JP2015138164A - 電気泳動粒子、電気泳動粒子の製造方法、電気泳動分散液、電気泳動シート、電気泳動装置、及び電子機器 - Google Patents

電気泳動粒子、電気泳動粒子の製造方法、電気泳動分散液、電気泳動シート、電気泳動装置、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】電気泳動分散液中において優れた分散性を発揮しうる電気泳動粒子、電気泳動粒子の製造方法、電気泳動分散液、電気泳動シート、電気泳動装置、及び電子機器を提供する。【解決手段】電気泳動粒子1は、母粒子2と、母粒子2の表面の少なくとも一部を覆う被覆層3とを含み、電気泳動粒子1の製造方法は、母粒子2を用意する第1の工程と、リビング重合の起点となる第1の化合物を用意する第2の工程と、被覆層3を形成する第3の工程と、を含み、第3の工程は、母粒子2の表面に、少なくとも一部がリビング重合の起点となる第1の化合物を結合させる第1のステップと、第1の化合物の少なくとも一部を起点として、アルキレンからなる第2の化合物を、リビング重合により重合させることにより重合体を得る第2のステップと、リビング重合の終点を水素あるいはアルキル基で置換する第3のステップと、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、電気泳動粒子、電気泳動粒子の製造方法、電気泳動分散液、電気泳動シート、電気泳動装置、及び電子機器に関する。
一般に、液体中に微粒子を分散させた分散系に電界を作用させると、微粒子は、クーロン力により液体中で移動(泳動)することが知られている。この現象を電気泳動といい、この電気泳動を利用して、所望の情報(画像)を表示させるようにした電気泳動装置が開示されている。この電気泳動装置は、電圧の印加を停止した状態での表示メモリー性や広視野角性を有することや、低消費電力で高コントラストの表示が可能であること等の特徴を備えている。また、電気泳動装置は、非発光型デバイスであることから、ブラウン管のような発光型の表示デバイスに比べて、目に優しいという特徴も有している。
このような電気泳動装置には、電気泳動粒子を溶媒中に分散させたものを、電極を有する一対の基板間に配置される電気泳動分散液として備えるものが知られている。かかる構成の電気泳動分散液では、電気泳動粒子として、少なくとも1つの正あるいは負帯電性のものを含むものが用いられ、これにより、一対の基板(電極)間に電圧を印加することで、所望の情報(画像)を表示させることができるようになる。
ここで、電気泳動粒子としては、一般的に、基材粒子に対して高分子が連結された被覆層を備えるものが用いられ、このような被覆層(高分子)を備える構成とすることで、電気泳動分散液中において、電気泳動粒子を分散および帯電させることが可能となる。
かかる構成の電気泳動粒子は、例えば、原子移動ラジカル重合反応(atom transfer radical polymerization:ATRP)を用いて、以下のようにして製造される。すなわち、基材粒子を用意し、この基材粒子の表面に、重合開始基を有するシランカップリング剤を結合させた後、この重合開始基を起点として、モノマーがリビングラジカル重合により重合した重合部を形成して高分子(ポリマー)を設けることで、電気泳動粒子が製造される(例えば、特許文献1)。
このような高分子としては、例えば、特許文献2に記載されているように、分散媒への分散性を向上させるために、少なくとも4つの、より好ましくは6つ以上の炭素数を持つ側鎖で構成される高分子構造が知られている。例としては、ラウリル(炭素数12)が有効であることが示されており、具体的には、炭化水素系のモノマーとしては、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、イソブチルアクリレートなどのアクリレートモノマーが使用されている。また、このような高分子を形成するための重合性モノマーとして、特許文献3には、アルキレン系モノマーが使用されている。
特開2007−225732号公報 米国特許出願公開第2005/0018273号明細書 特許第4708741号明細書
しかしながら、特許文献2に開示された電気泳動粒子によれば、高分子の側鎖にアクリレートやメタクリレートに由来するエステル基が存在するため、高分子の見かけの誘電率が大きくなり、炭化水素系分散媒との相溶性が悪くなる。またATRPにより高分子を形成する場合、ATRPの成長末端である臭素などのハロゲン基が高分子末端に残り、これも高分子の見かけの誘電率を上げてしまう。従って、分散媒との相溶性が充分でなく、粒子同士で凝集を起こしたり、電極面に固着したりするなどの課題を生じる。
本発明の態様は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る電気泳動粒子は、母粒子と、前記母粒子の少なくとも一部を覆う被覆層と、を含み、前記被覆層は、アルキレンの重合性基に由来する主鎖と、前記アルキレンに由来するアルキル基を前記主鎖から分枝する複数の側鎖として含むポリマーを含み、前記主鎖の末端がアルキル基または水素で置換されたことを特徴とする。
本適用例によれば、被覆層の誘電率が分散媒の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子を高分散状態に保つことができる。
[適用例2]上記適用例に係る電気泳動粒子において、前記被覆層の残存ハロゲン量が10ppm以下であることが好ましい。
本適用例によれば、電気泳動粒子のネットの誘電率が分散媒の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子を高分散状態に保つことができる。
[適用例3]上記適用例に係る電気泳動粒子において、前記被覆層の酸素量が100ppm以下であることが好ましい。
本適用例によれば、電気泳動粒子のネットの誘電率が分散媒の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子を高分散状態に保つことができる。
[適用例4]上記適用例に係る電気泳動粒子において、前記被覆層のケイ素量が100ppm以下であることが好ましい。
本適用例によれば、電気泳動粒子のネットの誘電率が分散媒の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子を高分散状態に保つことができる。
[適用例5]上記適用例に係る電気泳動粒子において、前記被覆層の窒素量が100ppm以下であることが好ましい。
本適用例によれば、電気泳動粒子のネットの誘電率が分散媒の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子を高分散状態に保つことができる。
[適用例6]上記適用例に係る電気泳動粒子において、前記アルキレンが、ヘキサデセンであることが好ましい。
