JP2015138912A - 太陽光発電量予測システム及び天気予報システム - Google Patents

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元 藤井
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将輝 ▲高▼溝
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Tomoyuki Suzuki
智之 鈴木
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Masahiko Yagi
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Abstract

【課題】システムの運用コストや技術負担を抑えながら、太陽光発電装置の設置された細かなエリア毎に比較的短時間の間隔でも太陽光発電装置の発電量を予測可能な太陽光発電量予測システムを実現する。
【解決手段】複数の太陽光発電装置PVと通信可能に構成され、複数の太陽光発電装置PVから各太陽光発電装置PVの発電量d1を含む実測データdを収集する実測データ収集手段11と、実測データ収集手段11により収集した実測データdを蓄積する実測データ蓄積手段12と、実測データ蓄積手段12に蓄積された実測データdの中から、予測される発電量dxと相関の高いデータdを抽出し、当該データdを利用して太陽光発電装置PVの発電量dxの予測を行う発電量予測手段15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電装置の発電量を予測する太陽光発電量予測システム及び当該太陽光発電量予測システムを用いた天気予報システムに関する。
近年、環境に優しいクリーンなエネルギである太陽光を利用した太陽光発電装置と熱電併給装置とを組み合わせたエネルギ供給システムの設置数が増加している。但し、太陽光発電装置と熱電併給装置とを最適に運転させるためには、太陽光発電装置での予測発電量を考慮した上で、熱電併給装置の運転を制御する必要がある。
特許文献1には、太陽光発電装置と熱電併給装置とを最適に運転させるために、気象情報提供サーバから時系列的な日射量の予測情報を受信して、その予測情報に基づいて太陽光発電装置での時系列的な予測発電量を導出するシステムが記載されている。そして、このシステムは、太陽光発電装置での時系列的な予測発電量を考慮した上で、熱電併給装置の運転を省エネルギや省コストなどを目的として制御する。
特許4229865号公報
しかしながら、特許文献1に開示のシステムでは、インターネットなどの通信網を利用して日射量の予測情報を受信する必要があるため、その情報受信のための情報料が必要になり運用コストが上昇する。また、日射量の予測情報は、ある程度の広さの地域毎に提供されるが、細かなエリア毎には提供されないため、太陽光発電装置の予測発電量を正確に導出することが困難である。さらには、気象情報提供サーバから予測情報が送信される間隔は、一般的に3時間毎と間隔が広いため、1時間間隔など比較的短時間での予測が必要な場合には不向きである。
そこで、本願の目的は、システムの運用コストや技術負担を抑えながら、太陽光発電装置の設置された細かなエリア毎に比較的短時間の間隔でも太陽光発電装置の発電量を予測可能な太陽光発電量予測システムを実現することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る太陽光発電量予測システムの特徴構成は、複数の太陽光発電装置と通信可能に構成され、
前記複数の太陽光発電装置から各太陽光発電装置の発電量を含む実測データを収集する実測データ収集手段と、
前記実測データ収集手段により収集した実測データを蓄積する実測データ蓄積手段と、
前記実測データ蓄積手段に蓄積された実測データの中から、予測される発電量と相関の高いデータを抽出し、当該データを利用して太陽光発電装置の発電量の予測を行う発電量予測手段と、を備えた点にある。
上記特徴構成によれば、太陽光発電量予測システムは、通信可能な複数の太陽光発電装置から、各太陽電池発電装置の発電量を含む実測データを任意のタイミングで収集することができる。さらに、収集した発電量と予測される発電量との相関を考慮することで太陽光発電装置の発電量を予測するため、日射量の情報などを気象情報提供サーバのような外部から取得する必要がない。また、太陽光発電装置の分布密度に応じて、細かなエリア毎に実測データを収集することができ、発電量を予測することが可能となる。このため、別途、気象データを入手するための情報料を負担する必要がなく運用コストや技術負担を抑えることができる。すなわち、システムの運用コストや技術負担を抑えながら、太陽光発電装置の設置された細かなエリア毎に比較的短時間の間隔でも太陽光発電装置の発電量を予測可能な太陽光発電量予測システムを実現することができる。
