JP2015124530A - 電子キーシステム - Google Patents

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長江 敏広
Toshihiro Nagae
敏広 長江
誠也 村瀬
Seiya Murase
誠也 村瀬
裕紀 三村
Hironori Mimura
裕紀 三村
大輔 染田
Daisuke Someta
大輔 染田
和洋 武智
Kazuhiro Takechi
和洋 武智
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Abstract

【課題】電子キーシステムにおいて、よりユーザの意図に沿った制御対象の制御が可能とすることにある。
【解決手段】マイコン22は、電子キー2と車両10との距離が大きくなると特定のモーション操作の有無の判断にあたって高い操作意思を要求する。具体的には、マイコン22は、電子キー2と車両10との距離が大きくなると、スライドドア37aの開放に必要となるモーション操作の回数を増やす。これにより、車両10から離れた位置においては、ユーザは複数回に亘って特定のモーション操作を行う必要がある。従って、よりユーザの意図に沿った車両10の制御(例えば、スライドドア37aの開放)が可能となる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子キーシステムに関する。
従来、利便性の観点からユーザによる電子キーの振り操作、叩き操作等のユーザのモーション操作に応じて車両ドアの施解錠、スライドドアの開放等の制御を可能とする電子キーシステムが公知である(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2011−000903号公報 特開2010−275701号公報
上記電子キーシステムにおいては、ユーザの操作意思のない動作によって、電子キーに対してモーション操作がされたと判断されるおそれがある。特に、電子キーを携帯するユーザが車両から遠く離れた位置に存在する場合には、ユーザは、スライドドアの開放等に伴う動作音を通じて、スライドドアが開放等したことを認識することができない可能性が高くなる。このため、ユーザの意思に沿わずに、スライドドアの開放等が行われるおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、よりユーザの意図に沿った制御対象の制御が可能となる電子キーシステムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する電子キーシステムは、ユーザによって携帯される電子キーと、前記電子キーとの間での無線通信を通じて制御を可能とする制御対象と、を備えた電子キーシステムにおいて、前記電子キーを携帯するユーザの動作を検出するモーション検出部と、ユーザが携帯する前記電子キーと前記制御対象との距離を判断する距離判断部と、前記モーション検出部の検出結果に基づき、特定のモーション操作がされた旨判断すると前記制御対象の制御を可能とする制御部と、を備え、前記制御部は、前記距離判断部を通じて判断した前記電子キーと前記制御対象との距離が大きくなるほど前記特定のモーション操作の有無の判断にあたって高い操作意思を要求する。
この構成によれば、制御部は、電子キーと制御対象との距離が大きくなるほど特定のモーション操作の有無の判断にあたって高い操作意思を要求する。このため、例えば、車両から離れた位置において、ユーザの操作意思のない動作によって、電子キーのモーション操作がされたと誤判断されることを抑制することができる。従って、よりユーザの意図に沿った制御対象の制御が可能となる。
上記電子キーシステムについて、前記制御部は、前記距離判断部を通じて判断した前記電子キーと前記制御対象との距離が大きくなるほど、前記制御対象の制御を可能とするために必要となる前記特定のモーション操作の回数を増やすことで、前記高い操作意思を要求することが好ましい。
この構成によれば、制御部は、距離判断部を通じて判断した電子キーと制御対象との距離が大きくなるほど、制御対象の制御を可能とするために必要となる特定のモーション操作の回数を増やす。これにより、車両から離れた位置においては、ユーザは複数回に亘って特定のモーション操作を行う必要がある。従って、よりユーザの意図に沿った制御対象の制御が可能となる。
