JP2015124164A - 歯磨剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、歯のすき間の着色汚れに対する清掃効果が高い歯磨剤組成物を提供することを目的とする。【解決手段】 顆粒が分散配合されてなることを特徴とする歯磨剤組成物、とする。前記本発明の顆粒は、平均粒子径50〜800μm、平均崩壊強度が10〜100g/個の崩壊性顆粒とすることが好ましい。【選択図】 なし

Description

本発明は、歯のすき間の着色汚れに対する清掃効果が高い歯磨剤組成物に関する。
歯磨剤の基本機能は、口腔内の汚れを落とすことである。口腔内の汚れには様々なものがあるが、その中で、ワインやコーヒーなどの飲食物や喫煙に由来する、強固に付着した着色汚れを除去することは、歯の審美的効果を高めるために重要である。しかし、歯ブラシが届きにくい歯のすき間の着色汚れの除去は、困難であった。
歯の着色汚れを除去する技術として、水溶性ポリリン酸塩を使用する技術(特許文献1、特許文献2)、フェニル基又はフェノキシ基をもつ総炭素数7〜15のアルコールを使用する技術(特許文献3)等が知られている。
しかしながら、歯ブラシの届きにくい歯のすき間の着色汚れ除去については、十分な効果を付与できるとは言い難く、改善の余地があった。
特開2000−239135号公報 特開2002−29949号公報 特開2000−229824号公報
従って、本発明は、歯ブラシの届きにくい歯のすき間の着色汚れ除去効果に優れる歯磨剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、歯磨剤組成物に、顆粒を配合し、分散させることにより、歯のすき間の着色汚れ除去率が高く、さらに歯磨き時の着色汚れ除去実感に優れることを知見し、本発明を完成した。
従って、本発明は、
[1]顆粒が分散配合されてなることを特徴とする歯磨剤組成物。
[2]顆粒の平均粒子径が50〜800μmであることを特徴とする、[1]記載の歯磨剤組成物。
[3]顆粒が、平均崩壊強度10〜100g/個の崩壊性顆粒であることを特徴とする、[1]〜[2]に記載の歯磨剤組成物。
[4]顆粒の配合量が0.3〜15質量%であることを特徴とする、[1]〜[3]に記載の歯磨剤組成物。
を提供する。
本発明によれば、歯のすき間の着色汚れ除去効果が高いと共に、歯磨き時の清掃実感に優れた歯磨剤組成物を得ることができる。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の必須成分である顆粒を構成する成分としては、歯磨剤に配合し得る水不溶性材料を用いることが好ましい。前記水不溶性材料としては、具体的には、無水ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ酸チタニウム、ケイ酸ジルコニウム、ケイ酸アルミニウムなどのシリカ系化合物;ゼオライト、リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタンなどの他の無機化合物;寒天、ゼラチン、デンプン、グルコマンナンなどの天然高分子;アクリル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン、ポリ塩化ビニルなどの合成高分子;等が挙げられ、これらの1種または2種以上の成分を含有する顆粒が用いられる。
本発明の顆粒は、前記水不溶性材料を1種又は2種以上を含有する造粒物とすることが好ましい。特にゼオライト、シリカ系化合物、炭酸カルシウム及び酸化チタンから選ばれる水不溶性材料が、汚れ除去および清掃実感を付与するのに好適であり、より好ましくはゼオライト、シリカ系化合物、炭酸カルシウムである。とりわけゼオライト及び/又はシリカ系化合物を構成成分とする造粒物が好ましい。前記シリカ系化合物としては、特に、無水ケイ酸、含水ケイ酸を好ましく使用できる。
これら顆粒としては、コスモ社の「COLITE TG」、PQコーポレーション社の「SORBOSIL BFG10」「SORBOSIL BFG50」、東ソーシリカ社の「NIPGEL BY−001」、HUBER社の「Zeodent 9175」等の顆粒が挙げられるが、これらに制限されるものではない。(前記「 」内は製品名である)
