JP2015137222A - ガラス繊維の巻取装置及びガラス繊維の製造方法 - Google Patents

ガラス繊維の巻取装置及びガラス繊維の製造方法 Download PDF

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Masaaki Yoshida
昌章 吉田
薫 東本
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Abstract

【課題】ケーキの綾落ちを抑制することの容易なガラス繊維の巻取装置及びガラス繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】ガラス繊維の巻取装置11は、ギャザリングシュー12とトラバース13との間に設けられ、ガラスストランドSを支持する支持部材16を備える。支持部材16は、トラバース13の移動方向に沿って延在するとともに、ガラスストランドSがトラバース13の往復移動に追従する際に、ガラスストランドSが継続して摺動される摺動面17を有する。ガラス繊維の製造方法は、支持部材16の有する摺動面17に継続して摺動させたガラスストランドSをコレット14で巻き取る工程を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス繊維の巻取装置及びガラス繊維の製造方法に関する。
ガラス繊維の製造には、ブッシングから紡糸されたガラス繊維を巻き取る巻取装置が用いられる(特許文献1及び特許文献2参照)。ガラス繊維の巻取装置は、ブッシングから紡糸された複数のガラスフィラメントを集束してガラスストランドを形成するギャザリングシューと、そのガラスストランドを往復移動させるトラバースと、トラバースを通過したガラスストランドを巻き取るコレットとを備えている。ガラスストランドがトラバースの往復移動によってコレットに綾掛けされながら巻き取られることで、ケーキが得られる。特許文献2には、ギャザリングシューとトラバースとの間に設けられるシューが開示され、このシューは、コレットに導かれるガラスストランドがコレットの軸方向に対して垂直となるようにトラバースと同期される。
特開2010−280534号公報 特開2013−159491号公報
ガラス繊維の巻取装置において、ガラスストランドがトラバースの往復移動によってコレットに綾掛けされながら巻き取られる際に、ギャザリングシューとトラバースとの間を通過するガラスストランドが過剰に振動することがある。このような過剰な振動により、そのガラスストランドの張力が不安定になり易い。ここで、ケーキの端縁は、方向転換するトラバースに追従するガラスストランドが綾掛けされることで形成される。このとき、上記のようにガラスストランドの張力が不安定になった場合、ケーキの綾落ちが発生し易くなる。なお、特許文献2は、ケーキの綾落ちの対策について教示するものではなく、特許文献2の開示する装置であっても、ガラスストランドの過剰な振動を要因とした綾落ちが発生するおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケーキの綾落ちを抑制することの容易なガラス繊維の巻取装置及びガラス繊維の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するガラス繊維の巻取装置は、複数のガラスフィラメントを集束してガラスストランドを形成するギャザリングシューと、前記ガラスストランドを往復移動させるトラバースと、前記トラバースを通過した前記ガラスストランドを巻き取るコレットとを備えたガラス繊維の巻取装置であって、前記ギャザリングシューと前記トラバースとの間に設けられ、前記ガラスストランドを支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記トラバースの移動方向に沿って延在するとともに、前記ガラスストランドが前記トラバースの往復移動に追従する際に、前記ガラスストランドが継続して摺動される摺動面を有する。
この構成によれば、ギャザリングシューとトラバースとの間を通過するガラスストランドは、トラバースの往復移動に追従する際に、支持部材の有する摺動面に継続して摺動される。これにより、ギャザリングシューからトラバースへ導かれるガラスストランドの振動が抑制されるため、トラバースからコレットへ導かれるガラスストランドの張力が安定化される。