上記電子キーシステムについて、前記制御対象は、前記電子キーからの応答を要求するリクエスト信号を無線送信し、前記距離判断部は、前記電子キーに設けられるとともに、前記リクエスト信号を受信した旨判断すると、前記制御対象の周辺に形成される第1のエリアに前記電子キーが存在する旨判断し、前記リクエスト信号を受信しない旨判断すると、前記電子キーにおける受信感度を上げて、再び前記リクエスト信号の受信の有無を判断し、前記リクエスト信号を受信した旨判断すると、前記第1のエリアに対して前記制御対象と離間する方向に形成される第2のエリアに前記電子キーが存在する判断し、前記制御部は、前記モーション検出部の検出結果に基づき、前記特定のモーション操作がされた旨判断すると、前記距離判断部を通じて、前記電子キーが前記第1のエリア及び前記第2のエリアの何れに位置するかを判断し、前記第1のエリアに前記電子キーが位置する旨判断した場合には、前記制御対象に対して制御を要求する制御要求信号を無線送信し、前記第2のエリアに前記電子キーが位置する旨判断した場合には、その後、前記特定のモーション操作が再び行われた旨判断すると、前記制御対象に対して制御を要求する制御要求信号を無線送信することが好ましい。
この構成によれば、距離判断部は、リクエスト信号を受信した旨判断すると第1のエリアに電子キーが存在する旨判断する。また、距離判断部は、リクエスト信号を受信しない旨判断すると電子キーにおける受信感度を上げて、再びリクエスト信号の受信の有無を判断し、このときリクエスト信号を受信した旨判断すると、第2のエリアに電子キーが存在する旨判断する。この第2のエリアは第1のエリアに対して制御対象と離間する方向に形成されている。
制御部は、特定のモーション操作がされた旨判断すると、距離判断部を通じて、電子キーが第1のエリア及び第2のエリアの何れに位置するかを判断する。制御部は、第1のエリアに電子キーが位置する旨判断した場合には、制御対象に対して制御を要求する制御要求信号を無線送信し、第2のエリアに電子キーが位置する旨判断した場合には、その後、特定のモーション操作が再び行われた旨判断すると、制御対象に対して制御を要求する制御要求信号を無線送信する。このように、電子キーにおける受信感度を変化させるだけで、容易に、電子キーと制御対象との距離の判断が可能となる。
上記電子キーシステムについて、前記制御部は、前記モーション検出部の検出値が閾値以上となったとき、特定のモーション操作がされた旨判断するとともに、前記距離判断部を通じて判断した前記電子キーと前記制御対象との距離が大きくなるほど前記閾値を大きく設定することで、前記特定のモーション操作の有無の判断にあたって高い操作意思を要求することが好ましい。
この構成によれば、制御部は、距離判断部を通じて判断した電子キーと制御対象との距離が大きくなるほど閾値を大きく設定する。これにより、車両から離れた位置においては、ユーザはより大きい特定のモーション操作を行う必要がある。従って、よりユーザの意図に沿った制御対象の制御が可能となる。
本発明によれば、電子キーシステムにおいて、よりユーザの意図に沿った制御対象の制御が可能とすることができる。
電子キーシステムの構成を示すブロック図。 通信エリアを示した車両の上面図。 加速度センサを通じて検出された加速度の変化を示すグラフ。 電子キーのマイコンが実行する制御の処理手順を示したフローチャート。
以下、電子キーシステムの一実施形態について説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、ユーザによって所持される電子キー2と、車両10に搭載されたセキュリティ装置3とを備えている。電子キーシステム1は、電子キー2とセキュリティ装置3との間で無線による双方向通信が可能であるとともに、電子キー2を送信側とし、セキュリティ装置3を受信側とする単方向通信が可能である。
(電子キーの構成)
図1に示すように、電子キー2は、LF受信回路21、マイコン22、UHF送信回路23、加速度センサ24を備えている。なお、加速度センサ24はモーション検出部の一例であって、マイコン22は距離判断部の一例である。マイコン22は不揮発性のメモリ22aを備える。このメモリ22aには、電子キー2に固有のIDコードが記憶されている。
LF受信回路21は、セキュリティ装置3から無線送信されたLF帯のリクエスト信号を受信すると、その受信したリクエスト信号を復調したうえでマイコン22へ出力する。マイコン22は、リクエスト信号を認識すると、メモリ22aに記憶されるIDコードを含むレスポンス信号を生成し、その生成したレスポンス信号をUHF送信回路23へ出力する。UHF送信回路23は、レスポンス信号を変調し、変調したレスポンス信号をUHF帯の無線信号として無線送信する。
