JP2015128856A - フィルムシート貼付け装置およびフィルムシート回収方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】材料替え時に再度の切出しが不要になり、貼付け時間の短縮および貼付け精度の向上を図ることができるフィルムシート貼付け装置およびフィルムシート回収方法を提供する。【解決手段】カレンダーロールから貼付フィルムシートと回収フィルムシートとを切出す切出し手段と、各フィルムシートを分離ローラーまで搬送するフィルムシート搬送手段と、分離ローラーを通過した貼付フィルムシートを貼付ける貼付け手段と、分離ローラーを通過した回収フィルムシートを回収する回収手段とを備えており、分離ローラーまでの搬送距離が貼付フィルムシートよりも回収フィルムシートが長くなるように設定されており、さらに、ゴム材料の終端が検知されると貼付フィルムシートの切出し位置を回収フィルムシート側に寄せていくと共に、切出し幅を小さくなるように制御する制御手段が設けられているフィルムシート貼付け装置。【選択図】図1
Description
本発明は、フィルムシート貼付け装置および前記フィルムシート貼付け装置を用いたフィルムシート回収方法に関する。
空気入りタイヤの成形に際しては、種々の帯状ゴム部材が使用されている。この内、インナーライナーなど複数種類のゴム材料が積層されて形成される帯状ゴム部材は、一般に、カレンダーロールにより圧延された後、カレンダーロール表面に巻付けられたゴム材料から切出されたフィルムシートを、他のゴム材料と貼付けることにより形成される(例えば、特許文献1)。
図4は、この時使用されるフィルムシート貼付け装置の構成を模式的に示した側面図である。図4に示すように、所定の配合で混練りされたゴム材料Gは、上側カレンダーロール1aと下側カレンダーロール1bとから構成されるカレンダー1により圧延された後、上側カレンダーロール1aの表面に巻付けられる。
上側カレンダーロール1aの表面に巻付けられたゴム材料Gは、図示しない切出し手段によって、上側カレンダーロール1aの表面から貼付フィルムシートS1と回収フィルムシートS2とに切出される。切出された貼付フィルムシートS1と回収フィルムシートS2は、分離ローラー36まで並行して搬送された後、それぞれの搬送方向が変更される。
具体的には、貼付フィルムシートS1は、分離ローラー36から貼付ローラー2まで搬送された後、貼付ローラー2によりラインを搬送されてくる貼付け対象のゴム材料Xに押圧されて貼付けられることにより帯状ゴム部材に加工される。一方、回収フィルムシートS2は、分離ローラー36からフリーローラー31を経由してカレンダー1まで搬送されることにより回収されて、再び圧延される。
しかしながら、従来のフィルムシート貼付け装置の場合、貼付け対象のゴム材料Xの交換(材料替え)が発生すると、その都度、貼付フィルムシートS1を切断する必要がある。このため、貼付フィルムシートS1に係っていた張力が開放されて、貼付フィルムシートS1が上側カレンダーロール1aに巻付いてしまう。このように貼付フィルムシートS1が上側カレンダーロール1aに巻付いてしまうと、次回使用時には、再度、カレンダー1から切出す必要があり、貼付けを再開するまでに時間が掛かる。
また、フィルムシートをカレンダーロールから切出して貼付け対象のゴム材料に貼付ける場合、このゴム材料を充分に覆って貼付ける必要があるが、材料替えに伴う切出しから貼付けまでに時間が掛かると、貼付け精度が低下して、貼付フィルムシートで覆うべき部分が露出してしまい、不具合なゴム部材が形成される恐れがある。
このため、材料替え時に再度の切出しが不要になり、貼付け時間の短縮および貼付け精度の向上を図ることができるフィルムシート貼付け装置および前記フィルムシート貼付け装置を用いたフィルムシート回収方法が望まれていた。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、以下に記載する発明により上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
請求項1に記載の発明は、
カレンダーロールに巻付けられたゴム材料から、貼付フィルムシートと回収フィルムシートとを切出す切出し手段と、
切出された前記貼付フィルムシートおよび前記回収フィルムシートを分離ローラーまで搬送して、それぞれのフィルムシートの搬送方向を分離させるフィルムシート搬送手段と、
前記分離ローラーを通過した前記貼付フィルムシートを、ライン搬送されてきたゴム材料に貼付けてゴム部材を形成させる貼付け手段と、
前記分離ローラーを通過した前記回収フィルムシートを、前記カレンダーロールまで搬送して回収する回収手段と
を備えたフィルムシート貼付け装置であって、
