JP2015123214A - 移動運動状態表示装置、方法及びシステム並びにプログラム - Google Patents

移動運動状態表示装置、方法及びシステム並びにプログラム Download PDF

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【課題】人の歩行などの移動運動の評価に有用な移動運動の解析結果を効率的に確認できるようにする。【解決手段】加速度センサを用いて計測された人の移動運動中の各時刻における3方向の加速度成分ax,ay,azに基いて、前記3方向のうち2方向の加速度成分を2軸とする第1の座標系K1における注目時刻trでの前記2方向の加速度成分に対応する第1のデータ点D1と、前記3方向のうち他の1方向の加速度成分と時刻tとを2軸とする第2の座標系K2における同注目時刻trでの前記1方向の加速度成分に対応する第2のデータ点D2とを、同注目時刻trの変化に応じて更新して連動表示するよう表示部を制御する手段を備えた移動運動状態表示装置を提供する。【選択図】図6

Description

本発明は、加速度センサ(sensor)を用いて人の歩行などの移動運動を評価するための技術に関する。
従来、医療施設や介護施設等において、歩行障害を持つ患者に対するリハビリテーション(rehabilitation)が行われている。このリハビリテーションでは、一般的に、患者に適した歩行訓練プログラム(program)を作成したり、患者の回復レベル(level)を把握したりするために、理学療法士などの指導員が、患者の歩行運動を繰り返し評価する。この評価の基準には、例えば、患者の歩行中における体重バランス(balance)の変化の様子や体の上下動の様子などが含まれる。なお、体重バランスとは、体を移動させる向きやその強さを示す概念と考えることができる。
一方、加速度センサを用いて人の歩行中に生じる加速度を測定し、その測定結果を用いて歩行運動の評価を行う試みが成されている(例えば、特許文献1,要約等参照)。
特開2013−059489号公報
ここで、上述のリハビリテーションにおいては、理学療法士などの指導員が患者の歩行運動を目視で確認し主観で判断するため、評価がばらつくことがある。また、既存の歩行評価技術においても、評価結果を客観的に示す方法は未だ確立されていない。特に、患者の歩行中における体重バランスの左右方向及び前後方向の動きと上下方向の動きとの相関関係を知ることは、患者の歩行評価に効果的であると考えられるが、そのような歩行運動の解析結果を効率的に確認できるものは、現時点において存在していない。
このような事情により、人の歩行などの移動運動の評価に有用な移動運動の解析結果を効率的に確認できる技術が望まれている。
第1の観点の発明は、
加速度センサを用いて計測された人の移動運動中の各時刻における3方向の加速度成分
に基いて、前記3方向のうち2方向の加速度成分を2軸とする第1の座標系における注目時刻での前記2方向の加速度成分に対応する第1のデータ点と、前記3方向のうち他の1方向の加速度成分と時刻とを2軸とする第2の座標系における前記注目時刻での前記1方向の加速度成分に対応する第2のデータ点とを、前記注目時刻の変化に応じて更新して連動表示するよう表示部を制御する表示制御手段を備えた移動運動状態表示装置を提供する。
第2の観点の発明は、
前記表示制御手段が、前記注目時刻を時間軸に沿って所定速度で変化させ、前記第1及び第2のデータ点を更新する、上記第1の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第3の観点の発明は、
前記表示制御手段が、操作者の操作に応じて所望の速度を前記所定速度として設定する、上記第2の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第4の観点の発明は、
前記表示制御手段が、操作者の操作に応じて前記注目時刻を時間軸に沿って変化させる、上記第1の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第5の観点の発明は、
前記表示制御手段が、表示されているスライダーバー(slider-bar)のスライダーを移動させる操作に応じて前記注目時刻を時間軸に沿って変化させる、上記第4の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第6の観点の発明は、
前記表示制御手段が、表示されている前記第2のデータ点の位置を時間軸方向に移動させようとする操作に応じて前記注目時刻を時間軸に沿って変化させる、上記第4の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第7の観点の発明は、
前記表示制御手段が、前記第1の座標系において、現時点の前記注目時刻が設定される直前に前記注目時刻として設定されていた所定数の時刻における前記2方向の加速度成分に対応するデータ点を、前記第1のデータ点と共に表示させる、上記第1の観点から第6の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第8の観点の発明は、
前記表示制御手段が、前記第2の座標系において、現時点の前記注目時刻が設定される直前に前記注目時刻として設定されていた所定数の時刻における前記1方向の加速度成分に対応するデータ点を、前記第2のデータ点と共に表示させる、上記第1の観点から第7の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第9の観点の発明は、
前記表示制御手段が、操作者の操作に応じて前記所定数を設定する、上記第8の観点または第9の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第10の観点の発明は、
前記表示制御手段が、前記第1の座標系において、計測された前記各時刻における前記2方向の加速度成分に対応するデータ点の分布を表す2次元マップ(2 Dimension map)を、前記第1のデータ点と共に表示させる、上記第1の観点から第9の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第11の観点の発明は、
前記2次元マップが、前記第1の座標系における2次元ヒストグラム(2 Dimension histogram)に基づくマップである、上記第10の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第12の観点の発明は、
