JP2015132605A - フィルムの巻取不良検査方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルムをロールに巻き取りながら、巻取過程中に発生する不良をリアルタイムで判別することができる検査方法及びシステムを提供する。【解決手段】ロールに巻き取られるフィルムの巻取部に光を照射し、光が照射された部位を撮影して、撮影された映像から得られた所定サイズの低明度点を巻取不良部位として判別することで、フィルムをロールに巻き取る過程中に発生する不良をリアルタイムで判別し、不良が放置されたままフィルムが巻き取られ続けることを防ぐ。【選択図】図5

Description

本発明は、フィルムの巻取不良検査方法及びシステムに関する。
近年、従来型のディスプレイであるCRTと比較して、薄型軽量化、省電力、高画質化といった利点を有する液晶ディスプレイ(LCD)の需要が急速に拡大しており、特に、大画面モニターや32インチ以上の大画面TV用途のLCDの需要が急速に拡大している。LCDの大画面化に伴い、バックライトの輝度を高めるか、或いは輝度を向上させる機能性フィルムを装着すること等によって、大画面においても十分な輝度が確保されたLCDにする場合が多い。
このような高輝度タイプのLCDでは、輝度が高いためにディスプレイ中に存在する小さな欠点が問題になる場合が多く、また、偏光板、位相差板のような光学特性を有する構成部材においては、今までのLCDでは問題にならなかったサイズの欠点が問題となっている。そのため、各光学部材の製造工程における欠点の発生を防ぐ一方で、欠点が発生しても欠点として確実に認識することができる検査性の向上も重要となっている。
このような従来のフィルム検査方法では、フィルム製造工程においてシート(sheet)状のフィルムに対して検査を遂行してきた。
しかしながら、フィルムがロール状で流通される場合、そういったロールは、フィルムを生産しながらロールに巻き取って製造されるが、フィルムをロールに巻き取る際に異物が流入するか、フィルムの厚さにバラツキがあるか、張力等の条件等の問題で凹凸が発生するか、或いは外観上の不良が発生し兼ねない。
そして、このような不良を放置したままフィルムを巻き取り続けると、巻き取られたフィルム全体にそういった不良が累積し続けてしまうため、それ故に、ロールに巻き取られたフィルム全体を廃棄しなければならないといった問題が生じてしまう。
このような不良は、フィルム自体の問題というよりは巻取過程中に発生する不良であるため、従来のフィルム評価方法ではそういった不良を検査することができない。
従って、前記不良が累積しないように、フィルムの巻取過程中に発生し得る不良をリアルタイムで検査して工程を調節する等の措置を取ることができる検査方法が求められているが、そのような方法は未だに確立されていないのが実情である。
韓国公開特許第2013−00076801号公報には、フィルムの欠陥検査装置、欠陥検査方法、及び離型フィルムが開示されている。
韓国公開特許第2013−00076801号公報
本発明は、フィルムをロールに巻き取りながら、巻取過程中に発生する不良をリアルタイムで判別することができる検査方法及びシステムを提供することを目的とする。
1.ロールに巻き取られたフィルムに光を照射し、光が照射された部位を撮影して、撮影された映像から得られた所定サイズの低明度点を巻取不良部位として判別する、フィルムの巻取不良検査方法。
2.前記項目1において、前記光の照度が50,000ルクス(lux)以上である、フィルムの巻取不良検査方法。
3.前記項目1において、前記光をフィルムから1.5m以内の距離で照射する、フィルムの巻取不良検査方法。
4.前記項目1において、前記映像において、基準灰色度との灰色度の差が6以上の部位を含む最小正四角形が1×1mm〜50×50mmである場合、当該部位を凹凸不良として判別する、フィルムの巻取不良検査方法。
5.前記項目1において、前記映像において、基準灰色度との灰色度の差が10以上の部位を含む最小正四角形が50×50mmを超える場合、当該部位を外観不良として判別する、フィルムの巻取不良検査方法。
6.前記項目4又は5において、前記灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形が、いずれか一の部位を中心に半径10mmの円内に存在する部位を全て含む最小正四角形である、フィルムの巻取不良検査方法。
