JP2015126688A - 電源装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のスイッチの何れかが停止しても、電気負荷に対する給電を維持する。【解決手段】制御装置27が、第1および第3スイッチング素子20,22、並びに第1および第3ダイオードD1,D3の少なくとも何れかが異常である場合、負荷25の駆動時に第2ダイオードD2が異常である場合、または負荷25の回生時に第2スイッチング素子21が異常である場合に、オン状態に指示した正常な第2スイッチング素子21または正常な第2ダイオードD2によって第1電源11および第2電源12を負荷25に直列に接続するステップを含む。【選択図】図1

Description

この発明は、電源装置の制御方法に関する。
従来、4つの第1〜第4リレー、2つの2次電池、および昇圧コンバータを備え、電気負荷に印加される電圧を昇圧コンバータによって調整しつつ、電気負荷に対して2つの2次電池を直列接続状態と並列接続状態とに切り替えて接続する電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、4つの第1〜第4のスイッチング素子、2つのリアクトル、および2つの直流電源を備え、電気負荷に印加される電圧を調整しつつ、電気負荷に対して2つの直流電源を直列接続状態と並列接続状態とに切り替えて接続する電源システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−60838号公報 特開2012−070514号公報
ところで、上記従来技術に係る電源装置および電源システムにおいて、複数のスイッチング素子の何れかが過熱保護によって動作停止状態となった場合であっても、電気負荷に対する給電を維持することが望まれる場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、複数のスイッチの何れかが停止した場合であっても、電気負荷に対する給電を維持することが可能な電源装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る電源装置の制御方法は、第1ノード(例えば、実施形態での第1ノードA)と第2ノード(例えば、実施形態での第2ノードB)との間に接続された第1電源(例えば、実施形態での第1電源11)と、第3ノード(例えば、実施形態での第3ノードC)と第4ノード(例えば、実施形態での第4ノードD)との間に接続された第2電源(例えば、実施形態での第2電源12)と、第5ノード(例えば、実施形態での第5ノードE)と第6ノード(例えば、実施形態での第6ノードF)との間に接続された第1スイッチ(例えば、実施形態での第1スイッチング素子20)と、前記第6ノードと第7ノード(例えば、実施形態での第7ノードG)との間に接続された第2スイッチ(例えば、実施形態での第2スイッチング素子21)と、前記第7ノードと第8ノード(例えば、実施形態での第8ノードH)との間に接続された第3スイッチ(例えば、実施形態での第3スイッチング素子22)と、前記第1〜前記第3スイッチの各々に並列に接続されて前記第1〜前記第3スイッチの各々の順方向導通に対して逆導通する第1〜第3逆導通素子(例えば、実施形態での第1〜第3ダイオードD1,D2,D3)と、前記第5ノードと前記第8ノードとの間に接続された電気負荷(例えば、実施形態での負荷25)と、前記第1電源の正極と前記第1ノードとの間に接続された第1コンタクタ(例えば、実施形態での第1コンタクタ15)と、前記第1電源の負極と前記第2ノードとの間に接続された第2コンタクタ(例えば、実施形態での第2コンタクタ16)と、前記第2電源の正極と前記第3ノードとの間に接続された第3コンタクタ(例えば、実施形態での第3コンタクタ17)と、前記第2電源の負極と前記第4ノードとの間に接続された第4コンタクタ(例えば、実施形態での第4コンタクタ18)と、前記第1ノードと前記第6ノードとの間もしくは前記第2ノードと前記第8ノードとの間に配置された第1リアクトル(例えば、実施形態での第1リアクトル23)と、前記第3ノードと前記第5ノードとの間もしくは前記第4ノードと前記第7ノードとの間に配置された第2リアクトル(例えば、実施形態での第2リアクトル24)と、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを閉接、並びに前記第2スイッチを開放にすることによって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続する並列モードと、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを開放、並びに前記第2スイッチを閉接にすることによって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続する直列モードと、を交互に切り替えることによって、前記電気負荷に印加する電圧を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御装置27)と、を備える電源装置の前記制御手段が実行する制御方法であって、前記制御手段が、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ、前記第1逆導通素子、および前記第3逆導通素子の少なくとも何れかが異常である場合、前記電気負荷の駆動時に前記第2逆導通素子が異常である場合、または前記電気負荷の回生時に前記第2スイッチが異常である場合に、オン状態に指示した正常な前記第2スイッチまたは正常な前記第2逆導通素子によって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続するステップを含む。
(2)本発明の他の態様に係る電源装置の制御方法は、第1ノード(例えば、実施形態での第1ノードA)と第2ノード(例えば、実施形態での第2ノードB)との間に接続された第1電源(例えば、実施形態での第1電源11)と、第3ノード(例えば、実施形態での第3ノードC)と第4ノード(例えば、実施形態での第4ノードD)との間に接続された第2電源(例えば、実施形態での第2電源12)と、第5ノード(例えば、実施形態での第5ノードE)と第6ノード(例えば、実施形態での第6ノードF)との間に接続された第1スイッチ(例えば、実施形態での第1スイッチング素子20)と、前記第6ノードと第7ノード(例えば、実施形態での第7ノードG)との間に接続された第2スイッチ(例えば、実施形態での第2スイッチング素子21)と、前記第7ノードと第8ノード(例えば、実施形態での第8ノードH)との間に接続された第3スイッチ(例えば、実施形態での第3スイッチング素子22)と、前記第1〜前記第3スイッチの各々に並列に接続されて前記第1〜前記第3スイッチの各々の順方向導通に対して逆導通する第1〜第3逆導通素