JP2015125558A - 包装硬貨処理装置およびそれを備える自動取引装置 - Google Patents

包装硬貨処理装置およびそれを備える自動取引装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影画像に基づく包装硬貨の検査精度を向上させる技術を提供する。【解決手段】包装硬貨処理装置20は並列に配列されている第1と第2のワゴン部21a,21bを備える。第1と第2のワゴン部21a,21bには包装硬貨2が内部に配列されている複数のトレイ25が上下方向に並列に配列されている。第1と第2のワゴン部21a,21bのそれぞれのトレイ25の間には、包装硬貨2の端面を撮像する撮像部24が配置されている。撮像部24は、撮像素子241と、撮像対象である包装硬貨2と、の間に、第1と第2の側面s1,s2が鏡面として構成されている光路曲折素子243を備えている。撮像部24は、光路曲折素子243の第1と第2の側面s1,s2における反射を利用して、各ワゴン部21a,21bの包装硬貨2の端面がともに写っている撮影画像IMを取得する。【選択図】図4

Description

本発明は、包装硬貨処理装置に関する。
現金取引を取り扱う自動取引装置には、利用者に包装硬貨を提供するための包装硬貨処理装置を備えるものがある。ここで、「包装硬貨」とは、「棒金」とも呼ばれ、金種が同じ硬貨が厚み方向に所定の単位枚数積層されて一体的に包装されている略円柱状の棒状体を意味する。包装硬貨処理装置には、画像認識によって包装硬貨の金種の判別を行うものがある(下記特許文献1等)。
特開2003−337969号公報
特許文献1の技術では、棒金の端面を撮影した撮影画像に基づいて棒金の金種を判別している。しかしながら、特許文献1の技術では、棒金の撮影画像のピントが合っていないなど撮影状態が良好ではなく画質が低い場合には、金種の判別精度が低下してしまう可能性がある。このように、包装硬貨処理装置においては、撮影画像に基づいて収容されている包装硬貨について検査する際の検査精度を向上させることについて、依然として改良の余地があった。そのほかに、包装硬貨処理装置においては、従来から、小型化や、低コスト化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、包装硬貨処理装置が提供される。この包装硬貨処理装置は、複数の前記包装硬貨を収容する包装硬貨収容部と;前記包装硬貨収容部に収容されている前記包装硬貨の端面を撮像する撮像素子を有する撮像部と;前記撮像部によって取得された画像に基づいて、前記包装硬貨収容部に収容されている前記包装硬貨に関する情報として、少なくとも前記包装硬貨の金種情報を取得する包装硬貨情報取得部と;を備えて良い。前記撮像部は、前記撮像素子と撮像対象である包装硬貨との間に、前記撮像素子において前記撮像対象である包装硬貨の端面の像を結ぶ光である結像光の経路を曲折させる光路曲折素子を備えていて良い。
上記形態の包装硬貨処理装置によれば、光路曲折素子によって、撮像素子と包装硬貨の端面との間における撮影距離を増加させることができ、適切な撮影状態が得られる被写界深度の確保が容易になる。従って、撮影画像を用いた包装硬貨の金種の判別精度が向上する。なお、上述した以外の課題や構成、効果等は、以下に説明する本発明の実施形態や変形例において適宜説明する。
本発明は、包装硬貨処理装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、包装硬貨処理装置を備える自動取引装置や両替装置として実現することができる。そのほかにも、包装硬貨処理装置の制御方法や、包装硬貨の撮像方法、包装硬貨の金種判別方法、包装硬貨についての金種や個数などの情報を取得する方法、それらの方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
実施例1の自動取引装置の構成を示す概略斜視図。 実施例1の自動取引装置の内部構成を示す概略図。 実施例1の包装硬貨処理装置が備える第1のワゴン部の構成を示す概略図。 実施例1の撮像部の構成を説明するための概略斜視図。 実施例1の撮像部によって取得される撮影画像を説明するための概略図。 比較例としての撮像部を説明するための概略図。 包装硬貨処理部が実行する検査処理のフローを示す説明図。 検査処理における画像処理の内容を説明するための説明図。 実施例2の自動取引装置の構成を示す概略斜視図。 実施例2の包装硬貨処理装置が備えるワゴン部の構成を示す概略図。 実施例2における撮像部の構成と撮像部によって取得される撮影画像とを説明するための概略図。 実施例3の包装硬貨処理装置が備える撮像部の構成を説明するための概略図。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1としての自動取引装置1の構成を示す概略斜視図である。図1には、互いに直行する三方向を示す矢印X,Y,Zを以下のように自動取引装置1に対応させて図示してある。矢印Xは自動取引装置1の横方向を示す矢印であり、自動取引装置1の正面に正対したときに左側から右側に向かう方向を示している。矢印Yは、自動取引装置1の前後方向を示す矢印であり、自動取引装置1の正面側(前方)から背面側(後方)に向かう方向を示している。矢印Zは、自動取引装置1の高さ方向を示す矢印であり、自動取引装置1の底面側から上面側に向かう方向を示している。矢印X,Y,Zは他の図においても対応する方向を示すように適宜図示されている。
