JP2015125529A - 電子機器及びアプリケーション初期化プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の起動時にユーザーによる機能の利用傾向に応じたアプリケーションの初期化を可能とする電子機器を提供する。
【解決手段】異なる機能を実現するための複数のアプリケーションを初期化によって利用可能とする初期化処理部152と、初期化されたアプリケーションの利用履歴を管理する履歴管理部153と、利用履歴に基づいて電子機器1の直前の起動後に利用があったアプリケーションを次の起動時に初期化処理部152によって初期化させる初期化管理部154とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、機能の利用傾向に応じてアプリケーションの初期化を行う電子機器及びアプリケーション初期化プログラムに関する。
画像形成装置等の電子機器では、初期化によって利用可能な状態になる複数の機能を有しており、電源投入等による起動時に、各機能に対応するアプリケーションを初期化することが一般的に行われる。
アプリケーションの初期化には、全てのアプリケーションを初期化する方法があるが、ユーザーが殆ど利用することがない不要な機能についてのアプリケーションも初期化することになる。このため、起動時間が長くかかり、メモリーやCPUリソースの浪費も発生することになった。
これに対して、特許文献1には、次回の起動時に初期化する機能(アプリケーション)を予めユーザーが指定しておく技術が開示されている。
従って、特許文献1の技術では、必要な機能だけを指定して次の起動時に初期化することができ、起動時間を短縮することができる。
しかし、特許文献1の技術では、ユーザーの機能の利用傾向が変わった場合に、初期化の対象となる機能を指定し直さない限り、次の起動時に不要な機能が初期化されるおそれがある。
このため、特許文献1の技術でも、起動時間の長期化やメモリー等の浪費を回避するには限界があった。
特開2009−59272号公報
本発明が解決しようとする問題点は、電子機器の起動時にユーザーによる機能の利用傾向に応じた初期化ができない点である。
本発明は、異なる機能を実現するための複数のアプリケーションを初期化によって利用可能とする初期化処理部と、前記初期化されたアプリケーションの利用履歴を管理する履歴管理部と、前記利用履歴に基づいて直前の自機器の起動後に利用があったアプリケーションを次の起動時に前記初期化処理部によって初期化させる初期化管理部とを備えることを電子機器の最も主な特徴とする。
本発明によれば、直前の起動後に利用があった機能を実現するためのアプリケーションを次の起動時に初期化することができ、ユーザーによる機能の利用傾向に応じた初期化が可能となる。
本発明の実施例1に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 図1の電子機器のソフトウェアの構成を示す概念図である。 図1の電子機器の利用履歴テーブルを示す表図である。 図1の電子機器の利用履歴管理処理を示すフローチャートである。 図1の電子機器のアプリケーション初期化処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る電子機器の未初期化アプリケーションの起動処理を示すシーケンス図である。
電子機器の起動時にユーザーによる機能の利用傾向に応じたアプリケーションの初期化を可能とするという目的を、直前の起動後に利用があった機能を実現するためのアプリケーションを次の起動時に初期化する電子機器により実現した。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
[電子機器の構成]
図1は、本発明の実施例1に係る電子機器の構成を示すブロック図である。
本実施例の電子機器1は、例えば、デジタル複合機等の画像形成装置として適用したものである。ただし、電子機器は、パーソナルコンピューター等の情報処理装置のように、初期化によって利用可能な状態になる複数の機能を有するものであればよい。
図1のように、電子機器1は、操作表示パネル10、ネットワークインターフェイス11、スキャナー12、画像形成部13、記憶部14、制御部15等を備えている。
操作表示パネル10は、タッチパネル式の液晶表示画面等を有し、電子機器1に対する各種入力操作の受付及びその入力結果の表示等を行うものである。