子(例えば、実施形態での第1〜第3ダイオードD1,D2,D3)と、前記第5ノードと前記第8ノードとの間に接続された電気負荷(例えば、実施形態での負荷25)と、前記第1電源の正極と前記第1ノードとの間に接続された第1コンタクタ(例えば、実施形態での第1コンタクタ15)と、前記第1電源の負極と前記第2ノードとの間に接続された第2コンタクタ(例えば、実施形態での第2コンタクタ16)と、前記第2電源の正極と前記第3ノードとの間に接続された第3コンタクタ(例えば、実施形態での第3コンタクタ17)と、前記第2電源の負極と前記第4ノードとの間に接続された第4コンタクタ(例えば、実施形態での第4コンタクタ18)と、前記第1ノードと前記第6ノードとの間もしくは前記第2ノードと前記第8ノードとの間に配置された第1リアクトル(例えば、実施形態での第1リアクトル23)と、前記第3ノードと前記第5ノードとの間もしくは前記第4ノードと前記第7ノードとの間に配置された第2リアクトル(例えば、実施形態での第2リアクトル24)と、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを閉接、並びに前記第2スイッチを開放にすることによって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続する並列モードと、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを開放、並びに前記第2スイッチを閉接にすることによって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続する直列モードと、を交互に切り替えることによって、前記電気負荷に印加する電圧を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御装置27)と、を備える電源装置の前記制御手段が実行する制御方法であって、前記制御手段が、前記第2スイッチもしくは前記第2逆導通素子が異常である場合、前記電気負荷の駆動時に前記第1スイッチもしくは前記第3スイッチが異常である場合、または前記電気負荷の回生時に前記第1逆導通素子もしくは前記第3逆導通素子が異常である場合に、オン状態に指示した正常な前記第1スイッチおよび前記第3スイッチまたは正常な前記第1逆導通素子および前記第3逆導通素子によって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続するステップを含む。
(3)本発明の他の態様に係る電源装置の制御方法は、第1ノード(例えば、実施形態での第1ノードA)と第2ノード(例えば、実施形態での第2ノードB)との間に接続された第1電源(例えば、実施形態での第1電源11)と、第3ノード(例えば、実施形態での第3ノードC)と第4ノード(例えば、実施形態での第4ノードD)との間に接続された第2電源(例えば、実施形態での第2電源12)と、第5ノード(例えば、実施形態での第5ノードE)と第6ノード(例えば、実施形態での第6ノードF)との間に接続された第1スイッチ(例えば、実施形態での第1スイッチング素子20)と、前記第6ノードと第7ノード(例えば、実施形態での第7ノードG)との間に接続された第2スイッチ(例えば、実施形態での第2スイッチング素子21)と、前記第7ノードと第8ノード(例えば、実施形態での第8ノードH)との間に接続された第3スイッチ(例えば、実施形態での第3スイッチング素子22)と、前記第1〜前記第3スイッチの各々に並列に接続されて前記第1〜前記第3スイッチの各々の順方向導通に対して逆導通する第1〜第3逆導通素子(例えば、実施形態での第1〜第3ダイオードD1,D2,D3)と、前記第5ノードと前記第8ノードとの間に接続された電気負荷(例えば、実施形態での負荷25)と、前記第1電源の正極と前記第1ノードとの間に接続された第1コンタクタ(例えば、実施形態での第1コンタクタ15)と、前記第1電源の負極と前記第2ノードとの間に接続された第2コンタクタ(例えば、実施形態での第2コンタクタ16)と、前記第2電源の正極と前記第3ノードとの間に接続された第3コンタクタ(例えば、実施形態での第3コンタクタ17)と、前記第2電源の負極と前記第4ノードとの間に接続された第4コンタクタ(例えば、実施形態での第4コンタクタ18)と、前記第1ノードと前記第6ノードとの間もしくは前記第2ノードと前記第8ノードとの間に配置された第1リアクトル(例えば、実施形態での第1リアクトル23)と、前記第3ノードと前記第5ノードとの間もしくは前記第4ノードと前記第7ノードとの間に配置された第2リアクトル(例えば、実施形態での第2リアクトル24)と、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを閉接、並びに前記第2スイッチを開放にすることによって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続する並列モードと、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを開放、並びに前記第2スイッチを閉接にすることによって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続する直列モードと、を交互に切り替えることによって、前記電気負荷に印加する電圧を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御装置27)と、を備える電源装置の前記制御手段が実行する制御方法であって、前記制御手段が、前記電気負荷の駆動時に前記第1逆導通素子が異常である場合、または前記電気負荷の回生時に前記第1スイッチが異常である場合に、オン状態に指示した正常な前記第3スイッチによって前記第2電源のみを前記電気負荷に接続するステップを含む。
(4)本発明の他の態様に係る電源装置の制御方法は、第1ノード(例えば、実施形態での第1ノードA)と第2ノード(例えば、実施形態での第2ノードB)との間に接続された第1電源(例えば、実施形態での第1電源11)と、第3ノード(例えば、実施形態での第3ノードC)と第4ノード(例えば、実施形態での第4ノードD)との間に接続された第2電源(例えば、実施形態での第2電源12)と、第5ノード(例えば、実施形態での第5ノードE)と第6ノード(例えば、実施形態での第6ノードF)との間に接続された第1スイッチ(例えば、実施形態での第1スイッチング素子20)と、前記第6ノードと第7ノード(例えば、実施形態での第7ノードG)との間に接続された第2スイッチ(例えば、実施形態での第2スイッチング素子21)と、前記第7ノードと第8ノード(例えば、実施形態での第8ノードH)との間に接続された第3スイッチ(例えば、実施形態での第3スイッチング素子22)と、前記第1〜前記第3スイッチの各々に並列に接続されて前記第1〜前記第3スイッチの各々の順方