自動取引装置1は銀行などの金融機関に設置され、利用者の操作に応じて、利用者との間で現金の受け渡しを伴う取引処理を行う。自動取引装置1は、所定の単位枚数の硬貨を利用者に提供する場合には、所定の単位枚数の硬貨が一体的に包装されている包装硬貨の形で提供する。自動取引装置1は、ユーザー操作部3と、制御装置10と、包装硬貨処理装置20と、硬貨処理装置30と、紙幣処理装置40と、を備える。
ユーザー操作部3は、自動取引装置1の筐体1cの正面側の面に設けられており、利用者の操作を受け付けるとともに、利用者に対する現金の受け渡しを行う。ユーザー操作部3は、操作表示パネル5と、包装硬貨取出口6と、硬貨受渡口7と、紙幣受渡口8と、を有している。
操作表示パネル5は、タッチパネルによって構成されており、利用者に対して情報を表示するとともに、利用者によるボタン操作を受け付ける。包装硬貨取出口6は、利用者に包装硬貨を提供するための開口部である。硬貨受渡口7は、利用者との間で、まとめられていない単体の硬貨(いわゆる、ばら銭)の受け渡しを行うための開口部である。紙幣受渡口8は、利用者との間で紙幣の受け渡しを行うための開口部である。
制御装置10と、包装硬貨処理装置20と、硬貨処理装置30と、紙幣処理装置40とは、自動取引装置1の筐体1cの中に収容されている。それら内部に収容されている装置10〜40に対しては、筐体1cの背面側の開閉扉9が開かれることによって、オペレーターによる操作やメンテナンスなどの管理作業が可能になる。
制御装置10は、中央処理装置と、主記憶装置と、外部記憶装置と、を備えるコンピュータによって構成されている。制御装置10は、中央処理装置が外部記憶装置から主記憶装置に各種のプログラムを読み込んで実行することによって、各構成部3,20〜40を制御する各種の機能部として機能する(詳細は後述)。
包装硬貨処理装置20は、包装硬貨を収容しており、制御装置10からの指令に応じて必要な数の包装硬貨を包装硬貨取出口6まで運搬する。包装硬貨処理装置20は、第1と第2のワゴン部21a,21bを備えている。第1と第2のワゴン部21a,21bは、自動取引装置1の横方向に並列に配列されており、それぞれ、自動取引装置1の背面側からの出し入れが可能である。第1と第2のワゴン部21a,21bは、包装硬貨を収容する収容部に相当する。第1と第2のワゴン部21a,21bを含め、包装硬貨処理装置20の構成の詳細については後述する。
硬貨処理装置30は、硬貨受渡口7を介して、利用者との間で硬貨の受け渡しを行う。硬貨処理装置30は、制御装置10の指令に応じて、釣り銭などの払出金としての硬貨を硬貨受渡口7まで運搬する。また、硬貨処理装置30は、利用者によって硬貨受渡口7に投入された硬貨を預入金として受け入れ、金種別に計数して収容する。本明細書においては硬貨処理装置30の構成の詳細については省略する。
紙幣処理装置40は、紙幣受渡口8を介して、利用者との間で紙幣の受渡を行う。紙幣処理装置40は、制御装置10の指令に応じて、払出金としての紙幣を紙幣受渡口8まで運搬する。また、紙幣処理装置40は、利用者によって紙幣受渡口8に投入された紙幣を預入金として受け入れ、金種別に計数して収容する。本明細書においては紙幣処理装置40の構成の詳細については省略する。
図2は、自動取引装置1の内部構成を示す概略図である。上述したように、制御装置10は、各種のプログラムの実行によって、自動取引装置1を制御するための各種の機能部として機能する。具体的に、制御装置10は、主制御部11と、包装硬貨処理制御部12と、硬貨処理制御部13と、紙幣処理制御部14として機能する。
主制御部11は、操作表示パネル5を介した利用者の操作を受け付け、当該操作の内容に応じた指令を各機能部12〜14に送信することによって、自動取引装置1の各構成部を制御する。また、主制御部11は、各機能部12〜14から受け取った情報に基づいて、利用者に対するメッセージや情報を操作表示パネル5に表示する。
包装硬貨処理制御部12は、主制御部11からの指令に応じて、包装硬貨処理装置20を制御する。より具体的には、包装硬貨処理制御部12は、第1と第2のワゴン部21a,21bが備える包装硬貨運搬部23や撮像部24を制御する。撮像部24には撮像素子241や照明素子242、駆動モータ245が含まれている。また、包装硬貨処理制御部12は、包装硬貨取出口6の開閉を制御する。
ここで、包装硬貨処理制御部12は、撮像部24において生成された画像を用いて、包装硬貨処理装置20に収容されている包装硬貨に関する情報を取得する情報取得部に相当する機能を有している。包装硬貨処理制御部12は、撮像部24において生成された画像に基づく画像認識によって、第1と第2のワゴン部21a,21bに収容されている包装硬貨の金種や個数等の情報を取得して、包装硬貨の収容状態についての検査を実行する(詳細は後述)。