7.前記項目1において、前記映像において、ロールの外周面に沿って形成された線の基準灰色度との灰色度の差が5以上であり、且つその幅が1mm以上である場合、前記線を線形不良として判別する、フィルムの巻取不良検査方法。
8.ロールに巻き取られるフィルムに光を照射し、光が照射された部位を撮影して、撮影された映像において基準灰色度との灰色度の差が6以上の部位を選別する段階(S1)と、
前記(S1)段階で選別された部位を含む最小正四角形が1×1mm〜50×50mmである場合、当該部位を凹凸不良として判別する段階(S2)と、
前記凹凸不良として判別されない部位のうち、基準灰色度との灰色度の差が10以上の部位を選別する段階(S3)と、
前記(S3)段階で選別された部位を含む最小正四角形が50×50mmを超える場合、当該部位を外観不良として判別する段階(S4)と、
前記凹凸不良及び外観不良として判別されていない部位のうち、基準灰色度との灰色度の差が5以上であって、ロールの外周面に沿って形成された線を選別する段階(S5)と、
前記(S5)段階で選別された線の幅が1mm以上であれば、当該部位を線形不良として判別する段階(S6)と
を備える、フィルムの巻取不良検査方法。
9.前記項目8において、凹凸不良及び外観不良において、灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形が、いずれか一の部位を中心に半径10mmの円内に存在する部位を全て含む最小正四角形である、フィルムの巻取不良検査方法。
10.ロールに巻き取られるフィルムの巻取部に光を照射する光源と、前記巻取部の光照射部位を撮影する撮影機器と、前記フィルムの巻取速度から前記撮影機器の撮影周期信号を発するエンコーダと、前記エンコーダから撮影周期信号を受信して前記撮影機器に撮影信号を転送し、前記撮影機器から受信した撮影映像において巻取不良を検出する制御部とを備える、フィルムの巻取不良検査システム。
11.前記項目10において、前記制御部は、撮影映像において、基準灰色度との灰色度の差が6以上の部位を含む最小正四角形が1×1mm〜50×50mmである場合、当該部位を凹凸不良として判別する、フィルムの巻取不良検査システム。
12.前記項目10において、前記制御部は、撮影映像において、基準灰色度との灰色度の差が10以上の部位を含む最小正四角形が50×50mmを超える場合、当該部位を外観不良として判別する、フィルムの巻取不良検査システム。
13.前記項目11又は12において、前記灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形が、いずれか一の部位を中心に半径10mmの円内に存在する部位を全て含む最小正四角形である、フィルムの巻取不良検査システム。
14.前記項目10において、前記制御部は、撮影映像において、ロールの外周面に沿って形成された線の基準灰色度との灰色度の差が5以上であり、且つその幅が1mm以上である場合、前記線を線形不良として判別する、フィルムの巻取不良検査システム。
本発明の検査方法及びシステムは、ロールに巻き取られたフィルムの巻取過程によって発生する不良を判別することができるため、フィルムをロールに巻き取ってフィルムロールを製造する工程に適用して不良をリアルタイムで判別することができる。これによって、不良が放置されたままフィルムが巻き取られ続けることを防ぎ、フィルム全体が廃棄されることを防ぐことができるため、フィルムロール製造工程の収率を顕著に改善することができる。
巻き取られたフィルムの凹凸不良を示す図である。 巻き取られたフィルムの外観不良を示す図である。 巻き取られたフィルムの線形不良を示す図である。 群集型不良の一例を概略的に示した図である。 本発明の一具体例による巻取不良検査システムを概略的に示した図である。
本発明は、ロールに巻き取られたフィルムに光を照射し、光が照射された部位を撮影して、撮影された映像から得られた所定サイズの低明度点を巻取不良部位として判別することで、ロールに巻き取られたフィルムの巻取過程によって発生する不良を判別することができ、フィルムをロールに巻き取ってフィルムロールを製造する工程に適用して不良をリアルタイムで判別することで、不良が放置されたままフィルムが巻き取られ続けることを防ぐことができるフィルムの巻取不良検査方法及びシステムに関する。
