JP2015132422A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機への返油温度の変動を抑制することができる冷凍装置を得る。【解決手段】冷凍装置1では、圧縮機11からの冷媒に含まれる油を冷媒から分離する油分離器31が設けられている。油分離器31で分離された油は、返油流路32によって圧縮機11へ導かれる。第1の油冷却器33では、返油流路32を流れる油と、空冷凝縮器121を通過した排熱風との間で熱交換される。【選択図】図1

Description

この発明は、圧縮機から出た冷媒に含まれる油を冷媒から分離して圧縮機に戻す冷凍装置に関するものである。
従来、圧縮機から出た冷媒に含まれる油を油分離器で冷媒から分離し、油分離器で分離した油を、空冷凝縮器(熱源側熱交換器)の一部で冷却した後、圧縮機に戻すようにした空気調和装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
WO2010/086954号公報
しかし、特許文献1に示されている従来の空気調和装置では、低外気条件で(即ち、外気温度が低くて)圧縮機に戻される油の温度(返油温度)が低くなりすぎると、油粘度上昇によって油の流動抵抗が増えたり、凝縮圧力の低下によって油を圧縮機に戻すための圧力差が小さくなったりしてしまい、圧縮機への返油量が不足してしまう可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、圧縮機への返油温度の変動を抑制することができる冷凍装置を得ることを目的とする。
この発明による冷凍装置は、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮機からの冷媒に含まれる油を冷媒から分離する油分離器、油分離器からの冷媒を凝縮する空冷凝縮器、空冷凝縮器からの冷媒を減圧する第1の減圧装置、第1の減圧装置からの冷媒を蒸発させる蒸発器、空冷凝縮器と第1の減圧装置との間を流れる冷媒の一部をバイパス冷媒として取り出し、圧縮機の中間圧部分へバイパス冷媒を導くバイパス流路、バイパス流路に設けられ、バイパス冷媒を減圧する第2の減圧装置、第2の減圧装置で減圧された上記バイパス冷媒と、空冷凝縮器と第1の減圧装置との間を流れる冷媒との間で熱交換させるエコノマイザ、油分離器で分離された油を圧縮機へ導く返油流路、及び返油流路を流れる油と、空冷凝縮器を通過した排熱風との間で熱交換させる排熱風油冷却器を備えている。
また、この発明による冷凍装置は、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮機からの冷媒に含まれる油を冷媒から分離する油分離器、油分離器からの冷媒を凝縮する空冷凝縮器、空冷凝縮器からの冷媒を減圧する第1の減圧装置、第1の減圧装置からの冷媒を蒸発させる蒸発器、空冷凝縮器と第1の減圧装置との間を流れる冷媒の一部をバイパス冷媒として取り出し、圧縮機の中間圧部分へバイパス冷媒を導くバイパス流路、バイパス流路に設けられ、バイパス冷媒を減圧する第2の減圧装置、第2の減圧装置で減圧された上記バイパス冷媒と、空冷凝縮器と第1の減圧装置との間を流れる冷媒との間で熱交換させるエコノマイザ、油分離器で分離された油を圧縮機へ導く返油流路、及び返油流路を流れる油と、空冷凝縮器とエコノマイザとの間を流れる冷媒との間で熱交換させる冷媒油冷却器を備えている。
この発明による冷凍装置によれば、返油流路を流れる油が、空冷凝縮器を通過した排熱風、又は空冷凝縮器とエコノマイザとの間を流れる冷媒との間で熱交換されるので、圧縮機への返油温度の変動を抑制することができる。