硬貨処理制御部13は、主制御部11からの指令に応じて、硬貨処理装置30の各構成部の動作を制御するとともに、硬貨取出口7の開閉を制御する。紙幣処理制御部14は、主制御部11からの指令に応じて、紙幣処理装置40の各構成部の動作を制御するとともに、紙幣取出口8の開閉を制御する。本明細書においては、硬貨処理制御部13や紙幣処理制御部14における制御内容の詳細については省略する。
図3は、包装硬貨処理装置20が備える第1のワゴン部21aの構成を示す概略図である。図3には、自動取引装置1における第1のワゴン部21aが収容されている部位を矢印Xに沿った横方向に見たときの概略断面を図示してある。包装硬貨処理装置20の第1と第2のワゴン部21a,21bは構成がほぼ同じであるため、第2のワゴン部21bについての説明は省略する。
第1のワゴン部21aは、トレイ配列棚22と、包装硬貨運搬部23と、撮像部24と、を備えている。トレイ配列棚22には、包装硬貨2が収容されている複数のトレイ25が自動取引装置1の高さ方向に並列に配列されている。各トレイ25には、複数の包装硬貨2が、硬貨の積層方向が平行になるように、一列に配列された状態で収容されている。トレイ25内における包装硬貨2の配列が包装硬貨列に相当する。
各トレイ25は、収容している各包装硬貨2における硬貨の積層方向が自動取引装置1の横方向に平行になるようにトレイ配列棚22に配列されている。各トレイ25は、自動取引装置1の背面側からの出し入れが可能に構成されており、包装硬貨処理装置20ではトレイ配列棚22に対する各トレイ25の装填によって、トレイ25単位での包装硬貨2の補充が可能である。なお、各トレイ25には収容する包装硬貨2の金種の割り当てが予め設定されている。
ここで、各トレイ25の前方側の先端部には包装硬貨2を1つずつトレイ25の外部へと繰り出すための繰り出し機構が設けられている(図示は省略)。トレイ棚22においては、各トレイ25は自動取引装置1の背面側から正面側の包装硬貨運搬部23に向かって下降する傾斜角を有するように配置されている。各トレイ25に収容されている包装硬貨2は、重力に従って前方側の先端部まで自重によって転がって行き、前述の繰り出し機構によって包装硬貨運搬部23に繰り出される。なお、トレイ25は、各包装硬貨2の移動性を確保するために、トレイ25の側壁部と包装硬貨2の端部との間にクリアランスが生じるように構成されている。
包装硬貨運搬部23は、トレイ配列棚22の前方、かつ、包装硬貨取出口6の下方に設けられている。包装硬貨運搬部23は、トレイ配列棚22の各トレイ25から繰り出される包装硬貨2を受け取り、包装硬貨取出口6まで運搬する。包装硬貨運搬部23は、ホッパー部231と、アーム部232と、を備えている。ホッパー部231とアーム部232とは連結されて一体化されている。ホッパー部231及びアーム部232は、昇降装置(図示は省略)によって、包装硬貨処理制御部12の指令に応じて矢印Zに沿った上下方向に往復移動が可能である。
ホッパー部231は、上面が開放されている箱体で有り、複数の包装硬貨2を収容できる程度の容積を有している。ホッパー部231の後方側の壁部には、包装硬貨2を取り入れるための開口部233が設けられている。アーム部232は、ホッパー部231の後方側の下端に取り付けられている。アーム部232は、回動機構によって回動し、各トレイ25の前方側の先端部から繰り出される包装硬貨2を掬い上げて、開口部233を介してホッパー部231の中へ当該包装硬貨2を投入する。
包装硬貨処理制御部12は、アーム部232によって所定の個数の包装硬貨2がホッパー部231に投入させた後に、ホッパー部231およびアーム部232を最上位の位置まで移動させるとともに包装硬貨取出口6を開く。これによって、自動取引装置1の利用者は、包装硬貨取出口6を介してホッパー部231内に収容されている包装硬貨2を取り出すことができる。
撮像部24は、撮像素子241と、照明素子242と、光路曲折素子243と、が一体化されたモジュールとして構成されている。撮像部24は、各トレイ25に収容されている包装硬貨2の端面を撮像可能なように、各トレイ25ごとに対応して設けられている。各撮像部24は、以下に説明するように、第1と第2のワゴン部21a,21bのそれぞれに収容されている包装硬貨2の端面を同時に撮像する。
図4は、撮像部24の構成を説明するための概略斜視図である。図4には、第1と第2のワゴン部21a,21bにおいて同じ高さ位置に配列されている任意の1組のトレイ25と、その1組のトレイ25に対応して設けられている撮像部24と、を図示してある。上述したように、各トレイ25には、複数の包装硬貨2が、それぞれの硬貨の積層方向が平行になるように一列に配列されている。本実施例の包装硬貨処理装置20では、第1と第2のワゴン部21a,21bにおいて同じ高さ位置に収容されている各トレイ25の包装硬貨25の端面同士は正対する。撮像部24は、第1と第2のワゴン部21a,21bの各トレイ25の間に配置されている。
