JP2015125808A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助電極と上部電極との新たな電気的な接続を提供する。【解決手段】基板101の上に形成された下部電極111と、基板の上に下部電極と離隔して形成された補助電極112と、下部電極の上に形成された発光膜116を内部に含み、さらに補助電極の上にも形成された有機材料膜115、118と、有機材料膜の上に形成された上部電極119と、補助電極と上部電極との間に配置されたCGL材料によるCGL材料膜117と、を有し、CGL材料膜と補助電極および上部電極のいずれかまたは両方との間に有機材料膜が介在する有機EL表示装置。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置などに関する。特に、有機EL素子を用いる有機EL表示装置に関し、補助電極を有する有機EL表示装置に関する。
有機EL(Electro Luminescence)素子を用いる有機EL表示装置は、液晶素子を使用する表示装置に比べて、より薄型化が可能であり、色の再現性も優れており、近年開発が進められている。有機EL表示装置においては、高採精化のためには、TFT(Thin Film Transistor)基板の上方に光を出射するトップエミッション構造が有利と考えられている。
トップエミッション構造を採用する場合には、有機EL膜の上に形成する上部電極は、光を透過する必要がある。このような光を透過する材料は、一般には、電気抵抗が高く、電位勾配が生じ易い。このため画質が劣化し易いこととなる。
このような電位勾配を解消するために、例えば特許文献1および2に開示されているように、補助電極が使用される。すなわち、特許文献1は、有機EL膜上に補助電極用の低抵抗配線をパターニングする技術を、開示している。特許文献2は、レーザーアブレーションにより補助電極と上部電極とを接続するためのコンタクトを形成する技術を、開示している。
特開2001−230086号公報 特開2005−011810号公報
しかしながら、特許文献1が開示するように有機EL膜の上に低抵抗配線をパターニングすることは困難であるため、表示装置の大型化および高採精化が困難となり、また、歩留まりの低下が発生する。また、特許文献2が開示するようにレーザーアブレーションを行うには、精密なレーザー照射の位置制御が必要であり、また、レーザーアブレーションにより蒸発した材料の再付着などが発生し、SiN(窒化珪素)などによる封止や光の取出し性の向上が阻害されることがある。
そこで、本発明の目的の一つとして、補助電極と上部電極との新たな電気的な接続についての開示を、行う。
本発明の一実施形態として、下部電極、補助電極、有機材料膜、上部電極、CGL材料膜を有する有機EL表示装置を提供する。前記下部電極は、基板の上に形成されている。前記補助電極は、前記基板の上に前記下部電極と離隔して形成されている。前記有機材料膜は、前記下部電極の上に形成された発光膜を内部に含む。また、前記有機材料膜は、さらに補助電極の上にも形成されている。前記上部電極は、前記有機材料膜の上に形成されている。前記CGL材料膜は、前記補助電極と前記上部電極との間に配置されたCGL材料により形成されている。また、前記CGL材料膜と前記補助電極および前記上部電極のいずれかまたは両方との間に前記有機材料膜が介在している。
本発明によれば、補助電極と上部電極との安定的な接続を実現する有機EL表示装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の模式的な上面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の有機EL素子の断面図である。 (a)本発明の一実施形態に係る表示装置の有機EL素子の製造方法を説明する断面図である。(b)本発明の一実施形態に係る表示装置の有機EL素子の製造方法を説明する断面図である。 (a)本発明の一実施形態に係る表示装置の有機EL素子の製造方法を説明する断面図である。(b)本発明の一実施形態に係る表示装置の有機EL素子の製造方法を説明する断面図である。 (a)本発明の一実施形態に係る表示装置の有機EL素子の製造方法を説明する断面図である。(b)本発明の一実施形態に係る表示装置の有機EL素子の製造方法を説明する断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。なお、図面においては、長さ、厚さなどの寸法を実際のものよりも誇張して示す場合がある。