JP2015131875A - ラテックススポンジ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的強度があり、かつ軽いタッチをあわせ持つラテックススポンジ及びその製造方法を提供する。【解決手段】ラテックスに、脂肪族ジエステル化合物を加えて発泡成形することとした。また、上記ラテックスに、上記脂肪族ジエステル化合物を3〜20重量部加えて発泡成形することとした。さらに、見かけ密度あたりのモジュラス(M/D)が、0.20から0.30kPa/kg/立米であり、見かけ密度あたりの強度(TS/D)が、0.75から1.06kPa/kg/立米であることとした。【選択図】なし

Description

この発明は、化粧用塗布具として多用されているラテックススポンジ及びその製造方法に関するものである。
従来、ラテックススポンジは、原料であるゴムラテックスに加硫剤、加硫促進剤などを加え、空気などの気体と混合し、起泡し、これをゲル化して固形物とし、さらに、熱により加硫を行い、ゴム弾性を付与し製造されている。この様に製造されるラテックススポンジは、しっとりとした感触を持っており、特に、肌と直接触れる用途、洗い具、化粧用パフ、玩具などに好んで使用されている。
特に軽いタッチ、(例えば、ふんわりと軟らかく、かつ弾性があり、肌当たり感が好ましい状態を言う。)を要求されるスポンジでは、発泡倍率を高めて130kg/立米程度の低見かけ密度としてスポンジ硬度を低くしていたが、さらに軽いタッチを得ようと低見かけ密度化を追求しても、110kg/立米を切るようなスポンジはスポンジ硬度は低くなるものの、スポンジセルが大きくなり逆に触感としてはガサついたタッチとなってしまう問題があった。また、このような低密度スポンジは機械的強度が低く、耐久性に問題があった。
これに対して、特許文献1に記載のスクアランなどの軟化剤を配合してスポンジのセルを構成するゴム自身を軟らかくして製造することが提案されている。また、特許文献2では、軟化剤として植物性油脂を配合して同様の効果を狙った提案がされている。
特開2002−020520号公報 特開2005−225984号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のスポンジでは、軟化剤未配合のスポンジに比べて機械的強度が極端に低くなり、使用中にスポンジの一部に損壊が発生し、長く使用をすることが出来ないと云う問題があった。また、このスポンジを低密度化してさらに軽いタッチを出すことも考えられるが、機械的強度が不足しているために難しいものであった。また、発泡成形時の収縮が大きく、成型不良が発生し歩留まりが悪いという問題もある。
また、上記特許文献2に記載のスポンジでは、軟化剤の植物性油脂とラテックスの分散が悪く特定の条件下で攪拌混合を行う必要があり、成型不良が発生し易いという問題がある。また、機械的強度の低下はある程度抑えられるものの、軽いタッチを出すほどの効果は少なく、結局効果を出すほどに多量に添加すると、機械的強度が低下してしまうという問題がある。また、多量に配合された油脂は製造後にブリードを生じ、ぎとつき感のある重いタッチとなってしまう。また、このスポンジは使用する油脂特有の臭気があり、さらに、保管中、使用中に酸化劣化を起こし悪臭が発生することがあり、人肌と接する用途としては好ましいものではない。
この発明は、これらの点に鑑みて為されたもので、機械的強度があり、かつ軽いタッチをあわせ持つラテックススポンジ及びその製造方法を提供して上記課題を解決するものである。
本願の発明者は、原料ラテックスに特定の脂肪族ジエステル化合物を添加し発泡成形することによって得たスポンジの機械的強度物性が、より低モジュラスとなることをみいだし、さらに改良を重ね、機械的強度があり低モジュラスで触感の優れたスポンジを完成させた。
すなわち、請求項1の発明は、ラテックスに、脂肪族ジエステル化合物を加えて発泡成形したラテックススポンジとした。
請求項2の発明は、上記ラテックスに、上記脂肪族ジエステル化合物を3〜20重量部加えて発泡成形した上記請求項1に記載のラテックススポンジとした。
請求項3の発明は、見かけ密度あたりのモジュラス(M/D)が、0.20から0.30kPa/kg/立米であり、見かけ密度あたりの強度(TS/D)が、0.75から1.06kPa/kg/立米である上記請求項1又は2の何れかに記載のラテックススポンジとした。
請求項4の発明は、ラテックスに、脂肪族ジエステル化合物を加えて発泡成形するラテックススポンジの製造方法とした。
