JP2015130731A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種電子機器や、それらを遠隔操作するための操作用機器等に用いられる発電装置に関し、細幅化が図れる構成とした磁気回路構成部を有するものを提供する。
【解決手段】コイル60付きの中央ヨーク40に対して前方の位置と後方の位置に、第一永久磁石75付きで磁束を通すコの字状の第一部材71、第二永久磁石85付きで磁束を通すコの字状の第二部材82を配し、またそれらの左方の外方位置に磁束を通す第三部材93、右方の外方位置に磁束を通す第四部材94を配した構成の磁気回路構成部を有するものとした。これであれば、第一部材71と第二部材82との左右へのスライド移動に応じてコイル60からの起電力が取り出せるスライド方向側に細幅のものに実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器や、それらを遠隔操作するための操作用機器、操作部位等に用いられる発電装置に関するものである。
各種電子機器や、それらを遠隔操作するための操作用機器、操作部位などにおいて、近年では小型構成の発電装置に対しての開発要望をされることが多くなってきた。
そのような発電装置について、図7〜図14を用いて以下に説明する。
図7は従来の発電装置の外観斜視図、図8は同分解斜視図、図9は同ケース側部位の斜視図、図10は同スライダ側部位の斜視図、図11は同第一の状態でのカバー部材を除いて示した上面図、図12は同第一の状態での各磁石部材と各ヨークの位置関係を示す模式図、図13は同第二の状態でのカバー部材を除いて示した上面図、図14は同第二の状態での各磁石部材と各ヨークの位置関係を示す模式図である。
従来の発電装置は、図7に示したように、樹脂製のケース1にカバー部材33が組み合わせて構成されている。
ケース1は、図8や図9に示したように、上方が矩形状に開口した箱型であり、ケース1内には、磁性体からなる棒状の中央ヨーク3が、長手方向を前後方向に平行に向けて固着されている。中央ヨーク3の前端部4と後端部5との間の中間部には、コイル7が配されている。
ケース1内の左端位置には、上面視コの字状の外ヨーク8が固着され、また、ケース1内の右端位置には、上面視コの字状の外ヨーク9が固着されている。外ヨーク8のコの字の先端8Aと8Bは、中央ヨーク3の前端部4の左側面と後端部5の左側面に所定間隔をあけて位置しており、同様に、外ヨーク9のコの字の先端9Aと9Bは、中央ヨーク3の前端部4の右側面と後端部5の右側面に所定間隔をあけて位置している。
以上のように構成されたケース側部位に対して移動可能に組み合わせられているスライダ側部位は、図10に示すとおり、第一磁石部材11及び第二磁石部材21と、それらを保持する樹脂製で矩形枠状のスライダ27とが主要部となっている。
第一磁石部材11は、永久磁石12の前後面それぞれに四角柱状の磁性体13、14が固着されて構成されている。永久磁石12は前方面がN極、後方面がS極の向きで配されている。第二磁石部材21は、永久磁石22の前後面それぞれに四角柱状の磁性体23、24が固着されて構成されている。永久磁石22は、前方面がS極、後方側がN極の向きで配されている。
第一磁石部材11と第二磁石部材21とは、樹脂製のスライダ27に、左右方向に所定間隔をあけた平行関係で位置するように並べて保持されている。
スライダ27は、ケース1内で左右方向に向けてスライド移動可能に組み込まれている。組み込み状態では、図11や図12に示したように、第一磁石部材11と第二磁石部材21との間に中央ヨーク3が位置し、第一磁石部材11と第二磁石部材21に対して外ヨーク8と外ヨーク9は左右側の外方に位置している。そして、スライダ27には、平板バネ29を介して操作部材31が配されている。なお、外ヨーク8と外ヨーク9は、中央ヨーク3に吸着していない方の永久磁石22(または永久磁石12)からの磁束を逃がして中央ヨーク3内に流れる磁束への影響を抑えるために配されている。
そして、ケース1およびスライダ27上を覆うように、上方から樹脂製のカバー部材33が配されてケース1に結合されている。
