JP2015125975A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機材料が構造物の外側まで濡れ広がることを抑制しつつ、有機材料が構造物の内側の領域に十分に濡れ広がるようにする。【解決手段】絶縁層170は、発光部104を囲んでいる。そして絶縁層170は、第1領域(例えばA−A断面となる第1端子対向領域174)、及び第1領域とは逆側に位置する第2領域(例えばB−B断面となる第1端子対向領域174)の双方において、外側の側面の絶縁層170の底面に対する角度θ1は、90?超であり、かつ、内側の側面の絶縁層170の底面に対する角度θ2は、90?未満である。【選択図】図3

Description

本発明は、発光装置に関する。
有機EL素子を光源として利用した発光装置の開発が進んでいる。有機EL素子は、有機層を第1電極と第2電極とで挟んだ構成を有している。そして、有機層を水分等から保護するために、有機素子は封止部材で封止されている。
一方、有機EL素子を有する発光装置では、有機層と第1電極が接する領域を定めるために、絶縁性の構造物(バンク)が形成されている。特許文献1において、バンクの断面形状は平行四辺形となっており、また、その向きは、いずれのバンクにおいても同じになっている。このため、最も外側に位置する2つのバンクの一方において、発光素子とは逆側に位置する側面(外壁)は鋭角に傾いており、かつ発光素子に面している側面(内壁)は鈍角に傾いている。一方、最も外側に位置する2つのバンクの他方において、外壁は鈍角に傾いており、かつ内壁は鋭角に傾いている。
特開平11−87063号公報
有機層の少なくとも一部の層を、塗布法で形成することがある。この場合、塗布された有機材料が、上記した構造物の外側に広がることがある。この場合、基板のうち封止部材の縁が固定される領域にまで有機材料が広がると、封止部材の縁が基板に固定されにくくなる。
一方、構造物の内側の領域には、塗布材料が十分に濡れ広がることが求められる。
本発明が解決しようとする課題としては、有機EL素子を有する発光装置において、有機材料が構造物の外側まで濡れ広がることを抑制しつつ、有機材料が構造物の内側の領域に十分に濡れ広がるようにすることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、基板と、
前記基板上に形成され、有機EL素子を有する発光部と、
前記発光部を囲む構造物と、
を備え、
前記有機EL素子は、第1電極、前記第1電極よりも前記基板から離れている第2電極、及び第1電極と第2電極の間に位置する有機層を有し、
前記構造物は、第1領域、及び第1領域に対向する第2領域の双方において、外側の側面の前記構造物の底面又は上面に対する角度は、内側の側面の前記構造物の底面又は上面に対する角度より大きい発光装置である。
実施形態に係る発光装置の平面図である。 図1から封止部材を取り除いた図である。 図2から第2電極を取り除いた図である。 図3から有機層及び絶縁層を取り除いた図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 図3のD−D断面図である。 絶縁層の形成するときの露光方法を説明するための平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1、図2、図3、及び図4は、発光装置100の平面図である。図2は、図1から封止部材180を取り除いた図であり、図3は、図2から第2電極140を取り除いた図であり、図4は、図3から有機層130及び絶縁層170を取り除いた図である。図5は、図3のA−A断面図であり、図6は図3のB−B断面図であり、図7は図3のC−C断面図であり、図8は図3のD−D断面図である。
本実施形態に係る発光装置100は、基板110、発光部104、及び絶縁層170(構造物)を備えている。発光部104は、有機EL素子102を有している。有機EL素子102は、第1電極120、有機層130、及び第2電極140を有している。第2電極140は、第1電極120よりも基板110から離れている。有機層130は、第1電極120と第2電極140の間に位置している。絶縁層170は、発光部104を囲んでいる。そして絶縁層170は、第1領域(例えば図5に示す第1端子対向領域174)、及び第1領域に対向する第2領域(例えば図6に示す第1端子対向領域174)の双方において、外側の側面の絶縁層170の底面(又は上面)に対する角度θは、内側の側面の絶縁層170の底面(又は上面)に対する角度θよりも大きい。例えば、角度θは90°超であり、90°未満である。以下、絶縁層170の側面の角度を絶縁層170の底面を基準に定義した場合を例に挙げて、詳細に説明する。