請求項1及び4の各発明によれば、低モジュラスで高強度のスポンジが得られ、このスポンジを使用することにより肌当たりがなめらかで使用感に優れる化粧用具を供給できる。また、成型時の収縮がなく歩留まりが良好であり、さらに、このスポンジは、機械的強度物性ばかりでなく、低臭気で耐光性、耐油性にも優れており、商品陳列や洗濯時の日射に対して硬化劣化や変色が少ない特性を持つ。
さらに、触感がよく、肌と直接触れる用途に優れた商品価値がある。これを化粧料の塗布具に使用すると、触感が良く、化粧効果も良い塗布具を提供できる。また、化粧料に使われる油剤に対して膨潤しにくく、使用しているうちに膨れてコンパクトケースに入らなくなると云ったトラブルも防げる。
請求項2の発明によれば、ラテックスに、脂肪族ジエステル化合物を3〜20重量部加えて発泡成形することとしたので、特に、成形性及び肌当たりにおいて優れたラテックススポンジが得られた。
特に、請求項3の発明によれば、一般に見かけ密度が高ければ、モジュラス、強度共に高くなるが、本発明のスポンジでは、モジュラスを見かけ密度にて除した見かけ密度あたりのモジュラス(M/D)が、0.20から0.30kPa/kg/立米とし、また、強度を見かけ密度にて除した見かけ密度あたりの強度(TS/D)が、0.75から1.06kPa/kg/立米としたので、この範囲であれば、よりソフト感があり低モジュラスで高強度のスポンジが得られる。また、製造方法としても、単純に添加して軽く攪拌するのみでよく、植物性油脂に見られるような特定の条件下で攪拌する必要がなく製造が容易である。
(実施の形態例)
以下、この発明の実施の形態例1のラテックススポンジの製造方法を説明する。この実施の形態例のラテックススポンジの製造方法は、ラテックスに脂肪族ジエステルを加えて発泡成形したものである。
ここでは、ラテックスとして合成共役ジエン系ゴム及び天然ゴム(NR)から得られたラテックスが使用される。
合成共役ジエン系ゴムは、共役ジエン単量体を重合させたものであり、その単量体の具体例としては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、例えばクロロプレンのようなハロゲン置換ブタジエン等の脂肪族共役ジエンを示すことができ、これらの共役ジエンの一種又は2種以上を使用できる。
また、合成共役ジエン系ゴムは、上記共役ジエン単量体に加えて、共重合可能な一種又は2種以上の他の単量体を共重合させることができる。このような単量体としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、5−t−ブチル−2−メチルスチレン、モノクロロスチレン 、ジクロロスチレン、モノフルオロスチレン、ヒドロキシメチルスチレン等の芳香族ビニル化合物を示すことができる。また、エチレン、プロピレン、アクリロニトリル、塩化ビニル等の脂肪族ビニル化合物を示すことができる。
この様な合成共役ジエン系ゴムの例としては、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)、スチレン・ブタジエン・ゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)などが上げられる。これらのラテックスは、1種又は2種以上を混合して使用することができる。特に本発明に適したラテックスとしては、NBRラテックスを使用することが好ましい。後述する脂肪族ジエステル化合物によるソフト感効果が大きい。
また、NBRラテックスと組み合わせて使用するラテックスとしては、SBR、IR、NRのラテックスが好ましく使用できる。この場合、後述の脂肪族ジエステル化合物をゴム原料100重量部あたり5から20重量部使用し、NBRラテックスとSBR、IRまたはNRのラテックス比率は、固形分比で95対5から50対50を使用することができる。このような組み合わせを行うことにより、SBR、IRまたはNRのラテックスを混合することによって悪化するスポンジの耐油性を補う効果があるとともに、ソフトで感触の良いスポンジを製造することができる。
合成共役ジエン系ゴムラテックスの製造方法は特に限定されず、通常は乳化重合法によって製造する。また、重合後の共役ジエン系ゴムから転相法で製造することもできる。また、天然ゴムラテックスは、へベア種などのゴムの木から採取された樹液から精製、濃縮をして得られる。これらのラテックスは、固形分濃度が50%以上であることが発泡成形上から好ましく使用できる。