前記フィルムシート搬送手段において、前記分離ローラーまでの搬送距離が、前記貼付フィルムシートに比べて前記回収フィルムシートの方が長くなるように設定されており、
さらに、ライン搬送される前記ゴム材料の終端が検知されると、前記切出し手段が前記貼付フィルムシートの切出し位置を前記回収フィルムシート側に寄せていくと共に、切出し幅が小さくなるように、前記切出し手段を制御する制御手段が設けられている
ことを特徴とするフィルムシート貼付け装置である。
カレンダーロールに巻付けられたゴム材料から、貼付フィルムシートと回収フィルムシートとを切出す切出し手段と、
切出された前記貼付フィルムシートおよび前記回収フィルムシートを分離ローラーまで搬送して、それぞれのフィルムシートの搬送方向を分離させるフィルムシート搬送手段と、
前記分離ローラーを通過した前記貼付フィルムシートを、ライン搬送されてきたゴム材料に貼付けてゴム部材を形成させる貼付け手段と、
前記分離ローラーを通過した前記回収フィルムシートを、前記カレンダーロールまで搬送して回収する回収手段と
を備えたフィルムシート貼付け装置であって、
前記フィルムシート搬送手段において、前記分離ローラーまでの搬送距離が、前記貼付フィルムシートに比べて前記回収フィルムシートの方が長くなるように設定されており、
さらに、ライン搬送される前記ゴム材料の終端が検知されると、前記切出し手段が前記貼付フィルムシートの切出し位置を前記回収フィルムシート側に寄せていくと共に、切出し幅が小さくなるように、前記切出し手段を制御する制御手段が設けられている
ことを特徴とするフィルムシート貼付け装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記カレンダーロールから前記分離ローラーまでの間に、前記回収フィルムシートを架け渡すフリーローラーが設けられて、前記回収フィルムシートの搬送距離が前記貼付フィルムシートの搬送距離に比べて長くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルムシート貼付け装置である。
前記カレンダーロールから前記分離ローラーまでの間に、前記回収フィルムシートを架け渡すフリーローラーが設けられて、前記回収フィルムシートの搬送距離が前記貼付フィルムシートの搬送距離に比べて長くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルムシート貼付け装置である。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または請求項2に記載のフィルムシート貼付け装置を用いたフィルムシート回収方法であって、
ライン搬送される前記ゴム材料の終端を検知すると、前記制御手段により、前記切出し手段における前記貼付フィルムシートの切出し位置を前記回収フィルムシート側に寄せると共に、切出し幅を小さくするフィルムシート切出し幅変更工程と、
前記貼付フィルムシートに比べて長い搬送距離を前記分離ローラーまで搬送されてきた前記回収フィルムシートの側縁部と、切出し幅が小さくされて前記分離ローラーまで搬送されてきた前記貼付フィルムシートの側縁部とを接触させることにより密着させた後、前記カレンダーロールまで搬送して、前記貼付フィルムシートおよび前記回収フィルムシートを回収する回収工程と
を有していることを特徴とするフィルムシート回収方法である。
請求項1または請求項2に記載のフィルムシート貼付け装置を用いたフィルムシート回収方法であって、
ライン搬送される前記ゴム材料の終端を検知すると、前記制御手段により、前記切出し手段における前記貼付フィルムシートの切出し位置を前記回収フィルムシート側に寄せると共に、切出し幅を小さくするフィルムシート切出し幅変更工程と、
前記貼付フィルムシートに比べて長い搬送距離を前記分離ローラーまで搬送されてきた前記回収フィルムシートの側縁部と、切出し幅が小さくされて前記分離ローラーまで搬送されてきた前記貼付フィルムシートの側縁部とを接触させることにより密着させた後、前記カレンダーロールまで搬送して、前記貼付フィルムシートおよび前記回収フィルムシートを回収する回収工程と
を有していることを特徴とするフィルムシート回収方法である。
本発明によれば、材料替え時に再度の切出しが不要になり、貼付け時間の短縮および貼付け精度の向上を図ることができるフィルムシート貼付け装置および前記フィルムシート貼付け装置を用いたフィルムシート回収方法を提供することができる。
以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を用いて説明する。
図1は本実施の形態に係るフィルムシート貼付け装置を示す斜視図、図2は側面図、図3は正面図である。
1.フィルムシート貼付け装置