向導通に対して逆導通する第1〜第3逆導通素子(例えば、実施形態での第1〜第3ダイオードD1,D2,D3)と、前記第5ノードと前記第8ノードとの間に接続された電気負荷(例えば、実施形態での負荷25)と、前記第1電源の正極と前記第1ノードとの間に接続された第1コンタクタ(例えば、実施形態での第1コンタクタ15)と、前記第1電源の負極と前記第2ノードとの間に接続された第2コンタクタ(例えば、実施形態での第2コンタクタ16)と、前記第2電源の正極と前記第3ノードとの間に接続された第3コンタクタ(例えば、実施形態での第3コンタクタ17)と、前記第2電源の負極と前記第4ノードとの間に接続された第4コンタクタ(例えば、実施形態での第4コンタクタ18)と、前記第1ノードと前記第6ノードとの間もしくは前記第2ノードと前記第8ノードとの間に配置された第1リアクトル(例えば、実施形態での第1リアクトル23)と、前記第3ノードと前記第5ノードとの間もしくは前記第4ノードと前記第7ノードとの間に配置された第2リアクトル(例えば、実施形態での第2リアクトル24)と、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを閉接、並びに前記第2スイッチを開放にすることによって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続する並列モードと、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを開放、並びに前記第2スイッチを閉接にすることによって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続する直列モードと、を交互に切り替えることによって、前記電気負荷に印加する電圧を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御装置27)と、を備える電源装置の前記制御手段が実行する制御方法であって、前記制御手段が、前記電気負荷の駆動時に前記第3逆導通素子が異常である場合、または前記電気負荷の回生時に前記第3スイッチが異常である場合に、オン状態に指示した正常な前記第1スイッチによって前記第1電源のみを前記電気負荷に接続するステップを含む。
上記(1)に記載の態様に係る電源装置の制御方法によれば、第1スイッチ、第3スイッチ、第1逆導通素子、および第3逆導通素子の少なくとも何れかが異常である場合、電気負荷の駆動時に第2逆導通素子が異常である場合、または電気負荷の回生時に第2スイッチが異常である場合であっても、直列に接続された第1電源および第2電源によって電気負荷に対する給電を維持することができる。
上記(2)に記載の態様に係る電源装置の制御方法によれば、第2スイッチもしくは第2逆導通素子が異常である場合、電気負荷の駆動時に第1スイッチもしくは第3スイッチが異常である場合、または電気負荷の回生時に第1逆導通素子もしくは第3逆導通素子が異常である場合であっても、並列に接続された第1電源および第2電源の各々によって電気負荷に対する給電を維持することができる。
上記(3)に記載の態様に係る電源装置の制御方法によれば、電気負荷の駆動時に第1逆導通素子が異常である場合、または電気負荷の回生時に第1スイッチが異常である場合であっても、第2電源のみによって電気負荷に対する給電を維持することができる。
上記(4)に記載の態様に係る電源装置の制御方法によれば、電気負荷の駆動時に第3逆導通素子が異常である場合、または電気負荷の回生時に第3スイッチが異常である場合であっても、第1電源のみによって電気負荷に対する給電を維持することができる。
本発明の実施形態に係る電源装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る電源装置の負荷の(A)力行時および(B)回生時における電流の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る電源装置の第1スイッチング素子の過熱保護時(オフ固定時)の負荷の(A)力行時および(B)回生時における電流の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る電源装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電源装置の第1スイッチング素子のオフ故障時(オープンフェール時)の負荷の(A)力行時および(B)回生時における電流の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る電源装置の第1ダイオードのオフ故障時(オープンフェール時)の負荷の(A)力行時および(B)回生時における電流の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る電源装置の第2スイッチング素子のオフ故障時(オープンフェール時)の負荷の(A)力行時および(B)回生時における電流の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る電源装置の第2ダイオードのオフ故障時(オープンフェール時)の負荷の(A)力行時および(B)回生時における電流の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る電源装置の第3スイッチング素子のオフ故障時(オープンフェール時)の負荷の(A)力行時および(B)回生時における電流の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る電源装置の第3ダイオードのオフ故障時(オープンフェール時)の負荷の(A)力行時および(B)回生時における電流の流れを示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る電源装置について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態に係る電源装置は、例えば車両の走行駆動力を発生可能な電動機の力行および回生を制御するインバータなどの負荷に直流電力を供給する電源装置を成している。
本発明の実施形態による電源装置10は、図1に示すように、例えばバッテリなどの第1電源(E1)11および第2電源(E2)12と、第1電源11の正極および負極間に接続された第1キャパシタ(C1)13と、第2電源12の正極および負極間に接続された第2キャパシタ(C2)14と、を備えている。
電源装置10は、第1電源11の正極と第1キャパシタ13の正極との間に接続された第1コンタクタ(CP1)15と、第1電源11の負極と第1キャパシタ13の負極との間に接続された第2コンタクタ(CN1)16と、を備えている。
電源装置10は、第2電源12の正極と第2キャパシタ14の正極との間に接続された第3コンタクタ(CP2)17と、第2電源12の負極と第2キャパシタ14の負極との間に接続された第4コンタクタ(CN2)18と、を備えている。