この発明の脂肪族ジエステル化合物としては、次式の化学構造を持つものである。
R1−X−R2−X−R3
X : エステル基
R1、R3: アルキル基、アルケニル基
R2: アルキレン基、アルケン基、アルキン基
式中の−X−としては、エステル基であり、 −C(=O)−O− 又は −O−(O=)C− の分子構造である。式中のR1、R3 としては、炭素数が、1以上18以下の直鎖又は分枝のアルキル基又はアルケニル基であり、炭素数のより好ましい数は、2以上8以下である。これらの例としては、アクリル基、メタアクリル基、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ヘキシル基、オクチル基、エチルヘキシル基、デシル基、ウンデシル基、ステアリル基などが使用できる。R1とR3は同一物であるか、または前述の基から一つずつを組み合わせたものである。式中のR2としては、炭素数が、4以上の直鎖又は分枝のアルキレン基、アルケン基、アルキン基であり、炭素数のより好ましい数は、6以上である。炭素数の上限は特にはないが、その数が12を超えるものを製造する為には原材料の入手が困難となり、高価格となる。
これら脂肪族ジエステル化合物の具体例としては、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ナノンジオール、デカンジオール、メチルペンタンジオール、メチルヘキサンジオールなどのジオールと、酢酸、プロピオン酸、アクリル酸、メタアクリル酸、オクチル酸、エチルヘキシル酸などの有機酸とのエステル化反応物であるジエステル化合物を上げることができる。例えば、ナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)やデカンジオールジメタアクリレート(DDDM)などである。また、マロン酸、サクシン酸、アジピン酸、セバシン酸などのジカルボン酸と、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタノールなどのアルコールとのエステル化反応物である脂肪族ジエステル化合物を上げることができる。これらの脂肪族ジエステル化合物は、アルコール成分と酸成分を混合し、硫酸などのエステル化触媒と共に加熱しつつ、発生する水を留去することによって製造することができる。
これら脂肪族系ジエステル化合物の分子量としては、220から430が好ましく使用することが出来る。これより大きければ、スポンジを低モジュラス化することが出来なく、これより小さければ製品にブリードが発生し好ましくなく、また、成形時に収縮が起こり成型不良が発生する。
これらの脂肪族ジエステル化合物は、ラテックスの固形分100重量部あたり、2重量部から30重量部を使用することが出来る。これより少なければ、スポンジを低モジュラス化することが出来なく、これより多ければ機械的強度が低下する。
脂肪族ジエステル化合物はラテックスに配合される。脂肪族ジエステル化合物が配合されたラテックスは攪拌を行い均一にする。攪拌は特に高シェアを掛ける必要はなく、200L程度までであればへら等を使用して手攪拌をするだけで十分であり、その後静置しても分離することはない。これは、脂肪族ジエステル化合物がラテックスに含まれる界面活性剤にて分散が良好であり、さらに次第にラテックスゴム粒子に吸着され安定化されていくものと考えられる。脂肪族ジエステル化合物の配合は、他の配合剤と同様に発泡成形に先立って30分から2時間前に配合することが好ましい。直前の配合ではスポンジに泡荒れの現象が発生し、均一な発泡体が製造できない。また、長時間経過したものは成型時に収縮が発生し歩留まりが悪化する。
脂肪族ジエステル化合物に加えて、界面活性剤を使用することが出来る。ラテックスに含まれる界面活性剤だけでは、脂肪族ジエステル化合物を配合するにあたり界面活性剤不足の状態となり、成型時に収縮、不均一セルなどの成形不良が発生することがある。このような時は、界面活性剤を添加することができる。界面活性剤は使用する脂肪族ジエステル化合物の100重量部あたり、0.5重量部から10重量部使用することができる。また、界面活性剤は各種界面活性剤使用できるが、後述の起泡剤として使用する界面活性剤と同じものが好ましく使用できる。特に、脂肪族ジエステル化合物を3重量部以上使用する場合は、界面活性剤を添加することが好ましい。このように、界面活性剤を使用することにより、成型時の不良を少なくし、均一な製品を製造することができる。