マイコン22は、LF受信回路21を通じてリクエスト信号の受信感度を通常感度状態と高感度状態との間で切り替える。マイコン22は、通常感度状態においては、リクエスト信号の受信信号強度が通常感度用閾値以上であるとき、リクエスト信号を受信した旨判断し、高感度状態においては、リクエスト信号の受信信号強度が高感度用閾値以上であるとき、リクエスト信号を受信した旨判断する。高感度用閾値は、通常感度用閾値より小さく設定されている。従って、マイコン22は、高感度状態においては、通常感度状態より高い感度でリクエスト信号の受信の有無を判断することができる。
図2に示すように、マイコン22は、通常感度状態において、リクエスト信号を受信した旨認識したとき、電子キー2が第1のエリアA1に存在する旨判断する。この第1のエリアA1は、車両10のアウトサイドドアハンドル10aを中心に車外側に半円状で形成されている。
マイコン22は、通常感度状態において、リクエスト信号を受信しない旨判断したとき、通常感度状態から高感度状態に切り替える。マイコン22は、高感度状態において、リクエスト信号を受信した旨判断したとき、電子キー2が第2のエリアA2に存在する旨判断する。この第2のエリアA2は、上記第1のエリアA1の外周に円弧状で形成されている。なお、両エリアA1,A2は互いに重複しない。
図3に示すように、加速度センサ24は、電子キー2に付与された加速度を検出結果としてマイコン22に出力する。マイコン22は、加速度センサ24を通じて検出した加速度(例えば合成加速度)が閾値Th以上となったとき、特定のモーション操作があった旨判断する。この閾値は、電子キー2を携帯するユーザが屈伸運動した際に、電子キー2に対して生じる加速度未満に設定されている。本実施形態では、特定のモーション操作は、ユーザが膝を曲げる屈伸である。マイコン22は、特定のモーション操作があった旨判断すると、メモリ22aに記憶されたIDコードを含むドア開要求信号を生成し、この信号をUHF送信回路23に出力する。UHF送信回路23は、このドア開要求信号をUHF帯の無線信号として送信する。
(セキュリティ装置の構成)
図1に示すように、セキュリティ装置3は、LF発信機31、UHF受信機32、ECU(Electronic Control Unit)33を備えている。ECU33は、不揮発性のメモリ33aを備え、そのメモリ33aには電子キー2と同一のIDコードが記憶されている。
また、ECU33には、ドアロックスイッチ35、スライドドア装置37及びドアロック装置38が電気的に接続されている。
図2に拡大して示すように、ドアロックスイッチ35は、運転席側のアウトサイドドアハンドル10aに押し操作可能に設けられている。ドアロックスイッチ35は押し操作されると、その旨の操作信号をECU33に出力する。
図1に示すように、ECU33は、定期的にリクエスト信号を生成し、その生成したリクエスト信号をLF発信機31に出力する。LF発信機31は、ECU33からのリクエスト信号を変調して、この変調したリクエスト信号を無線送信する。
図2に示すように、LF発信機31は、アウトサイドドアハンドル10aに内蔵される。これにより、上述のように、車両10(LF発信機31)の周辺には、通信エリアA1,A2が形成されている。
UHF受信機32は、受信したレスポンス信号を復調したうえでECU33へ出力する。ECU33は、レスポンス信号を認識すると、このレスポンス信号に含まれるIDコードと、メモリ33aに記憶されるIDコードとの照合を行う。ECU33は、このID照合が成立した状態において、ドアロックスイッチ35が押し操作された旨認識すると、ドアロック装置38を通じて車両ドアの施解錠状態を切り替える。
また、UHF受信機32は、ドア開要求信号を受信すると、その信号を復調したうえでECU33へ出力する。ECU33は、ドア開要求信号を認識すると、このドア開要求信号に含まれるIDコードと、メモリ33aに記憶されるIDコードとの照合を行う。ECU33は、この照合が成立すると、スライドドア装置37を通じてスライドドア37aを開放する。
(マイコンの処理手順)
以下、図4のフローチャートに沿ってマイコン22の実行する制御の処理手順を説明する。なお、このフローチャートの開始時には、マイコン22は、LF受信回路21を通じて通常感度状態にある。
マイコン22は、特定のモーション操作(本実施形態では、電子キー2を携帯するユーザの屈伸)が行われるのを待つ(S101でNO)。マイコン22は、特定のモーション操作が行われた旨判断すると(S101でYES)、通常感度状態において、リクエスト信号の受信の有無を判断する(S102)。
マイコン22は、リクエスト信号を受信した旨判断すると(S102でYES)、ドア開要求信号を無線送信し(S103)、当該フローチャートに係る処理を終了する。このように、ユーザが携帯する電子キー2が第1のエリアA1に位置するとき、1回の特定のモーション操作により、スライドドア37aの開放が可能である。
