JP2018143056A - 熱電発電装置 - Google Patents

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知之 岸田
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拓己 片山
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新也 北川
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Abstract

【課題】樹脂封止部が高温にさらされることを抑制することができる熱電発電装置を得る。【解決手段】熱電発電装置10は、熱電発電モジュール14の受熱側14Bと冷却側14Aとをそれぞれ覆う一対のラミネートシート16、18と、熱電発電モジュール14の周囲で一対のラミネートシート16、18の間に挟まれた状態で重ね合わされる樹脂封止部20と、樹脂封止部20の受熱側に配置され、一方のラミネートシート16に重ね合わされる断熱シート22と、断熱シート22を樹脂封止部20に向けて押さえると共に、断熱シート22と接触する側の厚板部24Aの板厚が固定部26で固定する薄板部24Bの板厚よりも厚い段付き形状とされた押さえ板24と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱電発電装置に関する。
下記特許文献1には、熱電モジュールの全周を断熱材で囲み、高温部と冷却器との間を断熱すると共に、この断熱材によって熱電モジュールの位置決めを行う構造が開示されている。なお、熱電発電素子のラミネートシートの封止部と受熱板との間に断熱シート層が備えられた熱電発電モジュールとして、特許文献2に記載されたものがある。
特開2007−165560号公報 特開2016−009787号公報
上記特許文献1に記載の構造では、熱電モジュールの封止については考慮されておらず、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、樹脂封止部が高温にさらされることを抑制することができる熱電発電装置を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る熱電発電装置は、熱電素子の受熱側と冷却側とをそれぞれ覆う一対の薄膜シートと、前記熱電素子の周囲で前記一対の薄膜シートの間に挟まれた状態で前記一対の薄膜シートと重ね合わされる樹脂封止部と、前記樹脂封止部の受熱側に配置され、前記一対の薄膜シートの一方に重ね合わされる断熱層と、前記断熱層を前記樹脂封止部に向けて押さえると共に、前記断熱層と接触する側の部位の板厚が固定部で固定する固定部位の板厚よりも厚い段付き形状とされた押さえ板と、を有する。
請求項1記載の本発明によれば、熱電素子の受熱側と冷却側とは、それぞれ一対の薄膜シートで覆われている。熱電素子の周囲では、樹脂封止部が一対の薄膜シートの間に挟まれた状態で一対の薄膜シートと重ね合わされている。樹脂封止部の受熱側には、一対の薄膜シートの一方に断熱層が重ね合わされている。さらに、断熱層を押さえる押さえ板が設けられており、押さえ板は、断熱層と接触する側の部位の板厚が固定部で固定する固定部位の板厚よりも厚い段付き形状とされている。これにより、押さえ板の板厚の厚い側の部位で断熱層を樹脂封止部に向けて押さえ、押さえ板の板厚の薄い固定部位で固定部によって押さえ板を固定する。このような構成では、押さえ板が段付き形状のため、押さえ板の撓みやすさに差がつき、押さえ板の板厚の薄い固定部位が固定部の締め付けにより適度に撓み、押さえ板の板厚の厚い部位でより確実に断熱層が樹脂封止部に向けて押さえられる。このため、断熱層は、樹脂封止部の側に適切に密着され、樹脂封止部が高温にさらされることが抑制される。
請求項2の発明は、請求項1に記載の熱電発電装置において、前記押さえ板が前記熱電素子の全周を囲む枠状とされている。
請求項2記載の本発明によれば、押さえ板が熱電素子の全周を囲む枠状とされており、熱電素子の周囲で枠状の押さえ板によって断熱層が樹脂封止部に向けて押さえられる。このため、固定部にて押さえ板を固定できない部位(固定部で固定する固定部位以外の部位)においても、押さえ板によって断熱層を樹脂封止部に向けて押さえることができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の熱電発電装置において、前記押さえ板の内側縁部を含む部位の板厚が、前記固定部位の板厚よりも厚い構成とされている。