該2次元ヒストグラムが、前記第1の座標系における原点から遠い領域においてビン(bin)のサイズ(size)がより大きいヒストグラムである、上記第11の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第13の観点の発明は、
前記表示制御手段が、前記第1の座標系において、計測された前記各時刻における前記2方向の加速度成分に対応するデータ点の軌跡を、前記第1のデータ点と共に表示させる、上記第1の観点から第12の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第14の観点の発明は、
前記表示制御手段が、前記第2の座標系において、前記注目時刻を含む時間範囲内の各時刻における前記1方向の加速度成分の時間変化を表すグラフ(graph)を、前記第2のデータ点と共に表示させる、上記第1の観点から第13の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第15の観点の発明は、
前記3方向が、前記人の左右方向、前後方向及び上下方向である、上記第1の観点から第14の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第16の観点の発明は、
前記2方向が、前記人の左右方向及び前後方向であり、
前記1方向が、前記人の上下方向である、上記第15の観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第17の観点の発明は、
前記移動運動が、歩行運動である、上記第1の観点から第16の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第18の観点の発明は、
前記移動運動が、走行運動である、上記第1の観点から第16の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置を提供する。
第19の観点の発明は、
加速度センサを用いて人の移動運動中の各時刻における3方向の加速度成分を計測するステップ(step)と、
前記3方向のうち2方向の加速度成分を2軸とする第1の座標系における注目時刻での前記2方向の加速度成分に対応する第1のデータ点と、前記3方向のうち他の1方向の加速度成分と時間とを2軸とする第2の座標系における前記注目時刻での前記1方向の加速度成分に対応する第2のデータ点とを、前記注目時刻の変化に応じて更新して連動表示するよう表示部を制御するステップと、を備えた移動運動状態表示方法を提供する。
第20の観点の発明は、
人に取り付けられる加速度センサと、
前記加速度センサを用いて計測された前記人の移動運動中の各時刻における3方向の加速度成分のうち2方向の加速度成分を2軸とする第1の座標系における注目時刻での前記2方向の加速度成分に対応する第1のデータ点と、前記3方向のうち他の1方向の加速度成分と時刻とを2軸とする第2の座標系における前記注目時刻での前記1方向の加速度成分に対応する第2のデータ点とを、前記注目時刻の変化に応じて更新して連動表示するよう表示部を制御する表示制御手段と、を備えた移動運動状態表示システムを提供する。
第21の観点の発明は、
コンピュータ(computer)を、上記第1の観点から第18の観点のいずれか一つの観点の移動運動状態表示装置として機能させるためのプログラム(program)を提供する。
上記観点の発明によれば、人の移動運動中における3方向の加速度成分のうち2方向の加速度成分については、これら2方向の加速度成分を2軸とする座標系において、注目時刻における当該2方向の加速度成分に対応するデータ点を表示し、上記3方向のうち他の1方向の加速度成分については、この1方向の加速度成分と時刻とを2軸とする座標系において、同注目時刻における当該1方向の加速度成分に対応するデータ点を表示し、これらのデータ点を、注目時刻の変化に応じて更新して連動表示させることができる。これにより、操作者は、人の移動運動中における複数方向の加速度成分の動きの連動性を容易に把握することができる。当該連動性を把握することは、その人の移動運動における特徴的な動きを知る上で重要であり、移動運動の評価に有用である。よって、上記観点の発明によれば、操作者は、人の歩行などの移動運動の評価に有用な移動運動の解析結果を効率的に確認することができる。
歩行状態表示システムの構成を概略的に示す図である。 加速度センサモジュール及び歩行状態表示装置のハードウェアの構成を示す図である。 加速度センサモジュール及び歩行状態表示装置の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 歩行状態表示システムにおける処理の流れを示すフロー図である。 歩行加速度算出部により算出される左右方向、前後方向及び上下方向の加速度成分の一例を示す図である。 ディスプレイ部の画面に表示される画像の一例である。 自動表示処理のフローである。 手動表示処理のフローである。
以下、発明の実施形態について説明する。なお、これにより発明は限定されない。
図1は、歩行状態表示システム(system)1の構成を概略的に示す図である。なお、歩行状態表示システム1は、発明における移動運動状態表示システムの一例である。
歩行状態表示システム1は、図1に示すように、加速度センサモジュール(sensor module)2と、歩行状態表示装置3とを有している。加速度センサモジュール2は、患者10の背面の腰部中央等に、粘着パッド(pad)やバンド(band)等により装着される。歩行状態表示装置3は、操作者11が携帯したり操作したりして使用される。なお、歩行状態表示装置3は、発明における移動運動状態表示装置の一例である。
図2は、加速度センサモジュール2及び歩行状態表示装置3のハードウェア(hardware)の構成を示す図である。
図2に示すように、加速度センサモジュール2は、プロセッサ(processor)21と、加速度センサ22と、メモリ(memory)23と、通信I/F(interface)24と、バッテリ(battery)25とを有している。歩行状態表示装置3は、例えば、スマートフォン(smart phone)、タブレット型コンピュータ(tablet computer)、ノートパソコン(note PC)などのコンピュータ端末であり、プロセッサ31と、ディスプレイ(display)32と、操作部33と、メモリ34と、通信I/F35と、バッテリ36とを有している。なお、プロセッサ21及びプロセッサ31は、それぞれ、単一のプロセッサに限定されず、複数のプロセッサである場合も考えられる。
図3は、加速度センサモジュール2及び歩行状態表示装置3の機能的な構成を示す機能ブロック(block)図である。