脂肪族ジエステル化合物を配合したラテックスは発泡成形を行う。発泡成形は、ラテックスに起泡剤、加硫剤、加硫促進剤、泡安定剤、ゲル化助剤、ゲル化剤を加え、空気などの気体を混合起泡し泡状態とする。この起泡物を金型に注型したり、コンベア上に伸ばす。この後起泡物は、ゲル化剤が作用し泡状態を維持しながら、流動状態から固形状態となりゲル化が行われる。ゲル化により泡構造が固定される。この後、加硫を行いゴム弾性が付与され、ラテックススポンジが出来る。この後、必要に応じて洗浄、乾燥が行われ、使用に適した形状に加工される。
起泡剤としては、脂肪酸石ケン、ロジン酸石ケンなどの界面活性剤を使用することが出来る。発泡成形用途のラテックスの場合、適した界面活性剤があらかじめ配合されているものがあり、この場合は特に配合する必要はない。加硫剤としては、硫黄、パーオキサイドなどが使用出来る。加硫促進剤としては、チウラム系加硫促進剤、ジチオカルバミン酸系加硫促進剤、キサントゲン酸系加硫促進剤、チアゾール系加硫促進剤などが使用出来る。また、これらを組み合わせて使用出来る。泡安定剤としては、トリメンベースなどが使用できる。ゲル化助剤としては、酸化亜鉛などの亜鉛化合物が使用出来る。ゲル化剤としては、ケイフッ化ナトリウム、ケイフッ化カリウム、硫酸アンモニウム、二酸化炭素などが使用できる。
ゲル化助剤の酸化亜鉛は、微粒子の酸化亜鉛を使用することが好ましい。この発明で使用する酸化亜鉛は、ラテックス100重量部あたり、0.5から2.5重量部使用するが、脂肪族ジエステル化合物が3重量部以上の場合、酸化亜鉛は0.5から1.5重量部使用することが好ましい。脂肪族ジエステル化合物が多量に配合されると、起泡したラテックスのゲル化が不安定になる。このとき、酸化亜鉛の使用量を少なくすることにより、ゲル化を安定にでき成型不良を少なくすることで好ましく使用できる。
この他、発泡成形を損なわない範囲で、老化防止剤、分散剤、色材顔料、充填剤、抗菌剤、ワックス、pH調整剤、増粘剤、補強剤などを使用することができる。
ラテックスと混合起泡し泡状態とする気体には、空気、窒素などを使用することができる。混合起泡する方法としては、ミキサーを使用することができ、好ましい例としては、ホバートミキサー、ピンミキサー、オークスミキサーなどがあげられる。また、加硫は蒸気加硫、熱風加硫、高周波加硫、電子線加硫などを使用することができる。
巻尾の表1に示すように、複数の実施例と比較例を用意した。
(実施例)
実施例1
ラテックスとして、NBRラテックス ニッポール (日本ゼオン株式会社製、登録商標、固形分66%) LX−531Bを100重量部用意した。加硫剤として、硫黄1.5重量部を50%水分散体としてラテックスに添加した。加硫促進剤として、ジエチルジチオカルバミン酸の亜鉛塩1.0重量部とメルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩1.0重量部を50%水分散体としてラテックスに添加した。また、界面活性剤としてオレイン酸カリウム0.05重量部を添加した。
また、泡安定剤として、トリメンベース(ユニロイヤル社製、登録商標)0.5重量部をラテックスに添加した。老化防止剤として、ジ−ter−ブチル−p−ヒドロキシトルエン(BHT)1.0重量部を50%水分散体としてラテックスに添加した。脂肪族ジエステル化合物として、R1、R3の炭素数がそれぞれ3、R2の炭素数が9、分子量が296.41であるナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)5重量部をラテックスに添加した。各薬剤の添加は攪拌しつつ添加し、添加後5分間攪拌を続けた。これをラテックス配合液とし、1時間静置後に発泡成形を行った。また、酸化亜鉛1.5重量部を発泡成形にて添加した。
発泡成形は、連続式ピンミキサーに、ラテックス配合液と空気、酸化亜鉛、ケイフッ化ナトリウムを連続的に注入し、混合、起泡し、アルミニウム製の金型へ注型した。起泡物の見かけ比重は、195kg/立米であった。起泡物は注型後3分にて流動性がなくなりゲル化された。
ゲル化後、金型ごと蒸気加硫釜へ移し、100℃にて60分加硫を行った。冷却後、脱型すると、ゴム弾性あるスポンジが得られた。
このスポンジを厚さ8mm、直径55mmの円板状に切り出した。化粧用のスポンジパフとして使用したところ、柔軟かつ弾性があり肌当たりの感覚が非常に好ましいものであった。また、油脂様の臭気もなく化粧用スポンジパフとして好ましいものであった。