発光装置100は、例えば矩形などの多角形であり、複数の有機EL素子102、第1端子150、及び第2端子160を有している。第1端子150及び第2端子160は、有機EL素子102に電力を供給するために設けられている。このため、第1端子150及び第2端子160には、発光装置100に電力を供給するための接続部材(例えばボンディングワイヤやリード部材)が接続される。図1〜図4に示す例では、第1端子150は、第1の方向(図中左右方向)に延在しており、第2端子160は第1の方向に交わる第2の方向(例えば図中上下方向)に延在している。
有機EL素子102は、基板110に、第1電極120、有機層130、及び第2電極140を積層した構成を有している。本図に示す例では、基板110の上に、第1電極120、有機層130、及び第2電極140がこの順に積層されている。ただし、第1電極120と第2電極140は逆になっていてもよい。
基板110は、たとえばガラス基板や樹脂基板などの透明基板である。基板110は、可撓性を有していてもよい。この場合、基板110の厚さは、例えば10μm以上10000μm以下である。この場合においても、基板110は無機材料及び有機材料のいずれで形成されていてもよい。基板110は、例えば矩形などの多角形である。
有機層130は、発光層を有している。有機層130は、例えば、正孔輸送層、発光層、及び電子輸送層をこの順に積層させた構成を有している。第1電極120と正孔輸送層の間には正孔注入層が形成されていてもよい。また、電子輸送層と第2電極140の間には電子注入層が形成されていてもよい。有機層130の少なくとも一つの層は、塗布法によって形成されている。なお、有機層130の残りの層は、蒸着法によって形成されている。なお、有機層130の全ての層は塗布材料を用いて、インクジェット法、印刷法、スプレー法で形成しても構わない。
第1電極120は、例えば有機EL素子102の陽極として機能し、第2電極140は、例えば有機EL素子102の陰極として機能する。第1電極120及び第2電極140は、いずれもスパッタリング法を用いて形成されている。第1電極120及び第2電極140の一方(本図に示す例では第1電極120)は、光透過性を有する透明電極である。有機EL素子102が発光した光は、第1電極120及び第2電極140のうち透明電極となっている電極(本図に示す例では第1電極120)を介して外部に出射する。透明電極の材料は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)等の無機材料、またはポリチオフェン誘導体などの導電性高分子を含んでいる。
また、第1電極120及び第2電極140の他方(本図に示す例では第2電極140)は、Au、Ag、Pt、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属、又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。
より具体的には、第1電極120は、図4に示すように、第1端子150に接続している。そして第1電極120は、基板110のうち、発光部104となる領域から第1端子150まで連続して形成されている。本図に示す例では、基板110は矩形であり、第1端子150は基板110のうち互いに対向する2辺に沿って設けられている。すなわち、第1端子150は配線となっている。そして、第1電極120は、この2辺の間に形成されている。
第1電極120には複数の開口122が設けられている。開口122は複数の有機EL素子102の間を延在しており、第1電極120を、複数の有機EL素子102のそれぞれに分割している。そして、いずれの有機EL素子102が有する第1電極120も、第1端子150に接続している。このため、開口122が形成されていても、複数の有機EL素子102の第1電極120は互いにつながっており、共通の電極として機能する。なお、第1電極120のうち第1端子150の近くに位置している部分には、開口122がなくてもよい。
また、図2に示すように、複数の有機EL素子102の第2電極140は互いに繋がっている。言い換えると、第2電極140は、複数の有機EL素子102に共通の電極として形成されている。詳細には、第2電極140は、有機層130及び絶縁層170の上に形成されており、また、第2端子160に接続している。本図に示す例では、第2端子160は、基板110のうち第1端子150が形成されていない残りの2辺に沿って形成されている。
図1〜図4に示す例において、2つの第1端子150が第2の方向に互いに離れて配置されており、かつ、2つの第2端子160が第1の方向に互いに離れて配置されている。そして、絶縁層170及び発光部104は、2つの第1端子150の間、かつ2つの第2端子160の間に位置している。このようにすると、第1電極120には2つの第1端子150から電圧が供給され、かつ第2電極140には2つの第2端子160から電流又は電圧が供給されるため、発光部104の内部で電流又は電圧に分布が生じることを抑制できる。これにより、発光部104に輝度の分布が生じることを抑制できる。