この発明の実施の形態1による冷凍装置を示す構成図である。 図1の冷凍装置の冷凍サイクル動作を示すP−h線図(圧力−エンタルピ線図)である。 図1の返油部において第1及び第2の油冷却器のそれぞれを通過したときの油の温度変化を示す説明図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による冷凍装置を示す構成図である。図において、冷凍装置1は、冷凍サイクル回路2と、バイパス部3と、返油部4とを有している。
冷凍サイクル回路2は、圧縮機11と、複数(この例では、4つ)の空冷凝縮器ユニット12と、レシーバ13と、液開閉電磁弁14と、第1の膨張弁(第1の減圧装置)15と、蒸発器(室内冷却器)16とを有している。
バイパス部3は、バイパス流路21と、第2の膨張弁(第2の減圧装置)22と、エコノマイザ23とを有している。
返油部4は、油分離器31と、返油流路32と、第1の油冷却器(排熱風油冷却器)33と、第2の油冷却器(冷媒油冷却器)34とを有している。
圧縮機11、油分離器31、各空冷凝縮器ユニット12、レシーバ13、第2の油冷却器34、エコノマイザ23、液開閉電磁弁14、第1の膨張弁15、蒸発器16は、冷媒管によって順次連結されて閉回路を形成している。これにより、冷凍装置1では、圧縮機11が駆動されると、冷媒が、圧縮機11、油分離器31、各空冷凝縮器ユニット12、レシーバ13、第2の油冷却器34、エコノマイザ23、液開閉電磁弁14、第1の膨張弁15、蒸発器16の順に送られ、圧縮機11に戻るようになっている。この例では、冷媒としてR410Aが用いられている。
バイパス部3、返油部4、圧縮機11、各空冷凝縮器ユニット12及びレシーバ13は、室外ユニットであるコンデンシングユニット5に設けられている。液開閉電磁弁14、第1の膨張弁15及び蒸発器16は、室内ユニットであるユニットクーラ6に設けられている。
圧縮機11は、低段側圧縮部111と、低段側圧縮部111の下流側に設けられた高段側圧縮部112と、低段側圧縮部111及び高段側圧縮部112を駆動する駆動モータ(図示せず)とを有する二段圧縮機である。圧縮機11は、ガス状の冷媒を低段側圧縮部111で圧縮した後、低段側圧縮部111で圧縮された冷媒を高段側圧縮部112で圧縮する。この例では、圧縮機11の駆動モータの回転数が調整可能になっている。圧縮機11で圧縮された冷媒は、油分離器31へ送られる。
油分離器31は、圧縮機11からのガス冷媒に含まれる油(冷凍機油)を冷媒から分離する。油分離器31で油が除去された冷媒は、各空冷凝縮器ユニット12へ送られる。
各空冷凝縮器ユニット12は、冷媒管によって油分離器31に並列に接続された空冷凝縮器121と、空冷凝縮器121に外気を送る送風機(室外ファン)122とをそれぞれ有している。各空冷凝縮器ユニット12では、送風機122によって生じた冷却風(外気)が空冷凝縮器121を通過する。各空冷凝縮器121は、空冷凝縮器121に対する冷却風の通過により、油分離器31からの冷媒と、送風機122によって生じた冷却風との間で熱交換させる。これにより、油分離器31からの冷媒は冷却されて凝縮し、送風機122によって生じた冷却風は加熱されて排熱風となる。各空冷凝縮器121で凝縮された冷媒は、レシーバ13へ送られる。
レシーバ13は、各空冷凝縮器121から出た液冷媒を溜める。レシーバ13に溜められた液冷媒は、第2の油冷却器34、エコノマイザ23及び液開閉電磁弁14の順に流れて第1の膨張弁15へ送られる。
第1の膨張弁15は、各空冷凝縮器121から第2の油冷却器34、エコノマイザ23及び液開閉電磁弁14を経由して送られてきた冷媒を減圧する。第1の膨張弁15で減圧された冷媒は、蒸発器16へ送られる。
