JP2015125561A - 情報表示装置及び情報表示プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】各コンテンツにおいてユーザの操作によりマーカ表示することが指定された複数の文字列や見出し語を、ユーザの操作によらずにマーカの種別ごとに別々に単語帳に一括登録することが可能な情報表示装置を提供する。【解決手段】情報表示装置1は、テキストを記憶するテキスト記憶手段80と、テキスト記憶手段80に記憶されたテキストを表示部40上に表示させるテキスト表示制御手段20と、テキスト表示制御手段20により表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、マーカの種別を付与するマーカ種別付与手段20と、マーカ種別付与手段20によりマーカ種別が付与された文字列又は見出し語を、当該マーカ種別に基づいて単語帳86のマーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録手段20とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、単語帳に登録された文字列や見出し語を表示可能な情報表示装置及び情報表示プログラムに関する。
従来から、辞書コンテンツやテキストコンテンツを内蔵する電子辞書等の情報表示装置には、学習効率の向上を図るための種々の機能が付与されている。
例えば、特許文献1では、辞書の検索項目に対応した内容表示画面上で、色を指定して辞書の説明情報にマーカを付けるごとにマーカ単語帳に登録する辞書機能を備えた電子機器等の技術が開示されている。
特開2011−123395号公報
しかしながら、従来の技術では、ユーザが上記のようにテキストの文字列やそれに対応する見出し語にマーカを付して色分けして指定しても、文字列や見出し語が色分けられた状態のまま当該コンテンツが単語帳に登録される場合があったが、これでは単に文字列や見出し語を色分けしただけに留まり、大した学習効果が得られない。
また、例えば特許文献1に記載された技術では、ユーザ自身が毎回登録先の複数の単語帳エリアのいずれかを設定する必要があり、指定したコンテンツの文字列や見出し語を単語帳に登録することが必ずしも容易ではなく、ユーザが煩雑さを感じる可能性があった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、各コンテンツにおいてユーザの操作によりマーカ表示することが指定された複数の文字列や見出し語を、容易にマーカの種別ごとに単語帳に一括登録することが可能な情報表示装置及び情報表示プログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の情報表示装置は、
テキストを記憶するテキスト記憶手段と、
前記テキスト記憶手段に記憶されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示制御手段と、
前記テキスト表示制御手段により表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与手段と、
前記マーカ種別付与手段によりマーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の情報表示装置は、
テキストを取得するテキスト取得手段と、
前記テキスト取得手段により取得されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示制御手段と、
前記テキスト表示制御手段により表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与手段と、
前記マーカ種別付与手段によりマーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
本発明によれば、各コンテンツにおいてユーザの操作によりマーカ表示することが指定された複数の文字列や見出し語を、ユーザの操作によらずにマーカの種別ごとに単語帳に一括登録することが可能となる。
情報表示装置の一例としての電子辞書の概観を示す平面図である。 電子辞書の内部構成を示すブロック図である。 電子辞書における各処理を表すフローチャートである。 電子辞書における各処理を表すフローチャートである。 電子辞書における各処理を表すフローチャートである。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上でのコンテンツアイコンに対する操作を説明する図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 メインパネル上の表示内容等を示す図である。 外部装置に接続される情報表示装置を表す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る情報表示装置を電子辞書に適用した場合の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
[外観構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報表示装置としての電子辞書1の平面図である。図1に示すように、電子辞書1は、メインパネル10、サブパネル11、カードスロット12、及びキー群2を備えている。
メインパネル10及びサブパネル11は、電子辞書1に内蔵されている各コンテンツに対応するアイコンIや、ユーザによるキー群2の操作に応じたテキストや文字、符号等の各種データを表示する部分であり、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescence Display)等によって構成されている。
本実施形態におけるメインパネル10及びサブパネル11は、いわゆるタッチパネル110(後述する図2参照)と一体的に形成されており、手書き入力等の操作を受け付けることができるようになっている。なお、本実施形態及び後述する第2、第3の実施形態では、ユーザがメインパネル10上で操作を行う場合について説明するが、サブパネル11上、或いは両方のディスプレイを使って操作を行うように構成することも可能である。
カードスロット12は、種々の情報を記憶した外部情報記憶媒体12a(図2参照)と着脱可能に設けられている。スピーカ13は、ユーザによるキー群2の操作に応じた音声を出力する部分であり、マイク14は外部から音声を取り込む部分である。
キー群2は、ユーザから電子辞書1を操作するための操作を受ける各種キーを有している。具体的には、キー群2は、決定キー2bと、文字キー2cと、カーソルキー2eと、音声キー2g等とを有している。
決定キー2bは、検索の実行や、見出し語の決定等に使用されるキーである。文字キー2cは、ユーザによる文字の入力等に使用されるキーであり、本実施形態においては“A”〜“Z”キーを備えている。カーソルキー2eは、画面内の反転表示位置、つまりカーソル位置の移動等に使用されるキーであり、本実施形態においては上下左右の方向を指定可能となっている。
[内部構成]
続いて、電子辞書1の内部構造について説明する。図2は、電子辞書1の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、電子辞書1は、表示部40、入力部30、記録媒体読取部60、CPU(Central Processing Unit)20、フラッシュROM(Read Only Memory)80、RAM(Random Access Memory)90を備え、各部はバスで相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
表示部40は、上述のメインパネル10及びサブパネル11を備えており、CPU20から入力される表示信号に基づいて各種情報をメインパネル10やサブパネル11に表示するようになっている。
入力部30は、上述のキー群2やタッチパネル110を備えており、押下されたキーやタッチパネル110の位置に対応する信号をCPU20に出力するようになっている。
