JP2015124007A - 炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置 - Google Patents

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【課題】生ジュース等の飲料の酸化防止を図ることが可能で、また、苦みや渋みを除きまろやかな味にすることが可能で、使用後の洗浄を簡易に行うことができ衛生機能を向上することが可能な炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置を提供する。【解決手段】飲料を吐出する蛇口6を有する飲料貯蔵タンク4と、炭酸ガスボンベと接続され飲料貯蔵タンク4内の下方に開口部を有し飲料貯蔵タンク4内に炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給配管11と、炭酸ガス供給配管11の開口部に設けられ炭酸ガスをマイクロバブル化するマイクロバブル生成具を備え、飲料貯蔵タンク4は炭酸ガスを封入可能な気密容器として構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置に係り、特に、生ジュースなどの飲料に好適な炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置に関する。
従来、生ジュースなどの飲料サーバー装置は、大気条件の飲料容器と、容器内の飲料を冷却する冷却装置と、容器内でパドルを回転させたり飲料を噴流させたりすることにより飲料を撹拌する攪拌装置などから構成されている。
また、居酒屋などに設置され、飲料に必要量の炭酸を注入可能な炭酸飲料の製造装置として、特許文献1に記載の「ガス溶存飲料の製造装置及びその方法」がある。この特許文献1に記載された発明では、被処理用の日本酒を蓄える圧力タンクと、圧力タンクの日本酒を中空糸膜の内外一方側に受ける給気膜モジュールと、中空糸膜の内外他方側に炭酸ガスを供給する炭酸ガスタンクと、圧力タンクから出力され給気膜モジュールで処理された後の飲料を、圧力タンクに循環的に供給する自吸式ポンプとを備える。日本酒に必要量の炭酸を注入した後、圧力タンクには別の炭酸ガスタンクが接続され、また、冷却機構を介してサーバーが接続される。そして、圧力タンク内の炭酸冷酒は、炭酸ガス圧によって圧力タンクから押し出され、また、冷却機構で適度に冷やされ、サーバーの蛇口などから注ぎ出される。
特開2003−231592号公報
従来の飲料サーバー装置では、飲料容器内部が大気条件であるために、飲料が野菜や果物等の生ジュースの場合、飲料が大気中の酸素と反応して短時間で酸化して味や色が変わったり、酸化によりビタミンC等の栄養分が急激に低下したり、大気中の酸素の影響により腐敗が早く進んだりする可能性がある。また、ケール等の野菜は、若干のタンニンを含むため、ジュースにすると味に苦みや渋み等がする可能性がある。
特許文献1に記載の発明では、居酒屋などの店舗に設置されるものであるが、基本的には、炭酸飲料の製造装置に関するものであり、飲料サーバーは炭酸飲料の製造装置とは別に設置されるものである。また、特許文献1では、飲料を炭酸化するために、中空糸膜や循環装置を必要とし、衛生を確保するためには、これらの装置の使用後の洗浄が重要となるが、これらの装置の洗浄作業を簡易に行うことは難しいと考えられる。
本発明は、上述の事情に鑑みて成されたもので、生ジュース等の飲料の酸化防止を図ることが可能で、また、苦みや渋みを除きまろやかな味にすることが可能で、使用後の洗浄を簡易に行うことができ衛生機能を向上することが可能な炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、飲料を吐出する蛇口を有する飲料貯蔵タンクと、炭酸ガスボンベと接続され飲料貯蔵タンク内の下方に開口部を有し飲料貯蔵タンク内に炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給配管と、炭酸ガス供給配管の開口部に設けられ炭酸ガスをマイクロバブル化するマイクロバブル生成具を備え、飲料貯蔵タンクは炭酸ガスを封入可能な気密容器として構成されていることを特徴とする。