本実施の形態に係るフィルムシート貼付け装置は、フィルムシートを切出す切出し手段と、切出されたフィルムシートを搬送するフィルムシート搬送手段と、貼付け手段と、回収手段と、制御手段とを備えている。
本実施の形態に係るフィルムシート貼付け装置は、フィルムシートを切出す切出し手段と、切出されたフィルムシートを搬送するフィルムシート搬送手段と、貼付け手段と、回収手段と、制御手段とを備えている。
(1)切出し手段
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るフィルムシート貼付け装置は、上側カレンダーロール1aと下側カレンダーロール1bとから構成されるカレンダー1を有しており、所定の配合で混練りされたゴム材料Gは、カレンダー1により圧延された後、上側カレンダーロール1aの表面に、例えば、0.5mm厚みで巻付けられる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るフィルムシート貼付け装置は、上側カレンダーロール1aと下側カレンダーロール1bとから構成されるカレンダー1を有しており、所定の配合で混練りされたゴム材料Gは、カレンダー1により圧延された後、上側カレンダーロール1aの表面に、例えば、0.5mm厚みで巻付けられる。
切出し手段は、従来と同様に、上側カレンダーロール1aの表面から貼付フィルムシートS1と回収フィルムシートS2とを切出す。
具体的には、切出し手段は、貼付フィルムシートS1を切出す一対のナイフA、Bと、回収フィルムシートS2を切出す一対のナイフC、Dを備えている。それぞれのナイフは、上側カレンダーロール1aの幅方向に移動可能に取り付けられている。
(2)フィルムシート搬送手段
フィルムシート搬送手段は、切出された貼付フィルムシートS1および回収フィルムシートS2のそれぞれを、貼付フィルムシートS1と回収フィルムシートS2の搬送方向を分離させる分離ローラー36まで搬送する。
フィルムシート搬送手段は、切出された貼付フィルムシートS1および回収フィルムシートS2のそれぞれを、貼付フィルムシートS1と回収フィルムシートS2の搬送方向を分離させる分離ローラー36まで搬送する。
本実施の形態に係るフィルムシートの貼付け装置は、フィルムシート搬送手段が、貼付フィルムシートS1が分離ローラー36まで搬送される搬送距離に比べて、回収フィルムシートS2が分離ローラー36まで搬送される搬送距離が長くなるように構成されている点で従来のフィルムシートの貼付け装置と異なる。
具体的には、カレンダー1から分離ローラー36までの間には、従来のフリーローラー32、34に加えて、フリーローラー32、34よりも上方に、フリーローラー33が設けられている。
貼付フィルムシートS1は、従来と同様に、フリーローラー32、34を経由して、分離ローラー36まで搬送される。
一方、回収フィルムシートS2は、従来と異なり、本実施の形態において設けられたフリーローラー33を経由して、分離ローラー36まで搬送される。
このように、貼付フィルムシートS1の搬送経路と回収フィルムシートS2の搬送経路とを分離することにより、それぞれのフィルムシートの分離ローラー36までの搬送距離を異なるものにすることができ、回収フィルムシートS2をフリーローラー33に架け渡すことにより、回収フィルムシートS2の搬送距離を貼付フィルムシートS1の搬送距離に比べて長くすることができる。
これにより、分離ローラー36まで搬送されてきた貼付フィルムシートS1と回収フィルムシートS2とは、従来と異なり、同期して搬送されることがなくなり、分離ローラー36において、貼付フィルムシートS1が、より早い段階で切出された回収フィルムシートS2と出会う。
なお、フリーローラー33を設ける位置については、上記した搬送距離の差をどの程度とするかに応じて適宜設定される。
(3)貼付け手段
貼付け手段は、従来と同様に、貼付ローラー2を備えており、分離ローラー36まで搬送された貼付フィルムシートS1を、ラインを搬送されてくる貼付け対象のゴム材料Xに押圧して貼付けて、帯状ゴム部材に加工する。
貼付け手段は、従来と同様に、貼付ローラー2を備えており、分離ローラー36まで搬送された貼付フィルムシートS1を、ラインを搬送されてくる貼付け対象のゴム材料Xに押圧して貼付けて、帯状ゴム部材に加工する。
(4)回収手段
回収手段は、2つのフリーローラー35、31から構成されており、分離ローラー36まで搬送された回収フィルムシートS2を、分離ローラー36からカレンダー1まで搬送して回収する。なお、分離ローラー36からフリーローラー31に向けて回収フィルムシートS2を掛け回しても、前記したフリーローラー33と接触しないような場合には、フリーローラー35を設けなくてもよい。
