JP2015136517A - 遊技機用装飾体の形成方法 - Google Patents

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【課題】
複雑な装飾体の凹凸を正確かつ迅速に形成する事により、遊技機の装飾を効率的に行うと同時に、大胆な装飾体のデザインを可能としてユーザの遊戯性を高めることを可能とした遊技機用装飾体の形成方法を提供する。
【解決手段】
遊技機に設置する装飾体を形成する方法であって、蒸着フィルムを順次配置するフィルム配置工程と、装飾体を形成する装飾体形成工程と、形成された装飾体の凹部に透明な樹脂材を塗布する樹脂材塗布工程と、塗布された樹脂材を装飾体に乾燥定着させる樹脂定着工程とからなる構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機に装着する装飾体を形成するための方法に関し、特に、複雑な装飾体の凹凸を正確かつ迅速に形成する事により、遊技機の装飾を効率的に行うと同時に、大胆な装飾体のデザインを可能としてユーザの遊戯性を高めることが出来る遊技機用装飾体の形成方法に関する。
従来より、遊技機に装着する文字やイラスト、キャラクターをあしらった装飾体が数多く存在しており、遊技機の種類やテーマに応じた様々な装飾体が製造されて使用されている。特に、凹凸が激しく遊技機内部の光源から照射される光によって複雑な装飾的効果を発揮するデザイン性に優れた装飾体が数多く開発されている。
遊技機に装着される装飾体は、通常、筐体とは別工程で製造され、筐体を形成した後に取り付けることが多く行われている。装飾体は、そのデザイン性や装飾性は遊技機にユーザが感じる遊戯性に大きく影響するため、遊技機の構成上重要な要素であり、これを充実させるための方法として様々な技術が開発されている。
例えば、特開2004−1334号では、箔を固定させた後に印刷を行うことができ、箔の色に多様な色調を施すことが可能な遊技機の装飾表示方法として、透光性を有する基材の裏面に透明な印刷インクを用いてシルクスクリーン印刷し、その表示部分の上から箔をロール転写することにより、印刷された表示部分にのみ箔を固定させる技術が開示されている。
この技術によれば、遊技機の装飾が豊かになり、容易にデザイン性が高く遊戯性の高い遊技機の装飾を行う事が可能となるが、印刷による方法であることから二次元的な装飾を行うことが出来るにとどまり、立体的装飾デザイン性が発揮する高い遊戯性を得ることが出来ないという問題点があった。
遊技機に装着する装飾体は、前述のように、近年では遊戯性を高めるために装飾体のデザインを立体的にして、デザイン性に優れた装飾体を構成して遊技機に装着することが広く行われている。数多くの遊技機に使用されることから効率的に大量生産が可能であることが要求されるが、装飾体の凹凸状のデザインは、高い遊戯性をユーザに感じさせる形状になるに従って複雑となる傾向があり、加工の困難性も高くなる。
このような問題点を解消するための技術として、例えば、特開2004−159917号では、遊技機の装飾部品の前面と背面の位置関係を考慮して、相互に対応する模様を形成する方法として、レーザー照射により塗装を除去することで遊技機の装飾部品に模様を形成する技術が開示されている。
この技術によると、装飾部品は透明樹脂を挟んで塗装が施されており、背面側の図柄は前面の図柄を縮小したものとなっているため、この方法を用いる事により、平板の装飾部品を立体的に見せることが可能となる。しかしながら、レーザー光の照射による模様の切削形成を行うためのコストは莫大なものであり、また、装飾部品の形状によってはレーザー光が乱反射して正確に削ることが出来ないという問題があり、デザインが発揮する高い遊戯性を容易に得ることが出来るとは言えなかった。
近年の遊技機は構造や仕様が複雑になっているため、それに見合う程度の遊戯性を高めた装飾が施されることが要求される。そこで、デザイン性の高い立体的装飾により遊戯性を得るため、遊技機に設置する装飾体の立体的形状を容易に構成可能とする遊技機用装飾体の形成方法の開発が望まれていた。
特開2004−1334号公報 特開2004−159917号公報
本発明は上記問題を解決するために、遊技機に装着する装飾体を形成するための方法であって、特に、複雑な装飾体の凹凸を正確かつ迅速に形成する事により、遊技機の装飾を効率的に行うと同時に、大胆な装飾体のデザインを可能としてユーザの遊戯性を高めることを可能とした遊技機用装飾体の形成方法に関する。