本発明の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置によれば、生ジュース等の飲料の酸化防止を図ることが可能となり、また、苦みや渋みを除きまろやかな味にすることが可能となり、そして、使用後の洗浄を簡易に行うことができ衛生機能を向上することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例(実施例1)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の正面図である。 本発明の一実施例(実施例1)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の背面図である。 本発明の一実施例(実施例1)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の左側面図である。 本発明の一実施例(実施例1)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の平面図の例である。 図2のA-A断面図(要部)である。 図1のA部における断面の詳細を表す図である。 図1のB部における断面の詳細を表す図である。 本発明の他の実施例(実施例2)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の背面図である。 本発明の他の実施例(実施例2)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の左側面図である。 本発明の他の実施例(実施例2)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置における電気的動作を説明する図である。 本発明の他の実施例(実施例3)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の平面図である。 本発明の他の実施例(実施例3)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の背面図である。 図12のB-B断面図(要部)である。 本発明の他の実施例(実施例3)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の電気的動作を説明する図である。 本発明の他の実施例(実施例4)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の正面図である。 本発明の他の実施例(実施例4)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の背面図である。 本発明の他の実施例(実施例4)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の左側面図である。 本発明の他の実施例(実施例5)の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の背面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、各実施例は構造の特徴を表す方向から見た図により説明する。
図1〜図7を用いて本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置を説明する。
本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置の概要構成として、冷却機2と撹拌機3を有する本体1と、上部に飲料16を投入するための投入口5と貯蔵された飲料16を吐出するための蛇口6を有する飲料貯蔵タンク4と、本体1と飲料貯蔵タンク4間の気密を保持するためのパッキング7と、飲料貯蔵タンク4の飲料投入口にパッキング8等を介して気密を保持するように取付けされた上部蓋9と、飲料貯蔵タンク上部に取り付けられたタンク内部圧力が所定以上になった時に自動的に減圧する逃がし弁18と、飲料貯蔵タンク4に炭酸ガスを供給する炭酸ガス含有用配管11と、炭酸ガス用開閉弁12や圧力計13よりなる炭酸ガス圧力調整ユニット14と、炭酸ガス含有用配管11の先端に設けられ、また、飲料貯蔵タンク4のほぼ底面位置に挿入される目開きサイズ2〜20μmのメッシュ網を設けたマイクロバブル生成具15とを備えている。
冷却機2には、ガス圧縮方式またはペルチェ素子冷却方式などが用いられる。本実施例ではガス圧縮方式が用いられている。冷却機2は、炭酸ガスの溶解を促進するため、飲料の温度を2℃〜10℃相当に調整できるものであることが望ましい。撹拌機3には、パドル式、またはマグネット式などが用いられる。本実施例ではパドル方式が用いられている。本体1内に冷却機2の冷却サイクル機構や撹拌機3の駆動装置が設けられ、飲料貯蔵タンク4内に熱交換部や撹拌部が設けられる。
飲料貯蔵タンク4は本体1の上部に設けられる。飲料貯蔵タンク4は炭酸ガス圧力に耐える強度を有する。飲料貯蔵タンク4が気密を保持できるよう気密容器として構成されている。このため、本体1と飲料貯蔵タンク4間は気密接続されている。図6に本体1と飲料貯蔵タンク4間の気密接続部の詳細断面を示す(図1におけるA部)。気密はパッキング7により保持する構造としている。本体1と飲料貯蔵タンク4間の固定はボルト締付による方法やクランプ等の締付用金具で可能である。また、上部蓋9と飲料貯蔵タンク4間も気密接続されている。図7に上部蓋9と飲料貯蔵タンク4間の気密接続部の詳細断面を示す(図1におけるB部)。気密はパッキング8により保持する構造としている。本実施例では、上部蓋9と飲料貯蔵タンク4間の固定は、外周部を締め付ける方式であるクランプ10により行っている。ボルト締付等の方法で固定することも可能であるが、飲料の投入などの取扱性を考慮するとクランプによる方法が望ましい。また、冷却機2や攪拌機3における本体1と飲料貯蔵タンク4間の接続部分もシール構造により気密を保つ構造となっている(図示省略)。
