JP2015138067A - 光学ユニット - Google Patents

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Naohiro Arai
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Abstract

【課題】ターレットの停止位置のばらつきによってターレットの外周ギアとロック部品の噛みあい部がずれていても、確実に噛みあうことによりターレットを保持できるターレット式光学ユニットを提供すること。【解決手段】複数枚の光学フィルタ及びを備えた円板状のターレット100と、前記ターレット100が所定の位置にあるか否かを検知するフォトインタラプタと、前記ターレット100を所定の位置で停止させる為のロック部品401とが設けられた光学ユニットにおいて、前記ターレット100には外周全周にモーターギアの回転を伝える為の外周ギア102が切られており、前記ロック部品401が、前記外周ギア102に対して噛みこむことにより前記ターレット100を所定の位置で停止保持する。【選択図】図19

Description

本発明は、ターレット式光学ユニットに関する。
従来より、円板形状の保持部材(以下ターレットと呼ぶ)に複数枚の光学フィルタを搭載し、そのターレットが回転軸を中心に回転することによって、光学フィルタの種類を変更するターレット式光学ユニットにおいて、ターレットの外周にロック溝を設け、そのロック溝に嵌り込むようなロック部品を設けることで、ターレットを保持する保持機構を有しているものがある。
更に、上記ユニットにおいて、ターレットの外周全周にモーターからの駆動力を伝える為のギアを形成することによって、減速比を大きくして少ないモータートルクでターレットを回転させることが出来るだけでなく、そのギアを上述のロック溝として使用して、小型化を図ったターレット式光学ユニットもある。しかし、このような構造にした場合、図20に示すように、ターレットの停止位置のばらつきにより、ロック部品2001の噛みあい部2002がターレットの外周ギア2003の先端でつっかえて嵌らない状況に陥る可能性があった。
上述のようなターレット式光学ユニットにおいては、ターレット自体も一つのギアとみなすことが出来る。これまで、ギア間で発生する問題の対策としては、特許文献1のように、ギアの歯当たりや騒音に対する対策などは従来からあった。
特開平9-112646号公報
しかしながら、上述のターレット式光学ユニットのように厳密に停止位置が定められているものに対して、停止位置のばらつきにより発生する噛みあい不良問題への対策方法は今まで示されてこなかった。
本発明ではこれを鑑みて、ターレットの停止位置のばらつきによってターレットの外周ギアとロック部品の噛みあい部がずれていても、確実に噛みあうことによりターレットを保持できるターレット式光学ユニットを提供することを目的とする。
本発明の光学ユニットは、回転軸と、回転軸を中心とした回転動作を行うことができ、複数の開口部が設けられた円板状のターレットと、開口部を覆うように配置され、保持部材に対して固定される複数枚の光学フィルタと、ターレットを駆動させる為のモーターと、モーターの回転を伝える為のモーターギアと、ターレットが所定の位置にあるか否かを検知する検知手段と、前記モーターとモーターギアと検出手段により、前記ターレットを所定の位置で停止させる為の制御手段と、ターレットを所定の位置で保持する為のロック手段が設けられている光学ユニットにおいて、ターレットには外周全周にモーターギアの回転を伝える為の外周ギアが切られており、ロック手段は、外周ギアに対して噛みこむことによりターレットを保持し、更にターレットが所定の位置で停止した際に、少なくともロック手段と接触する部分の外周ギアにおいて、外周ギア先端はC面もしくはR形状で形成されていることを特徴とする。
本発明のターレット式光学ユニットによれば、ターレットの停止位置のばらつきによってターレットの外周ギアとロック部品の噛みあい部がずれていても、確実に噛みあうことによりターレットを保持することができる。
