JP2015122847A - 電力制御装置、電力制御システムおよび電力制御システムの制御方法 - Google Patents

電力制御装置、電力制御システムおよび電力制御システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の分散電源の間での効率的な運転制御を、分散電源側の汎用性を崩すことなく管理可能なシステムを構築する。【解決手段】本発明は、電流センサ40が順潮流を検出する間発電を行う発電装置33と他の分散電源とを用いた電力制御を行う電力制御装置20であって、発電装置33または前記他の分散電源の少なくとも一方からの出力により、前記電流センサ40に対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給可能な擬似電流供給部50と、発電装置33と前記他の分散電源との間に、第1スイッチ71を有する第1の電力供給経路と、前記第1の電力供給経路をバイパスし第2スイッチ70を有する第2の電力供給経路とを備え、電流センサ40は前記第1の電力供給経路に設けられていることを特徴とする電力制御装置20を提供する。【選択図】図6

Description

本発明は、電力制御装置、電力制御システムおよび電力制御システムの制御方法に関するものである。
太陽光パネル等の発電設備を備える発電システムの発電パワーコンディショナとして、商用電源系統(以下、適宜、系統と略記する)に連系して交流電力を出力する系統連系運転と、系統と関わりなく交流電力を出力する自立運転とを可能としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、系統電力によって充電される蓄電池等の蓄電設備を備える蓄電システムの蓄電パワーコンディショナとして、上記の発電パワーコンディショナと同様に、系統に連系して交流電力を出力する系統連系運転と、系統と関わりなく交流電力を出力する自立運転とを可能としたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−049770号公報 特開2008−253033号公報
ところで、電力制御システムにおいて、太陽電池、蓄電池、燃料電池、ガス発電機などの複数の分散電源を一元的に管理・運用することが求められている。特に、複数の分散電源の間での効率的な運転制御を、分散電源側の汎用性を崩すことなく管理可能なシステムを構築することが求められる。
従って、上記のような課題に鑑みてなされた本発明の目的は、複数の分散電源の間での効率的な運転制御を、分散電源側の汎用性を崩すことなく管理可能な電力制御装置、電力制御システム及び電力制御システムの制御方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る電力制御装置は、
電流センサが順潮流を検出する間発電を行う発電装置と他の分散電源とを用いた電力制御を行う電力制御装置であって、
前記発電装置または前記他の分散電源の少なくとも一方からの出力により、前記電流センサに対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給可能な擬似電流供給部と、
前記発電装置と前記他の分散電源との間に、第1スイッチを有する第1の電力供給経路と、前記第1の電力供給経路をバイパスし第2スイッチを有する第2の電力供給経路とを備え、
前記電流センサは前記第1の電力供給経路に設けられている
ことを特徴とする。
また、前記擬似電流供給部は、系統から解列した自立運転時に前記擬似電流を出力可能であることが好ましい。
また、前記分散電源には、蓄電池が含まれており、
前記蓄電池の充電状態に応じて、前記擬似電流のオン/オフを切り替える為の擬似電流制御スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第1スイッチの切り替え制御を行うための制御部を更に備えることが好ましい。
また、前記制御部は、前記擬似電流制御スイッチ及び前記第2スイッチをオン状態とし、前記第1スイッチをオフ状態とする定格運転と、前記擬似電流制御スイッチ及び前記第2スイッチをオフ状態とし、前記第1スイッチをオン状態とする負荷追従運転との切り替え制御を行うことが好ましい。
また、前記制御部は、前記定格運転と前記負荷追従運転とを切り替える際に、前記第2スイッチ及び前記第1スイッチの双方をオン状態とする切り替えモードを経由して行うことが好ましい。
また、前記制御部は、自立運転時にのみ第2スイッチをオン状態に切り替えることを可能とすることが好ましい。
また、上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る電力制御システムは、
電流センサが順潮流を検出する間発電を行う発電装置と他の分散電源とを有する電力制御システムであって、
