JP2015136351A - 殺菌装置 - Google Patents

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昌 藤川
Akira Fujikawa
昌 藤川
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Abstract

【課題】冷却水を無駄なく効率的に使用できるレトルトパウチ食品用の殺菌装置を提供すること。
【解決手段】上部に開口215を有するチャンバー210と、開口215を密閉する開閉可能な蓋220とで構成される圧力容器200と、チャンバー210内に水を供給する給水手段300と、チャンバー210内の水を加熱して高圧蒸気を生じさせる加熱手段400と、チャンバー210内の水及び高圧蒸気を排出する排水手段500と、排水手段500と給水手段400との間に接続されるとともに、排水手段500によって排出される高圧蒸気及び水を給水手段400に戻す循環手段600と、を備えて構成される殺菌装置10であって、循環手段600は、ポンプ620と熱交換器630とを備え、排水手段500によって排出される水及び高圧蒸気を冷却して給水手段300へ戻すことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般にオートクレーブとも呼ばれる殺菌装置、特に、高圧蒸気を用いて缶詰やレトルトパウチ食品を加熱することによって殺菌処理を行う殺菌装置に関する。
レトルトパウチ食品の殺菌処理を行う場合、プラスチックフィルムもしくは金属箔又はこれらを多層に合わせたものを袋状に形成した容器に調整した食品を詰め、熱溶融によって密閉し、その後密閉容器を圧力容器内に配置し、圧力容器内において加熱した高圧蒸気を発生、或いは噴射することによって高温・高圧の蒸気で密閉容器を加熱する。これにより、内部に封入された食品素材の殺菌処理を行うことができる。
こうしたレトルトパウチ食品を殺菌処理するための殺菌装置においては、殺菌処理を行った後に、圧力容器内に十分な冷却水を導入することによって密閉容器を冷却する。密閉容器を十分に冷却すれば、食品の鮮度や品質を維持しやすくなるため、殺菌装置において各種の冷却方法が開発されている。
例えば、下記特許文献1(特開2012−223106号公報)には、高温の循環水を殺菌槽内の被殺菌物に噴射することによって被殺菌物を加熱殺菌し、加熱殺菌が終了すると冷却用水を最初は連続的に供給しながら被殺菌物を冷却し、続いて冷却用水を間欠的に供給しながら冷却し、さらに、冷却用水の供給量をさらに少なくして冷却するといった工程を経ることによって所望の冷却効果を得ようとする加熱殺菌装置が開示されている。
また、下記特許文献2(特開2004−275025号公報)には、冷却工程を短縮することを目的として、レトルトパウチ食品を内部に収容するチャンバーの上部に給水手段の給水口とオーバーフロー管を接続し、レトルトパウチ食品の冷却工程時には給水手段によってチャンバー内の上部まで給水することによってレトルトパウチ食品を完全に水没させ、効率的に冷却する殺菌装置が開示されている。
特開2012−223106号公報 特開2004−275025号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された殺菌装置は大型の装置であり、殺菌槽に付属する給水系統や排水系統、及び循環系統は大規模な装置になってしまうという問題があった。また、上記特許文献2に開示された殺菌装置は小型である一方で、食品を冷却するのに必要な大量の冷却水がそのまま排出されてしまうという問題があった。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、レトルトパウチ食品の殺菌処理を行うための殺菌装置であって、冷却処理時の冷却水を無駄なく効率的に使用することのできるものを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の殺菌装置は、上部に開口を有するチャンバーと、前記開口を密閉する開閉可能な蓋とで構成される圧力容器と、前記チャンバー内に水を供給する給水手段と、前記チャンバー内の水を加熱して高圧蒸気を生じさせる加熱手段と、前記チャンバー内の水及び高圧蒸気を排出する排水手段と、前記排水手段と前記給水手段との間に接続されるとともに、前記排水手段によって排出される高圧蒸気及び水を前記給水手段に戻す循環手段と、を備えて構成される殺菌装置であって、前記循環手段は、ポンプと熱交換器とを備え、前記排水手段によって排出される水及び高圧蒸気を冷却して前記給水手段へ戻すことを特徴とする。