上記ガラス繊維の巻取装置について、前記支持部材は、第1支持部材と、前記第1支持部材の下流側において離間する第2支持部材とを備えていることが好ましい。
この構成によれば、ギャザリングシューとトラバースとの間を通過するガラスストランドの振動は、第1支持部材の有する第1摺動面及び第2支持部材の有する第2摺動面によってさらに抑制されるため、トラバースからコレットへ導かれるガラスストランドの張力がさらに安定化され易い。
上記ガラス繊維の巻取装置は、前記支持部材として、前記摺動面が前記ガラスストランド側に突出する曲面により構成された支持部材を備えることが好ましい。
この構成によれば、ガラスストランド側に突出する曲面により、ガラスストランドの摺動が円滑に行われる。これにより、ガラスストランドの損傷を抑制しながら、ガラスストランドの張力を安定化させることが容易となる。
上記ガラス繊維の巻取装置において、前記曲面の曲率半径が10mm以上、25mm以下の範囲であることが好ましい。
支持部材の有する摺動面の曲率半径が10mm以上の場合、支持部材の耐久性が得られ易くなり、また、前記摺動面の曲率半径が25mm以下の場合、支持部材の材料費を削減することが可能となる。
上記ガラス繊維の巻取装置は、前記支持部材として、前記摺動面がカーボン製である支持部材を備えることが好ましい。
この構成によれば、支持部材の有する摺動面においてガラスストランドの摺動が円滑に行われるため、ガラスストランドの損傷を抑制しながら、ガラスストランドの張力を安定化させることが容易となる。
上記ガラス繊維の巻取装置を用いたガラス繊維の製造方法は、前記支持部材の有する前記摺動面に継続して摺動させた前記ガラスストランドを前記コレットで巻き取る工程を備える。
この製造方法によれば、ギャザリングシューとトラバースとの間を通過するガラスストランドの振動が抑制されるため、トラバースからコレットへ導かれるガラスストランドの張力が安定化される。
本発明によれば、ケーキの綾落ちを抑制することが容易となる。
実施形態におけるガラス繊維の巻取装置を示す概略側面図である。 ガラス繊維の巻取装置を示す概略正面図である。
以下、ガラス繊維の巻取装置の一実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、ガラス繊維の巻取装置11は、複数のガラスフィラメントFを集束してガラスストランドSを形成するギャザリングシュー12と、そのガラスストランドSを往復移動させるトラバース13と、トラバース13を通過したガラスストランドSを巻き取るコレット14とを備えている。ギャザリングシュー12とトラバース13との間には、ガラスストランドSの振動を抑制する振動抑制部15が設けられている。振動抑制部15には、トラバース13の移動方向に沿って延在し、ガラスストランドSを支持する支持部材16が備えられている。支持部材16は、ガラスストランドSがトラバース13の往復移動に追従する際に、ガラスストランドSが継続して摺動される摺動面17を有している。
ギャザリングシュー12には、ブッシング18から紡糸された後にアプリケータ19を通過した複数のガラスフィラメントFが導かれる。ブッシング18は、複数のブッシングノズルを有し、ブッシング18に供給された溶融ガラスはブッシングノズルから吐出される。アプリケータ19は、駆動ローラーにより、集束剤をガラスフィラメントFに塗布する装置である。ギャザリングシュー12に供給される複数のガラスフィラメントFには、アプリケータ19により集束剤が塗布されている。ギャザリングシュー12では、複数のガラスフィラメントFが集束され、ガラスストランドSが形成される。
振動抑制部15の支持部材16は、第1支持部材16aと、第1支持部材16aの下流側において離間する第2支持部材16bとから構成されている。第1支持部材16aは、第1摺動面17aを有し、第2支持部材16bは、第2摺動面17bを有している。
第1支持部材16aの第1摺動面17aと第2支持部材16bの第2摺動面17bとは、ガラスストランドSが第1支持部材16aと第2支持部材16bとの間を通過するとともにガラスストランドSが蛇行するように配置されている。
第1摺動面17a及び第2摺動面17bは、ガラスストランドS側に突出する曲面を有していることが好ましい。この場合、第1摺動面17a及び第2摺動面17bの曲率半径は、10mm以上、25mm以下の範囲であることが好ましく、13mm以上、17mm以下の範囲であることがより好ましい。本実施形態の第1支持部材16a及び第2支持部材16bの断面形状は、いずれも円形状であるが、それらの断面形状は、特に限定されず、例えば、四角形状以上の多角形状や楕円形状であってもよい。
