JP2015132705A - 液体ライトガイドとその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サポートチューブの表面欠陥の影響を受けないようにクラッドをさらに薄膜化することにより、同等の光学性能を有しながら材料費をより低減する液体ライトガイドとその製造方法を提供する。
【解決手段】サポートチューブ2の中空部に面してクラッド層3が支持形成されると共に、中空部にコアとなる導光液4が充填され、その両端が透光性プラグ5で液密封止された液体ライトガイド1であって、サポートチューブ2とクラッド層3の中間に、クラッド層3を支持する1層以上のプライマー層6がコーティング形成され、各プライマー層6の屈折率は、導光液4の屈折率より低く、クラッド層3の屈折率より高く選定した。
【選択図】図1
【解決手段】サポートチューブ2の中空部に面してクラッド層3が支持形成されると共に、中空部にコアとなる導光液4が充填され、その両端が透光性プラグ5で液密封止された液体ライトガイド1であって、サポートチューブ2とクラッド層3の中間に、クラッド層3を支持する1層以上のプライマー層6がコーティング形成され、各プライマー層6の屈折率は、導光液4の屈折率より低く、クラッド層3の屈折率より高く選定した。
【選択図】図1
Description
本発明は、チューブの中空部にコアとなる導光液が充填された液体ライトガイドに関する。
液体ライトガイドは、例えば太陽光などの大光量の光を屋外から屋内に導くために使用され、最も基本的構成として、クラッドとしての光学的機能と、ライトガイドの機械強度を維持する構造体としての機能を併せ持つチューブに、コアとなる導光液が充填したものが知られている(特許文献1参照)。
図3はこのようなこの液体ライトガイド31を示し、クラッド材で形成された中空チューブ32内に、コアとなる導光液33が充填され、チューブ32の両端がガラス、石英などの透光性プラグ34で液密に封止されている。
クラッド材としては、一般に低屈折率のフッ素樹脂アモルファス共重合体が用いられるが、極めて高価であるため、液体ライトガイドの価格も高価とならざるを得ない。
クラッド材としては、一般に低屈折率のフッ素樹脂アモルファス共重合体が用いられるが、極めて高価であるため、液体ライトガイドの価格も高価とならざるを得ない。
そこで、図4に示すように、ライトガイド41のクラッドとしての光学的機能と、ライトガイドの機械強度を維持する構造体としての機能を分離し、構造体となるサポートチューブ42の内面に、クラッドとしての光学的機能を有するクラッド層43を形成し、その内部に導光液44を充填し、両端を透光性プラグ45で封止した液体ライトガイドが提案されている(特許文献2−5参照)。
この場合に、クラッド層43を形成する方法として、特許文献2には、サポートチューブ42となる樹脂材料とクラッド材料とを共押出ししたり、サポートチューブ42の内面をクラッド材を溶かした有機溶剤溶液でコーティングする方法が開示されている。
しかし、クラッド材を共押出しする場合は、クラッド層43の厚さは薄くても0.1mm程度になってしまうため、薄膜状の極めて薄いクラッド層を形成して低コスト化を図るためコーティング法が用いられる。
しかし、クラッド材を共押出しする場合は、クラッド層43の厚さは薄くても0.1mm程度になってしまうため、薄膜状の極めて薄いクラッド層を形成して低コスト化を図るためコーティング法が用いられる。
コーティング法によれば、μオーダーの薄膜を形成することができるので、クラッド材の使用量を大幅に減少することができる。また、サポートチューブ42の屈折率に関係なく、クラッド層43とコアとなる導光液44の屈折率差によりライトガイドを構成することができるので、サポートチューブ42に高価な材料を使用する必要がなく、材料費を抑えて安価な液体ライトガイドを製造することができる。
ただし、サポートチューブ42は一般に樹脂製であるから、その内面には、製造時に表面欠陥やキズなどの不連続・不均一な部分が形成されやすく、このような表面欠陥を覆って内面を均一にするために、クラッド層43の膜厚は、最低でも3〜5μmの厚さで形成する必要がある。