本適用例によれば、電気泳動粒子を効果的にイソパラフィン系溶媒に分散させることができる。
[適用例7]本適用例に係る電気泳動粒子の製造方法は、母粒子の表面の少なくとも一部がリビング重合のポリマーからなる被覆層で覆われた電気泳動粒子を製造する電気泳動粒子の製造方法であって、前記母粒子を用意する第1の工程と、前記リビング重合の起点となる第1の化合物を用意する第2の工程と、前記被覆層を形成する第3の工程と、を含み、前記第3の工程は、前記母粒子の表面に、少なくとも一部が前記リビング重合の起点となる前記第1の化合物を結合させる第1のステップと、前記第1の化合物の少なくとも一部を起点として、アルキレンを前記リビング重合により重合させることにより重合体を得る第2のステップと、前記リビング重合の終点を水素又はアルキル基で置換する第3のステップと、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、被覆層の誘電率が分散媒の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子を高分散状態に保つことができる。
[適用例8]上記適用例に係る電気泳動粒子の製造方法において、前記第3のステップは、グリニヤール反応により行われることが好ましい。
本適用例によれば、リビング重合末端を容易にアルキル基で置換することができるため、被覆層の誘電率が分散媒の誘電率に近くなり、電気泳動粒子を高分散状態に保つことができる。
[適用例9]上記適用例に係る電気泳動粒子の製造方法において、前記第3のステップの後、200℃〜250℃で熱処理する乾燥工程を有することが好ましい。
本適用例によれば、反応溶媒や洗浄溶媒を充分に乾燥除去することができるため、溶媒との親和性を高めることができる。
[適用例10]上記適用例に係る電気泳動粒子の製造方法において、前記乾燥工程は、減圧下で行うことが好ましい。
本適用例によれば、反応溶媒や洗浄溶媒をより充分に乾燥除去することができるため、溶媒との親和性を高めることができる。
[適用例11]本適用例に係る電気泳動分散液は、上記に記載の電気泳動粒子と、前記電気泳動粒子が分散された分散媒と、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、優れた分散能を発揮する電気泳動粒子を備える電気泳動分散液とすることができる。
[適用例12]本適用例に係る電気泳動シートは、上記に記載の電気泳動分散液を内包する複数の構造体と、前記構造体が配置された基板と、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、信頼性の高い電気泳動シートが得られる。
[適用例13]本適用例に係る電気泳動装置は、上記に記載の電気泳動シートを備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、信頼性の高い電気泳動装置が得られる。
[適用例14]本適用例に係る電子機器は、上記の電気泳動装置を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、信頼性の高い電子機器が得られる。
本実施形態の電気泳動粒子の構成を示す模式断面図。 電気泳動粒子が有するポリマーの構成を示す模式図。 図2に示すポリマーの一例を示す模式図。 電気泳動粒子の製造方法を示す模式図。 電気泳動粒子の製造方法を示す模式図。 電気泳動装置の構造を示す模式断面図。 図6に示す電気泳動装置の作動原理を示す模式図。 電子機器としての電子ペーパーの構成を示す斜視図。 電子機器をディスプレイに適用した場合の模式図。 実施例及び比較例における分散性の評価を示す図表。 変形例1のポリマーの構成を示す模式図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大または縮小して表示している。
<電気泳動粒子>
図1は、本発明の電気泳動粒子(分散粒子)の構成を示す模式断面図である。図2は、図1に示す電気泳動粒子が有するポリマーの構成を示す模式図である。図3は、図2に示すポリマーの一例を示す模式図である。
図1に示すように、電気泳動粒子1は、母粒子2と、母粒子2の表面に設けられた被覆層3とを有している。母粒子2には、例えば、顔料粒子、樹脂粒子、又はこれらの複合粒子のうちの少なくとも1種が好適に用いられる。これらの粒子は、製造が容易である。
顔料粒子を構成する顔料としては、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色顔料、二酸化チタン、三酸化アンチモン、硫酸バリウム、硫化亜鉛、亜鉛華、二酸化珪素等の白色顔料、モノアゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、イソインドリノン、黄鉛、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー、チタンイエロー、アンチモン等の黄色顔料、モノアゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、キナクリドンレッド、クロムバーミリオン等の赤色顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブルー、紺青、群青、コバルトブルー等の青色顔料、フタロシアニングリーン等の緑色顔料等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、樹脂粒子を構成する樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、複合粒子としては、例えば、顔料粒子の表面を樹脂材料で被覆したもの、樹脂粒子の表面を顔料で被覆したもの、顔料と樹脂材料とを適当な組成比で混合した混合物で構成される粒子等が挙げられる。
母粒子2は、その表面の少なくとも一部(図示の構成では、ほぼ全体)が被覆層3により被覆されている。被覆層3は、疎水相互作用や静電相互作用等の分子間力を利用して母粒子2を被覆する構成であってもよいが、母粒子2と被覆層3とを、例えば、共有結合、イオン結合、水素結合等の化学的な結合を用いて結合させることにより、母粒子2から被覆層3の剥離を抑制することができる。
上記の結合形態のうち、共有結合の場合は、図2に示すように、被覆層3に含まれるポリマー5の末端(一端部)を母粒子2の表面に結合させることにより、母粒子2は、被覆層3により被覆されている。
本実施形態のポリマー5は、その主鎖から分枝する複数の側鎖としてアルキル基41を有している。アルキル基41は、母粒子2を被覆層3により分散媒96に分散させるためのものである。このようなポリマー5において、アルキル基41としては、例えば、炭素数6から20の直鎖炭化水素、あるいは分岐を有する炭化水素等が挙げられる。