上記の目的を達成するために本発明に係る遊技機用装飾体の形成方法は、遊技機に設置する装飾体を形成する方法であって、前記方法は、蒸着フィルムを順次配置するフィルム配置工程と、装飾体を形成する装飾体形成工程と、形成された装飾体の凹部に透明な樹脂材を塗布する樹脂材塗布工程と、塗布された樹脂材を装飾体に乾燥定着させる樹脂定着工程とからなる構成である。
また、前記蒸着フィルムは、透明部材からなるとともに、装飾体形成工程における装飾体形成処理後の凸部となる面が非透明部材で着色されている構成である。
また、前記装飾体形成工程は、圧空形成手段または真空形成手段からなる構成である。
更に、前記遊技機用装飾体の形成方法は、さらに装飾体の凸部側をレーザー光によって表面に装飾を切削する切削装飾工程を設けた構成でもある。
本発明は、上記詳述した通りの構成であるので、以下のような効果がある。
1.装飾体形成工程によって形成処理が施された後の蒸着フィルムの凹部に透明な樹脂材を塗布して乾燥定着させるため、補強部材としての樹脂材を予め塗布して装飾体を形成するのと比較して強度が増すとともに、変形された蒸着フィルムの形状と関係なく全面に塗布する樹脂材の厚みを均一に塗布出来るため、強度も保てるとともに、透光率が均一化されてムラの無い電飾効果を得ることが可能となる。
2.透明部材からなる蒸着フィルムの装飾体形成処理後の凸部となる面が非透明部材で着色されているため、着色部分を剥離等することで容易に透光部分を形成でき、従来より簡単に模様を形成することが可能となる。
3.装飾体形成工程を、圧空形成手段または真空形成手段としたため、容易かつ正確に装飾体を形成することが可能となる。
4.装飾体の凸部側をレーザー光によって表面に装飾を切削するため、容易に立体的形状からなる装飾体に透光部となる装飾を施すことが可能となる。また、予め切削する凸部となる面に非透明部材で着色してあるため、レーザー光の不要な乱反射が起こりにくく、正確に装飾を切削することが出来る。
以下、本発明に係る遊技機用装飾体の形成方法を、図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る遊技機用装飾体の形成方法のフロー図であり、図2は、形成中の遊技機用装飾体の側面断面図である。
本発明の遊技機用装飾体の形成方法は、フィルム配置工程10と、装飾体形成工程20と、樹脂材塗布工程30と、樹脂定着工程40とからなり、遊技機に装着する立体形状からなる装飾体100を効率よく形成するための形成方法である。
フィルム配置工程10は、図1に示すように、装飾体100の基礎となる平板状の蒸着フィルム110を立体的に形成するための機器に順次配送設置される工程である。本実施例では、平板状の蒸着フィルム110が装飾体100の形成に必要な大きさ、形状に構成された状態で装飾体形成工程20へと順次配送設置される。蒸着フィルム110は、本実施例ではプラスチック製の基板にアルミニウム等を蒸着したものであるが、基板の材質はこれに限定されることはなく、広く樹脂製素材を選択して使用することが可能である。
蒸着フィルム110は、本実施例では透光性を有する透明部材から構成されている。また、後述の装飾体形成工程20で施される装飾体100の形成処理後に凸部となる面が非透明部材で着色された構成である。すなわち、アルミニウム等を蒸着する面に非透明であって透光性を有しない層が設けられているため、この層を切削することで透光部を形成することが可能となり、遊技機へ装飾体100を設置して裏から光を照射すると、切削した模様が光って浮かび上がる事となり、装飾性の豊かな立体的形状を構成する。
装飾体形成工程20は、図1に示すように、装飾体100を形成する工程である。すなわち、フィルム配置工程10から順次配備される平板状の蒸着フィルム110を立体的に形成する工程であり、この工程を経ることにより、装飾体として遊技機に設置可能な形状に構成する。
装飾体形成工程20は、本実施例では、圧空形成手段22または真空形成手段24からなる構成である。圧空形成手段22および真空形成手段24は、加熱することにより軟化した蒸着フィルム110に空気圧をかけることによりフィルムを引き伸ばして型200に密着させて成形する方法である。
このうち、圧空形成手段22は、図2に示すように、蒸着フィルム110に圧縮空気をかけて型200に押し当てることで成形される。
一方、真空形成手段24は、蒸着フィルム110の凸部となる面(アルミニウムが蒸着され、透光性を有しない層が設けられている面)に型200を設置するとともに型200の凹みと蒸着フィルム110で形成される空間の空気を抜くことにより、蒸着フィルム110が型200に吸い寄せられて密着し成形される。
