JP2015132758A - 画像投影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作部照明用の専用の光源やその光源の駆動用の電気回路を設けずに操作部を照明でき、しかも操作部の操作性を向上できる十分な照度を得ることができる。【解決手段】光源21と、光源21からの光を画像信号に応じて透過又は反射させて変調する光変調素子のDMD33と、DMD33によって変調して生成された表示画像光を投影面のスクリーン200に投影する投影手段の投影部40とを備え、DMD33は、光源21からの光から生成された表示画像光を投影部40に向けて出射する第1状態と、光源21からの光では表示画像光を生成せずに光源21からの光を投影部40の外部に出射する第2状態とを有し、第2状態のときの光源21からの光を操作部の操作スイッチ部50に導光する導光手段の第1導光部材91及び第2導光部材92を備えている。【選択図】図6
Description
本発明は、画像を投影面のスクリーン上に投影する画像投影装置に関する。
この種の画像投影装置として、パソコンやビデオカメラ等から入力される映像信号に応じて変調する光変調素子を用いて表示画像光を生成し、その表示画像光をスクリーン上に投影表示するものが知られている。光変調素子としては、液晶ライトバルブやデジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device、以下DMD(登録商標)という)が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
液晶ライトバルブは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネルで構成され、映像信号回路から送られてくる映像信号に応じて液晶で表示画像を生成する。液晶ライトバルブには、光源からの光が液晶パネルを透過することによって変調する透過型と、光源からの光を液晶パネルで反射することによって変調する反射型とがある。いずれの液晶ライトバルブでも、映像信号に応じて生成された表示画像光が出射される。
DMDは、シリコン等の半導体上に2次元的に配列した複数の微小なマイクロミラーから成る画像表示面を有しており、映像信号に応じて各マイクロミラー面の傾きを個別に制御される。マイクロミラーは、鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、2つの状態を持たせている。マイクロミラーが第1状態のときは、光源からの光から生成された表示画像光を投影レンズに向けて反射する。マイクロミラーが第2状態のときは、光源からの光を投影レンズの外部に向けて反射する。
そして、特許文献1では、操作部照明用の専用の光源(LED、ランプなど)とその光源の駆動用の電気回路とを設けずに、操作部を照明して操作性を向上させる画像投影装置が提案されている。具体的には、光源から透過型の液晶ライトバルブに向けて照射した光の一部を、ミラー、鏡筒及び光ファイバなどからなる導光手段によって操作スイッチに導いて、その操作スイッチを照明している。
しかしながら、上記特許文献1の画像投影装置では、操作部の照明に用いられる光は液晶ライトバルブの液晶パネル周囲に拡散した拡散光であり、その照度は液晶パネルに直接照射された光の照度に比べて低い。そのため、この拡散光を操作スイッチに導いても、操作スイッチを十分に視認することができない。なお、この問題は、透過型の液晶ライトバルブを用いた場合に限らず、反射型の液晶ライトバルブを用いた場合でも、同様に生じ得る問題である。更に、光変調素子として液晶ライトバルブに代えて上記特許文献2のDMDを用いた画像投影装置に、上記特許文献1のような操作部照明手段を適用した場合でも、同様に生じ得る。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、操作部照明用の専用の光源やその光源の駆動用の電気回路を設けずに操作部を照明でき、しかも操作部の操作性を向上できる十分な照度を得ることができる画像投影装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と、該光源からの光を画像信号に応じて透過又は反射させて変調する光変調素子と、該光変調素子によって変調して生成された表示画像光を投影面に投影する投影手段とを備える画像投影装置において、前記光変調素子は、光源からの光から生成された表示画像光を前記投影手段に向けて出射する第1状態と、前記光源からの光では前記表示画像光を生成せずに前記光源からの光を前記投影手段の外部に出射する第2状態とを有し、前記第2状態のときの前記光源からの光を操作部に導光する導光手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、操作部照明用の専用の光源やその光源の駆動用の電気回路を設けずに操作部を照明でき、しかも操作部の操作性を向上できる十分な照度を得ることができるという特有な効果が得られる。