次に動作の説明をする。図11や図12に示した第一磁石部材11と中央ヨーク3とが吸着している第一の状態では、スライダ27はケース1内の右側に位置している。第一磁石部材11は、磁性体13の前端付近および磁性体14の後端付近の各々の右側面が中央ヨーク3の前端部4、後端部5の左側面に当接して吸着している。なお、第一磁石部材11は、外ヨーク8の先端8A、8Bから離間している。
第二磁石部材21は、中央ヨーク3の前端部4、後端部5の右側面から離間していると共に、磁性体23の前端付近および磁性体24の後端付近の各々の右側面が外ヨーク9の先端9A、9Bに当接して吸着しており、第二磁石部材21からの磁束は外ヨーク9を経由してループしている。
第一の状態では、第一磁石部材11の永久磁石12からの磁束が、磁性体13から中央ヨーク3の前端部4に伝わり、それが中央ヨーク3を後端部5側に向いて流れて、前記中央ヨーク3の後端部5から第一磁石部材11の磁性体14に戻る経路で伝わっている。
第一の状態から操作部材31の操作部を左方向に水平に移動操作すると、前述したそれぞれの吸着箇所が離れて平板バネ29のばね力も加わってスライダ27が左方に移動し、それに応じて第一磁石部材11と第二磁石部材21とが同期して左方へ水平にスライド移動して図13および図14に示した第二の状態に移行する。
第二の状態では、図13および図14に示したように、第一磁石部材11は、磁性体13の前端付近および磁性体14の後端付近の各々の左側面が外ヨーク8の先端8Aおよび8Bに当接した吸着状態になる。このため、第一磁石部材11からの磁束は外ヨーク8を経由してループするようになる。そして、第二磁石部材21は、磁性体23の前端付近および磁性体24の後端付近の各々の左側面と中央ヨーク3の前端部4および後端部5の右側面とが当接した吸着状態となる。
第二の状態では、第二磁石部材21の永久磁石22の磁束が、磁性体24から中央ヨーク3の後端部5に伝わり、それが中央ヨーク3内を前端部4側に向いて流れて、前記中央ヨーク3の前端部4から第二磁石部材21の磁性体23に戻る経路で伝わっている。
以上のように、第一の状態から第二の状態にすると、中央ヨーク3内での磁束の流れる方向が逆方向に切り換わる。それによって中央ヨーク3に配されたコイル7に起電力が発生し、その起電力をコイル7のコイル線から取り出せる。そして、前記第二の状態から第一の状態に戻すときの動作時にも、同様に中央ヨーク3内での磁束の流れる方向が逆方向に切り換わるため、それに応じてコイル7に生じる相応する起電力を取り出すことができるものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
国際公開第2013/084409号
従来の発電装置は、磁気回路構成部として、第一磁石部材11、中央ヨーク3、第二磁石部材21が順に並べて配され、第一磁石部材11と第二磁石部材21との同期したスライド移動で、第一磁石部材11または第二磁石部材21を中央ヨーク3に吸着状態にして発電する構成であった。さらに、中央ヨーク3に吸着していない側となる第二磁石部材21または第一磁石部材11からの磁束を外ヨーク9または外ヨーク8を介してループさせる構成であったため、スライド方向側での寸法の細幅化が難しかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、細幅化が図れる構成とした磁気回路構成部を有する発電装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明は、コイルが巻回された磁束を通すヨークと、前記ヨークに対し前方側の位置に配された磁束を通す第一部材と、前記ヨークに対し後方側の位置に配された磁束を通す第二部材と、前記第一部材または前記第二部材の少なくとも一方に備えられた第一永久磁石と、前記第一部材および前記第二部材が共に前記ヨークに近接または当接した際、前記第一部材および前記第二部材が共に近接または当接する位置に配された第三部材と、を備えた発電装置としたものである。