圧空形成手段22は、その構造上、蒸着フィルム110に対して均一に空圧をかけないと、装飾体100の形成にムラが生じる虞がある。また、真空形成手段24は、その構造上、外気圧以上の圧力を蒸着フィルム110にかけることは出来ないため、この方法によると装飾体100の形成が不十分になる虞がある。このため、本実施例では、圧空形成手段22と真空形成手段24を併用し、真空形成手段24によって蒸着フィルム110を吸引形成するとともに圧空形成手段22によって空圧形成を行って、確実な立体的形状からなる装飾体100を構成することとしている。
樹脂材塗布工程30は、図1に示すように、装飾体形成工程20によって形成された装飾体100の凹部に透明な樹脂材を塗布する工程である。装飾体形成工程20によって形成された立体的形状からなる装飾体100は、プラスチック等を変形した構成であるため、強度が足りずに破損する虞がある。また、装飾体形成工程20による蒸着フィルム110の成形の前に、成形後に凹部となる面に予め樹脂材からなる層を貼付しておき、これを装飾体形成工程20によって成形することによって強度を保つことも考えられるが、成形後、蒸着フィルム110の場所によって厚みにむらが生じる虞があり、必ずしも均一の高い強度を確保することが出来るとは言えなかった。
この問題を解消するため、本実施例では、樹脂材塗布工程30において、装飾体形成工程20による形成後に、成形された装飾体100の凹部に透明な樹脂材を塗布する事としている。これにより、蒸着フィルム110の形状または厚さの違いによって派生していた強度のムラが生じにくくなり、より確実に均質な立体的形状からなる装飾体100を構成することが可能となった。
塗布する樹脂材は、本実施例では、エポキシ等を利用する事としているが、これに限定されることはなく、強度を確保できるものであれば、任意に選択する事が可能である。また、塗布する厚みは、本実施例では約0.5mmとしているが、この厚みに限定されることはなく、強度を保つことが可能な厚みから透光性を阻害しない程度の厚みまで、装飾に応じて変更する事が可能である。
樹脂定着工程40は、図1に示すように、塗布した樹脂材を装飾体100に乾燥定着させる工程である。樹脂材を早期に定着させないと、成形した蒸着フィルム110が早々に変形する虞が考えられる。樹脂材を乾燥させる工程を組み込むことにより、早期に塗布した樹脂材が乾燥定着し、安定した立体的形状からなる装飾体100を形成することが可能となる。
遊技機用装飾体の形成方法は、切削装飾工程50を設けることが可能である。切削装飾工程50は、装飾体100の凸部側の表面にレーザー光によって装飾を切削する工程である。蒸着フィルム110からなる立体的形状からなる装飾体100は、前述のように、装飾体100の形成処理後に凸部となる面が非透明部材で着色されている。アルミニウム等を蒸着する面に透光性を有しない層が設けられているため、この層を切削することにより透光部を容易に形成することが可能となる。これにより、装飾性の豊かな立体的形状からなる装飾体100を形成することが可能となる。
本発明に係る遊技機用装飾体の形成方法のフロー図 形成中の遊技機用装飾体の側面断面図
10 フィルム配置工程
20 装飾体形成工程
22 圧空形成手段
24 真空形成手段
30 樹脂材塗布工程
40 樹脂定着工程
50 切削装飾工程
100 装飾体
110 蒸着フィルム
200 型

Claims (4)

  1. 遊技機に設置する装飾体を形成する方法において、
    前記方法は、蒸着フィルムを順次配置するフィルム配置工程と、装飾体を形成する装飾体形成工程と、形成された装飾体の凹部に透明な樹脂材を塗布する樹脂材塗布工程と、塗布された樹脂材を装飾体に乾燥定着させる樹脂定着工程とからなることを特徴とする遊技機用装飾体の形成方法。
  2. 前記蒸着フィルムは、透明部材からなるとともに、装飾体形成工程における装飾体形成処理後の凸部となる面が非透明部材で着色されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機用装飾体の形成方法。
  3. 前記装飾体形成工程は、圧空形成手段または真空形成手段からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の遊技機用装飾体の形成方法。
  4. 前記遊技機用装飾体の形成方法は、さらに装飾体の凸部側をレーザー光によって表面に装飾を切削する切削装飾工程を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の遊技機用装飾体の形成方法。
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