JP2015124512A - 外装材 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体感を演出し、単体の材料で多色の意匠の用に見せることができ、光りの当たり具合により、光りが鏡面反射、乱反射し、動きを生じさせる意匠のある外装材を提供する。【解決手段】金属製表面材1と裏面材2間に芯材3を形成し、金属製表面材1の上下端部に雄雌連結構造を形成した長尺状の外装材Aにおいて、金属製表面材1の化粧面6全面には複数個の屋外側に突出した垂直平面状の頂面6aを形成したブロックBを形成し、ブロックBの少なくとも一部の隅部には三角形状に形成した傾斜平面Kを形成した。【選択図】図1
Description
本発明は建築、構築物の外装を形成する外装材に関するものである。
一般に、金属製板材をロール成形、プレス成形等して加工し、化粧面に凹凸を形成した外装材は数多く上市されている。(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1は「エンボス金属板」に係り、金属板をエンボスロール間に通して縦横溝目地を深くエンボシングする場合も金属板の両端の平坦部の平坦度を保つことが出来るようにしたものである。特許文献2は「エンボス加工された装飾板」に係り、ブロックにお互い角度を持って交差する2種類の斜線を基本とする平衡溝模様が刻設することにより、光の反射の影響により見た方向によって色調等が異なる効果が発揮させるものである。また、特許文献3は「壁材」に係り、凸部領域の表面に少なくとも4方向の略平行凹凸縞模様を形設して、光源の位置の変化、見る方向の変化によって、色調、色の濃淡が多様に変化するものが記載されている。さらに、特許文献4は「エンボス加工金属製外壁材」に係り、斜平面の位置が互いに異なる区画面を、それぞれ交互に長手方向に隣接する装飾面を形成したものである。
しかしながら、特許文献1〜4共に、金属製板材の化粧面にエンボスを施して意匠性、加工性等を向上する思想は存在するものの、単調な外観が繰り返され、画一化された光りの反射を利用しただけのもので有り、今までに無いような頂面の膨出化による立体感の強化を図ったものは無かった。また、特許文献1〜4には、本願発明の「L形の頂面」は存在せず、さらに、特許文献4は区画面に形成された斜平面の位置が、長手方向に沿って上、下、上、下、・・・のように斜平面交互に繰り替えされた単調な模様でしかなかった。
本発明はこのような欠点を解決するために、金属製表面材と裏面材間に芯材を形成し、金属製表面材の上下端部に雄雌連結構造を形成した長尺状の外装材において、金属製表面材の化粧面全面には複数個の屋外側に突出した垂直平面状の頂面を形成したブロックを形成し、ブロックの少なくとも一部の隅部には三角形状に形成した傾斜平面を形成した外装材に関するものである。
本発明に係る外装材によれば、ブロックの少なくとも一部の隅部を三角形状に形成した傾斜平面を形成することにより、(1)立体感を演出し、単体の材料で多色の意匠の様に見せることが出来る。(2)三角形状の傾斜平面が、光りの当たり具合により、光りが斜め上方、斜め下方へと鏡面反射、乱反射し、今までにない動きを生じさせる意匠となる。等の特徴、効果がある。
以下に図面を用いて、本発明に係る外装材の一実施例について詳細に説明する。すなわち、外装材Aは図1、図2(a)、(b)に示すように、金属製表面材1と裏面材2で例えば合成樹脂発泡体からなる芯材3を、サンドイッチした外装材Aである。また、図3は施工状態を示す断面図である。
外装材Aの全体形状の一例としては図1、図2(a)、(b)に示すように、長尺で金属製の薄板からなる金属製表面材1と裏面材2間に芯材3をサンドイッチし、幅方向の一端に形成した雄型連結部4、他端に形成した雌型連結部5とから形成し、化粧面6の下端には側壁7、上端には側壁8を形成したものである。
さらに詳説すると、雄型連結部4は化粧面6下端を裏面側に屈曲した側壁7と、側壁7の先端を上方へ突出した上面9と、上面9の先端を下方に屈曲した係合片10と、上面9と係合片10とからなる係合溝11とから形成したものである。
雌型連結部5は化粧面6の上端を裏面側に屈曲した側壁8と、側壁8の先端を上方に屈曲した目地底面12と、目地底面12の先端を折り返し下方に突出した下面13と、目地底面12と下面13とからなる嵌合片14と、下面13の先端を上方に屈曲して突出した固定面15と、下面13と固定面15とから形成した嵌合溝16とから形成したものである。なお、17は防水性強化のために形成したパッキンである。
化粧面6には図1、図4に示すように複数本の縦目地Tと横目地Yを形成し、複数段、複数列の大きさの異なるブロックBを形成するものである。
このブロックBには図5(a)、(d)〜図8(a)〜(d)に示すように、垂直平面状の頂面6a、頂面6aに傾斜して形成した傾斜平面Kを形成するものである。
この傾斜平面Kは、図5(a)、(d)〜図12(a)〜(d)に示すように各ブロックBの頂面6aに、頂面6aの角部分に三角形状の傾斜平面Kを形成したものである。
傾斜平面Kは上傾斜平面6bと、下傾斜平面6cと、側面傾斜平面からなるものである。
なお、図面上では頂面6aは斜め斜線、上傾斜平面6bは塗りつぶし無し、下傾斜平面6cは塗りつぶし、側面傾斜平面は塗りつぶし無しにて表現する。なお、図4において6TはブロックBの幅方向の短辺、6YはブロックBの長手方向の長辺である。
ブロックBの角上部に上傾斜平面6bを形成した場合、その部分では光の上方向への反射により、上傾斜平面6bの面が鏡面状態となり、そのブロックBの上部の横目地Yの溝が強調され、頂面6aが浮き出して立体感が増幅された壁体となると共に、ブロックBの頂面6aがL形の頂面6aの鍵型に形成され、立体感のある壁体となる。
ブロックBの角下部に下傾斜平面6cを形成した場合、その部分では光の下方向への反射により、上傾斜平面6bの面が影になった状態となり、上部の頂面6aを膨出させて立体感を強化し、そのブロックBの下部の横目地Yの溝部分では溝部分が窪んだ、立体感のある壁体となる。
また、図4に示すように縦目地T部分において、(1)上傾斜平面6b同士が対面する場合、(2)下傾斜平面6c同士が対面する場合、(3)上傾斜平面6bと下傾斜平面6c同士が対面する場合、の3通りの縦目地Tが存在する壁面となるものである。