ターレットユニットの分解斜視図 ターレットの正面図 ターレットユニットに肉抜き穴を設けなかった図 ターレットユニットに肉抜き穴を設けた図 ターレットユニットと駆動部の斜視図及び側面図及び側面拡大図 ロック部品の正面図 ロック駆動ユニットの正面図及び側面図 ターレットユニットとロック駆動ユニット、ロック部品の斜視図 図6の正面図、背面図及び背面拡大図 図7a、図7bからロックを解除した図 光学ユニット及びその周辺分解斜視図 ターレットユニットと駆動部2つの組立時の配置関係を示した正面図及び側面図 ターレットユニットの正面図 フォトインタラプタと検知リブの関係を示した図 フォトインタラプタの信号波形 本発明の光学ユニットを搭載した撮像装置の全体図 ターレットユニット2枚の組み合わせを示した模式図 本発明のシステムブロック図 本発明のフローチャート ターレットユニットの先端R形状部、ロック部品、駆動部の配置関係を示した正面図 ロック部品がターレットユニットに対して半がかりの状態を表した図 従来例
図14は本発明の光学ユニットを搭載した撮像装置全体の構成を示した透視図である。また、図中Z1方向が被写体側、Z2方向が撮影者側となる方向である。以下説明において便宜上、Z1側を前方、Z2側を後方と呼ぶことにする。
撮像装置1400では、レンズマウント1401に対してレンズ1402が着脱可能となっている。レンズマウント1401の後方には本発明である光学ユニット1403が配置される。1404は光学ユニット1402を操作する為の操作釦である。操作釦1404を押すことにより、撮影者は光学ユニット内にある光学フィルタを、所望の光学フィルタに切り替えることが出来る。詳細は後述する。また光学ユニット1403の更に後方には、図示しない撮像素子が、その更に後方にはバッテリー収納部1405及び記録部1406がそれぞれ設けられている。以降、本発明の光学ユニットの詳細について説明する。
図1aは本発明の光学ユニットの構成部品である、ターレットユニット100の分解斜視図であり、図1bはターレットユニット100の構成部品である、ターレット101の正面図である。また図1aにおけるZ軸は、ターレットユニット100の回転軸である。
ターレット101はZ軸を中心とした円板形状を形成しており、外周にはギア102が形成されている。外周ギア102の一部に関しては、先端にRが形成されている。理由は後述する。また、Z軸を中心にα、β方向に回転する為の回転軸を挿入する穴112が設けられている。更に、Z軸を中心として回転運動を行った際の摺動面となる摺動リブ103a、103b(但し103bは103aの反対面にある為、図1aでは図示せず)、及びターレットの位置を検知する為の検知リブ104が設けられている。検知リブ104には、スリット105a、105bが形成されている。ターレット101の円板形状の内部には、図1bに示すように、3か所の開口部106a〜106cが120°毎に設けられており、その内の2ヶ所である開口部106a、106b、と重なるようにして、光学フィルタ107a及び107bが取り付けられる。光学フィルタの種類としては、例えばND(減光)フィルタなどが挙げられる。118a、118bは光学フィルタ107a及び107bの取り付け座となる部分であり、光学フィルタ107a及び107bはターレット101の取り付け座118a、118bに取り付けられた後、ターレット101に設けられた接着溝108a〜108dに接着剤が流し込まれることにより接着されて、ターレット101に固定される。
109は薄板状の金属で作られた押さえ板金であり、万が一光学フィルタ107a及び107bの接着が剥がれた時の落下防止と、光学フィルタ107a及び107bと接触することによって、光学フィルタ107a及び107bの帯電を防ぎ、静電気によるごみの付着を防止する役割がある。押さえ板金109にはターレット101同様3か所の開口部110a〜110cと、組立時にターレット101の摺動リブ103との干渉を防ぐため、摺動リブ103よりも径の大きい逃げ穴114が設けられている。押さえ板金109は光学フィルタ107a及び107bがターレット101に接着された後からターレット101に被せられ、ビス111a〜111cをバカ穴119a〜119cを介してターレット101に設けられたセルフタップ穴120a〜120cに打つことによって固定される。
またターレット101及び押さえ板金109には、上記で説明した穴及び開口部とは別に、肉抜き穴116、117が設けられている。
次に、図2a、図2bを用いて、ターレットユニット100に設けた肉抜き穴116、117の効果について説明する。
図2aは例として、上述の肉抜き穴116、117を設けなかった場合のターレットユニット200の組み立て正面図を示したものであり、図2bは肉抜き穴116、117を設けた場合のターレットユニット100の組み立て正面図を示したものである。