更に、前記造粒物には、前記水不溶性材料に加えて、顆粒に通常配合され得る各種成分を任意成分として添加することができる。任意成分としては、具体的には、結合剤、崩壊剤、賦形剤、薬物、香料、色素などが挙げられる。これらの配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で、歯磨剤の通常配合量とすることができる。
なお、上記造粒物は、造粒物の構成成分を、通常の方法で造粒し製造することができる。
本発明に使用される顆粒は崩壊性顆粒であることが好ましく、その平均崩壊強度は、好ましくは10〜100g/個、より好ましくは15〜50g/個である。前記下限以上とすると特に優れた着色汚れ除去効果を付与でき、前記上限以下とすると歯磨き中に顆粒による違和感を与えないことから、好適である。
顆粒の平均崩壊強度は、レオメーター(サン科学社製の「サンレオメーターCR−200D」)により、顆粒30個について1個ずつ自動破断強度測定値(顆粒1個を10mm/分の速度で圧縮した時に顆粒が崩壊するときの荷重)を測定した値の平均値である。
また、本発明に使用される顆粒の平均粒径は、50〜800μmであることが好ましく、より好ましくは50〜700μm、特に好ましくは80〜500μmである。前記下限以上とすると歯磨き中の汚れ落とし感が特に優れ、上限以下とすると顆粒による違和感を与えないことから、好適である。
顆粒の平均粒子径は、JIS篩(500μm、355μm、300μm、250μm、180μm、125μm、90μm、63μm)により篩分けを行った後、各篩に残存する顆粒の質量を測定し、この質量分布から50%粒径を算出した値である。
本発明の歯磨剤組成物において、顆粒の配合量は、組成物全体の0.3〜15質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10質量%である。0.3質量%以上配合することが、着色汚れ除去効果および歯磨き時の清掃実感を高めるのに好適である。また、15質量%以下であることが、歯磨き時の違和感がなく、良好な使用感を与えるため好ましい。
本発明の歯磨剤組成物は、ペースト状、ゲル状などの形態に調製し、練歯磨剤、液状歯磨剤、潤製歯磨剤等の剤型、特に練歯磨剤にすることができ、その製造方法も剤型に応じた常法を採用することができる。この場合、組成物の目的、剤型等に応じて、顆粒以外の任意成分を適宜配合することができる。例えば、練歯磨剤の場合は、シリカゲル、沈降性シリカ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム等の研磨剤、カルボキシメチルセルロースナトリウムやキサンタンガム等の粘結剤、多価アルコール等の粘稠剤、ラウリル硫酸ナトリウム等の界面活性剤、防腐剤、サッカリンナトリウム等の甘味剤、着色料、香料、フッ化物等の有効成分などを配合でき、これら成分と水とを混合し製造できる。なお、これら任意成分の配合量は、本発明の効果を損なわない範囲で、歯磨剤の通常配合量範囲で設定することができる。
また、本発明の歯磨剤組成物は、顆粒を分散できればその製造方法は特に制限されず、公知の製造方法を採用できる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。
[実施例、比較例]
下記顆粒を用い、歯磨剤を常法により製造して、下記方法で評価した。結果を表1および表2に併記した。また、顆粒以外の使用原料については、医薬部外品原料規格に適合したものを用いた。
<すき間着色汚れ除去効果の評価>
(評価方法)