また、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 44度、100%モジュラス 35kPa、引張り強度 130kPa、伸び455%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.27kPa/kg/立米、1.00kPa/kg/立米である。成形性及び肌当たりは、どちらも優であった。後述の比較例と比較して、高強度でありながら、低硬度、低モジュラスで柔軟性が高いことが分かる。
また、キセノンランプによる太陽光のシュミレート光を20時間照射したところ、うっすらと黄色く変色があった。照射前との色差値(ΔE*)は3.9であった。後述の比較例と比較して、耐光性に優れていることが分かる。
また、スポンジを流動パラフィンに24時間浸漬したが、スポンジのふくらみはほとんど無かった。膨潤率を測ると、0.4%であった。後述の比較例と比較して、耐油性に優れていることが分かる。
物性の測定方法
厚さ8mmのシート状に切り出し測定を行う。
見かけ密度
シートを35mm × 30mmの長方形に切り出し、各辺の長さから体積を求め、重量を除して求める。単位はkg/立米。
スポンジ硬度
高分子計器社製 アスカーF型硬度計(登録商標)使用。
モジュラス、強度、伸び
JIS K6251に準拠して測定。モジュラスは試料長が100%伸長時の応力(単位kPa)。引張り強度、伸びは破断時の最大応力値(単位kPa)および伸長率(%)。見かけ密度あたりのモジュラス(M/D) モジュラス÷見かけ密度(単位kPa/kg/立米)
見かけ密度あたりの強度(TS/D) 強度÷見かけ密度(単位kPa/kg/立米)
耐光性
JIS K7350−2に準拠して測定。アトラス社製サンテスト XLS(登録商標)にて照射強度550W/平米、ブラックパネル温度65度、屋外太陽光シュミレートフィルター使用にて、厚さ8mmのスポンジに20時間照射後、色差計CR−300(コニカミノルタ社製、登録商標)にて照射前スポンジとの色差(ΔE*)を計測した。
耐油性
見かけ密度で使用した試料を使用した。片面の中心部に直線を書く。この直線の長さを測り、流動パラフィン(粘度350)に24時間浸漬後、スポンジを取り出し余剰の薬液を絞り再度直線の長さを測定する。浸漬後の伸び分を試験前の長さで除して、膨潤率%とする。
実施例2
基本的には実施例1と同様であり、脂肪族ジエステル化合物として、上記ナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)3重量部をラテックスに添加した。また、酸化亜鉛を1.7重量部、界面活性剤としてオレイン酸カリウム0.03重量部を夫々添加した。
実施例1と同様の成形を行い、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 46度、100%モジュラス 38kPa、引張り強度 138kPa、伸び430%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.29kPa/kg/立米、1.06kPa/kg/立米であった。成形性及び肌当たりは、どちらも優であった。脂肪族ジエステル化合物の添加量は少ないが、その効果があることが分る。後述の比較例と比較して、高強度でありながら、低硬度、低モジュラスで柔軟性が高いことが分かる。耐光性(色差ΔE*)は4.2、耐油性(膨潤率%)は0.6であった。
実施例3
基本的には実施例1と同様であり、上記ナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)10重量部をラテックスに添加した。また、酸化亜鉛1.3重量部、界面活性剤としてオレイン酸カリウム0.1重量部を夫々添加した。
実施例1と同様の成形を行い、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 40度、100%モジュラス 30kPa、引張り強度 120kPa、伸び480%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.23kPa/kg/立米、0.92kPa/kg/立米であった。成形性及び肌当たりは、どちらも優であった。後述の比較例と比較して、比較例では製造することが限界の低スポンジ硬度でありながら、高強度であり、低モジュラスで柔軟性が高いことが分かる。耐光性(色差ΔE*)は3.5、耐油性(膨潤率%)は0.3であった。
実施例4