前記発電装置または前記他の分散電源の少なくとも一方からの出力により、前記電流センサに対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給可能であり、
前記発電装置と前記他の分散電源との間に、第1スイッチを有する第1の電力供給経路と、前記第1の電力供給経路をバイパスし第2スイッチを有する第2の電力供給経路とを備え、
前記電流センサは前記第1の電力供給経路に設けられている
ことを特徴とする。
また、上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る電力制御システムの制御方法は、
電流センサが順潮流を検出する間発電を行う発電装置と他の分散電源とを有する電力制御システムの制御方法であって、
前記発電装置または前記他の分散電源の少なくとも一方からの出力により、前記電流センサに対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給するステップと、
前記発電装置と前記他の分散電源との間において、前記電流センサによる電流検出の対象となる第1の電力供給経路を切り離すとともに、前記第1の電力供給経路をバイパスする第2の電力供給経路を接続するステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る電力制御装置、電力制御システム及び電力制御システムの制御方法よれば、複数の分散電源の間での効率的な運転制御を、分散電源側の汎用性を崩すことなく管理することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電力制御システムのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの擬似出力系に関する配線を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムにおける、電流センサと系統及び擬似出力系との配線を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの連系運転時の制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの自立運転時の制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの自立運転時(定格運転時)の制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの自立運転時(定格運転から負荷追従運転への切り替え時)の制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの自立運転時(負荷追従運転時)の制御例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムにおける発電装置が運転モードを切り替える際の各スイッチのオン/オフ状態を示す図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る電力制御システムについて説明する。本実施形態に係る電力制御システムは、系統(商用電源系統)から供給される電力の他に、売電可能な電力を供給する分散電源及び/又は売電不可能な電力を供給する分散電源を備える。売電可能な電力を供給する分散電源は、例えば太陽光発電などによって電力を供給するシステムである。一方売電不可能な電力を供給する分散電源は、例えば電力を充放電することができる蓄電池システム、SOFC(Solid Oxide Fuel Cell)などの燃料電池を含む燃料電池システム、およびガス燃料により発電するガス発電システムなどである。本実施の形態においては、売電可能な電力を供給する分散電源として太陽電池、及び売電不可能な電力を供給する分散電源として蓄電池と、燃料電池又はガス発電機である発電装置とを備える例を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力制御システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態に係る電力制御システムは、太陽電池11と、蓄電池12と、パワーコンディショナ20(電力制御装置)と、分電盤31と、負荷32と、発電装置33と、電流センサ40と、擬似出力系50(出力部)とを備える。ここで、発電装置33は、燃料電池又はガス発電機により構成されるものである。電力制御システムは、通常は系統との連系運転を行い、系統から供給される電力と、各分散電源(太陽電池11、蓄電池12、発電装置33)からの電力とを負荷32に供給する。また、電力制御システムは、停電時など系統からの電力供給がない場合は自立運転を行い、各分散電源(太陽電池11、蓄電池12、発電装置33)からの電力を各負荷(負荷32、擬似電流負荷51)に供給する。電力制御システムが自立運転を行う場合には、各分散電源(太陽電池11、蓄電池12、発電装置33)は系統から解列した状態であり、電力制御システムが連系運転を行う場合には、各分散電源(太陽電池11、蓄電池12、発電装置33)は系統と並列した状態となる。