(1)の上傾斜平面6b同士が対面する場合には、その部分では光の上方向への反射により、上傾斜平面6bの面が鏡面状態となり、そのブロックBの上部の横目地Yの溝が強調され、頂面6aが浮き出して立体感が増幅された壁体となるものである。
また、(2)の下傾斜平面6c同士が対面する場合には、その部分では光の下方向への反射により、上傾斜平面6bの面が影になった状態となり、上部の頂面6aを膨出させて立体感を強化し、そのブロックBの下部の横目地Yの溝部分では溝部分が窪んだ、立体感のある壁体となるものである。
(3)の上傾斜平面6bと下傾斜平面6c同士が対面する場合には、片方は光の上方向への反射により上傾斜平面6bの面が鏡面状態となり、片方は光の下方向への反射となり、上傾斜平面6bの面が影になった状態となるために、コントラスト(明暗)のある壁体となるものである。
図3において、αは躯体、βは固定具、γは連結部である。
金属製表面材1と裏面材2は金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー板を含む)の一種をエンボスロール成形、あるいはプレス成形したものである。また、裏面材2としてはアルミニウム蒸着紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理されたシート状物からなるものでも良いものである。
芯材3は例えばポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等、の合成樹脂発泡体からなるものであり、金属製表面材1、もしくは裏面材2の裏面側に吐出し、加熱して反応・発泡・硬化させて金属製表面材1と裏面材2を一体に形成するものである。また、芯材3中には各種難燃材として軽量骨材(パーライト粒、ガラスビーズ、石膏スラグ、タルク石、シラスバルーン、水酸化アルミニウム等)、繊維状物(グラスウール、ロックウール、カーボン繊維、グラファイト等)を混在させ、耐火性、防火性を向上させることも出来る。
外装材A同士は、係合片10が嵌合溝16へ、係合溝11には嵌合片14が連結されることにより、図3に示すように連結されるものである。
α 躯体
β 固定具
γ 連結目地
A 外装材
B ブロック
K 傾斜平面
P パッキン
T 縦目地
Y 横目地
1 金属製表面材
2 裏面材
3 芯材
4 雄型連結部
5 雌型連結部
6 化粧面
6a 頂面
6b 上傾斜平面
6c 下傾斜平面
6T 短辺
6Y 長辺
7 側壁
8 側壁
9 上面
10 係合片
11 係合溝
12 目地底面
13 下面
14 嵌合片
15 固定面
16 嵌合溝
β 固定具
γ 連結目地
A 外装材
B ブロック
K 傾斜平面
P パッキン
T 縦目地
Y 横目地
1 金属製表面材
2 裏面材
3 芯材
4 雄型連結部
5 雌型連結部
6 化粧面
6a 頂面
6b 上傾斜平面
6c 下傾斜平面
6T 短辺
6Y 長辺
7 側壁
8 側壁
9 上面
10 係合片
11 係合溝
12 目地底面
13 下面
14 嵌合片
15 固定面
16 嵌合溝
Claims (1)
- 金属製表面材と裏面材間に芯材を形成し、金属製表面材の上下端部に雄雌連結構造を形成した長尺状の外装材において、金属製表面材の化粧面全面には複数個の屋外側に突出した垂直平面状の頂面を形成したブロックを形成し、該ブロックの少なくとも一部の隅部には三角形状に形成した傾斜平面を形成したことを特徴とする外装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013268792A JP2015124512A (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 外装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013268792A JP2015124512A (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 外装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015124512A true JP2015124512A (ja) | 2015-07-06 |
Family
ID=53535434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013268792A Pending JP2015124512A (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 外装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015124512A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3621625A (en) * | 1970-08-17 | 1971-11-23 | Robert S Medow | Brick siding |
JP2002235423A (ja) * | 2001-02-08 | 2002-08-23 | Chuo Co Ltd | 壁 材 |
JP2004332226A (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-25 | Nichiha Corp | 建築板および構築物 |
-
2013
- 2013-12-26 JP JP2013268792A patent/JP2015124512A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3621625A (en) * | 1970-08-17 | 1971-11-23 | Robert S Medow | Brick siding |
JP2002235423A (ja) * | 2001-02-08 | 2002-08-23 | Chuo Co Ltd | 壁 材 |
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