また、本発明は以下に説明する形態に限定されることはなく、種々に変形を加えて実施することも可能である。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の模式的な上面図である。画素13−1、13−2、14−1、14−2がマトリクスの形状に配置されている。それぞれの画素13−1、13−2、14−1、14−2は、データ線10−1、10−2のいずれかとゲート線11−1、11−2のいずれかとの交点に対応して配置されている。それぞれのゲート線11−1、11−2のそれぞれは、スイッチング素子である例えばTFTのゲート電極に接続され、データ線10−1、10−2に供給されるデータ信号をそれぞれの画素13−1、13−2、14−1、14−2の有機EL素子に選択的に供給する。
また、図1において、ゲート線11−1、11−2と並行に補助配線12−1、12−2も配置されている。ただし、補助配線12−1、12−2は、データ線10−1、10−2に平行して配置されていてもよい。
図2は、図1のI−I断面線における本発明の一実施形態に係る表示装置の有機EL素子を中心として示す断面図である。有機EL素子は、基板101上に形成される層102に形成される。
図2において、基板101は、ベース基板103の上にバリア膜104が形成され、また、TFTなどのスイッチング素子が形成される位置に、絶縁膜105が形成される。絶縁膜105の上には、ゲート電極106が配置され、データ線に接続される電極109と有機EL素子に接続される電極108との電気的接続が制御される。
バリア膜104の上およびスイッチング素子を取り囲むように第2の絶縁膜107が形成され、さらに平坦化膜110が配置されている。
基板101の上には、電極108に接続される下部電極111が配置される。また、基板101の上には、補助配線に接続される補助電極112が配置される。ここに、補助電極112は、下部電極111と離隔して配置される。また、下部電極111および補助電極112を取り囲む画素分離用の絶縁膜113が形成されている。画素分離用の絶縁膜113により覆われていない下部電極111の部分が画素の開口部分となる。
少なくとも下部電極111の上部には、第1の有機材料膜115が形成される。なお、図2においては、第1の有機材料膜115は、下部電極111、補助電極112および画素分離用の絶縁膜113を覆っている。言い換えると、下部電極111の上に配置された第1の有機材料膜115の一部が、補助電極112の上にも配置されている。
下部電極111がアノード電極となる場合には、第1の有機材料膜115は、後に説明する発光膜116へ正孔を輸送する材料により形成される。例えば、NPB(N,N’−ジ(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニルベンジジン)などを用いることができる。また、正孔を輸送する材料として複数の材料が使用され、それぞれの材料により形成される膜が複数枚重なって第1の有機材料膜を形成することもできる。
第1の有機材料膜115の上には、有機EL素子が発光する色に応じた発光膜116が形成される。したがって、発光膜116は、第1の有機材料膜115を介して下部電極111の上に形成される。発光膜116は、第1の有機材料膜115および後に説明する第2の有機材料膜118から供給される正孔および電子が結合することにより発光する。
また、補助電極112の上には、CGL(Carrier Generation Layer)材料により形成されるCGL材料膜117が形成される。CGL材料は、キャリア(正孔および/または電子)を発生することができる材料である。MoO、MoOおよびMgの組合せ、V、HAT−CN(1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレンヘキサカルボニトリル)、AlおよびLiFの組合せをGCL材料の例として挙げることができる。
図2においては、発光膜116とCGL材料膜117とが一部重なっている。しかし、本発明においては、この重なりは本質的なものではなく、発光膜116とCGL材料膜117とが分離して互いに離隔して配置されていてもよい。
また、図2においては、CGL材料膜117と補助電極112との間に第1の有機材料膜115が配置されている。しかし、本発明においては、CGL材料膜117が補助電極112に直接接触して配置されていてもよい。
発光膜116およびCGL材料膜117の上には、第2の有機材料膜118が形成されている。上述したように下部電極111がアノード電極となる場合には、第2の有機材料膜118は、電子を発光膜116へ輸送する材料により形成される。また、第2の有機材料膜118は、例えば電子を注入するための材料を組み合わせることによるなどして、複数の層により形成することもできる。