図1において、各機能ブロックを結ぶ実線は電力の流れる配線を表し、各機能ブロックを結ぶ破線は、制御信号または通信される情報の流れを表す。当該破線が示す通信は有線通信としてもよいし、無線通信としてもよい。制御信号および情報の通信には、各階層含め、様々な方式を採用可能である。例えば、ZigBee(登録商標)などの近距離通信方式による通信を採用することができる。また、赤外線通信、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)など、様々な伝送メディアを使用することができる。またそれぞれの通信に適した物理層を含む下位の層の上で、各種プロトコル、例えばZigBee SEP2.0(Smart Energy Profile2.0)、ECHONET Lite(登録商標)などのような論理層だけ規定される通信プロトコルを動作させてもよい。
太陽電池11は、太陽光のエネルギーを直流の電力に変換するものである。太陽電池11は、例えば光電変換セルを有する発電部がマトリクス状に接続され、所定の短絡電流(たとえば10A)を出力するように構成される。太陽電池11は、シリコン系多結晶太陽電池、シリコン系単結晶太陽電池、又はCIGS等薄膜系太陽電池等、光電変換可能なものであればその種類は制限されない。
蓄電池12は、リチウムイオン電池又はニッケル水素電池等の蓄電池から構成される。蓄電池12は、充電された電力を放電することにより、電力を供給可能である。また、蓄電池12は、系統、太陽電池11から供給される電力に加え、後述の通り、発電装置33から供給される電力を充電可能である。
パワーコンディショナ20(電力制御装置)は、太陽電池11および蓄電池12から供給される直流の電力と、系統および発電装置33から供給される交流の電力との変換を行うとともに、連系運転及び自立運転の切り替え制御を行うものである。パワーコンディショナ20は、インバータ21と、連系運転スイッチ22、23と、自立運転スイッチ24と、充電スイッチ70(第2スイッチ)と、負荷追従スイッチ71(第1スイッチ)と、パワーコンディショナ20全体を制御する制御部25とを備える。連系運転スイッチ23は、パワーコンディショナ20外に出すよう構成しても良い。
インバータ21は、双方向インバータであって、太陽電池11および蓄電池12から供給される直流の電力を交流の電力に変換し、また、系統および発電装置33から供給される交流の電力を直流の電力に変換する。インバータ21の前段に、太陽電池11および蓄電池12からの直流電力を一定の電圧まで昇圧するコンバータを設けてもよい。
連系運転スイッチ22、23、自立運転スイッチ24は、それぞれリレー、トランジスタなどにより構成され、オン/オフ制御される。図示の通り、自立運転スイッチ24は、発電装置33と蓄電池12との間に配される。連系運転スイッチ22、23、と自立運転スイッチ24とは、双方が同時にオン(又はオフ)とならないように、同期して切り替えられる。より詳しくは、連系運転スイッチ22、23がオンとなるとき、自立運転スイッチ24は同期してオフとなり、連系運転スイッチ22、23がオフとなるとき、自立運転スイッチ24は同期してオンとなる。連系運転スイッチ22、23および自立運転スイッチ24の同期制御は、連系運転スイッチ22、23への制御信号の配線を自立運転スイッチ24に分岐させることによりハードウェア的に実現される。スイッチ毎に同一の制御信号に対するオンとオフの状態を区別して設定可能なことはいうまでもない。また、連系運転スイッチ22、23および自立運転スイッチ24の同期制御は、制御部25によりソフトウェア的に実現することも可能である。ただし、上記制御の例外として、パワーコンディショナがオフの状態においては、連系運転スイッチ23のみをオンとして、連系運転スイッチ22及び自立運転スイッチ24をいずれもオフとすることにより系統から分電盤への電力供給のみをおこなう。
充電スイッチ70及び負荷追従スイッチ71は、上述の連系運転スイッチ22、23、自立運転スイッチ24と同様に、それぞれリレー、トランジスタなどにより構成され、オン/オフ制御される。図示の通り、負荷追従スイッチ71は、電流センサ40が設けられるラインに直列接続され、発電装置33と蓄電池12との間に配される。パワーコンディショナ20は、この電流センサ40と負荷追従スイッチ71とを有する第1の電力供給経路と、この第1の電力供給経路をバイパスし充電スイッチ70を有する第2の電力供給経路とを備える。この充電スイッチ70及び負荷追従スイッチ71は、後述するように、蓄電池12の充電状態に応じて制御部25により切り替えられる。