蒸発器16は、室内ファンによって蒸発器16を通過する室内空気と、第1の膨張弁15からの冷媒との間で熱交換させる。これにより、第1の膨張弁15からの冷媒は加熱されて蒸発し、室内空気は冷却される。蒸発器16で蒸発した冷媒は、圧縮機11へ戻る。
圧縮機11には、低段側圧縮部111と高段側圧縮部112との間の中間圧部分に冷媒を注入するための冷媒用接続口11aと、油分離器31で分離された油を圧縮機11の低段側圧縮部111及び高段側圧縮部112のそれぞれに戻すための共通の油用接続口11bとが設けられている。
バイパス流路21は、エコノマイザ23の冷媒出口の冷媒管に接続されているとともに、圧縮機11の冷媒用接続口11aに接続されている。これにより、バイパス流路21は、エコノマイザ23から出た冷媒の一部をバイパス冷媒として取り出して、圧縮機11の中間圧部分(即ち、低段側圧縮部111と高段側圧縮部112との間)へバイパス冷媒を導く。
第2の膨張弁22は、バイパス流路21に設けられている。第2の膨張弁22は、バイパス流路21を流れるバイパス冷媒(即ち、エコノマイザ23から出た冷媒の一部)を減圧する。第2の膨張弁22で減圧されたバイパス冷媒は、エコノマイザ23へ送られる。
エコノマイザ23は、各空冷凝縮器121から第1の膨張弁15へ送られる冷媒と、第2の膨張弁22で減圧されたバイパス冷媒との間で熱交換させる。これにより、第1の膨張弁15へ送られる冷媒は冷却され、バイパス冷媒は加熱される。バイパス流路21を流れる冷媒は、第2の膨張弁22で減圧されてエコノマイザ23で加熱された後、圧縮機11の中間圧部分へ送られる。
返油流路32は、油分離器31に接続されているとともに、圧縮機11の油用接続口11bに接続されている。これにより、返油流路32は、油分離器31で冷媒から分離された油を圧縮機11へ導く。
第1の油冷却器33は、返油流路32に設けられている。また、第1の油冷却器33は、各空冷凝縮器121のいずれかを通過した排熱風(外気)と、油分離器31で冷媒から分離された油との間で熱交換させる。これにより、油は冷却され、排熱風は加熱される。
第2の油冷却器34は、レシーバ13からエコノマイザ23へ送られる冷媒と、第1の油冷却器33で冷却された油との間で熱交換させる。これにより、油は冷却され、冷媒は加熱される。返油流路32を流れる油は、第1の油冷却器33及び第2の油冷却器34の順に熱交換された後、圧縮機11へ送られる。
次に、冷凍装置1の冷却運転時の動作について説明する。図2は、図1の冷凍装置1の冷凍サイクル動作を示すP−h線図(圧力−エンタルピ線図)である。図1及び図2に示すように、圧縮機11から出た高温高圧のガス冷媒(状態A)は、油分離器31へ流入し、油分離器31で油と分離される。このとき、圧縮機11からの吐出ガス冷媒の温度、及び冷媒から分離された油の温度は、いずれも90℃となっている。
この後、油分離器31からのガス冷媒は、各空冷凝縮器121で外気に放熱し、凝縮して高圧液冷媒(状態B)となる。各送風機122は、空冷凝縮器121への風量を調整することにより、冷媒圧力が設定値となるように空冷凝縮器121からの放熱量を調整している。各空冷凝縮器121での凝縮温度は、外気温度よりもおおよそ10℃程度高い温度に調整される。
この後、各空冷凝縮器121で凝縮された高圧液冷媒は、レシーバ13に流入する。レシーバ13では、余剰分の液冷媒を溜めているので、液冷媒とガス冷媒との共存状態となっており、冷媒が飽和液(状態B)となっている。
この後、レシーバ13からの高圧液冷媒の状態は、第2の油冷却器34を通過して状態Cとなる。この例では、第2の油冷却器34における油の温度と冷媒の温度との差が小さいため、第2の油冷却器34における油と冷媒との間での熱交換量はごくわずかになっている。
