JP2015130455A - 熱電変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱電変換モジュールにかかる荷重の偏りに起因した熱電変換素子の損傷を抑制する。
【解決手段】熱電変換装置2は、容器底部21、容器底部21と対向する容器天井部23、両者の間に配置されるとともに伸縮可能に設けられたベローズ部22を有する容器20と、容器20の内部に収容される熱電変換モジュール40と、容器20の内部に収容され、容器底部21との間に熱電変換モジュール40を挟み込むとともに、熱電変換モジュール40の上部側を冷却する水冷ジャケット51と、水冷ジャケット51と容器天井部23との間に配置される4つの押さえ棒60と、容器天井部23の上方に4カ所設けられ、容器天井部23、各押さえ棒60および水冷ジャケット51を介して、熱電変換モジュール40に付与する荷重を独立して調整する4つのバネ140とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、熱電半導体を用いた熱電変換素子に加わる温度差を利用して発電を行う熱電変換装置に関する。
従来より、トムソン効果、ペルチェ効果あるいはゼーベック効果等の熱電効果を発揮する熱電半導体を用いた熱電変換素子によって、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置が知られている。
この種の熱電変換装置は、高温環境下に設置されることが多く、温度上昇に起因する熱電変換素子の劣化を抑制するため、気密性を有する容器(筐体)内に複数の熱電変換素子を収容した構成を採用することが多い。
このような熱電変換装置として、加熱側ケース半体および冷却側ケース半体を含み、冷却側ケース半体と加熱側ケース半体との境界部を側面が周方向に波形を成している可撓面で構成した気密ケースの内部に複数の熱電変換モジュールを収容するとともに、これら複数の熱電変換モジュールの一端側を加熱側ケース半体に、これら複数の熱電変換モジュールの他端側を冷却側ケース半体に、それぞれ接触させるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
また、放熱基板と蓋体との間に形成された気密空間の内部に熱電変換素子を狭持するようにした熱電発電モジュールのケーシングにおいて、蓋体を、金属板を加工することにより、吸熱面部と、吸熱面部と放熱基板との間の側壁を形成する枠体部と、放熱基板に対向するフランジ部とを一体成型により形成し、放熱基板に対し、吸熱面部あるいはフランジ部を圧縮した状態で、フランジ部を放熱基板に気密に接合し、かつ、枠体部の中間部には、放熱基板に対し吸熱面部あるいはフランジ部を圧縮する際、および、吸熱面部の加熱に伴い蓋体が熱膨張する際、他の部分に先んじて屈曲して圧縮力および熱膨張を吸収し、放熱基板と吸熱面部とによる熱電変換素子に対する狭持力を保持する屈曲部を形成したものが知られている(特許文献2参照)。
さらに、金属部材で内部空間が構成され、第1の主面と第2の主面とが互いに離間し対向する密閉容器と、第1の主面上に形成される絶縁層と、絶縁層表面に設けられる配線層と、配線層上に一端が固着されて載置され、電気的に接続される複数の熱電変換素子と、熱電変換素子の他端に配置され、複数の熱電変換素子間を電気的に接続する金属細線網と、金属細線網と第2の主面との間に設けられた絶縁部材と、を備え、密閉容器は、熱電変換素子の上面および側面を覆うように一体部材で形成された蓋を有する熱電変換装置が知られている(特許文献3参照)。
特開2011−238693号公報 特開2012−156227号公報 特許第4901350号公報
しかしながら、容器内に複数の熱電変換素子を収容する構成を採用した場合には、容器内における熱電変換素子の位置に応じて、熱電変換素子と容器との密着状態が異なることがあった。このような状態では、熱電変換素子と容器との密着状態が良好な部位とそうではない部位とで、熱電変換効率に違いが生じることとなってしまう。また、容器を介して一部の熱電変換素子に著しく大きな荷重がかかってしまうような場合にあっては、この熱電変換素子に割れ等の損傷が生じてしまうおそれがあった。
本発明は、熱電変換モジュールにかかる荷重の偏りに起因した熱電変換素子の損傷を抑制することを目的とする。