これであれば、第一部材と第二部材とが、共にヨークおよび第三部材に対して離れた状態から近接または当接した状態になると、第一永久磁石の磁束が、ヨークと第一部材〜第三部材とによって構成される経路で流れるようになる。そのとき、ヨークに巻回されたコイルに起電力が生じ、その起電力を取り出せるものに実現できる。
そして、従来品同様に、第三部材から第一部材および第二部材が共に離れた状態で、第一部材および前記第二部材が近接または当接する位置に第四部材をさらに備えさせたものとした場合には、従来品での外ヨークに相当する部材をなくした磁気回路構成部を有するものに構成でき、スライド方向側に応じた寸法の細幅化が図れる構成の磁気回路構成部を有する発電装置を得ることができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、細幅化が図れる構成とした磁気回路構成部を有する発電装置を提供できるという有利な効果が得られる。
本発明の実施の形態による発電装置の磁気回路構成部の水平断面図 同分解斜視図 同上面図 同要部であるコイル付きヨークの分解斜視図 同第二の状態に移行させた状態での水平断面図 同第二の状態に移行させた状態での上面図 従来の発電装置の外観斜視図 同分解斜視図 同ケース側部位の斜視図 同スライダ側部位の斜視図 同第一の状態でのカバー部材を除いて示した上面図 同第一の状態での各磁石部材と各ヨークの位置関係を示す模式図 同第二の状態でのカバー部材を除いて示した上面図 同第二の状態での各磁石部材と各ヨークの位置関係を示す模式図
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態による発電装置の磁気回路構成部の水平断面図、図2は同分解斜視図、図3は同上面図、図4は同要部であるコイル付きヨークの分解斜視図である。
同図において、40は、磁性板を切断加工などして直線状に形成された磁性体製のヨークである(以下では説明を判り易くするために中央ヨーク40と記載する)。
この中央ヨーク40は、図2と図4から判るように、樹脂製のコイル保持用部材50の面状部51に載せて配されている。コイル保持用部材50は、前後方向での中央位置に、面状部51が内底面となった断面矩形状の筒状部52を有しており、中央ヨーク40の中間部分は筒状部52内に挿通状態で配されている。筒状部52の外周にはコイル60が断面矩形状で巻回されている。言い換えると、コイル60内には、中央ヨーク40の中間部分が内包状態に位置するものとなっている。
なお、コイル保持用部材50は二つのターミナル55を保持しており、コイル60の両端のコイル線は、それぞれターミナル55に接続されている。
中央ヨーク40の両端部分(前方部分および後方部分)は、コイル60から前後方向にそれぞれ突出している。なお、この状態のものを以下ではコイル付ヨークと記載する。
コイル付ヨークは図示しないケース内に固定状態で配されており、その固定状態で中央ヨーク40の長手方向は、前後方向に平行関係になっている。
コイル付ヨークの中央ヨーク40に対し、その前方側の位置には第一部材71が配されている。第一部材71は、後方が開口した上面視コの字状に形成されている。つまり、第一部材71は、前方位置の第一連結部を介して第一左辺71Aと第一右辺71Bとの間が連結された形状で構成されている。
第一部材71は、外形の左端および外形の右端が平行関係で、また、第一左辺71Aの右端および第一右辺71Bの左端も、それらに平行関係で形成されている。
そして、第一部材71は、それらの左端および右端が前後方向に平行になり、第一左辺71Aと第一右辺71Bとの間に中央ヨーク40の前方部分が位置するようにして中央ヨーク40の前方側の位置に配されている。なお、第一左辺71Aの右端と第一右辺71Bの左端との間の左右幅寸法は、中央ヨーク40の前方部分の左右幅寸法よりも広幅のものとなっている。
第一連結部の左右の中央位置には矩形状の第一永久磁石75が配されている。つまり、第一部材71は、第一永久磁石75の左右側面のそれぞれに、磁束を通す磁性板などを上面視L字状に加工形成したものが固着されて上面視コの字状に構成されている。第一永久磁石75は、左側面がN極、右側面がS極になっている。このため、第一部材71は第一左辺71A側がN極で第一右辺71B側がS極になっている。