電源装置10は、直列に接続された3つのIGBT(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)などの第1スイッチング素子(SW1)20、第2スイッチング素子(SW2)21、および第3スイッチング素子(SW3)22を備えている。
電源装置10は、第1リアクトル(L1)23および第2リアクトル(L2)24と、負荷(RL)25と、負荷25の両端に接続された負荷キャパシタ(Cout)26と、制御装置27と、を備えている。
第1スイッチング素子20のコレクタは負荷キャパシタ26および第2キャパシタ14の正極に接続され、エミッタは第2スイッチング素子21のコレクタに接続されている。第3スイッチング素子22のエミッタは負荷キャパシタ26および第1キャパシタ13の負極に接続され、コレクタは第2スイッチング素子21のエミッタに接続されている。各第1〜第3スイッチング素子20,21,22のエミッタとコレクタとの間には、エミッタからコレクタに向けて順方向になるようにして各第1〜第3ダイオードD1,D2,D3が接続されている。
第1リアクトル23は第1キャパシタ13の正極と第1スイッチング素子20のエミッタおよび第2スイッチング素子21のコレクタとの間に接続され、第2リアクトル24は第2キャパシタ14の負極と第2スイッチング素子21のエミッタおよび第3スイッチング素子22のコレクタとの間に接続されている。
負荷25は、例えば電動機およびインバータなどであって、第1および第2電源11,12から供給される直流電力によって駆動可能であるとともに、発電による直流電力を第1および第2電源11,12に供給可能である。
電源装置10は、第1ノードA〜第8ノードHを備えている。
第1ノードAは第1キャパシタ13の正極に接続され、第2ノードBは第1キャパシタ13の負極に接続され、第3ノードCは第2キャパシタ14の正極に接続され、第4ノードDは第2キャパシタ14の負極に接続されている。第5ノードEは第1スイッチング素子20のコレクタに接続され、第6ノードFは第1スイッチング素子20のエミッタおよび第2スイッチング素子21のコレクタに接続され、第7ノードGは第2スイッチング素子21のエミッタおよび第3スイッチング素子22のコレクタに接続され、第8ノードHは第3スイッチング素子22のエミッタに接続されている。これによって、第1ノードAと第6ノードFとの間に第1リアクトル23が接続され、第4ノードDと第7ノードGとの間に第2リアクトル24が接続され、負荷キャパシタ26の正極は第5ノードEに接続され、負荷キャパシタ26の負極は第8ノードHに接続されている。また、負荷25は、第5ノードEと第8ノードHとの間に接続されている。
第1リアクトル23を通過する第1リアクトル電流I(L1)は第1ノードAから第6ノードFに向かう方向を正としている。第2リアクトル24を通過する第2リアクトル電流I(L2)は第7ノードGから第4ノードDに向かう方向を正としている。各第1および第2電源11,12を通過する電流I(E1),I(E2)は、負極から正極に向かう方向を正としている。負荷25および負荷キャパシタ26を通過する電流を合算した電流I(RL)は第5ノードEから第8ノードHに向かう方向を正としている。
第1電源11は正極と負極との間に電圧V1を発生させ、正極は第1コンタクタ15を介して第1ノードAに接続され、負極は第2コンタクタ16を介して第2ノードBに接続されている。第2電源12は正極と負極との間に電圧V2を発生させ、正極は第3コンタクタ17を介して第3ノードCに接続され、負極は第4コンタクタ18を介して第4ノードDに接続されている。第1キャパシタ13の正極と負極との間には電圧VC1が印加され、第2キャパシタ14の正極と負極との間には電圧VC2が印加され、負荷キャパシタ26の正極と負極との間には電圧Voutが印加されている。
制御装置27は、負荷制御部31と、接続切替制御部32と、を備えている。
負荷制御部31は、負荷25の動作を制御する。例えば、負荷25が3相のブラシレスDCモータなどの電動機と、この電動機の力行および回生を制御するインバータとを備える場合には、負荷制御部31はインバータの電力変換動作を制御する。より詳細には、電動機の力行運転時には、負荷制御部31は、インバータの直流側の両極間に印加される直流電力を3相交流電力に変換し、電動機の各相への通電を順次転流させることで交流の各相電流を通電する。一方、電動機の回生運転時には、負荷制御部31は、電動機の回転角に基づいて同期を取りつつ電動機から出力される交流の発電電力を直流電力に変換する。
接続切替制御部32は、パルス幅変調(PWM)による信号(PWM信号)を各第1〜第3スイッチング素子20,21,22のゲートに入力することによって、各第1〜第3スイッチング素子20,21,22の閉接(ON)および開放(OFF)を切り替える。
例えば、接続切替制御部32は、図2(A),(B)に示す負荷25の力行時および回生時と負荷25が停止している状態(つまり、電力消費および回生を行なわない状態)となどにおける電源装置10の作動時に、各第1〜第3スイッチング素子20,21,22によって第1および第2電源11,12の接続を切り替える。負荷25の力行時は負荷25に各第1および第2電源11,12から直流電力を供給する状態であり、負荷25の回生時は各第1および第2電源11,12に負荷25から直流電力が供給される状態である。接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をOFFかつ第1および第3スイッチング素子20,22をONにすることによって、第5ノードEおよび第8ノードH間において第1および第2電源11,12を並列に接続する。一方、第2スイッチング素子21をONかつ第1および第3スイッチング素子20,22をOFFにすることによって、第5ノードEおよび第8ノードH間において第1および第2電源11,12を直列に接続する。
例えば図2(A)に示すように負荷25に直流電力を供給する力行時に、第5ノードEおよび第8ノードH間において第1および第2電源11,12を並列に接続すると、順次、第1電源11と、第1リアクトル23と、第1スイッチング素子20の第1ダイオードD1と、を経由する還流電流が流れる。さらに、順次、第3スイッチング素子22の第3ダイオードD3と、第2リアクトル24と、第2電源12と、を経由する還流電流が流れる。一方、第5ノードEおよび第8ノードH間において第1および第2電源11,12を直列に接続すると、順次、第1電源11と、第1リアクトル23と、第2スイッチング素子21と、第2リアクトル24と、第2電源12と、を経由する還流電流が流れる。