本発明の熱電変換装置は、底部と、当該底部と空間を隔てて対向する天井部と、当該底部と当該天井部との間に配置されるとともに伸縮可能に設けられたベローズ部とを有し、内部には空間が形成される容器と、複数の熱電変換素子を並べて構成されるとともに前記容器の前記内部に収容される熱電変換モジュールと、前記容器の前記内部に収容され、前記天井部から前記底部に向かう荷重が付与されることで前記底部との間に前記熱電変換モジュールを挟み込むとともに、当該熱電変換モジュールにおける当該天井部側を冷却する冷却部と、前記容器の外側にて前記天井部に対向して複数設けられ、当該天井部および前記冷却部を介して前記熱電変換モジュールに付与する荷重をそれぞれ独立して調整可能な複数の荷重調整部とを含んでいる。
このような熱電変換装置において、前記底部に対向して設けられる床板と、前記天井部に対向して設けられる天井板と、前記容器の外側で前記床板と前記天井板とを接続する接続部とをさらに含み、複数の前記荷重調整部のそれぞれは、前記天井部と前記天井板との間に配置される弾性部材と、前記天井板に対して前記天井部から前記底部に向かう方向に進退自在に取り付けられ、当該天井部との間に前記弾性部材を挟み込むことで当該弾性部材を介して当該天井部に付与する荷重を調整する調整部材とを有することを特徴とすれば、荷重調整部による容器への荷重の付与がより安定して行える点で好ましい。
また、前記容器の内部に収容されるとともに前記天井部と前記冷却部との間に配置され、当該天井部にかかる荷重を当該冷却部に伝達する伝達部材をさらに含むことを特徴とすれば、冷却部による熱電変換モジュールの冷却効率の低下を抑制できる点で好ましい。
さらに、前記伝達部材が複数設けられるとともに、それぞれの前記伝達部材は、前記天井部を挟んで複数の前記荷重調整部のそれぞれと対向する位置に配置されることを特徴とすれば、熱電変換モジュールに対する荷重の調整をより的確に行うことができる点で好ましい。
さらにまた、前記熱電変換素子は、Sb(アンチモン)を含むとともに充填スクッテルダイト構造を有する熱電半導体で構成されることを特徴とすれば、より高温の環境下にて熱電変換を行うことができる点で好ましい。
本発明によれば、熱電変換モジュールにかかる荷重の偏りに起因した熱電変換素子の損傷を抑制することができる。
実施の形態が適用される熱電変換システムの上面図である。 図1におけるII−II断面図である。 図1におけるIII−III断面図である。 図1におけるIV−IV断面図である。 熱電変換モジュールの構成を説明するための斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される熱電変換システム1の上面図である。また、図2は図1におけるII−II断面図であり、図3は図1におけるIII−III断面図であり、図4は図1におけるIV−IV断面図である。この熱電変換システム1は、例えば、ゴミ焼却場において発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換するために用いられる。
本実施の形態の熱電変換システム1は、燃焼等によって発生した高温の排気ガスが通過する排気ダクト3と、排気ダクト3を通過する排気ガスの熱を電力に変換する熱電変換装置2と、排気ダクト3に熱電変換装置2を装着するための取付部4とを備えている。
ここで、排気ダクト3は、例えばステンレス等からなる金属板を組み立てて構成されるものであって、この例においては、最高で800℃程度まで加熱された排気ガスが内部を通過するようになっている。
また、熱電変換装置2は、正方形状に形成されるとともにその裏面側が排気ダクト3と接する(あるいは排気ダクト3内に露出する)ように設けられた床板10と、床板10の表面側に搭載されるとともに後述する熱電変換モジュール40等を内部に収容する容器20とを備えている。ここで、容器20は、円形状に形成されるとともにその裏面が床板10の表面と接するように設けられた容器底部21(底部の一例)と、円筒状且つその外周面が蛇腹状に形成されるとともにその下側が容器底部21の表面と接するように設けられたベローズ部22と、円形状に形成されるとともにその裏面がベローズ部22の上側と接するように設けられた容器天井部23(天井部の一例)とを有している。そして、容器底部21およびベローズ部22はボルト等を用いて結合されるとともに、ベローズ部22および容器天井部23もボルト等を用いて結合されることで、一体化した容器20を構成している。この容器20は、容器底部21と容器天井部23との間に加わる荷重に応じてベローズ部22が伸縮し、その結果、容器底部21と容器天井部23との間の距離を変更できるようになっている。すなわち、床板10に搭載された容器20は、上方向Aおよび下方向Bに伸縮可能な構成を有している。