図2aでは、光学フィルタ107a及び107bが取り付けられている部分と、光学フィルタが取り付けられていない開口部106cとの間に生じる重量差によって、ターレットユニット100全体としての重心が、ターレットユニット100の中心点PからA点へとずれる。この状態でターレットユニット100が外部から衝撃等を受けた際には、重心のずれに応じたモーメント力が発生し、ターレットユニット100はαもしくはβ方向へ回転してしまう。それに対し、図2bでは、開口部106cに対して回転軸P点を挟んで対向側となる、光学フィルタ107a、107b及びターレットユニット100の外周で囲まれた扇型(範囲S)に肉抜き穴116、117を設けたことにより、ターレットユニット100の重心のずれは中心点PからB点へと、A点よりもターレットユニット100の中心に近い位置になる為、ターレットユニット100が外部から衝撃等を受けた際の重心のずれに応じて発生するモーメント力を弱めることができ、ターレットユニット100がαもしくはβ方向へ回転するのを防止できる。
尚、後述するように、ターレットユニット100に別途姿勢保持用のロック部材等を設けた場合であっても、例えばターレットユニットが回転動作をしている(ロックが外れている)際の不意の衝撃への対策や、ロック時であってもロック部材のロック力はより弱くすることが可能となる為、ロック部材を小型化出来る、などといった効果がある。
次に、上記で説明したターレットユニット100を回転させる為の駆動手段の構成について説明する。図3aはターレットユニット100と、ターレットユニット100を回転させる為の駆動部300との関係を示した図であり、図3bは図3aをx1方向から見た側面図である。駆動部300は駆動モーター302、取り付け板金303、シャフト304、ピニオンギア305、中間伝達ギア306からなる。駆動モーター302は電気接点部310において図示しないフレキシブル基板に接続されて、駆動電流及び電気信号を受け取ることにより、正転/逆転どちらの駆動も可能である。取り付け板金303は駆動モーター302を、後述する前カバーに固定する為の部品である。ピニオンギア305はシャフト304に対して圧入され、駆動モーター302の動力を中間伝達ギア306に伝える。また、図3bに示すように、中間伝達ギア306は2段ギアであり、1段目ギア307でピニオンギア305より受けた動力を、2段目ギア308でターレットユニット100のギア部102に伝える。
以上の構成により、ターレットユニット100は駆動モーター302の正転または逆転により、αもしくはβ方向に回転することが可能となる。
また、中間伝達ギア306を用いたことにより、駆動モーター302をターレットユニット100の厚み方向にオーバーラップさせて配置できるため、例えば図3cのように中間伝達ギアを使用しない構成と比較して、駆動モーター302(駆動モーター332)の突出量を抑え、小型の構成とすることが出来る(L1<L2)。
次に、ターレットユニット100を所定の位置にて保持する為のロック機構について説明する。
図4において、401は上述したターレットユニット100を所定の位置で保持する為のロック部品である。ロック部品401は、軸穴402を中心として、γ、ε方向に回転可能となっている。403は噛みあい部であり、実際にロックを行う部分である。また、噛みあい部403は先端にR形状が形成されている。ロック部品401は、後述するように、通常時は付勢バネによりγ方向の付勢力が働いており、ε方向への回転は突起部404が押されることによって行われる。
図5aは前述のロック部品401を動作させる為のロック駆動ユニット500の構成を示したものであり、図5bは図5aをX2方向から見た図である。ロック駆動ユニット500はロック駆動モーター502、取り付け板金503、ウォームギア504、スライド軸505、ラック507からなる。但し、図5aのスライド軸505は実際はラック507の内部のスライド軸穴508と勘合しており、説明の為にスライド軸505及びスライド軸穴508を破線で示しているものとする。
ロック駆動モーター502は電気接点部510において図示しないフレキシブル基板に接続されて、駆動電流及び電気信号を受け取る。