第1端子150は、第1電極120と同一の層(第1層152)の上に第2層154を積層した構成を有している。そして第1層152は第1電極120と一体になっている。このため、第1端子150と第1電極120の間の距離を短くして、これらの間の抵抗値を小さくすることができる。また、発光装置100の縁に存在する非発光領域を狭くすることができる。
第2層154は、第1電極120よりも抵抗値が低い材料(例えばAlなどの金属、またはMo/Al/Moなどの金属の積層膜)によって形成されている。そして、第1端子150に電圧を供給する接続部材は、第2層154に接続している。なお、第2層154は、第1電極120よりも透光性が低い。
また、第2端子160は、第1層162の上に第2層164を積層した構成を有している。第1層162は第1電極120と同様の材料により形成されている。ただし、第1層162は第1電極120から分離している。第2層164は、第2層154と同様の材料により形成されている。
また、図1及び図4に示すように、複数の有機EL素子102は封止部材180によって封止されている。封止部材180は、基板110と同様の多角形の金属箔又は金属板(例えばAl箔又はAl板)の縁部の全周を押し下げた形状を有している。そして、縁部は接着材又は粘着材等で基板110に固定されている。このようにして、封止部材180の縁部の全周には、封止領域182が形成される。封止領域182は、基板110と同じ角数の多角形の各辺に沿った形状を有しており、発光部104を囲んでいる。ただし、封止部材180はガラスで形成されていてもよい。
第1端子150の一部及び第2端子160の一部は、封止部材180の外に位置している。そして、第1端子150のうち封止部材180の外側に位置する部分、及び第2端子160のうち封止部材180の外側に位置する部分には、それぞれ導電部材が接続される。この導電部材は、例えばリードフレームやボンディングワイヤであり、第1端子150(又は第2端子160)を回路基板等に接続する。
第1電極120には、補助電極124が接している。本図に示す例では、補助電極124は、第1電極120のうち基板110とは逆側の面に設けられている。補助電極124は、複数の有機EL素子102のそれぞれに設けられており、開口122の近くに位置している。補助電極124は、第1電極120よりも抵抗値の低い材料(例えばAlなどの金属)によって形成されている。補助電極124が形成されることにより、第1電極120の面内で電圧降下が生じることを抑制できる。これにより、発光装置100の輝度に分布が生じることを抑制できる。なお、補助電極124は設けられていなくてもよい。また、補助電極124は、透明導電材料、例えば第1電極120と同様の材料によって形成されていてもよい。
なお、本図に示す例において、補助電極124は2つの第1端子150の間を延在しているが、2つの第1端子150の第2層154のいずれにも直接接続していない。ただし、補助電極124は、いずれかの第2層154に直接接続していてもよい。
図3に示すように、第1電極120のうち第2層154で覆われていない領域の上には、絶縁層170が形成されている。絶縁層170は、例えばポリイミドなどの感光性の樹脂によって形成されている。絶縁層170には、複数の開口172が設けられている。開口172は、開口122及び補助電極124と平行に延在している。ただし、開口172は補助電極124及び第1電極120の開口122に重なっていない。このため、補助電極124は絶縁層170に覆われており、また、開口122のうち発光部104の内部に位置する部分も、絶縁層170によって覆われている。また、少なくとも開口172の内部には、上記した有機層130が形成されている。そして、第1電極120及び第2電極140の間に電圧又は電流が印加されることにより、開口172内に位置する有機層130は発光する。言い換えると、開口172のそれぞれの中に有機EL素子102が形成されている。
絶縁層170は、第1端子150に対向する部分(第1領域及び第2領域:第1端子対向領域174)、及び第2端子160に対向する部分(第3領域:第2端子対向領域176)を有している。2つの第1端子対向領域174は、基板110の互いに対向する2辺に沿っており、2つ第2端子対向領域176は、基板110の残りの2辺に沿っている。また、互いに対向する2つの第1端子対向領域174の間には、内壁178(内部構造物)が形成されている。
後述するように、第1端子対向領域174の断面形状及び第2端子対向領域176の断面形状は、互いに異なる。内壁178の断面形状は、第1端子対向領域174の断面形状と異なる。