なお、第一永久磁石75を第一連結部の左右の中央位置に配するものとすれば、第一部材71のコの字を構成するためのL字状の部品を共用化することができる。なお、第一永久磁石75の設置位置は前記位置のみに限られることはなく、場合によっては第一左辺71Aや第一右辺71Bに設けたものとすることも可能である。
一方、コイル付ヨークの中央ヨーク40に対し、その後方側の位置には第二部材82が配されている。第二部材82は、前方が開口した上面視コの字状に形成されている。つまり、第二部材82は、後方位置の第二連結部を介して第二左辺82Aと第二右辺82Bとの間が連結された形状で構成されている。
第二部材82は、第一部材71と同様に、外形の左端および外形の右端が平行関係で、また、第二左辺82Aの右端および第二右辺82Bの左端も、それらに平行関係で形成されている。
そして、第二部材82は、それらの左端および右端が前後方向に平行になり、第二左辺82Aと第二右辺82Bとの間に中央ヨーク40の後方部分が位置するようにして中央ヨーク40の後方側の位置に配されている。なお、第二左辺82Aの右端と第二右辺82Bの左端との間の左右幅寸法は、中央ヨーク40の後方部分の左右幅寸法よりも広幅のものとなっている。
第二連結部の左右の中央位置には矩形状の第二永久磁石85が配されている。つまり、第二部材82も、第二永久磁石85の左右側面のそれぞれに、磁束を通す磁性板などを上面視L字状に加工形成したものが固着されて上面視コの字状に構成されている。第二永久磁石85は、左側面がS極、右側面がN極になっている。このため、第二部材82は第二左辺82A側がS極で第二右辺82B側がN極になっている。
なお、第二永久磁石85を第二連結部の左右の中央位置に配するものとすれば、第二部材82のコの字を構成するためのL字状の部品が共用化できることや、第二永久磁石85の設置位置は前記位置のみに限られないこと等は第一部材71の場合と同じである。また、第一部材71と第二部材82とを同一外形のものとして、同じ永久磁石を各々で逆向きに備えさせたものとすると、より好ましい。
第一部材71および第二部材82は、樹脂などからなるスライダ(図示せず)に保持されて前記ケース内に配されており、スライダの左右方向への移動に応じて、第一部材71および第二部材82は、左右方向に同期してスライド移動が可能になっている。
第一部材71および第二部材82の左方の外方位置には、磁束を通す磁性体製の第三部材93が配されている。第三部材93は、第一部材71の左端および第二部材82の左端に対向している。また、同様に、第一部材71および第二部材82の右方の外方位置には、磁束を通す磁性体製の第四部材94が配されている。第四部材94は、第一部材71の右端および第二部材82の右端に対向している。なお、第三部材93と第四部材94とは、前記ケース内に固定状態で配されている。第三部材93と第四部材94も部品の種類を抑えるために同じ部品を用いるとよい。
以上のように、当該発電装置は、中央ヨーク40の前方側の位置にコの字状の第一部材71が配され、また中央ヨーク40の後方側の位置にコの字状の第二部材82が配されると共に、左右の外方位置それぞれに第三部材93、第四部材94が配された構成の磁気回路構成部を備えたものとなっている。
次に、図1および図3に示した第一部材71および第二部材82が共に左側に位置している状態を第一の状態として、動作説明をする。
第一の状態では、第一部材71および第二部材82は、共に左側に位置した状態になっており、第一部材71の外形の左端および第二部材82の外形の左端は、共に左方の外方位置に配された第三部材93に吸着状態になっている。第一部材71の第一左辺71Aの右端および第二部材82の第二左辺82Aの右端は、共に中央ヨーク40から離れており吸着状態にはなっていない。なお、吸着状態とは、以下も同様であるが、当接して吸着している場合および近接した位置で吸着している場合を含む。