取り付け板金503は、後述する外カバーにロック駆動ユニット500を保持する為の板金である。また取り付け板金503には、スライド軸505がかしめられている。ラック507は、スライド軸穴508においてスライド軸505と勘合するとともに、伝達部509においてウォームギア504と噛みあい(図5b(X2視)参照)、ロック駆動モーター502の正転及び逆転により、y1,y2方向に移動可能となっている。ラック507の当て面512は、前述したロック部品401の突起部404を押す為の面である。
次に、前述のロック部品401及びロック駆動ユニット500を用いてターレットユニット100を保持する為の構成について説明する。
図6及び図7a〜図7cは、ターレットユニット100のギア部102にロック部品401の噛みあい部403がかみ合ったロック状態を示している。
図7aは図6の前方からロック駆動ユニット500周辺を見た拡大図、図7bは図6の後方からロック駆動ユニット500周辺を見た拡大図、図7cは図7bの一部を更に拡大した図である。但し、説明の為、図6及び図7aにおいては、前カバー700、コイルばね701を無くした状態で表示している。
ロック状態においては、図7aに示すように、ラック507の押しあて面512はロック部品401の突起部404と接触していない。
また図7bに示すように、ロック部品401は外カバー700に組みつけられたコイルばね701により、γ方向に付勢されている。この時、図7cに示すように、噛みあい部403はギア部102との接触点E1、E2においてコイルばね701の付勢力によってγ方向に抑えつけられている。また、前述したように、ターレットのギア部102の一部の先端については、R形状が形成されている。これは、ターレットユニット100が所定の位置よりずれて停止した場合に、ギア部102の先端と、ロック部品401の噛みあい部403の先端どうしがつき当たってロックがかからなくなってしまうケースを避けるためである。
例えば図19は、ターレットユニット100が所定の位置よりもα方向にずれたまま停止してしまった為、ロック部品401の噛みあい部403がギア102との接触点E3で突き当った状態を示している。このような場合であっても、ギア先端1902dにR形状を形成したことにより、ギア先端1902dと噛みあい部403の先端R形状同士が接触する為、ターレットユニット100は接触点E3でコイルばね701の付勢力から垂直抗力F1を受け、F1の分力F2によってターレットユニット100がβ方向に回転して所定の位置へと導かれ、ロックすることが出来る。
尚、上記ギア先端のR形状はターレットのギア部102全てに形成する必要はなく、ターレットユニット100が停止する所定の位置でロック部品401の噛みあい部403が嵌り込む部分のギア部先端のみとすることにより、前述した駆動部300との伝達効率のロスを最小限に抑えることができる。
あるいはユニットの仕様として、ターレットユニットのギア部とロック部品の噛みあい部が何歯分かずれることを許容するのであれば、その範囲にある全てのギア部の先端にRを形成することにより、その範囲においてロックがかからなくなるのを避けつつ、駆動部300との伝達効率のロスを最小限に抑えることができる。
例えば本実施例では、ターレットユニット100とロック部品401の噛みあい部403のずれは1歯分ならば許容出来る仕様である為、図19では、本来ギア部102が所定の位置で停止した際噛みあい部403と接触するギア部に、その前後1歯を加えた分のギア先端1902a〜1902eに関して先端R形状を形成している。
また、図18は、ターレットユニット100に対して、上述した先端にR形状が形成されたギア範囲、ロック部品、及び駆動部がどのように配置されているかを示した図である。
先端にRが形成されたギア範囲をS1とすると、図18に示すように、範囲S1と同等の先端R形状が形成された範囲S2,S3がターレットユニット100に対して120度毎に形成されている。これにより、ターレットユニット100が120度毎に設けられたどの所定の位置で停止したとしても、ロック部品401の噛みあい部403が嵌り込む部分のギア部102先端にはRが形成されていることになる。
また、駆動モーター302からの動力をターレットユニット100に伝達する為の中間伝達ギア306は、上述した範囲S1〜S3を避けた箇所に配置されている。すなわち、ターレットユニット100がどの所定の位置で停止したとしても、中間伝達ギア306はS1〜S3範囲のギア部102とは噛みあわない位置である。これは、ターレットユニット100が所定の位置で停止した状態から回転を始めた瞬間、すなわち駆動モーター302の加速度が最も大きくなる瞬間は、駆動部300からの動力の伝達ロスが最も大きくターレットユニット100の回転動作や駆動モーター302の負荷に影響してしまうからである。