請求項3記載の本発明によれば、押さえ板の内側縁部を含む部位の板厚が、固定部位の板厚よりも厚い構成とされている。これにより、簡易な構成により、押さえ板の内側縁部を含む板厚が厚い部位で、断熱層を樹脂封止部に向けて押さえることができると共に、押さえ板の内側縁部以外の固定部位で押さえ板を固定することができる。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の熱電発電装置において、前記押さえ板は、前記枠状の少なくとも一辺に前記熱電素子の冷却側に冷却水を供給及び排出する経路を備え、前記押さえ板は、前記経路を含まない辺の側で、前記固定部で固定されている。
請求項4記載の本発明によれば、押さえ板は、枠状の少なくとも一辺に熱電素子の冷却側に冷却水を供給及び排出する経路を備えており、押さえ板は、経路を含まない辺の側で固定部にて固定されている。これにより、押さえ板における冷却水を供給及び排出する経路と干渉しない部位で、押さえ板を固定することができる。
本発明に係る熱電発電装置によれば、樹脂封止部が高温にさらされることを抑制することができる。
一実施形態に係る熱電発電装置の固定部側を示す断面図である。 一実施形態に係る熱電発電装置を示す分解斜視図である。 一実施形態に係る熱電発電装置を組み付けた状態を示す斜視図である。 (A)は、押さえ板の長手方向に沿った辺の側を示す断面図であり、(B)は、押さえ板の長手方向と直交する方向に沿った辺の側を示す断面図である。 比較例に係る熱電発電装置の固定部側を示す断面図である。
本発明の実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印UPは熱電発電装置が配置される車両の上方側を示している。また、これらの面において、方向を明確にするため、矢印Wで示す方向を便宜上熱電発電装置の幅方向とし、矢印Dで示す方向を便宜上熱電発電装置の奥行き方向とする。
以下、図1〜図4を用いて、一実施形態に係る熱電発電装置について説明する。
図1には、一実施形態の熱電発電装置10の一部が断面図にて示されている。図1に示されるように、熱電発電装置10は、冷却水配管12の上下方向の上側と下側に配置された熱電素子としての上下一対の熱電発電モジュール14を備えている。熱電発電モジュール14は、冷却水配管12の側が冷却側14Aとされており、冷却水配管12と反対側が受熱側14Bとされている。上下一対の熱電発電モジュール14は、上下対称に形成されている。熱電発電装置10は、熱電発電モジュール14の受熱側14Bと冷却側14Aとをそれぞれ覆う一対の薄膜シートとしてのラミネートシート16、18を備えている。一方のラミネートシート16は、熱電発電モジュール14の受熱側14B(本実施形態では、熱電発電装置10の上側と下側)に配置されており、他方のラミネートシート18は、熱電発電モジュール14の冷却側14Aである冷却水配管12と接触する位置に配置されている。
熱電発電装置10は、熱電発電モジュール14の周囲(図1に示す熱電発電モジュール14の側方)で、一対のラミネートシート16、18の間に挟まれた状態で一対のラミネートシート16、18と重ね合わされる層状の樹脂封止部20を備えている。また、熱電発電装置10は、樹脂封止部20の受熱側(熱電発電モジュール14の受熱側14Bと同じ側)に配置されると共にラミネートシート16、18のうちの一方のラミネートシート16に重ね合わされる断熱層としての断熱シート22を備えている。さらに、熱電発電装置10は、断熱シート22を樹脂封止部20に向けて押さえる上下一対の押さえ板24と、上下一対の押さえ板24をそれぞれ固定する固定部26と、を備えている。熱電発電装置10は、ほぼ上下対称に構成されている。
図1に示されるように、熱電発電モジュール14は、並べて配置された複数の半導体素子30と、半導体素子30の一方側の面と他方側の面(本実施形態では、半導体素子30の上下面)にそれぞれ配置された一対の金属板電極32、34と、を備えている。半導体素子30は、例えば、N型半導体素子30AとP型半導体素子30Bの対からなるペルチェ素子により構成されており、N型半導体素子30AとP型半導体素子30Bとが面方向に沿って交互に配置されている。金属板電極32、34は、N型半導体素子30AとP型半導体素子30Bとを直列に接続する構成とされている。本実施形態では、N型半導体素子30A及びP型半導体素子30Bの受熱側14Bの面が一方の金属板電極34に接続され、N型半導体素子30A及びP型半導体素子30Bの冷却側14Aの面が他方の金属板電極32に接続されている。