第2の油冷却器34を通過した高圧液冷媒は、エコノマイザ23を通過する。このとき、高圧液冷媒は、第2の膨張弁22で減圧されて低温の中間圧二相冷媒(状態G)となったバイパス冷媒との間で熱交換を行って過冷却度を大きくし(状態D)、ユニットクーラ6へ流入する。
ユニットクーラ6に流入した高圧液冷媒は、液開閉電磁弁14を通過し、第1の膨張弁15で減圧されて低圧二相冷媒(状態E)となった後、蒸発器16へ流入する。
蒸発器16に流入した低圧二相冷媒は、蒸発器16で室内空気(冷却対象)との間で熱交換を行って蒸発して低圧ガス冷媒(状態F)となる。これにより、冷却対象である室内空気が設定温度にまで冷却される。また、蒸発器16から出る冷媒過熱度は、第1の膨張弁15によって調整される。
蒸発器16で蒸発して低圧ガスとなった冷媒は、圧縮機11の低段側圧縮部111に吸入された後、低段側圧縮部111で圧縮されて中間圧ガス冷媒(状態I)となる。一方、第2の膨張弁22で減圧されて中間圧二相冷媒となったバイパス冷媒は、エコノマイザ23で熱交換を行った後(状態H)、圧縮機11の中間圧部分に吸入される。圧縮機11では、低段側圧縮部111で圧縮された冷媒とバイパス冷媒とが合流して生じた中間圧ガス冷媒(状態J)が高段側圧縮部112で圧縮され、高温高圧のガス冷媒(状態A)となり、油分離器31へ再度吐出される。圧縮機11から出る冷媒温度は、第2の膨張弁22によって調整される。
次に、冷凍装置1の運転制御について説明する。この例では、ユニットクーラ6が冷凍倉庫に設置されており、冷凍倉庫内の空間の目標調整温度が−35℃に設定されている場合を考える。この場合、蒸発器16での蒸発温度が−40℃になるように圧縮機11の回転数が調整される。
また、各送風機122の回転数は、上述のように、各空冷凝縮器121での凝縮温度が外気温度よりも10℃高くなるように調整される。ただし、油分離器31での圧力(高圧側圧力)が低下しすぎると、圧縮機11へ返油するための圧力差(即ち、油分離器31と圧縮機11との間の圧力差)が小さくなり、油分離器31から圧縮機11への返油量が不足するおそれがあることから、外気温度が10℃以下となるような低外気条件では、油分離器31から圧縮機11への返油量の不足を回避するために、各空冷凝縮器121での凝縮温度が30℃を下回らないように各送風機122の回転数が調整される。
さらに、第1の膨張弁15の開度は、蒸発器16の出口での冷媒(状態F)の過熱度が10℃程度となるように調整される。また、第2の膨張弁22の開度は、圧縮機11の出口でのガス冷媒(状態A)の温度(吐出ガス温度)が90℃となるように調整される。この例では、蒸発器16での蒸発温度が−40℃と極低温であるため、圧縮機11に注入されるバイパス冷媒の状態が圧縮機11の冷媒用接続口11aにおいて液冷媒を含む二相状態(状態H)となっている。
次に、返油部4での油の温度変化について説明する。図3は、図1の返油部4において第1及び第2の油冷却器33,34のそれぞれを通過したときの油の温度変化を示す説明図であり、図3(a)は高外気条件での油の温度変化を示す図、図3(b)は低外気条件での油の温度変化を示す図である。
高外気条件(例えば、外気温度が35℃である条件)では、図3(a)に示すように、各空冷凝縮器121での凝縮温度が45℃程度になるように送風機122の回転数が調整される。このとき、空冷凝縮器121を通過した排熱風の温度は、42℃程度になる。油分離器31からの90℃の油は、第1の油冷却器33において42℃の排熱風と熱交換を行い、56℃まで冷却される。即ち、第1の油冷却器33では、空冷凝縮器121を通過した排熱風が油の冷却熱源となっている。この後、第1の油冷却器33で56℃に冷却された油は、第2の油冷却器34において45℃(高圧飽和温度)の液冷媒と熱交換を行い、48℃まで冷却される。即ち、第2の油冷却器34では、空冷凝縮器121から出た高圧飽和液冷媒が油の冷却熱源となっている。この後、第2の油冷却器34で冷却された油は、圧縮機11へ戻される。