また、このような側鎖にアルキル基41を有するポリマー5は、後述するリビング重合により比較的容易に形成することができる。また、ポリマー5は、アルキル基41を有するリビング重合の高分子である分散部43(図4参照)の数mを設定することにより、ポリマー5中におけるアルキル基41の数を容易に制御することができる。このため、このようなポリマー5で被覆層3を構成することにより、電気泳動粒子1において、分散部43の長さを所望のものとすることができる。
このような被覆層には、後述する接続部42等に由来して、ポリマー5の見かけ上の誘電率を上げる元素が含まれる場合がある。このような元素が被覆層に残存する量としては、次のような値であることが好ましい。被覆層3の残存ハロゲン量は、10ppm以下であることが好ましい。被覆層3の酸素量は、100ppm以下であることが好ましい。また、被覆層3のケイ素量は、100ppm以下であることが好ましい。また、被覆層3の窒素量は、100ppm以下であることが好ましい。これによれば、電気泳動粒子1のネットの誘電率が分散媒96の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子1を高分散状態に保つことができる。
ここで、ポリマー5は、その分子構造中にアルキル基41を20個以上有するものが好ましく、40個以上有するものがより好ましい。これにより、電気泳動粒子1の分散性を、十分に高くすることができる。
また、ポリマー5は、アルキル基41を有する分散部43の繰り返し部分が直接、母粒子2の表面に結合してもよいし、図2に示すように、接続部42(図4参照)を介して、母粒子2の表面に結合していてもよい。本実施形態では、ポリマー5が接続部42を介して母粒子2の結合している形態について説明する。
接続部42は、例えば、母粒子2の表面に、一端部に母粒子2の表面と反応して結合する第1の官能基と他端部に第2の官能基とを有する第1の化合物を反応させてもよいし、一端部に母粒子2の表面または当該第1の化合物の当該第2の官能基と反応する第3の官能基と他端部に重合の開始点となる置換基とを有する第2の化合物を反応させた後、当該重合の開始点となる置換基にモノマーをリビング重合法等により作用させることによっても得られる。
なお、これらの第1の化合物および第2の化合物の種類、接続部42の形成方法の一例については、後述する電気泳動粒子1の製造方法において詳述する。
以上のようなポリマー5の具体例としては、例えば、図3に示すものが挙げられる。また、母粒子2の表面に対するポリマー5の吸着量は、例えば、1〜16nmol/m2程度の範囲に設定され、さらに典型的には、0.2〜50nmol/m2程度の範囲で設定される。このような電気泳動粒子1は、例えば、次のようにして製造することができる。
<電気泳動粒子の製造方法>
図4及び図5は、図3に示す電気泳動粒子の製造方法を工程順に示す模式図である。以下、電気泳動粒子の製造方法を、図4及び図5を参照しながら説明する。
まず、図4(a−1)に示す工程では、母粒子2を用意する(第1の工程)。
図4(a−2)に示す工程では、接続部前駆体40を用意する(第2の工程)。
図4(b)〜(d)に示す工程では、母粒子2の表面に、被覆層3を形成する(第3の工程)。
まず、第2の工程の一例について説明する。
図4(a−2)に示す工程では、第1の化合物と第2の化合物とを結合させる。具体的には、まず、一端部に母粒子2の表面と反応して結合する第1の官能基と、他端部に第2の官能基とを有する第1の化合物を含む溶液と、一端部に第2の官能基と反応する第3の官能基と、他端部に重合開始基44とを有する第2の化合物を含む溶液を接触させる。
第1の化合物において、第1の官能基としては、例えば、チオール基、スルホン酸基、カルボキシル基、第三級アミノ基、リン酸基、シアノ基、ハロゲン基、アルコキシシリル基、ハロゲン化シリル基およびアミド基等が挙げられる。もちろん、第1の官能基としては、例えば、母粒子2の表面に静電的に結合するものや水素結合等するものであってもよい。
母粒子2がSiO2等、表面に水酸基が露出する材料で構成されている場合、第1の官能基としては、アルコキシシリル基が好適である。第1の官能基としてアルコキシシリル基を有する化合物を母粒子2に作用させることにより、母粒子2の表面とが縮合反応し、強固な結合を形成することができる。
一方、第1の化合物において、第2の官能基としては、アミノ基、水酸基、カルボキシル基、リン酸基およびアミド基等が挙げられる。以上のような第1の化合物の具体例としては、例えば、下記の式(1)で表される化合物等が挙げられる。
Figure 2015138164
第2の化合物において、第3の官能基としては、第2の官能基がアミノ基や水酸基である場合、例えば、ハロゲン基、チオール基、スルホン酸基、カルボキシル基、第三級アミノ基、リン酸基、酸ハライド基、アルコキシシリル基、ハロゲン化シリル基およびハロゲン化スルホニル基等が挙げられ、第2の官能基がカルボキシル基である場合、例えば、水酸基およびアミノ基等が挙げられる。
第2の化合物において、重合開始基44としては、例えば、ハロゲン基、カルボニル基、ヒドロシリル基およびアミノ基等が挙げられる。
また、この第2の化合物は、その炭素数が1〜10であるのが好ましく、2〜7であるのがより好ましい。以上のような第2の化合物の具体例としては、例えば、下記の式(2)で表される化合物等が挙げられる。
Figure 2015138164
上記の式(1)に示したような、末端に水酸基が導入された第1の化合物に対して、酸ブロマイド基を有する上記の式(2)に示した第2の化合物を作用させると、図4(a−2)に示すように、エステル結合が形成され、末端に重合開始基44として臭素基が導入された接続部前駆体40が生成する。
上述の接続部前駆体を用意する工程を具体的に説明すると、攪拌子を有するフラスコ内に、ジクロロメタン、トリエチルアミン、3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン(第1の化合物)、2−ブロモイソブチリルブロマイド(第2の化合物)、触媒量の4−(ジメチルアミノ)ピリジンを入れた状態で、所定時間、攪拌して反応を行う。攪拌終了後、反応液にエタノールを添加して、反応を停止する。次に、反応液をフラスコ内から取り出し、遠心分離により上清を除去した後、残渣(固体相)をジクロロメタンで複数回洗う。
次に、図4(b)〜(d)を参照して、被覆層3の形成(第3の工程)の一例について説明する。
図4(b)に示す工程では、第1のステップとして、母粒子2の表面に接続部前駆体を含む溶液を接触させ、結合させる。具体的には、攪拌子を有するフラスコ内に、無水トルエン、トリエチルアミン、接続部前駆体40およびシリカ粒子(母粒子2)を入れた状態で、撹拌して懸濁物を得る。なお、シリカ粒子には、減圧化で加熱して、乾燥したものが好適に用いられる。次に、懸濁物を所定時間還流した後、室温まで冷却する。次に、懸濁物をフラスコ内から取り出し、遠心分離により上清を除去した後、残渣(固体相)をテトラヒドロフランで複数回洗う。そして、残渣を減圧下に加熱して乾燥する。