基本的には実施例1と同様であり、上記ナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)20重量部をラテックスに添加した。また、酸化亜鉛1.0重量部、界面活性剤としてオレイン酸カリウム0.2重量部を夫々添加した。
実施例1と同様の成形を行い、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 30度、100%モジュラス 26kPa、引張り強度 98kPa、伸び510%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.20kPa/kg/立米、0.75kPa/kg/立米であった。成形性及び肌当たりは、どちらも優であった。後述の比較例と比較して、単に見かけ密度を下げたり、スクアランを多量添加しても達成できない低スポンジ硬度とすることができ、低モジュラスで柔軟性が高く、かつ高強度であることが分かる。耐光性(色差ΔE*)は2.9でほとんど変色は無かった。耐油性(膨潤率%)は0.3であった。
実施例5
基本的には実施例3と同様であり、脂肪族ジエステル化合物として、ナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)10重量部をラテックスに添加した。また、酸化亜鉛1.3重量部、界面活性剤としてオレイン酸カリウム0.1重量部を夫々添加した。
実施例3と同様に成形するが、連続式ピンミキサーに注入する空気の流量を上げ、見かけ密度の小さいスポンジを製造した。物性を測定すると、見かけ密度 110kg/立米、スポンジ硬度 30度、100%モジュラス 25kPa、引張り強度 102kPa、伸び470%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.23kPa/kg/立米、0.93kPa/kg/立米であった。成形性及び肌当たりは、どちらも優であった。後述の比較例と比較して、見かけ密度を低く設定して低スポンジ硬度とすることができ、低モジュラスで柔軟性が高く、かつ高強度であることが分かる。耐光性(色差ΔE*)は3.5、耐油性(膨潤率%)は0.3であった。
実施例6
基本的には実施例3と同様であり、脂肪族ジエステル化合物として、ナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)10重量部をラテックスに添加した。また、酸化亜鉛1.3重量部、界面活性剤としてオレイン酸カリウム0.1重量部を夫々添加した。
実施例3と同様に成形するが、連続式ピンミキサーに注入する空気の流量を下げ、見かけ密度の高いスポンジを製造した。物性を測定すると、見かけ密度 160kg/立米、スポンジ硬度 50度、100%モジュラス 39kPa、引張り強度 163kPa、伸び490%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.24kPa/kg/立米、1.02kPa/kg/立米であった。成形性及び肌当たりは、どちらも優であった。このスポンジは見かけ密度を高くしたものであるが、スポンジ硬度は低く、低モジュラスで柔軟性に優れる。後述の比較例と比較して、同スポンジ硬度でありながら、高強度とすることが出来た。また、同スポンジ硬度の比較例と比較しても、触感は柔軟性を感じるものであった。見かけ密度あたりのモジュラスが低く、手で持って押した時の初動の軽さに現れている。耐光性(色差ΔE*)は3.5、耐油性(膨潤率%)は0.3であった。
実施例7
基本的には実施例1と同様であり、脂肪族ジエステル化合物として、R1、R3の炭素数がそれぞれ3、R2の炭素数が10、分子量が310.43であるデカンジオールジメタアクリレート(DDDM)10重量部をラテックスに添加した。また、酸化亜鉛1.3重量部、界面活性剤としてオレイン酸カリウム0.1重量部を夫々添加した。
実施例1と同様の成形を行い、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 42度、100%モジュラス 29kPa、引張り強度 115kPa、伸び500%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.22kPa/kg/立米、0.88kPa/kg/立米であった。成形性及び肌当たりは、どちらも優であった。耐光性(色差ΔE*)は3.5、耐油性(膨潤率%)は0.3であった。
実施例8
基本的には実施例1と同様であり、脂肪族ジエステル化合物として、ナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)30重量部をラテックスに添加した。また、酸化亜鉛1.0重量部、界面活性剤としてオレイン酸カリウム0.3重量部を夫々添加した。