以下、本発明を詳しく説明する。
本明細書中において、フィルムの巻取不良は、フィルムをロールに巻き取る過程における異物流入、フィルムの厚さのバラツキ、張力等工程条件の差によって発生する不良を意味する。
前記巻取不良は、フィルムをロールに巻き取ってフィルムロールを製造するときに発生し得、そういった不良を放置したままフィルムを巻き取り続けると、巻き取られたフィルム全体にそういった不良が累積し続けてしまうため、それ故にフィルム全体を廃棄しなければならないといった問題が生じる。
しかしながら、本発明の検査方法は、フィルムロール製造の際に発生し得る巻取不良をリアルタイムで判別することができるため、不良が累積しないようにフィルム製造工程条件を調節する等の措置が取れるようにする。従って、フィルム全体が廃棄されることを防ぐことができるため、工程収率を顕著に改善することができる。
本発明のフィルムの巻取不良検査方法は、ロールに巻き取られたフィルムに光を照射し、光が照射された部位を撮影して、撮影された映像から得られた所定サイズの低明度点を巻取不良部位として判別する。
フィルムの巻取不良の意味について前述したが、より具体的に説明すると、フィルムの巻取不良は、凹凸不良、線形不良、及び外形不良に分けることができる。
凹凸不良は、フィルムの巻取過程中に異物が流入し、且つそういった状態でフィルムが巻き取られ続けることでフィルムロールに凹凸が発生する場合であって、図1には、巻き取られたフィルムの所定領域上の凹凸不良部位を撮影した写真が図示されている。図1に示したように、凹凸が発生して、当該部位の明度が低いことが観察される。
外形不良は、フィルムの巻取過程中に、特定部位で張力が十分にかからずフィルムが緩くなる等の工程条件の差が発生し、そういった状態でフィルムが巻き取られて当該部位に多角形状の不良が発生した場合であって、図2には、巻き取られたフィルムの所定領域上の外形不良部位を撮影した写真が図示されている。図2に示したように、多角形状の不良が発生して当該部位の明度が低いことが観察される。
そして、線形不良は、ロールに巻き取られるフィルムの厚さのバラツキによって当該部位に厚さの差が発生し、そういった状態でフィルムが巻き取られ続けてロールの外周面に沿って線形状の不良が発生した場合であって、図3には、巻き取られたフィルムの所定領域上の線形不良部位を撮影した写真が図示されている。図3に示したように、線形状の不良が発生し、当該部位の明度が低いことが観察される。
ロールに巻き取られたフィルムの所定領域に光が照射されるものであり、その照度は、例えば、光源表面照度基準で50,000ルクス(lux)以上であってよい。照度が前記数値範囲未満であれば、低明度点とそうではない部位との差が明確ではないため、これを区分し難い場合がある。好ましくは、50,000〜100,000ルクスであってよい。しかしながら、前記照度は、光源とフィルムとの距離によって変わることができ、光をフィルムのより近くで照射する場合は、より照度の低い光を用いることができ、逆にさらに遠くから照射する場合は、照度の高い光が求められる。
前記照度の光を用いる場合、例えば、光はロールに巻き取られたフィルムから1.5m以内の距離で照射され得る。そういう場合、巻取不良部位の低明度点とそうではない部位とを明確に区分することができる。巻取不良部位をより明確に区分することから、好ましくは、1m以内の距離で照射され得る。
光照射部位の撮影の場合、光源の光照射方向と撮影機器の撮影方向とが形成する角度が30〜60゜を成すように遂行され得る。そういう場合、巻取不良部位を明確に判別することができることから好ましい。
光照射部位を撮影し、撮影された映像から得られた所定サイズの低明度点を巻取不良部位として判別するが、そういった明度差は、映像から得られた灰色度(グレースケール;gray scale)の値で判別する。
具体的には、凹凸不良の場合は50×50mm以内のサイズであるため、映像において、基準灰色度との灰色度(0〜256)の差が6以上の部位を含む最小正四角形が1×1mm〜50×50mmである場合、当該部位を凹凸不良として判別することができる。外観不良との区分を明確にすることから、好ましくは、前記灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形が1×1mm〜30×30mmの場合、凹凸不良として判別することができる。