接続切替制御部32は、第5ノードEおよび第8ノードH間における第1および第2電源11,12の直列および並列の接続を切り替える場合に、第2スイッチング素子21と、第1および第3スイッチング素子20,22の組とを、反転して交互に閉接および開放(ON/OFF)に切り替えるスイッチング動作を実行する。接続切替制御部32は、このスイッチング動作をデューティ(Duty)によって制御する。デューティ(Duty)は、第2スイッチング素子21のオン時間t(SW2)と第1および第3スイッチング素子20,22の組のオン時間t(SW1&SW3)とにより定義されている。接続切替制御部32は、デューティ(Duty)を増減させることによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第2電源11,12を、直列から並列または並列から直列へと接続を切り替える。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で負荷キャパシタ26に印加される電圧Voutを、第1および第2電源11,12の電圧V1,V2の何れかと、第1および第2電源11,12の電圧V1,V2の和の電圧(V1+V2)との間の任意の電圧に制御する。したがって、第1および第2電源11,12の電圧V1,V2が等しい場合(V1=V2)には、負荷25に印加される電圧の昇圧比は1から2までの間の任意の値に制御される。
接続切替制御部32は、第1および第2コンタクタ15,16と、第3および第4コンタクタ17,18とのそれぞれに、閉接(ON)および開放(OFF)を指示する信号を出力することによって、各コンタクタ15,16,17,18の閉接および開放を切り替える。
例えば、接続切替制御部32は、図2(A),(B)に示すような電源装置10の作動時には、各コンタクタ15,16,17,18をONにする。
本発明の実施形態による電源装置10は上記構成を備えており、次に、電源装置10の制御方法、特に、各スイッチング素子20,21,22および各ダイオードD1,D2,D3の何れかのオフ固定時の制御方法について説明する。
接続切替制御部32は、第1〜第3スイッチング素子20,21,22および第1〜第3ダイオードD1,D2,D3の何れかのオフ固定時には、駆動可能な各スイッチング素子20,21,22によって、少なくとも第1および第2電源11,12の何れかの放電および充電を可能にする。より詳細には、各コンタクタ15,16,17,18の閉接(ON)と、駆動可能な各スイッチング素子20,21,22の閉接および開放とを組み合わせることによって、少なくとも第1および第2電源11,12の何れかを負荷25に接続する。なお、オフ固定時は、例えば、第1〜第3スイッチング素子20,21,22および第1〜第3ダイオードD1,D2,D3の何れかが過熱保護回路(図示略)などによってOFFとなるように保護された時、または異常によってOFFに固定されたOFF故障時などである。
なお、接続切替制御部32は、第1〜第3スイッチング素子20,21,22および第1〜第3ダイオードD1,D2,D3の何れかのオフ固定の有無を、例えば、電源装置10内を流れる電流を検出する適宜の位置に配置された電流センサ(図示略)から出力される信号に基づいて検知する。
例えば、接続切替制御部32は、図3(A),(B)に示すような第1スイッチング素子20の過熱保護によるオフ固定時において、負荷25の力行時には、第2スイッチング素子21を常時オンかつ第3スイッチング素子22を常時オフとする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2スイッチング素子21を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の放電を可能にする。一方、負荷25の回生時には、第2スイッチング素子21を常時オフかつ第3スイッチング素子22を常時オンとする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第3スイッチング素子22を介して第2電源12のみを負荷25に接続し、負荷25に対して第2電源12の充電を可能にする。
また、接続切替制御部32は、図4に示すように、先ず、ステップS01において、第1〜第3スイッチング素子20,21,22および第1〜第3ダイオードD1,D2,D3の何れか1つの停止によるオフ固定が生じたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合、接続切替制御部32は、処理をエンドに進める。
一方、この判定結果が「YES」の場合、接続切替制御部32は、処理をステップS02に進める。
そして、ステップS02において、接続切替制御部32は、停止によるオフ固定が生じた何れか1つ以外、つまり第1〜第3スイッチング素子20,21,22および第1〜第3ダイオードD1,D2,D3のうちの正常なものを用いて、下記表1に応じた接続切替処理を実行し、処理をエンドに進める。
Figure 2015126688
例えば、接続切替制御部32は、図5(A),(B)に示すような第1スイッチング素子20のオフ故障時において、負荷25の力行時には、第2スイッチング素子21をオン固定および第3スイッチング素子22をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2スイッチング素子21を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の放電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定および第3スイッチング素子22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第3ダイオードD1,D3の各々を介して第1および第2電源11,12の各々を並列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の各々の放電を可能にする。
一方、負荷25の回生時には、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオン固定および第3スイッチング素子22をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2ダイオードD2を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の充電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定および第3スイッチング素子22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第3スイッチング素子22を介して第2電源12のみを負荷25に接続し、負荷25に対して第2電源12の充電を可能にする。