上述したように、撮像部24は、撮像素子241と照明素子242と光路曲折素子243とが一体化されているモジュールとして構成されている。撮像素子241は、例えばレンズとCCDイメージセンサとを備える小型カメラによって構成されている。照明素子242は、例えばLED素子によって構成されている。光路曲折素子243は、撮像素子241において像を結ぶ光の経路を曲折させるための素子である。光路曲折素子243は、直角二等辺三角形の上面および底面を有する三角柱形状を有しており、互いに直交する第1と第2の側面s1,s2がそれぞれ鏡面として構成されている。
光路曲折素子243は、第1と第2の側面s1,s2のそれぞれが各ワゴン部21a,21bのトレイ25に収容されている包装硬貨2の端面と対向するように配置されている。また、撮像素子241は、その受光部が光路曲折素子243の第1と第2の側面s1,s2に対向するように配置されている。これによって、第1と第2の側面s1,s2のそれぞれから反射された光は撮像素子241に入射して結像する。照明素子242は、撮像素子241の受光部の両横側に設置されている。
撮像素子241は、第1と第2の側面s1,s2における鏡面を介して、各トレイ25に収容されている包装硬貨2の端面を照射する。なお、撮像の際には、照明素子242の発光量が包装硬貨処理制御部12によって制御されることが望ましい。
ここで、撮像部24は、駆動モータ245に接続されている。撮像部24は、駆動モータ245の駆動力によって各トレイ25における包装硬貨2の配列方向に沿って往復移動が可能である。撮像部24は、後述する検査処理において、トレイ25の前方側の端部から後方側の端部にわたって、包装硬貨2の配列方向に移動しつつ、撮像素子21によって所定の間隔で包装硬貨2の端面を撮影する。上記の構成により、撮像部24は、以下のような撮影画像を生成する。
図5は、撮像部24によって生成される撮影画像を説明するための概略図である。図5では、図4の2つのトレイ25と撮像部24との構成を模式的に示し、撮像部24によって取得される撮影画像IMの一例を模式的に示してある。上述したとおり、光路曲折素子243の第1と第2の側面s1,s2はそれぞれ鏡面として構成されており、第1と第2の側面s1,s2のそれぞれにおいて反射された光は撮像素子241において結像する。そのため、撮像部24によって取得される撮影画像IMには、第1のワゴン部21aのトレイ25に収容されている包装硬貨2の端面と、第2のワゴン部21bのトレイ25に収容されている包装硬貨2の端面とが映り込む。
ここで、本実施例の撮像部24では、撮像素子241の受光部の中央に、光学曲折素子243の第1と第2の側面s1,s2の境界が位置するように構成されている。従って、撮像部24によって取得される撮影画像IMは、中央において、第1のワゴン部21aのトレイ25の像が写っている領域と、第2のワゴン部21bのトレイ25の像が写っている領域と、に区分けすることができる。図5では、便宜上、その境界線を一点鎖線によって図示してある。
このように、本実施例の撮像部24によれば、光路曲折素子243を有することによって、第1と第2のワゴン部21a,21bのそれぞれにおいて配列されている包装硬貨2を同時に撮影することができる。また、以下に説明するように、包装硬貨2の端面にピントを合わせるための被写界深度が確保されるため、良好な撮影状態の撮影画像IMを得ることができる。
図6は、本発明の比較例としての撮像部29を説明するための概略図である。図6には、複数の包装硬貨2が配列されているトレイ25と、トレイ25に収容されている包装硬貨2の端面を撮像している撮像部29と、撮像部29において取得された撮影画像IMと、を模式的に図示してある。図6では、便宜上、撮像部29が異なる2つの撮影位置に図示されており、それぞれの撮影位置で取得された2つの撮影画像IMが図示されている。また、図中の一方の撮影画像IMにおける破線は、包装硬貨の端面の輪郭線がぼけていることを示している。
比較例におけるトレイ25は、本実施例のトレイ25とほぼ同じ構成を有している。比較例の撮像部29は、光路曲折素子243を有しておらず、撮像素子のみによって構成されている。比較例の撮像部29は、その受光部がトレイ25の側面に正対するように設置されており、トレイ25の側面に沿って包装硬貨2の配列方向に移動しつつ、トレイ25に収容されている包装硬貨2の端面を撮像する。
比較例の撮像部29では、トレイ25に収容されている1列分の包装硬貨2の端面しか撮像することができない。そのため、比較例の撮像部29を本実施例の包装硬貨処理装置20のように2つのワゴン部を有する包装硬貨処理装置に適用する場合には、各ワゴン部に対応する撮像部29を設ける必要がある。従って、比較例の撮像部29では、包装硬貨処理装置が大型化してしまう可能性や、包装硬貨処理装置の製造コストが増大してしまう可能性がある。
ここで、前述したように、トレイ25では、その側壁部と包装硬貨2の端部との間にクリアランスが設けられている。そのため、トレイ25内における各包装硬貨25の端面の位置が各包装硬貨25における積層方向にばらついてしまう可能性がある。すると、撮像部29と各包装硬貨2との間の撮影距離にもばらつきが生じ、包装硬貨2の位置によっては、撮影画像IMにおける包装硬貨2の像がぼけて、良好な撮影状態の撮影画像IMが得られない可能性がある。撮影画像IMの撮影状態が良好でない場合には、後述する検査処理において包装硬貨2の端面の像に対する画像認識の精度が低下し、金種の判別などの検査精度が低下してしまう可能性がある。