本発明に係る太陽光発電量予測システムのさらなる特徴構成は、前記実測データが、前記太陽光発電装置の位置情報を含み、
前記実測データ収集手段が同時刻に収集した前記実測データに含まれる前記太陽光発電装置の発電量と位置情報とに基づいて、地図上に前記複数の太陽光発電装置の発電率の分布を示す発電率分布図を作成する分布図作成手段を備え、
前記発電量予測手段が、前記分布図作成手段により作成された前記発電率分布図を用いて、前記実測データ蓄積手段に蓄積された前記実測データの中から、予測される発電量と相関の高いデータを抽出し、当該データを利用して前記太陽光発電装置の発電量の予測を行うように構成された点にある。
ここで、太陽光発電装置の発電率(発電量)は、その時々の日射量によって大きく影響される。日射量は天候によって変化する影響が高い。すなわち、天候は、太陽光発電装置の発電率を左右する大きな要因である。このため、地図上に示された発電率の分布は、天候を反映したものとみなせる。
上記特徴構成によれば、天候は一般的に、地図上において連続的に変化するため、地図上に太陽光発電装置の発電率を示した分布図を用いることで、天候の移り変わりを高精度に予測することができ、もって天候の変化の影響を考慮することで、より精度よく、太陽光発電装置の発電量を予測可能な太陽光発電量予測システムを実現することができる。
本発明に係る太陽光発電量予測システムのさらに別の特徴構成は、前記発電率分布図において、特定地域における発電率の減少から、当該特定地域において局所的に発生している異常気象について推定する異常気象推定手段と、
前記異常気象推定手段により推定した異常気象による影響に基づいて、前記発電量予測手段により予測される発電量を補正する発電量補正手段を備える点にある。
上記特徴構成によれば、例えば、黄砂のように、特定地域において局所的に発生している異常気象の影響をも太陽光発電量の予測において考慮することができる。よって、より精度よく、太陽光発電装置の発電量を予測可能な太陽光発電量予測システムを実現することができる。
本発明に係る太陽光発電量予測システムのさらなる特徴構成は、前記実測データが、前記太陽光発電装置の装置仕様に関する仕様情報を含み、
前記仕様情報に基づき、前記太陽光発電装置の基準発電量を算定する基準発電量算定手段を備え、
前記分布図作成手段が、前記太陽光発電装置の発電率として、前記基準発電量算定手段が算定した基準発電量に対する前記実測データ収集手段が収集した発電量の割合を用いる点にある。
上記特徴構成によれば、本発明に係る太陽光発電量予測システムと通信する複数の太陽光発電装置の機種や設置状況など諸々の条件が異なっている場合であっても、仕様情報に基づいて、各太陽光発電装置の最大発電量である基準発電量を算定するため、各太陽光発電装置の発電率を、最大発電量に対する現在の発電量の割合という形態で統一的に算出することができる。よって、より精度よく、太陽光発電装置の発電量を予測可能な太陽光発電量予測システムを実現することができる。
本発明に係る太陽光発電量予測システムのさらに別の特徴構成は、前記分布図作成手段が現在の発電率分布図と、過去の発電率分布図とを作成するように構成され、
前記現在の発電率分布図において前記太陽光発電装置の発電量を予測しようとする予測位置での発電率分布と、当該予測位置での発電率分布と最も類似する発電率分布を有する近傍類似位置を前記過去の発電率分布図において求める近傍類似位置推定手段を備え、
前記発電量予測手段が、当該近傍類似位置推定手段により求められた近傍類似位置と、前記現在の発電率分布図とから、前記予測位置における発電量を予測するように構成された点にある。
上記特徴構成によれば、現在の発電率分布図と過去の発電率分布図とにおいて、予測位置と発電率分布が最も類似する近傍類似位置とを求める。発電率は天候を反映したものとみなせるため、現在の発電率分布図における予測位置と、過去の発電率分布図における近傍類似位置とが類似する発電率分布を示すということは、過去から現在にかけて、近傍類似位置から予測位置へ天候が移り変わったと考えることができる。すなわち、近傍類似位置は、過去から現在にかけての天候の移り変わりを示す指標となる。よって、天候が連続的に変化することを考慮すれば、近傍類似位置と現在の発電率分布図とから、予測位置における発電率を予測することができ、当該発電率に基づいて、太陽光発電装置の発電量を予測することができる。すなわち、予測位置近傍における天候の変化に基づいて予測位置の発電率を予測することができるため、より精度よく、太陽光発電装置の発電量を予測可能な太陽光発電量予測システムを実現することができる。
さらなる本発明の別構成は、前記太陽光発電装置の発電率と天気との相関関係を記憶した記憶手段を備え、これまで説明してきた太陽光発電量予測システムを用いて予測した前記太陽光発電装置の発電率と前記記憶手段とを用いて天気予報を行う天気予報システムである。
上記特徴構成によれば、気象情報提供サーバのような外部から情報を取得することなく、太陽光発電装置のみから天気予報を行うことができる。よって、運用コストや技術負担を抑えることができる。また、太陽光発電装置の設置された細かなエリア毎に比較的短時間の間隔で天気予報を行える。すなわち、より精度の高い天気予報システムを安価に実現することができる。