上記殺菌装置の発明によれば、レトルトパウチ食品の冷却処理時に、排水手段によって排出される水をポンプによって取り込み、熱交換器によって冷却してから給水手段へ戻すので、冷却用の水を循環させて使用することができ、冷却用の水を無駄なく効率的に使用でき経済的である。
また、上記殺菌装置の発明の一態様においては、前記排水手段が、前記チャンバー上部に接続されたオーバーフロー管を備えており、前記循環手段は、前記オーバーフロー管から排出される高圧蒸気及び水を冷却して前記給水手段へ戻すことを特徴とする。
上記殺菌装置の発明の一態様によれば、冷却用の水の排水を行うためのオーバーフロー管がチャンバー上部に接続されているので、冷却時にはチャンバー内に冷却用の水が貯留された状態となる。従って、レトルトパウチ食品が冷却水に完全に水没した状態となり、レトルトパウチ食品の熱を冷却水が効率よく吸収することができるようになる。
また、上記殺菌装置の発明の一態様においては、前記排水手段が、前記チャンバー底部に接続されるとともにオーバーフロー管に合流される排水管と、前記排水管に設けられた電磁弁とを備えており、前記循環手段は、前記オーバーフロー管と前記排水管との合流地点よりも下流側に接続され、前記殺菌装置の冷却処理時には、前記電磁弁は閉状態をとることにより、前記チャンバー内を冷却水で満たした状態を維持し、前記殺菌装置の排水処理時には、前記電磁弁は開状態をとることにより、前記チャンバー内の冷却水を排出することを特徴とする。
上記殺菌装置の発明の一態様によれば、排水手段がチャンバー底部に接続された排水管とチャンバー上部に接続されたオーバーフロー管の2つの管路から構成され、冷却時にはチャンバー上部のみからの排水を行うようにしたためレトルトパウチ食品をチャンバー内にて冷却水に完全に水没させて効率的に冷却することができ、排水時にはチャンバー底部からの排水が可能であるので、冷却水を速やかに排水することが可能となる。
また、上記殺菌装置の一態様においては、前記排水手段にはストレーナが設けられており、前記ストレーナは、前記排水手段の、前記循環管との接続地点よりも上流側に設けられることを特徴とする。
上記殺菌装置の発明の一態様によれば、排水手段のストレーナが循環管との接続地点よりも上流側に設けられているので、チャンバー内から排水手段を介して流れてきた異物が循環管を通して再度チャンバーへ戻らないようにすることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の殺菌装置においては、冷却処理時に排出される冷却水を循環させることにより、冷却水を無駄なく効率的に使用することができるようになる。
実施形態の殺菌装置の構造図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の殺菌装置の一例を説明するものであって、本発明をこの殺菌装置に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された他の形態の殺菌装置にも等しく適用されるべきものである。
殺菌装置10は、制御ユニット100、圧力容器200、給水手段300、加熱手段400、排水手段500、循環手段600を備えて構成される。
制御ユニット100は、以下に説明する殺菌装置10の各部に設けられたセンサ(チャンバー内温度センサ250、圧力センサ262、流量センサ350、排水温度センサ511)等の出力に基づいて殺菌装置10を構成する各部の動作を制御・統括する。
圧力容器200は、チャンバー210、蓋220、ヒンジ230、籠240、チャンバー内温度センサ250、安全装置260を備えて構成される。チャンバー210は、上部に開口215を備えた有底円筒形の耐圧性金属製容器である。チャンバー210の形状は円筒形に限定されないが、耐圧性を考えると円筒形が好ましい。チャンバー210の容量は、本実施形態では75Lであるが、本発明はこれに限定されない。チャンバー210の開口215にはヒンジ230により蓋220が開閉可能に取付けられている。蓋220を開いた際にはチャンバー210の開口215を通してレトルトパウチ食品をチャンバー210の内部に導入することができ、蓋220を閉じた状態のときにはチャンバー210内を密閉し、後述する殺菌処理を実施することができる。