外観不良の場合、映像において、基準灰色度との灰色度の差が10以上の部位を含む最小正四角形が50×50mmを超える場合、当該部位を外観不良として判別することができる。
外観不良は、前記凹凸不良と比較してより緩和された灰色度基準で判別するが、これは、基準灰色度との差が10未満の場合には、実際にフィルムを巻き出した後、所望のサイズに切断して製品に適用する場合に、フィルムの平坦性等の物性、光学特性等において特に問題が生じないためである。
前記凹凸不良及び外観不良において、灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形の場合、いずれか一の不良部位を中心に半径10mmの円内に他の部位がさらに存在する場合、これらを群集型不良部位として想定し、群集型不良部位を含む最小正四角形とする。
群集型不良の一例を図4に示した。図4を参照すると、不良2を中心とした半径10mmの円内に不良3も存在するため、不良2及び3は、群集型不良に相当する。
そして、線形不良の場合、映像において、ロールの外周面に沿って形成された線の基準灰色度との灰色度の差が5以上の部位の幅が1mm以上である場合、当該部位を線形不良として判別することができる。
前記基準灰色度は、巻取不良が発生しない部位の灰色度であって、具体的な評価環境や求められる精密度等によって具体的な基準を定めることができる。例えば、良品であるシート状のフィルムの灰色度、又はフィルムの光照射部位を撮影した映像で最も多い頻度を占める灰色度を基準とすることができるが、これらに制限されるものではない。
撮影映像における最頻値の灰色度を基準とする場合、これは、それぞれの映像ごとの最頻値にすることもでき、全体映像における最頻値とすることもできる。
線形不良の場合、光をフィルムから1m以内、好ましくは、50cm以内の距離で照射して検査を遂行する場合、より明確に不良部位を判別することができる。
本発明のフィルムの巻取不良検査方法では、前記凹凸不良、外観不良、及び線形不良は、これらのうち一の不良に対してのみ判別することもでき、二以上の不良に対して判別することもできる。
前記本発明のフィルムの巻取不良検査方法は、フィルムをロールに巻き取ってフィルムロールを製造する工程に適用され、不良をリアルタイムで判別することができる。
フィルムをロールに巻き取る工程中に凹凸不良、外観不良、及び線形不良をリアルタイムで判別する、本発明の一実施形態によるフィルムの巻取不良検査方法は、以下の手順に従って遂行され得る。
まず、ロールに巻き取られるフィルムの巻取部に光を照射し、光が照射された部位を撮影して、撮影された映像において基準灰色度との灰色度の差が6以上の部位を選別する(S1)。
本明細書中において、巻取部は、ロールに巻き取られたフィルムにおけるフィルム表面上の所定領域を意味する。
次に、前記部位を含む最小正四角形が1×1mm〜50×50mmである場合、当該部位を凹凸不良として判別する(S2)。
次いで、凹凸不良として判別されない部位のうち、基準灰色度との灰色度の差が10以上の部位を選別する(S3)。
そして、前記(S3)段階で選別された部位を含む最小正四角形が50×50mmを超える場合、当該部位を外観不良として判別する(S4)。
次いで、前記凹凸不良及び外観不良として判別されていない部位のうち、基準灰色度との灰色度の差が5以上であって、ロールの外周面に沿って形成された線を選別する(S5)。
次に、前記線の幅が1mm以上であれば、当該部位を線形不良として判別することができる(S6)。
各不良の判別順序は特に限定されるものではなく、例えば、前記と同様に凹凸不良、外観不良、及び線形不良の順で判別することもでき、外観不良、凹凸不良、及び線形不良の順で、又は線形不良、凹凸不良、及び外観不良の順で判別することもできる。それ以外の他の場合も可能である。
凹凸不良及び外観不良において、灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形の場合、いずれか一の不良部位を中心に半径10mmの円内に他の部位がさらに存在する場合、これらを群集型不良部位として想定し、群集型不良部位を含む最小正四角形とする。