図5は、図3のA−A断面図であり、図6は、図3のB−B断面図である。上記したように、第1端子150は、第1電極120の端部(第1層152)の上に第2層154を積層した構成を有している。また、有機層130は封止部材180によって封止されている。封止部材180の内側には、乾燥剤が配置されていてもよい。封止部材180の縁部は、絶縁性の接着層184を介して、基板110、又は基板110の上に形成された層に固定されている。これにより、封止領域182が形成されている。
そして、図5に示す第1端子対向領域174の断面形状(一方の第1端子対向領域174の断面形状)、及び図6に示す第1端子対向領域174の断面形状(他方の第1端子対向領域174の断面形状)は、互いに同じ形状となっている。詳細には、2つの第1端子対向領域174において、外側の側面が底面に対して成す角度θは90°超である。このようにすると、有機層130を形成するための塗布材料が第1端子対向領域174を超えて絶縁層170の外側にぬれ広がることを抑制できる。また、第1端子対向領域174において、内側の側面が底面に対して成す角度θは90°未満である。このようにすると、絶縁層170の内側において、有機層130を形成するための材料は十分に濡れ広がる。
図7は、図3のC−C断面図であり、図8は、図3のD−D断面図である。上記したように、第2端子160は、第1層162の上に第2層164を積層した構成を有している。この断面においても、封止部材180の縁部は、絶縁性の接着層184を介して、第2端子160の一部に固定されている。これにより、封止領域182が形成されている。
そして、図7に示す第2端子対向領域176の断面形状(一方の第2端子対向領域176の断面形状)、及び図8に示す第2端子対向領域176の断面形状(他方の第2端子対向領域176の断面形状)は、互いに同じ形状となっている。詳細には、2つの第2端子対向領域176において、外側の側面が底面に対して成す角度θ、及び内側の側面が底面に対してなす角度θは、いずれも90°未満である。このようにすると、第2電極140を蒸着法、スパッタリング法で成膜する際に、第2端子対向領域176の側面で第2電極140が断線することを抑制できる。また、角度θは90°未満であるため、絶縁層170の内側において、有機層130を形成するための材料は十分に濡れ広がる。
また、内壁178において、2つの側面が底面に成す角度θ,θは、いずれも90°未満である。このため、第2電極140を蒸着法、スパッタリング法で形成する際に、内壁178の側面で第2電極140が断線することを抑制できる。
なお、角度θは、90°超180°未満である。また、角度θ〜θは、1°以上90°未満である。
次に、本実施形態に係る発光装置100の製造方法を説明する。まず、基板110の上に第1電極120となる導電膜を、例えば蒸着法、スパッタリング法を用いて形成する。次いで、この導電膜上にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして導電膜をエッチングする。これにより、第1電極120(第1端子150の第1層152を含む)、及び第2端子160の第1層162が形成される。その後、レジストパターンを除去する。
次いで、基板110上に、補助電極124となる導電膜を形成する。次いで、この導電膜上にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして導電膜をエッチングする。これにより、補助電極124、第1端子150の第2層154、及び第2端子160の第2層164が形成される。その後、レジストパターンを除去する。
次いで、第1電極120の上に絶縁層170となる絶縁性の感光材料を、例えば塗布法により形成する。次いで、この感光材料を露光及び現像する。これにより、絶縁層170及び開口172が形成される。次いで、開口172内に有機層130を形成し、さらに、有機層130上及び絶縁層170上に、第2電極140を、スパッタリング法を用いて形成する。その後、基板110に封止部材180を取り付ける。
図9は、絶縁層170を形成するときの露光方法を説明するための平面図である。本図に示すように、絶縁層170となる露光材料は、一方の第1端子対向領域174側から基板110に対して光が斜めに入射するように露光され、その後、残りの第1端子対向領域174側から斜めに露光される。これにより、絶縁層170の第1端子対向領域174、第2端子対向領域176、及び内壁178は、上記した形状になる。
以上、本実施形態によれば、2つの第1端子対向領域174において、外側の側面が底面に対して成す角度θは90°超である。このようにすると、有機層130を形成するための塗布材料が第1端子対向領域174を超えて絶縁層170の外側にぬれ広がることを抑制できる。また、第1端子対向領域174において、内側の側面が底面に対して成す角度θは90°未満である。このようにすると、絶縁層170の内側において、有機層130を形成するための材料は十分に濡れ広がる。