籠240は、金属製の網状材料或いは線材を籠状に組み立てることによって形成されていて、上部には使用者が持ちやすいように取っ手が設けられている。この籠240にはレトルトパウチ食品を複数個整列させて載置することができる。この籠240にレトルトパウチ食品を整列して載置させた状態で開口215からチャンバー210の内部に導入する。これによりレトルトパウチ食品同士の間に隙間が形成されることになり、殺菌処理及び冷却処理の際に高圧蒸気及び冷却水が各レトルトパウチ食品に十分に到達可能となる。
チャンバー210の内部にはチャンバー内温度センサ250が設けられる。チャンバー内温度センサ250は、例えばサーミスター等を含んで構成されており、これによって検出されたチャンバー210内の温度情報は制御ユニット100に出力される。
安全装置260は、チャンバー210の内壁に接続された圧力検出管261、圧力検出管261に設けられた圧力センサ262、圧力検出管261の先端部分に設けられた圧力安全弁263を備えて構成される。圧力検出管261内部とチャンバー210内部の圧力は基本的に同一である。圧力センサ262によって検出されるチャンバー210内部の圧力が所定値を超えた場合には、圧力安全弁263が開き、チャンバー210内部の気体、例えば高圧蒸気等を外部に逃がし、これによってチャンバー210内部の圧力を所定値以下に維持できる。
給水手段300は、給水口310、給水管320、逆止弁330、電磁弁340、流量センサ350を備えて構成される。給水口310はチャンバー210内側上部に下方へ向けて設けられる。給水管320は給水口310と上水道とを接続しており、チャンバー210内に必要に応じて加熱するため或いは冷却するための水を供給する。給水管320には、給水口310側から逆止弁330、電磁弁340、流量センサ350が設けられており、逆止弁330はチャンバー210内の水圧が高くなった場合に給水管320を逆流して上水道へ流入することを防止するものである。電磁弁340は制御ユニット100の指令に基づいて上水道から給水管320を通してチャンバー210内への水の供給、停止を行う。なお、電磁弁340に代えて電動弁を用い、チャンバー210内へ供給する水の量を細かく調節できるようにしてもよい。流量センサ350は給水管320を通過してチャンバー210内へ供給される水の流量を継続的に検出し制御ユニット100に出力する。
加熱手段400はチャンバー210の底部に設けられる。加熱手段400は、チャンバー210内の水を直接加熱することによって高圧蒸気を発生させるためのもので、例えばシーズヒータ等のヒータの形をとる。
排水手段500は、オーバーフロー管510、排水管520、給気機構530を備えて構成される。オーバーフロー管510は、チャンバー210の上部に接続されるとともに排水管520に接続され、チャンバー210内の所定水位を超えた水を排出したり、チャンバー210内に滞留した高圧蒸気を排気したりする。オーバーフロー管510には排水温度センサ511が設けられ、排水温度を検出して制御ユニット100に出力する。さらに、オーバーフロー管510にはオーバーフロー電磁弁512が設けられており、チャンバー210からの水、高圧蒸気の排出、停止を行う。このオーバーフロー管510によって、給水手段300からの給水が何らかの原因で停止しないような場合でも、所定水位を超えれば排水することが可能となる。
排水管520はチャンバー210の底部に接続される。排水管520には電磁弁521が設けられる。この電磁弁521は、冷却処理の際には閉状態をとり、それによってチャンバー210内が冷却水で満たされ、レトルトパウチ食品は完全に冷却水に水没した状態となり、十分に冷却を行うことができるようになる。また、電磁弁521は、排水処理の際には開状態となり、チャンバー210内に貯留された水を排水管520へ容易に排出することができる。さらに、排水管520にはストレーナ522が設けられ、チャンバー210内でレトルトパウチ食品が破裂した場合に冷却水に混入する異物、或いは他の原因で発生した異物を除去するために使用される。ストレーナ522が設けられることによって異物が循環手段600を通して給水手段300に戻されてしまうことを防止できる。ストレーナ522は、排水管520の、循環管610との接続地点よりも上流側に設けられる。ストレーナ522は、好適には、排水管520の、オーバーフロー管510との合流地点よりも上流側、より好適には、電磁弁521と同一箇所に設けられてもよい。また、ストレーナ522は、オーバーフロー管510に設けられていてもよい。