記録媒体読取部60は、上述のカードスロット12を備えており、当該カードスロット12に装着された外部情報記憶媒体12aから情報を読み出したり、当該外部情報記憶媒体12aに情報を記録したりするようになっている。ここで、外部情報記憶媒体12aには、コンテンツ等が格納されるようになっている。
通信部50は、ネットワーク(通信網)を介して外部装置Gと接続されることができるようになっており、外部装置Gから必要なコンテンツ等の情報を取得したり、外部装置Gに対して情報を送信したりすることができるようになっている。
なお、外部情報記憶媒体12aや外部装置Gにおけるコンテンツは、後述するフラッシュROM80におけるコンテンツ群70のコンテンツと同様のデータ構造を有しているため、ここでは説明を省略する。また、通信部50は、本実施形態のように情報表示装置を電子辞書1に適用する場合には必ずしも必要ではないが、例えば後述する図18に示すように、ネットワーク等を介して情報表示装置1と外部装置Gとを有線や無線で接続して、外部装置Gからコンテンツ等の必要な情報を取得するように構成する場合には必要になる。
CPU20は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書1を統括的に制御するようになっている。具体的には、CPU20は、入力部30から入力される操作信号等に応じてフラッシュROM80に格納された各種プログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。
そして、CPU20は、処理結果をRAM90に保存するとともに、当該処理結果を表示部40に適宜出力させる。また、本実施形態では、CPU20は、本発明に係るテキスト表示制御手段やマーカ種別付与手段、単語帳一括登録手段等として機能するようになっているが、この点については、下記の電子辞書1の動作の説明の中で説明する。
フラッシュROM80は、電子辞書1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するメモリである。本実施の形態においては、フラッシュROM80は、本発明に係る情報表示プログラム82と、コンテンツ群70と、ヒストリテーブル84と、単語帳86等とを記憶している。情報表示プログラム82は、後述するテキスト表示処理やマーカ種別付与処理等(図3〜図5参照)をCPU20に実行させるためのプログラムである。
コンテンツ群70は、複数のコンテンツを有しており、本実施の形態においては、複数の辞書データベース72及びテキストコンテンツ74を有している。このように、本実施形態では、フラッシュROM80は、本発明に係る、テキストを記憶するテキスト記憶手段として機能するようになっている。
辞書データベース72には、複数の見出し語(単語)とその見出し語の説明情報とが対応付けられた1つ以上の辞書コンテンツが記憶されている。本実施の形態においては、このような辞書データベース72として、「国語辞書」や「英和辞書」、「和英辞典」等の辞書データベース72が用いられている。このように、本実施形態では、フラッシュROM80は、本発明に係る、辞書コンテンツを記憶する辞書記憶手段としても機能するようになっている
テキストコンテンツ74には、複数のテキスト(教材)が格納されている。本実施の形態においては、「世界文学1000作品」や「日本文学1000作品」等のテキストが格納されている。
ヒストリテーブル84は、辞書データベース72の検索履歴を記憶している。具体的には、ヒストリテーブル84には、ユーザにより検索文字が入力されていずれかの辞書で見出し語が検索された場合に、その検索文字に対応する見出し語と当該見出し語の過去の検索頻度とが蓄積記憶されるようになっている。なお、この場合の「検索頻度」とは、検索回数の総累積数をいうか、又は一定期間(例えば1週間、1月など)における検索回数をいう。
単語帳86は、マーカ単語帳テーブル87や複数のデータエリア88A、88B等を有している。マーカ単語帳テーブル87は、学習対象の単語(注意すべき単語)として、ユーザ操作によりマーカ表示された文字列やそれに対応する見出し語と、当該文字列や見出し語のテキスト中の位置情報とを対応付けて蓄積記憶するために用いられるテーブルである。
また、図2では、単語86に2つのデータエリア88A、88Bが設けられているように記載されているが、これはデータエリアを複数設けることを表すものであり、本発明は、データエリアを2つだけ設ける場合に限定されず、データエリアが必要な数だけ設けられる。
RAM90は、CPU20が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備えている。
[動作]
次に、本実施形態に係る情報表示装置である電子辞書1における動作について、図3〜図5に示すフローチャートに基づいて他の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する情報表示装置(電子辞書1)の動作は、図2に示した情報表示プログラム82に従って行われるため、以下の説明は、本実施形態に係る情報表示プログラム82についての説明にもなっている。
[テキスト表示処理及びマーカ種別付与処理等]
以下、まず、本実施形態に係る電子辞書1のCPU20におけるテキスト表示処理やマーカ種別付与処理等について説明する。なお、ユーザにより以下で説明する各処理とは関係のない操作が行われた場合には、CPU20は、以下の各処理を中止して、指定された処理を行うようになっている。
CPU20は、ユーザにより電子辞書1の電源がオンされたり所定のキー2が押下される等の操作が行われると、図1に示したように、フラッシュROM80に記憶されたコンテンツ群70に対応する各コンテンツアイコンIをメインパネル10上に一覧表示させる(図3のステップS1)。
そして、一覧表示された各コンテンツアイコンIのうち、ユーザにより「日本文学1000作品」や「世界文学1000作品」等のテキストコンテンツに対応するコンテンツアイコンInb、Isbがダブルクリックされる等して選択されると(ステップS2;YES)、CPU20は、選択されたテキストコンテンツのコンテンツアイコンInb等に対応するコンテンツのテキストをメインパネル10上に表示させる(ステップS3。テキスト表示処理)。すなわち、本実施形態では、CPU20は、本発明に係る、フラッシュROM80(テキスト記憶手段)に記憶されたテキストをメインパネル10(表示部)上に表示させるテキスト表示制御手段として機能するようになっている。
なお、選択されたテキストコンテンツのコンテンツアイコンIが例えば「日本文学1000作品」のコンテンツアイコンInbや「世界文学1000作品」のコンテンツアイコンIsbである場合は、CPU20は、まず、例えば「日本文学1000作品」等のコンテンツに含まれる作品名の一覧を表示し、その中からユーザが選択した作品のテキストを、例えば図6に示すようにメインパネル10上に表示させる(ステップS3)。
また、以下では、例えば単語帳コンテンツのコンテンツアイコンItan等と表すべきところを、表現を簡略化するため、単に単語帳コンテンツItan等と表す場合がある。さらに、第1の実施形態では、テキストコンテンツとして「日本文学1000作品」Inbが選択された場合について説明する。さらに、本実施形態では、CPU20は、テキストを表示する際、ユーザが当該コンテンツを開いたことがある場合には、ユーザが前回閉じた箇所からテキストを表示するようになっている。
CPU20は、続いて、ユーザの操作によりマーカ機能の使用以外の処理が指定された場合には(ステップS4;NO)、指定された他の処理を行う。また、マーカ機能を使うことが指定された場合には(ステップS4;YES)、ユーザの操作によりマーカの色が指定された場合には(ステップS5;YES)、指定された色をマーカ色に設定し(ステップS6)、マーカの色が指定されない場合には(ステップS5;NO)、前回指定された色をマーカ色に設定する(ステップS7)。
そして、ユーザがマーカする文字列を、タッチペンや指等でなぞる等して指定すると(ステップS8)、CPU20は、指定された文字列を上記のようにして設定したマーカ色でマーカ表示する(ステップS9)。