その結果、末端に重合開始基(この場合には、Br基)44を備えた接続部42が母粒子2に結合した状態となる。
なお、母粒子2の表面に、溶液を接触させる方法としては、例えば、I:溶液中に母粒子2を浸漬する方法(浸漬法)、II:母粒子2の表面に溶液を塗布する方法(塗布法)、III:母粒子2の表面に前記溶液をシャワー状に供給する方法(噴霧法)等が挙げられる。
また、上記の溶液を調製するための溶媒としては、テトラヒドロフランやジクロロメタンの他、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトニトリル、酢酸エチル、エーテル、塩化メチレン、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、浸漬法を用いる場合、第1の化合物の溶液に対して、必要に応じて、超音波を所定時間照射してもよい。これにより、母粒子2の表面に、重合開始基44を有する接続部42をより高密度に結合させることができる。
次に、重合開始基44を有する接続部42の母粒子2と反対側に、分散部43を形成する。これにより、ポリマー5が得られる(合成される)。分散部43は、重合開始基44を起点として、アルキル基41を有する重合性モノマーを、リビング重合(特に、原子移動ラジカル重合:ATRP)によって重合させて得られる。このとき、重合性モノマーの重合性基がポリマー5の主鎖となり、アルキル基41が主鎖から分枝する側鎖となる。
このリビング重合は、重合開始基44を有する接続部42を結合させた母粒子2の表面に、アルキル基41を有する重合性モノマーと触媒とを含む溶液を接触させること等により行うことができる。
まず、アルキル基41を有する重合性モノマーを用意する。かかる重合性モノマーとしては、アルキレン系炭化水素や、アセチレン系炭化水素を用いることが好ましい。また、かかる重合性モノマーは、その分子構造中に複数の重合性基を備えていてもよいが、1つであることがより好ましい。さらにかかるモノマーの炭素数は6以上20未満が好ましく、分岐構造を有しても良い。このような重合性モノマーとしては、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−イコセン、2−エチルー1−ブテン、2−エチルー1−ヘキセン、2−エチル−1−オクテン、1−ヘキシン、1−ヘプチン、1−オクチン、1−デシン、1−ドデシン、1−テトラデシン、1−ヘキサデシン、1−オクタデシン、1−イコシンなどが挙げられ、この中でもヘキサデセン、2−エチルー1−ヘキセンを用いることがより好ましい。
一方、触媒には、ポリマー5の生長過程において、生長末端を重合開始基44とすることができるものが用いられる。かかる触媒としては、例えば、Cu、Fe、Au、Ag、Hg、Pd、Pt、Co、Mn、Ru、MoおよびNb等の遷移金属のハロゲン化物、銅フタロシアニン等の有機基が配位子として配位した遷移金属錯体等が挙げられるが、中でも、遷移金属のハロゲン化物を主成分とするものが好適である。
前記溶液を調製するための溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、ブタノールのようなアルコール類、ヘキサン、オクタン、ベンゼン、トルエン及びキシレン等の炭化水素類、ジエチルエーテルやテトラヒドロフラン等のエーテル類、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンのようなハロゲン化芳香族炭化水素類等が挙げられ、これらを単独または混合溶媒として用いることができる。
この溶液を、重合開始基44を有する接続部42を結合させた母粒子2の表面に接触させると、重合開始基44とモノマーが有する重合基との間に重合反応が生じ、接続部42と重合開始基44との間に分散部43が形成される。ポリマー5の生長過程においては、接続部42と重合開始基44との間に重合性モノマーの重合性基由来の主鎖が形成され、生長末端が常に重合開始基44となり、この重合開始基44とモノマーの重合基との間に、さらに重合反応が生じて重合体が合成される(生成する)。
例えば、モノマーとしてヘキサデセンを用い、触媒としてCuBrを用いることにより、図4(c)に示すように、母粒子2と反対側の端部に重合開始基44を有する重合体を形成することができる。
ここで、リビング重合では、重合体の生長過程において、生長末端が常に重合活性を有するため、モノマーが消費され、重合反応が停止した後、新たにモノマーを加えると重合反応がさらに進行する。
したがって、反応系に供給するモノマーの量、反応時間や触媒量を所望の重合度に応じて調整することで、合成されるポリマー5が有するアルキル基41の数を精度よく制御することができる。
また、重合度の分布の揃ったポリマー5を得ることができるので、形成される被覆層3の膜厚を比較的均一なものとすることができる。これにより、所望の分散性を有する被覆層3を、電気泳動粒子1毎のバラツキを抑えつつ、簡易な工程で形成することができる。
また、前記溶液(反応液)は、重合反応を開始する前に、脱酸素処理を行っておくのが好ましい。脱酸素処理としては、例えば、アルゴンガス、窒素ガス等の不活性ガスによる真空脱気後の置換やパージ処理等が挙げられる。
また、重合反応に際して、必要に応じて前記溶液の温度を所定の温度(モノマーおよび触媒が活性化する温度)まで加熱(加温)することにより、モノマーの重合反応をより迅速かつ確実に行うことができる。
この加熱の温度は、触媒の種類等によっても若干異なり、特に限定されないが、30〜100℃程度であるのが好ましい。また、加熱の時間(反応時間)は、加熱の温度を前記範囲とする場合、4〜20時間程度であるのが好ましい。
上記のような重合反応は、超音波発生器、攪拌機、還流冷却器、滴下漏斗、温度調節器およびガス供給口を備えた反応容器内で行うのが好ましい。
具体的には、冷却管、アルゴンガス供給手段、攪拌翼が装着された反応容器を用意し、この反応容器内に、モノマーのメタノール溶液を収納し、メタノール溶液にCuBr(触媒)および2,2’−ビピリジルを当該触媒の配位子として添加する。そして、この溶液に、重合開始基44を有する接続部42を結合させた母粒子2を浸漬し、この状態で、前記溶液にアルゴンガスを通じることによって酸素を除去した後、アルゴン雰囲気下、25〜60℃で20時間程度攪拌する。
図4(d)に示す工程では、第3のステップとして、リビング重合の終点(重合開始基44)を、グリニヤール反応により水素に置換する。
具体的な工程を図5に示す。撹拌子を有するフラスコ内にマグネシウムを入れ、窒素置換した後にテトラヒドロフランを入れ、図4(c)のテトラヒドロフラン溶液を入れ重合開始基44と分散部43との間にマグネシウムを導入し、1時間反応させた後に水を滴下し、更に1時間撹拌することにより、重合開始基44を末端基45となる水素に変換する。