給気機構530は、空気供給管531、逆止弁532、電磁弁533、コンプレッサ534を備えて構成される。空気供給管531は、チャンバー210の内壁の、上記圧力検出管162が接続された位置よりも高い位置に接続されている。逆止弁532は、チャンバー210内の高圧蒸気が空気供給管531を逆流して外部に流出したり給気機構530に損傷を与えたりしないようにするものである。電磁弁533は空気供給管531を通じてチャンバー210内へのコンプレッサ534からの圧縮空気の供給を実施したり停止したりさせるためのものである。コンプレッサ534は制御ユニット100からの指示に基づいて排水時に圧縮空気を発生させ、この圧縮空気を、空気供給管531を通じてチャンバー210内に供給し、これによって排水の速度を速めることが可能となる。
循環手段600は、循環管610、ポンプ620、熱交換器630を備えて構成される。循環管610は、排水手段500と給水手段300との間に接続される。具体的には、循環管610は、オーバーフロー管510と排水管520との合流地点よりも下流側と給水管320の逆止弁330の下流側とに接続される。循環管610にはポンプ620が設けられ、オーバーフロー管510や排水管520を通じて排出された水や高圧蒸気の一部或いはすべてを給水管320に戻す。また、循環管610には熱交換器630が設けられる。熱交換器630は、例えばラジエータ等の放熱装置を有しており、チャンバー210から排出された熱水を冷却する。
次に、本実施形態の殺菌装置10におけるレトルトパウチ食品の殺菌処理、冷却処理、及び排水処理について説明する。まず、圧力容器200の蓋220を開け、殺菌処理が必要なレトルトパウチ食品を載置した籠220をチャンバー210内部に挿入し、蓋220を閉じて内部を密閉する。
[殺菌処理]
殺菌装置10はユーザの指示に基づいて殺菌処理を開始する。殺菌装置10には図示しない操作入力部が設けられており、ユーザがこの操作入力部を操作することによって殺菌処理が開始される。具体的には、制御ユニット100からの指示に基づいて給水手段300の電磁弁340が開き、上水道から殺菌処理用の水を、給水管320を通じて給水口310よりチャンバー210内に供給する。制御ユニット100は流量センサ350の出力を監視しつつ、チャンバー210内に所定量の殺菌処理用の水が貯留されるようにし、所定量の水が貯留されると給水手段300の電磁弁340を閉状態にして上水道からの水の供給を停止する。
次いで、制御ユニット100は加熱手段400に対する通電を開始し、チャンバー210内の殺菌処理用の水を加熱し、高圧蒸気を生じさせる。制御ユニット100は、チャンバー内温度センサ250や圧力センサ262の出力を監視しつつ加熱手段400に対する通電を制御し、また必要に応じて給水手段300の電磁弁340を開いて上水道からの水を供給したり、オーバーフロー電磁弁512を開いて排気を行ったり、さらには圧力安全弁263を開いて高圧蒸気を排出したりすることによってチャンバー210内を所定温度、所定圧力に維持し、チャンバー210内部に配置されたレトルトパウチ食品の殺菌処理を行う。
[冷却処理]
次いで、殺菌装置10は冷却処理を開始する。具体的には、制御ユニット100の指示に基づいて加熱手段400に対する通電を停止するとともに給水手段300の電磁弁340を開いて上水道から給水管320、給水口310を通してチャンバー210内に冷却用の水を供給する。同時に、排水管520の電磁弁521は閉じたままでオーバーフロー管510に設けられたオーバーフロー電磁弁512を開く。すると、チャンバー210内には給水口310から供給された冷却水が貯留されてゆき、同時にチャンバー210内の高圧蒸気はオーバーフロー管510を通じて排出される。なお、チャンバー210内の高圧蒸気と冷却水は、必ずしも分離されているわけではなく混合されている場合もある。
そのまま給水口310から冷却水を供給し続けると、チャンバー210内に貯留された冷却水がオーバーフロー管510の水位に達し、オーバーフロー管510を通じて排出されようになる。このとき、加熱されたレトルトパウチ食品は冷却水に完全に水没した状態であり、レトルトパウチ食品の熱を冷却水が効率よく吸収することができる。また、給水口310が下方を向くように設けられているため、給水口310からチャンバー210内に供給された冷却水はチャンバー内を循環してからオーバーフロー管510によって排出されるため、冷却効果を高めることができる。