したがって、サポートチューブ42の表面欠陥の影響を排除して、ライトガイド41の光学的性能を維持するためには、クラッド層43の膜厚をこれ以上薄く形成することができない。
したがって、サポートチューブ42の表面欠陥の影響を排除して、ライトガイド41の光学的性能を維持するためには、クラッド層43の膜厚をこれ以上薄く形成することができない。
さらに、この種の液体ライトガイド41を、太陽光導光器として使用する場合、太陽追尾装置によりライトガイド41の光入射面が常に太陽を向くようにサポートチューブ42を屈曲させて動かす必要があるため、使用期間が長くなると、経時的にサポートチューブ42の内面にコーティングした薄膜状のクラッド層43が剥がれやすいという問題があった。
そこで本発明は、サポートチューブの表面欠陥の影響を受けないようにクラッドをさらに薄膜化することにより、同等の光学性能を有しながら材料費をより低減することができるだけでなく、より好ましい態様として、液体ライトガイドを屈曲使用しても薄膜クラッドが剥落しにくい液体ライトガイドを提供することを課題としている。
この課題を解決するために、本発明は、サポートチューブの中空部に面してクラッド層が支持形成されると共に、当該中空部にコアとなる導光液が充填され、その両端が透光性プラグで液密封止された液体ライトガイドにおいて、
前記サポートチューブとクラッド層の中間に、前記クラッド層を支持する1層以上のプライマー層がコーティング形成され、各プライマー層の屈折率は、導光液の屈折率より低く、クラッド層の屈折率より高く選定されたことを特徴とする。
前記サポートチューブとクラッド層の中間に、前記クラッド層を支持する1層以上のプライマー層がコーティング形成され、各プライマー層の屈折率は、導光液の屈折率より低く、クラッド層の屈折率より高く選定されたことを特徴とする。
本発明によれば、サポートチューブとクラッド層の間にプライマー層が形成されているので、最内面側にいままでより膜厚の薄いクラッド層を形成しても、プライマー層がサポートチューブの表面欠陥をカバーすることとなり、クラッド層がサポートチューブ内面の表面欠陥の影響を受けることがない。
また、プライマー層の屈折率は、導光液の屈折率より低く、クラッド層の屈折率より高く選定されているので、導光液に接するクラッド層の屈折率が最も低く、ライトガイドの光学的性質は、従来のものと同等に維持される。
したがって、同等の光学性能を有しながら、高価な材料を必要とするクラッド層を薄く形成することができ、ひいては、液体ライトガイドをより安価に製造できる。
また、プライマー層の屈折率は、導光液の屈折率より低く、クラッド層の屈折率より高く選定されているので、導光液に接するクラッド層の屈折率が最も低く、ライトガイドの光学的性質は、従来のものと同等に維持される。
したがって、同等の光学性能を有しながら、高価な材料を必要とするクラッド層を薄く形成することができ、ひいては、液体ライトガイドをより安価に製造できる。
また、サポートチューブとクラッド層の間に形成される少なくとも一のプライマー層の硬度を、クラッド層の硬度より低く選定すれば、当該プライマー層が緩衝層として機能するので、サポートチューブの変形によるせん断力が緩和されてクラッド層に伝わり、その結果、クラッド層がより剥がれにくくなるという効果がある。
本発明は、サポートチューブの表面欠陥の影響を受けないようにクラッドをさらに薄膜化することにより、同等の光学性能を有しながら材料費をより低減するという課題を解決するために、サポートチューブの中空部に面してクラッド層が支持形成されると共に、当該中空部にコアとなる導光液が充填され、その両端が透光性プラグで液密封止された液体ライトガイドにおいて、サポートチューブとクラッド層の中間に、クラッド層を支持する1層以上のプライマー層をコーティング形成し、各プライマー層の屈折率を、導光液の屈折率より低く、クラッド層の屈折率より高く選定した。
本実施例による液体ライトガイド1は、サポートチューブ2の中空部に面してクラッド層3が支持形成されると共に、当該中空部にコアとなる導光液4が充填され、その両端が石英などの透光性プラグ5で液密封止されている。