以下、本発明が適用される画像投影装置としてのプロジェクタ1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1を示す斜視図である。図2は右側面図である。図1及び図2に示すように、プロジェクタ1の上面には、ユーザがプロジェクタ1の電源スイッチ、プロジェクタ1を操作するための操作スイッチ等の操作部11が設けられている。また、スクリーン200に映し出されている投影画面を拡大したり、縮小したりするズームレバー12が設けられている。プロジェクタ1の正面には、装置電源を供給するためのACインレット13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投影画像の光を出射する投影レンズ15、装置環境の照度を検出するセンサ16などが設けられている。プロジェクタ1における外装カバーの右側面には、冷却用の空気を取り入れる吸気口17が設けられている。この吸気口17から外気を吸気する。吸引された外気は、熱源の光源や駆動基板へ移動しながら光源や駆動基板を冷却する。その後、装置内に設けられている排気ファン(不図示)により排気口(不図示)から排気される。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1を示す斜視図である。図2は右側面図である。図1及び図2に示すように、プロジェクタ1の上面には、ユーザがプロジェクタ1の電源スイッチ、プロジェクタ1を操作するための操作スイッチ等の操作部11が設けられている。また、スクリーン200に映し出されている投影画面を拡大したり、縮小したりするズームレバー12が設けられている。プロジェクタ1の正面には、装置電源を供給するためのACインレット13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投影画像の光を出射する投影レンズ15、装置環境の照度を検出するセンサ16などが設けられている。プロジェクタ1における外装カバーの右側面には、冷却用の空気を取り入れる吸気口17が設けられている。この吸気口17から外気を吸気する。吸引された外気は、熱源の光源や駆動基板へ移動しながら光源や駆動基板を冷却する。その後、装置内に設けられている排気ファン(不図示)により排気口(不図示)から排気される。
図3は外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成を示す横断面図である。
図3に示すように、プロジェクタ1は、光源21の光をDMD33に導く照明光学部20と、光源21からの光を画像信号に応じて変調する光変調部30と、投影画像を投影する投影部40とを有している。照明光学部20は、光源21、カラーホイール22、ライトトンネル23、2枚のリレーレンズ24を有している。光変調部30は、平面ミラー31、凹面ミラー32及びDMD33を有している。光源21としては、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどが挙げられる。カラーホイール22は、円盤形状のものであり、モータ25のモータ軸に固定され、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のフィルタが設けられている。ライトトンネル23は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル23に入射した光は、ライトトンネル23の内周の鏡面で複数回反射しながら均一な面光源にされる。
図3に示すように、プロジェクタ1は、光源21の光をDMD33に導く照明光学部20と、光源21からの光を画像信号に応じて変調する光変調部30と、投影画像を投影する投影部40とを有している。照明光学部20は、光源21、カラーホイール22、ライトトンネル23、2枚のリレーレンズ24を有している。光変調部30は、平面ミラー31、凹面ミラー32及びDMD33を有している。光源21としては、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどが挙げられる。カラーホイール22は、円盤形状のものであり、モータ25のモータ軸に固定され、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のフィルタが設けられている。ライトトンネル23は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル23に入射した光は、ライトトンネル23の内周の鏡面で複数回反射しながら均一な面光源にされる。