さらに、熱電変換装置2は、円形状に形成されるとともにその裏面が容器20の内部に露出する容器底部21の表面と接するように設けられることにより、床板10および容器底部21を介して排気ダクト3から熱を受ける受熱板30と、受熱板30の表面側に搭載され、受熱板30の熱を電力に変換する複数の熱電変換モジュール40とを備える。なお、熱電変換モジュール40の構成については後述する。
さらにまた、熱電変換装置2は、容器20の内部において複数の熱電変換モジュール40を冷却する冷却機構50を備えている。この冷却機構50は、複数の熱電変換モジュール40の上方に配置され、受熱板30との間に複数の熱電変換モジュール40を挟み込むとともに、その内側には水が通過する経路(図示せず)が設けられた冷却部の一例としての水冷ジャケット51と、水冷ジャケット51の表面側に取り付けられ、水冷ジャケット51に対する水の供給および排出を行う2本の水冷パイプ52とを有している。ここで、2本の水冷パイプ52は、容器20の容器天井部23に設けられた孔を貫通し、容器20の内部から容器20の上方に突出するように設けられている。
また、熱電変換装置2は、それぞれが円柱状に形成されるとともに、容器20の内部において、それぞれの下側の端部が水冷ジャケット51の表面に突き当てられ、且つ、それぞれの上側の端部が容器天井部23の裏面に突き当てられるように設けられた、4本の押さえ棒60を有している。これら4本の押さえ棒60は、熱電変換装置2を上方からみたときに、容器20の容器天井部23の円中央を中心とした正方形の4つの頂点のそれぞれに位置するようになっている。
さらに、熱電変換装置2は、それぞれが容器20の容器天井部23に設けられた孔を貫通して配置された、1つの電流導入端子70、1つの熱電対ポート80および2本の脱気・ガス導入管90を備えている。ここで、電流導入端子70は、容器20の内部に設けられた熱電変換モジュール40で発生した電気エネルギー(電流)を、容器20の外部へと導くためのものである。また、熱電対ポート80は、容器20の外部から、容器20の内部の温度を測定するための熱電対(図示せず)を、容器20の内部に挿入するためのものである。さらに、2本の脱気・ガス導入管90は、容器20の内部を真空引きしたり、容器20の内部を空気や不活性ガス(例えばAr(アルゴン))によって充填したりするためのものである。
さらにまた、熱電変換装置2は、十字状に形成されるとともに容器20の上方において容器天井部23と間隔を空けて配置される天井板100と、それぞれが円柱状に形成され、一端が床板10に取り付けられるとともに他端が天井板100の端部に取り付けられることで床板10側から天井板100を支持する4本の支柱110と、各支柱110の一端側(下端側)を床板10に固定する床固定部120と、各支柱110の他端側(上端側)を天井板100に固定する天井固定部130とを備える。ここで、各支柱110のそれぞれは、外周面にネジ山が切られたボルトで構成されている。これに対し、各床固定部120および各天井固定部130は、それぞれ、対応する支柱110(ボルト)と対をなすナットで構成されている。そして、各支柱110は、容器20の外側において容器20を取り囲むように配置されている。これら4本の支柱110は、熱電変換装置2を上方からみたときに、天井板100の中央を中心とした正方形の4つの頂点のそれぞれに位置するようになっている。