また、サポートチューブ2とクラッド層3の中間に、クラッド層3を支持する1層以上のプライマー層6がコーティング形成され、プライマー層6の屈折率は、導光液4の屈折率より低く、クラッド層3の屈折率より高く選定されている。
また、サポートチューブ2とクラッド層3の中間に、クラッド層3を支持する1層以上のプライマー層6がコーティング形成され、プライマー層6の屈折率は、導光液4の屈折率より低く、クラッド層3の屈折率より高く選定されている。
導光液4としては、長期間変質しない化学的安定性の高いものが用いられ、例えば、リン酸ナトリウム水溶液(NaH2PO4)、リン酸カリウム水溶液(K2 HPO4)、塩化カルシウム水溶液(CaCl)、PCTFEオイルなどが用いられる。
これらは、いずれも屈折率n=1.40〜1.42程度である。
これらは、いずれも屈折率n=1.40〜1.42程度である。
また、クラッド層3は、導光液4より屈折率が低いのはもちろんのこと、導光液4と長期間接触しても変質しないように、耐薬品性、耐熱性、耐光性、耐候性に優れたものが望ましく、デュポン社のテフロンAF(商品名)などのようなアモルファスフルオロポリマー(屈折率n=1.29)や、メルク社のSiosol(商品名)などのような低密度SiO2ゾルゲル材料(屈折率n=1.22)を用いることもできる。
プライマー層6は、クラッド層3を形成しやすいようにクラッド層の材質に近いものが選ばれ、また、サポートチューブ2の内面側に付着し易いものが選定される。
クラッド層3としてフッ素系樹脂を用いる場合は、プライマー層6及びサポートチューブ2もフッ素系樹脂が好ましい。
クラッド層3としてフッ素系樹脂を用いる場合は、プライマー層6及びサポートチューブ2もフッ素系樹脂が好ましい。
サポートチューブ2は、例えば、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PFA(パーフルオロアルコキシポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、TFB(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−フッ化ビニリデン共重合体)、PFE(四フッ化エチレン−パーフロロアルコキシエチレン共重合体)、PCTFE(ポリクロルトリフルオロエチレン)等を用いることができる。
また、プライマー層6は、その屈折率が、導光液4の屈折率より低く、クラッド層3の屈折率より高く選定され、ヘキサフロロアクリレートポリマー等のフッ化ウレタンアクリレート(屈折率n=1.33)が用いられる。
例えば、ポリテック社のMy polymer MY−130シリーズ(屈折率n=1.32−1.33)、ファイバーオプティックセンター社のAngstromlink AL−2233(屈折率n=1.33)、オプティマックス社の9132(屈折率n=1.32)を用いることができる。
このとき、クラッド層3との関係で、プライマー層6の硬度が、クラッド層3の硬度より低いことが望ましい。
例えば、ポリテック社のMy polymer MY−130シリーズ(屈折率n=1.32−1.33)、ファイバーオプティックセンター社のAngstromlink AL−2233(屈折率n=1.33)、オプティマックス社の9132(屈折率n=1.32)を用いることができる。
このとき、クラッド層3との関係で、プライマー層6の硬度が、クラッド層3の硬度より低いことが望ましい。
次にその製造方法について説明する。
(1)サポートチューブ表面処理行程
まず、FEP製のサポートチューブ2の内面を洗浄して乾燥させ、プラズマ処理により粗面加工する。
(1)サポートチューブ表面処理行程
まず、FEP製のサポートチューブ2の内面を洗浄して乾燥させ、プラズマ処理により粗面加工する。
(2)プライマー層形成工程
屈折率が、導光液4の屈折率より低く、クラッド層3の屈折率より高くなるように選定された樹脂材料を溶かした溶液を塗布し、これを加熱乾燥する薄膜形成工程を繰り返し、1層以上のプライマー層6をコーティング形成する。