DMD33は画像表示面を備え、その画像表示面には複数の微小なマイクロミラーが二次元的に配列されている。各マイクロミラーは、鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、「ON」と「OFF」の2つの状態を持たせることができる。マイクロミラーが「ON」の状態(第1状態)のときは、照明光学部20からの光を投影部40の投影レンズに向けて反射する。その反射光は投影レンズによって拡大されスクリーン上に投影される。スクリーン上に3つ色の画像が順次映し出され、残像現象によって人の目の中で色合成される。マイクロミラーが「OFF」の状態(第2状態)のときは、投影レンズの入射口の外部に配置されたオフ光板(不図示)に向けて光源21からの光を反射する。従って、各マイクロミラー面の傾きを個別に制御することにより、映像データの画素ごとに光の投射を制御することができる。なお、「ON」の状態(第1状態)のときに表示画像光を生成し、「OFF」の状態(第2状態)のときに表示画像光を生成しないとしたが、「OFF」の状態(第2状態)のときに表示画像光を生成し、「ON」の状態(第1状態)のときに表示画像光を生成しないとしてもよい。
次に、DMDを用いたプロジェクタ1の光学系構成について説明する。
図4はプロジェクタ1の光学系構成を説明する図である。図4において、図3と同じ参照符号は同じ構成要素である。光源21からの光は、回転するカラーホイール22を通ることにより時分割でR、G、Bの光に分離される。カラーホイール22により分離された光は、ライトトンネル23へ入射する。ライトトンネル23によって均一な面光源にされた光が、図3の平面ミラー31や凹面ミラー32などのミラー34により反射されDMD33の画像表示面33a上に照射される。画像表示面33aのマイクロミラーを「ON」の状態と「OFF」の状態とに切替える。マイクロミラーが「ON」状態であるときでは照明光学部20からの光を投影部40の投影レンズに向けて反射する。「OFF」の状態であるときでは照明光学部20からの光を投影レンズの外部に配置されているオフ光板35に向けて反射する。
図4はプロジェクタ1の光学系構成を説明する図である。図4において、図3と同じ参照符号は同じ構成要素である。光源21からの光は、回転するカラーホイール22を通ることにより時分割でR、G、Bの光に分離される。カラーホイール22により分離された光は、ライトトンネル23へ入射する。ライトトンネル23によって均一な面光源にされた光が、図3の平面ミラー31や凹面ミラー32などのミラー34により反射されDMD33の画像表示面33a上に照射される。画像表示面33aのマイクロミラーを「ON」の状態と「OFF」の状態とに切替える。マイクロミラーが「ON」状態であるときでは照明光学部20からの光を投影部40の投影レンズに向けて反射する。「OFF」の状態であるときでは照明光学部20からの光を投影レンズの外部に配置されているオフ光板35に向けて反射する。
以下、本実施形態のプロジェクタの特徴部分である操作部の照明構成について説明する。
はじめに、従来例のプロジェクタにおける操作部の照明構成について説明する。図5は従来例の操作部の照明構成を説明する図である。図5(a)は、照明されている操作部の様子を示す平面図、図5(b)は上方から透視して見た平面透視図、図5(c)は側面図である。
はじめに、従来例のプロジェクタにおける操作部の照明構成について説明する。図5は従来例の操作部の照明構成を説明する図である。図5(a)は、照明されている操作部の様子を示す平面図、図5(b)は上方から透視して見た平面透視図、図5(c)は側面図である。
図5(a)に示すように、操作スイッチパネル51の上面には、各操作スイッチの操作内容を表示した表示文字が印刷されている。操作部の操作スイッチ部50として、図5(a)中の、「Power」の表示文字に対応する電源スイッチ52、及び「Input」の表示文字に対応する入力モードを切換える入力モード切換えスイッチ53が設けられている。さらに、図5(a)中の「AV Mute」の表示文字に対応する映像や音声を入り切りするスイッチ54が設けられている。さらに、図5(a)中の、「Menu」の表示文字に対応する調整メニューを選択するメニュー選択スイッチ55及び「Enter」の表示文字に対応する音量調整のアップ・ダウン及び投影画像の上部幅又は下部幅の調整を行う調整スイッチ56が設けられている。