加速度センサモジュール2は、図3に示すように、加速度センサ部201と、サンプリング(sampling)部202と、送信部203とを有している。なお、サンプリング部202及び送信部203は、プロセッサ21がメモリ23に記憶されている所定のプログラム(program)を読み出して実行することにより実現される。
加速度センサ部201は、センサ本体を基準とした3次元直交座標系におけるx,y,zの各軸方向の加速度成分について、その加速度成分に応じたアナログ(analog)信号をほぼリアルタイム(real time)に出力する。
サンプリング部202は、そのアナログ信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングしてデジタル(digital)の加速度データに変換する。サンプリング周波数は、例えば128Hzである。サンプリング部202は、例えば、1g(重力加速度)=9.8m/s2=加速度データ値128となるスケール(scale)で、加速度データを出力する。なお、ここでは、加速度成分の正負は、右側寄り、前側寄り、上側寄りをそれぞれ正とする。
送信部203は、サンプリングされた各時刻における加速度成分を表す加速度データをほぼリアルタイムにて無線で送信する。
なお、本例では、加速度センサモジュール2は、センサ本体のx軸方向、y軸方向及びz軸方向が、それぞれ、患者10のRL(Right-Left)方向、AP(Anterior-Posterior)方向及びSI(Superior-Inferior)方向と一致するように取り付けられる。RL方向、AP方向及びSI方向は、それぞれサジタル(sagittal)方向、コロナル(coronal)方向及びアキシャル(axial)方向とも言う。また、本例では、加速度センサモジュール2の姿勢(傾き)は、患者10の歩行中において変化しないものと仮定する。
歩行状態表示装置3は、図3に示すように、操作部301と、ディスプレイ部302と、患者情報受付部303と、受信部304と、歩行加速度算出部305と、2次元マップ生成部306と、グラフ(graph)生成部307と、データ点生成部308と、表示制御部310と、GUI(Graphical
User Interface)部311と、記憶部312とを有している。なお、患者情報受付部303、受信部304、歩行加速度算出部305、2次元マップ生成部306、グラフ生成部307、データ点生成部308、表示制御部310、及びGUI(Graphical User Interface)部311は、プロセッサ31がメモリ34に記憶されている所定のプログラムを読み出して実行することにより実現される。また、2次元マップ生成部306、グラフ生成部307、データ点生成部308及び表示制御部310は、発明における表示制御手段の一例である。
操作部301は、操作者11の操作を受け付ける。操作部301は、例えば、タッチパネル(touch panel)、タッチパッド(touch pad)、キーボード(keyboard)、マウス(mouse)などにより構成されている。なお、操作者11は、例えば、理学療法士などの指導員である。
ディスプレイ部302は、画像を表示する。ディスプレイ部302は、例えば、液晶パネル、有機ELパネルなどにより構成されている。
患者情報受付部303は、患者情報の入力を受け付け、入力された患者情報を記憶部312に記憶させる。
受信部304は、加速度センサモジュール2の送信部203から送信された加速度データを無線で受信する。なお、送信部203と受信部304との無線通信には、例えば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等の規格を用いることができる。
歩行加速度算出部305は、取得された加速度データに基づいて、患者10の歩行中における左右方向、前後方向及び上下方向の加速度成分ax,ay,azをそれぞれ算出する。なお、本例では、これらの加速度成分ax,ay,azは、重力加速度gの成分を除去して、患者10の純粋な歩行運動により生じた加速度成分として算出することを想定する。ただし、より簡便に、重力加速度gの成分を含む形で算出してもよい。また、左右方向、前後方向及び上下方向は、それぞれ、水平左右方向、水平進行方向及び鉛直方向を想定する。ただし、より簡便に、加速度センサモジュール2のセンサ本体を基準としたx軸方向、y軸方向及びz軸方向としてもよい。
2次元マップ生成部306は、患者10の歩行中の各時刻においてサンプリングされた、患者10の左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayの分布を表す2次元マップMを生成する。2次元マップMは、例えば、これら2方向の加速度成分ax,ayを2軸とする第1の2次元座標系K1において、患者10の歩行中の各時刻におけるこれら2方向の加速度成分ax,ayに対応するデータ点をプロット(plot)することにより生成される。2次元マップMは、例えば、患者10の歩行中における水平面方向での体重バランスについて、移動範囲の広さや偏り、左右対称性、移動パターン(pattern)等を評価するのに参照される。
グラフ生成部307は、患者10における上下方向の加速度成分azの時間変化を表すグラフGを生成する。グラフGは、上下方向の加速度成分azと時刻とを2軸とする第2の2次元座標系K2において、患者10の歩行中の各時刻における上下方向の加速度成分azに対応するデータ点をプロットするか、さらにこれらデータ点を線で結ぶことにより生成される。
データ点生成部308は、第1の2次元座標系K1において、現時点で設定されている注目時刻trにおける左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayに対応する第1のデータ点D1を生成する。また、データ点生成部308は、第1の2次元座標系K1において、現時点の注目時刻trが設定される直前に注目時刻として設定されていた直近の所定数の時刻における左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayに対応するデータ点を、第1のデータ点D1に追従するデータ点D1tとして生成する。さらに、データ点生成部308は、第2の2次元座標系K2において、設定されている注目時刻trにおける上下方向の加速度成分azに対応する第2のデータ点D2を生成する。そして、データ点生成部308は、新たな注目時刻trが設定される度に、これらのデータ点を生成し直して更新する。