太陽光発電量予測システムの構成図 太陽光発電装置の概略図 太陽光発電装置の発電率の予測方法に関する説明図 ブロックマッチングの説明図
本願に係る太陽光発電量予測システム1の概略を図1及び図2に基づいて説明する。図1に示すように、本願発明に係る太陽光発電量予測システム1は、需要家の家庭や事業所など各地に設置された複数の太陽光発電装置PVとインターネット又は専用線などの通信回線を介して通信可能に構成される。本実施形態においては、太陽光発電量予測システム1は、例えば、通信装置及び演算処理装置を有するコンピュータ上に後述する各種機能を備えたソフトウェアとして実装される。本願発明に係る太陽光発電量予測システム1は、各々の太陽光発電装置PVの将来の発電量dxを、太陽光発電装置PVから収集した実測データdのみに基づいて予測する点に特徴を有する。ここで、本願発明における「太陽光発電装置の発電量」とは、太陽光発電装置PVによって、所定時間内に発電される電力量の積算値を意味する。なお、本実施形態においては、詳しくは後述するように「所定時間」として1時間を設定している。以下では、太陽光発電量予測システム1について詳細に説明する。
〔太陽光発電量予測システムの概要〕
太陽光発電量予測システム1は、将来の時点における太陽光発電装置PVの発電量dxを予測するように構成される。図2に示すように、本実施形態においては、太陽光発電装置PVは熱電併給装置3と電気的に接続され、熱電併給装置3は、あらかじめ予測した電熱需要に基づいて発電量を制御するように構成されている。太陽光発電装置PVの発電量dxの予測間隔は、熱電併給装置3による電熱需要の予測間隔と同一となるように構成されている。熱電併給装置3の電熱需要の予測のタイミングに合わせて、太陽光発電装置PVの発電量dxを予測することで、熱電併給装置3は発電量dxを用いて、より高精度に発電量の制御を行うことができる。具体的には、例えば、熱電併給装置3が1時間ごとに電熱需要の予測を行う場合、太陽光発電量予測システム1も熱電併給装置3とタイミングを合わせて1時間毎に太陽光発電装置PVの発電量dxを予測する。太陽光発電量予測システム1は、複数の太陽光発電装置PVと通信可能に構成される。本実施形態においては、太陽光発電量予測システム1と太陽光発電装置PVと通信可能に構成されるとともに、太陽光発電量予測システム1は熱電併給装置3とも通信可能に構成される。
太陽光発電装置PVは、図2に示すように、太陽電池モジュール21、パワーコンディショナー22、制御手段23、を含むように構成される。太陽電池モジュール21は、太陽光発電により直流の電力を発生させ、発生させた直流電力をパワーコンディショナー22に供給する。パワーコンディショナー22は、太陽電池モジュール21からの直流電力を、商用電源とほぼ同じ電圧及び周波数の交流電力に変換するとともに、変換した交流電力の電圧の位相を商用電源の電圧の位相と同期させる。そして、パワーコンディショナー22は、交流電力を出力する。
制御手段23は、例えば通信機能を備えたマイクロコンピュータにより構成される。制御手段23は、パワーコンディショナー22又はパワーコンディショナー22からの交流電力が供給される電力系統に設けられたセンサから、パワーコンディショナー22からの交流電力の電圧、電流などの測定値を取得し、太陽光発電装置PVの発電量d1を測定する。
また、制御手段23は、太陽光発電装置PVの位置情報d2、及び太陽光発電装置PVの装置仕様に関する仕様情報d3を出力可能に構成されている。より具体的には、制御手段23は、位置情報d2として、太陽光発電装置PVの設置場所の緯度、経度を記憶し、出力できる。本実施形態においては、位置情報d2は、あらかじめ太陽光発電装置PVの設置時に記憶させる。仕様情報d3としては、太陽光発電装置PVの最大発電量を推定するために必要な情報が含まれる。具体的には、太陽光発電装置PVのメーカーや型番情報、また、太陽光発電装置PVの太陽電池モジュール21(さらに詳しくは、太陽電池モジュール21に用いられる太陽光パネル)の設置方位や設置角度といったパラメータが含まれる。本実施形態においては、仕様情報d3も、位置情報d2と同様、あらかじめ太陽光発電装置PVの設置時に記憶させる。制御手段23は、図1に示すように、これらの実測データd(発電量d1、位置情報d2、及び仕様情報d3)を通信回線を介して太陽光発電量予測システム1に出力するように構成されている。
本実施形態においては、太陽光発電装置PVは、図2に示すように、熱電併給装置3及び商用電力系統4と同一の電力系統に設けられる。熱電併給装置3には、熱電併給装置3を商用電力系統4に連係するためのインバータ31が設けられる。インバータ31は、熱電併給装置3の出力電力を商用電力系統4から供給される電力と同じ電圧及び同じ周波数にするように構成されている。商用電力系統4は、例えば、単相3線式100/200Vであり、商用電力供給ラインを介して、照明機器、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの電力負荷装置5に電気的に接続されている。