図5(b)、(c)に示すように、操作スイッチ部50の直下には、ポリカーボネイト等で形成された透明板材の光拡散部材61が設けられている。その光拡散部材61の下部には、複数のLED71が操作スイッチ部50の各スイッチに対応して直下に印刷配線板81上に実装されている。以上のような構成により、画像投影が行われるときに、各LED71が全て同時に点灯する。LED71から照射された光は、LED71と対向する光拡散部材61の一面側から入射し、光拡散部材61の他面側から拡散される。その拡散光は、操作スイッチパネル51と操作スイッチ部50の各スイッチを構成する部材との隙間から外部に出射することで、操作スイッチ部50を照明している。
次に、上記実施形態のプロジェクタにおける操作部の照明構成の実施例(以下、本実施例を「実施例1」という。)について説明する。図6は実施例1の操作部の照明構成を説明する図である。図6(a)は、照明されている操作部の様子を示す平面図、図6(b)は上方から透視して見た平面透視図、図6(c)は側面図である。図6において、図5と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。
図6(a)に示すように、光拡散部材61の下部には、図6(b)、(c)に示すように、操作スイッチ部50の各スイッチに対応して直下に、第1導光部材91が設けられ、その第1導光部材91には別体の第2導光部材92が連結されている。第1導光部材91及び第2導光部材92は、断面形状が四角筒形状をなす。第1導光部材91において、光拡散部材61の一面側と対向する第1内周面部91aでは光を透過し易く、第1内周面部91a及び第2導光部材92との連結面以外の、第2内周面部91bの内周面は鏡面となっており、その鏡面で光を全反射している。第2導光部材92において、オフ光が入射する端面部92a及び第1導光部材91との連結面以外の、内周面部92bの内周面が鏡面となっており、その鏡面で光を全反射している。なお、第1内周面部91aの光透過率が、第2内周面部91bの光透過率より高くなっていればよい。第1導光部材91と第2導光部材92とを1つの導光部材で構成してもよい。第1導光部材91や第2導光部材92としては、光学ガラス製のロッドレンズ、ライトトンネル、アクリル等の樹脂部材を用いる。
このような構成を有する実施例1の操作部の照明構成によれば、図6(c)に示すように、DMD(不図示)で反射してくるオフ光は、第2導光部材92の端面部92aに入射し、内周面部92bの鏡面で全反射しながら進み、第1導光部材91に導かれる。第1導光部材91では、第1導光部材91から導かれたオフ光が第2内周面部91bの鏡面で全反射され、第1内周面部91aで透過し、光拡散部材61の一面側に入射する。入射されたオフ光は、光拡散部材61の他面側から操作スイッチ部50に向かって拡散される。その拡散された拡散光は、操作スイッチパネル51と各スイッチを構成するスイッチ部材との隙間から外部に出射することで、操作スイッチ部50を照明する。
なお、DMDに照射される光源からの光の光量は略一定であるので、投影画像が明るい場合のオフ光の光量は、投影画像が暗い場合のオフ光の光量に比べて少なくなり操作部の照明の照度は減る。しかし、スクリーン上の投影画像が明るいので、スクリーンからの反射光で操作部付近も明るくなり操作部の視認性は低下せず問題ない。また、図5に示すLEDが常時点灯するのに対しオフ光は点滅しているが、DMDの高速駆動により高速に点滅しているので人の目で認識することはできず操作部の周囲では略点灯しているように見え問題ない。
次に、上記実施形態のプロジェクタにおける操作部の照明構成の他の実施例(以下、本実施例を「実施例2」という。)について説明する。
図7は実施例2の操作部の照明構成を説明する平面図である。図7において、図6と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。図7に示すように、第2導光部材92の端面部92aの端面側に、オフ光の光量を減らす減光部材101が設けられている。映像信号が黒表示の信号になると、光源からDMDに入射されたほとんどの光がオフ光として反射される。このような、上記「OFF」の状態が長時間にわたると、操作スイッチパネル51と操作スイッチ部50の各スイッチを構成する部材との隙間から出射する光が長時間、異常に明るくなる。この結果、その異常に明るい光が人の目に入り、操作スイッチパネル51の上面に印刷されている表示文字が見づらくなる。減光部材101によって、第2導光部材92の端面部92aに入射するオフ光の光量を減らすことで、「OFF」の状態が長時間にわたっても表示文字を見やすくすることができる。なお、減光部材101としては、ND(Neutral Density)フィルタや色フィルタなどがある。