これに対して、本実施例の撮像部24によれば、光路曲折素子243によって、撮像素子241と撮像対象である包装硬貨2の端面との間の光の経路が曲折されている(図5)。そのため、撮像部24とトレイ25の側面との間の距離を増加させることなく、包装硬貨2の端面と撮像素子241との間の撮影距離が増加されている。撮影距離が増加されると、各包装硬貨25の積層方向における位置のばらつきの影響が低減されるため、包装硬貨2の端面にピントを合わせるための被写界深度の確保が容易になる。従って、包装硬貨2にピントが合った良好な撮影状態の撮影画像IMを得ることができる。
このように、本実施例の撮像部24によれば、適切な撮影距離を確保するために装置が大型化してしまうことを抑制しつつ、良好な撮影状態の撮影画像IMを得ることができる。従って、後述する検査処理において、包装硬貨2の端面の像に対する画像認識の精度や、金種の判別などの検査精度が高められる。
図7は、包装硬貨処理制御部12が実行する検査処理のフローを示す説明図である。この検査処理では、撮像部24によって取得された上記の撮影画像IMを用いて、各トレイ25に対する割り当てられている金種以外の包装硬貨2の混入が検査されるとともに、各トレイ25に収容されている包装硬貨2の個数が検査される。この検査処理は、オペレーターによって、自動取引装置1への包装硬貨2の補給処理が実行されたときや、自動取引装置1の起動時、オペレーターによる指示があったときなどに実行される。
図8は、検査処理のステップS10〜S40における画像処理の内容を説明するための説明図である。図8には、各ステップS10〜S40の処理内容を示す模式図が上段から下段にかけて順に図示されている。ステップS10〜S40では、各撮像部24(図3)において取得された撮影画像IMごとに画像処理が施される。
ステップS10では、包装硬貨処理制御部12は、撮像部24がトレイ25の前方側端部から後方側端部まで移動する間に撮影した複数箇所の撮影画像IMを取得する。撮影画像IMは、各トレイ25における包装硬貨2の配列位置ごとの画像であり、それぞれ互いにオーバーラップしている部位を有している。
ステップS20では、包装硬貨処理制御部12は、各撮影画像IMを第1と第2のワゴン部21a,21bの画像が映り込んでいる領域ごとに分割する。ステップS30では、分割された各分割画像SIから、分割前の元の撮影画像IMにおいてレンズによる歪みが比較的小さい中央の領域に相当する領域CA(図においてハッチングが付されていない領域)を切り出す。ステップS40では、切り出された各切出画像CLIのそれぞれのオーバーラップ部分を重ならせて連結する。これによって、第1と第2のワゴン部21a,21bのそれぞれのトレイ25ごとの包装硬貨2の配列状態を示す2つの連結画像CIが生成される。
ステップS50(図7)では、包装硬貨処理制御部12は、全てのトレイ25の連結画像CIを対象として、特徴点の抽出を実行し、その特徴点に基づいて各連結画像CI中における硬貨の像を認識する。包装硬貨処理制御部12は、予め準備されている各硬貨の金種ごとの特徴点のマスターデータとのマッチングによって、連結画像CI中の包装硬貨2の金種を識別する。また、包装硬貨処理制御部12は、各トレイ25に収容されている包装硬貨2の個数を検出する。
ステップS60では、包装硬貨処理制御部12は、各トレイ25に割り当てられている金種以外の包装硬貨2が混入しているか否かの結果と、各トレイ25に収容されている包装硬貨2の個数と、を主制御部11に出力する。主制御部11は、その結果をオペレーターに対して報知する。具体的には、主制御部11は、自動取引装置1に接続されているモニター(図示は省略)に、不適格な金種の包装硬貨2が混入しているトレイ25の位置や、当該包装硬貨2が混入している位置を表示しても良い。また、主制御部11は、当該モニターに各トレイ25ごとの包装硬貨2の個数を表示しても良い。そのほかに、主制御部11は、当該モニターに連結画像CI自体を表示しても良い。
以上のように、本実施例の自動取引装置1においては、撮像部24の光路曲折素子243の反射を利用して第1と第2のワゴン部21a,21bにおける2列分の包装硬貨2を効率的に撮像することができる。また、光路曲折素子243によって、装置の大型化を抑制しつつ、撮像素子241と包装硬貨2との間の撮影距離を確保することができ、良好な撮影状態の撮影画像IMを得ることができる。従って、包装硬貨処理制御部12による画像認識の精度や金種の判別精度などの検査精度を高めることができる。特に、本実施例の自動取引装置1においては、撮影画像IM中のレンズによる歪みが比較的少ない領域CA(図8)を金種の識別に用いているため、画像認識の精度がさらに高められている。そのほかに、連結画像CIとして各トレイ25における包装硬貨2の配列状態が視覚化されているため、より的確に各トレイ25における包装硬貨2の配列状態を把握することができる。