図示を省略するが、熱電発電装置10は、熱電発電モジュール14の受熱側14Bが、図示しない車両の排気管を通る排気ガスからの熱が伝達される位置に配設されている。本実施形態では、熱電発電モジュール14の受熱側14Bは、車両の排気管に隣接して設けられた熱伝達部(図示省略)を介して配設されている。熱伝達部の内部には、例えば、高温ガスなどが封入されている。熱電発電モジュール14は、半導体素子30の受熱側14Bと冷却側14Aとの間で温度差に応じたゼーベック効果を生じさせることにより、発電させることができるものである。熱伝達部に封入される高温ガスの温度は、例えば、約300℃とされている。なお、上記構成に代えて、排気管の内部に熱電発電装置10の熱電発電モジュール14が直接配置される構成でもよい。
図2には、熱電発電装置10が分解斜視図にて示されており、図3には、熱電発電装置10が組み付けられた状態で斜視図にて示されている。
図1〜図3に示されるように、冷却水配管12は、略矩形状の板状部材12Aの内部に複数の冷却水流通部12Bを備えている。本実施形態では、板状部材12Aの長手方向が複数の冷却水流通部12Bの流動方向となるように複数の冷却水流通部12Bが並べて配置されている。冷却水配管12には、冷却水流通部12Bに冷却水を供給する経路40と、冷却水流通部12Bから冷却水を排出する経路42とが接続されている(図3参照)。これにより、経路40から冷却水が冷却水流通部12Bに供給されて冷却水流通部12Bを流れた後、冷却水が経路42に排出されるようになっている。なお、経路40及び経路42の構成は、変更可能である。
図1に示されるように、ラミネートシート16は、熱電発電モジュール14の受熱側14Bに配置された一方の金属板電極34と接触するように配置されている。ラミネートシート16は、例えば、樹脂薄膜にアルミニウム薄膜をラミネートしたシート(積層シート)で構成されており、樹脂薄膜の側が金属板電極34と接触するように配置されている。また、ラミネートシート18は、熱電発電モジュール14の冷却側14Aに配置された他方の金属板電極32と接触するように設けられている。ラミネートシート18は、例えば、樹脂薄膜にアルミニウム薄膜をラミネートしたシート(積層シート)で構成されており、樹脂薄膜の側が金属板電極32と接触するように設けられている。金属板電極34と金属板電極32には、発電した電力を取り出すためのリード線54A、54Bが接続されている(図2及び図3参照)。
図1及び図2に示されるように、樹脂封止部20は、熱電発電モジュール14の周囲(図1に示す熱電発電モジュール14の側方)でラミネートシート16とラミネートシート18との間に配置されている。樹脂封止部20は、熱電発電モジュール14の半導体素子30の酸化劣化を防ぐために、外部の高温ガスと内部の熱電発電モジュール14とを封止するために設けられている。樹脂封止部20の両側の面は、ラミネートシート16とラミネートシート18とに接合されている。
図1及び図2に示されるように、断熱シート22は、枠状の部材で構成されており、熱電発電モジュール14の周囲(図1に示す熱電発電モジュール14の側方)に配置されている。断熱シート22は、ラミネートシート16を介して樹脂封止部20の全面を覆うように配置されている。断熱シート22は、ラミネートシート16を介して樹脂封止部20と接触することで、樹脂封止部20が耐熱温度を超える温度まで加熱されることを抑制するようになっている。例えば、樹脂封止部20の耐熱温度は、約150℃とされている。
図1〜図3に示されるように、押さえ板24は、略矩形状の枠状の部材で構成されており、熱電発電モジュール14の全周を囲むように配置されている(図2及び図3参照)。押さえ板24の少なくとも一部は、断熱シート22を覆う位置に配置されている。より具体的には、押さえ板24は、断熱シート22と接触する側の部位の板厚を厚くした厚板部24Aと、押さえ板24を固定する固定部位の板厚を厚板部24Aよりも薄くした薄板部24Bと、を備えている。すなわち、押さえ板24は、厚板部24Aと薄板部24Bとを備えた段付き形状とされている。本実施形態では、押さえ板24は、長手方向に沿った辺の側が厚板部24Aと薄板部24Bとを備えた段付き形状とされており、押さえ板24の内側縁部を含む位置に厚板部24Aを備えている(図2及び図4(A)参照)。また、押さえ板24は、長手方向と直交する方向に沿った辺の側が厚板部24Aのみで構成されている(図2及び図4(B)参照)。
押さえ板24は、厚板部24Aが断熱シート22と接触するように配置されており、厚板部24Aによって断熱シート22をラミネートシート16を介して樹脂封止部20に向けて押さえるようになっている。押さえ板24の薄板部24Bは、固定部26によって固定されている。固定部26は、上下一対の押さえ板24の間に配置される複数のナット44と、ナット44の軸方向の一方側と他方側にそれぞれ螺合される複数のボルト46と、を備えている。