図7は実施例2の操作部の照明構成を説明する平面図である。図7において、図6と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。図7に示すように、第2導光部材92の端面部92aの端面側に、オフ光の光量を減らす減光部材101が設けられている。映像信号が黒表示の信号になると、光源からDMDに入射されたほとんどの光がオフ光として反射される。このような、上記「OFF」の状態が長時間にわたると、操作スイッチパネル51と操作スイッチ部50の各スイッチを構成する部材との隙間から出射する光が長時間、異常に明るくなる。この結果、その異常に明るい光が人の目に入り、操作スイッチパネル51の上面に印刷されている表示文字が見づらくなる。減光部材101によって、第2導光部材92の端面部92aに入射するオフ光の光量を減らすことで、「OFF」の状態が長時間にわたっても表示文字を見やすくすることができる。なお、減光部材101としては、ND(Neutral Density)フィルタや色フィルタなどがある。
次に、上記実施形態のプロジェクタにおける操作部の照明構成の更に他の実施例(以下、本実施例を「実施例3」という。)について説明する。
図8は実施例3の操作部の照明構成を説明する平面図である。図8において、図6と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。図8に示すように、第2導光部材92の一部に、第1導光部材91及び第2導光部材92に生じた熱を冷す冷却部材111が設けられている。第1導光部材91及び第2導光部材92はオフ光を導光するので、オフ光によって発熱する。第1導光部材91及び第2導光部材92は、印刷配線板(不図示)に対向するように設けられている。その印刷配線板には、プロジェクタの動作を制御する多くの半導体等の電子部品が実装されており、それらの電子部品は高熱に影響されやすく誤動作の虞がある。また、プロジェクタ内部の温度が上昇し、ミラーの反射面や投影レンズの歪みが生じる。これらの、導光部材の発熱による影響を軽減するために、冷却部材111によって第1導光部材91及び第2導光部材92で発生した熱を冷す。これにより、プロジェクタ内部の温度上昇を抑制し、電子部品の誤動作を抑制し、スクリーン上の投影画像のボケや画質劣化を抑制することができる。なお、冷却部材111としては、放熱フィンやファンなどがある。実施例3の冷却部材111とともに実施例2の減光部材101を併設することでより一層冷却効率を上げることができる。
図8は実施例3の操作部の照明構成を説明する平面図である。図8において、図6と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。図8に示すように、第2導光部材92の一部に、第1導光部材91及び第2導光部材92に生じた熱を冷す冷却部材111が設けられている。第1導光部材91及び第2導光部材92はオフ光を導光するので、オフ光によって発熱する。第1導光部材91及び第2導光部材92は、印刷配線板(不図示)に対向するように設けられている。その印刷配線板には、プロジェクタの動作を制御する多くの半導体等の電子部品が実装されており、それらの電子部品は高熱に影響されやすく誤動作の虞がある。また、プロジェクタ内部の温度が上昇し、ミラーの反射面や投影レンズの歪みが生じる。これらの、導光部材の発熱による影響を軽減するために、冷却部材111によって第1導光部材91及び第2導光部材92で発生した熱を冷す。これにより、プロジェクタ内部の温度上昇を抑制し、電子部品の誤動作を抑制し、スクリーン上の投影画像のボケや画質劣化を抑制することができる。なお、冷却部材111としては、放熱フィンやファンなどがある。実施例3の冷却部材111とともに実施例2の減光部材101を併設することでより一層冷却効率を上げることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
光源21と、光源21からの光を画像信号に応じて透過又は反射させて変調する光変調素子のDMD33と、DMD33によって変調して生成された表示画像光を投影面のスクリーン200に投影する投影手段の投影部40とを備える画像投影装置のプロジェクタ1において、DMD33は、光源21からの光から生成された表示画像光を投影部40に向けて出射する第1状態と、光源21からの光では表示画像光を生成せずに光源21からの光を投影部40の外部に出射する第2状態とを有し、第2状態のときの光源21からの光を操作部の操作スイッチ部50に導光する導光手段の第1導光部材91及び第2導光部材92を備えている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、光変調素子のDMD33に直接照射する光の照度は、DMD33の周囲に拡散する拡散光より高い。DMD33が第2状態のときに、第1導光部材91及び第2導光部材92で操作スイッチ部50に導光された光は、拡散光でなく、DMD33に直接照射された光そのものである。このため、高い照度の光で操作スイッチ部50を照明できる。しかも、操作部を照明するための専用の光源、やその光源の駆動用の電気回路が不要である。よって、操作部照明用の専用の光源やその光源の駆動用の電気回路を設けずに操作部を照明でき、しかも操作部の操作性を向上できる十分な照度を得ることができる。