熱電併給装置3は、熱と電気とを併せて発生させることのできる装置であれば、どのような構成のものでも構わない。例えば、燃料電池や、エンジンとそのエンジンによって駆動される発電機とを備えてエンジンの排熱と発電機の発電電力とを利用するような装置などを、熱電併給装置3として利用できる。
本実施形態においては、熱電併給装置3は、発電力を制御するための制御手段32を備える。ここで、制御手段32は、インバータ31又はインバータ31からの交流電力が供給される電力系統に設けられたセンサから、インバータ31からの交流電力の電圧、電流などの測定値を取得し、熱電併給装置3の発電量を測定する。制御手段32は、熱電併給装置3の運転を行うにあたり、あらかじめ、運転日の電力需要及び熱需要を予測し最適な運転を行えるように学習制御をするように構成されている。本実施形態においては、上述したように、熱電併給装置3の制御手段32は、太陽光発電量予測システム1から、当該制御手段32を備える熱電併給装置3と同じ電力系統に接続された太陽光発電装置PVによって発電すると予測される発電量dxを受信し、より高精度に運転日の電力需要及び熱需要を予測する。
なお、熱電併給装置3の制御手段32が、その日の天気予報に基づいて学習制御を行うように構成されている場合には、太陽光発電量予測システム1としての天気予報システム2から、発電量dxに変えて、当該発電量dxが予測される太陽光発電装置PVの設置された地点における天気予報を受信するように構成しても構わない。
図1に示すように、太陽光発電量予測システム1は、大別して、実測データ収集手段11、実測データ蓄積手段12、太陽光発電装置PVの発電量dxを予測するための発電量予測手段15、及び予測した発電量dxなどを外部に出力するための出力手段19により構成される。
実測データ収集手段11は、複数の太陽光発電装置PVから実測データdを収集する。本実施形態においては、実測データ収集手段11は、定期的に太陽光発電装置PVから実測データdを収集する。具体的には、例えば、1時間ごとに、太陽光発電量予測システム1と通信可能に構成された全ての太陽光発電装置PVから実測データdを収集する。なお、実測データdの収集間隔は、発電量dxを予測するタイミングに応じて適宜調整すると良い。
実測データ蓄積手段12は、実測データ収集手段11により収集した実測データdを蓄積するためのデータベースである。本実施形態においては、実測データ蓄積手段12は少なくとも、現在の太陽光発電装置PVの実測データdと、それよりも過去に収集した実測データdとの2種類を記憶する。ここで、「現在の」とは、直近において実測データ収集手段11が実測データdを収集したタイミングを意味する。本実施形態においては、過去に収集した実測データdとして、現在の太陽光発電装置PVの実測データdの直前に取得した実測データdを記憶する。具体的には、現在の太陽光発電装置PVの実測データdと、その1時間前の実測データdとを記憶する。
発電量予測手段15は、実測データ蓄積手段12に蓄積された実測データdの中から、予測される発電量dxと相関の高いデータを抽出し、当該データを利用して太陽光発電装置PVの発電量dxの予測を行う。より具体的には、発電量予測手段15は、実測データ蓄積手段12に蓄積された実測データdのうち、予測対象である太陽光発電装置PVの発電量dxと、時系列的に又は空間的に相関が高いと考えられる発電量d1を含む太陽光発電装置PVの実測データdを抽出し、当該実測データdに含まれる発電量d1を用いて、予測対象である太陽光発電装置PVの発電量dxの予測を行う。本実施形態においては、発電量予測手段15は、太陽光発電量予測システム1の外部から天気予報などの情報を取得することなく、複数の太陽光発電装置PVから取得した実測データdのみに基づいて、太陽光発電装置PVの発電量dxを予測する。すなわち、発電量予測手段15は、現在及び過去の実測データdのみから太陽光発電装置PVの発電量dxを推定するように構成されている。この処理においては、図1に示すように、基準発電量算定手段18、分布図作成手段13、及び近傍類似位置推定手段14が働く。
出力手段19は、発電量予測手段15により予測された太陽光発電装置PVの発電量dxを外部に出力する。出力手段19の出力先には、例えば、発電量dxを予測した太陽光発電装置PVと同一の電力系統に接続された熱電併給装置3が用いられる。また、本実施形態においては、出力手段19は、後述する天気予報システム2としての太陽光発電量予測システム1による天気予報を、太陽光発電装置PVが設けられた各需要家に出力するように構成されている。以下では、発電量予測手段15による太陽光発電装置PVの発電量dxの予測方法について詳細に説明する。
〔発電量の予測方法〕