一方、マイコン22は、リクエスト信号を受信しない旨判断すると(S102でNO)、通常感度状態から高感度状態に切り替え(S104)、再びリクエスト信号の受信の有無を判断する(S105)。マイコン22は、リクエスト信号を受信した旨判断すると(S105でYES)、2回目の特定のモーション操作の有無を判断する(S106)。マイコン22は、2回目の特定のモーション操作が行われた旨判断すると(S106でYES)、ドア開要求信号を無線送信し(S103)、当該フローチャートに係る処理を終了する。このように、ユーザが携帯する電子キー2が第1のエリアA1より車両から離れた第2のエリアA2に位置するとき、2回に亘る特定のモーション操作により、スライドドア37aの開放が可能である。すなわち、2回の特定のモーション操作においては、当然1回の特定のモーション操作よりも高い操作意思が要求される。
マイコン22は、リクエスト信号を受信しない場合(S105でNO)、又は2回目のモーション操作が行われない場合(S106でNO)には、ドア開要求信号を送信せずに、当該フローチャートに係る処理を終了する。
例えば、電子キー2が両通信エリアA1,A2外に存在する場合にはステップS105においてNOと判断される。また、電子キー2が第2の通信エリアA2に存在するものの再度の特定のモーション操作が行われない場合にはステップS106においてNOと判断される。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)マイコン22は、電子キー2と車両10との距離が大きくなると特定のモーション操作の有無の判断にあたって高い操作意思を要求する。具体的には、マイコン22は、電子キー2と車両10との距離が大きくなると、スライドドア37aの開放に必要となるモーション操作の回数を増やす。これにより、車両10から離れた位置においては、ユーザは複数回に亘って特定のモーション操作を行う必要がある。従って、よりユーザの意図に沿った車両10の制御(例えば、スライドドア37aの開放)が可能となる。
(2)マイコン22は、リクエスト信号を受信した旨判断すると第1のエリアA1に電子キー2が存在する旨検出する。また、マイコン22は、リクエスト信号を受信しない旨判断すると電子キー2における受信感度を上げて、次のリクエスト信号の受信の有無を判断し、次のリクエスト信号を受信した旨判断すると、第2のエリアに電子キー2が存在する旨判断する。この第2のエリアは第1のエリアA1に対して車両10と離間する範囲に形成される。
マイコン22は、特定のモーション操作が行われた旨判断すると、電子キー2が第1のエリアA1及び第2のエリアA2の何れに位置するかを判断する。マイコン22は、第1のエリアA1に電子キー2が位置する旨判断した場合には、車両10に対してドア開要求信号を無線送信し、第2のエリアA2に電子キー2が位置する旨判断した場合には、その後、特定のモーション操作が再び行われた旨判断すると、車両10に対してドア開要求信号を無線送信する。このように、電子キー2における受信感度を変化させるだけで、容易に、マイコン22は、電子キー2と車両10との距離の判断が可能となる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、特定のモーション操作は、電子キー2を携帯するユーザによる屈伸であったが、操作の種類はこれに限らず、その他のモーション操作であってもよい。例えば、特定のモーション操作は、ユーザが電子キー2を把持した状態で行う振り操作であってもよいし、電子キー2に対する叩き操作であってもよい。また、電子キー2を携帯するユーザの特定の歩行動作であってもよい。これらの場合であっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
・さらに、上記実施形態においては、マイコン22は、電子キー2が車両10から比較的に遠い第2のエリアA2に位置する場合には、特定のモーション操作が2回に亘って行われることで、ドア開要求信号を送信する。この第2のエリアA2において、スライドドア37aの開放にあたって必要となる操作回数は2回に限らず、複数回であれば3回以上であってもよい。
また、マイコン22は、電子キー2が第1のエリアA1に位置する場合に、1回でなく、複数回の特定のモーション操作が行われることでドア開要求信号を送信し、電子キー2が第2のエリアA2に位置する場合に前記複数回より多い回数の特定のモーション操作が行われることでドア開要求信号を送信してもよい。これは、上記のように操作の種類が何れであっても同様である。