(態様2)
(態様1)において、光変調素子はDMD33であり、DMD33のオフ光を導光手段の第1導光部材91及び第2導光部材92で操作部の操作スイッチ部50に導光する。これによれば、上記実施形態の実施例1について説明したように、DMD33のオフ光を第1導光部材91及び第2導光部材92で操作スイッチ部50に導光することで、高い照度を有するオフ光で操作スイッチ部50を照明できる。よって、画像投影を行う暗い環境においても操作スイッチ部50を十分に視認でき確実に操作することができる。
(態様3)
(態様1)又は(態様2)において、第1導光部材91及び第2導光部材92に、操作スイッチ部50に導光する光の光量を減少させる減光部材101を設ける。これによれば、上記実施形態の実施例2について説明したように、DMD33のオフ光の光量を減らすことで、操作スイッチ部50を照明する光の照度を下げ、操作スイッチパネル51上に印刷されている操作ボタンの表示文字を見やすくすることができる。
(態様4)
(態様1)〜(態様3)において、操作スイッチ部50に導光する光によって第1導光部材91及び第2導光部材92で発生した熱を冷す冷却部材111を第1導光部材91及び第2導光部材92に設ける。これによれば、上記実施形態の実施例3について説明したように、冷却部材111によって第1導光部材91及び第2導光部材92で発生した熱を冷すことで、プロジェクタ内部の温度上昇を抑制する。これにより、プロジェクタの動作を制御する電子部品の誤動作を抑制し、スクリーン上の投影画像のボケや画質劣化を抑制することができる。
(態様1)
光源21と、光源21からの光を画像信号に応じて透過又は反射させて変調する光変調素子のDMD33と、DMD33によって変調して生成された表示画像光を投影面のスクリーン200に投影する投影手段の投影部40とを備える画像投影装置のプロジェクタ1において、DMD33は、光源21からの光から生成された表示画像光を投影部40に向けて出射する第1状態と、光源21からの光では表示画像光を生成せずに光源21からの光を投影部40の外部に出射する第2状態とを有し、第2状態のときの光源21からの光を操作部の操作スイッチ部50に導光する導光手段の第1導光部材91及び第2導光部材92を備えている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、光変調素子のDMD33に直接照射する光の照度は、DMD33の周囲に拡散する拡散光より高い。DMD33が第2状態のときに、第1導光部材91及び第2導光部材92で操作スイッチ部50に導光された光は、拡散光でなく、DMD33に直接照射された光そのものである。このため、高い照度の光で操作スイッチ部50を照明できる。しかも、操作部を照明するための専用の光源、やその光源の駆動用の電気回路が不要である。よって、操作部照明用の専用の光源やその光源の駆動用の電気回路を設けずに操作部を照明でき、しかも操作部の操作性を向上できる十分な照度を得ることができる。
(態様2)
(態様1)において、光変調素子はDMD33であり、DMD33のオフ光を導光手段の第1導光部材91及び第2導光部材92で操作部の操作スイッチ部50に導光する。これによれば、上記実施形態の実施例1について説明したように、DMD33のオフ光を第1導光部材91及び第2導光部材92で操作スイッチ部50に導光することで、高い照度を有するオフ光で操作スイッチ部50を照明できる。よって、画像投影を行う暗い環境においても操作スイッチ部50を十分に視認でき確実に操作することができる。
(態様3)
(態様1)又は(態様2)において、第1導光部材91及び第2導光部材92に、操作スイッチ部50に導光する光の光量を減少させる減光部材101を設ける。これによれば、上記実施形態の実施例2について説明したように、DMD33のオフ光の光量を減らすことで、操作スイッチ部50を照明する光の照度を下げ、操作スイッチパネル51上に印刷されている操作ボタンの表示文字を見やすくすることができる。
(態様4)