ネットワークインターフェイス11は、外部装置との間でネットワークを介したデータの送受信を行うインターフェイスである。
スキャナー12は、用紙上に形成されている原稿画像を読み取って画像データを生成する。
画像形成部13は、スキャナー12からの画像データやネットワークインターフェイス11を介して入力される画像データ等に基づき用紙上に画像を形成する。
制御部15は、CPU(Central processing Unit)等の演算装置であり、プログラムを実行することで各種の処理や制御を行う。
記憶部14は、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、補助記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)等である。
記憶部14には、OS記憶部141、アプリケーション記憶部142、及び制御情報記憶部143が設けられる。
OS記憶部141は、電子機器1のオペレーティングシステム(OS)21を記憶する記憶領域である。OS21は、電子機器1の起動に応じて制御部15で実行され、実行されたOS21上では、電子機器1の機能に必要な各種のアプリケーションが動作(利用)される。
アプリケーション記憶部142は、電子機器1の異なる機能を実現するための複数のアプリケーションを記憶する記憶領域である。アプリケーションは、初期化によって利用可能となり、ユーザーが利用を要求する機能に応じて制御部15で実行される。本実施例のアプリケーションは、利用傾向に応じたものが電子機器1の起動時に初期化される。
制御情報記憶部143は、利用履歴テーブル23と、立上げアプリケーションリスト24とを記憶する記憶領域である。利用履歴テーブル23には、アプリケーションの利用履歴が記憶される。立上げアプリケーションリスト24には、初期化されているアプリケーションを識別する識別情報がリスト化されて記憶される。
本実施例の電子機器1は、制御部15が記憶部14内のプログラムを実行することにより、起動処理部151、初期化処理部152、履歴管理部153、再起動処理部154、初期化管理部155、動作処理部156として動作する。
以下、図2をも参照して制御部15が動作する各部について説明する。図2は、図1の電子機器1のソフトウェアの構成を示す概念図である。
図1の制御部15で実行されるソフトウェアの構成は、図2のように、ソフトウエアアーキテクチャを、プラットフォームレイヤー30とアプリケーションレイヤー40とに分割することを基本としている。
アプリケーションレイヤー40は、機能別のアプリケーション(この例では、アプリケーションA,B,C)で構成され、プラットフォームレイヤー30とは独立な構成となっている。つまり、アプリケーションA,B,Cは、相互に依存(通信)する構成ではなく、相互間の通信時には、プラットフォームレイヤー30を媒介する。
プラットフォームレイヤー30は、OS21等で構成され、その他、起動処理部151、初期化処理部152、履歴管理部153、再起動処理部154、初期化管理部155、動作処理部156等を含む。
起動処理部151は、起動処理機能を実現し、電子機器1の起動処理を実行する。具体的には、起動処理部151は、ブートローダーであり、起動処理としてOS21を初期化して起動する。
初期化処理部152は、初期化処理機能を実現し、アプリケーション記憶部142に記憶されている複数のアプリケーションを初期化して利用可能とする。本実施例の初期化処理部152は、電子機器1の起動時に特定のアプリケーションを初期化する。
履歴管理部153は、履歴管理機能を実現し、電子機器1の動作中において、初期化されているアプリケーション(以下、「初期化済みアプリケーション」と称することがある)の利用履歴を管理する。本実施例では、利用履歴としてアプリケーションの利用回数を管理し、電子機器1の過去2回以上前、例えば過去5回前の起動からのアプリケーション毎の利用回数を計数する。
計数された利用回数は、制御情報記憶部143内の利用履歴テーブル23に記憶する。これにより、利用履歴テーブル23には、アプリケーション毎の過去5回の起動時からの利用回数の合計、並びにアプリケーション毎の各起動後の動作中の利用回数が記憶される。図3に、アプリケーションA,B,C,D,Eに対する利用履歴テーブル23の一例を示す。