表示制御部310は、ディスプレイ部302に、第1の2次元座標系K1と、2次元マップMと、第1のデータ点D1及びこれに追従するデータ点D1tとを表示させる。また、表示制御部310は、ディスプレイ部302に、第2の2次元座標系K2と、グラフGと、第2のデータ点D2とを表示させる。そして、表示制御部310は、注目時刻trを所定の方法にしたがって変化させ、第1のデータ点D1及びこれに追従するデータ点D1tと第2のデータ点D2とを、注目時刻trの変化に応じて更新して連動表示させる。つまり、患者10の左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayの時間変化と、上下方向の加速度成分azの時間変化とが、同一の時間軸上で表現される。これにより、患者10の歩行中における水平面方向での体重バランスの移動と上下動との連動性を容易に把握することができるようになる。なお、第1のデータ点D1及びこれに追従するデータ点D1tと第2のデータ点D2とは、いずれも点と呼んでいるが、実際には、所定の面積を有した画像である。本例では、これらのデータ点は、円形状や多角形状のマーク(mark)を表す画像である。また、第1のデータ点D1とこれに追従するデータ点D1tとでは、互いに区別しやすいように、色や形状、大きさなどを変えて表示してもよい。
GUI部311は、いわゆるグラフィカル・ユーザ・インタフェースとして機能する。GUI部311は、ディスプレイ部302の画面にスライダーバー(slider-bar)SBを表示させる。バーBは、時間軸を表しており、バーBの左端と右端とは、それぞれ、加速度データの計測開始時刻tsと計測終了時刻teとに対応している。スライダーSは、スライダーS自身の位置をもって注目時刻trを表す。スライダーSの位置は、操作者によって変更可能である。また、GUI部311は、ディスプレイ部302の画面に、GUIとして、第1のデータ点D1及びこれに追従するデータ点D1tと第2のデータ点D2とを自動表示にするか手動表示にするかを選択するための「自動」/「手動」の選択ボタン(button)CBを表示する。
記憶部312は、入力された患者情報、取得された加速度データ、算出された各加速度成分、生成された2次元マップやグラフ、データ点などのデータを記憶する。なお、これらのデータは、必要に応じて、歩行状態表示装置3に接続されたデータベース(database)41に転送されたり、外付けのDVD−ROM、メモリカード(memory
card)などの媒体や、インターネット(internet)を介して接続された外部の媒体などを含む記憶媒体42に保存されたりする。
これより、歩行状態表示システム1における処理の流れについて説明する。
図4は、歩行状態表示システム1における処理の流れを示すフロー(flow)図である。
ステップ(step)S1では、操作者11が操作部301を操作して、患者10の患者情報を歩行状態表示装置3に入力する。患者情報受付部303は、その患者情報の入力を受け付け、記憶部312に記憶させる。患者情報には、例えば、患者のID番号、氏名、年齢、性別、生年月日などが含まれる。なお、後述する患者10の加速度データや、当該加速度データを基に得られたグラフ(graph)、解析結果などは、この患者情報と対応付けて記憶部312に記憶される。
ステップS2では、患者10の歩行中の各時刻tiにおける加速度データを取得する。ここでは、まず、操作者11が、患者10の腰部に加速度センサモジュール2を取り付ける。そして、患者10に、標準的な歩行速度でしばらく歩行してもらう。歩行は、通常、距離にして5m〜20m程度、時間にして20秒〜3分程度、歩数にして10歩〜40歩程度である。加速度センサモジュール2のサンプリング部202は、加速度センサ部201の出力に基づいて、患者10の歩行中におけるx軸方向、y軸方向、z軸方向それぞれの加速度成分Ax,Ay,Azをサンプリングして計測する。加速度センサモジュール2の送信部203は、計測された加速度成分を表す加速度データをほぼリアルタイムで送信する。歩行状態表示装置3は、送信部203から送信された加速度データを、受信部304を用いて受信して取得する。取得された加速度データは、記憶部312に送信され記憶される。
ステップS3では、歩行加速度算出部305が、取得された加速度データを記憶部312から読み出し、当該加速度データに基づいて、患者10の歩行中の各時刻における左右方向、前後方向及び上下方向の加速度成分ax,ay,azを算出する。なお、ここでは、加速度データが表す加速度から重力加速度gの成分を除去する処理を含む所定のアルゴリズム(algorithm)を用いて、各加速度成分を算出する。算出された各加速度成分は、記憶部312に送信され記憶される。
図5は、患者10の歩行中の各時刻における左右方向、前後方向及び上下方向の加速度成分ax,ay,azの一例を示す図である。図5において、横軸は時間、縦軸は加速度成分の大きさ(相対値)をそれぞれ表している。
ステップS4では、操作者11が、操作部301を操作して、加速度成分の測定結果及び解析結果を表示するための複数の機能の中から、実行させたい所望の機能を選択する。本例では、操作者11は、患者10の左右方向及び前後方向の加速度成分のデータ点と、患者10の上下方向の加速度成分のデータ点とを、同一時間軸上で連動して表示する機能を選択するものとする。このようなデータ点の連動表示によれば、患者10の歩行中における加速度成分について、水平面方向での変化と上下方向での変化との連動性を確認することができる。つまり、患者10の体重バランスすなわち静止状態からの移動の向きと強さについて、左右方向及び前後方向の動きと上下方向の動きとの相関関係を把握し、患者10の歩行中の3次元的な動きを理解することができる。
ステップS5では、2次元マップ生成部306が、ステップS4での操作者11による選択操作に応答して、2次元マップMを生成する。2次元マップMは、ステップS3にて得られた各時刻における左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayについて、左右方向及び前後方向の加速度成分の組合せごとにおける計測頻度の分布を表すマップである。
本例では、まず、取得された患者10の各時刻tiにおける左右方向及び前後方向の加速度成分ax(i),ay(i)を、記憶部312から読み出す。次に、取得された各時刻tiでの左右方向及び前後方向の加速度成分ax(i),ay(i)について、これら2方向の加速度成分の組合せごとにおける計測頻度を求める。次いで、これら2方向の加速度成分ax,ayを2軸とした第1の2次元座標系K1を用意する。そして、この第1の2次元座標系K1において、上記組合せに対応した座標の画素に、当該組合せの計測頻度を画素値として設定する。これにより、各画素を2次元的なビンとした2次元ヒストグラムHが得られる。