図8a、図8bは図7a、図7bの状態から、ロック駆動ユニット500を動作させることにより、ラック507をy1方向へと移動させ、ロックを解除した状態を示している。
図7aの状態では接触していなかった当て面512と突起部404が接触し、更に突起部404をコイルばね701の力に抗する力によりy1方向へ押し上げることにより、噛みあい部403はギア部102から外れてロックが解除される。
尚、上述したロック/ロック解除動作に伴うロック駆動ユニット500の位置制御は、
例えばフォトインタラプタなどを用いて行う方法や、駆動モーター502のステップ数を利用した方法などがあるが、詳細は割愛する。
次に、上述したターレットユニット100、駆動部300、ロック駆動ユニット500を含んだ光学ユニットとその周囲の構成において説明する。
図9a、図9bは本発明の光学ユニット900及び周辺部品の分解斜視図である。また、図9a、図9bにおけるZ軸はターレットユニットの回転中心、Z‘軸は撮像時の光学中心となる軸(光軸)である。光学ユニット900には、ターレットユニット100と同じ構成をもったターレットユニット950がZ軸に沿って直列に配置され、それに伴ってターレットユニット950を駆動する為の駆動部930と、ターレットユニット950をロックする為のロック部品909及びコイルばね910も搭載されている。
前カバー901は、各要素を取り付ける為の基本となるカバーである。前カバー901の後方にはそれぞれ、ロックユニット500の取り付け板金503をビス904a、904bで固定する為のボス908a及び908b、ターレットユニット100をロックする為のロック部品401及びコイルばね701が取りつき、ロック部品401の回転軸となるロック回転軸914、同じくーレットユニット950をロックする為のロック部品909及びコイルばね910が取りつき、ロック部品909の回転軸となるロック回転軸915、駆動ユニット300の取り付け板金303をビス920a、920bで固定する為のボス922a及び922bと、中間伝達ギア306を保持するとともに、中間伝達ギア306の回転軸となるギア回転軸924、同じく駆動部930の取り付け板金933をビス935a、935bで固定する為のボス966a及び966bと、中間伝達ギア936を保持するとともに、中間伝達ギア936の回転軸となるギア回転軸938、ターレットユニット100の軸穴112と勘合し、ターレットユニット100の回転軸となるターレット回転軸925、ターレットユニット100の摺動リブ103aに対する摺動面927、後カバー928をビス929a〜929cで固定する為のボス940a〜940cが設けられている。
また前カバー901の前方からは、前カバー901の開口部を密閉し、且つ光線は透過する透明ガラス956が図示しない両面テープによって張り付けられるとともに、前述したフォトインタラプタ130a、130bが前カバー901に設けられた穴939a、939bに外形合わせで取り付けられる。
ターレットユニット950をロックする為のロック部品909は、ロック駆動ユニット500のラック507によって、ロック部品420と同時に押されてロック解除が行われる。ターレットシャフト941は、ターレットユニット100と950の間に配置され、後方の軸942はターレットユニット950の軸穴943と勘合し、ターレットユニット950の回転軸となる。更にターレットシャフト941にはターレットユニット100の摺動リブ103bへの当て面となる摺動面938aと、同じくターレットユニット950の摺動リブ951aへの当て面となる938bが設けられており、ターレットユニット100と950の接触を防ぐ役割も果たす。
また、ターレットシャフト941の前方の軸946はDカット形状となっており、前カバー901に設けられたD形状の凹部947にはめ込むことで取り付けられて、回転しないようになっている。
後カバー928にはターレットユニット950の摺動リブ951bに対する摺動面955が設けられ、また、後カバーの後方からは、後カバー928の開口部を密閉するように、ローパスフィルタ961が、図示しない両面テープによって張り付けられている。フォトインタラプタ962a、962bは後カバー1050の穴963a、963bに外形合わせで取り付けられる。