第1摺動面17a及び第2摺動面17bの少なくとも一方は、カーボン製であることが好ましい。本実施形態では、カーボン製の第1支持部材16a及びカーボン製の第2支持部材16bを用いている。なお、第1摺動面17a、第2摺動面17b、第1支持部材16aの全体、又は第2支持部材16bの全体は、金属材料又は樹脂材料から形成されてもよい。
また、第1摺動面17a及び第2摺動面17bの少なくとも一方は、鏡面仕上げが施されているか、又は、鏡面に近似する表面性状を有していることが好ましい。この場合、第1摺動面17a及び第2摺動面17bの少なくとも一方に対するガラスストランドSの滑り性が高まるため、ガラスストランドSに傷が付くこと、及びガラスストランドSに毛羽が発生することが抑制される。
第1支持部材16a及び第2支持部材16bは、それぞれ長さ方向の一端が固定されることで設置されている。すなわち、第1支持部材16aの長さ方向の一端及び第2支持部材16bの長さ方向の一端は固定端であり、第1支持部材16aの長さ方向の他端及び第2支持部材16bの長さ方向の他端は自由端として構成されている。
トラバース13及びコレット14は、周知のものが用いられる。トラバース13は、回転駆動されるとともに平行移動可能に構成されている。コレット14は、回転駆動されるように構成されている。ガラスストランドSは、コレット14により綾掛けされながら巻き取られることで、ケーキ20が得られる。
次に、ガラス繊維の製造方法について上記巻取装置11の作用とともに説明する。
ガラス繊維の製造方法は、振動抑制部15において、第1支持部材16aの有する第1摺動面17a及び第2支持部材16bの有する第2摺動面17bに継続して摺動させたガラスストランドSをコレット14で巻き取る工程を備えている。すなわち、ギャザリングシュー12により集束されてなるガラスストランドSは、振動抑制部15を通過し、トラバース13へ導かれる。トラバース13を通過したガラスストランドSは、トラバース13の往復移動によってコレット14に綾掛けされながら巻き取られる。
ここで、ギャザリングシュー12とトラバース13との間を通過するガラスストランドSは、トラバース13の往復移動に追従する際に、振動抑制部15において、第1支持部材16aの有する第1摺動面17a及び第2支持部材16bの有する第2摺動面17bに継続して摺動される。このように摺動されるガラスストランドSは、張力が付与された状態であり、第1支持部材16aの有する第1摺動面17a及び第2支持部材16bの有する第2摺動面17bに常に接している。これにより、ギャザリングシュー12からトラバース13へ導かれるガラスストランドSの振動が抑制されるため、トラバース13からコレット14へ導かれるガラスストランドSの張力が安定化される。このようにトラバース13からコレット14へ導かれるガラスストランドSでは、張力が安定化された状態で、往復移動における方向転換が行われる。
振動抑制部15は、第1支持部材16aと、第1支持部材16aの下流側において離間する第2支持部材16bとを備えている。このため、ギャザリングシュー12とトラバース13との間を通過するガラスストランドSの振動は、第1支持部材16aの有する第1摺動面17a及び第2支持部材16bの有する第2摺動面17bによってさらに抑制されるため、トラバース13からコレット14へ導かれるガラスストランドSの張力がさらに安定化される。
振動抑制部15において、支持部材16の有する摺動面17は、ガラスストランドS側に突出する曲面であるため、ガラスストランドSの摺動が円滑に行われる。これにより、ガラスストランドSの損傷を抑制しながら、ガラスストランドSの張力を安定化させることが容易となる。また、支持部材16の有する摺動面17の曲率半径が10mm以上の場合、支持部材16の耐久性が得られ易くなり、前記摺動面17の曲率半径が25mm以下の場合、支持部材16の材料費を削減することが可能となる。
支持部材16の有する摺動面17は、カーボン製であるため、支持部材16の有する摺動面17においてガラスストランドSの摺動が円滑に行われる。これにより、ガラスストランドSの損傷を抑制しながら、ガラスストランドSの張力を安定化させることが容易となる。
次に、ガラス繊維の巻取装置11を用いた製造例、及び比較例について説明する。