(態様1)〜(態様3)において、操作スイッチ部50に導光する光によって第1導光部材91及び第2導光部材92で発生した熱を冷す冷却部材111を第1導光部材91及び第2導光部材92に設ける。これによれば、上記実施形態の実施例3について説明したように、冷却部材111によって第1導光部材91及び第2導光部材92で発生した熱を冷すことで、プロジェクタ内部の温度上昇を抑制する。これにより、プロジェクタの動作を制御する電子部品の誤動作を抑制し、スクリーン上の投影画像のボケや画質劣化を抑制することができる。
1 プロジェクタ
11 操作部
12 ズームレバー12
13 ACインレット
14 外部入力端子
15 投影レンズ
16 センサ
17 吸気口
20 照明光学部
21 光源
22 カラーホイール
23 ライトトンネル
24 リレーレンズ
30 光変調部
31 平面ミラー
32 凹面ミラー
33 DMD
34 ミラー
35 オフ光板
40 投射光学部
50 操作スイッチ部
51 操作スイッチパネル
52 電源スイッチ
53 入力モード切換えスイッチ
54 消音スイッチ
55 メニュー選択スイッチ
56 調整スイッチ
61 光拡散部材
71 LED
81 印刷配線板
91 第1導光部材
91a 第1内周面部
91b 第2内周面部
92 第2導光部材
92a 端面部
92b 内周面部
101 減光部材
111 冷却部材
200 スクリーン
11 操作部
12 ズームレバー12
13 ACインレット
14 外部入力端子
15 投影レンズ
16 センサ
17 吸気口
20 照明光学部
21 光源
22 カラーホイール
23 ライトトンネル
24 リレーレンズ
30 光変調部
31 平面ミラー
32 凹面ミラー
33 DMD
34 ミラー
35 オフ光板
40 投射光学部
50 操作スイッチ部
51 操作スイッチパネル
52 電源スイッチ
53 入力モード切換えスイッチ
54 消音スイッチ
55 メニュー選択スイッチ
56 調整スイッチ
61 光拡散部材
71 LED
81 印刷配線板
91 第1導光部材
91a 第1内周面部
91b 第2内周面部
92 第2導光部材
92a 端面部
92b 内周面部
101 減光部材
111 冷却部材
200 スクリーン
Claims (4)
- 光源と、該光源からの光を画像信号に応じて透過又は反射させて変調する光変調素子と、該光変調素子によって変調して生成された表示画像光を投影面に投影する投影手段とを備える画像投影装置において、
前記光変調素子は、光源からの光から生成された表示画像光を前記投影手段に向けて出射する第1状態と、前記光源からの光では前記表示画像光を生成せずに前記光源からの光を前記投影手段の外部に出射する第2状態とを有し、前記第2状態のときの前記光源からの光を操作部に導光する導光手段を備えていることを特徴とする画像投影装置。 - 請求項1記載の画像投影装置において、
前記光変調素子はデジタルマイクロミラーデバイスであり、該デジタルマイクロミラーデバイスのオフ光を前記導光部材で前記操作部に導光することを特徴とする画像投影装置。 - 請求項1又は2に記載の画像投影装置において、
前記導光部材に、前記操作部に導光する光の光量を減少させる減光部材を設けることを特徴とする画像投影装置。 - 請求項1〜3に記載の画像投影装置において、
前記操作部に導光する光によって前記導光部材で発生した熱を冷す冷却部材を前記導光部材に設けることを特徴とする画像投影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005036A JP2015132758A (ja) | 2014-01-15 | 2014-01-15 | 画像投影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005036A JP2015132758A (ja) | 2014-01-15 | 2014-01-15 | 画像投影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015132758A true JP2015132758A (ja) | 2015-07-23 |
Family
ID=53899988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014005036A Pending JP2015132758A (ja) | 2014-01-15 | 2014-01-15 | 画像投影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015132758A (ja) |
-
2014
- 2014-01-15 JP JP2014005036A patent/JP2015132758A/ja active Pending
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