・また、マイコン22は、加速度センサ24を通じて検出された加速度が閾値Th以上となったとき、特定のモーション操作が行われた旨判断していた。しかし、マイコン22は、図3に示すように、電子キー2が第1のエリアA1に位置する場合には、加速度センサ24を通じて検出された加速度が第1の閾値Th1以上となるか否かに基づき特定のモーション操作の有無を判断する。そして、電子キー2が第2のエリアA2に位置する場合には、加速度センサ24を通じて検出された加速度が上記第1の閾値Th1より大きい第2の閾値Th2以上となるか否かに基づき特定のモーション操作の有無を判断してもよい。何れの場合も、上記実施形態と同様に、マイコン22は、加速度センサ24を通じて検出された加速度が第1の閾値Th1又は第2の閾値Th2以上となったとき、特定のモーション操作が行われた旨判断し、加速度センサ24を通じて検出された加速度が第1閾値Th1又は第2の閾値Th2未満であるとき、特定のモーション操作が行われていない旨判断する。これにより、電子キー2が第2のエリアA2に位置する場合には、ユーザに対してより高い操作意思を要求することができる。具体的には、特定のモーション操作が屈伸の場合には、電子キー2が第2のエリアA2に位置する際、より大きく膝を曲げた屈伸が必要となる。同様に、特定のモーション操作が電子キー2の振り操作の場合には、電子キー2が第2のエリアA2に位置する際、より速く電子キー2を振る必要がある。上記叩き操作等の他の種類の操作も同様である。また、操作回数及び加速度に係る閾値の両者を、電子キー2の位置に応じて変更してもよい。
・また、第1のエリアA1及び第2のエリアA2間で、異なる種類のモーション操作を要求してもよい。例えば、マイコン22は、電子キー2が第1のエリアA1に位置する場合には、加速度センサ24の検出結果を通じてユーザが屈伸した旨判断するとドア開要求信号を送信し、電子キー2が第2のエリアA2に位置する場合には、加速度センサ24の検出結果を通じて電子キー2に対して振り操作された旨判断するとドア開要求信号を送信してもよい。ここで、振り操作は、電子キー2を取り出して把持した後に行うため、ユーザの屈伸に比べて高い操作意思が必要となる。
・上記実施形態においては、マイコン22は、加速度センサ24を通じて検出した加速度(例えば合成加速度)が閾値Th以上となったとき、特定のモーション操作があった旨判断していた。しかし、マイコン22は、加速度センサ24を通じて検出した加速度(例えば合成加速度)が閾値Th以上となって、かつ、その加速度が閾値Th以上となった時間が閾時間以上となったとき、特定のモーション操作があった旨判断してもよい。マイコン22は、この閾時間を、電子キー2が第1のエリアA1に存在しているときに比べて、電子キー2が第2のエリアA2に存在しているときには長く設定する。これによっても、電子キー2が車両10から離れた位置にある場合には、ユーザに対してより高い操作意思を要求することができる。これは、上記各種のモーション操作において実現可能である。
また、閾時間、操作回数及び加速度に係る閾値の全てを、電子キー2の位置に応じて変更してもよい。
・上記実施形態においては、モーション検出部は加速度センサであったが、これに限らず、リクエスト信号又はレスポンス信号の受信信号強度検出部であってもよい。すなわち、電子キー2又はセキュリティ装置3は、受信信号強度の変化に基づき特定のモーション操作の有無を判断してもよい。
・上記実施形態においては、制御対象は車両10のスライドドア装置37であったが、制御対象はこれに限らず、例えば、車両のドアロック装置38であってもよい。また、制御対象は車両用に限らず、住宅用のドアロック装置であってもよい。
・上記実施形態においては、マイコン22が距離判断部としての機能も有していたが、距離判断部としての機能をセキュリティ装置3が有していてもよい。具体的には、上記実施形態と同様に、セキュリティ装置3は、通常感度状態及び高感度状態の何れかの状態において、電子キー2からのレスポンス信号の受信の有無に基づき電子キー2のセキュリティ装置3に対する距離、正確には何れのエリアA1,A2に位置するかを判断する。
・上記実施形態においては、マイコン22は、電子キー2における受信感度の変更により、車両10に対する電子キー2の位置を判断していたが、セキュリティ装置3から無線送信されるリクエスト信号の受信信号強度に基づき、車両10と電子キー2との距離を判断してもよい。具体的には、マイコン22は、リクエスト信号の受信信号強度が大きくなるほど車両10と電子キー2との距離が小さくなる旨判断する。マイコン22は、この距離が大きくなるほど操作回数を増やすこと等を通じて高い操作意思を要求する。同様に、セキュリティ装置3は、電子キー2から送信されるレスポンス信号の受信信号強度に基づき、車両10と電子キー2との距離を判断し、その判断結果を電子キー2に無線送信してもよい。