なお、第3のステップの後、減圧下で200℃〜250℃で熱処理する乾燥工程を有することが好ましい。これによれば、反応溶媒や洗浄溶媒を充分に乾燥除去することができるため、溶媒との親和性を高めることができる。
<電気泳動シート、電気泳動装置、電気泳動分散液>
まず、本発明の電気泳動シートを適用した電気泳動装置について説明する。
図6は、電気泳動装置の実施形態の縦断面を模式的に示す図である。図7は、図6に示す電気泳動装置の作動原理を示す模式図である。なお、以下では、説明の都合上、図6および図7中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。
図6に示す電気泳動装置920は、電気泳動シート(フロントプレーン)921と、回路基板(バックプレーン)922と、電気泳動シート921と回路基板922とを接合する接着剤層98と、電気泳動シート921と回路基板922との間の間隙を気密的に封止する封止部97とを有している。
電気泳動シート921は、平板状の基部92と基部92の下面に設けられた第2の電極94とを備える基板912と、この基板912の下面(一方の面)側に設けられ、構造体としてのマイクロカプセル940とバインダ941とで構成されたマイクロカプセル含有層9400とを有している。
一方、回路基板922は、平板状の基部91と基部91の上面に設けられた複数の第1の電極93とを備える対向基板911と、この対向基板911(基部91)に設けられた、例えばTFT等のスイッチング素子を含む回路(図示せず)とを有している。
以下、各部の構成について順次説明する。基部91および基部92は、それぞれ、シート状(平板状)の部材で構成され、これらの間に配される各部材を支持および保護する機能を有する。
各基部91、92は、それぞれ、可撓性を有するもの、硬質なもののいずれであってもよいが、可撓性を有するものであるのが好ましい。可撓性を有する基部91、92を用いることにより、可撓性を有する電気泳動装置920、すなわち、例えば電子ペーパー600を構築する上で有用な電気泳動装置920を得ることができる。
また、各基部(基材層)91、92を可撓性を有するものとする場合、これらは、それぞれ、樹脂材料で構成するのが好ましい。
このような基部91、92の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、20〜500μm程度であるのが好ましく、25〜250μm程度であるのがより好ましい。
これらの基部91、92のマイクロカプセル940側の面、すなわち、基部91の上面および基部92の下面に、それぞれ、層状(膜状)をなす第1の電極93および第2の電極94が設けられている。
第1の電極93と第2の電極94との間に電圧を印加すると、これらの間に電界が生じ、この電界が電気泳動粒子1に作用する。
本実施形態では、第2の電極94が共通電極とされ、第1の電極93がマトリックス状(行列状)に分割された個別電極(スイッチング素子に接続された画素電極)とされており、第2の電極94と1つの第1の電極93とが重なる部分が1画素を構成する。
各電極93、94の構成材料としては、それぞれ、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されない。
このような電極93、94の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、0.05〜10μm程度であるのが好ましく、0.05〜5μm程度であるのがより好ましい。
なお、各基部91、92および各電極93、94のうち、表示面側に配置される基部および電極(本実施形態では、基部92および第2の電極94)は、それぞれ、光透過性を有するもの、すなわち、実質的に透明(無色透明、有色透明または半透明)とされる。
電気泳動シート921では、第2の電極94の下面に接触して、マイクロカプセル含有層9400が設けられている。
このマイクロカプセル含有層9400は、電気泳動分散液910をカプセル本体(殻体)9401内に封入した複数のマイクロカプセル940が、バインダ941で固定(保持)されて構成されている。
マイクロカプセル940は、対向基板911と基板912との間に、縦横に並列するように単層で(厚さ方向に重なることなく1個ずつ)配設されている。
本実施形態では、第2の電極94と接着剤層98とで挟持されることにより、マイクロカプセル940は、上下方向に圧縮され、水平方向に拡がって扁平形状となっている。換言すれば、マイクロカプセル940は、平面視において石垣構造を形成している。
このような構成により、電気泳動装置920では、有効表示領域が増大し、コントラストが良好なものとなる。また、電気泳動粒子1の上下方向への移動距離を短縮することができるため、電気泳動粒子1(図6及び図7では、「電気泳動粒子95」と称する。)を短時間に所定の電極近傍に移動・集合させることができ、応答速度の向上を図ることもできる。
カプセル本体(殻体)9401の構成材料としては、例えば、ゼラチン、アラビアゴムとゼラチンとの複合材料、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、尿素樹脂、ポリアミド、ポリエーテルのような各種樹脂材料が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
カプセル本体9401内に封入された電気泳動分散液910は、少なくとも1種の電気泳動粒子95(本実施形態では、着色粒子95bと白色粒子95aとの2種)を分散媒96に分散(懸濁)してなるものである。
電気泳動粒子95の分散媒96への分散は、例えば、ペイントシェーカー法、ボールミル法、メディアミル法、超音波分散法、撹拌分散法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて行うことができる。
分散媒96としては、カプセル本体9401に対する溶解性が低く、かつ比較的高い絶縁性を有するもの、例えば、各種水、アルコール類、セロソルブ類、エステル類、脂肪族炭化水素類(流動パラフィン)、脂環式炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、芳香族復素環類等が用いられる。
また、分散媒96(電気泳動分散液910)中には、必要に応じて、例えば、電解質、界面活性剤(アニオン性またはカチオン性)、金属石鹸、樹脂材料、ゴム材料、油類、ワニス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤、各種染料等の各種添加剤を添加するようにしてもよい。
電気泳動粒子95は、荷電を有し、電界が作用する。本発明では、この電気泳動粒子95に、前述したような電気泳動粒子95が用いられる。