本実施形態において太陽光発電量予測システム1は、太陽光発電装置PVの発電量dxを予測するにあたり、分布図作成手段13、近傍類似位置推定手段14、及び発電量予測手段15を備えている。さらに、発電量予測手段15が予測した発電量dxを補正するための、異常気象推定手段16及び発電量補正手段17を備える。以下では、順にこれら手段について説明する。
分布図作成手段13は、実測データ収集手段11が同時刻に収集した実測データdに含まれる太陽光発電装置PVの発電量d1と位置情報d2(すなわち、緯度及び経度)とに基づいて、地図上に、太陽光発電量予測システム1と接続された複数の太陽光発電装置PVそれぞれの発電率の分布を示す発電率分布図Mを作成する。ここで、発電率分布図Mの一例を、図3(a)〜(c)に示す。発電率分布図Mは図3に示すように、地図上の所定領域を1画素とした画像の形態で作成される。図3における1画素は、1km2の領域に相当し、色の濃淡によって、各領域における太陽光発電装置PVの発電率を示している。なお、1画素の領域(1km2)内に複数の太陽光発電装置PVが存在する場合には、本実施形態においては、それら太陽光発電装置PVの発電率の平均値を用いる。
太陽光発電装置PVの発電率を算定するにあたり、本実施形態においては、太陽光発電量予測システム1は、仕様情報d3に基づき、各々の太陽光発電装置PVの基準発電量dsを算定する基準発電量算定手段18を備えている。ここで、基準発電量dsは、太陽光発電装置PVが、当該太陽光発電装置PVの設置状況において理論上発電可能な最大発電量を意味する。すなわち、本実施形態においては、仕様情報d3を用いることで、太陽光発電装置PV毎に、基準発電量dsを算定する。
分布図作成手段13は、太陽光発電装置PVの発電率として、基準発電量算定手段18が算定した基準発電量dsに対する実測データ収集手段11が収集した太陽光発電装置PVの発電量d1の割合を用いる。すなわち、分布図作成手段13は、個別に異なる基準発電量dsを持つ太陽光発電装置PVの発電量d1を、統一的に扱えるように正規化した上で1つの地図上に表示する。
本実施形態においては、発電量予測手段15は、分布図作成手段13により作成された発電率分布図Mを用いて、実測データ蓄積手段12に蓄積された実測データdの中から予測対象の太陽光発電装置PVの発電量dxと相関の高い実測データdを抽出し、当該抽出された実測データdを利用して予測対象の太陽光発電装置PVの発電量dxの予測を行うように構成されている。
発電量予測手段15による、発電率分布図Mを用いた太陽光発電装置PVの発電量dxの予測を、図3を用いて具体的に説明する。本実施形態においては、現在及び過去の発電率分布図Mを用いて天候の移り変わりを推定し、推定した天候の移り変わりに基づいて、未来における太陽光発電装置PVの発電量dxを予測する。以下では、分布図作成手段13、近傍類似位置推定手段14、及び発電量予測手段15による発電量dxの予測方法について説明する。
本実施形態においては、分布図作成手段13は、実測データ蓄積手段12に蓄積された現在の実測データdから現在の発電率分布図M2を作成するとともに、実測データ蓄積手段12に蓄積された過去の実測データdから過去の発電率分布図M1とを作成する。本実施形態においては、過去の発電率分布図M1は、現在の発電率分布図M2より1時間前の時刻における太陽光発電装置PVの発電率を示す。
次に、近傍類似位置推定手段14は、現在の発電率分布図M2において太陽光発電装置PVの発電量dxを予測しようとする予測位置aでの発電率分布と、当該予測位置aでの発電率分布と最も類似する発電率分布を有する近傍類似位置bを過去の発電率分布図M2において求める。ここで、予測位置a又は近傍類似位置bでの発電率分布とは、予測位置a又は近傍類似位置bを中心として所定範囲内における発電率の分布具合を意味する。近傍類似位置推定手段14による近傍類似位置bの導出を、図3を用いて、具体的に説明する。
まず、図3(b)に示す現在の発電率分布図M2において、予測対象の太陽光発電装置PVを含む予測位置aの5km四方の発電率分布(図3(b)中、実線で囲む領域)に一番類似度が高いエリアを、図3(a)に示す過去の発電率分布図M1おいて、予測位置aを中心とする15km四方のエリア(図3(a)及び(b)中、点線で囲む領域)から探す。この際の探索方法としては、予測位置aを中心とする所定領域を動体とみなして、動体の追跡方法を利用することができる。具体的には、例えば、動体の追跡に汎用的に用いることが可能なブロックマッチング法や、発電率分布が特徴的な形状を有する場合には勾配法を用いることができる。本実施形態においては、ブロックマッチング法を用いる。
ここで、図4を用いて、ブロックマッチング法について説明する。ここでは、図4(a)及び(b)は、球体の動きを時系列に追った画像であり、図4(a)はある時刻tより微小時間前の時刻t−Δtにおける画像を、図4(b)はある時刻tにおける画像である。
まず、図4(b)に示すように、時刻tにおける画像において、類似範囲を探索する対象となる局所領域をブロックbk0として切り出す(#1)。ここでは、球体を中心として、所定範囲をブロックbk0として切り出している。