また、直前の起動時に初期化がされていないアプリケーション(以下、「未初期化アプリケーション」と称することがある)に対しては、ユーザーからの利用操作が受け付けられた場合に、履歴管理部153が利用があったものとして利用回数を利用履歴テーブル23に加算して記憶する。なお、利用操作は、電子機器1の特定の機能を利用するためのユーザーによる操作、つまり機能に対応するアプリケーションを利用するための操作である。
未初期化アプリケーションの利用回数を加算した場合、直前の起動時に初期化されたアプリケーションについても、利用があったものとして利用回数を利用履歴テーブル23に加算して記憶する。
これら利用回数の加算に応じ、履歴管理部153は、電子機器1の再起動指示を発行する。
再起動処理部154は、再起動処理機能を実現し、履歴管理部153からの再起動指示に応じて電子機器1を再起動させる。再起動としては、ハードリブート又はソフトリブートにより、起動処理部151に起動処理を行わせる。
初期化管理部155は、初期化管理機能を実現し、履歴管理部153により管理されるアプリケーションの利用履歴テーブル23に基づいて、電子機器1の直前の起動後に利用があったアプリケーションを次の起動時に初期化処理部152によって初期化させる。
具体的には、初期化管理部155が電子機器1の起動(次の起動)時に動作し、利用履歴テーブル23に基づいて電子機器1の前回起動(直前の起動)後に利用があったアプリケーションを初期化処理部152に初期化させる。
また、初期化管理部155は、電子機器1の直前の起動後に利用が無かったアプリケーションであっても、相対的に利用回数の多いアプリケーションを初期化処理部152に追加的に初期化させる。
初期化されたアプリケーションの総数は、事前に設定された第1閾値以下、例えば3以下に制限される。
このため、利用が無かったアプリケーションの追加的な初期化は、初期化されたアプリケーションの総数が第1閾値に達するまで行われる。
逆に、直前の起動後に利用があったアプリケーション数が第1閾値以上である場合は、利用が無かったアプリケーションの追加的な初期化は行われない。
追加の対象となる利用が無かったアプリケーションは、利用履歴テーブル23に基づく利用回数の合計が第2閾値以上、例えば5以上であるものに限られる。
また、初期化管理部155は、初期化処理部152に初期化させたアプリケーションの識別情報を立上げアプリケーションリスト24に記憶する。
動作処理部156は、動作処理機能を実現し、初期化処理部152によって初期化されたアプリケーションを操作表示パネル10等で受け付けられるユーザーの利用操作に応じて選択的に実行させ、対応する機能を実現する。
具体的には、動作処理部156がユーザーの操作に応じたデバイスドライバーに登録されている割り込みハンドラーを起動する。起動された割り込みハンドラーは、アプリケーションに対してハンドラーコールを行って、アプリケーションを起動させる。ハンドラーコールは、アプリケーションの利用回数として、履歴管理部153によって計数される。
[利用履歴管理処理]
図4は、図1の電子機器の利用履歴管理処理を示すフローチャートである。
利用履歴管理処理は、電子機器1の起動によって特定のアプリケーションの初期化が完了後に開始される。
利用履歴管理処理では、まずステップS1において、「利用操作有り?」が行われる。すなわち、履歴管理部153は、電子機器1に対し、ユーザーによる特定の機能を実現するためのアプリケーションの利用操作が行われたか否かを監視する。
利用操作が行われた場合は、ステップS2へ移行し、利用操作が行われていない場合は、ステップS1の処理を繰り返す(NO)。
ステップS2では、「アプリケーションが初期化済み?」が行われる。すなわち、履歴管理部153は、制御情報記憶部143内の立上げアプリケーションリスト24を参照し、ステップS1の利用操作に対応するアプリケーションが初期化されているか否かを判断する。
アプリケーションが初期化されている場合は、ステップS3に移行し(YES)、アプリケーションが初期化されていない場合は、ステップS6に移行する(NO)。
ステップS3では、「アプリケーションの実行」が行われる。すなわち、動作処理部156は、ステップS1での利用操作に対応するデバイスドライバーの割り込みハンドラーを起動する。割り込みハンドラーは、ハンドラーコールによってアプリケーションを実行させて、利用操作に応じた機能を実現させる。こうしてステップS3が完了すると、ステップS4に移行する。