製造例では、図1及び図2に示されるガラス繊維の巻取装置11を用いて、ガラス繊維を製造することでケーキ20を得た。比較例では、図1及び図2に示されるガラス繊維の巻取装置11について、上述した振動抑制部15を省略した以外は、製造例と同様にガラス繊維を製造することでケーキを得た。
製造例及び比較例について、ケーキを30,000個製造した場合に、綾落ちが発生したケーキの個数をカウントし、ケーキの綾落ちの発生率を求めた。ケーキの綾落ちの発生率は、製造例では0.3%であり、比較例では4.1%であった。この結果から、上述した振動抑制部15の支持部材16は、ケーキの綾落ちを抑制する点で有利であることが分かる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)振動抑制部15の支持部材16は、トラバース13の移動方向に沿って延在するとともに、ガラスストランドSがトラバース13の往復移動に追従する際に、ガラスストランドSが継続して摺動される摺動面17を有している。この構成によれば、トラバース13からコレット14へ導かれるガラスストランドSの張力が安定化される。従って、ケーキ20の綾落ちを抑制することが容易となる。
(2)振動抑制部15の支持部材16が、第1支持部材16aと、第1支持部材16aの下流側において離間する第2支持部材16bとを備えている場合、トラバース13からコレット14へ導かれるガラスストランドSの張力がさらに安定化され易い。従って、ケーキ20の綾落ちをさらに抑制することが容易となる。
(3)振動抑制部15において、第1支持部材16aの有する第1摺動面17a及び第2支持部材16bの有する第2摺動面17bの少なくとも一方は、ガラスストランドS側に突出する曲面により構成されていることが好ましい。この場合、ガラスストランドSの損傷を抑制しながら、ガラスストランドSの張力を安定化させることが容易となる。
(4)振動抑制部15において、第1支持部材16aの有する第1摺動面17a及び第2支持部材16bの有する第2摺動面17bの少なくとも一方がガラスストランドS側に突出する曲面により構成されている場合、その曲面の曲率半径は、10mm以上、25mm以下の範囲であることが好ましい。この場合、振動抑制部15において、支持部材16の耐久性が得られ易くなり、その支持部材16の材料費を削減することが可能となる。
(5)振動抑制部15において、第1支持部材16aの有する第1摺動面17a及び第2支持部材16bの有する第2摺動面17bの少なくとも一方がカーボン製である場合、ガラスストランドSの損傷を抑制しながら、ガラスストランドSの張力を安定化させることが容易となる。
(6)振動抑制部15において、第1支持部材16aの有する第1摺動面17aと第2支持部材16bの有する第2摺動面17bとは、ガラスストランドSが第1支持部材16aと第2支持部材16bとの間を通過するとともにガラスストランドSが蛇行するように配置されている。この場合、ガラスストランドSの振動は、ガラスストランドSの両側から抑制されるため、トラバース13からコレット14へ導かれるガラスストランドSの張力がさらに安定化され易い。従って、ケーキ20の綾落ちをさらに抑制することが容易となる。
(7)振動抑制部15では、第1支持部材16a及び第2支持部材16bの少なくとも一方は、自由端を有していることが好ましい。このように自由端を有する支持部材16では、ガラスストランドSを支持部材16の自由端側から支持部材16に掛け回すことができる。このため、ガラスストランドSの巻き取りを開始する際や、巻き取り中のトラブルの対処の際の作業性も確保される。
(8)ガラス繊維の巻取装置11を用いたガラス繊維の製造方法は、振動抑制部15において、支持部材16の有する摺動面17に継続して摺動させたガラスストランドSをコレット14で巻き取る工程を備えている。この製造方法によれば、ギャザリングシュー12とトラバース13との間を通過するガラスストランドSの振動が抑制されるため、トラバース13からコレット14へ導かれるガラスストランドSの張力が安定化される。従って、ケーキ20の綾落ちを抑制することが容易となる。
(変更例)
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・振動抑制部15における第1支持部材16aの両端又は第2支持部材16bの両端は、固定端であってもよい。