本体1の背面には炭酸ガスボンベ(図示省略)が接続される炭酸ガス含有用配管11が取り付けられている。炭酸ガス含有用配管11は飲料貯蔵容器4の上部から挿入され、飲料貯蔵タンク4の底部まで伸びるように設けられている。炭酸ガス含有用配管11の配管構成中には逆止弁11aが設けられ飲料貯蔵タンク4内の気密が常に保たれるようになっている。また、飲料貯蔵タンク4への炭酸ガス含有用配管11の挿入部も気密が保持できる接続構造となっている。炭酸ガス含有用配管11の飲料貯蔵タンク4内における開口部(先端)には炭酸ガスをマイクロバブル化するマイクロバブル生成具15が取り付けられている。マイクロバブル生成具15として、本実施例では、目目開きサイズ2〜20μmのメッシュ網を用いている。目開きサイズ2〜20μmのメッシュ網にする理由は、飲料16への炭酸ガス17の溶解を容易にすることを目的としている。メッシュを大きくすると、飲料16中の炭酸ガスの気泡が大きくなってしまうため、浮力の影響で炭酸ガスは短時間で上面の気相側に移動する。溶解を促進するためには、飲料中に気泡が比較的長い時間浮遊するように気泡を小さくするのが望ましい。また、メッシュを小さくすると、マイクロバブル生成具15部での抵抗が大きくなり炭酸ガスの流入速度が減ってしまう。目開きサイズ20μm以下のメッシュで発生する気泡が飲料中に炭酸ガスを溶解させるのに最も効果がある。また、炭酸ガスの飲料16への溶解は、上部気相面から炭酸ガスを接触させて溶解させる方法よりも、本実施例のように炭酸ガスを飲料16中に気泡状態で供給するのが効果的である、すなわち、気泡状態の方が飲料と接する有効面積が広くなるからである。本実施例のような方法により炭酸ガスを飲料に供給することにより効率的に飲料に炭酸ガスを含有させることができる。
飲料16は、図5に示すように、飲料貯蔵タンク4内に上部に空間ができる程度に投入される。飲料貯蔵タンク内の炭酸ガスの圧力は、炭酸ガス含有用配管11と炭酸ガスボンベとの間に設けた炭酸ガス圧力調整ユニット14および飲料貯蔵タンク上部に設けた逃がし弁18により行われる。炭酸ガス圧力調整ユニット14の圧力計13に基づき炭酸ガス圧力調整ユニット14の炭酸ガス用開閉弁12を開閉し、逃がし弁18により飲料貯蔵タンク4内部圧力が所定値よりも高圧になることを抑制する。炭酸ガス圧力調整ユニット14や逃がし弁18により、炭酸ガスを飲料に溶解させる量を調整することができる。飲料貯蔵タンク内の圧力は、例えば、0.01〜0.1MPaに設定されている(0MPaの場合は炭酸ガスを含有せずに飲料そのもの状態で提供する場合に選定とする。)。圧力値は飲料の種類や使用者の好みに合わせて変更することができ、微炭酸が好まれる甘みの少ない青汁や赤ワイン等は微炭酸条件である1.5ガスボリューム以下が好ましく、通常使用する7℃以上では国税庁所定分析法(訓令)の第3表の炭酸ガス吸収係数表に示されるように0.01MPaに設定することで可能である。なお、ガスボリュームとは溶解しているガス量を子数とし液体量を母数とした値で、例えば1ガスボリュームは1リットルの液体に1リットルの気体が溶解していることを表す。炭酸入り飲料の炭酸の含有量は一番多いのがシャンパンの5.0〜5.5ガスボリュームで、コーラが3.7〜3.8ガスボリューム、炭酸水が3.5ガスボリューム、炭酸入り無果汁ジュースが1.9〜2.0ガスボリューム、微炭酸飲料が1.5ガスボリューム以下である。コーラ等の炭酸入り飲料は飲んだ時刺激があるのに対して微炭酸飲料は刺激が抑えられている。炭酸ガスが飲料に溶解する量は温度及び炭酸ガスの圧力により異なり、温度が低いほど及び圧力が高いほど溶解しやすい。炭酸ガスの圧力と温度と飲料への炭酸ガス溶解量の関係は国税庁所定分析法(訓令)第3表の炭酸ガス吸収係数表に記載されている。
飲料貯蔵タンク内の飲料が減った場合、炭酸ガス圧力調整ユニット14の炭酸ガス用開閉弁12を開き炭酸ガスを追加供給し、できるだけ空間部の圧力を一定に保持する。
本実施例によれば、炭酸ガスを加圧して封入でき、また、飲料中に炭酸ガスを溶解させることができる飲料サーバー構造としたので、飲料の酸化や腐食を進展させる酸素を排出し、酸化や腐食を防止できる炭酸ガスを飲料に含有させることができる。すなわち、飲料16の上面に接する気体部分が炭酸ガスとなり、野菜や果物等の生ジュース等の飲料の酸化防止が図れる。飲料の酸化防止が可能となることにより、生ジュース等の飲料の腐敗防止も図れ、また、ビタミンCなどの栄養の保持も可能となる。