第一部材71の第一右辺71Bの左端および第二部材82の第二右辺82Bの左端は、共 に中央ヨーク40の右端に吸着状態になっている。第一部材71の外形の右端および第二部材82の外形の右端は、共に右方の外方位置に配された第四部材94から離れており吸着状態にはなっていない。
第一部材71は、前述したように第一永久磁石75によって、第一左辺71A側がN極、第一右辺71B側がS極になっている。一方、第二部材82は、第二永久磁石85によって、第二左辺82A側がS極、第二右辺82B側がN極になっている。
このために第一の状態では、第一永久磁石75のN極からの磁束が、第一部材71の外形の左端から第三部材93に伝わり、第三部材93を介して第二部材82の外形の左端に伝わって第二永久磁石85のS極に至る経路で伝わっている。第二永久磁石85のN極からの磁束は、第二部材82の第二右辺82Bの左端から中央ヨーク40の後方位置に伝わって、その磁束が中央ヨーク40を前方に向いて流れて中央ヨーク40の前方位置から第一部材71の第一右辺71Bに伝わって第一永久磁石75のS極に至る経路で伝わっている。
すなわち、第一の状態では、中央ヨーク40には後方から前方に向けて磁束が流れている状態になっている。なお、上記の説明からも判るように、当該構成では、第一永久磁石75と第二永久磁石85とが直列的な配置になっているため、その分、中央ヨーク40に流れる磁束量が増加したものとなっている。
第一の状態から、スライダを右に移動させて第一部材71および第二部材82を同期状態で右方に水平にスライド移動させると第二の状態に移行する。
第二の状態に移行させた状態での水平断面図を図5に示し、第二の状態に移行させた状態での上面図を図6に示す。
第二の状態では、同図に示しように、第一部材71および第二部材82が、共に右側に位置した状態になっており、第一部材71の外形の左端および第二部材82の外形の左端は、共に左方の外方位置に配された第三部材93から離れており吸着状態にはなっていない。第一部材71の第一左辺71Aの右端および第二部材82の第二左辺82Aの右端は、共に中央ヨーク40の左端に吸着状態になっている。
第一部材71の第一右辺71Bの左端および第二部材82の第二右辺82Bの左端は、共に中央ヨーク40から離れており吸着状態にはなっていない。第一部材71の外形の右端および第二部材82の外形の右端は、共に右方の外方位置に配された第四部材94に吸着状態になっている。
第二の状態では、第一永久磁石75のN極からの磁束は、第一部材71の第一左辺71Aの右端から中央ヨーク40の前方位置に伝わって、その磁束が中央ヨーク40を後方に向いて流れて中央ヨーク40の後方位置から第二部材82の第二左辺82Aに伝わって第二永久磁石85のS極に至る経路で伝わっている。第二永久磁石85のN極からの磁束は、第二部材82の外形の右端から第四部材94に伝わり、第四部材94を介して第一部材71の外形の右端に伝わって第一永久磁石75のS極に至る経路で伝わっている。
このように、第二の状態では、中央ヨーク40には前方から後方に向けて磁束が流れている状態になっている。
すなわち、第一の状態から第二の状態に移行する間に、中央ヨーク40に流れる磁束の方向が逆方向に切り換わる。これによって、コイル60に相応する起電力が生じて、その起電力をコイル60に接続されているターミナル55を介して取り出すことができる。また、第二の状態から第一の状態に移行する間にも中央ヨーク40に流れる磁束の方向が逆方向に切り換わるため、コイル60には相応する起電力が生じて、その起電力をコイル60に接続されているターミナル55を介して取り出すことができる。
以上のように、当該発電装置では、第一の状態から第二の状態に移行させる、または第二の状態から第一の状態に移行させることによって、磁気回路構成部から所定の電力が得られるように構成されている。
なお、当該構成であれば、第一の状態と第二の状態のそれぞれの磁気回路構成に、第一永久磁石75と第二永久磁石85の両方が直列的に組み込まれたものになっているため、従来のものに比べ、所定の電力を得るために必要な磁石を小さく安価なものに構成できて好ましい。