また、例えば、接続切替制御部32は、図6(A),(B)に示すような第1ダイオードD1のオフ故障時において、負荷25の力行時には、第2スイッチング素子21をオン固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2スイッチング素子21を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の放電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第3ダイオードD3を介して第2電源12のみを負荷25に接続し、負荷25に対して第2電源12の放電を可能にする。
一方、負荷25の回生時には、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオン固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2ダイオードD2を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の充電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第3スイッチング素子20,22の各々を介して第1および第2電源11,12の各々を並列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の各々の充電を可能にする。
また、例えば、接続切替制御部32は、図7(A),(B)に示すような第2スイッチング素子21のオフ故障時において、負荷25の力行時には、第1および第3スイッチング素子20,22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第3ダイオードD1,D3の各々を介して第1および第2電源11,12の各々を並列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の各々の放電を可能にする。
一方、負荷25の回生時には、接続切替制御部32は、第1および第3スイッチング素子22をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2ダイオードD2を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の充電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第1および第3スイッチング素子20,22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第3スイッチング素子20,22の各々を介して第1および第2電源11,12の各々を並列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の各々の充電を可能にする。
また、例えば、接続切替制御部32は、図8(A),(B)に示すような第2ダイオードD2のオフ故障時において、負荷25の力行時には、第2スイッチング素子21をオン固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2スイッチング素子21を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の放電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第3ダイオードD1,D3の各々を介して第1および第2電源11,12の各々を並列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の各々の放電を可能にする。
一方、負荷25の回生時には、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第3スイッチング素子20,22の各々を介して第1および第2電源11,12の各々を並列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の各々の充電を可能にする。
また、例えば、接続切替制御部32は、図9(A),(B)に示すような第3スイッチング素子22のオフ故障時において、負荷25の力行時には、第2スイッチング素子21をオン固定および第1スイッチング素子20をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2スイッチング素子21を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の放電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定かつ第1スイッチング素子20をオン固定にすることによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第3ダイオードD1,D3の各々を介して第1および第2電源11,12の各々を並列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の各々の放電を可能にする。
一方、負荷25の回生時には、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオン固定かつ第1スイッチング素子20をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2ダイオードD2を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の充電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定および第1スイッチング素子20をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1スイッチング素子20を介して第1電源11のみを負荷25に接続し、負荷25に対して第1電源11の充電を可能にする。
また、例えば、接続切替制御部32は、図10(A),(B)に示すような第3ダイオードD3のオフ故障時において、負荷25の力行時には、第2スイッチング素子21をオン固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオフ固定とする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2スイッチング素子21を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の放電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオン固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1ダイオードD1を介して第1電源11のみを負荷25に接続し、負荷25に対して第1電源11の放電を可能にする。