ステップS4では、「アプリケーションの利用回数のインクリメント」が行われる。すなわち、履歴管理部153は、ステップS3でのハンドラーコールをアプリケーションの利用回数として計数し、利用履歴テーブル23内に利用回数をインクリメント(計数値に「1」を加算して更新)する。
インクリメントは、直前の起動時から次の起動前までの動作中のものとして行われる。図3の例では、「前回起動時」欄においてインクリメントがなされる。これにより、電子機器1の各起動後からの動作中のアプリケーション毎の利用回数を計数することができる。こうしてステップS4が完了すると、ステップS5に移行する。
ステップS5では、「電源断?」が行われる。すなわち、履歴管理部153は、電子機器1の電源断がない限り、ステップS1での処理を開始する(NO)。一方、電子機器1の電源断があった場合は、利用履歴管理処理が終了する。
一方、ステップS2からステップS6に移行した場合は、「未初期化アプリケーションの利用回数のインクリメント」が行われる。
すなわち、履歴管理部153は、ステップS1での利用操作に対応するアプリケーションが未初期化アプリケーションであった場合に、未初期化アプリケーションについて利用があったものとして利用履歴を残す。つまり、利用履歴テーブル23に対し、未初期化アプリケーションの利用回数に「1」を加算する。
このとき、初期化済みアプリケーションについても、利用履歴テーブル23の利用回数に「1」を加算して利用履歴を残す。こうしてステップS6が完了してステップS7へ移行する。
ステップS7では、「再起動」が行われる。すなわち、履歴管理部153は、ステップS6の完了に応じて、再起動処理部154に対して再起動指示を発行する。再起動処理部154は、再起動指示に応じて起動処理部151に起動処理を行わせる。
従って、後述するように、初期化済みアプリケーションと共に未初期化アプリケーションが、次の起動としての再起動によって初期化されることになる。
なお、ステップS7の再起動の開始によって、利用履歴管理処理は終了する。
[アプリケーション初期化処理]
図5は、図1の電子機器のアプリケーション初期化処理を示すフローチャートである。
アプリケーション初期化処理は、電子機器1の再起動を含む起動時に実行され、まずステップS21において「OSの起動」が行われる。すなわち、ブートローダーである起動処理部151は、OS記憶部141からOS21を読み出して初期化する。こうしてステップS21が完了すると、ステップS22に移行する。
ステップS22では、「アプリケーション利用履歴の参照」が行われる。すなわち、初期化管理部155が起動されたOS21上で動作し、制御情報記憶部143内の利用履歴テーブル23(図3参照)を読み込んで参照する。こうしてステップS22の処理が完了すると、ステップS23に移行する。
ステップS23では、「前回起動後の利用アプリケーションの初期化」が行われる。ここでは、まず、初期化管理部155がステップS23で読み込んだ利用履歴テーブル23に基づいて、電子機器1の前回起動後に利用があったアプリケーションを初期化処理部152に初期化させる。図3の例では、前回起動後に利用があったアプリケーションB及びCが初期化される。初期化済みアプリケーションは、識別情報が立上げアプリケーションリスト24に登録される。
なお、図4の利用履歴管理処理で再起動がされた場合は、再起動前に利用履歴が残された初期化済みアプリケーション及び未初期化アプリケーションが、図3のアプリケーションB及びCのように前回起動後に利用があったものとして初期化されることになる。
こうしてステップS23が完了すると、ステップS24へ移行する。
ステップS24では、「初期化済みアプリケーションの総数が第1閾値未満?」が行われる。すなわち、初期化管理部155は、初期化済みアプリケーションの総数が第1閾値未満であるか否かを判断する。本実施例では、第1閾値が「3」に設定されている。
初期化済みアプリケーションの総数が第1閾値未満である場合は、ステップS25へ移行し(YES)、初期化済みアプリケーションの総数が第1閾値以上である場合は、アプリケーション初期化処理が終了する。
ステップS25では、「前回起動後の未利用アプリケーションの初期化」が行われる。ここでは、まず、初期化管理部155が利用履歴テーブル23に基づいて、電子機器1の前回起動後に利用がなかったアプリケーションの中から、相対的に利用回数の合計が多いアプリケーションを初期化処理部152に追加的に初期化させる。ただし、追加的な初期化の対象となるアプリケーションは、利用回数の合計が第2閾値以上(5以上)であるものに限られる。