また、熱電変換装置2は、天井板100と容器20の容器天井部23との間であって各押さえ棒60の上方となる位置に配置される4つのバネ140と、容器20の容器天井部23の表面側であって各押さえ棒60の上方となる位置に突出して設けられ、対応するバネ140の下側を支持する4つのバネ受け部150と、それぞれが天井板100に設けられた孔を貫通して設けられ、天井板100の裏面側であって各押さえ棒60の上方となる位置に突出して配置され、対応するバネ140の上側を保持する4つのバネ保持部160とを備えている。ここで、各バネ保持部160は、外周面にネジ山が切られたボルトで構成されており、天井板100に設けられた各孔には、このネジ山に対応するネジ溝(図示せず)が形成されている。そして、天井板100に対する各バネ保持部160のねじ込み量を調整することで、天井板100からバネ保持部160、バネ140およびバネ受け部150を介して容器20(容器天井部23)に加える荷重を調整できるようになっている。ここで、天井板100において、バネ保持部160用に設けられる各孔は、支柱110用に設けられる各孔に比べて、天井板100の中心側に位置している。
本実施の形態では、4つのバネ140と4つのバネ受け部150と4つのバネ保持部160とが、複数の荷重調整部としての機能を有している。また、バネ140が弾性部材として、バネ保持部160が調整部材として、それぞれ機能している。さらに、4つの支柱110が接続部としての機能を有している。さらにまた、4つの押さえ棒60が、複数の伝達部材として機能している。
なお、熱電変換装置2において、床板10、容器20、冷却機構50、押さえ棒60、熱電対ポート80、脱気・ガス導入管90、天井板100、支柱110、床固定部120、天井固定部130、バネ140、バネ受け部150およびバネ保持部160は、耐熱性および耐食性に優れるステンレス鋼で構成されている。ただし、冷却機構50における水冷ジャケット51のうち熱電変換モジュール40と対向する部位については、例えば耐熱性および絶縁性に優れるセラミックス材料(例えばアルミナセラミックス)で構成されている。一方、受熱板30は、例えば耐熱性および絶縁性に優れるセラミックス材料(例えばアルミナセラミックス)で構成されている。
また、取付部4は、額縁状(口の字状)に形成されるとともに、排気ダクト3に対して熱電変換装置2における床板10の外縁部を押さえつける固定用板4aと、排気ダクト3に対して固定用板4aをネジ止めすることで、排気ダクト3に対し、床板10を介して熱電変換装置2を固定する固定用ボルト4bとを備えている。なお、これら固定用板4aおよび固定用ボルト4bも、耐熱性および耐食性に優れるステンレス鋼で構成される。
次に、熱電変換装置2に設けられた熱電変換モジュール40について説明を行う。
図5は、熱電変換モジュール40の構成を説明するための斜視図である。ただし、図5には、熱電変換モジュール40が搭載される受熱板30を、併せて示している。
本実施の形態の熱電変換モジュール40は、複数のp型熱電変換素子41と複数のn型熱電変換素子42とを、p型熱電変換素子41とn型熱電変換素子42とが交互となるように複数の電極43を介して接合し、さらに、複数の電極43のうち下方側に位置する一部の電極43を、接合部44を介して受熱板30に接合した構成となっている。ここで、複数のp型熱電変換素子41と複数のn型熱電変換素子42とは、交互に間隔をおいて配置されるとともに、隣接するp型熱電変換素子41とn型熱電変換素子42とが、電気的には直列に配置され、熱的には並列に配置された構成となっている。なお、図5には、受熱板30の上に1つの熱電変換モジュール40が搭載されている場合を示しているが、本実施の形態の熱電変換装置2では、実際には、受熱板30の上に複数の熱電変換モジュール40が搭載されていることになる。
本実施の形態において、p型熱電変換素子41およびn型熱電変換素子42は、それぞれが直方体状の形状を有している。また、p型熱電変換素子41は、Sb(アンチモン)を含むとともに充填スクッテルダイト構造を有し且つp型不純物が添加された熱電半導体によって、n型熱電変換素子42は、Sb(アンチモン)を含む充填スクッテルダイト構造を有し且つn型不純物が添加された熱電半導体によって、それぞれ構成されている。なお、p型熱電変換素子41と対応する電極43との間およびn型熱電変換素子42と対応する電極43との間には、必要に応じて、これらの間にかかる応力を緩和する応力緩和層を設けることができる。
では次に、本実施の形態の熱電変換システム1による発電動作(熱電変換動作)について説明を行う。
