とすることなくトリムカバー端末を縫製できる。
上述した実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明を何等限定するものでなく、本発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全て本発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、実施例では車両用シートのトリムカバーを例示したが、同様に車両の内装品であるコンソールにおいても本発明の構造を適用することができる。すなわち、コンソール本体を被覆する表皮材(トリムカバー)は、2枚のトリムカバー端末間に芯材を配置しトリムカバー端末と、芯材の縫製片、玉縁とをそれぞれ縫製した二重縫製により形成される。
本発明は、バス、乗用車などの通常の車両用シートに限定されず、シートパッド(発泡成形材)にトリムカバー(表皮材)を被覆してなるシート全般、たとえば、事務で使用されるシート(事務用椅子)、公民館、劇場、映画館、スポーツ施設などに設置されるシートなどにも広範囲に応用できる。
10 車両用シート
12 シートバック
14 シートクッション
14−1 パッド(シートパッド)
14−2 トリムカバー
14−2a、14−2b 左右のトリムカバー片
14−2a’、14−2b’ 左右のトリムカバー端末
20、120 芯材
22、122 玉縁
24、124 カバー
24’ 芯材の縫製片
30 第1の縫製部
32 第2の縫製部

Claims (2)

  1. 芯材を介してトリムカバー片の端末を縫製して形成されたトリムカバーでシートパッドを覆ってシートの表皮としたシートの表皮構造において、
    芯材は玉縁と、玉縁を被覆するカバーの端末を重ねて延ばした縫製片とを有し、
    トリムカバー片の端末が芯材の縫製片に縫製された第1の縫製部と、芯材の玉縁に沿ったトリムカバー片の端末が玉縁を挟んで縫製された第2の縫製部と、
    を備えたシートの表皮構造。
  2. シートパッドを覆ってシートの表皮となるトリムカバーが芯材を介して2枚のトリムカバー片の端末を縫製して形成されるシートの表皮縫製方法において、
    トリムカバー片の端末が、玉縁と、玉縁を被覆するカバーの端末を重ねて延ばした縫製片とを有してなる芯材の縫製片に縫製されて第1の縫製部を形成する縫製工程と、
    芯材の玉縁に沿ったトリムカバー片の端末が玉縁を挟んで縫製された第2の縫製部を形成する別の縫製工程と、
    を備えたシートの表皮縫製方法。
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