なお、図2においては、第2の有機材料膜118は、発光膜116、CGL材料膜117および第1の有機材料膜116を覆って配置されている。言い換えると、第2の有機材料膜118の一部がCGL材料膜117を覆っている。しかし、本発明の一実施形態においては、すくなくとも発光膜116の上に第2の有機材料膜118が配置されていればよい。したがって、第2の有機材料膜118がCGL材料膜117の上または下に配置されていなくてもよい。また、CGL材料膜117は、第1の有機材料膜115および第2有機材料膜118のいずれか一方以上と直接接して配置されている。
第2の有機材料膜118の上には、上部電極119が配置されている。トップエミッション型の有機EL素子においては、上部電極119は、発光膜116により生成された光が透過する材料により、形成される。例えば、ITO(Indium Tin Oxide)を用いることができる。
第1の有機材料膜115および第2有機材料膜118を一体化した有機材料膜とみなした場合、その有機材料膜は、下部電極111の上に形成された発光膜116を含む。また、その有機材料膜は、補助電極112の上にも形成されている。そして、その有機材料膜の一部を介して、補助電極112と上部電極119との間にCGL材料膜117が形成されている。
したがって、以上説明した本発明の一実施形態においては、補助電極112と上部電極119との間にCGL材料膜117が配置されている。また、CGL材料膜117は、下部電極の上に配置された発光膜116を内部に含む有機材料膜である第1の有機材料膜および第2有機材料膜のいずれか一方以上と接して配置されている。すなわちCGL材料膜117と補助電極112および上部電極119のいずれかまたは両方との間に第1の有機材料膜115および第2の有機材料膜118のいずれかまたは両方が介在している。言い換えると、(1)補助電極112、第1の有機材料膜115、CGL材料膜117、第2の有機材料膜118および上部電極119の順に積層されている場合、(2)補助電極112、CGL材料膜117、第2の有機材料膜118および上部電極119の順に積層されている場合、(3)補助電極112、第1の有機材料膜115、CGL材料膜117および上部電極119の順に積層されている場合、(4)補助電極112、第2の有機材料膜118、CGL材料膜117および上部電極119の順に積層されている場合、(5)補助電極112、CGL材料膜117、第1の有機材料膜115および上部電極119の順に積層されている場合がある。このため、CGL材料膜117により発生したキャリアにより、補助電極112と上部電極119との間の電気的な接続が実現されることとなる。
第1の有機材料膜115および第2の有機材料膜118は、絶縁性を有するために、従来の技術においては、レーザーアブレーションなどにより、補助電極112と上部電極119とを電気的に接続するためのコンタクトを形成したり、第1の有機材料膜115上に補助配線を形成したりする必要がある。しかし、以上説明した本発明の一実施形態においては、CGL材料膜117を用いているので、第1の有機材料膜115、第2の有機材料膜118および発光膜116の形成の一連の工程の中においてCGL材料膜117を形成することができる。これにより、補助電極112と上部電極119との接続を、工程の増大、コストの増大、歩留まりの低下を伴うことなく、実現することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の一実施形態に係る有機EL素子の製造方法について説明する。
図3(a)を参照すると、例えば画素ピッチ318マイクロメートルのトップエミッション型の有機EL表示装置の基板101を、低温ポリシリコンTFTを用いて、形成する。TFTと下部電極111とはスルーホールを形成して接続させ、その他の部分は、例えばポリイミドの平坦化膜110(膜厚は例えば2マイクロメートル)で形成する。下部電極111と補助電極112は互いに離隔して基板101の上に形成され、下部電極111と補助電極112は、例えば銀合金(膜厚150ナノメートル)/ITO(膜厚20ナノメートル)による積層電極膜を同一レイヤーにおいてパターン形成することができる。