なお、2次元ヒストグラムHにおける各ビンのサイズは一定でもよいが、本例では、2次元座標系K1における原点Oに近い領域よりも、原点Oから遠い領域の方がより大きくなるよう振り分けることにする。ここで、原点Oは、左右方向及び前後方向の加速度成分が共に0となる点である。ビンのサイズの振り分け方としては、例えば、原点Oから遠いほど、各ビンのサイズが徐々に大きくなるように振り分ける。また例えば、データ点のばらつき(分散)が大きい領域において、ビンのサイズを大きくするように振り分ける。第1の2次元座標系K1における原点Oから遠い領域に位置するデータ点は、ばらつきが多く、対応する計測頻度も小さくて目立たないことが多い。しかし、このように原点Oから遠い領域やデータ点のばらつきの大きい領域におけるビンのサイズをより大きくすることで、その存在を強調させることができる。その結果、患者10の水平面方向における体重バランスの移動範囲をより容易に把握することが可能となる。
次に、観察がしやすくなるように、2次元ヒストグラムHを表す画像にスムージング(smoothing)処理を施して、粗い凹凸部分を滑らかに整形する。スムージング処理には、例えば、3×3画素や5×5画素などのマスク(mask)を用いた平滑化フィルタ(filter)処理等を用いることができる。また、スムージング処理は、1回だけでなく、複数回に渡り繰返し行ってもよい。
そして、スムージング処理済みの画像H′を、所定の表現形式による画像に変換することにより、2次元マップMを生成する。記憶部312は、この2次元マップMを記憶する。本例では、当該表現形式として、カラー(color)等高線表現形式を用いる。
カラー等高線表現形式とは、一定間隔を有する複数の計測頻度(画素値)について同じ計測頻度(画素値)を有する画素同士を線(以下、等高線という)で結ぶ表現形式であり、それら等高線を、対応する計測頻度(画素値)に応じた色で表す。例えば、2次元マップにおける計測頻度(画素値)の範囲である0から最大頻度(最大画素値)までのフルレンジ(full range)を正規化し、0〜100%で表すようにする。このとき、計測頻度(画素値)のフルレンジ0〜100%の各レベルに対して、互いに異なる複数の色を割り当てる。複数の色は、例えば、第1の色から第1の色とは異なる第2の色へと徐々に変化する過程における各色により構成される。そして、この0〜100%の範囲において複数の特定レベルを一定間隔で均等に設定し、これら複数の特定レベルの各々について同じ特定レベルの計測頻度(画素値)を有する画素同士を線で結び、複数の等高線を生成する。各等高線は、対応するレベルに割り当てられた色で表される。本例では、計測頻度(画素値)のフルレンジ0〜100%に対して、20レベル、すなわち、5%,10%,15%,・・・,95%,100%の特定レベルを設定する。また、計測頻度(画素値)のフルレンジ0〜100%に対して、寒色から暖色へ(例えば、青色→水色→緑色→黄色→橙色→赤色)と徐々に変化する各色を割り当てる。これにより、2次元マップMを、寒色から暖色に変化する20色の等高線で表すことができる。
なお、上記の表現形式としては、カラー等高線表現形式の他、グレースケール(gray-scale)等高線表現形式、カラー分布表現形式、グレースケール分布表現形式等が考えられる。
グレースケール等高線表現形式とは、上記のカラー等高線形式において、色の代わりに明暗を表す明度を用いる表現形式である。すなわち、計測頻度(画素値)のフルレンジ0〜100%に対して、複数の明度例えば白色から黒色へと徐々に変化する過程における各明度を割り当て、各等高線を、対応するレベルに割り当てられた“明度”で表す。
カラー分布表現形式とは、各画素をその計測頻度(画素値)の大きさに応じた色で表す表現形式である。例えば、2次元マップにおける計測頻度(画素値)の範囲である0から最大頻度(最大画素値)までの範囲を正規化し、0〜100%で表すようにする。このとき、計測頻度(画素値)のフルレンジ0〜100%の各レベルに対して、互いに異なる複数の色を割り当てる。そして、この0〜100%の範囲を複数の領域に区分し、それぞれの領域に対応する計測頻度(画素値)を有する画素を、対応する色で表すようにする。例えば、計測頻度(画素値)のフルレンジ0〜100%に対して、寒色から暖色へと徐々に変化する色をほぼ連続的に割り当てる。そして、計測頻度(画素値)のフルレンジ0〜100%を256領域、すなわち、0〜100・1/256%,100・1/256〜100・2/256%,100・2/256〜100・3/256%,・・・,100・254/256〜100・255/256%,100・255/256〜100・256/256%の領域に区分する。これにより、2次元マップ全体を、計測頻度(画素値)別に256色で表すことができる。
また、グレースケール分布表現形式とは、上記のカラー分布形式において、色の代わりに明暗を表す明度を用いる表現形式である。すなわち、計測頻度(画素値)の範囲0〜100%に対して、白色から黒色へと徐々に変化する明度を割り当て、区分した各領域の計測頻度(画素値)を有する画素を、対応するレベルに応じた“明度”で表す。
なお、2次元マップMは、スムージング処理していない画像Hを所定の表現形式に変換したものあってもよい。また、2次元マップMは、スムージング処理なしの画像Hまたはスムージング処理済みの画像H′を、カラー/グレースケール等高線表現形式かつカラー/グレースケール分布表現形式に変換したものであってもよい。
ステップS6では、グラフ生成部307が、受信部304が受信した加速度データを基に、患者10における上下方向の加速度成分azの時間変化を表すグラフGを生成する。
本例では、患者10における上下方向の加速度成分azと時刻とを2軸とした第2の2次元座標系K2において、各時刻tiでの上下方向の加速度成分az(i)に対応するデータ点[az(i), ti]をそれぞれプロットし、折れ線状のグラフGを生成する。なお、時刻tiは、加速度の計測開始時点からの経過時間と考えてもよい。
ステップS7では、表示制御部310が、第1の2次元座標系K1における2次元マップMと、第2の2次元座標系K2におけるグラフGとを、ディスプレイ部302の画面に表示させる。
図6は、ディスプレイ部302の画面に表示される画像の一例である。2次元マップM及びグラフGとは、図6に示すように並んで表示される。