未処置のハイドロキシアパタイトペレット(ペンタックス社製)表面の色を基準色とし、色差計で測定してその値をL0とした。このペレットを30分間、37℃の唾液に浸漬した後、イオン交換水で洗浄し、表面の水分を取り除いた。このペレットに対し、40℃に調整した各溶液(0.5%アルブミン再石灰化溶液→3%日本茶+1%コーヒー+1%紅茶再石灰化溶液→0.6%クエン酸鉄アンモニウム)に20分ずつ順番に繰り返し浸漬する操作を100回繰り返し、常温で1日風乾した後、流水で洗浄し、再び風乾して完成した着色ペレット表面の色を測定し、その値をL1とした。この着色ペレットをペレットと同じ大きさの穴を開けたアクリル板の穴に入れ、幅1mm、深さ0.5mmのすき間を作ったアクリル板で蓋をし、評価する歯磨剤1gをのせた歯ブラシで200回ブラッシング後、流水で軽く洗浄、乾燥させた。前記ペレットの色を測定し、その値をL2として、次式により着色汚れ除去率を算出した。同様の操作を10回実施し、それらの平均値に対して、以下の評価基準により、清掃性を評価した。
すき間着色汚れ除去率(%)=〔(L1−L2)/(L1−L0)〕×100
(評価基準)
◎:平均値80%以上
○:平均値70%以上80%未満
△:平均値60%以上70%未満
×:平均値60%未満
<清掃実感(すき間着色汚れ除去実感)の評価>
(評価方法)
一般パネラ−20人を対象に実施した。パネラーは、評価する歯磨剤をチューブ容器から押出し、歯ブラシ上に約1cm(約0.8g)載せ、通常と同様に歯磨きをし、歯のすき間の着色汚れが除去されている実感について、下記の判定基準で判定した。20人の判定点の平均点を算出し、下記の評価基準で評価した。
(判定基準)
5:歯のすき間の着色汚れを落とす感じがとてもする
4:歯のすき間の着色汚れを落とす感じがややする
3:どちらともいえない
2:歯のすき間の着色汚れを落とす感じがあまりしない
1:歯のすき間の着色汚れを落とす感じが全くしない
(評価基準)
◎:平均点が4.0点以上
○:平均点が3.0点以上4.0点未満
△:平均点が2.0点以上3.0点未満
×:平均点が2.0点未満
顆粒A:商品名;COLITE TG(コスモ社、平均粒子径:263μm、崩壊強度:21g)
顆粒B:商品名;SORBOSIL BFG10(PQコーポレーション社、平均粒子径:107μm、粒子強度:44g)
顆粒C:商品名;SORBOSIL BFG50(PQコーポレーション社、平均粒子径:264μm、粒子強度:32g)
炭酸カルシウム:ソフトン1500(備北粉化工業社)
増粘性シリカ:CARPLEX#67(EVONIK社)
研磨性シリカ:TIXOSIL 73(RHODIA社)
表1、表2の結果から、顆粒を含有しないと、すき間の着色汚れ除去効果に劣り、着色汚れ除去実感も劣った(比較例1)。しかしながら、歯磨剤に顆粒を含有するとすき間着色汚れ除去効果に優れるとともに、すき間着色汚れ除去実感が高くなることがわかった(実施例1〜8)。また、この効果は、研磨剤を変えた場合、顆粒を併用した場合も優れることがわかった(実施例9〜15)
以上の結果から、歯磨剤組成物に、顆粒を配合し、分散させることによって、歯ブラシの届きにくいすき間の着色汚れ除去効果が優れると共に、歯磨き時のすき間着色汚れ除去実感が高まることを知見した。
以下に本発明の処方例1〜5に示した歯磨組成に従い、歯磨剤を製造した。
顆粒A:商品名;COLITE TG(コスモ社、平均粒子径:263μm、崩壊強度:21g)
顆粒B:商品名;SORBOSIL BFG10(PQコーポレーション社、平均粒子径:107μm、粒子強度:44g)
顆粒C:商品名;SORBOSIL BFG50(PQコーポレーション社、平均粒子径:264μm、粒子強度:32g)
(*1)表5参照
(*2)表6参照
(*3)表7参照
(*4)表8参照
(*5)表9参照
(*6)表10参照

Claims (4)

  1. 顆粒が分散配合されてなることを特徴とする歯磨剤組成物。
  2. 顆粒の平均粒子径が50〜800μmであることを特徴とする、請求項1に記載の歯磨剤組成物。
  3. 顆粒が、平均崩壊強度10〜100g/個の崩壊性顆粒であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の歯磨剤組成物。
  4. 顆粒の配合量が0.3〜15質量%であることを特徴とする、請求項1〜3に記載の歯磨剤組成物。

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