次に、図3(b)に示すように、絶縁膜113を形成する。ただし、絶縁膜113は、下部電極111の上の部分を除いて形成される。絶縁膜113の形成が除かれる下部電極111の上の部分は、画素の開口部分となる。また、絶縁膜113は、補助電極112の上の部分も除いて形成される。絶縁膜113の形成が除かれる補助電極111の上の部分は、後に形成される上部電極との接続部分となる。このとき、補助電極112と上部電極との接続部分は、1画素について1か所形成することができる。ただし、本発明においては、補助電極112と上部電極との接続部分は、1画素について複数個所形成してもよい。また、一部の画素については、補助電極112と上部電極との接続部分が存在しないようにすることもできる。
このようにして製造された基板に、必要に応じて酸素プラズマ処理を行うこともでき、その後、図4(a)に示すように、画素部分に第1の有機材料膜115として、例えばm−MTDATA(4、4',4''−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミノ)トリフェニルアミン)(膜厚50ナノメートル)およびNPB(N,N’−ジ(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニルベンジジン)(膜厚70ナノメートル)を真空蒸着法により積層して形成する。このとき、第1の有機材料膜115は、表示装置の有効画面内全面を覆うように形成することができる。特に、下部電極111と補助電極112とを覆うように形成することができる。また、補助電極に接続する補助配線の通電用パッドおよびTFTのカソードと上部電極との接続部分を、エリアマスクによって第1の有機材料膜115により覆われないようにする。以下においても、これらのパッドおよび部分は他の膜によって覆われないようにする。
次に、図4(b)に示すように、画素の開口部分に発光膜116として、ADN(9,10-ジ(2-ナフチル)アントラセン)へTPB(Tetra Phenyl Butadiene)が3volume%の割合で混合されるようにそれぞれの成膜速度を調整し、30ナノメートルの膜厚となるように例えば真空蒸着法を用いて形成する。また、MoO(膜厚は例えば10ナノメートル)/Mg(膜厚は例えば20ナノメートル)の化合物/材料により形成されるCGL材料膜117を、補助電極112の上の上部電極との接続部分に真空蒸着法により積層形成する。
次に、図5(a)に示すように、第2の有機材料膜118として例えばAlq3(トリス−(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム)を30ナノメートルの膜厚にて真空蒸着法により形成し、図5(b)に示すように、上部電極119として例えばMg:Ag=10:1の材料を12ナノメートルの膜厚となるように真空蒸着法により形成する。
最後に、窒素雰囲気下で透明封止ガラスを用いて紫外線硬化樹脂により封止を行う。
(実施例1)
実施形態2として説明した製造方法において例示した材料および膜厚により、画素ピッチが318マイクロメートルであり10x10の画素数の有機EL表示装置を作成したところ、3mAの電流で駆動電圧10.05V、発光効率4.5cd/Aを得ることができた。
(実施例2)
実施形態2として説明した製造方法において例示した材料および膜厚のうち、10ナノメートルの膜厚のMnOに代えて、7ナノメートルの膜厚のVを使用して画素ピッチが318マイクロメートルであり10x10の画素数の有機EL表示装置を作成したところ、3mAの電流で駆動電圧10.05V、発光効率4.5cd/Aを得ることができた。
(実施例3)
実施形態2として説明した製造方法において例示した材料および膜厚のうち、10ナノメートルの膜厚のMnOに代えて、5ナノメートルの膜厚のHAT−CN(1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレンヘキサカルボニトリル)の膜を形成して画素ピッチが318マイクロメートルであり10x10の画素数の有機EL表示装置を作成したところ、3mAの電流で駆動電圧10.05V、発光効率4.5cd/Aを得ることができた。
(実施例4)
実施形態2として説明した製造方法において例示した材料および膜厚のうち、20ナノメートルのMgに代えて、10ナノメートルのAlおよび0.5ナノメートルのLiFを使用して画素ピッチが318マイクロメートルであり10x10の画素数の有機EL表示装置を作成したところ、3mAの電流で駆動電圧10.05V、発光効率5cd/Aを得ることができた。
(実施例5)
実施形態2として説明した製造方法において例示した材料および膜厚のうち、MoOに代えて、20ナノメートルのITOを使用して画素ピッチが318マイクロメートルであり10x10の画素数の有機EL表示装置を作成したところ、3mAの電流で駆動電圧10.05V、発光効率5cd/Aを得ることができた。