回収手段は、2つのフリーローラー35、31から構成されており、分離ローラー36まで搬送された回収フィルムシートS2を、分離ローラー36からカレンダー1まで搬送して回収する。なお、分離ローラー36からフリーローラー31に向けて回収フィルムシートS2を掛け回しても、前記したフリーローラー33と接触しないような場合には、フリーローラー35を設けなくてもよい。
(5)制御手段
本実施の形態の形態に係るフィルムシートの貼付け装置は、さらに、上記の切出し手段を制御する制御手段(図示せず)を備えている。
本実施の形態の形態に係るフィルムシートの貼付け装置は、さらに、上記の切出し手段を制御する制御手段(図示せず)を備えている。
制御手段は、ライン搬送されるゴム材料Xの終端を検知するセンサなどの検知手段(図示せず)と接続されており、検知手段がゴム材料Xの終端を検知した場合、その情報が制御手段に送られるように構成されている。
情報を受け取った制御手段は、切出し手段において切出される各フィルムシートの幅を調整するように、ナイフA、B、Cを、上側カレンダーロール1aの幅方向に沿って図3上、右方向に移動させると共に、隣り合う2本のナイフの間隔を縮める。
これにより、貼付フィルムシートS1は、切出し幅が狭くなりながら回収フィルムシートS2側に寄っていき、貼付フィルムシートS1がナイフCの移動前における回収フィルムシートS2の切出し位置に近い位置で切出される。
そして、ナイフBの位置が移動前のナイフCの位置よりも右側にまで移動すると、この位置で切出された貼付フィルムシートS1は、分離ローラー36において、より早い段階で切出された回収フィルムシートS2と出会って、それぞれの側縁部が接触して密着するようになる。
2.フィルムシートの貼付けおよび回収方法
次に、上記のフィルムシート貼付け装置を用いたフィルムシートの貼付けおよび回収方法について説明する。
次に、上記のフィルムシート貼付け装置を用いたフィルムシートの貼付けおよび回収方法について説明する。
貼付フィルムシートS1の貼付け対象のゴム材料Xへの貼付けは、基本的に、従来と同様に行う。即ち、前記したように、ナイフA、Bによって、所定の幅に切出した貼付フィルムシートS1を、フリーローラー32、34の上側面および分離ローラー36の下側面を経由して搬送した後、貼付ローラー2によって貼付け対象のゴム材料Xに押圧して貼付けることにより帯状ゴム部材に加工する。
一方、ナイフCによって切出された回収フィルムシートS2は、フリーローラー33の上側面および分離ローラー36の下側面を経由し、フリーローラー35、31によってカレンダー1まで搬送して回収する。回収されたフィルムシートは、カレンダーロール1a、1bによって再び圧延される。
このとき、検知手段がゴム材料Xの終端を検知すると、その情報を制御手段に送る。制御手段は、情報を受け取ると、ナイフA、B、Cを右方向へ移動させると共に、隣り合う2本のナイフの間隔を縮める(図3参照)。これにより、貼付フィルムシートS1は、切出し幅が狭くなりながら回収フィルムシートS2側に寄っていき、貼付フィルムシートS1がナイフCの移動前における回収フィルムシートS2の切出し位置に近い位置で切出される。
そして、ナイフBの位置が移動前のナイフCの位置よりも右側にまで移動すると、この位置で切出された貼付フィルムシートS1は、分離ローラー36まで搬送されて、より早い段階で切出された回収フィルムシートS2と出会って、それぞれのフィルムシートの側縁部が接触して密着する。
回収フィルムシートS2に密着した貼付フィルムシートS1は、その後、回収フィルムシートS2に引っ張られて、回収フィルムシートS2と共にフリーローラー35、31を経由してカレンダー1に自動的に回収される。
このとき、貼付フィルムシートS1が、順次、回収フィルムシートS2と共に回収されていく。このため、材料替えが発生した場合に、従来のように貼付フィルムシートS1を切断する必要がなく、貼付フィルムシートS1が上側カレンダーロール1aに巻付くことを防止できる。
そして、カレンダー1まで回収された後は、次回の貼付けに応じた幅に、ナイフA、B、Cを設定して、待機させておくことができる。
この結果、材料替え時に再度の切出しが不要となって、貼付けを再開するまでに時間が掛からなくなるため、貼付け時間の短縮を図ることができる。また、貼付けまでに時間が掛かないため、貼付け精度の向上を図ることができる。
以下においては、上記の実施の形態に示したフィルムシート貼付け装置を用いて自動回収した場合(実施例)と、従来のフィルムシート貼付け装置を用いて人力による貼付け作業を行った場合(比較例)とにおける材料替えに際して、貼付けを再開するまでに要した時間(フィルムシート貼付け時間)と、その際に発生した貼付け不具合の長さを評価した。
具体的には、サイズL245/75R16のタイヤに用いられるゴム部材としてホワイトサイドウォールを作製するために、厚み0.5mmのストリップ状ゴム材料を貼付フィルムシートとして幅90mmで切出し、ラインを搬送されてくる厚み7.5mm、幅185mmのサイドウォール用ゴム材料に貼付けた。