本例では、導光液4として、高純度(99.9%以上)のリン酸ナトリウム水溶液(NaH2PO4:屈折率n=1.40程度)を用い、クラッド層3を非晶質フッ素樹脂(n=1.29)で形成するので、プライマー層6として、クラッド層3より硬度が低いフッ化ウレタンアクリレート(屈折率n=1.33)を用いた(図2(a)参照)。
具体的には、フッ化ウレタンアクリレートの溶液中にサポートチューブ2を浸漬させ、当該チューブ2内に液膜を形成をした後、これを加熱乾燥させる1回の薄膜形成工程で、膜厚約1μのプライマー層が形成されるので、例えば設計値が2μであれば、薄膜形成工程を2回繰り返せばよい。
屈折率が、導光液4の屈折率より低く、クラッド層3の屈折率より高くなるように選定された樹脂材料を溶かした溶液を塗布し、これを加熱乾燥する薄膜形成工程を繰り返し、1層以上のプライマー層6をコーティング形成する。
本例では、導光液4として、高純度(99.9%以上)のリン酸ナトリウム水溶液(NaH2PO4:屈折率n=1.40程度)を用い、クラッド層3を非晶質フッ素樹脂(n=1.29)で形成するので、プライマー層6として、クラッド層3より硬度が低いフッ化ウレタンアクリレート(屈折率n=1.33)を用いた(図2(a)参照)。
具体的には、フッ化ウレタンアクリレートの溶液中にサポートチューブ2を浸漬させ、当該チューブ2内に液膜を形成をした後、これを加熱乾燥させる1回の薄膜形成工程で、膜厚約1μのプライマー層が形成されるので、例えば設計値が2μであれば、薄膜形成工程を2回繰り返せばよい。
なお、必要があれば、異なる樹脂を用いて複数のプライマー層6a,6bを形成してもよい(図2(b)参照)。
この場合に、各プライマー層6a,6bの屈折率は、内側に向かって段階的に低くなるようにその材料が選定される。
この場合に、各プライマー層6a,6bの屈折率は、内側に向かって段階的に低くなるようにその材料が選定される。
(3)クラッド層形成工程
プライマー層形成工程が終了した後、その最内面に、屈折率が導光液より低い樹脂材料を溶かした溶液を塗布し、これを加熱乾燥させる薄膜形成工程によりクラッド層3をコーティング形成する。
具体的には、プライマー層6が形成されたサポートチューブ2を、クラッド層3となる非晶質フッ素樹脂の溶液中に浸漬させ、当該チューブ2内にフッ素樹脂溶液の液膜を形成をした後、これを加熱乾燥させる1回の薄膜形成工程で、膜厚約1μのクラッド層3が形成されるので、例えば設計値が2μであれば、プライマー層形成工程同様、薄膜形成工程を2回繰り返せばよい。
プライマー層形成工程が終了した後、その最内面に、屈折率が導光液より低い樹脂材料を溶かした溶液を塗布し、これを加熱乾燥させる薄膜形成工程によりクラッド層3をコーティング形成する。
具体的には、プライマー層6が形成されたサポートチューブ2を、クラッド層3となる非晶質フッ素樹脂の溶液中に浸漬させ、当該チューブ2内にフッ素樹脂溶液の液膜を形成をした後、これを加熱乾燥させる1回の薄膜形成工程で、膜厚約1μのクラッド層3が形成されるので、例えば設計値が2μであれば、プライマー層形成工程同様、薄膜形成工程を2回繰り返せばよい。
(4)コア形成工程
最後に、サポートチューブ2の中空部に導光液を充填して、その両端を透光性プラグ5で液密封止する。
この場合、サポートチューブ2の一方の管端を透光性プラグ5で液密に封止した後、導光液4となるリン酸ナトリウム水溶液を充填して、脱気処理しながら他方の管端を透光性プラグ5で液密に封止して、液体ライトガイド1が完成する。
最後に、サポートチューブ2の中空部に導光液を充填して、その両端を透光性プラグ5で液密封止する。
この場合、サポートチューブ2の一方の管端を透光性プラグ5で液密に封止した後、導光液4となるリン酸ナトリウム水溶液を充填して、脱気処理しながら他方の管端を透光性プラグ5で液密に封止して、液体ライトガイド1が完成する。
以上が本発明の一構成例であって、次にその作用について説明する。