尚、フォトインタラプタ130a、130b及び962a、962bは、実際には図示しないフレキシブル基板に実装されており、このフレキシブル基板を通じて電気信号のやり取りを行う。
撮像素子970及び撮像素子970が実装されたセンサー基板971は、センサープレート972に対して接着により保持される。センサープレート972は、図示しない取り付け部品によって撮像装置本体に固定される。また、後カバー928と撮像素子970の間は、防塵用の弾性部材982がチャージされた状態で挟み込まれるように組みつけられる為、光学ユニット928と撮像素子970との間は密閉されて埃等は侵入しない構造となっている。
上記の構成において、透明ガラス956、光学フィルタ107b、開口部983、ローパスフィルタ961、撮像素子970は光軸Z‘上で直列に並べられている。すなわち、前方より入った光は、上記透明ガラス956、光学フィルタ107b(107a、もしくは開口部106c)、開口部983(もしくは光学フィルタ984a、984b)、ローパスフィルタ961、を透過して、撮像素子970で結像される。
また、図10a、図10bは、上記ターレットユニット100、950と駆動部300、930、及び中間伝達ギア306、936の組み立て後の配置関係を正面及び側面から見た図である。図10a、図10bに示すように、駆動部300と中間伝達ギア306、及び駆動部930と中間伝達ギア936は互いにY軸に対して対称な位置で、且つZ軸方向に対して反対向きに配置される。これは、駆動部300、930を2枚のターレットユニット100、950の側面方向に配置することにより、Z軸方向の厚みL3を最小にするとともに、光学ユニットとしてのX方向の幅X3を(可能な範囲で)最小とする為の配置である。
次に、2枚のターレットユニット100、950の切り替え動作について説明する。
図15は、各ターレットの組み合わせを模式的に表わした図である。
本実施例においては、ターレットユニット100、950の光軸を通る組み合わせは、基本的に光学フィルタ+開口部または開口部+光学フィルタとなり、同時に透過する光学フィルタは常に1枚となる。これは、同時に光学フィルタを2枚透過して、透過率に応じて光量落ちが発生することによる画質の劣化を防ぐためである。
この時、開口部106c、983と光学フィルタ107a、107b、984a、984bの組み合わせは、図15で1〜4で示すように4通りとなる。そして、1→2への切り替えはターレットユニット950をβ方向に120度回転させることで、2→3への切り替えはターレットユニット100をα方向に120度、ターレットユニット950をβ方向に120度回転させることで、3→4への切り替えはターレットユニット100をα方向に120度回転させることでそれぞれ可能となる。すなわち、どの組み合わせにおいても、ターレットユニット100、950の片方、もしくは両方をαもしくはβ方向に120度回転させることで、所望の光学フィルタ+開口部の組み合わせに切り替えることが出来る。
次に、上記光学ユニット900のシステムについて、図16のシステムブロック図を用いて説明する。
制御部1601は操作釦1404からの操作信号を受けてロック駆動部500及びターレット駆動部300、930の動作を開始させ、ロック検知部1602、及びターレット検知部(フォトインタラプタ)130a、130b、962a、962bからの信号を受けてロック駆動部500及びターレット駆動部300、930の動作を停止させる。ロック駆動部500及びターレット駆動部300、930はその信号に従って、それぞれロック部品401、909とターレットユニット100、950の動作及び停止を行う。
次に、上記検知部であるフォトインタラプタ130a、130b、962a、962bによるターレットユニット100、950の位置の検知方法とその制御に関して説明する。但し、ターレットユニット100とターレットユニット950の位置の検知方法及びその制御は同様の為、ここではターレットユニット100についてのみ説明するものとする。
図11a〜図11cはターレットユニット100の組み立て後の正面図である。図11bは図11aからα方向にターレットユニット100が120度回転した状態を、図11cは図11bから更にα方向にターレットユニット100が120度回転した状態を表わしている。また説明の為、前カバーに取りつく部品であるフォトインタラプタ130a、130bを表示させている。