図3の例では、アプリケーションAが追加的に初期化される。
こうしてステップS25が完了すると、ステップS24に戻って初期化済みアプリケーションの総数が第1閾値に達するまで処理を繰り返した後、アプリケーション初期化処理が終了する。
[実施例1の効果]
本実施例の電子機器1は、異なる機能を実現するための複数のアプリケーションを初期化によって利用可能とする初期化処理部152と、初期化されたアプリケーションの利用履歴を管理する履歴管理部153と、利用履歴に基づいて自機器の直前の起動後に利用があったアプリケーションを次の起動時に初期化処理部152によって初期化させる初期化管理部155とを備える。
従って、本実施例では、電子機器1の次の起動時に直前の起動後に利用があった機能を実現するためのアプリケーションを初期化することができ、起動時間の短縮並びにメモリー及びCPUリソースの節減を図ることができながら、ユーザーによる機能の利用傾向に応じた初期化が可能となる。
本実施例の履歴管理部153は、過去2回以上前の起動時からのアプリケーションの利用回数を計数して管理し、初期化管理部155は、直前の起動後に利用がなかったアプリケーションの中から、相対的に利用回数の多いアプリケーションを初期化処理部152によって追加的に起動させる。
従って、本実施例では、直前の起動後からの短期的なユーザーの利用傾向だけでなく、過去2回以上前の起動時からの中長期的なユーザーの利用傾向をも考慮して、必要なアプリケーションの初期化が可能となる。
また、追加的な初期化は、初期化されたアプリケーションの総数を設定された第1閾値以下に制限して行われる。
従って、本実施例では、直前の起動後に利用がなかったアプリケーションを追加的に初期化しながらも、起動時間の短縮並びにメモリー及びCPUリソースの節減を実現できる。
さらに、追加的な初期化は、利用回数が第2閾値を越えるアプリケーションについて行われる。
従って、本実施例では、直前の起動後に利用がなかったアプリケーションを追加的に初期化しながらも、ユーザーに不要な機能のアプリケーションが初期化されることを防止して、より確実にユーザーによる機能の利用傾向に応じた初期化ができると共に起動時間の短縮並びにメモリー及びCPUリソースの節減を実現できる。
また、本実施例は、電子機器1を再起動させる再起動処理部154を備え、履歴管理部153が直前の起動時に初期化がされていないアプリケーションに対してユーザーからの利用操作が受け付けられた場合に、直前の起動時に初期化されたアプリケーション及び利用操作が受け付けられたアプリケーションを利用があったものとして利用履歴を残すと共に再起動処理部154に次の起動として再起動を指示する。
従って、本実施例では、直前の起動時に初期化されていなかったアプリケーションを、再起動によって初期化してユーザーに確実に利用させることができる。
本実施例の電子機器1の構成については、実施例1と共通するため、図1及び図2を参照する。
本実施例の電子機器1は、初期化されていないアプリケーションに対し、実施例1のように電子機器1を再起動せずに初期化するものである。
このため、初期化管理部155は、電子機器1の起動時だけでなく動作中にも機能し、直前の起動時に初期化がされていないアプリケーションに対して利用操作が受け付けられた場合に、利用操作が受け付けられたアプリケーションを初期化処理部152によって初期化させる。アプリケーションの初期化は、割り込みハンドラーによるハンドラーコールの前に行われる。
図6は、本発明の実施例2に係る電子機器1の未初期化アプリケーション初期化処理を示すシーケンス図である。
未初期化アプリケーション初期化処理は、電子機器1の動作中において、ユーザーによる未初期化アプリケーションに対する利用操作があった場合に行われる。なお、図6の例では、未初期化アプリケーションとして図3のアプリケーションDに対して利用操作があった場合について説明する。
手順1では、例えばユーザーが操作表示パネル10上で特定の機能を選択する利用操作を行うと、プラットフォームレイヤー30上の動作処理部156が利用操作を受け付ける。
利用操作を受け付けると、初期化管理部155は、手順1.1において、ユーザーの利用操作に対応する機能のアプリケーションDが初期化されているか否かの判断を行う。
手順1.1でアプリケーションDが初期化されていないと判断すると、初期化管理部155は、手順1.1.1において、初期化処理部152にアプリケーションDを初期化させる。