また、2つの第2端子対向領域176において、外側の側面が底面に対して成す角度θ、及び内側の側面が底面に対してなす角度θは、いずれも90°未満である。このようにすると、第2電極140を蒸着法やスパッタリング法で形成する際に、第2端子対向領域176の側面で第2電極140が断線することを抑制できる。
また、内壁178において、2つの側面が底面に成す角度θ,θは、いずれも90°未満である。このため、第2電極140を蒸着法やスパッタリング法で形成する際に、内壁178の側面で第2電極140が断線することを抑制できる。
また、有機層130を構成する材料(例えば正孔輸送層を構成する材料)を塗布法で形成した場合において、この有機層が絶縁層170の第1端子対向領域174を超えてぬれ広がると、第1端子対向領域174の上面において、有機層は第2電極140に接触し、また、絶縁層170の外側で有機層が第1端子150や補助電極124に接触する可能性が出てくる。ここでこの有機層が導電性を有している場合(例えば正孔輸送層)、この有機層を介して第1電極120と第1端子150が短絡する恐れが出てくる。本実施形態では、有機層130を形成するための塗布材料が第1端子対向領域174を超えて絶縁層170の外側にぬれ広がることを抑制できるため、このような短絡が生じることを抑制できる。
また、有機層130を構成する材料が絶縁層170の第1端子対向領域174を超えてぬれ広がると、この有機層を介して複数の補助電極124が短絡する可能性が出てくる。複数の補助電極124が短絡すると、これら複数の補助電極124の抵抗値は、他の補助電極124の抵抗値と比較して低くなる。このようになると、発光部104のうち互いに短絡した補助電極124の近傍に位置する部分は、他の領域と比較して明るくなってしまう。すなわち発光部104内に輝度の分布が生じてしまう。本実施形態では、このような理由で輝度の分布が生じることを抑制できる。
また、第1電極120には開口122が設けられている。これにより、複数の有機EL素子102のそれぞれに、予め定められた電流を分配することができる。ここで有機層を介して複数の補助電極124が短絡すると、複数の有機EL素子102への電流の分配割合が変化してしまう。本実施形態によれば、有機層が絶縁層170を超えることを抑制できるため、複数の有機EL素子102への電流の分配割合が変化することを抑制できる。
以上、図面を参照して実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
100 発光装置
102 有機EL素子
104 発光部
110 基板
120 第1電極
130 有機層
140 第2電極
150 第1端子
160 第2端子
170 絶縁層
172 開口
174 第1端子対向領域(第1領域、第2領域)
176 第2端子対向領域(第3領域)
178 内壁(内部構造物)

Claims (4)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成され、有機EL素子を有する発光部と、
    前記発光部を囲む構造物と、
    を備え、
    前記有機EL素子は、第1電極、前記第1電極よりも前記基板から離れている第2電極、及び第1電極と第2電極の間に位置する有機層を有し、
    前記構造物は、第1領域、及び第1領域に対向する第2領域の双方において、外側の側面の前記構造物の底面又は上面に対する角度は、内側の側面の前記構造物の底面又は上面に対する角度より大きい発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記外側の側面の前記構造物の底面に対する角度は90°超であり、
    前記内側の側面の前記構造物の底面に対する角度は90°未満である発光装置。
  3. 請求項2に記載の発光装置において、
    前記基板のうち前記第1領域及び前記第2領域に面する領域には、前記第1電極に接続する第1端子が設けられており、
    前記基板のうち前記構造物の第3領域に面する領域には、前記第2電極に接続する第2端子が設けられており、
    前記第2電極は、前記第3領域の上面を経由して前記構造物の外側まで延在しており、かつ前記第2端子に接続しており、
    前記第3領域において、外側の側面の前記構造物の底面に対する角度は、90°未満である発光装置。
  4. 請求項3に記載の発光装置において、
    前記構造物は、前記構造物のうち互いに対向する2つの領域それぞれの内側の側面を結ぶ内部構造物を備え、
    前記第2電極は、前記構造物の内側の領域に、前記内部構造物の上面を経由して形成されており、
    前記内部構造物における、側面と底面が成す角度は、90°未満である発光装置。
JP2013271836A 2013-12-27 2013-12-27 発光装置 Expired - Fee Related JP6294071B2 (ja)

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