本例の液体ライトガイド1によれば、サポートチューブ2とクラッド層3の間にプライマー層6が形成されているので、最内面側にいままでより膜厚の薄いクラッド層3を形成しても、プライマー層6がサポートチューブ2の表面欠陥をカバーすることとなり、クラッド層6がサポートチューブ2内面の表面欠陥の影響を受けることがない。
本例の液体ライトガイド1によれば、サポートチューブ2とクラッド層3の間にプライマー層6が形成されているので、最内面側にいままでより膜厚の薄いクラッド層3を形成しても、プライマー層6がサポートチューブ2の表面欠陥をカバーすることとなり、クラッド層6がサポートチューブ2内面の表面欠陥の影響を受けることがない。
また、プライマー層6の屈折率は、導光液4の屈折率より低く、クラッド層3の屈折率より高く選定されているので、導光液4に接するクラッド層3の屈折率が最も低く、ライトガイドの光学的性質は、従来のものと同等に維持される。
したがって、同等の光学性能を有しながら、高価な材料を必要とするクラッド層3を薄く形成することができるので、液体ライトガイド1をより安価に製造できる。
したがって、同等の光学性能を有しながら、高価な材料を必要とするクラッド層3を薄く形成することができるので、液体ライトガイド1をより安価に製造できる。
さらに、フレキシブルなサポートチューブ3と、比較的硬いクラッド層3の間に形成される少なくとも一のプライマー層6の硬度が、クラッド層3の硬度より低く選定されているので、当該プライマー層6が緩衝層として機能し、サポートチューブ2の変形によるせん断力が緩和されてクラッド層6に伝わり、その結果、クラッド層6が剥がれにくくなるという効果もある。
本発明は、大光量の光を導く用途に使用され、特に、太陽光を屋外から屋内に導く液体ライトガイドの用途に適用し得る。
1 液体ライトガイド
2 サポートチューブ
3 クラッド層
4 導光液
5 透光性プラグ
6 プライマー層
2 サポートチューブ
3 クラッド層
4 導光液
5 透光性プラグ
6 プライマー層
Claims (6)
- サポートチューブの中空部に面してクラッド層が支持形成されると共に、当該中空部にコアとなる導光液が充填され、その両端が透光性プラグで液密封止された液体ライトガイドにおいて、
前記サポートチューブとクラッド層の中間に、前記クラッド層を支持する1層以上のプライマー層がコーティング形成され、各プライマー層の屈折率は、導光液の屈折率より低く、クラッド層の屈折率より高く選定されたことを特徴とする液体ライトガイド。 - 前記プライマー層の屈折率が、内側に向かって段階的に低く選定された請求項1記載の液体ライトガイド。
- 少なくとも一のプライマー層の硬度が、クラッド層の硬度より低く選定された請求項1又は2記載の液体ライトガイド。
- サポートチューブの中空部に面してクラッド層が支持形成されると共に、当該中空部にコアとなる導光液が充填された液体ライトガイドの製造方法であって、
前記サポートチューブの内表面に、屈折率が、導光液の屈折率より低く、クラッド層の屈折率より高くなるように選定された樹脂材料を溶かした溶液を塗布し、これを加熱乾燥する薄膜形成工程を繰り返し、1層以上のプライマー層をコーティング形成するプライマー層形成工程と、
その最内面に、屈折率が導光液より低い樹脂材料を溶かした溶液を塗布し、これを加熱乾燥させる薄膜形成工程によりクラッド層をコーティング形成するクラッド層形成工程と、
サポートチューブの中空部に導光液を充填して、その両端を透光性プラグで液密封止するコア形成工程と、
を備えたことを特徴とする液体ライトガイドの製造方法。 - 前記プライマー層の屈折率が、内側に向かって段階的に低く選定された請求項4記載の液体ライトガイドの製造方法。
- 少なくとも一のプライマー層の硬度が、クラッド層の硬度より低く選定された請求項4又は5記載の液体ライトガイドの製造方法。
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2014
- 2014-01-14 JP JP2014003984A patent/JP2015132705A/ja active Pending
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