(比較例1)
実施形態2として説明した製造方法において例示した材料および膜厚のうち、MoOのCGL材料膜117を形成せずに、上部電極118と補助電極112を直接接続するように、各材料をパターニングして画素ピッチが318マイクロメートルであり10x10の画素数の有機EL表示装置を作成したところ、3mAの電流で駆動電圧10.05V、発光効率4.5cd/Aを得ることができた。
(比較例2)
実施形態2として説明した製造方法において例示した材料および膜厚のうち、MoOのCGL材料膜117を形成せずに画素ピッチが318マイクロメートルであり10x10の画素数の有機EL表示装置を作成したところ、電流電圧を下部電極111と補助電極112とに印加しても、画素部に電流が流れず、発光しなかった。
(実施例と比較例とのまとめ)
以上のように、本発明により、上部電極118と補助電極112を直接接続した場合と同等の発光効率を得ることができる。
(実施形態3)
実施形態1および2のいずれかにおいて、CGL材料膜117の材料として、Mo、V、In、Ti、Au、Ag、ZnおよびSnのいずれか一以上の元素を含む材料を使用することができる。あるいは、CGL材料膜117の材料は、化合物であってもよい。この場合、CGL材料膜117は、Mo、V、In、Ti、Au、Ag、ZnおよびSnのいずれか一以上の元素を含む化合物とすることができる。
また、実施形態1および2のいずれかにおいて、CGL材料膜117の材料として、LUMO(Lowest Unoccupied Molecular Orbital)のエネルギー準位が−4.0eV以下、特に例えば−4.5eV以下となる有機材料を使用してもよい。
また、実施形態1および2のいずれかにおいて、CGL材料膜117の材料として、LUMOのエネルギー準位が−4.0eV以下となるLUMOを有する有機材料と、Hole伝導性を有し前記CGL材料のLUMOとのエネルギー準位の差が±1eV以下となるHOMOを有する有機材料と、を混合した材料を使用してもよい。
また、本実施形態において、CGL材料膜117の材料として、Li、Cs、Ba、Mg、CaおよびAlのいずれか一以上の元素を含む材料を使用することができる。あるいは、CGL材料膜117の材料は、化合物であってもよい。この場合、CGL材料膜117は、Li、Cs、Ba、Mg、CaおよびAlのいずれか一以上の元素を含む化合物とすることができる。
また、本実施形態において、CGL材料膜117を、LUMOのエネルギー準位が−2eV以下であり−3.5eV以上となる積層膜として配置してもよい。
101 基板、111 下部電極、112 補助電極、113 絶縁膜、115 第1の有機材料膜、116 発光膜、117 CGL材料膜、118 第2の有機材料膜、119 上部電極

Claims (6)

  1. 基板の上に形成された下部電極と、
    前記基板の上に前記下部電極と離隔して形成された補助電極と、
    前記下部電極の上に形成された発光膜を内部に含み、さらに補助電極の上にも形成された有機材料膜と、
    前記有機材料膜の上に形成された上部電極と、
    前記補助電極と前記上部電極との間に配置されたCGL材料によるCGL材料膜と、
    を有し、
    前記CGL材料膜と前記補助電極との間および前記CGL材料膜と前記上部電極との間の少なくとも一方に前記有機材料膜が介在する有機EL表示装置。
  2. 前記CGL材料膜がMo、V、In、Ti、Au、Ag、ZnおよびSnの群から選ばれる一以上を含む請求項1に記載の有機EL表示装置。
  3. 前記CGL材料が、エネルギー準位が−4.0eV以下となるLUMOを有する有機材料である請求項1に記載の有機EL表示装置。
  4. 前記CGL材料が、エネルギー準位が−4.0eV以下となるLUMOを有する有機材料と、Hole伝導性を有し前記CGL材料のLUMOとのエネルギー準位の差が±1eV以下となるHOMOを有する有機材料と、の混合である請求項1に記載の有機EL表示装置。
  5. 前記CGL材料膜がさらに、Li、Cs、Ba、Mg、CaおよびAlの群から選ばれる一以上を含む請求項2から4のいずれか一項に記載の有機EL表示装置。
  6. 前記CGL材料膜がさらに、エネルギー準位が−2eV以下および−3.5eV以上となるLUMOを有する積層膜である請求項2から4のいずれか一項に記載の有機EL表示装置。
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