次に、図4(a)に示すように、類似範囲を見つけ出す対象となる時刻t−Δtの画像において、ブロックbk0と同様のサイズの領域を、画像内から順次切り出して、ブロックbk0との類似度を比較する(#2)。なお、ここで、ブロックbk0の動く範囲が限定されている場合は、ブロックbk0との類似範囲を見つけ出すにあたっては、bk0の周辺位置のみを探索するようにすると好適である。
最後に、時刻t−Δtにおいて、ブロックbk0との比較で最も類似している(類似度が高い)と判定されたブロックを、時刻tにおけるブロックbk0に対応する領域とみなす。
ここで、ブロックbk0との類似度の判定にあたっては、誤差関数を用いると良い。本実施形態においては、画素毎の差分の二乗和(SSD;Sum of Squared Difference)を用いる。SSDは、以下の式で表される。
Figure 2015138912
ここで、Wは、画像中の局所領域(ブロック)、x∈Wは、領域W内の座標x、IA(x)は、画像IAの座標xにおける画素値、式中のdは変位量を示す。なお、本実施形態においては、画像の各座標位置における画素値IA(x)としては、輝度情報、すなわち発電率を用いる。SSDを用いる場合には、その値が最も小さくなる座標(x+d)が、最も座標xと類似度が高い判定できる。
なお、類似度の判定に用いる誤差関数としては、画素毎の差分の絶対値(SAD;Sum of Absolute Differeces)もしくは、正規化相互相関(NCC;Normalized Cross Correlation)を用いても構わない。
以上のようにして、近傍類似位置推定手段14は、ブロックマッチング法を用いて、予測位置aを中心とする所定領域の発電率分布に対して、過去の発電率分布図M1において最も類似度の高い領域を求め、当該領域の中心位置を近傍類似位置bとする。
続いて、発電量予測手段15は、近傍類似位置推定手段14により求められた近傍類似位置bと、現在の発電率分布図M2とから、予測位置aにおける発電量dxを予測する。より具体的には、発電量予測手段15は、近傍類似位置bと予測位置aとから、過去の発電率分布図M1における時刻から現在の発電率分布図M2における時刻までの天候の移り変わりを推定する。より詳しくは、近傍類似位置bから予測位置aに向かうベクトルを動きベクトルMVとし、過去の発電率分布図M1における時刻をt−Δt、現在の発電率分布図M2における時刻をtとすると、Δtの間に、動きベクトルMVだけ天候の移り変わりがあったと推定することができる。ここで、天候の移り変わりとは、具体的には、太陽光発電装置PVの発電率に大きな影響を与える要因、例えば、雲の動きを意味する。
発電量予測手段15は、動きベクトルMVを用いて、現在の発電率分布図M2における予測位置aの発電量dxを予測する。具体的には、図3(c)に示すように、現在の発電率分布図M2において、予測位置aから動きベクトルMVを引いた地点の発電率を、将来の時刻における予測位置aの発電率と予測する。図3の例においては、予測する将来の時刻をt+Δtとすると、図3(b)及び(c)に示す現在の発電率分布図M2における近傍類似位置bの発電率が、t+Δtでの予測位置aの発電率と予測することができる。(ここで、Δtは天候の変化が急激に起きないと考えられる程度に微小な時間と仮定している。本実施形態においては、Δtは1時間としている。)
上記予測について説明を補足すると、上述のように過去の発電率分布図M1及び現在の発電率分布図M2から、Δtの間に動きベクトルMVの分だけ天候が移り変わると推定できる。現在の時刻tからさらにΔt経過すれば(時刻t+Δtでは)、同様に動きベクトルMVの分だけ天候が移り変わると予測される。よって、現在の予測位置aにおいてΔt経過した後の発電率は、現在(t)において動きベクトルMVの分だけ移動した際に予測位置aに位置するような地点の発電率と予測される。すなわち、予測位置aから動きベクトルMVを引いた地点の発電率が、将来の時刻t+Δtにおける予測位置aでの発電率と予測される。
以上のようにして、将来の時刻t+Δtにおける予測位置aでの発電率を予測し、当該発電率と、基準発電量算定手段18で算定した基準発電量dsとの積を求めることで、予測位置aでの発電量dxを予測する。
なお、上記説明では、過去の時刻と現在の時刻との間隔が、現在の時刻と予測する将来の時刻との間隔と同一(Δt)である場合について説明したが、当該間隔は異なっていても構わない。この場合、過去の時刻と現在の時刻との間隔をΔ1とし、現在の時刻と予測する将来の時刻との間隔をΔ2とすれば、α=Δ2/Δ1として、現在の発電率分布図M2における予測位置aからα倍した動きベクトルMVを引いた地点の発電率を、予測する時刻における予測位置aでの発電率と予測することができる。
具体的には、例えば、過去の発電率分布図M1の時刻がt−Δt、現在の発電率分布図M2の時刻がt、予測する将来の時刻がt+Δt/2の場合、d1はΔt、d2はΔt/2となる。(本実施形態であれば発電量d1が1時間で、位置情報d2が30分となる)。この場合、α=0.5となるので、現在の発電率分布図M2における予測位置aから0.5倍した動きベクトルMVを引いた地点の発電率が、t+Δt/2の時刻における予測位置aでの発電率と予測される。