電気泳動粒子95は、前述したように、その製造に際して、帯電量を精度よく制御することができ、また製造される粒子毎において、帯電量にバラツキが生じるのを防止することができる。また、この電気泳動粒子95は、大きな帯電量を付与することができ、電界に対して高い感受性を付与することができる。
したがって、このような電気泳動粒子95を適用することにより、電界の大きさが比較的小さい場合でも、電気泳動粒子95を迅速かつ確実に電気泳動させることができ、電気泳動装置920の消費電力の低減を図ることができる。
また、電気泳動粒子95が、均一に電気泳動するようになり、電気泳動装置920の信頼性(表示性能)の向上を図ることができる。
この電気泳動粒子95の平均粒径は、0.1〜10μm程度であるのが好ましく、0.1〜7.5μm程度であるのがより好ましい。電気泳動粒子95の平均粒径を前記範囲とすることにより、電気泳動粒子95同士の凝集や、分散媒96中における沈降を効果的に防止することができ、その結果、電気泳動装置920の表示品質の劣化を好適に防止することができる。
このような電気泳動装置920では、第1の電極93と第2の電極94との間に電圧を印加すると、これらの間に生じる電界にしたがって、電気泳動粒子95(着色粒子95b、白色粒子95a)は、いずれかの電極に向かって電気泳動する。
例えば、白色粒子95aとして正荷電を有するものを用い、着色粒子(黒色粒子)95bとして負荷電のものを用いた場合、第1の電極93を正電位とすると、白色粒子95aは、第2の電極94側に移動して、第2の電極94に集まる。
一方、着色粒子95bは、第1の電極93側に移動して、第1の電極93に集まる。このため、電気泳動装置920を上方(表示面側)から見ると、白色粒子95aの色が見えること、すなわち、白色が見えることになる。
これとは逆に、第1の電極93を負電位とすると、白色粒子95aは、第1の電極93側に移動して、第1の電極93に集まる。一方、着色粒子95bは、第2の電極94側に移動して、第2の電極94に集まる。このため、電気泳動装置920を上方(表示面側)から見ると、着色粒子95bの色が見えること、すなわち、黒色が見えることになる。
このような構成において、電気泳動粒子95(白色粒子95a、着色粒子95b)の帯電量や、電極93または94の極性、電極93、94間の電位差等を適宜設定することにより、電気泳動装置920の表示面側には、白色粒子95aおよび着色粒子95bの色の組み合わせや、電極93、94に集合する粒子の数等に応じて、所望の情報(画像)が表示される。
また、電気泳動粒子95の比重は、分散媒96の比重とほぼ等しくなるように設定されているのが好ましい。これにより、電気泳動粒子95は、電極93、94間への電圧の印加を停止した後においても、分散媒96中において一定の位置に長時間滞留することができる。すなわち、電気泳動装置920に表示された情報が長時間保持される。
このようなマイクロカプセル940は、例えば、界面重合法、In−situ重合法、相分離法(または、コアセルベーション法)、界面沈降法、スプレードライ法等の各種マイクロカプセル化手法を用いて製造することができる。なお、前記のマイクロカプセル化手法は、マイクロカプセル940の構成材料等に応じて、適宜選択するようにすればよい。
また、マイクロカプセル940の平均粒径は、5〜50μm程度であるのが好ましく、10〜30μm程度であるのがより好ましい。
バインダ941は、主にマイクロカプセル940を固定(マイクロカプセル940の位置関係を保持)する機能を有するものである。
このバインダ941には、各種粘着剤や接着剤を用いることができる。なお、バインダ941に接着剤を用いることにより、後述する接着剤層98としての機能を担わせることもできる。
また、バインダ941は、その誘電率が分散媒96の誘電率とほぼ等しくなるよう設定されているのが好ましい。この場合、バインダ941中には、例えば、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールのようなアルコール類、ケトン類、カルボン酸塩等の誘電率調節剤を添加してもよい。
本実施形態では、電気泳動シート921と回路基板922とが、接着剤層98を介して接合されている。これにより、電気泳動シート921と回路基板922とをより確実に固定することができる。
接着剤層98の平均厚さは、特に限定されないが、1〜30μm程度であるのが好ましく、5〜20μm程度であるのがより好ましい。
基部91と基部92との間であって、それらの縁部に沿って、封止部97が設けられている。この封止部97により、各電極93、94、マイクロカプセル含有層9400および接着剤層98が気密的に封止されている。これにより、電気泳動装置920内への水分の浸入を防止して、電気泳動装置920の表示性能の劣化をより確実に防止することができる。
封止部97の構成材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂のような熱可塑性樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂のような熱硬化性樹脂等の各種樹脂材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
<電子機器>
次に、本発明の電子機器について説明する。本発明の電子機器は、前述したような電気泳動装置920を備えるものである。
図8は、電子機器としての電子ペーパーの構成を示す斜視図である。図8に示す電子ペーパー600は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体601と、表示ユニット602とを備えている。
このような電子ペーパー600では、表示ユニット602が、前述したような電気泳動装置920で構成されている。
<ディスプレイ>
次に、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態について説明する。図9は、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。このうち、図9中(a)は断面図、(b)は平面図である。
図9に示すディスプレイ(表示装置)800は、本体部801と、この本体部801に対して着脱自在に設けられた電子ペーパー600とを備えている。
本体部801は、その側部(図9(a)中、右側)に電子ペーパー600を挿入可能な挿入口805が形成され、また、内部に二組の搬送ローラ対802a、802bが設けられている。電子ペーパー600を、挿入口805を介して本体部801内に挿入すると、電子ペーパー600は、搬送ローラ対802a、802bにより挟持された状態で本体部801に設置される。
