JP2015137222A - ガラス繊維の巻取装置及びガラス繊維の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラス繊維の巻取装置11は、ギャザリングシュー12とトラバース13との間に設けられ、ガラスストランドSを支持する支持部材16を備える。支持部材16は、トラバース13の移動方向に沿って延在するとともに、ガラスストランドSがトラバース13の往復移動に追従する際に、ガラスストランドSが継続して摺動される摺動面17を有する。ガラス繊維の製造方法は、支持部材16の有する摺動面17に継続して摺動させたガラスストランドSをコレット14で巻き取る工程を備える。
【選択図】図1
Description
この構成によれば、ギャザリングシューとトラバースとの間を通過するガラスストランドの振動は、第1支持部材の有する第1摺動面及び第2支持部材の有する第2摺動面によってさらに抑制されるため、トラバースからコレットへ導かれるガラスストランドの張力がさらに安定化され易い。
この構成によれば、ガラスストランド側に突出する曲面により、ガラスストランドの摺動が円滑に行われる。これにより、ガラスストランドの損傷を抑制しながら、ガラスストランドの張力を安定化させることが容易となる。
支持部材の有する摺動面の曲率半径が10mm以上の場合、支持部材の耐久性が得られ易くなり、また、前記摺動面の曲率半径が25mm以下の場合、支持部材の材料費を削減することが可能となる。
この構成によれば、支持部材の有する摺動面においてガラスストランドの摺動が円滑に行われるため、ガラスストランドの損傷を抑制しながら、ガラスストランドの張力を安定化させることが容易となる。
図1及び図2に示すように、ガラス繊維の巻取装置11は、複数のガラスフィラメントFを集束してガラスストランドSを形成するギャザリングシュー12と、そのガラスストランドSを往復移動させるトラバース13と、トラバース13を通過したガラスストランドSを巻き取るコレット14とを備えている。ギャザリングシュー12とトラバース13との間には、ガラスストランドSの振動を抑制する振動抑制部15が設けられている。振動抑制部15には、トラバース13の移動方向に沿って延在し、ガラスストランドSを支持する支持部材16が備えられている。支持部材16は、ガラスストランドSがトラバース13の往復移動に追従する際に、ガラスストランドSが継続して摺動される摺動面17を有している。
ガラス繊維の製造方法は、振動抑制部15において、第1支持部材16aの有する第1摺動面17a及び第2支持部材16bの有する第2摺動面17bに継続して摺動させたガラスストランドSをコレット14で巻き取る工程を備えている。すなわち、ギャザリングシュー12により集束されてなるガラスストランドSは、振動抑制部15を通過し、トラバース13へ導かれる。トラバース13を通過したガラスストランドSは、トラバース13の往復移動によってコレット14に綾掛けされながら巻き取られる。
製造例では、図1及び図2に示されるガラス繊維の巻取装置11を用いて、ガラス繊維を製造することでケーキ20を得た。比較例では、図1及び図2に示されるガラス繊維の巻取装置11について、上述した振動抑制部15を省略した以外は、製造例と同様にガラス繊維を製造することでケーキを得た。
(1)振動抑制部15の支持部材16は、トラバース13の移動方向に沿って延在するとともに、ガラスストランドSがトラバース13の往復移動に追従する際に、ガラスストランドSが継続して摺動される摺動面17を有している。この構成によれば、トラバース13からコレット14へ導かれるガラスストランドSの張力が安定化される。従って、ケーキ20の綾落ちを抑制することが容易となる。
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・振動抑制部15における第1支持部材16aの両端又は第2支持部材16bの両端は、固定端であってもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(ハ)前記支持部材は、回転可能に構成されているガラス繊維の巻取装置。
Claims (6)
- 複数のガラスフィラメントを集束してガラスストランドを形成するギャザリングシューと、
前記ガラスストランドを往復移動させるトラバースと、
前記トラバースを通過した前記ガラスストランドを巻き取るコレットとを備えたガラス繊維の巻取装置であって、
前記ギャザリングシューと前記トラバースとの間に設けられ、前記ガラスストランドを支持する支持部材を備え、
前記支持部材は、
前記トラバースの移動方向に沿って延在するとともに、
前記ガラスストランドが前記トラバースの往復移動に追従する際に、前記ガラスストランドが継続して摺動される摺動面を有することを特徴とするガラス繊維の巻取装置。 - 前記支持部材は、第1支持部材と、前記第1支持部材の下流側において離間する第2支持部材とを備えている請求項1に記載のガラス繊維の巻取装置。
- 前記支持部材として、前記摺動面が前記ガラスストランド側に突出する曲面により構成された支持部材を備える請求項1又は請求項2に記載のガラス繊維の巻取装置。
- 前記曲面の曲率半径が10mm以上、25mm以下の範囲である請求項3に記載のガラス繊維の巻取装置。
- 前記支持部材として、前記摺動面がカーボン製である支持部材を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガラス繊維の巻取装置。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガラス繊維の巻取装置を用いたガラス繊維の製造方法であって、
前記支持部材の有する前記摺動面に継続して摺動させた前記ガラスストランドを前記コレットで巻き取る工程を備えることを特徴とするガラス繊維の製造方法。
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JP2014011657A JP2015137222A (ja) | 2014-01-24 | 2014-01-24 | ガラス繊維の巻取装置及びガラス繊維の製造方法 |
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