・マイコン22に代えて図4のフローチャートに係る処理をECU33が実行してもよい。この場合、マイコン22は、加速度センサ24の検出結果及びリクエスト信号の受信の有無に係る情報をセキュリティ装置3に無線送信する。ECU33は、その情報に基づき、図4のフローチャートに係る処理を実行する。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想を記載する。
(イ)前記モーション検出部は加速度センサであって、前記検出値は加速度である。
1…電子キーシステム、2…電子キー、3…セキュリティ装置、10…車両、21…LF受信回路、22…マイコン、23…UHF送信回路、24…加速度センサ、31…LF発信機、32…UHF受信機、33…ECU、35…ドアロックスイッチ、37…スライドドア装置、38…ドアロック装置。

Claims (4)

  1. ユーザによって携帯される電子キーと、前記電子キーとの間での無線通信を通じて制御を可能とする制御対象と、を備えた電子キーシステムにおいて、
    前記電子キーを携帯するユーザの動作を検出するモーション検出部と、
    ユーザが携帯する前記電子キーと前記制御対象との距離を判断する距離判断部と、
    前記モーション検出部の検出結果に基づき、特定のモーション操作がされた旨判断すると前記制御対象の制御を可能とする制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記距離判断部を通じて判断した前記電子キーと前記制御対象との距離が大きくなるほど前記特定のモーション操作の有無の判断にあたって高い操作意思を要求する電子キーシステム。
  2. 請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記制御部は、前記距離判断部を通じて判断した前記電子キーと前記制御対象との距離が大きくなるほど、前記制御対象の制御を可能とするために必要となる前記特定のモーション操作の回数を増やすことで、前記高い操作意思を要求する電子キーシステム。
  3. 請求項2に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記制御対象は、前記電子キーからの応答を要求するリクエスト信号を無線送信し、
    前記距離判断部は、前記電子キーに設けられるとともに、前記リクエスト信号を受信した旨判断すると、前記制御対象の周辺に形成される第1のエリアに前記電子キーが存在する旨判断し、前記リクエスト信号を受信しない旨判断すると、前記電子キーにおける受信感度を上げて、再び前記リクエスト信号の受信の有無を判断し、前記リクエスト信号を受信した旨判断すると、前記第1のエリアに対して前記制御対象と離間する方向に形成される第2のエリアに前記電子キーが存在する判断し、
    前記制御部は、前記モーション検出部の検出結果に基づき、前記特定のモーション操作がされた旨判断すると、前記距離判断部を通じて、前記電子キーが前記第1のエリア及び前記第2のエリアの何れに位置するかを判断し、前記第1のエリアに前記電子キーが位置する旨判断した場合には、前記制御対象に対して制御を要求する制御要求信号を無線送信し、前記第2のエリアに前記電子キーが位置する旨判断した場合には、その後、前記特定のモーション操作が再び行われた旨判断すると、前記制御対象に対して制御を要求する制御要求信号を無線送信する電子キーシステム。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記制御部は、前記モーション検出部の検出値が閾値以上となったとき、特定のモーション操作がされた旨判断するとともに、前記距離判断部を通じて判断した前記電子キーと前記制御対象との距離が大きくなるほど前記閾値を大きく設定することで、前記特定のモーション操作の有無の判断にあたって高い操作意思を要求する電子キーシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018043108A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 通信システム及び携帯機
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