低外気条件(例えば、外気温度が0℃である条件)では、図3(b)に示すように、各空冷凝縮器121での凝縮温度が低下しすぎないように各送風機122の回転が減速され、凝縮温度が30℃程度になるように調整される。このとき、空冷凝縮器121を通過する外気の速度が低下することから、空冷凝縮器121を通過した排熱風の温度は凝縮温度にかなり近い温度である27℃程度になる。油分離器31からの90℃の油は、第1の油冷却器33において27℃の排熱風と熱交換を行い、46℃まで冷却される。この後、第1の油冷却器33で46℃に冷却された油は、第2の油冷却器34における30℃(高圧飽和温度)の液冷媒との熱交換によって35℃まで冷却された後、圧縮機11へ戻される。
このような冷凍装置1では、油分離器31で冷媒から分離された油を、空冷凝縮器121を通過した排熱風によって冷却する第1の油冷却器33が設けられているので、外気温度に大きな差がある2つの条件下であっても、空冷凝縮器121を外気が通過することによって排熱風の温度差を小さくすることができ、油分離器31から圧縮機11に戻される油の温度を空冷凝縮器121での凝縮温度に近づけることができる。これにより、外気温度が大きく変動しても、圧縮機11への返油温度の変動を抑制することができ、返油温度が低くなりすぎることによる不具合(即ち、圧縮機11への返油量不足)の発生を防止することができる。
また、油分離器31で冷媒から分離された油を、空冷凝縮器121から出た高圧飽和液冷媒で冷却する第2の油冷却器34が設けられているので、上記と同様に、外気温度に大きな差がある2つの条件下であっても、油分離器31から圧縮機11に戻される油の温度を空冷凝縮器121での凝縮温度に近づけることができる。これにより、外気温度が大きく変動しても、圧縮機11への返油温度の変動を抑制することができ、返油温度が低くなりすぎることによる不具合(即ち、圧縮機11への返油量不足)の発生を防止することができる。また、第1及び第2の油冷却器33,34のそれぞれを併用することによって圧縮機11への返油温度の変動をさらに抑制することができる。
また、第1の油冷却器33及び第2の油冷却器34で冷却された油を圧縮機11へ戻すので、吐出ガス冷媒の温度調整のために圧縮機11の中間圧部分に注入されるバイパス冷媒の注入量を、第1及び第2の油冷却器33,34での熱交換量の分だけ少なくすることができる。これにより、圧縮機11の圧縮動力を低減することができる。
また、圧縮機11への返油温度が極端に低くなると、圧縮機11の吐出ガス温度が返油だけで十分に冷却されてしまい、圧縮機11の中間圧部分へのバイパス冷媒の注入量が低下することによって、エコノマイザ23が十分に機能しなくなってしまうおそれがある。本実施の形態では、圧縮機11への返油温度が極端に低くなることを防止することができるので、このようなエコノマイザ23の性能の悪化を回避することもできる。
また、圧縮機11の回転数は調整可能になっているので、圧縮機11の回転数の調整により蒸発器16での蒸発温度を調整することができ、冷却対象空間の温度設定を容易に調整することができる。
また、空冷凝縮器121での凝縮温度が、送風機122で空冷凝縮器121へ送られる風量の調整によって調整され、蒸発器16から出る冷媒の過熱度が第1の膨張弁15によって調整され、圧縮機11から出る冷媒の温度が第2の膨張弁22によって調整されるので、外気温度が大きく変動しても、油分離器31から圧縮機11へ油を戻すための圧力差を確保することができ、圧縮機11への返油量の不足をさらに確実に回避することができる。