また、CPU20は、それと同時に、表示したテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列にマーカの種別を付与する(ステップS10。マーカ種別付与処理)。すなわち、本実施形態では、CPU20は、本発明に係るマーカ種別付与手段として機能するようになっている。
なお、その際、指定された文字列自体でなく、当該文字列に対応する見出し語にマーカ種別を付与するように構成することも可能である。すなわち例えば指定された文字列が「吹き」であった場合に、文字列「吹き」にマーカ種別を付与するように構成してもよく、或いは文字列「吹き」に対応する見出し語「吹く」に対してマーカ種別を付与するように構成することも可能である。
また、マーカ種別とは、この場合は、ユーザにより指定されたマーカの色を意味するが、例えばマーカ表示をマーカ色による色分けではなく、例えば網掛け表示の濃さ等で指定された文字列をマーカ表示する場合には、マーカ種別は、網掛け表示の濃さの段階等を意味することになる。
そして、CPU20は、ユーザによりマーカ操作が終了されずに(ステップS11;NO)続行された場合は、ステップS5の判断処理からステップS10までの各処理を繰り返す。すると、例えば、図7に示すように、ユーザにより、テキストの各箇所の文字列が所定のマーカ色でマーカ表示された状態になる。
なお、図面上では色で表現することができないため、第1の実施形態では、以下、マーカ表示された部分を網掛けで示し、マーカ色が例えば赤の場合は網掛けをより細かく表示し、マーカ色が例えば緑の場合は網掛けをより粗く表示して表すこととする。すなわち、図7では、「邪智」と「邪悪」の文字列がそれぞれ赤でマーカ表示され、「未明」の文字列が緑でマーカ表示されていることが表されている。
そして、ユーザによりマーカ操作が終了され(ステップS11;YES)、テキストを閉じる操作が行われた場合(ステップS12;YES)、CPU20は、その時点での表示位置の情報(すなわち何という作品の何ページ目の何行目等の情報)と、その時点で設定されているマーカ色をそれぞれRAM90に記憶させる(ステップS13)。この記憶処理は、前述したように、ユーザがテキストを開く際に前回閉じた箇所からテキストを表示したり、ユーザによりマーカの色が指定されない場合に(ステップS5;NO)、前回指定された色をマーカ色に設定する(ステップS7)ためである。
そして、CPU20は、メインパネル10上の表示を、各コンテンツアイコンIの一覧表示(ステップS1。図1参照)に戻すようになっている。
また、電子辞書1のCPU20は、ユーザが辞書コンテンツを用いて文字列や単語の検索を行った場合に、その履歴(ヒストリ)をヒストリテーブル84に記録するようになっている。なお、この処理は、よく知られた公知の処理であるため、簡単に説明する。
すなわち、CPU20は、メインパネル10上に各コンテンツアイコンIが一覧表示された状態で(ステップS1)、ユーザにより辞書コンテンツのコンテンツアイコンIが選択され(ステップS14;YES)、検索文字が入力されると(ステップS15)、辞書データベース72(図2参照)から入力された検索文字に対応する見出し語の説明情報を読み出してメインパネル10上に表示する(ステップS16)。
そして、CPU20は、検索された見出し語をヒストリテーブル84に登録する(ステップS17)。すなわち、前述したように、CPU20は、ユーザにより入力された検索文字に対応する見出し語と、当該見出し語の過去の検索頻度とをヒストリテーブル84に蓄積記憶させるようになっている。
そして、ユーザが検索処理を続行する場合には(ステップS18;NO)、上記のステップS15からステップS17までの処理を繰り返して行い、また、ユーザが検索処理を終了した場合には(ステップS18;YES)、メインパネル10上の表示を各コンテンツアイコンIの一覧表示に戻すようになっている(ステップS1。
[文字列等のマーカ種別に基づく単語帳の各データエリアへの登録処理]
一方、電子辞書1のCPU20は、上記のようにしてユーザの操作によりマーカ表示することが指定され(ステップS8)、マーカ種別(ステップS10)を付与した文字列や見出し語を、付与したマーカ種別に基づいて単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bに一括登録するようになっている。すなわち、本実施形態では、CPU20は、本発明に係る単語帳一括登録手段として機能するようになっている。以下、この登録処理について説明する。
なお、本実施形態に係る電子辞書1では、ユーザが、表示されている各コンテンツアイコンIをそれぞれメインパネル10上で他のコンテンツアイコンIに向けて移動(ドラッグアンドドロップ(drag and drop))できるようになっている。なお、各コンテンツアイコンIは、ドラッグアンドドロップされると、元のメインパネル10上の位置に戻されて表示される。そのため、ドラッグアンドドロップされた事実は残るものの、ドラッグアンドドロップされたコンテンツアイコンIがメインパネル10上から消えることはない。
CPU20は、メインパネル10上に一覧表示された各コンテンツアイコンIのうち、上記のようにして、テキスト中の指定された文字列やそれに対応する見出し語にマーカ色に対応するマーカ種別が付与された状態のテキストコンテンツ(上記の例では「日本文学1000作品」)Inbが、ユーザにより単語帳コンテンツItanに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)されると(図4のステップS19;YES)、以下のような処理を行うようになっている。
すなわち、ステップS20の処理は後述する第3の実施形態に関連する処理であるため後で説明するとして、CPU20は、上記の操作が行われると(ステップS19;YES、ステップS20;NO)、マーカ種別が付与された文字列や見出し語を、マーカ種別に基づいて単語帳86(図2参照)のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bにそれぞれ登録する(ステップS21)。
具体的には、例えば図7に示したように、ユーザによりテキスト中である文字列が赤(より細かい網掛け)や緑(より粗い網掛け)でマーカ表示され、各文字列やそれらに対応する各見出し語に「赤」や「緑」のマーカ種別がそれぞれ付与された場合、そのような状態のテキストを含むテキストコンテンツInbが単語帳コンテンツItanに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)されると、CPU20は、当該テキストコンテンツ中の「赤」や「緑」のマーカ種別が付与された文字列を検索し、マーカ種別が付与された文字列を検出するごとに、その文字列或いはそれに対応する見出し語を、それに付与されているマーカ種別すなわち「赤」か「緑」かに応じて、「赤」のマーカ種別用のデータエリア88Aと「緑」のマーカ種別用のデータエリア88Bのいずれかのデータエリアに登録していく(すなわち記憶させていく。)。
例えば図7に示した例で言えば、マーカ色「赤」でマーカされた「邪智」や「邪悪」等の文字列や実見出し語が、単語帳86の「赤」のマーカ種別用のデータエリア88Aに登録され、マーカ色「緑」でマーカされた「未明」等の文字列や実見出し語が、単語帳86の「緑」のマーカ種別用のデータエリア88Bに登録されていく。
本実施形態では、CPU20は、このようにして、ユーザが所定の色でマーカ表示することが指定された文字列やそれに対応する見出し語を、それに付与したマーカ種別に基づいて、マーカ種別ごとに単語帳86の別々のデータエリア88A、88Bに自動的に登録していき、テキストコンテンツ中のマーカ表示された全ての文字列や見出し語を、単語帳86の各データエリア88A、88Bに一括登録するようになっている。
なお、ユーザが例えば「日本文学1000作品」の中から上記の処理を行う作品を選択し、選択された作品のみに対して、上記の文字列や見出し語のマーカ種別に基づく単語帳86の各データエリア88A、88Bへの登録処理を行うことができるように構成することも可能である。