図9は、本発明の実施例2としての自動取引装置1Aの構成を示す概略斜視図である。実施例2の自動取引装置1Aは、包装硬貨処理装置20の代わりに包装硬貨処理装置20Aを備えている点以外は、実施例1の自動取引装置1(図1)とほぼ同じ構成を有している。実施例2の包装硬貨処理装置20Aは、第1と第2のワゴン部21a,21bに代えて、単一のワゴン部21cを備えている点以外は、実施例1の包装硬貨処理装置20とほぼ同じ構成を有している。実施例2の包装硬貨処理装置20Aは、単一のワゴン部21cのみを備えているため、実施例1の包装硬貨処理装置20よりも横方向に小型化されている。
図10は、実施例2の包装硬貨処理装置20Aが備えるワゴン部21cの構成を示す概略図である。ワゴン部21cは、撮像部24に代えて撮像部24Aを備えている点以外は、実施例1の第1のワゴン部21aとほぼ同じ構成を有している。ワゴン部21cでは、実施例1の第1のワゴン部21aと同様に、トレイ配列棚22に、包装硬貨2が収容されている複数のトレイ25が自動取引装置1Aの高さ方向に並列に配列されている。ただし、ワゴン部21cでは、上下方向に隣り合う2つのトレイ25に対して1つの撮像部24Aが設けられている。
図11は、実施例2における撮像部24Aの構成と、撮像部24Aによって取得される撮影画像IMと、を説明するための概略図である。図11には、ワゴン部21cにおいて配列されている状態の任意の4つのトレイ25と、上下方向に隣り合って配列されている1組のトレイ25に対して設けられている任意の撮像部24Aと、が模式的に図示されている。また、図11には、撮像部24Aによって取得される撮影画像IMが模式的に図示されている。
実施例2の撮像部24Aは、実施例1の撮像部24と同様な撮像素子241と照明素子242とを備えている。また、実施例2の撮像部24Aは、第1の光路曲折素子243aと、第2の光路曲折素子243bと、第3の光路曲折素子243cと、を備えている。第1の光路曲折素子243aは、実施例1の光路曲折素子243と同様な三角柱形状の素子であり、第1と第2の側面s1,s2が鏡面として構成されている。第2と第3の光路曲折素子243b,243cはそれぞれ、ミラー板によって構成されている。
実施例2の撮像部24Aでは、撮像素子241は、上下方向に隣り合う2つのトレイ25の間の中央の高さ位置において、その光軸が各トレイ25の側面に対して垂直になるように配置されている。照明素子242は、撮像素子241の受光部の上下方向における両隣に設けられている。第1の光路曲折素子243aは、その第1と第2の側面s1,s2が撮像素子241の受光部と対向するとともに、第1と第2の側面s1,s2の境界が当該受光部の中央に位置するように配置されている。また、第1の光路曲折素子243aは、第3の側面s3がトレイ25の側面に平行になるように配置されている。
第2の光路曲折素子243bは、第1の光路曲折素子243aの第1の側面s1に正対するとともに、上側のトレイ25の側面に対向する位置に配置されている。第3の光路曲折素子243cは、第1の光路曲折素子243aの第2の側面s2に正対するとともに、下側のトレイ25の側面に対向する位置に配置されている。実施例2の撮像素子24Aは、上記の各素子241,242,243a〜243cの配置関係が保持されたまま、トレイ25の側面に沿って、トレイ25の前後方向に移動可能である。
実施例2の撮像部24Aでは、第1から第3の光路曲折素子243a〜234cによって、上下方向に配列されている2つのトレイ25に収容されている包装硬貨2の端面の像を結ぶ光が曲折された上で、撮像素子241の受光部に導かれる。従って、実施例2の撮像部24Aによって取得される撮影画像IMには、上下に隣り合って配置されている各トレイ25における包装硬貨2の端面の像が写り込む。実施例2の包装硬貨処理装置20Aにおいても、撮影画像IMは、実施例1で説明したのと同様な検査処理において、レンズの歪みが比較的小さい中央の領域CAが切り出されて用いられる。
以上のように、実施例2の撮像部24Aであれば、上下方向に隣り合って配置されているトレイ25に収容されている包装硬貨2の画像を同時に取得することができる。従って、撮像部24Aの設置数を低減でき、実施例2の包装硬貨処理装置20A、および、それを備える自動取引装置1Aの小型化や製造コストの低減が可能である。また、実施例2の撮像部24Aによれば、3つの光路曲折素子243a〜243cによって、包装硬貨2に対する撮影距離が確保され、撮影画像IMの撮影状態が良好になる。従って、包装硬貨処理装置20Aにおける画像認識の精度が高められ、金種の判別などの検査精度が高められる。
図12は、本発明の実施例3としての包装硬貨処理装置が備える撮像部24Bの構成を説明するための概略図である。実施例3の包装硬貨処理装置の構成は、撮像部24Bの構成が異なる点以外は、実施例1の包装硬貨処理装置20(図3)とほぼ同じであり、自動取引装置1(図1)と同様な構成の自動取引装置に用いられる。実施例3の撮像部24Bの構成は、鏡面を有する光路曲折素子243の代わりに三角プリズムによって構成されている光路曲折素子243d,243eを備えている点以外は、実施例1の撮像部24(図4,図5)とほぼ同じである。