なお、初期状態すなわち排気ダクト3内を高温に熱せられた排気ガスが通過する前の状態で、熱電変換装置2では、脱気・ガス導入管90を用いた容器20内部の脱気が行われ、その後、脱気・ガス導入管90を用いた容器20内へのArガスの供給が行われる。これにより、容器20は、その内部にArガスが1気圧の圧力で充填された状態で密閉される。
次に、燃焼等に伴って高温に熱せられた排気ガスが排気ダクト3内を通過すると、熱電変換装置2では、この排気ガスにより、床板10、容器20の容器底部21および受熱板30を介して、熱電変換モジュール40の下側が加熱される。一方、熱電変換装置2では、冷却機構50により、水冷ジャケット51を介して、熱電変換モジュール40の上側が冷却される。その結果、熱電変換モジュール40の下側と上側とに生じる温度差によって熱電変換が行われ、熱電変換モジュール40は電流を出力する。そして、熱電変換モジュール40から出力される電流は、電流導入端子70を介して熱電変換装置2の外部に取り出される。
熱電変換装置2において、各熱電変換モジュール40における熱電変換効率を向上させるためには、床板10から容器底部21および受熱板30を介して熱電変換モジュール40の裏面側に伝達される熱(高温度)の伝達効率を高めること、および、水冷ジャケット51から熱電変換モジュール40の表面側に伝達される熱(低温度)の伝達効率を高めること、が重要となる。これを簡易に実現するためには、床板10から熱電変換モジュール40の裏面側に至る各部材の密着性を高めること、また、水冷ジャケット51と熱電変換モジュール40の表面側との密着性を高めること、が要求される。
ここで、本実施の形態の熱電変換装置2では、容器20内において、各熱電変換モジュール40の裏面側は、受熱板30を介して容器20の容器底部21に支持されている。また、容器20内において、各熱電変換モジュール40の表面側は、冷却機構50の水冷ジャケット51および4本の押さえ棒60を介して容器20の容器天井部23に支持されている。さらに、容器20において、容器底部21および容器天井部23はベローズ部22を介して一体化しており、ベローズ部22には、上下方向において縮もうとする力(下方向Bに向かう力)がかかっている。
このため、容器底部21および受熱板30の上に位置する各熱電変換モジュール40には、ベローズ部22、容器天井部23、4本の押さえ棒60および水冷ジャケット51を介して、受熱板30に押さえつけようとする荷重が加えられる。その結果、容器20の内部では、容器底部21と受熱板30との密着度、受熱板30と各熱電変換モジュール40の裏面側との密着度、各熱電変換モジュール40の表面側と水冷ジャケット51との密着度が、それぞれ高まる。
また、本実施の形態の熱電変換装置2では、容器20外において、容器20の容器底部21の裏面側は、床板10に支持されている。また、容器20外において、容器20の容器天井部23の表面側は、4つのバネ受け部150、4つのバネ140および4つのバネ保持部160を介して天井板100に支持される。さらに、床板10と天井板100とは、4つの支柱110、4つの床固定部120および4つの天井固定部130を介して一体化している。さらにまた、天井板100に取り付けられた各バネ保持部160と容器20の容器天井部23に設けられた各バネ受け部150とに挟み込まれた各バネ140には、上下方向において伸びようとする力がかかっている。
このため、容器20の容器天井部23には、各バネ140および各バネ受け部150を介して下側(床板10側)に押さえつけようとする荷重が加えられる。その結果、床板10と容器底部21との密着度が高まる。また、各バネ140によって加えられる荷重により、容器20の内部では、容器底部21と受熱板30との密着度、受熱板30と各熱電変換モジュール40の裏面側との密着度、各熱電変換モジュール40の表面側と水冷ジャケット51との密着度が、それぞれさらに高まる。
それゆえ、このような構成を採用することで、本実施の形態の熱電変換装置2における熱電変換効率を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態のように、複数の熱電変換素子を用いて熱電変換モジュール40を構成する場合にあっては、熱電変換モジュール40を構成する各熱電変換素子に対して荷重を均一に加えることが要求される。また、本実施の形態のように、複数の熱電変換モジュール40を用いる場合にあっては、各熱電変換モジュール40に対して荷重を均一に加えることが要求される。ここで、熱電変換モジュール40に加える荷重に偏りが生じている場合には、相対的に大きな荷重が加わる部位については熱電変換モジュール40と他の構成部材との密着性が高まる一方、相対的に小さな荷重が加わる部位については熱電変換モジュール40と他の構成部材との密着性が低くなることとなり、結果として熱電変換効率の低下を招く。また、熱電変換モジュール40に加わる荷重が著しく偏った場合、相対的に大きな荷重が加わる部位において、熱電変換素子に割れ等の損傷が生じる懸念もある。