また、上記のようにして例えば「日本文学1000作品」Inb(図1参照)が単語帳コンテンツItanに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)された時点で、フラッシュROM80中の単語帳86のマーカ単語帳テーブル87に、ユーザによりマーカされた文字列やそれに対応する見出し語と、当該文字列や見出し語のテキスト中の位置情報とを対応付けて蓄積記憶されることは改めて説明するまでもない。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る電子辞書1(情報表示装置)や情報表示プログラムによれば、CPU20を、フラッシュROM80(テキスト記憶手段)に記憶されたテキストをメインパネル10(表示部)上に表示させる(テキスト表示制御手段としての機能)とともに、表示したテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語にマーカの種別を付与し(マーカ種別付与手段としての機能)、マーカ種別を付与した文字列又は見出し語を、マーカ種別に基づいて単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bに一括登録する(単語帳一括登録手段としての機能)ように構成した。
すなわち、ユーザがテキスト中の文字列に対してマーカ表示することを指定した時点で、CPU20は、当該文字列やそれに対応する見出し語にマーカ種別を付与しておく。そして、ユーザによりテキストコンテンツが単語帳コンテンツに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)される等して上記の登録処理を行うことが指示された際には、このように予め文字列や見出し語に付与しておいたマーカ種別を手掛かりとして文字列や見出し語を単語帳86の対応するデータエリア88A、88Bにそれぞれ振り分けることで、文字列や見出し語の単語帳86の各データエリア88A、88Bへの登録処理を的確に行うことが可能となる。
そのため、ユーザは、テキストコンテンツの各テキストにおいて文字列を例えば色を変えてマーカするだけで、CPU20がそれに基づいて(正確にはマーカ種別に基づいて)自動的に文字列や見出し語の単語帳86の各データエリア88A、88Bへの登録処理を行ってくれるため、登録処理がユーザにとって煩わしいものではなくなるとともに、文字列や見出し語を単語帳86の各データエリア88A、88Bに一括登録する処理を非常に容易に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、テキスト中の文字列を「赤」や「緑」でマーカ表示する場合について説明したが、文字列をより多くのマーカ色(すなわちマーカ種別)で色分けしてマーカ表示することが可能であることは言うまでもない。そして、その場合は、単語帳86のデータエリア88は、少なくとも色分けされた色の数だけ設けられる。そして、この点については、下記の第2の実施形態においても同様である。
[第2の実施の形態]
次に、上記のようにしてマーカ種別に基づいて単語帳86の各データエリア88A、88Bに振り分けて登録された各文字列や見出し語を用いて、どのような学習を行うことができるかについて、第2の実施形態と後述する第3の実施形態においてそれぞれ1つずつ例を挙げて説明する。なお、下記の第2、第3の実施形態はあくまで例示であり、第1の実施形態で説明した電子辞書1(情報表示装置)や情報表示プログラムの学習への応用の仕方は第2、第3の実施形態の場合に限定されない。
また、第2、第3の実施形態では、電子辞書1のCPU20は、上記のように文字列や見出し語がマーカ種別ごとに登録した単語帳86のデータエリア88A、88Bごとに(すなわちマーカ種別ごとに)、当該データエリア88A、88Bに登録された文字列や見出し語を用いた異なる学習方法を設定することができるようになっている。すなわち、第2、第3の実施形態では、CPU20がマーカ別学習設定手段として機能するようになっている。
[学習処理1]
以下、第2の実施形態では、例えば上記のようにしてユーザにより「日本文学1000作品」の中の1つ或いは複数の作品のテキスト中の文字列が赤や緑でマーカされ、単語帳86のデータエリア88Aにマーカ種別「赤」の文字列や見出し語が登録され、データエリア88Bにマーカ種別「緑」の文字列や見出し語が登録されている場合に、それらに対してマーカ種別ごとに異なる学習方法を設定する場合について説明する。
具体的には、例えば、データエリア88Aに登録されたマーカ種別「赤」の文字列や見出し語を用いて漢字の書き取り問題を作成し、また、データエリア88Bに登録されたマーカ種別「緑」の文字列や見出し語を用いて漢字の読み問題を作成して、電子辞書1をユーザの学習に用いる場合について説明する。
なお、以下の第2の実施形態や後述する第3の実施形態において、上記の第1の実施形態と同じように機能したり同じ処理を行う場合には、第1の実施形態で用いたものと同じ符号や処理のステップ番号等を付して説明する。
また、上記の場合、ユーザが、予め、例えば「日本文学1000作品」中のある作品のテキスト中の文字列を赤や緑でマーカする際に(図7参照)、例えば漢字の書き取り問題に使えそうな文字列を赤でマーカし、漢字の読み問題に使えそうな文字列を緑でマーカしておく。そして、前述したように、ユーザが「日本文学1000作品」Inbを単語帳コンテンツItanに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)すると、電子辞書1のCPU20は、単語帳86のマーカ種別「赤」のデータエリア88Aに漢字の書き取り問題用に使う文字列や見出し語を登録し、マーカ種別「緑」のデータエリア88Bに漢字の読み問題用に使う文字列や見出し語を登録する(図4のステップS21)。
この状態で、電子辞書1のCPU20は、例えば図8に示すように、メインパネル10上に、単語帳86に「日本文学1000作品」が登録されたことを表示する。そして、ユーザが「1.電子書籍「日本文学1000作品」」を選択すると、続いて、メインパネル10上に例えば図9に示すような設定画面を表示する。
図9に示した設定画面では、マーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bごとに学習方法を設定することができるようになっている。具体的には、図中の「1.マーカ1」の欄は赤く表示されており、「1.マーカ1」がマーカ種別「赤」(すなわち赤のマーカ)に対応していることをユーザに認識できるように表示されている。
また、図中の「2.マーカ2」の欄は緑色で表示されており、「2.マーカ2」がマーカ種別「緑」(すなわち緑のマーカ)に対応していることをユーザに認識できるように表示されている。また、それらの下方に、「3.すべて」が無色で表示されている。なお、「すべて」とは全てのマーカ種別に対して一斉に同じ学習方法を設定するための欄であることを表している。
そして、各欄上で、それぞれ「マーカ隠し」又は「マーカ以外隠し」の各学習方法が設定できるようになっている。ここで、「マーカ隠し」とは、後述する図10に示すようにマーカされた文字列や見出し語自体を隠して表示し、その読みは隠さずに表示することを表す。すなわち、「マーカ隠し」を選択することで、漢字の書き取り学習の学習方法を設定することができる。また、「マーカ以外隠し」とは、後述する図11に示すようにマーカされた文字列や見出し語は表示し、その読みを表示せずに隠すことを表す。すなわち、「マーカ以外隠し」を選択することで、漢字の読み学習の学習方法を設定することができる。
そして、図9に示した設定画面では、「マーカ1」と「マーカ2」とで独立に学習方法を設定することができるようになっている。そのため、図9に示した設定画面では、単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bごとに、当該データエリア88A、88Bに登録された文字列や見出し語を用いた異なる学習方法を設定することを可能となる。
なお、図9に示した設定画面で、「マーカ1」と「マーカ2」に対して同じ学習方法(例えば「マーカ隠し」)をそれぞれ設定することも可能であるが、その場合には、「3.すべて」の欄で例えば「マーカ隠し」を設定すれば、2回の操作(すなわち「マーカ1」と「マーカ2」で「マーカ隠し」をそれぞれ設定する操作)を1回の操作で一度に行うことができる。