より具体的には、図1及び図2に示されるように、上下一対の押さえ板24の間には、ナット44と、上下一対の押さえ板24の間の距離に応じてナット44と一方の押さえ板24との間に介在されるシム48と、が配置されている(図1参照)。ボルト46は、雄ねじ部を備えた軸部46Aと、軸部46Aの一端部に設けられた頭部46Bと、を備えている。押さえ板24の薄板部24Bには、ボルト46の軸部46Aがそれぞれ貫通される複数の貫通孔50が設けられている。本実施形態では、押さえ板24の薄板部24Bに長手方向に沿って複数の貫通孔50が一列で形成されている。
一方(図1中の上側)の押さえ板24の側から、ワッシャ52を介して薄板部24Bの貫通孔50にボルト46の軸部46Aが貫通され、軸部46Aの雄ねじ部がナット44の雌ねじ部に螺合される。また、他方(図1中の下側)の押さえ板24の側から、ワッシャ52を介して薄板部24Bの貫通孔50にボルト46の軸部46Aが貫通され、軸部46Aの雄ねじ部がナット44の雌ねじ部に螺合される。これにより、上下一対の押さえ板24が、上側のボルト46及び下側のボルト46とナット44により締め付け固定されている。
次に、本実施形態の熱電発電装置10の作用及び効果について説明する。
熱電発電装置10では、熱電発電モジュール14の受熱側14Bと冷却側14Aとは、それぞれ一対のラミネートシート16、18で覆われている。熱電発電モジュール14の周囲では、樹脂封止部20が一対のラミネートシート16、18の間に挟まれた状態で一対のラミネートシート16、18と重ね合わされている。樹脂封止部20の受熱側には、一方のラミネートシート16に断熱シート22が重ね合わされている。さらに、断熱シート22を樹脂封止部20に向けて押さえる押さえ板24が設けられている。押さえ板24は、断熱シート22と接触する側の部位の板厚が厚い厚板部24Aと、押さえ板24を固定部26で固定する固定部位の板厚を厚板部24Aよりも薄くした薄板部24Bと、を備えた段付き形状とされている。
このような熱電発電装置10では、押さえ板24の厚板部24Aで断熱シート22を樹脂封止部20に向けて押さえ、押さえ板24の薄板部24Bで固定部26のボルト46にて上下の押さえ板24をナット44に締め付けて固定している。この構成では、押さえ板24が段付き形状のため、押さえ板24の撓みやすさに差がつき、押さえ板24の薄板部24Bが固定部26のボルト46とナット44の締め付けにより適度に撓む。そして、押さえ板24の厚板部24Aで、より確実に断熱シート22が樹脂封止部20に向けて押さえられる。このため、断熱シート22が、樹脂封止部20の側に適切に密着され、樹脂封止部20が高温にさらされることが抑制される。
また、熱電発電装置10では、押さえ板24が熱電発電モジュール14の全周を囲む枠状とされている。これにより、熱電発電モジュール14の周囲で押さえ板24によって断熱シート22が樹脂封止部20に向けて押さえられる。このため、押さえ板24の長手方向と直交する側の部位、すなわち固定部26にて押さえ板24を固定できない部位においても、押さえ板24によって断熱シート22を樹脂封止部20に向けて押さえることができる。
また、熱電発電装置10では、押さえ板24の内側縁部を含む厚板部24Aの板厚が、固定部26により固定する薄板部24Bの板厚よりも厚い構成とされている。これにより、簡易な構成により、押さえ板24の内側縁部を含む厚板部24Aで、断熱シート22を樹脂封止部20に向けて押さえることができると共に、押さえ板24の薄板部24Bで固定部26により押さえ板24を固定することができる。
さらに、熱電発電装置10では、押さえ板24は、枠状の少なくとも一辺(本実施形態では、長手方向と直交する側の2辺)に、熱電発電モジュール14の冷却側14Aに冷却水を供給する経路40及び冷却水を排出する経路42を備えている。そして、押さえ板24の経路40、42を含まない辺(本実施形態では長手方向に沿った2つの辺)の側で、押さえ板24が固定部26にて固定されている。これにより、押さえ板24における冷却水を供給する経路40、及び冷却水を排出する経路42と干渉しない部位で、押さえ板24を固定部26にて固定することができる。
図5には、比較例の熱電発電装置100の一部が断面図にて示されている。なお、前述した一実施形態の熱電発電装置10と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、熱電発電装置100は、断熱シート22を樹脂封止部20に向けて押さえる上下一対の押さえ板102と、上下一対の押さえ板102をそれぞれ固定する固定部104と、を備えている。押さえ板102は、厚さがほぼ均一な薄板からなる板状部102Aで構成されており、押さえ板102の板状部102Aの一端部側は、断熱シート22を覆う位置に配置されている。板状部102Aの厚さは、一実施形態の熱電発電装置10に用いられる押さえ板24の薄板部24Bとほぼ同じ厚さに設定されている。