実施例3の撮像部24Bは、三角プリズムによって構成された2つの光路曲折素子243d,243eを備えている。第1の光路曲折素子243dは第1のワゴン部21aのトレイ25に収容されている包装硬貨2の像を結ぶ光を屈折させて撮像素子241の受光部に誘導する。一方、第2の光路曲折素子243eは第2のワゴン部21bのトレイ25に収容されている包装硬貨2の像を結ぶ光を屈折させて撮像素子241の受光部に誘導する。
実施例3の撮像部24Bによれば、三角プリズムによって構成されている2つの光路曲折素子243d,243eにおける光の屈折によって、2つのトレイ25が収容する包装硬貨2の端面がそれぞれ写っている撮影画像IMを取得することができる。また、光路曲折素子243d,243eにおける光の屈折によって撮影距離が確保されるため、良好な撮影状態の撮影画像IMを得ることができる。
[変形例]
(1)変形例1:
上記各実施例の包装硬貨処理装置においては、2つのトレイ25に対して1つの撮像部24,24A,24Bが設けられており、各撮像部24,24A,24Bは、2つのトレイ25の包装硬貨2の端面を同時に撮像可能に構成されている。これに対して、包装硬貨処理装置は、1つのトレイ25に対して、光路曲折素子を有する1つの撮像部が設けられている構成を有していても良い。この構成によれば、撮影画像IMの分割工程(図7のステップS20)を省略することができる。また、光路曲折素子243,243a〜243eによって撮影距離が確保されているため良好な撮影状態の撮影画像IMを得ることができる。
上記の各実施例の構成に対して、各撮像部24,24A,24Bは、3つ以上のトレイ25の包装硬貨2の端面を同時に撮像可能に構成されても良い。具体的には、各トレイ25ごとに設けた光路曲折素子としての鏡面板によって、撮像素子241の受光部に、各トレイ25からの光が導かれるように構成されていても良い。
(2)変形例2:
上記各実施例の包装硬貨処理装置においては、包装硬貨処理制御部12は、各撮像部24,24A,24Bによって取得された各トレイ25における複数箇所の撮影画像IMを連結している。これに対して、包装硬貨処理制御部12は、撮影画像IMを連結することなく、連結される前の各切出画像CLIあるいは各分割画像SIにおいて画像認識処理によって包装硬貨2の端面の像を検出し、金種の判別検査や、包装硬貨2の個数の検査を行っても良い。あるいは、各撮像部24,24A,24Bは、複数箇所ごとの撮影画像IMを取得することなく、トレイ25の前方端部から後方端部にわたる連続したスキャン画像を取得しても良い。
(3)変形例3:
上記各実施例の包装硬貨処理装置においては、包装硬貨処理制御部12は、検査処理において撮影画像IM中のレンズの歪みが比較的小さい中央の領域CAを切り出して用いている。これに対して、包装硬貨処理制御部12は、当該領域CAを切り出すことなく、検査処理を実行しても良い。また、上記各実施例の包装硬貨処理装置においては、撮像部24,24A,24Bによって取得される撮影画像IMは互いにオーバーラップする部位を有していた。これに対して、撮像部24,24A,24Bによって取得される撮影画像IMはオーバーラップする部位を有していなくても良い。
(4)変形例4:
上記の各実施例のおいて、各撮像部24,24A,24Bは、トレイ25内において配列されている状態の包装硬貨2を撮像している。これに対して、各撮像部24,24A,24Bは、配列されていない状態の単体の包装硬貨2の端面を撮像する構成としても良い。例えば、各撮像部24,24A,24Bは、包装硬貨2の搬送経路において一つずつ送り出されてくる包装硬貨2の端面を撮像する構成としても良い。
(5)変形例5:
上記の各実施例において、撮像部24,24A,24Bは、撮像素子241と、光路曲折素子243とが駆動モータ245によって一体的に移動している。これに対して、撮像部24,24A,24Bは、光路曲折素子243のみが駆動モータ245によって移動し、撮像素子241の設置位置が固定されたままであっても良い。この場合には、光路曲折素子243からの光が撮像素子241まで導かれるように光路曲折素子243と撮像素子241との間にミラーなどの光学素子が設置されても良い。
(6)変形例6:
上記の各実施例において、包装硬貨処理制御部12は撮影画像IMに基づいて包装硬貨2の金種や個数などの情報を取得して、収容されている包装硬貨2の金種や個数についての検査を行っている。これに対して、包装硬貨処理制御部12は収容されている包装硬貨2の金種や個数についての検査を行わなくても良い。包装硬貨処理制御部12は少なくとも包装硬貨2の金種についての情報を取得すれば良い。また、包装硬貨処理制御部12は、包装硬貨処理装置に収容されている包装硬貨2に関する情報として、金種や個数以外の情報を取得しても良い。包装硬貨処理制御部12は、例えば、包装硬貨2の損傷度や真贋情報などを取得しても良い。