電子辞書1のCPU20は、上記のようにして、ユーザにより例えば図9に示した設定画面上で「マーカ1」と「マーカ2」に対して学習方法が設定されると(図5のステップS22;YES)、ユーザにより設定されたそれぞれの学習方法を単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bごとに設定する(ステップS23)。なお、ステップS32等の処理は後述する第3の実施形態に関連する処理であるため、後で説明する。
そして、例えば図9に示した設定画面上で、ユーザにより「1.マーカ1」の欄(すなわち単語帳86のデータエリア88A)が選択されると(ステップS24;YES)、選択されたエータエリア88Aに設定された学習方法に対応した表示を、メインパネル10上に表示する(ステップS25)。
上記の場合、「1.マーカ1」に対しては「マーカ隠し」(図9参照)すなわち漢字の書き取り学習を行うことが設定されている。そのため、CPU20は、メインパネル10上に、例えば図10に示すように、テキスト中に赤でマーカされた文字列や見出し語(すなわちこの場合は「邪智」と「邪悪」(図7参照))を赤のマーカで覆い隠した状態(「じゃち」や「じゃあく」の右側参照)で表示して、ユーザに読めない状態にしておき、その左側にそれらの読み「じゃち」、「じゃあく」を表示する。
CPU20は、このようにして、「じゃち」、「じゃあく」に対応する漢字の書き取りを行うようにユーザを促して、漢字の書き取り学習を行わせる。なお、この場合、図示を省略するが、例えばメインパネル10上にウインドウを開く等して、ユーザにタッチペンや指でウインドウ内等に漢字を書かせるように構成することも可能である。また、例えばユーザが読みの左側のマーカの部分にタッチする等するとマーカが外れて正解の漢字を見ることができるようにしてもよく、学習効率を高めるための処理が適宜行われる。
また、CPU20は、上記の処理(ステップS25)を行った後、ユーザがこの学習処理1を終了せず(ステップS26;NO)、例えば図9に示した設定画面上で、今度は、「2.マーカ2」の欄(すなわち単語帳86のデータエリア88B)を選択すると(ステップS24;YES)、選択されたエータエリア88Bに設定された学習方法に対応した表示を、メインパネル10上に表示する(ステップS25)。
すなわち、上記の場合、「2.マーカ2」に対しては「マーカ以外隠し」(図9参照)すなわち漢字の読み学習を行うことが設定されている。そのため、CPU20は、メインパネル10上に、例えば図11に示すように、テキスト中に緑でマーカされた文字列や見出し語(すなわちこの場合は「未明」(図7参照))を左側にユーザに見える状態で表示し、その右側の読みを消した状態で表示する。
なお、その際、例えば「未明」が読める状態で「未明」に緑のマーカを付して表示する等して、ユーザが緑でマーカした文字列や見出し語を用いて学習していることを認識できるように構成することも可能である。
CPU20は、このようにして、「未明」に対応する漢字の読みを行うようにユーザを促して、漢字の読み学習を行わせる。なお、この場合も、例えばメインパネル10上にウインドウを開く等して、ユーザにウインドウ内等に漢字の読みを書かせたり答え合わせができようにするなど、学習効率を高めるための処理が適宜行われる。
[効果]
以上のように、本実施形態にかかる電子辞書1(情報表示装置)や情報表示プログラムによれば、第1の実施形態で説明したようにテキスト中に赤や緑でマーカした文字列やそれに対応する見出し語がマーカ種別ごとに単語帳86の各データエリア88A、88Bにそれぞれ振り分けられて登録されていることを利用して、単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bごとに(すなわちマーカ種別ごとに)、データエリア88A、88Bに登録された文字列や見出し語を用いた異なる学習方法を設定することが可能となる。
そのため、例えば、ユーザが「日本文学1000作品」中のある作品(例えば「走れメロス」)を読む際に、テキスト中に、例えば漢字の書き取り学習に使えそうな漢字等を見つけるとそれを赤でマーカし、例えば漢字の読み学習に使えそうな漢字等を見つけるとそれを緑でマーカしておき、それらの漢字(すなわち文字列や見出し語)を第1の実施形態で説明したようにして、単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bに登録する。
そして、マーカ種別ごとに異なる学習方法を設定することで(図9参照)、上記のようにマーカ種別に基づいて的確に振り分けられた各データエリア88A、88Bに登録された文字列や見出し語を用いて、種々の学習方法で学習することが可能となり、学習効率や学習効果を容易かつ効果的に向上させることが可能となる。
なお、ユーザが第1の実施形態で説明したようにして単語帳86のデータエリア88A、88Bに文字列や見出し語をマーカ種別ごとに振り分けて登録(図4のステップS21)した後、図8から図11に示した学習処理1や後述する学習処理2等を行わず、一旦、他の処理を行ったり、或いは電子辞書1の電源を落としたりしたとする。すなわち図5のステップS22、S24や後述するステップS33の各判断処理で、いずれもNO判定であったとする。
本実施形態では、このような場合でも、ユーザが、例えばメインパネル10上に一覧表示されたコンテンツアイコンI(図1参照。図3のステップS1)の中から単語帳コンテンツItanをダブルクリックする等して選択すれば(図4のステップS27;YES)、図5のステップS22以下の処理、すなわち図8から図11を用いて説明した学習処理1や後述する学習処理2等を行わせることができるようになっている。
また、この他にも、上記のように単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bに文字列や見出し語が登録された状態で、例えば、ユーザがメインパネル10上で単語帳コンテンツItanを和英辞典コンテンツIwe(図1参照)に向けて移動(ドラッグアンドドロップ)すると、例えば図12に示すように、設定画面上に「4.和英辞典」の欄を表示する。そして、ユーザが例えば「4.和英辞典」の欄にタッチする等して選択すると、図13に示すような画面を表示する。そして、ユーザがその中から調べたい見出し語をダブルクリックする等して選択すると、図示を省略するが、選択された見出し語に対応する和英辞典コンテンツの説明情報(すなわち例えば「邪悪(な)」が選択された場合には「evil」等の対応する英単語や例文等)が表示されるように構成することも可能である。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施形態では、上記の学習処理1とは異なる学習処理の例として、学習処理2について説明する。
上記の第1、第2の実施形態では、例えば「日本文学1000作品」Inb(図1参照)等の日本語のテキストコンテンツ中のテキストの文字列に、ユーザが予め赤や緑のようにマーカ色を変えてマーカし、電子辞書1のCPU20がそのマーカ色をマーカ種別として文字列や見出し語に付与しておき、それを手掛かりにフラッシュROM80(図2参照)の単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bに文字列や見出し語を振り分けて登録する場合について説明した。
それに対し、第3の実施形態では、例えば「世界文学1000作品」Isb(図1参照)等の英語のテキストコンテンツを用いて、ユーザが英語の学習を行う場合の、上記の学習処理1とは異なる学習処理の一例(学習処理2)について説明する。
なお、第1の実施形態と同様に、例えば、ユーザが、英語のテキストコンテンツのテキスト中の、意味を覚えたい単語等の文字列を赤でマーカし、発音やアクセントの位置等を覚えたい単語等の文字列を緑でマーカする等して、単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bにそれぞれ文字列や見出し語を振り分けて登録したり、或いは、第2の実施形態と同様に、マーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bに登録された文字列や見出し語ごとに異なる学習方法(例えば赤でマーカした文字列等は意味を覚える学習等、緑でマーカした文字列等は発音の学習等)で学習を行うように構成することも可能である。