手順1.1.1と並行して手順1.1.2が行われる。手順1.1.2では、プラットフォームレイヤー30上の動作処理部156が、ユーザーの利用操作に対応するデバイスドライバーの割り込みハンドラーを起動する。起動された割り込みハンドラーは、アプリケーションDに対してハンドラーコールを行う。
アプリケーションCは、手順1.1.2.1により、ハンドラーコールに応じて実行されて対応する機能を実現する。
本実施例では、実施例1と同様の作用効果を奏することができるのに加え、直前の起動時に初期化されていないアプリケーションに対し、ユーザーからの利用操作に応じて電子機器1を再起動することなく初期化することができる。
しかも、本実施例では、割り込みハンドラーを起動する処理とは別に、平行してアプリケーションの初期化を実行させることが可能であり、効率の良い初期化が実現できる。
1 電子機器
151 起動処理部
152 初期化処理部
153 履歴管理部
154 再起動処理部
155 初期化管理部
156 動作処理部

Claims (7)

  1. 異なる機能を実現するための複数のアプリケーションを初期化によって利用可能とする初期化処理部と、
    前記初期化されたアプリケーションの利用履歴を管理する履歴管理部と、
    前記利用履歴に基づいて直前の自機器の起動後に利用があったアプリケーションを次の起動時に前記初期化処理部によって初期化させる初期化管理部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器であって、
    前記履歴管理部は、過去2回以上前の起動時からのアプリケーションの利用回数を計数して管理し、
    前記初期化管理部は、前記直前の起動後に利用がなかったアプリケーションの中から、相対的に前記利用回数の多いアプリケーションを前記初期化処理部によって追加的に起動させる、
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2記載の電子機器であって、
    前記追加的な初期化は、前記初期化されたアプリケーションの総数を設定された第1閾値以下に制限して行われる、
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項2又は3記載の電子機器であって、
    前記追加的な初期化は、前記利用回数が設定された第2閾値を越えるアプリケーションについて行われる、
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器であって、
    自機器を再起動させる再起動処理部を備え、
    前記履歴管理部は、直前の起動時に初期化がされていないアプリケーションに対してユーザーからの利用操作が受け付けられた場合に、前記直前の起動時に初期化されたアプリケーション及び前記利用操作が受け付けられたアプリケーションについて利用があったものとして前記利用履歴を残すと共に前記再起動処理部に次の起動として前記再起動を指示する、
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の電子機器であって、
    ユーザーからの利用操作に応じて割り込みハンドラーを起動し、前記割り込みハンドラーから前記利用操作に対応するアプリケーションを実行させるためのハンドラーコールを行う動作処理部を備え、
    前記初期化管理部は、直前の起動時に初期化がされていないアプリケーションに対して前記利用操作が受け付けられた場合に、前記割り込みハンドラーによる前記ハンドラーコールの前に前記利用操作が受け付けられたアプリケーションを前記初期化処理部によって初期化させる、
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 異なる機能を実現するための複数のアプリケーションを初期化によって利用可能とする初期化処理機能と、
    前記初期化されたアプリケーションの利用履歴を管理する履歴管理機能と、
    前記利用履歴に基づいて直前の自機器の起動後に利用があったアプリケーションを次の起動時に前記初期化処理部によって初期化させる初期化管理機能と、
    をコンピューターに実現させることを特徴とするアプリケーション初期化プログラム。

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