これに対し、本実施の形態の熱電変換装置2では、天井板100に取り付けられた4本のバネ保持部160を、それぞれ独立してねじ込み量を調整できるように構成した。すなわち、容器20の外部から容器20の内部に配置された複数の熱電変換モジュール40に荷重を加える4本のバネ140に対し、それぞれ独立して荷重を調整できるようにした。これにより、各熱電変換モジュール40に加えられる荷重および各熱電変換モジュール40を構成する各熱電変換素子に加えられる荷重の偏りを抑制することが可能となり、偏荷重に起因する熱電変換効率の低下および一部の熱電変換素子の損傷を抑制することが可能になる。
なお、本実施の形態では、熱電変換素子として、Sb(アンチモン)を含むとともに充填スクッテルダイト構造を有する熱電半導体を用いた場合を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、各種熱電半導体を材料とする熱電変換素子を採用した場合にも適用可能である。
1…熱電変換システム、2…熱電変換装置、3…排気ダクト、4…取付部、10…床板、20…容器、21…容器底部、22…ベローズ部、23…容器天井部、30…受熱板、40…熱電変換モジュール、50…冷却機構、60…押さえ棒、70…電流導入端子、80…熱電対ポート、90…脱気・ガス導入管、100…天井板、110…支柱、120…床固定部、130…天井固定部、140…バネ、150…バネ受け部、160…バネ保持部

Claims (5)

  1. 底部と、当該底部と空間を隔てて対向する天井部と、当該底部と当該天井部との間に配置されるとともに伸縮可能に設けられたベローズ部とを有し、内部には空間が形成される容器と、
    複数の熱電変換素子を並べて構成されるとともに前記容器の前記内部に収容される熱電変換モジュールと、
    前記容器の前記内部に収容され、前記天井部から前記底部に向かう荷重が付与されることで前記底部との間に前記熱電変換モジュールを挟み込むとともに、当該熱電変換モジュールにおける当該天井部側を冷却する冷却部と、
    前記容器の外側にて前記天井部に対向して複数設けられ、当該天井部および前記冷却部を介して前記熱電変換モジュールに付与する荷重をそれぞれ独立して調整可能な複数の荷重調整部と
    を含む熱電変換装置。
  2. 前記底部に対向して設けられる床板と、
    前記天井部に対向して設けられる天井板と、
    前記容器の外側で前記床板と前記天井板とを接続する接続部と
    をさらに含み、
    複数の前記荷重調整部のそれぞれは、
    前記天井部と前記天井板との間に配置される弾性部材と、
    前記天井板に対して前記天井部から前記底部に向かう方向に進退自在に取り付けられ、当該天井部との間に前記弾性部材を挟み込むことで当該弾性部材を介して当該天井部に付与する荷重を調整する調整部材と
    を有することを特徴とする請求項1記載の熱電変換装置。
  3. 前記容器の内部に収容されるとともに前記天井部と前記冷却部との間に配置され、当該天井部にかかる荷重を当該冷却部に伝達する伝達部材をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の熱電変換装置。
  4. 前記伝達部材が複数設けられるとともに、
    それぞれの前記伝達部材は、前記天井部を挟んで複数の前記荷重調整部のそれぞれと対向する位置に配置されることを特徴とする請求項3記載の熱電変換装置。
  5. 前記熱電変換素子は、Sb(アンチモン)を含むとともに充填スクッテルダイト構造を有する熱電半導体で構成されることを特徴とする請求項1または2記載の熱電変換装置。
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