[学習処理2]
学習処理2では、ユーザは、まず、メインパネル10上に一覧表示された各コンテンツアイコンI(図1参照)の中から、例えば「世界文学1000作品」Isbをダブルクリックする等して選択し(図3のステップS2;YES)、例えば図14に示すように、メインパネル10上に英語のテキストが表示されると(ステップS3)、マーカする文字列をなぞる等して指定する(ステップS8)。
そして、ユーザは、この文字列のマーカ操作を必要に応じて続ける。なお、この学習処理2では、ユーザが文字列をマーカするマーカ色は例えば黄等の同じ色で統一される。そして、電子辞書1のCPU20は、ユーザによる文字列のマーカが行われるごとに、指定された文字列やそれに対応する見出し語にマーカ種別(この場合は全て「黄」)を付与する(ステップS10)。
そして、マーカ操作が終了し(ステップS11;YES)、テキストが閉じられた後(ステップS13)、ユーザが、メインパネル10上で、上記のようにマーカ操作を行った「世界文学1000作品」Isbを単語帳コンテンツItanに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)する際(図4のステップS19;YES)、その途中で図15に示すように「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツに向けて移動させてドラッグしてから(ステップS20;YES)単語帳コンテンツItanに向けて移動させてドロップした場合には、CPU20は、ステップS28以下の処理に移行する。
なお、ユーザが、「世界文学1000作品」Isbを一旦「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツに向けて移動させてドラッグしたことをCPU20が認識したことをユーザに伝えるために、例えば、ユーザが「世界文学1000作品」Isbを辞書コンテンツに向けて移動させ(ドラッグし)た時点で、辞書コンテンツを表示する色を変化させたり、辞書コンテンツを瞬間的に光るように表示させたりするように構成することも可能である。
CPU20は、上記の操作が行われると、例えば図2に示したようにフラッシュROM80の単語帳86に、上記のようにして「世界文学1000作品」Isbがドラッグされた「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツに対応する辞書別エリアがなければ(ステップS28;NO)、辞書別エリアを作成し(ステップS29)、単語帳86に辞書別エリアがあれば(ステップS28;YES)、その辞書別エリアを用いて、「世界文学1000作品」中のマーカされた文字列やそれに対応する見出し語を辞書別エリアに登録する(ステップS30)。
そして、CPU20は、上記の「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツ中に見出し語が存在する文字列や見出し語については、当該文字列や見出し語のマーカ種別を変更する(ステップS31)。すなわち、上記の例においては、「受験英単語」Ije等の中に見出し語が存在する文字列や見出し語のマーカ色を、黄から例えば赤に変更する。
本実施形態では、このようにして、マーカ種別付与手段としてのCPU20は、ユーザの操作によりマーカされた文字列やそれに対応する見出し語のうち、「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在する文字列や見出し語についてはマーカ種別を例えば「赤」に変更し、辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在しない文字列や見出し語についてはマーカ種別を例えば「黄」のまま変更しないことにより、それぞれに異なるマーカ種別を付与するようになっている。
そして、CPU20は、このようにして異なるマーカ種別を付与した文字列や見出し語(すなわちこの場合は「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在する文字列や見出し語と、存在しない文字列や見出し語)を、第1の実施形態の場合と同様にして、マーカ種別に基づいてフラッシュROM80の単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bにそれぞれ振り分けて登録する(ステップS21)。すなわち、例えば、マーカ種別が「赤」の文字列や見出し語をデータエリア88Aに登録し、マーカ種別が「黄」の文字列や見出し語をデータエリア88Bに登録する。
なお、以上の処理を、他の方法で行うことも可能である。すなわち、図15に示したように、ユーザが、メインパネル10上で、マーカ操作を行った「世界文学1000作品」Isbを「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツに向けて移動させてドラッグした後で単語帳コンテンツItanに向けて移動させてドロップする代わりに、図示を省略するが、マーカ操作を行った「世界文学1000作品」Isbを一旦単語帳コンテンツItanに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)し、その後、単語帳コンテンツItanを「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)するように構成することも可能である。
この場合、ユーザの操作により、メインパネル10上で、マーカ操作が行われた「世界文学1000作品」Isbが一旦単語帳コンテンツItanに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)されると(ステップS19;YES、ステップS20;NO)、上記のようにこの段階ではマーカされた文字列や見出し語のマーカ色は全て黄(すなわちマーカ種別は全て「黄」)であるから、CPU20は、一旦、マーカされた全ての文字列や見出し語を、フラッシュROM80の単語帳86の一方側のデータエリア88B、すなわちマーカ種別「黄」に対応するデータエリア88Bに登録する(ステップS21)。
そして、その後、ユーザの操作により、メインパネル10上で、単語帳コンテンツItanが「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)されると(図5のステップS32;YES)、CPU20は、図4のステップS28〜S31の処理を繰り返す。
すなわち、CPU20は、フラッシュROM80の単語帳86に辞書別エリアがなければ(ステップS28;NO)、辞書別エリアを作成する(ステップS29)。そして、ステップS30の処理では、上記のように一旦単語帳86の一方側のデータエリア88Bに登録した全ての文字列や見出し語を辞書別エリアに移し替える。そして、「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツ中に見出し語が存在する文字列や見出し語については当該文字列や見出し語のマーカ種別を変更する処理を行う(ステップS31)。すなわち、上記の例では、「受験英単語」Ije等の中に見出し語が存在する文字列や見出し語のマーカ色を、黄から例えば赤に変更する。
そして、CPU20は、再度、ステップS21の処理を行うことで、マーカ色が赤(すなわちマーカ種別が「赤」)の文字列や見出し語と、マーカ色が黄(すなわちマーカ種別が「黄」)の文字列や見出し語を、それぞれ単語帳86のマーカ種別「赤」に対応するデータエリア88Aとマーカ種別「黄」に対応するデータエリア88Bにそれぞれ振り分けて登録する(ステップS21)。
そのため、このように構成しても、CPU20は、異なるマーカ種別を付与した文字列や見出し語(すなわちこの場合は「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在する文字列や見出し語と、存在しない文字列や見出し語)を、上記と同様に、マーカ種別に基づいてフラッシュROM80の単語帳86のマーカ種別ごとのデータエリア88A、88Bにそれぞれ的確に振り分けて登録することができる。