チャンバー210内の高圧蒸気及び冷却水がオーバーフロー管510を通して排出されるようになると、制御ユニット100は、循環手段600のポンプ620を動作させ、オーバーフロー管510を通じて排出された高圧蒸気及び冷却水を、循環管610へ取り込む。循環管610に取り込まれた高圧蒸気及び冷却水は熱交換器630によって冷却され、再度給水管320に戻され、給水口310を通じてチャンバー210内へ冷却水として供給される。この際、制御ユニット100は、チャンバー内温度センサ250、排水温度センサ511、圧力センサ262の出力に基づいてポンプの動作を制御することで給水管320へ戻す冷却水の量を調節する。
[排水処理]
冷却処理が進み、チャンバー内温度センサ250によって検出されるチャンバー内温度が所定値以下になると、制御ユニット100は、給水手段300の電磁弁340を閉じるとともにポンプ620を停止することによってチャンバー210への冷却水の供給を停止する。また、制御ユニット100は、排水手段500の電磁弁521を開き、同時に給気機構530のコンプレッサ534を動作させ、電磁弁533を開くことによってチャンバー210内に空気を供給し、チャンバー210内の水の排出を迅速に行い、チャンバー210内のすべての水は排水管520を通じて排出され、冷却処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態の殺菌装置10によれば、レトルトパウチ食品の殺菌処理後に行われる冷却処理時に、オーバーフロー管510から排出される高圧蒸気及び冷却水をポンプ620によって取り込み、熱交換器630によって冷却してから給水管320に戻して再度冷却水として使用している。従って、冷却時に必要な大量の水を循環させて使用させることができるので、冷却用の水を無駄なく効率的に使用でき、経済的である。
10 殺菌装置
100 制御ユニット
200 圧力容器
210 チャンバー
215 開口
220 蓋
230 ヒンジ
240 籠
250 チャンバー内温度センサ
260 安全装置
261 圧力検出管
262 圧力センサ
263 圧力安全弁
300 給水手段
310 給水口
320 給水管
330 逆止弁
340 電磁弁
350 流量センサ
400 加熱手段
500 排出手段
510 オーバーフロー管
511 排水温度センサ
512 オーバーフロー電磁弁
520 排水管
521 電磁弁
522 ストレーナ
530 給気機構
531 空気供給管
532 逆止弁
533 電磁弁
534 コンプレッサ
600 循環手段
610 循環管
620 ポンプ
630 熱交換器

Claims (4)

  1. 上部に開口を有するチャンバーと、前記開口を密閉する開閉可能な蓋とで構成される圧力容器と、
    前記チャンバー内に水を供給する給水手段と、
    前記チャンバー内の水を加熱して高圧蒸気を生じさせる加熱手段と、
    前記チャンバー内の水及び高圧蒸気を排出する排水手段と、
    前記排水手段と前記給水手段との間に接続されるとともに、前記排水手段によって排出される高圧蒸気及び水を前記給水手段に戻す循環手段と、を備えて構成される殺菌装置であって、
    前記循環手段は、ポンプと熱交換器とを備え、前記排水手段によって排出される水及び高圧蒸気を冷却して前記給水手段へ戻す、殺菌装置。
  2. 前記排水手段が、前記チャンバー上部に接続されたオーバーフロー管を備えており、前記循環手段は、前記オーバーフロー管から排出される高圧蒸気及び水を冷却して前記給水手段へ戻す、請求項1に記載の殺菌装置。
  3. 前記排水手段が、前記チャンバー底部に接続されるとともにオーバーフロー管に合流される排水管と、前記排水管に設けられた電磁弁とを備えており、前記循環手段は、前記オーバーフロー管と前記排水管との合流地点よりも下流側に接続され、前記殺菌装置の冷却処理時には、前記電磁弁は閉状態をとることにより、前記チャンバー内を冷却水で満たした状態を維持し、前記殺菌装置の排水処理時には、前記電磁弁は開状態をとることにより、前記チャンバー内の冷却水を排出する、請求項2に記載の殺菌装置。
  4. 前記排水手段にはストレーナが設けられており、前記ストレーナは、前記排水手段の、前記循環管との接続地点よりも上流側に設けられる、請求項3に記載の殺菌装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05309125A (ja) * 1991-02-04 1993-11-22 House Foods Corp レトルト殺菌機
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