実施例1と同様の成形を行い、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 25度、100%モジュラス 22kPa、引張り強度 92kPa、伸び520%であり、見かけ密度あたりのモジュラス(M/D)は、0.17kPa/kg/立米であり、見かけ密度あたりの強度(TS/D)は、0.71kPa/kg/立米であった。肌当たりは優であったが、成形時に一部で収縮がみられた。耐光性(色差ΔE*)は2.1、耐油性(膨潤率%)は0.2であった。
実施例9
基本的には実施例1と同様であり、脂肪族ジエステル化合物として、ナノンジオールジメタアクリレート(NDDM)1重量部をラテックスに添加した。また、酸化亜鉛1.7重量部を添加した。また、界面活性剤は添加していない。
実施例1と同様の成形を行い、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 48度、100%モジュラス 39kPa、引張り強度 140kPa、伸び425%であり、見かけ密度あたりのモジュラス(M/D)は、0.30kPa/kg/立米であり、見かけ密度あたりの強度(TS/D)は、1.08kPa/kg/立米であった。肌当たりは優ではなく、優より落ちる良であったが、成形性は優であった。耐光性(色差ΔE*)は5.0、耐油性(膨潤率%)は0.8であった。
比較例1
実施例1と同様に製造したが、脂肪族ジエステル化合物は使用しなかった。また、酸化亜鉛を1.7重量部添加した。界面活性剤は使用しなかった。
実施例1と同様の成形を行い、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 50度、100%モジュラス 41kPa、引張り強度 143kPa、伸び420%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.32kPa/kg/立米、1.10kPa/kg/立米であった。従来からのNBR製スポンジパフであり、さっぱりした肌当たりであるが、実施例品と比較すると硬い感触であった。耐光性(色差ΔE*)は6.4であり、黄色への変色が見られた。耐油性(膨潤率%)は1.2であり、試験前のスポンジよりひとまわり大きくなっていた。
比較例2
比較例1と同様に成形するが、空気混合量を上げ、見かけ密度の小さいスポンジを製造した。物性を測定すると、見かけ密度 110kg/立米、スポンジ硬度 40度、100%モジュラス 33kPa、引張り強度 98kPa、伸び400%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.30kPa/kg/立米、0.89kPa/kg/立米であった。従来からのNBR製スポンジであるが、見かけ密度を下げてスポンジ硬度を低く抑えたものでる。スポンジのメッシュは疎になっているが、成形性は良かった。ふわっとした感触はあるものの、肌当たりはガサついたものであった。耐光性(色差ΔE*)は6.4、耐油性(膨潤率%)は1.2であった。
比較例3
比較例1と同様に製造したが、脂肪族ジエステル化合物の代わりにスクアランを1重量部使用し、酸化亜鉛を1.7重量部添加し、界面活性剤は使用せず、製造した。
比較例1と同様の成形を行い、物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 47度、100%モジュラス 39kP、引張り強度 95kPa、伸び380%aであり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.30kPa/kg/立米、0.73kPa/kg/立米であった。肌当たりは良であったが成型時に一部で収縮が見られた。耐光性(色差ΔE*)は6.5、耐油性(膨潤率%)は1.2であった。
比較例4
比較例3と同様に製造したが、配合するスクアランを上記比較例3の3倍の量とし、酸化亜鉛を1.7重量部添加した。界面活性剤は使用しなかった。物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 40度、100%モジュラス 30kPa、引張り強度 80kPa、伸び310%、であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.23kPa/kg/立米、0.62kPa/kg/立米であった。耐光性(色差ΔE*)は6.5、耐油性(膨潤率%)は1.4であった。