なお、この状態で、例えば図14に示したテキストを再度表示させると、例えば図16に示すように、例えば「受験英単語」中に見出し語が存在する文字列や見出し語(例えば図中の「considering」や「stupid」等)が赤でマーカされた状態で表示され、「受験英単語」中に見出し語が存在しない文字列や見出し語(例えば図中の「peeped」や「conversations」等)は元の黄のままマーカされた状態で表示される。
一方、この学習処理2では、英単語の書き取り学習等を行う場合について説明する。この場合、電子辞書1のCPU20は、図5のステップS22やS24の判断処理でNO判定を行い、ステップS33の判断処理で、上記のステップS20とステップS32のいずれかの判断処理のYES判定を行ったか否かを判断する(ステップS33)。
すなわち、CPU20は、図15に示したようにユーザによりメインパネル10上で「世界文学1000作品」Isbが「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツに向けて移動させてドラッグされた後、単語帳コンテンツItanに向けて移動させてドロップする操作が行われたか、或いは、図示を省略したが、「世界文学1000作品」Isbが単語帳コンテンツItanに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)された後、単語帳コンテンツItanが「受験英単語」Ije等の辞書コンテンツに向けて移動(ドラッグアンドドロップ)される操作が行われたか否かを判断する。
そして、いずれかの操作が行われた場合(ステップS33;YES)、フラッシュROM80の単語帳86の各データエリア88A、88Bに登録された各文字列や見出し語について、それぞれ予め設定された学習方法に対応した処理を行う(ステップS34)。
具体的には、単語帳86のデータエリア88Aに登録されている文字列や見出し語は、例えば「受験英単語」Ije中に見出し語が存在する文字列や見出し語であるから、CPU20は、エータエリア88Aに登録されている文字列や見出し語(以下では見出し語を用いる場合について説明する。)を用いて、英単語の書き取り学習を行わせる処理を行う。
すなわち、例えば、図16に示した場合、マーカ種別が「赤」の文字列のうち、最初の文字列「considering」に対応する見出し語は「consider」であるから、CPU20は、例えば図17に示すように、メインパネル10上に「consider」の説明情報である「と考える」と表示して出題する。それに対して、ユーザは、その下方の空欄10Aに、タッチペン等で書き込んだり、文字キー2c(図1参照)を操作する等して、「consider」の文字を記入する。
そして、CPU20は、空欄10Aに記入された文字が正しければその下方の正誤欄10Bに例えば「○」を表示して正解であることを示し、記入された文字が誤っていれば正誤欄10Bに例えば「×」を表示して不正解であることを示す。そして、問題に正解すれば、次のマーカ種別が「赤」の文字列「stupid」に対応する見出し語「stupid」について書き取り問題を出題する。学習処理2では、例えばこのようにして英単語の書き取り学習を行わせることができる。
なお、例えば「受験英単語」Ije中に見出し語が存在せず、マーカ種別が「黄」で、データエリア88Bに登録されている文字列や見出し語については、図示を省略するが、例えば図13に示した日本語の代わりにそれらの見出し語を表示し、ユーザがその中の1つの見出し語をダブルクリックする等して選択すると、CPU20は、英和辞典コンテンツ等を参照してその見出し語に対応する説明情報を表示する等の処理を行うように構成することが可能である。
[効果]
以上のように、本実施形態にかかる電子辞書1(情報表示装置)や情報表示プログラムによれば、例えば、英文のテキスト中にマーカされた英単語を、「受験英単語」のコンテンツ中に見出し語が存在するかしないかでマーカ種別を異なるものに変更して、データエリアを分けて登録する。
そして、「受験英単語」のコンテンツ中に見出し語が存在するような英単語については、上記のように書き取り学習を行わせる等して学習効率や学習効果を効果的に向上させることが可能となる。また、「受験英単語」のコンテンツ中に見出し語が存在しないような英単語については、その意味等を知りたいユーザに対して説明情報等を表示するように構成することで、ユーザのニーズに的確に応えることが可能となる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態や変形例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の第2、第3の実施形態では、漢字の書き取り学習や読み学習、英単語の書き取り学習等を行う場合について説明したが、本発明の電子辞書1(情報表示装置)をこれ以外の学習に用いるように構成することは可能であり、アレンジされて種々の学習に利用可能であることは言うまでもない。
また、本発明に係る情報表示装置を電子辞書1として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、図示を省略するが、例えばデスクトップ型やタブレット型のパソコン、ノートパソコン、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal digital Assistant)、ゲーム機等の電子機器全般に適用することが可能である。また、本発明に係る情報表示プログラム82は、電子辞書1に対して着脱可能なメモリカード、CD等に記憶されることとしてもよい。
また、上記の第1〜第3の実施形態では、図2に示したように、少なくとも辞書コンテンツ72やテキストコンテンツ74が予め情報表示装置(例えば電子辞書1)のフラッシュROM80(テキスト記憶手段)に記憶されている場合について説明した。しかし、例えば図18に示すように、ネットワーク等を介して情報表示装置1と外部装置Gとを有線や無線で接続して、情報表示装置1のCPU20が、テキストコンテンツ74等を外部装置Gから取得するように構成することも可能である。
このように構成する場合、情報表示装置1のCPU20がテキスト取得手段として機能することになる。そして、このように構成することで、情報表示装置1の記憶部80として記憶容量がより少ないメモリ等を用いることが可能となり、情報表示装置1をより安価に製造することが可能となる等のメリットがある。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
テキストを記憶するテキスト記憶手段と、
前記テキスト記憶手段に記憶されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示制御手段と、
前記テキスト表示制御手段により表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与手段と、
前記マーカ種別付与手段によりマーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
<請求項2>
前記単語帳の前記マーカ種別ごとのデータエリアごとに、当該データエリアに登録された前記文字列又は前記見出し語を用いた異なる学習方法を設定することを可能とするマーカ別学習設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
<請求項3>
複数の見出し語とその見出し語の説明情報とを対応付けて辞書コンテンツとして記憶する辞書記憶手段を備え、
前記マーカ種別付与手段は、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された前記文字列又は当該文字列に対応する前記見出し語のうち、前記辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在する前記文字列又は前記見出し語と、前記辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在しない前記文字列又は前記見出し語に、それぞれ異なるマーカ種別を付与することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報表示装置。