また、野菜はタンニンを含み、野菜ジュース中のタンニンは苦味や渋みの要因となるが、野菜ジュース中のタンニンを炭酸ガスとの反応により渋みを除きまろやかな味にすることが可能となる。
また、本実施例では、炭酸ガスの圧力を設定することにより飲料中への炭酸ガスの含有(溶解)量を自由に調整することができる。すなわち、一つの飲料サーバー装置で、炭酸ガスの含有量を実質ゼロから自由に調整することができる。このため、一つの飲料サーバー装置で、飲料の種類や好みに応じて飲料に含有する炭酸ガス量を容易に調整することが可能である。
また、本実施例では、炭酸ガスを飲料に含有させるために飲料の循環装置などを用いず、炭酸ガスをマイクロバブル化するマイクロバブル生成具を用いているだけである。このため、装置使用後の洗浄は、飲料貯蔵タンク内の通常の清掃に加えて、単にマイクロバブル生成具を洗浄するだけでよい。したがって、メンテナンス性が良く、また、衛生機能を向上させることができる。
図8〜図10を用いて本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置を説明する。なお、実施例1と同じ部分についての説明は省略する。
本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置では、飲料中に炭酸ガスを効率的に含有させるだけでなく、飲料中の炭酸ガス量を自動的に調整が行えるようにしている。
本実施例では、炭酸ガス用開閉弁12と逃がし弁18を電気的に開閉可能な電磁弁構造としている。また、電気的に開閉可能な炭酸ガス開閉弁12と電気的に開閉可能な逃がし弁18を電気的に制御する自動制御ユニット19を炭酸ガス圧力調整ユニット14に設けている。自動制御ユニット19は、圧力計13から圧力信号を受けて、炭酸ガス開閉弁12と逃がし弁18を電気的に制御する。
飲料貯蔵タンクに炭酸ガスを供給する前に存在する酸素を有する大気を排気するために、電気的に開閉可能な逃がし弁18を当初は開いておき、炭酸ガス供給開始後数分程度の設定した時間後に電気的に開閉可能な逃がし弁18を閉じる。そして、例えば、0.01〜0.1MPa(0MPaの場合は炭酸ガスを含有せずに飲料そのもの状態で提供する場合に選定とする)の範囲から設定された圧力に保持するように、炭酸ガス開閉弁12と逃がし弁18を電気的に制御する。
図10を用いて、自動制御ユニット19による制御内容について説明する。自動制御ユニット19は、圧力信号を受信し各弁(炭酸ガス開閉弁12と逃がし弁18)に対して開閉信号を送信する。圧力信号は圧力計13に電気的信号を取りさせる圧力センサー機能を付加する方法により得ることができる。その他、自動制御ユニット19を炭酸ガス圧力調整ユニットとガス系統が直接接続されるように取付けて、電気的信号を取り出せる圧力センサーを自動制御ユニット19に設けることにより、圧力信号を得るようにしても良い。
本実施例でも実施例1と同様の効果が得られる。また、飲料貯蔵タンク内の炭酸ガスの圧力を自動的に設定圧力に保持することが可能となり、飲料の品質をより一定に保つことができる。
図11〜図14を用いて本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置を説明する。なお、実施例1や実施例2と同じ部分についての説明は省略する。
本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置では、飲料中に炭酸ガスを効率的に含有させたり、自動的に設定圧力に保持したりすることに加えて、低温から常温までの温度変化に対し飲料中の炭酸ガス含有量を一定量に自動的に調整が行えるようにしたものである。
本実施例では、飲料貯蔵タンク4上部に内部の飲料16の温度を電気信号として取り出すための温度センサー20を設けている。図13に示すように、温度センサー20の感温部20aは飲料貯蔵タンク4の底近傍に位置するように設けられている。図14に示すように、温度センサー20からの信号は自動制御ユニット19に送られる。
自動制御ユニット19では、圧力信号に加えて、温度センサー20からの温度信号も加味して、電気的に開閉可能な炭酸ガス開閉弁12と電気的に開閉可能な逃がし弁18を開閉制御している。国税庁所定分析法(訓令)の第3表の炭酸ガス吸収係数表に示されるように、液体中に含有される炭酸ガスの含有量は温度と炭酸ガスの圧力に依存し、温度が低いほど、圧力が高いほど含有可能量が増加するため、温度信号により圧力を自動的に調整できるようにすることにより、飲料の温度変化にかかわらず飲料の炭酸ガス含有量を一定量に保持することが可能である。
本実施例でも実施例1や実施例2と同様の効果が得られる。また、飲料貯蔵タンク内の炭酸ガスの圧力を飲料温度も加味して自動的に調整しているので、飲料の品質をより一定に保つことができる。