・前記振動抑制部15において、第1支持部材16aの有する第1摺動面17aと第2支持部材16bの有する第2摺動面17bとは、ガラスストランドSが第1支持部材16aと第2支持部材16bとの間を通過するとともにガラスストランドSが蛇行するように配置されているが、次のように変更することもできる。すなわち、第1支持部材16aと第2支持部材16bとの間にガラスストランドSを通過させずに、第1支持部材16aと第2支持部材16bにガラスストランドSを支持させてもよい。
・振動抑制部15における第1支持部材16a及び第2支持部材16bの少なくとも一方は、例えば、金属製の芯材とカーボン製の被覆材と含む複合材料から構成されてもよい。この場合、支持部材の摺動面17をカーボン製の被覆材から構成することができる。なお、支持部材16がカーボン製である場合、補強繊維や充填剤が含有されていてもよい。
・振動抑制部15において、第1支持部材16a及び第2支持部材16bのいずれか一方は、省略されてもよい。また、振動抑制部15は、3つ以上の支持部材から構成されてもよい。
・振動抑制部15における第1支持部材16a及び第2支持部材16bは、回転不能に設けられているが、第1支持部材16a及び第2支持部材16bの少なくとも一方は、回転可能に設けられていてもよい。このような構成とすれば、第1支持部材16a及び第2支持部材16bとガラスストランドSとの摩擦力を軽減することができる。
・ガラス繊維の巻取装置11は、複数本のガラスストランドSを巻き取る巻取装置に変更されてもよい。この巻取装置では、振動抑制部15の支持部材の長さ寸法を調整することで、一つの支持部材に複数のガラスストランドSを支持させることができる。なお、振動抑制部15の支持部材16は、トラバース13の移動方向に沿って並設され、複数のガラスストランドSに対応した複数の支持部材から構成されてもよい。
・ギャザリングシュー12は、垂直方向を軸として90°回転した配置に変更されてもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記第1支持部材の有する前記第1摺動面と前記第2支持部材の有する前記第2摺動面とは、前記ガラスストランドが第1支持部材と第2支持部材との間を通過するとともに前記ガラスストランドが蛇行するように配置されているガラス繊維の巻取装置。
(ロ)前記支持部材として、自由端を有する支持部材を備えるガラス繊維の巻取装置。
(ハ)前記支持部材は、回転可能に構成されているガラス繊維の巻取装置。
11…巻取装置、12…ギャザリングシュー、13…トラバース、14…コレット、16…支持部材、16a…第1支持部材、16b…第2支持部材、17…摺動面、17a…第1摺動面、17b…第2摺動面、F…ガラスフィラメント、S…ガラスストランド。

Claims (6)

  1. 複数のガラスフィラメントを集束してガラスストランドを形成するギャザリングシューと、
    前記ガラスストランドを往復移動させるトラバースと、
    前記トラバースを通過した前記ガラスストランドを巻き取るコレットとを備えたガラス繊維の巻取装置であって、
    前記ギャザリングシューと前記トラバースとの間に設けられ、前記ガラスストランドを支持する支持部材を備え、
    前記支持部材は、
    前記トラバースの移動方向に沿って延在するとともに、
    前記ガラスストランドが前記トラバースの往復移動に追従する際に、前記ガラスストランドが継続して摺動される摺動面を有することを特徴とするガラス繊維の巻取装置。
  2. 前記支持部材は、第1支持部材と、前記第1支持部材の下流側において離間する第2支持部材とを備えている請求項1に記載のガラス繊維の巻取装置。
  3. 前記支持部材として、前記摺動面が前記ガラスストランド側に突出する曲面により構成された支持部材を備える請求項1又は請求項2に記載のガラス繊維の巻取装置。
  4. 前記曲面の曲率半径が10mm以上、25mm以下の範囲である請求項3に記載のガラス繊維の巻取装置。
  5. 前記支持部材として、前記摺動面がカーボン製である支持部材を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガラス繊維の巻取装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガラス繊維の巻取装置を用いたガラス繊維の製造方法であって、
    前記支持部材の有する前記摺動面に継続して摺動させた前記ガラスストランドを前記コレットで巻き取る工程を備えることを特徴とするガラス繊維の製造方法。
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