なお、上記の例では、第1の油冷却器33において、複数の空冷凝縮器121の1つを通過した排熱風と油との間で熱交換が行われているが、2つ以上の空冷凝縮器121を通過した排熱風と油との間での熱交換を第1の油冷却器33で行うようにしてもよい。
また、上記の例では、油分離器31で冷媒から分離された油が、第1の油冷却器33及び第2の油冷却器34のそれぞれで冷却されるようになっているが、油分離器31で冷媒から分離された油を、第1の油冷却器33のみで冷却させるようにしてもよいし、第2の油冷却器34のみで冷却させるようにしてもよい。
1 冷凍装置、11 圧縮機、15 第1の膨張弁(第1の減圧装置)、16 蒸発器、21 バイパス流路、22 第2の膨張弁(第2の膨張弁)、23 エコノマイザ、31 油分離器、32 返油流路、33 第1の油冷却器(排熱風油冷却器)、34 第2の油冷却器(冷媒油冷却器)、121 空冷凝縮器、122 送風機。

Claims (4)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機、
    上記圧縮機からの冷媒に含まれる油を冷媒から分離する油分離器、
    上記油分離器からの冷媒を凝縮する空冷凝縮器、
    上記空冷凝縮器からの冷媒を減圧する第1の減圧装置、
    上記第1の減圧装置からの冷媒を蒸発させる蒸発器、
    上記空冷凝縮器と上記第1の減圧装置との間を流れる冷媒の一部をバイパス冷媒として取り出し、上記圧縮機の中間圧部分へ上記バイパス冷媒を導くバイパス流路、
    上記バイパス流路に設けられ、上記バイパス冷媒を減圧する第2の減圧装置、
    上記第2の減圧装置で減圧された上記バイパス冷媒と、上記空冷凝縮器と上記第1の減圧装置との間を流れる冷媒との間で熱交換させるエコノマイザ、
    上記油分離器で分離された油を上記圧縮機へ導く返油流路、及び
    上記返油流路を流れる油と、上記空冷凝縮器を通過した排熱風との間で熱交換させる排熱風油冷却器
    を備えている冷凍装置。
  2. 冷媒を圧縮する圧縮機、
    上記圧縮機からの冷媒に含まれる油を冷媒から分離する油分離器、
    上記油分離器からの冷媒を凝縮する空冷凝縮器、
    上記空冷凝縮器からの冷媒を減圧する第1の減圧装置、
    上記第1の減圧装置からの冷媒を蒸発させる蒸発器、
    上記空冷凝縮器と上記第1の減圧装置との間を流れる冷媒の一部をバイパス冷媒として取り出し、上記圧縮機の中間圧部分へ上記バイパス冷媒を導くバイパス流路、
    上記バイパス流路に設けられ、上記バイパス冷媒を減圧する第2の減圧装置、
    上記第2の減圧装置で減圧された上記バイパス冷媒と、上記空冷凝縮器と上記第1の減圧装置との間を流れる冷媒との間で熱交換させるエコノマイザ、
    上記油分離器で分離された油を上記圧縮機へ導く返油流路、及び
    上記返油流路を流れる油と、上記空冷凝縮器と上記エコノマイザとの間を流れる冷媒との間で熱交換させる冷媒油冷却器
    を備えている冷凍装置。
  3. 上記圧縮機の回転数は調整可能になっている請求項1又は請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 上記空冷凝縮器での凝縮温度は、送風機で上記空冷凝縮器へ送られる風量の調整によって調整され、
    上記蒸発器から出る冷媒過熱度は、上記第1の膨張装置によって調整され、
    上記圧縮機から出る冷媒温度は、上記第2の膨張装置によって調整される請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の冷凍装置。
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