<請求項4>
前記単語帳一括登録手段は、ユーザにより前記テキストを含むテキストコンテンツのコンテンツアイコンが前記表示部上で前記単語帳コンテンツのコンテンツアイコンに向けて移動されることにより、マーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとのデータエリアにそれぞれ登録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報表示装置。
<請求項5>
前記マーカ種別付与手段は、ユーザにより前記テキストを含むテキストコンテンツのコンテンツアイコンが前記表示部上で前記辞書コンテンツのコンテンツアイコンに向けて移動されると、当該辞書コンテンツを対象として当該辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の情報表示装置。
<請求項6>
テキストを取得するテキスト取得手段と、
前記テキスト取得手段により取得されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示制御手段と、
前記テキスト表示制御手段により表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与手段と、
前記マーカ種別付与手段によりマーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
<請求項7>
テキストを記憶するテキスト記憶手段を備えるコンピュータに、
前記テキスト記憶手段に記憶されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示機能と、
表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与機能と、
マーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録機能と、
を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。
<請求項8>
コンピュータに、
テキストを取得するテキスト取得機能と、
取得されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示機能と、
表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与機能と、
マーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録機能と、
を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。
1 電子辞書(情報表示装置)
10 メインパネル(表示部)
20 CPU(テキスト表示制御手段、マーカ種別付与手段、単語帳一括登録手段、マーカ別学習設定手段、テキスト取得手段)
40 表示部
74 テキストコンテンツ(テキスト)
80 フラッシュROM(テキスト記憶手段、辞書記憶手段)
82 情報表示プログラム
86 単語帳
88A、88B マーカ種別ごとのデータエリア
I コンテンツアイコン
Ije 辞書コンテンツのコンテンツアイコン
Inb、Isb テキストコンテンツのコンテンツアイコン
Itan 単語帳コンテンツのコンテンツアイコン

Claims (8)

  1. テキストを記憶するテキスト記憶手段と、
    前記テキスト記憶手段に記憶されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示制御手段と、
    前記テキスト表示制御手段により表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与手段と、
    前記マーカ種別付与手段によりマーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記単語帳の前記マーカ種別ごとのデータエリアごとに、当該データエリアに登録された前記文字列又は前記見出し語を用いた異なる学習方法を設定することを可能とするマーカ別学習設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 複数の見出し語とその見出し語の説明情報とを対応付けて辞書コンテンツとして記憶する辞書記憶手段を備え、
    前記マーカ種別付与手段は、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された前記文字列又は当該文字列に対応する前記見出し語のうち、前記辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在する前記文字列又は前記見出し語と、前記辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在しない前記文字列又は前記見出し語に、それぞれ異なるマーカ種別を付与することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報表示装置。
  4. 前記単語帳一括登録手段は、ユーザにより前記テキストを含むテキストコンテンツのコンテンツアイコンが前記表示部上で前記単語帳コンテンツのコンテンツアイコンに向けて移動されることにより、マーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとのデータエリアにそれぞれ登録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報表示装置。
  5. 前記マーカ種別付与手段は、ユーザにより前記テキストを含むテキストコンテンツのコンテンツアイコンが前記表示部上で前記辞書コンテンツのコンテンツアイコンに向けて移動されると、当該辞書コンテンツを対象として当該辞書コンテンツ中に対応する見出し語が存在するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の情報表示装置。
  6. テキストを取得するテキスト取得手段と、
    前記テキスト取得手段により取得されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示制御手段と、
    前記テキスト表示制御手段により表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与手段と、
    前記マーカ種別付与手段によりマーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示装置。
  7. テキストを記憶するテキスト記憶手段を備えるコンピュータに、
    前記テキスト記憶手段に記憶されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示機能と、
    表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与機能と、
    マーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録機能と、
    を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。
  8. コンピュータに、
    テキストを取得するテキスト取得機能と、
    取得されたテキストを表示部上に表示させるテキスト表示機能と、
    表示されたテキスト中の、ユーザの操作によりマーカ表示することが指定された文字列又は当該文字列に対応する見出し語に、前記マーカの種別を付与するマーカ種別付与機能と、
    マーカ種別が付与された前記文字列又は前記見出し語を、前記マーカ種別に基づいて単語帳の前記マーカ種別ごとに一括登録する単語帳一括登録機能と、
    を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。
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