スリット105aと105bは、開口部106a〜106cの関係と同じく、120度離れて設けられている。また検知リブ104もしくはスリット105a、105bの直上2ヶ所に、フォトインタラプタ130a、130bが配置されている。フォトインタラプタ130a、130bもスリット105aと105b、開口部106a〜106cと同様、120度離れて配置されている。図12aは検知リブ104がフォトインタラプタ130a(130b)の光を遮っている状態、図12bは検知リブ104がフォトインタラプタの光を遮っていない、すなわちスリット105a(105b)がフォトインタラプタ130a(130b)の間に位置している状態を示している。
フォトインタラプタ130a(もしくは130b)は図12a、図12bに示すように、発光部1201からの光を物体が遮っているか否かを受光部1202が感知することにより、物体の位置を検知することができる。図13は図11a〜図11cそれぞれの状態における、フォトインタラプタ130a及び130bの信号の波形を示したものである。
フォトインタラプタ130a、130bの発光部と受光部の間を検知リブ1104で遮られている時(図12a)の電気信号をLOW、フォトインタラプタ130a、130bの発光部と受光部の間をスリット105a/105bが通過している(検知リブ104で遮られていない)時(図12b)の信号をHIとすると、フォトインタラプタ130aもしくは130bのどちらかの信号が先にLOW→HIへと切り替わったタイミングで、ターレットユニット100を停止する制御信号を与えることにより、ターレットユニット100を120度毎に停止させることが可能となる。
更に、フォトインタラプタ1130a、1130bのHI/LOW信号の組み合わせにより、現状のターレットユニット100の位置が図11a〜図11cのどの状態にあるのかを特定することが出来る。
最後に、上述した光学ユニット100、950の全体の制御フローに関して図17を用いて説明する。まず、撮像装置に搭載された操作手段1402により、フィルタ変更操作を行うと(s1702)、制御部1601がフォトインタラプタ(PI)130a、130b、962a、962bの信号を読み取ってターレットユニット100、950の現状の位置を確認し、ターレットユニット100、950を図9aにおけるαもしくはβのどちらの向きに回転させれば良いかを判定する(s1703)。その後、ロック部品401、1009を押し上げる為のロック駆動ユニット500が動作を行い(1704)、ロックが解除されると(s1705)、ロック駆動ユニット500の動作が停止し(s1706)、代わりに駆動部300、930が制御部1602から送られた信号に従って、正転もしくは逆転のどちらかに回転を始める(s1707)。そして、駆動部300の回転を受けてターレットユニット100が、駆動部930の動力を受けて、ターレットユニット100、950がそれぞれ回転を始める(s1708)。
その後光学ユニットに設けられたフォトインタラプタ(PI)130a、130b、962a、962bの検知が確認されると(s1709)、駆動部300、930が停止し(s1710)
それに伴ってターレットユニット100、950の回転も停止し(s1711)する。そして再びロック駆動ユニット500が動作を行い(1712)、ロック部品401、909によりターレットユニット100、950がロックされ(s1713)た後、ロック駆動ユニット500が動作を停止する(s1714)。
以上のような構成を持ったターレット式光学ユニットによれば、ターレットの停止位置のばらつきによってターレットの外周ギアとロック部品の噛みあい部がずれていても、確実に噛みあうことによりターレットを保持することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
100‥‥ターレットユニット
101‥‥ターレット
102‥‥外周ギア
103a、103b‥‥摺動リブ
104‥‥検知リブ
105a、105b‥‥スリット
106a〜106c‥‥開口部
107a、107b‥‥光学フィルタ
108a〜108d‥‥接着溝
110a〜110c‥‥開口部
111a、111b‥‥取りつけビス
112‥‥軸穴
114‥‥逃げ穴
116‥‥肉抜き穴
117‥‥肉抜き穴
120a〜120c‥‥セルフタップ穴
300‥‥駆動部
302‥‥駆動モーター
303‥‥取り付け板金
304‥‥シャフト
305‥‥ピニオンギア
306‥‥中間伝達ギア
307‥‥1段目ギア