〔予測される発電量の補正〕
本実施形態においては、異常気象推定手段16及び発電量補正手段17を備える。異常気象推定手段16は、発電率分布図Mにおいて、特定地域における発電量d1の減少から、当該特定地域において局所的に発生している異常気象について推定する。異常気象推定手段16は、異常気象の種類と判定条件(例えば、発生時期、発生範囲及び、太陽光発電装置PVの発電率の低下度合い)とをあらかじめ記憶しておき、判定条件を満たした場合に、異常気象が発生していると推定する。具体的には、例えば、異常気象推定手段16は、春季において特定の地域一帯で、一律、太陽光発電装置PVの発電率が減少している場合には、当該エリアにおいて黄砂が発生していると推定する。
発電量補正手段17は、異常気象推定手段16により推定した異常気象による発電量dxへの影響を考慮し、発電量予測手段15により予測される発電量dxを補正する。具体的には、例えば、現在の時刻tにおいては予測位置aにおいて影響のなかった黄砂の影響が、発電量dxを予測する時刻t+Δtにおいて予測位置aに及ぶと推定される場合に、異常気象推定手段16により推定した異常気象による発電量の低下度合いと、発電量予測手段15で予測される発電量dxとの積を、予測位置aにおいて予測される発電量dxとする。
なお、上記説明においては、発電量補正手段17は、発電量予測手段15により予測された太陽光発電装置PVの発電量dxに対して補正を行う構成としたが、発電量予測手段15により予測される発電率に対して補正を行うことで、結果的に発電量予測手段15により予測される発電量dxを補正する構成としても構わない。
〔太陽光発電量予測システムの利用方法〕
以上のようにして、太陽光発電量予測システム1は、太陽光発電装置PVの発電量dxを予測する。予測された発電量dxは、出力手段19を介して外部に出力される。本実施形態においては、予測された発電量dxは、熱電併給装置3へと出力される。
さらに、本実施形態においては、太陽光発電量予測システム1は、同時に、太陽光発電装置PVが設けられた各需要家のための天気予報システム2としても利用される。天気予報システム2は、太陽光発電装置PVの発電率と天気との相関関係を記憶した記憶手段101を備える。具体的には、記憶手段101には、太陽光発電装置PVの発電量d1もしくは発電率の値と、天気との対応関係が記憶される。例えば、発電率が0%以上20%未満である場合は「雨天」、20%以上50%未満である場合は「曇天」、50%以上100%以下である場合は「晴天」といった形態で記憶される。
天気予報システム2は、発電量予測手段15により予測した太陽光発電装置PVの発電率と記憶手段101とを用いて、各太陽光発電装置PVを備えた需要家毎に天気予報を行う。より詳しくは、発電量予測手段15により求めた動きベクトルMVと発電率から、天気の移り変わりを予測する。上述したように、動きベクトルMVは、雲の動きを示しているとみなせるため、例えば発電率20%以下の地点には、雨雲が存在していると予測できる。よって、発電率20%以下の地点の動きベクトルMVを求めることで、将来、雨天となる地域を予測することができる。このようにして、記憶手段101を用いて現在及び過去における各地点の発電率から天気を求め、各地点の動きベクトルMVを求めることで、将来の各地点における天気を予想することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態においては、太陽光発電量予測システム1が分布図作成手段13を備え、分布図作成手段13により作成された発電率分布図Mに基づいて発電量予測手段15が太陽光発電装置PVの発電量dxを予測する場合の一例を示した。しかし、本願発明に係る発電量予測手段15はこのような構成に限定されない。すなわち、太陽光発電量予測システム1が分布図作成手段13を備えず、異なる方法によって発電量予測手段15が実測データ蓄積手段12に蓄積された実測データdの中から相関の高いデータを利用して太陽光発電装置PVの発電量dxの予測を行う構成としても構わない。
例えば、発電量予測手段15が予測位置aの西側に位置する地点における実測データdに基づいて、予測位置aにおける太陽光発電装置PVの発電量dxの予測を行う構成としても構わない。より具体的には、太陽光発電量予測システム1と通信可能な太陽光発電装置PVが全て同一の基準発電量dsを備える場合には、予測位置aに西側に位置する地点における発電量d1を、将来の予測位置aでの発電量dxとする。太陽光発電装置PVが天気の移り変わりは通常、日本国内においては西から東へと移るため、このような簡易な相関関係を利用して、太陽光発電装置PVの発電量dxを予測することもできる。