また、本体部801の表示面側(図9(b)中、紙面手前側)には、矩形状の孔部803が形成され、この孔部803には、透明ガラス板804が嵌め込まれている。これにより、本体部801の外部から、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を視認することができる。すなわち、このディスプレイ800では、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を、透明ガラス板804において視認させることで表示面を構成している。
また、電子ペーパー600の挿入方向先端部(図9(a)、左側)には、端子部806が設けられており、本体部801の内部には、電子ペーパー600を本体部801に設置した状態で端子部806が接続されるソケット807が設けられている。このソケット807には、コントローラー808と操作部809とが電気的に接続されている。
このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600は、本体部801に着脱自在に設置されており、本体部801から取り外した状態で携帯して使用することもできる。
また、このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600が、前述したような電気泳動装置920で構成されている。
なお、本発明の電子機器は、以上のようなものへの適用に限定されず、例えば、テレビ、ビューファインダ型、モニター直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、電子新聞、ワードプロセッサ、パーソナルコンピューター、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等を挙げることができ、これらの各種電子機器の表示部に、本発明の電気泳動装置920を適用することが可能である。
<分散性の評価>
図10は、電気泳動粒子の分散性を、実施例と比較例とにおいて比較して評価した図表である。以下、分散性の評価を、図10を参照しながら説明する。
(実施例)
図10に示すように、重合性モノマーとしてヘキサデセンを用い、末端の重合開始基44を水素に置換して、電気泳動粒子1を製造した。分散媒96としてアイソパーM(エクソン化学社製)を用意し、この分散媒96に、電気泳動粒子1を10wt%を添加した後、これらに超音波を1時間付与することでサンプル1の電気泳動分散液910を調製した。
また、末端の重合開始基44をヘキシル基に置換すること以外は上述したサンプル1と同様にして、サンプル2の電気泳動分散液910を調整した。また、重合性モノマーとしてドデセンを用いたこと以外は上述したサンプル1と同様にして、サンプル3の電気泳動分散液910を調整した。また、重合性モノマーとしてドデセンを用いたこと以外は上述したサンプル2と同様にして、サンプル4の電気泳動分散液910を調整した。
(比較例)
図10に示すように、重合性モノマーとしてラウリルメタクリレートを用い、末端の重合開始基44を置換せずに電気泳動粒子1を製造した。分散媒96としてアイソパーM(エクソン化学社製)を用意し、この分散媒96に、電気泳動粒子1を10wt(重量)%を添加した後、これらに超音波を1時間付与することでサンプル5の電気泳動分散液910を調整した。
また、末端の重合開始基44を水素に置換すること以外は上述したサンプル5と同様にしてサンプル6の電気泳動分散液910を調整した。また、末端の重合開始基44をヘキシル基に置換すること以外は上述したサンプル5と同様にしてサンプル7の電気泳動分散液910を調整した。また、重合性モノマーとしてヘキサデセンを用いること以外は上述したサンプル5と同様にしてサンプル8の電気泳動分散液910を調整した。
それぞれのサンプルについて、電気泳動粒子1の分散性についてそれぞれ評価を行った。
評価方法は、製造した電気泳動分散液910(サンプル1〜サンプル8)を、それぞれ封止セルに充填し、電気泳動粒子1の泳動の様子を高速度カメラで観測し、電気泳動粒子の分散性を確認した。
実施例のサンプル1〜サンプル4は、分散性を確保することができ、「○」と評価した。比較例のサンプル5〜サンプル8は、分散性を確保することが難しく、それぞれ「△」「×」と評価した。
以上詳述したように、本実施形態の電気泳動粒子1、電気泳動粒子1の製造方法、電気泳動分散液910、電気泳動シート921、電気泳動装置920、及び電子機器によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)本実施形態の電気泳動粒子1によれば、被覆層3の誘電率が分散媒96の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子1を高分散状態に保つことができる。また、アルキル基からなる重合体のモノマーが、ヘキサデセンであることにより、電気泳動粒子1を効果的にイソパラフィン系溶媒に分散させることができる。また、重合体末端が水素で終端されていることにより、リビング重合末端を効果的に水素で置換することができるため、被覆層3の誘電率が分散媒96の誘電率に近くなり、電気泳動粒子1を高分散状態に保つことができる。
(2)本実施形態の電気泳動粒子1の製造方法によれば、被覆層3の誘電率が分散媒96の誘電率に近くなるため、電気泳動粒子を高分散状態に保つことができる。また、第3のステップが、グリニヤール反応からなるので、リビング重合末端を効果的に水素で置換することができるため、被覆層3の誘電率が分散媒96の誘電率に近くなり、電気泳動粒子1を高分散状態に保つことができる。また、第3のステップの後、乾燥工程として200℃〜250℃で熱処理することにより、反応溶媒や洗浄溶媒を充分に乾燥除去することができるため、溶媒との親和性を高めることができる。また、第3のステップが、熱処理を減圧下で行うので、反応溶媒や洗浄溶媒をより充分に乾燥除去することができるため、溶媒との親和性を高めることができる。
(3)本実施形態の電気泳動分散液910によれば、電界を与えることにより泳動する電気泳動粒子1と、電気泳動粒子1が分散された分散媒と、を含むので、優れた分散能を発揮する電気泳動粒子を備える電気泳動分散液910とすることができる。
(4)本実施形態の電気泳動シート921によれば、電気泳動分散液910を内包する複数の構造体(マイクロカプセル)と、構造体が配置された基板と、を含むので、信頼性の高い電気泳動シート921が得られる。
(5)本実施形態の電気泳動装置920によれば、上記に記載の電気泳動シート921を備えているので、信頼性の高い電気泳動装置920が得られる。
(6)本実施形態の電子機器によれば、上記の電気泳動装置920を備えているので、信頼性の高い電子機器が得られる。
なお、本発明の態様は、上記した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、本発明の態様の技術範囲に含まれるものである。また、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例1)