本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。例えば、本発明の実施例や実施形態、変形例は、上記実施例や実施形態、変形例で説明した構成の全てを備えていなくとも良く、一部の構成を省略したり、他の構成に置換したりすることも可能である。また、上記実施例や実施形態、変形例の構成に、さらに、他の構成を追加することや、必須なものとして説明されていない一部の構成部を削除することも可能である。さらに、上記実施例や実施形態、変形例の各構成部、機能、処理部、処理手段等の全部または一部は、集積回路などのハードウェアによって実現されるものとしても良いし、プロセッサ等によって実行されるコンピュータプログラム等のソフトウェアや、本発明の実施のためのデータベース、テーブル、ファイル等の情報を記録した記録媒体等の形態で実現されるものとしても良い。
1,1A…自動取引装置
1c…筐体
3…ユーザー操作部
5…操作表示パネル
6…包装硬貨取出口
7…硬貨受渡口
8…紙幣受取口
9…開閉扉
10…制御装置
11…主制御部
12…包装硬貨処理制御部
13…硬貨処理制御部
14…紙幣処理制御部
20…包装硬貨処理装置
21a,21b,21c…ワゴン部
22…トレイ配列棚
23…包装硬貨運搬部
231…ホッパー部
232…アーム部
233…開口部
24,24A,24B…撮像部
241…撮像素子
242…照明素子
243…光路曲折素子
243a〜243c…光路曲折素子
243d,243e…光路曲折素子
245…駆動モータ
25…トレイ
29…比較例の撮像部
30…硬貨処理装置
40…紙幣処理装置
s1,s2,s3…側面

Claims (8)

  1. 所定枚数の硬貨が厚み方向に積層されて一体的に包装されている包装硬貨を複数収容する包装硬貨処理装置であって、
    複数の前記包装硬貨を収容する包装硬貨収容部と、
    前記包装硬貨収容部に収容されている前記包装硬貨の端面を撮像する撮像素子を有する撮像部と、
    前記撮像部によって取得された画像に基づいて、前記包装硬貨収容部に収容されている前記包装硬貨に関する情報として、少なくとも前記包装硬貨の金種情報を取得する包装硬貨情報取得部と、
    を備え、
    前記撮像部は、前記撮像素子と撮像対象である包装硬貨との間に、前記撮像素子において前記撮像対象である包装硬貨の端面の像を結ぶ光である結像光の経路を曲折させる光路曲折素子を備えている、包装硬貨処理装置。
  2. 請求項1記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記包装硬貨収容部は、複数の前記包装硬貨をそれぞれの積層方向が平行になるように配列されている包装硬貨列を収容し、
    前記撮像部は、少なくとも前記光路曲折素子を前記包装硬貨列の配列方向に沿って移動させることによって、配列されている状態の複数の前記包装硬貨の端面の画像を取得する、包装硬貨処理装置。
  3. 請求項2記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記包装硬貨列は、前記包装硬貨の配列方向が平行になるように配置されている第1と第2の包装硬貨列を含み、
    前記撮像部は、前記光路曲折素子が前記第1と第2の包装硬貨列のそれぞれからの前記結像光を1つの前記撮像素子に誘導することによって、前記第1と第2の包装硬貨列のそれぞれにおける前記包装硬貨の端面の撮像を含む画像を生成する、包装硬貨処理装置。
  4. 請求項3記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記第1と第2の包装硬貨列は、それぞれの前記包装硬貨の端面が互いに対向しあうように配置されており、
    前記光路曲折素子は前記第1と第2の包装硬貨列の間に配置されている、包装硬貨処理装置。
  5. 請求項3記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記第1と第2の包装硬貨列は、前記包装硬貨の積層方向に垂直な方向に積層配置されており、
    前記光路曲折素子は、前記第1と第2の包装硬貨列のそれぞれに含まれている前記包装硬貨の端面と対向する側に配置されている、包装硬貨処理装置。
  6. 請求項2記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記撮像部は、前記撮像素子と前記光路曲折素子とを前記包装硬貨列の配列方向に沿って移動させつつ、所定の間隔で撮像することによって、複数箇所の画像を生成し、前記複数箇所の画像を連結させることによって、配列されている状態の複数の前記包装硬貨の端面の画像を生成する、包装硬貨処理装置。
  7. 請求項2記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記包装硬貨情報取得部は、前記包装硬貨に関する情報として、さらに、前記包装硬貨列に含まれている前記包装硬貨の数を取得する、包装硬貨処理装置。
  8. 現金の取引に用いられる自動取引装置であって、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の包装硬貨処理装置を備える、自動取引装置。
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