図15〜図17を用いて本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置を説明する。なお、実施例1と同じ部分についての説明は省略する。
本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置では、飲料中に炭酸ガスを効率的に含有させるだけでなく、飲料貯蔵タンク内部飲料の状況の確認も行えるようにしている。
本発明の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置は、炭酸ガスを含有可能とする圧力容器となっている。飲料貯蔵タンク4に透明な強化プラスチック等の容器を用いた場合、容器材質の経年劣化による強度低下や落下時の衝撃による損傷が懸念される。これらのため、飲料貯蔵タンクとしては金属製容器の適用が望ましい。一方、金属製容器の場合、内部確認が困難である。そこで、飲料貯蔵タンク内部確認が可能なように、図15に示すように、内部確認用窓21を正面に設けている。また、図16に示すように、背面には採光用の窓22を設けている。図17に示すよう、内部確認用窓21と採光用窓22はほぼ対向する位置に配置されており、容易に内部確認が可能である。採光用窓22は、上部蓋9に設けてもよい。また、本実施例は、実施例2や3の構成にも適用可能である。
図18を用いて本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置を説明する。なお、実施例1と同じ部分についての説明は省略する。
本実施例の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置では、飲料中に炭酸ガスを効率的に含有させるだけでなく、装置の用途に応じて炭酸ガスボンベの取り扱いが容易に行えるようにしている。
通常、炭酸ガスはガスボンベにより供給されるが、ガスボンベは大きくて重量もあるため、狭い場所での取り扱いが困難である。狭い場所で使用する場合や飲料の取扱量が少ない場合には、携帯の炭酸ガスミニボンベで十分対応可能である。そこで、ガス圧力調整ユニット14に炭酸ガスミニボンベ24と通常の炭酸ガスボンベ23の両方を接続できる構造とし、さらに、炭酸ガス用開閉弁12aを追加して、切り替え可能構造としている。このように構成することで、使用条件に合った炭酸ガスボンベの適用が容易に可能である。なお、いずれかのボンベを取り外して使用することも可能である。また、本実施例は、実施例2や3の構成にも適用可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加,削除,置換をすることが可能である。
1・・・本体
2・・・冷却機
3・・・攪拌機
4・・・飲料貯蔵タンク
5・・・飲料投入口
6・・・蛇口
7、8・・・パッキング
9・・・上部蓋
10・・・クランプ
11・・・炭酸ガス含有用配管
11a・・・逆止弁
12、12a・・・炭酸ガス用開閉弁
13・・・圧力計
14・・・ガス圧力調整ユニット
15・・・マイクロバブル生成具
16・・・飲料
17・・・炭酸ガス
18・・・逃がし弁
19・・・自動制御ユニット
20・・・温度センサー
20a・・・感温部
21・・・内部確認用窓
22・・・採光用窓
23・・・炭酸ガスボンベ
24・・・炭酸ガスミニボンベ

Claims (13)

  1. 飲料を吐出する蛇口を有する飲料貯蔵タンクと、炭酸ガスボンベと接続され前記飲料貯蔵タンク内の下方に開口部を有し前記飲料貯蔵タンク内に炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給配管と、前記炭酸ガス供給配管の開口部に設けられ炭酸ガスをマイクロバブル化するマイクロバブル生成具を備え、前記飲料貯蔵タンクは炭酸ガスを封入可能な気密容器として構成されていることを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  2. 請求項1に記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記マイクロバブル生成具として、目開きサイズを20μm以下のメッシュにした網体が用いられていることを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  3. 請求項1または2に記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記飲料貯蔵タンクは、上方に飲料を投入する投入口が設けられ、前記投入口を密閉可能なように蓋が取り付けられていることを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記飲料貯蔵タンク内の飲料を冷却する冷却装置を備えたことを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  5. 請求項1から4の何れかに記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記飲料貯蔵タンク内の飲料を撹拌する撹拌装置を備えたことを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  6. 請求項1から3の何れかに記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記飲料貯蔵タンクを上部に保持する本体と、