押さえ板102の板状部102Aの一端部側が断熱シート22と接触することで、断熱シート22をラミネートシート16を介して樹脂封止部20に向けて押さえるようになっている。また、押さえ板102の板状部102Aの他端部側は、固定部104によって固定されている。固定部104は、一実施形態の熱電発電装置10と同様に、上下一対の押さえ板102の間に配置される複数のナット44、ナット44の軸方向の一方側と他方側にそれぞれ螺合される複数のボルト46等を備えている。
このような熱電発電装置100では、押さえ板102の薄板からなる板状部102Aによって、断熱シート22をラミネートシート16を介して樹脂封止部20に向けて押さえている。押さえ板102は、固定部104のボルト46で締め上げるとき、板状部102Aの厚さが薄いと撓んで断熱シート22と片当たり状態になり、断熱シート22が樹脂封止部20から浮き上がる可能性がある。この場合、断熱シート22を樹脂封止部20側の全面に密着させることができないため、樹脂封止部20が耐熱温度を超えてしまい、樹脂封止部20の物性が変化して封止機能が低下する可能性がある。
これに対し、本実施形態の熱電発電装置10では、押さえ板24の薄板部24Bが固定部26のボルト46とナット44の締め付けにより適度に撓み、押さえ板24の厚板部24Aでより確実に断熱シート22が樹脂封止部20に向けて押さえられる。このため、断熱シート22は、樹脂封止部20側に適切に密着され、樹脂封止部20が高温にさらされることを抑制することができる。
なお、上記実施形態の熱電発電装置10では、押さえ板24の長手方向に沿って固定部26が設けられていたが、本発明はこの構成に限定されず、例えば、押さえ板の長手方向と直交する方向に沿って固定部を設けた構成でもよい。また、上記実施形態では、押さえ板24は、枠状とされているが、押さえ板は他の形状に変更可能である。
また、熱電発電装置10において、熱電発電モジュール14の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、変更が可能である。また、上記実施形態の熱電発電装置10では、冷却水配管12の上下方向の両側に一対の熱電発電モジュール14が設けられていたが、冷却水配管12の上下方向のどちらか一方に熱電発電モジュールを備える構成でもよい。
また、上記実施形態の熱電発電装置10は、押さえ板24の面方向と直交する方向が上下方向となるように配置されているが、本発明はこの構成にされず、熱電発電装置が配置される方向は変更可能である。例えば、熱電発電装置は、押さえ板24の面方向が上下方向と交差するように配置してもよいし、押さえ板24の面方向が上下方向となるように配置してもよい。
10 熱電発電装置
14 熱電発電モジュール(熱電素子)
14A 冷却側
14B 受熱側
16 ラミネートシート(薄膜シート)
18 ラミネートシート(薄膜シート)
20 樹脂封止部
22 断熱シート(断熱層)
24 押さえ板
24A 厚板部(部位)
24B 薄板部(固定部位)
26 固定部
40 経路
42 経路

Claims (4)

  1. 熱電素子の受熱側と冷却側とをそれぞれ覆う一対の薄膜シートと、
    前記熱電素子の周囲で前記一対の薄膜シートの間に挟まれた状態で前記一対の薄膜シートと重ね合わされる樹脂封止部と、
    前記樹脂封止部の受熱側に配置され、前記一対の薄膜シートの一方に重ね合わされる断熱層と、
    前記断熱層を前記樹脂封止部に向けて押さえると共に、前記断熱層と接触する側の部位の板厚が固定部で固定する固定部位の板厚よりも厚い段付き形状とされた押さえ板と、
    を有する熱電発電装置。
  2. 前記押さえ板が前記熱電素子の全周を囲む枠状とされている請求項1に記載の熱電発電装置。
  3. 前記押さえ板の内側縁部を含む部位の板厚が、前記固定部位の板厚よりも厚い構成とされている請求項2に記載の熱電発電装置。
  4. 前記押さえ板は、前記枠状の少なくとも一辺に前記熱電素子の冷却側に冷却水を供給及び排出する経路を備え、
    前記押さえ板は、前記経路を含まない辺の側で、前記固定部で固定されている請求項2又は請求項3に記載の熱電発電装置。
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