ステップS8では、図6に示すように、GUI部311が、時間軸t及び注目時刻trを表し、注目時刻trが設定可能なスライダーバーSBをディスプレイ部302の画面に表示させる。また、GUI部311は、注目時刻trを自動で変更しながらデータ点を連続的に表示させる自動表示と、注目時刻trを手動で変更しながらデータ点を順次表示させる手動表示のどちらかを選択するための自動/手動の選択ボタンCBを、ディスプレイ部302の画面に表示させる。
ステップS9では、操作者11が、自動/手動の選択ボタンCBを用いて、自動表示または手動表示を選択する。ここで、自動表示が選択された場合には、ステップS10に進み、自動表示処理が実行される。一方、手動表示が選択された場合には、ステップS11に進み、手動表示処理が実行される。
まず、ステップS10における自動表示処理について説明する。
操作者11が「自動」のボタンCB1を押下して自動表示を選択すると、注目時刻trが自動で変化し、データ点の表示も自動で更新される。例えば、スライダーバーSBのスライダーSが左端から右端まで所定速度で移動するとともに、注目時刻trも加速度の計測開始時刻tsから計測終了時刻teまで所定速度で変化する。表示制御部310は、第1のデータ点D1及びこれに追従するデータ点D1tと第2のデータ点D2とを、その注目時刻trの変化に応じて更新して連動表示させる。これにより、第1の2次元座標系K1では、患者10における左右方向及び上下方向の加速度成分ax,ayを表すデータ点が、2次元マップM上で、時間の経過とともに軌跡を描くようにして動いて見える。また、第2の2次元座標系K2では、患者10における上下方向の加速度成分azを表すデータ点D2が、時間の経過とともにグラフGの線に沿って動いて見える。なお、スライダーバーSBにおけるスライダーSの幅は、第1のデータ点D1に追従するデータ点D1tの数(データ点を表示する時刻の数)と対応している。スライダーSの幅すなわち追従するデータ点D1tの数は、操作者による操作に応じてGUIにより調整可能である。追従するデータ点D1tの数は、例えば、0〜5の間で調整される。
図7は、自動表示処理のフローである。
ステップS101では、表示制御部310が、加速度データのサンプリング番号であって注目時刻trを特定する番号である変数rに、値1をセットする。つまり、注目時刻trを、加速度の計測開始時刻tsに設定する。なお、変数rは、ここでは自然数である。
ステップS102では、データ点生成部308が、第1の2次元座標系K1における第1のデータ点D1及びこれに追従するデータ点D1t、すなわちデータ点[ax(tr),a(tr)]〜[ax(tr-n),a(tr-n)]を生成する。trは、サンプリング番号rで特定される時刻であって、ここでは注目時刻trを表している。nは、上記追従するデータ点D1tの個数を表している。なお、データ点を生成することには、データ点として表示すべきマーク画像と、当該マーク画像を表示すべき位置(座標)とを特定することと解釈することもできる。ちなみに、tr-1〜tr-nのうちサフィックス(suffix)r−1〜r−nの値が1未満となる時刻については、データ点は、存在しないので、当然生成しない。
ステップS103では、データ点生成部308が、第2の2次元座標系K2における第2のデータ点D2、すなわちデータ点[az(tr),tr]を生成する。
ステップS104では、表示制御部310が、生成されたこれらのデータ点を表示させる。すなわち、表示すべきマーク画像を、表示すべき座標に表示させる。
ステップS105では、表示制御部310が、所定の待機時間dtが経過するまで待機する。この待機時間dtが長いほど、注目時刻の変化速度は遅くなる。
ステップS106では、表示制御部310が、変数r=Nであるか否かを判定する。ここで、Nは、加速度データのサンプリング番号として取り得る値の最大値である。つまり、時刻tNは、加速度の計測終了時刻teとなる。この判定において肯定される場合には、自動データ点表示処理を終了する。否定される場合には、ステップS107に進む。
ステップS107では、表示制御部310が、ステップS104にて表示されたデータ点を消去する。
ステップS108では、表示制御部310が、変数rを1だけインクリメント(increment)する。そして、ステップS102に戻る。
次に、ステップS11における手動表示処理について説明する。
操作者が「手動」のボタンCB2を押下して手動表示を選択すると、注目時刻trは手動で変化させることができ、注目時刻に対応したデータ点の表示はそれに伴って更新される。例えば、スライダーバーSBのスライダーSは、操作者の操作により、バーBに沿って左端から右端までの間で所望の位置に移動させることができる。このスライダーSの移動とともに、注目時刻trも加速度の計測開始時刻tsから計測終了時刻teまで間で変化する。表示制御部310は、第1のデータ点D1及びこれに追従するデータ点D1tと第2のデータ点D2とを、その注目時刻trの変化に応じて更新して連動表示させる。また、操作者は、第2の2次元座標系K2における第2のデータ点D2を時間軸t方向に移動させるような操作を行うことができ、この操作に応じて注目時刻trを変化させることもできる。
図8は、手動表示処理のフローである。
ステップS111では、表示制御部310が、注目時刻trを設定した回数を表す変数kに、値1をセットする。そして、加速度データのサンプリング番号であってk番目の注目時刻を特定する番号である変数r(k)に、値1をセットする。つまり、最初の注目時刻を、加速度の計測開始時刻tsに設定する。なお、変数r(k)は、ここでは自然数である。
ステップS112では、データ点生成部308が、第1の2次元座標系K1における第1のデータ点D1及びこれに追従するデータ点D1t、すなわち、データ点[ax(tr(k)),ay(tr(k))]〜[ax(tr(k-n)),ay(tr(k-n))]を生成する。tr(k)は、サンプリング番号r(k)で特定される注目時刻である。nは、上記追従するデータ点D1tの個数を表している。なお、データ点を生成することには、データ点として表示すべきマーク画像と、当該マーク画像を表示すべき位置(座標)とを特定することも含まれる。ちなみに、tr(k-1)〜tr(k-n)のうちサフィックスr(k−1)〜r(k−n)の値が1未満となる時刻については、データ点は、存在しないので、当然生成しない。
ステップS113では、データ点生成部308が、第2の2次元座標系K2における第2のデータ点D2、すなわち、データ点[az(tr(k)),tr(k)]を生成する。
ステップS114では、表示制御部310が、生成されたこれらのデータ点を表示させる。すなわち、表示すべきマーク画像を、表示すべき座標に表示させる。