    前記本体に備えられ前記飲料貯蔵タンク内の飲料を冷却する冷却装置と、
    前記本体に備えられ前記飲料貯蔵タンク内の飲料を撹拌する撹拌装置とを備え、
    前記本体と前記前記飲料貯蔵タンクとを気密に接続したことを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  7. 請求項1から6の何れかに記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記飲料貯蔵タンク内の圧力が所定以上になった時に自動的に減圧する逃がし弁を前記飲料貯蔵タンク上部に取り付けたことを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  8. 請求項7に記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    炭酸ガス用開閉弁と圧力計により構成された炭酸ガス圧力調整ユニットを前記炭酸ガス供給配管と前記炭酸ガスボンベとの間に設けたことを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  9. 請求項8に記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記ガス圧力調整用ユニットは、炭酸ガスのミニボンベと大型の炭酸ボンベ両方の接続と切り替えが可能になるように構成されていることを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  10. 請求項8または9に記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記炭酸ガス用開閉弁と前記逃がし弁は、それぞれ電気的に開閉可能な電磁弁構造とし、
    前記電気的に開閉可能な炭酸ガス開閉弁と前記電気的に開閉可能な逃がし弁を電気的に制御する自動制御ユニットを前記炭酸ガス圧力調整ユニットに設け、
    圧力信号に基づき前記飲料貯蔵タンク内の圧力が設定値に保持されるように前記自動制御ユニットにより前記電気的に開閉可能な炭酸ガス開閉弁と前記電気的に開閉可能な逃がし弁を電気的に制御することを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  11. 請求項10に記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記自動制御ユニットにより、炭酸ガス供給開始後の所定時間後に前記電気的に開閉可能な逃がし弁を閉じ、その後、前記飲料貯蔵タンク内の圧力が設定値に保持されるように前記電気的に開閉可能な炭酸ガス開閉弁と前記電気的に開閉可能な逃がし弁を電気的に制御することを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  12. 請求項10に記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記飲料貯蔵タンク内部の飲料の温度を電気信号として取り出すため温度センサーを備え、
    前記自動制御ユニットは、前記温度センサーからの温度信号に基づき前記設定圧力を調整することを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
  13. 請求項1から12の何れかに記載の炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置において、
    前記飲料貯蔵タンク前面に設けられた内部確認用窓と、前記内部確認用窓と対向する前記飲料貯蔵タンク背面または前記飲料貯蔵タンクの上面に設けられた採光用窓を備えることを特徴とする炭酸ガス含有機能付飲料サーバー装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016178421A1 (ja) * 2015-05-01 2016-11-10 有限会社オーケー・エンジニアリング ループ流式バブル発生ノズルを備えた液体供給装置

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