評価結果を表1に示す。
実施例では、貼付フィルムシートの自動回収の失敗数が「0」であり、材料替えの際の貼付け再開作業が容易になることが確認された。
そして、表1より、実施例では、フィルムシート貼付け時間を短縮することができると共に、貼付け不具合長さも短くなることが分かる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1 カレンダー
1a 上側カレンダーロール
1b 下側カレンダーロール
2 貼付ローラー
31〜35 フリーローラー
36 分離ローラー
A、B、C、D ナイフ
G 混練りされたゴム材料
S1 貼付フィルムシート
S2 回収フィルムシート
X 貼付け対象のゴム材料
1a 上側カレンダーロール
1b 下側カレンダーロール
2 貼付ローラー
31〜35 フリーローラー
36 分離ローラー
A、B、C、D ナイフ
G 混練りされたゴム材料
S1 貼付フィルムシート
S2 回収フィルムシート
X 貼付け対象のゴム材料
Claims (3)
- カレンダーロールに巻付けられたゴム材料から、貼付フィルムシートと回収フィルムシートとを切出す切出し手段と、
切出された前記貼付フィルムシートおよび前記回収フィルムシートを分離ローラーまで搬送して、それぞれのフィルムシートの搬送方向を分離させるフィルムシート搬送手段と、
前記分離ローラーを通過した前記貼付フィルムシートを、ライン搬送されてきたゴム材料に貼付けてゴム部材を形成させる貼付け手段と、
前記分離ローラーを通過した前記回収フィルムシートを、前記カレンダーロールまで搬送して回収する回収手段と
を備えたフィルムシート貼付け装置であって、
前記フィルムシート搬送手段において、前記分離ローラーまでの搬送距離が、前記貼付フィルムシートに比べて前記回収フィルムシートの方が長くなるように設定されており、
さらに、ライン搬送される前記ゴム材料の終端が検知されると、前記切出し手段が前記貼付フィルムシートの切出し位置を前記回収フィルムシート側に寄せていくと共に、切出し幅が小さくなるように、前記切出し手段を制御する制御手段が設けられている
ことを特徴とするフィルムシート貼付け装置。 - 前記カレンダーロールから前記分離ローラーまでの間に、前記回収フィルムシートを架け渡すフリーローラーが設けられて、前記回収フィルムシートの搬送距離が前記貼付フィルムシートの搬送距離に比べて長くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルムシート貼付け装置。
- 請求項1または請求項2に記載のフィルムシート貼付け装置を用いたフィルムシート回収方法であって、
ライン搬送される前記ゴム材料の終端を検知すると、前記制御手段により、前記切出し手段における前記貼付フィルムシートの切出し位置を前記回収フィルムシート側に寄せると共に、切出し幅を小さくするフィルムシート切出し幅変更工程と、
前記貼付フィルムシートに比べて長い搬送距離を前記分離ローラーまで搬送されてきた前記回収フィルムシートの側縁部と、切出し幅が小さくされて前記分離ローラーまで搬送されてきた前記貼付フィルムシートの側縁部とを接触させることにより密着させた後、前記カレンダーロールまで搬送して、前記貼付フィルムシートおよび前記回収フィルムシートを回収する回収工程と
を有していることを特徴とするフィルムシート回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001035A JP2015128856A (ja) | 2014-01-07 | 2014-01-07 | フィルムシート貼付け装置およびフィルムシート回収方法 |
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ID=53760010
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101860469B1 (ko) * | 2016-08-22 | 2018-06-07 | 주식회사 엘피아이팀 | 휴대단말기용 디스플레이 보호필름의 제조장치 및 제조방법 |
-
2014
- 2014-01-07 JP JP2014001035A patent/JP2015128856A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101860469B1 (ko) * | 2016-08-22 | 2018-06-07 | 주식회사 엘피아이팀 | 휴대단말기용 디스플레이 보호필름의 제조장치 및 제조방법 |
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