本発明のフィルムの巻取不良検査方法は、様々な光学フィルムに適用することができる。このような光学フィルムの例としては、偏光フィルム、位相差フィルム等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、本発明は、フィルムの巻取不良検査システムを提供する。
本発明のフィルムの巻取不良検査システムは、フィルムの巻取部に光を照射する光源と、前記巻取部の光照射部位を撮影する撮影機器と、前記フィルムの巻取速度から前記撮影機器の撮影周期信号を発するエンコーダと、前記エンコーダから撮影周期信号を受信して前記撮影機器に撮影信号を転送し、前記撮影機器から受信した撮影映像において巻取不良を検出する制御部とを備える。
図5には、本発明の一具体例による巻取不良検査システムを概略的に図示した。
光源は、前述の範囲の光を照射することができる光源を用いることができ、同様に、フィルムの巻取部から前述の範囲ほど離隔されていてもよい。
撮影機器は、フィルムの巻取部の光照射部位を撮影する。撮影機器は、フィルムの巻取部から反射される反射光がよく見える位置であれば、その設置位置及び角度は特に限定されない。例えば、光源の光照射方向と撮影機器の撮影方向とが形成する角度が30〜60゜を成すように位置することができる。そういう場合は、巻取不良部位を明確に判別することができることから好ましい。
エンコーダは、フィルムの巻取速度によって撮影機器の撮影周期信号を発する。エンコーダの撮影周期信号によって撮影機器の撮影時点が決定されるため、所望の撮影間隔に応じてエンコーダの信号発生時点を設定することができる。
制御部は、エンコーダから発生した撮影周期信号を撮影機器に伝達して撮影を遂行するようにし、撮影機器から取得した検査映像を受信して映像中の巻取不良を検出する。
巻取不良の検出基準は、前述のとおりであってよい。
以下、本発明の理解を容易にするために、好適な実施例を示すが、これら実施形態は本発明を例示するに過ぎず、添付された特許請求の範囲を制限するわけではなく、本発明の範疇及び技術思想の範囲内において実施形態に対し変更が多様であること且つ修正が可能であることは、当業者にとって明らかなものであり、このような変更及び修正が添付された特許請求の範囲に属するのも当然のことである。
[実施形態]
ロールに巻き取られるポリビニルアルコールフィルムの巻取部上に、照度80,000ルクスの光源を巻取部から50cm離隔された距離に設置して巻取部に光を照射し、ロールの回転によって光照射部位を撮影することで映像を取得した。
巻取不良のない正常部位のシート状のポリビニルアルコールフィルムの灰色度を基準灰色度として想定し、取得された映像から灰色度を比較することで低明度点を得た。
下記表1〜3に低明度点を表示し、参考として、表2の部位4で明確に観察されるように、それぞれの写真には上端、中端、下端に横線が存在するが、これは、それぞれのイメージフレームを繋いだ線であって、低明度点に相当しない。
前記表1を参照すると、部位1〜4における正四角形表示部位に凹凸が存在し、そのサイズがいずれも30×30mm以下である。
中でも、部位1及び2は、基準灰色度との灰色度の差が5以下であり、不良ではないと判別され、部位3及び4は、基準灰色度との灰色度の差がそれぞれ15及び25で非常に大きく示され、凹凸不良として判別される。
部位3及び4の場合、半径10mmの丸内に低明度点が複数存在し、これらを全て含む最小正四角形のサイズを基準とする。
前記表2を参照すれば、部位1の場合、最小正四角形のサイズが50×50mmであって基準灰色度との灰色度の差も5に過ぎず、不良ではないと判別され、部位2も、基準灰色度との灰色度の差が9であり、不良ではないと判別される。
しかしながら、部位3及び4は、基準灰色度との灰色度の差がそれぞれ12及び80で非常に大きく示され、外観不良として判別される。
前記表3を参照すると、部位1は、外周面に沿って形成された線の幅が0.5mmであって基準灰色度との灰色度の差が2に過ぎず、不良ではないと判別され、部位2も、基準灰色度との灰色度の差が4であり、不良ではないと判別される。
しかしながら、部位3及び4は、基準灰色度との灰色度の差がそれぞれ15及び30で非常に大きく示され、線形不良として判別される。

Claims (14)