なお、このとき、表示制御部310は、第2の2次元座標系K2におけるグラフGについて、注目時刻tr(k)及びこれに対応する第2のデータ点D2が、グラフGの時間軸t方向における中央付近に常に位置するよう、注目時刻tr(k)の変化に応じてグラフを時間軸t方向にスクロールさせてもよい。あるいは、注目時刻tr(k)及びこれに対応する第2のデータ点D2が含まれる時刻帯のグラフだけが切り出されて表示されるよう、注目時刻の変化に応じて表示するグラフGの時刻帯を切り換え、第2のデータ点D2がそのグラフGの曲線に沿って移動するようにしてもよい。
ステップS115では、表示制御部310が、表示終了の指令が出されているかを判定する。この判定において肯定される場合には、手動データ点表示処理を終了する。否定される場合には、ステップS116に進む。
ステップS116では、表示制御部310が、ステップS114にて表示されたデータ点を消去する。
ステップS117では、GUI部311が、スライダーバーSBにおけるスライダーSや第2のデータ点D2の移動操作を受け付ける。
ステップS118では、表示制御部310が、変数kを1だけインクリメントする。また、ステップS117における移動操作に基づいて、変数r(k)をインクリメントまたはデクリメント(decrement)して更新する。そして、ステップS112に戻る。
このような本実施形態によれば、患者10の左右方向、前後方向及び上下方向の3方向のうち左右方向及び前後方向の加速度成分については、これら2方向の加速度成分ax,ayを2軸とする第1の2次元座標系K1において、注目時刻における当該2方向の加速度成分に対応するデータ点を表示し、上記3方向のうち上下方向の加速度成分azについては、当該上下方向の加速度と時刻とを2軸とする第2の2次元座標系K2において、同注目時刻における当該上下方向の加速度成分に対応するデータ点を表示し、これらのデータ点を、注目時刻の変化に応じて更新して連動表示させることができる。これにより、操作者(指導員)11は、患者10の歩行中における水平面方向での加速度成分の動きと、上下方向での加速度成分の動きとの連動性を容易に把握することができる。このような連動性を把握することは、患者10の歩行中における特徴的な動きを知る上で重要であり、歩行評価に有用である。よって、本実施形態によれば、操作者11は、患者10の歩行評価に有用な歩行運動の解析結果を効率的に確認することができる。
特に、本実施形態によれば、左右方向及び前後方向の加速度成分の時間変化と、上下方向の加速度成分の時間変化とを同時に確認することができる。そのため、操作者11は、上下方向の加速度成分における時間的に近接する2つの極大値が現れる時点を、それぞれ、患者10のかかとでの着地とつま先での蹴上げのタイミングとして知ることができる。そして、その着地と蹴上げのタイミングにおける左右方向及び前後方向の加速度成分の移動する方向と大きさを見ることにより、例えば一歩を踏み出したときに足で体重をどの程度支えきれているかを確認することができる。仮に、蹴上げのタイミングでの左右方向における加速度成分の移動が大きいときは、体重を足で充分には支えきれていないと考えることができる。一方、蹴上げのタイミングでの左右方向及び前後方向における加速度成分の移動が小さくなり、互いに同程度の大きさに近づいてきた場合には、歩行能力が回復し、体重を足で充分に支えきれるようになったと考えることができる。
また、本実施形態によれば、第1の2次元座標系K1には、患者10における左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayの分布を表す2次元マップMが表示される。そのため、操作者11は、患者10の歩行中における水平面方向での体重バランスの移動範囲や集中領域なども同時に把握することができ、これら体重バランスの移動範囲と集中領域から、患者10が理想的な体重移動をどの程度行っているか理解することができる。例えば、体重バランスの移動範囲が逆三角形を覆うような形状に近く、集中領域が逆三角形の頂点の位置に近いときは、理想的な体重移動が行われていると考えることができる。一方、体重バランスの移動範囲が台形をを覆うような形状に近く、集中領域が台形の頂点の位置に近いときは、理想から外れた体重移動が行われていると考えることができる。
操作者は、これらの総合的な評価に基いて患者10の歩行中の動きを詳細に把握し、例えば効果的な歩行訓練プランを作成することができる。
なお、発明は、上記実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayの分布を表す2次元マップMを生成して、これを第1の2次元座標系K1に表示しているが、2次元マップMに代えて、左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayの時間変化の軌跡を生成して、これを第1の2次元座標系K1に表示するようにしてもよい。
また例えば、本実施形態では、第1の2次元座標系K1において、第1のデータ点D1に加え、これに追従するデータ点D1tをも生成し表示しているが、同様に、第2の2次元座標系K2において、第2のデータ点D2に加え、これに追従するデータ点D2tを生成し表示するようにしてもよい。
また例えば、本実施形態では、左右方向及び前後方向の加速度成分ax,ayについて、分布を表す2次元マップMやデータ点D1,D1tを生成・表示し、上下方向の加速度成分azについて、時間変化を表すグラフGやデータ点D2,D2tを生成・表示しているが、方向左右及び前後方向とは異なる組合せによる2方向の加速度成分について、2次元マップやデータ点を生成・表示し、他の1方向の加速度成分について、グラフやデータ点を生成・表示するようにしてもよい。
また例えば、本実施形態は、発明を、人の歩行運動に適用した例であるが、人のその他の移動運動、例えば人の走行運動などにも適用することができる。
また例えば、本実施形態は、人に装着した加速度センサの出力から人の移動運動中における加速度を基に、上記の2次元マップM、グラフG、データ点Dを生成し表示する装置であるが、コンピュータをこのような装置として機能させるためのプログラムもまた発明の実施形態の一つである。
1 歩行状態表示システム
10 患者
11 操作者
2 加速度センサモジュール
21 プロセッサ
22 加速度センサ
23 メモリ
24 通信I/F
25 バッテリ
201 加速度センサ部
202 サンプリング部
203 送信部
3 歩行状態表示装置
31 プロセッサ
32 ディスプレイ
33 操作部
34 メモリ
35 通信I/F
36 バッテリ
301 操作部
302 ディスプレイ部
303 患者情報受付部