一方、負荷25の回生時には、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオン固定かつ第1および第3スイッチング素子20,22をオフ固定にする。これによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第2ダイオードD2を介して第1および第2電源11,12を直列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の充電を可能にする。また、接続切替制御部32は、第2スイッチング素子21をオフ固定、並びに第1および第3スイッチング素子20,22をオン固定にすることによって、第5ノードEおよび第8ノードH間で第1および第3スイッチング素子20,22の各々を介して第1および第2電源11,12の各々を並列に接続し、負荷25に対して第1および第2電源11,12の各々の充電を可能にする。
上述したように、本発明の実施形態による電源装置10によれば、第1および第3スイッチング素子20,22、並びに第1および第3ダイオードD1,D3の少なくとも何れかが異常である場合、負荷25の駆動時に第2ダイオードD2が異常である場合、または負荷25の回生時に第2スイッチング素子21が異常である場合であっても、直列に接続された第1電源11および第2電源12によって負荷25に対する給電を維持することができる。
さらに、第2スイッチング素子21もしくは第2ダイオードD2が異常である場合、負荷25の駆動時に第1もしくは第3スイッチング素子20,22が異常である場合、または負荷25の回生時に第1もしくは第3ダイオードD1,D3が異常である場合であっても、並列に接続された第1電源11および第2電源12の各々によって負荷25に対する給電を維持することができる。
さらに、負荷25の駆動時に第1ダイオードD1が異常である場合、または負荷25の回生時に第1スイッチング素子20が異常である場合であっても、第2電源12のみによって負荷25に対する給電を維持することができる。
さらに、負荷25の駆動時に第3ダイオードD3が異常である場合、または負荷25の回生時に第3スイッチング素子22が異常である場合であっても、第1電源11のみによって負荷25に対する給電を維持することができる。
なお、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態の構成はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、第1電源11および第2電源12は、放電および充電が可能なバッテリなどに限定されず、放電のみが可能な燃料電池や発電機などであってもよい。
10 電源装置
11 第1電源
12 第2電源
15 第1コンタクタ
16 第2コンタクタ
17 第3コンタクタ
18 第4コンタクタ
20 第1スイッチング素子
21 第2スイッチング素子
22 第3スイッチング素子
23 第1リアクトル
24 第2リアクトル
25 負荷(電気負荷)
27 制御装置(制御手段)

Claims (4)

  1. 第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1電源と、
    第3ノードと第4ノードとの間に接続された第2電源と、
    第5ノードと第6ノードとの間に接続された第1スイッチと、
    前記第6ノードと第7ノードとの間に接続された第2スイッチと、
    前記第7ノードと第8ノードとの間に接続された第3スイッチと、
    前記第1〜前記第3スイッチの各々に並列に接続されて前記第1〜前記第3スイッチの各々の順方向導通に対して逆導通する第1〜第3逆導通素子と、
    前記第5ノードと前記第8ノードとの間に接続された電気負荷と、
    前記第1電源の正極と前記第1ノードとの間に接続された第1コンタクタと、
    前記第1電源の負極と前記第2ノードとの間に接続された第2コンタクタと、
    前記第2電源の正極と前記第3ノードとの間に接続された第3コンタクタと、
    前記第2電源の負極と前記第4ノードとの間に接続された第4コンタクタと、
    前記第1ノードと前記第6ノードとの間もしくは前記第2ノードと前記第8ノードとの間に配置された第1リアクトルと、
    前記第3ノードと前記第5ノードとの間もしくは前記第4ノードと前記第7ノードとの間に配置された第2リアクトルと、
    前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを閉接、並びに前記第2スイッチを開放にすることによって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続する並列モードと、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを開放、並びに前記第2スイッチを閉接にすることによって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続する直列モードと、を交互に切り替えることによって、前記電気負荷に印加する電圧を制御する制御手段と、
    を備える電源装置の前記制御手段が実行する制御方法であって、
    前記制御手段が、
    前記第1スイッチ、前記第3スイッチ、前記第1逆導通素子、および前記第3逆導通素子の少なくとも何れかが異常である場合、
    前記電気負荷の駆動時に前記第2逆導通素子が異常である場合、
    または前記電気負荷の回生時に前記第2スイッチが異常である場合に、
    オン状態に指示した正常な前記第2スイッチまたは正常な前記第2逆導通素子によって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続するステップを含む、
    ことを特徴とする電源装置の制御方法。
  2. 第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1電源と、
    第3ノードと第4ノードとの間に接続された第2電源と、
    第5ノードと第6ノードとの間に接続された第1スイッチと、
    前記第6ノードと第7ノードとの間に接続された第2スイッチと、
    前記第7ノードと第8ノードとの間に接続された第3スイッチと、
    前記第1〜前記第3スイッチの各々に並列に接続されて前記第1〜前記第3スイッチの各々の順方向導通に対して逆導通する第1〜第3逆導通素子と、
    前記第5ノードと前記第8ノードとの間に接続された電気負荷と、
    前記第1電源の正極と前記第1ノードとの間に接続された第1コンタクタと、
    前記第1電源の負極と前記第2ノードとの間に接続された第2コンタクタと、
    前記第2電源の正極と前記第3ノードとの間に接続された第3コンタクタと、