肌当たりは優であり、柔軟な感触であるが、強度が低く実用上耐久性が不足している。また、成形時の収縮が大であり成形不良が多くみられた。歩留まりは約1/2であった。
比較例5
比較例1と同様に製造したが、脂肪族ジエステル化合物及びスクアランを使用せず、その代わりに植物油として食用なたね油(日清オイリオ社製日清キャノーラ油、商標登録)を5重量部使用し、酸化亜鉛を1.7重量部添加した。界面活性剤は使用しなかった。物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 47度、100%モジュラス 39kPa、引張り強度 96kPa、伸び440%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.30kPa/kg/立米、0.74kPa/kg/立米であった。肌当たりは良であったが、なたね油の臭いがあった。また、成形時に一部収縮が見られ、歩留まりは悪かった。耐光性(色差ΔE*)は7.2で明らかな黄変が見られた。耐油性(膨潤率%)は1.3であった。
比較例6
比較例5と同様に製造したが、配合する植物油の量を上記比較例5の2倍の量とし、酸化亜鉛を1.7重量部添加した。界面活性剤は使用しなかった。物性を測定すると、見かけ密度 130kg/立米、スポンジ硬度 42度、100%モジュラス 34kPa、引張り強度 90kPa、伸び390%であり、見かけ密度あたりのモジュラスおよび強度は、それぞれ0.26kPa/kg/立米、0.69kPa/kg/立米であった。肌当たりは柔軟ではあるが油のギトつき感が感じられた。成形時の収縮が大であり、歩留まりは1/2と悪かった。耐光性(色差ΔE*)は7.8、耐油性(膨潤率%)は1.5であった。
これらのことから、ラテックススポンジの製造に当たって、ラテックスに脂肪族ジエステル化合物を加えて発泡成形したものと、脂肪族ジエステルを加えないで発泡成形したものとでは、脂肪族ジエステルを加えたものの方が押し並べて、成形性及び肌当たりがどちらも優であり、見かけ密度が同程度であれば、低硬度、低モジュラスで柔軟性が高いことが分かった。その場合でもスクアランなどの軟化剤を添加するよりも高強度であり耐久性が高いことが分った。また、スポンジ硬度を同程度に設定すると、肌当たりが良く柔軟性のあるスポンジが得られ、かつ高強度であり耐久性が高いことが分った。また、脂肪族ジエステル化合物を加えたものは、耐光性に優れる特性があること、耐油性に優れる特性があることが分った。
特に、上記実施例1〜8から、脂肪族ジエステル化合物の配合量が3重量部〜20重量部の場合が成形性及び肌当たりにおいて、特に優れていることが分かった。また、上記実施例9については、上記実施例1〜8と比べ、肌当たりにおいて、少し劣るものであった。さらに、ラテックススポンジ100重量部に対して、脂肪族エステル化合物31重量部以上を配合したものの記載を省略しているが、脂肪族エステル化合物の配合量として30重量部を超えると、徐々に成形性及び肌当たり共に優と言えなくなり、30重量部を超えると成形性及び肌当たりにおいて満足出来るものではなくなった。
また、同様に、見かけ密度あたりのモジュラス(M/D)が、0.20から0.30kPa/kg/立米であり、見かけ密度あたりの強度(TS/D)が、0.75から1.06kPa/kg/立米であり、各値をこれらの範囲内とするラテックススポンジが、最も成形性及び肌当たりが優れており、高強度でありながら、低硬度、低モジュラスで柔軟性が高いことが分かった。
Figure 2015131875

Claims (4)

  1. ラテックスに、脂肪族ジエステル化合物を加えて発泡成形したことを特徴とする、ラテックススポンジ。
  2. 上記ラテックスに、上記脂肪族ジエステル化合物を3〜20重量部加えて発泡成形したことを特徴とする、上記請求項1に記載のラテックススポンジ。
  3. 見かけ密度あたりのモジュラス(M/D)が、0.20から0.30kPa/kg/立米であり、見かけ密度あたりの強度(TS/D)が、0.75から1.06kPa/kg/立米であることを特徴とする、上記請求項1又は2の何れかに記載のラテックススポンジ。
  4. ラテックスに、脂肪族ジエステル化合物を加えて発泡成形することを特徴とした、ラテックススポンジの製造方法。
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