  1. ロールに巻き取られたフィルムに光を照射し、光が照射された部位を撮影して、撮影された映像から得られた所定サイズの低明度点を巻取不良部位として判別する、フィルムの巻取不良検査方法。
  2. 前記光の照度が50,000ルクス(lux)以上である、請求項1に記載のフィルムの巻取不良検査方法。
  3. 前記光をフィルムから1.5m以内の距離で照射する、請求項1に記載のフィルムの巻取不良検査方法。
  4. 前記映像において、基準灰色度との灰色度の差が6以上の部位を含む最小正四角形が1×1mm〜50×50mmである場合、当該部位を凹凸不良として判別する、請求項1に記載のフィルムの巻取不良検査方法。
  5. 前記映像において、基準灰色度との灰色度の差が10以上の部位を含む最小正四角形が50×50mmを超える場合、当該部位を外観不良として判別する、請求項1に記載のフィルムの巻取不良検査方法。
  6. 前記灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形が、いずれか一の部位を中心に半径10mmの円内に存在する部位を全て含む最小正四角形である、請求項4又は5に記載のフィルムの巻取不良検査方法。
  7. 前記映像において、ロールの外周面に沿って形成された線の基準灰色度との灰色度の差が5以上であり、且つその幅が1mm以上である場合、前記線を線形不良として判別する、請求項1に記載のフィルムの巻取不良検査方法。
  8. ロールに巻き取られるフィルムの巻取部に光を照射し、光が照射された部位を撮影して、撮影された映像において基準灰色度との灰色度の差が6以上の部位を選別する段階(S1)と、
    前記(S1)段階で選別された部位を含む最小正四角形が1×1mm〜50×50mmである場合、当該部位を凹凸不良として判別する段階(S2)と、
    前記凹凸不良として判別されない部位のうち、基準灰色度との灰色度の差が10以上の部位を選別する段階(S3)と、
    前記(S3)段階で選別された部位を含む最小正四角形が50×50mmを超える場合、当該部位を外観不良として判別する段階(S4)と、
    前記凹凸不良及び外観不良として判別されていない部位のうち、基準灰色度との灰色度の差が5以上であって、ロールの外周面に沿って形成された線を選別する段階(S5)と、
    前記(S5)段階で選別された線の幅が1mm以上であれば、当該部位を線形不良として判別する段階(S6)と
    を備える、フィルムの巻取不良検査方法。
  9. 凹凸不良及び外観不良において、灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形が、いずれか一の部位を中心に半径10mmの円内に存在する部位を全て含む最小正四角形である、請求項8に記載のフィルムの巻取不良検査方法。
  10. フィルムの巻取部に光を照射する光源と、前記巻取部の光照射部位を撮影する撮影機器と、前記フィルムの巻取速度から前記撮影機器の撮影周期信号を発するエンコーダと、前記エンコーダから撮影周期信号を受信して前記撮影機器に撮影信号を転送し、前記撮影機器から受信した撮影映像において巻取不良を検出する制御部とを備える、フィルムの巻取不良検査システム。
  11. 前記制御部は、撮影映像において、基準灰色度との灰色度の差が6以上の部位を含む最小正四角形が1×1mm〜50×50mmである場合、当該部位を凹凸不良として判別する、請求項10に記載のフィルムの巻取不良検査システム。
  12. 前記制御部は、撮影映像において、基準灰色度との灰色度の差が10以上の部位を含む最小正四角形が50×50mmを超える場合、当該部位を外観不良として判別する、請求項10に記載のフィルムの巻取不良検査システム。
  13. 前記灰色度の差を有する部位を含む最小正四角形が、いずれか一の部位を中心に半径10mmの円内に存在する部位を全て含む最小正四角形である、請求項11又は12に記載のフィルムの巻取不良検査システム。
  14. 前記制御部は、撮影映像において、ロールの外周面に沿って形成された線の基準灰色度との灰色度の差が5以上であり、且つその幅が1mm以上である場合、前記線を線形不良として判別する、請求項10に記載のフィルムの巻取不良検査システム。
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