なお、第一部材71と第二部材82をスライダに保持させたものとする場合には、所定のばね部材を付加して、そのばね部材のばね力を用いてスライダを水平にスライド移動させる構成などとするとよい。
そして、前述説明からも判るように、当該発電装置に備えさせた磁気回路構成部は従来品における外ヨーク8、9に相当する部材をなくした構成のものであるため、従来品に比べてスライド方向側に応じた寸法の低減化が図られた発電装置として実現することができる。
なお、当該発電装置に備えさせた磁気回路構成部として、前記では、第一の状態と第二の状態との移行時に第一部材71と第二部材82とを同期状態で移動させる形態のものを説明したが、前記第一の状態と第二の状態との間での移行がされるならば、第一部材71と第二部材82とを固定側として、中央ヨーク40および第三部材93、第四部材94が可動するものであったり、または両者ともに可動する構成であってもよい。
さらに、当該磁気回路構成部は様々な変形が可能である。例えば第一部材71と第二部材82のいずれか一方のみに永久磁石が配されたものであってもよい。
または、少なくとも、第一部材71の第一右辺71Bの左端および第二部材82の第二右辺82Bの左端が、共に中央ヨーク40の右端に近接または当接した吸着状態になった折に、第一部材71と第二部材82とが共に近接または当接する位置に第三部材93のみが設けられたものであってもよい。この場合には、第一部材71や第二部材82は、第一左辺71Aや第二左辺82Aが不要になるため、上面視でL字状の第一部材や第二部材にしてもよい。
そして、本発明による発電装置は、前述した磁気回路構成部のみを備えさせたものであってもよいし、例えばコイル60から取り出した起電力を用いて、所定の無線信号を送信する電気回路部を備えさせたもの等としてもよい。なお、コイル保持用部材50は、必要に応じて適宜用いればよく、また、その形状も適宜変更してもよい。
本発明における発電装置は、細幅化が図れる構成とした磁気回路構成部を有するものとして提供することができるという有利な効果を有し、各種電子機器や、それらを遠隔操作するための操作用機器等に有用である。
40 ヨーク(中央ヨーク)
50 コイル保持用部材
51 面状部
52 筒状部
55 ターミナル
60 コイル
71 第一部材
71A 第一左辺
71B 第一右辺
75 第一永久磁石
82 第二部材
82A 第二左辺
82B 第二右辺
85 第二永久磁石
93 第三部材
94 第四部材

Claims (5)

  1. コイルが巻回された磁束を通すヨークと、
    前記ヨークに対し前方側の位置に配された磁束を通す第一部材と、
    前記ヨークに対し後方側の位置に配された磁束を通す第二部材と、
    前記第一部材または前記第二部材の少なくとも一方に備えられた第一永久磁石と、
    前記第一部材および前記第二部材が共に前記ヨークに近接または当接した際、前記第一部材および前記第二部材が共に近接または当接する位置に配された第三部材と、を備えた発電装置。
  2. 前記第三部材から前記第一部材および前記第二部材が共に離れた状態で、前記第一部材および前記第二部材が近接または当接する位置に第四部材をさらに備えた請求項1記載の発電装置。
  3. 前記第一永久磁石が備えられた前記第一部材または前記第二部材は、前記ヨークに近接または当接する位置がN極側もしくはS極側で、前記第三部材に対して近接または当接する位置がS極側もしくはN極側である請求項1記載の発電装置。
  4. 前記第一部材および前記第二部材が、共に上面視コの字状である請求項1記載の発電装置。
  5. 前記第一部材または前記第二部材は、一方に前記第一永久磁石を備え、他方に第二永久磁石を備えた請求項1記載の発電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019073767A1 (ja) * 2017-10-10 2019-04-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 発電装置、及び入力装置

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