308‥‥2段目ギア
310‥‥端子部
401‥‥ロック部品
402‥‥軸穴
403‥‥噛みあい部
404‥‥突起部
500‥‥ロック駆動ユニット
502‥‥ロック駆動モーター
503‥‥ウォームギア
505‥‥スライド軸
507‥‥ラック
508‥‥軸穴
509‥‥伝達部
510‥‥端子部
512‥‥押し当て面
700‥‥前カバー
701‥‥コイルばね
752a〜752e‥‥ギア先端
901‥‥前カバー
904a、904b‥‥取り付けビス
908a、908b‥‥取り付けボス
901‥‥ロック部品
910‥‥コイルばね
914‥‥回転軸
915‥‥回転軸
920a、920b‥‥取り付けビス
922a、922b‥‥ボス
924‥‥回転軸
925‥‥回転軸
927‥‥摺動面
928‥‥後カバー
929a〜929c‥‥取り付けビス
930‥‥駆動部
933‥‥取り付け板金
935a、935b‥‥取り付けビス
936‥‥中間伝達ギア
938a、938b‥‥摺動面
939a、939b‥‥穴
940a〜940c‥‥ボス
941‥‥ターレットシャフト
942‥‥ターレットシャフト後方の軸
943‥‥軸穴
942‥‥ターレットシャフト前方の軸
947‥‥凹部
950‥‥ターレットユニット
951a、951b‥‥摺動リブ
955‥‥摺動面
956‥‥透明ガラス
961‥‥ローパスフィルタ
962a、962b‥‥フォトインタラプタ
963a、963b‥‥穴
966a、966b‥‥ボス
970‥‥撮像素子
971‥‥センサー基板
972‥‥センサープレート
982‥‥弾性部材
983‥‥開口部
984a、984b‥‥光学フィルタ
1201‥‥発光部
1202‥‥受光部
1400‥‥撮像装置
1401‥‥レンズマウント
1402‥‥レンズ
1403‥‥光学ユニット
1404‥‥バッテリー収納部
1405‥‥バッテリー収納部
1406‥‥記録部
1902a〜1902e‥‥先端R形状部
2001‥‥ロック部品
2002‥‥噛みあい部
2003‥‥ギア部

Claims (6)

  1. 回転軸と、回転軸を中心とした回転動作を行うことができ、複数の開口部が設けられた円板状のターレットと、開口部を覆うように配置され、保持部材に対して固定される複数枚の光学フィルタと、ターレットを駆動させる為のモーターと、モーターの回転を伝える為のモーターギアと、ターレットが所定の位置にあるか否かを検知する検知手段と、前記モーターとモーターギアと検出手段により、前記ターレットを所定の位置で停止させる為の制御手段と、ターレットを所定の位置で保持する為のロック手段が設けられている光学ユニットにおいて、ターレットには外周全周にモーターギアの回転を伝える為の外周ギアが切られており、ロック手段は、外周ギアに対して噛みこむことによりターレットを保持し、更にターレットが所定の位置で停止した際に、少なくともロック手段と接触する部分の外周ギアにおいて、外周ギア先端はC面もしくはR形状で形成されていることを特徴とする光学ユニット。
  2. 前記制御手段による前記ターレットの停止位置は前記開口部及び前記光学フィルタで覆われた開口部の数だけ存在し、それぞれの停止位置において、少なくともロック手段と接触する部分の外周ギアにおいて、外周ギア先端はC面もしくはR形状で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 前記ロック手段の前記外周ギアに対して噛みこむ部分の先端はC面もしくはR形状で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学ユニット。
  4. 前記外周ギアに形成されたC面もしくはR形状の大きさは、ギア先端の歯厚の半分であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光学ユニット。
  5. 前記ロック手段の前記外周ギアに対して噛みこむ部分に形成されたC面もしくはR形状の大きさは、ギア先端の歯厚の半分であることを特徴とする請求項3に記載の光学ユニット。
  6. 前記モーターギアは、前記ターレットが所定の位置で停止した際に、前記C面もしくはR形状の取られた外周ギア先端が来ない位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の光学ユニット。
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