304 受信部
305 歩行加速度算出部
306 2次元マップ生成部
307 グラフ生成部
308 データ点生成部
310 表示制御部
311 GUI部
312 記憶部
41 データベース
42 記憶媒体

Claims (21)

  1. 加速度センサを用いて計測された人の移動運動中の各時刻における3方向の加速度成分に基いて、前記3方向のうち2方向の加速度成分を2軸とする第1の座標系における注目時刻での前記2方向の加速度成分に対応する第1のデータ点と、前記3方向のうち他の1方向の加速度成分と時刻とを2軸とする第2の座標系における前記注目時刻での前記1方向の加速度成分に対応する第2のデータ点とを、前記注目時刻の変化に応じて更新して連動表示するよう表示部を制御する表示制御手段を備えた移動運動状態表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記注目時刻を時間軸に沿って所定速度で変化させ、前記第1及び第2のデータ点を更新する、請求項1に記載の移動運動状態表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、操作者の操作に応じて所望の速度を前記所定速度として設定する、請求項2に記載の移動運動状態表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、操作者の操作に応じて前記注目時刻を時間軸に沿って変化させる、請求項1に記載の移動運動状態表示装置。
  5. 前記表示制御手段は、表示されているスライダーバーのスライダーを移動させる操作に応じて前記注目時刻を時間軸に沿って変化させる、請求項4に記載の移動運動状態表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、表示されている前記第2のデータ点の位置を時間軸方向に移動させようとする操作に応じて前記注目時刻を時間軸に沿って変化させる、請求項4に記載の移動運動状態表示装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記第1の座標系において、現時点の前記注目時刻が設定される直前に前記注目時刻として設定されていた所定数の時刻における前記2方向の加速度成分に対応するデータ点を、前記第1のデータ点と共に表示させる、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記第2の座標系において、現時点の前記注目時刻が設定される直前に前記注目時刻として設定されていた所定数の時刻における前記1方向の加速度成分に対応するデータ点を、前記第2のデータ点と共に表示させる、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置。
  9. 前記表示制御手段は、操作者の操作に応じて前記所定数を設定する、請求項8または請求項9に記載の移動運動状態表示装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記第1の座標系において、計測された前記各時刻における前記2方向の加速度成分に対応するデータ点の分布を表す2次元マップを、前記第1のデータ点と共に表示させる、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置。
  11. 前記2次元マップは、前記第1の座標系における2次元ヒストグラムに基づくマップである、請求項10に記載の移動運動状態表示装置。
  12. 該2次元ヒストグラムは、前記第1の座標系における原点から遠い領域においてビンのサイズがより大きいヒストグラムである、請求項11に記載の移動運動状態表示装置。
  13. 前記表示制御手段は、前記第1の座標系において、計測された前記各時刻における前記2方向の加速度成分に対応するデータ点の軌跡を、前記第1のデータ点と共に表示させる、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置。
  14. 前記表示制御手段は、前記第2の座標系において、前記注目時刻を含む時間範囲内の各時刻における前記1方向の加速度成分の時間変化を表すグラフを、前記第2のデータ点と共に表示させる、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置。
  15. 前記3方向は、前記人の左右方向、前後方向及び上下方向である、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置。
  16. 前記2方向は、前記人の左右方向及び前後方向であり、
    前記1方向は、前記人の上下方向である、請求項15に記載の移動運動状態表示装置。
  17. 前記移動運動は、歩行運動である、請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置。
  18. 前記移動運動は、走行運動である、請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置。
  19. 加速度センサを用いて人の移動運動中の各時刻における3方向の加速度成分を計測するステップと、
    前記3方向のうち2方向の加速度成分を2軸とする第1の座標系における注目時刻での前記2方向の加速度成分に対応する第1のデータ点と、前記3方向のうち他の1方向の加速度成分と時間とを2軸とする第2の座標系における前記注目時刻での前記1方向の加速度成分に対応する第2のデータ点とを、前記注目時刻の変化に応じて更新して連動表示するよう表示部を制御するステップと、を備えた移動運動状態表示方法。
  20. 人に取り付けられる加速度センサと、
    前記加速度センサを用いて計測された前記人の移動運動中の各時刻における3方向の加速度成分のうち2方向の加速度成分を2軸とする第1の座標系における注目時刻での前記2方向の加速度成分に対応する第1のデータ点と、前記3方向のうち他の1方向の加速度成分と時刻とを2軸とする第2の座標系における前記注目時刻での前記1方向の加速度成分に対応する第2のデータ点とを、前記注目時刻の変化に応じて更新して連動表示するよう表示部を制御する表示制御手段と、を備えた移動運動状態表示システム。
  21. コンピュータを、請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の移動運動状態表示装置として機能させるためのプログラム。
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