    前記第2電源の負極と前記第4ノードとの間に接続された第4コンタクタと、
    前記第1ノードと前記第6ノードとの間もしくは前記第2ノードと前記第8ノードとの間に配置された第1リアクトルと、
    前記第3ノードと前記第5ノードとの間もしくは前記第4ノードと前記第7ノードとの間に配置された第2リアクトルと、
    前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを閉接、並びに前記第2スイッチを開放にすることによって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続する並列モードと、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを開放、並びに前記第2スイッチを閉接にすることによって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続する直列モードと、を交互に切り替えることによって、前記電気負荷に印加する電圧を制御する制御手段と、
    を備える電源装置の前記制御手段が実行する制御方法であって、
    前記制御手段が、
    前記第2スイッチもしくは前記第2逆導通素子が異常である場合、
    前記電気負荷の駆動時に前記第1スイッチもしくは前記第3スイッチが異常である場合、
    または前記電気負荷の回生時に前記第1逆導通素子もしくは前記第3逆導通素子が異常である場合に、
    オン状態に指示した正常な前記第1スイッチおよび前記第3スイッチまたは正常な前記第1逆導通素子および前記第3逆導通素子によって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続するステップを含む、
    ことを特徴とする電源装置の制御方法。
  3. 第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1電源と、
    第3ノードと第4ノードとの間に接続された第2電源と、
    第5ノードと第6ノードとの間に接続された第1スイッチと、
    前記第6ノードと第7ノードとの間に接続された第2スイッチと、
    前記第7ノードと第8ノードとの間に接続された第3スイッチと、
    前記第1〜前記第3スイッチの各々に並列に接続されて前記第1〜前記第3スイッチの各々の順方向導通に対して逆導通する第1〜第3逆導通素子と、
    前記第5ノードと前記第8ノードとの間に接続された電気負荷と、
    前記第1電源の正極と前記第1ノードとの間に接続された第1コンタクタと、
    前記第1電源の負極と前記第2ノードとの間に接続された第2コンタクタと、
    前記第2電源の正極と前記第3ノードとの間に接続された第3コンタクタと、
    前記第2電源の負極と前記第4ノードとの間に接続された第4コンタクタと、
    前記第1ノードと前記第6ノードとの間もしくは前記第2ノードと前記第8ノードとの間に配置された第1リアクトルと、
    前記第3ノードと前記第5ノードとの間もしくは前記第4ノードと前記第7ノードとの間に配置された第2リアクトルと、
    前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを閉接、並びに前記第2スイッチを開放にすることによって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続する並列モードと、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを開放、並びに前記第2スイッチを閉接にすることによって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続する直列モードと、を交互に切り替えることによって、前記電気負荷に印加する電圧を制御する制御手段と、
    を備える電源装置の前記制御手段が実行する制御方法であって、
    前記制御手段が、
    前記電気負荷の駆動時に前記第1逆導通素子が異常である場合、
    または前記電気負荷の回生時に前記第1スイッチが異常である場合に、
    オン状態に指示した正常な前記第3スイッチによって前記第2電源のみを前記電気負荷に接続するステップを含む、
    ことを特徴とする電源装置の制御方法。
  4. 第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1電源と、
    第3ノードと第4ノードとの間に接続された第2電源と、
    第5ノードと第6ノードとの間に接続された第1スイッチと、
    前記第6ノードと第7ノードとの間に接続された第2スイッチと、
    前記第7ノードと第8ノードとの間に接続された第3スイッチと、
    前記第1〜前記第3スイッチの各々に並列に接続されて前記第1〜前記第3スイッチの各々の順方向導通に対して逆導通する第1〜第3逆導通素子と、
    前記第5ノードと前記第8ノードとの間に接続された電気負荷と、
    前記第1電源の正極と前記第1ノードとの間に接続された第1コンタクタと、
    前記第1電源の負極と前記第2ノードとの間に接続された第2コンタクタと、
    前記第2電源の正極と前記第3ノードとの間に接続された第3コンタクタと、
    前記第2電源の負極と前記第4ノードとの間に接続された第4コンタクタと、
    前記第1ノードと前記第6ノードとの間もしくは前記第2ノードと前記第8ノードとの間に配置された第1リアクトルと、
    前記第3ノードと前記第5ノードとの間もしくは前記第4ノードと前記第7ノードとの間に配置された第2リアクトルと、
    前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを閉接、並びに前記第2スイッチを開放にすることによって前記第1電源および前記第2電源の各々を前記電気負荷に並列に接続する並列モードと、前記第1〜前記第4コンタクタの閉接状態で前記第1スイッチおよび前記第3スイッチを開放、並びに前記第2スイッチを閉接にすることによって前記第1電源および前記第2電源を前記電気負荷に直列に接続する直列モードと、を交互に切り替えることによって、前記電気負荷に印加する電圧を制御する制御手段と、
    を備える電源装置の前記制御手段が実行する制御方法であって、
    前記制御手段が、
    前記電気負荷の駆動時に前記第3逆導通素子が異常である場合、
    または前記電気負荷の回生時に前記第3スイッチが異常である場合に、
    オン状態に指示した正常な前記第1スイッチによって前記第1電源のみを前記電気負荷に接続するステップを含む、
    ことを特徴とする電源装置の制御方法。
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