(2)上記実施形態においては、太陽光発電量予測システム1が異常気象推定手段16及び発電量補正手段17を備える場合の一例を示した。しかし、本願発明はこのような構成に限定されない。すなわち、太陽光発電量予測システム1が異常気象推定手段16及び発電量補正手段17を備えない構成としても構わない。
(3)上記実施形態においては、太陽光発電量予測システム1が収集する実測データdに仕様情報d3が含まれ、仕様情報d3に基づいて基準発電量dsを算定する基準発電量算定手段18を備える場合の一例を示した。しかし、本願発明はこのような構成に限定されない。すなわち、実測データdに仕様情報d3が含まれず、太陽光発電量予測システム1が基準発電量算定手段18を備えない構成としても構わない。この場合であっても、太陽光発電量予測システム1と通信可能な太陽光発電装置PVの機種が限定されている場合には、あらかじめ太陽光発電装置PVの基準発電量dsを太陽光発電量予測システム1側で把握することができるため、太陽光発電量予測システム1において既知の基準発電量dsを用いて、分布図作成手段13により発電率分布図Mを作成することができる。
太陽光発電装置の発電量を予測する太陽光発電量予測システム及び天気予報システムとして利用可能である。
1 :太陽光発電量予測システム
2 :天気予報システム
11 :実測データ収集手段
12 :実測データ蓄積手段
13 :分布図作成手段
14 :近傍類似位置推定手段
15 :発電量予測手段
16 :異常気象推定手段
17 :発電量補正手段
18 :基準発電量算定手段
101 :記憶手段
M :発電率分布図
M1 :発電率分布図
M2 :発電率分布図
PV :太陽光発電装置
a :予測位置
b :近傍類似位置
d :実測データ
d1 :発電量
d2 :位置情報
d3 :仕様情報
ds :基準発電量
dx :発電量

Claims (6)

  1. 太陽光発電装置の発電量を予測する太陽光発電量予測システムであって、
    複数の太陽光発電装置と通信可能に構成され、
    前記複数の太陽光発電装置から各太陽光発電装置の発電量を含む実測データを収集する実測データ収集手段と、
    前記実測データ収集手段により収集した実測データを蓄積する実測データ蓄積手段と、
    前記実測データ蓄積手段に蓄積された実測データの中から、予測される発電量と相関の高いデータを抽出し、当該データを利用して太陽光発電装置の発電量の予測を行う発電量予測手段と、を備えた太陽光発電量予測システム。
  2. 前記実測データが、前記太陽光発電装置の位置情報を含み、
    前記実測データ収集手段が同時刻に収集した前記実測データに含まれる前記太陽光発電装置の発電量と位置情報とに基づいて、地図上に前記複数の太陽光発電装置の発電率の分布を示す発電率分布図を作成する分布図作成手段を備え、
    前記発電量予測手段が、前記分布図作成手段により作成された前記発電率分布図を用いて、前記実測データ蓄積手段に蓄積された前記実測データの中から、予測される発電量と相関の高いデータを抽出し、当該データを利用して前記太陽光発電装置の発電量の予測を行うように構成された請求項1に記載の太陽光発電量予測システム。
  3. 前記発電率分布図において、特定地域における発電率の減少から、当該特定地域において局所的に発生している異常気象について推定する異常気象推定手段と、
    前記異常気象推定手段により推定した異常気象による影響に基づいて、前記発電量予測手段により予測される発電量を補正する発電量補正手段を備える請求項2に記載の太陽光発電量予測システム。
  4. 前記実測データが、前記太陽光発電装置の装置仕様に関する仕様情報を含み、
    前記仕様情報に基づき、前記太陽光発電装置の基準発電量を算定する基準発電量算定手段を備え、
    前記分布図作成手段が、前記太陽光発電装置の発電率として、前記基準発電量算定手段が算定した基準発電量に対する前記実測データ収集手段が収集した発電量の割合を用いる請求項2又は3に記載の太陽光発電量予測システム。
  5. 前記分布図作成手段が現在の発電率分布図と、過去の発電率分布図とを作成するように構成され、
    前記現在の発電率分布図において前記太陽光発電装置の発電量を予測しようとする予測位置での発電率分布と、当該予測位置での発電率分布と最も類似する発電率分布を有する近傍類似位置を前記過去の発電率分布図において求める近傍類似位置推定手段を備え、
    前記発電量予測手段が、当該近傍類似位置推定手段により求められた近傍類似位置と、前記現在の発電率分布図とから、前記予測位置における発電量を予測するように構成された請求項2〜4の何れか一項に記載の太陽光発電量予測システム。
  6. 前記太陽光発電装置の発電率と天気との相関関係を記憶した記憶手段を備え、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の太陽光発電量予測システムを用いて予測した前記太陽光発電装置の発電率と前記記憶手段とを用いて天気予報を行う天気予報システム。
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