上記したように、電気泳動粒子1の末端基45の構成を、図11に示すようにしてもよい。図11は、変形例の電気泳動粒子1が有するポリマーの構成を示す模式図である。変形例の電気泳動粒子1は、末端基の構成がアルキル基である。
具体的には、図4(c)の工程の後、第3のステップとして重合開始基44を、グリニヤール反応によりアルキル基に変換する。具体的な工程を図11に示す。撹拌子を有するフラスコ内にマグネシウムを入れ、窒素置換した後にテトラヒドロフランを入れ、図4(c)で得られた粒子のテトラヒドロフラン溶液を入れマグネシウムを導入し、1時間反応させる。この後、臭化ヘキシルを入れ、0℃に冷却し、溶媒に対し3%の塩化第二銅と0.1等量のベンゾニトリルを添加し、2時間撹拌することにより、重合開始基44を末端基45となるヘキシル基に変換する。
これによれば、リビング重合末端を効果的にアルキル基で置換することができるため、被覆層3の誘電率が分散媒96の誘電率に近くなり、電気泳動粒子1を高分散状態に保つことができる。
(変形例2)
上記したように、本発明の電気泳動粒子1の製造方法は、任意の目的の工程が1または2以上追加されていてもよい。また、本発明の電気泳動粒子1は、電気泳動粒子以外にも、例えば、トナー等に適用することが可能である。
(変形例3)
上記したように、電気泳動装置920の構造体としてマイクロカプセル940であることに限定されず、セル構造であってもよい。
1(95)…電気泳動粒子、2…母粒子、3…被覆層、40…接続部前駆体(=第1の化合物)、41…分散基(アルキル基)、42…接続部、43…分散部(リビング重合の高分子、重合体)、44…重合開始基、45…末端基、5…ポリマー、91…基部、92…基部、93…第1の電極、94…第2の電極、95a…白色粒子、95b…黒色粒子、96…分散媒、97…封止部、98…接着剤層、910…電気泳動分散液、911…対向基板、912…基板、920…電気泳動装置、921…電気泳動シート、922…回路基板、940…隔壁、9400…表示層(マイクロカプセル含有層)、9401…画素空間(カプセル本体)、941…バインダ、600…電子ペーパー、601…本体、602…表示ユニット、800…ディスプレイ、801…本体部、802a,802b…搬送ローラ対、803…孔部、804…透明ガラス板、805…挿入口、806…端子部、807…ソケット、808…コントローラー、809…操作部。

Claims (14)

  1. 母粒子と、
    前記母粒子の少なくとも一部を覆う被覆層と、を含み、
    前記被覆層は、アルキレンの重合性基に由来する主鎖と、前記アルキレンに由来するアルキル基を前記主鎖から分枝する複数の側鎖として含むポリマーを含み、
    前記主鎖の末端がアルキル基または水素で置換されたことを特徴とする電気泳動粒子。
  2. 請求項1に記載の電気泳動粒子であって、
    前記被覆層の残存ハロゲン量が10ppm以下であることを特徴とする電気泳動粒子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気泳動粒子であって、
    前記被覆層の酸素量が100ppm以下であることを特徴とする電気泳動粒子。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電気泳動粒子であって、
    前記被覆層のケイ素量が100ppm以下であることを特徴とする電気泳動粒子。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の電気泳動粒子であって、
    前記被覆層の窒素量が100ppm以下であることを特徴とする電気泳動粒子。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電気泳動粒子であって、
    前記アルキレンが、ヘキサデセンであることを特徴とする電気泳動粒子。
  7. 母粒子の表面の少なくとも一部がリビング重合のポリマーからなる被覆層で覆われた電気泳動粒子を製造する電気泳動粒子の製造方法であって、
    前記母粒子を用意する第1の工程と、
    前記リビング重合の起点となる第1の化合物を用意する第2の工程と、
    前記被覆層を形成する第3の工程と、を含み、
    前記第3の工程は、
    前記母粒子の表面に、少なくとも一部が前記リビング重合の起点となる前記第1の化合物を結合させる第1のステップと、
    前記第1の化合物の少なくとも一部を起点として、アルキレンを前記リビング重合により重合させることにより重合体を得る第2のステップと、
    前記リビング重合の終点を水素又はアルキル基で置換する第3のステップと、
    を有することを特徴とする電気泳動粒子の製造方法。
  8. 請求項7に記載の電気泳動粒子の製造方法であって、
    前記第3のステップは、グリニヤール反応により行われることを特徴とする電気泳動粒子の製造方法。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の電気泳動粒子の製造方法であって、
    前記第3のステップの後、200℃〜250℃で熱処理する乾燥工程を有することを特徴とする電気泳動粒子の製造方法。
  10. 請求項9に記載の電気泳動粒子の製造方法であって、
    前記乾燥工程は、減圧下で行うことを特徴とする電気泳動粒子の製造方法。
  11. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の電気泳動粒子と、
    前記電気泳動粒子が分散された分散媒と、
    を含むことを特徴とする電気泳動分散液。
  12. 請求項11に記載の電気泳動分散液を内包する複数の構造体と、
    前記構造体が配置された基板と、
    を含むことを特徴とする電気泳動シート。
  13. 請求項12に記載の電気泳動シートを備えたことを特徴とする電気泳動装置。
  14. 請求項13に記載の電気泳動装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10969647B2 (en) 2015-03-11 2021-04-06 E Ink Corporation Electrophoretic particle, method of manufacturing electrophoretic particle, electrophoresis dispersion liquid, electrophoresis sheet, electrophoresis device, and electronic apparatus

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