なお、連系運転スイッチ22、23がオンされている連系運転時に充電スイッチ70と負荷追従スイッチ71との双方がオンされると、第1の電力供給経路と第2の電力供給経路との両方に電流が流れることとなる。すなわち、電流センサによって検出される電流値が小さくなってしまうために発電装置33による発電量も低下してしまうこととなる。そこで、連系運転時における発電量低下という事態を回避するため、制御部25は、自立運転スイッチ24がオンされている自立運転時にのみ充電スイッチ70をオンに切り替えることを可能としている。
制御部25は、例えばマイクロコンピュータで構成され、系統電圧の上昇又は停電の状態等に基づいて、インバータ21、連系運転スイッチ22、23、自立運転スイッチ24、充電スイッチ70及び負荷追従スイッチ71等の各部の動作を制御する。制御部25は、連系運転時には、連系運転スイッチ22、23をオン、自立運転スイッチ24をオフに切り替える。また、制御部25は、自立運転時には、連系運転スイッチ22、23をオフ、自立運転スイッチ24をオンに切り替える。更に、制御部25は、自立運転時において蓄電池12が満充電ではなく、発電装置33に定格運転させて蓄電池12に充電させたい場合は、充電スイッチ70をオン状態とし、負荷追従スイッチ71をオフ状態として、発電装置33が発電した電力が第2の電力供給経路を流れるように制御する。一方、制御部25は、蓄電池12が満充電に達すると、発電装置33に負荷追従運転させるために、充電スイッチ70をオフ状態とし、負荷追従スイッチ71をオン状態として、発電装置33以外の分散電源からの電力が第1の電力供給経路を流れるように制御する。
分電盤31は、連系運転時に系統より供給される電力を複数の支幹に分岐させて負荷32に分配する。また、分電盤31は、自立運転時に複数の分散電源(太陽電池11、蓄電池12、発電装置33)から供給される電力を、複数の支幹に分岐させて負荷32に分配する。ここで、負荷32とは、電力を消費する電力負荷であり、たとえば家庭内で使用されるエアコン、電子レンジ、テレビ等の各種電器製品又は、商工業施設で使用される空調機若しくは照明器具などの機械、照明設備等である。
発電装置33は、燃料電池又はガス発電機により構成される。燃料電池は、水素を用いて空気中の酸素との化学反応により直流の電力を発電するセルと、発電された直流電力を100Vあるいは200Vの交流電力に変換するインバータと、その他補機類とを備える。ここで、発電装置33としての燃料電池は、パワーコンディショナ20を介さずとも負荷32に対する交流電力の供給を可能とするシステムであり、必ずしもパワーコンディショナ20との接続を想定して設計されたものではなく、汎用性を有するシステムであってよい。また、ガス発電機は、所定のガスなどを燃料とするガスエンジンで発電するものである。
発電装置33は、対応する電流センサ40が順潮流(買電方向の電流)を検出する間発電を行うものであり、発電時には負荷32の消費電力に追従する負荷追従運転又は所定の定格電力値による定格運転を行う。負荷追従運転時の追従範囲は、例えば200〜700Wであり、定格運転時の定格電力値は、例えば700Wである。発電装置33は、連系運転時は負荷32の消費電力に追従する負荷追従運転を行い、自立運転時に、負荷追従運転又は定格電力値による定格運転を行うものとしてもよい。
電流センサ40は、系統と発電装置33との間を流れる電流を検出するものである。日本では、発電装置33が発電する電力は売電不可能と規定されているため、電流センサ40が系統側への逆潮流(売電方向の電流)を検出した場合、発電装置33は発電を停止する。電流センサ40が順潮流を検出する間、発電装置33は負荷32に自身から電力を供給できるものとして負荷追従運転又は定格運転での発電を実行する。後述の通り、消費電力の観点から、電流センサ40は、パワーコンディショナ20において自立運転時且つ定格運転時に発電装置33の発電による電流が流れない箇所に配置されることが好ましい。
ここで、本実施形態における電力制御システムは、発電装置33と蓄電池12とが系統から解列した自立運転時において、擬似出力系50を通じて電流センサ40に擬似的な順潮流と同方向の電流(擬似電流)を流す。これにより、発電装置33を定格運転させ、発電装置33が発電する電力を蓄電池12に蓄電することが可能となる。以下、擬似出力系50を通じた擬似電流による蓄電について詳述する。
擬似出力系50(出力部)は、電流センサ40に対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給可能なものである。擬似出力系50は、パワーコンディショナ20又は発電装置33から電力供給を受ける系であって、擬似電流負荷51と、同期スイッチ52と、擬似電流制御スイッチ53とを備える。図2は、擬似出力系50に関する配線を示す図である。図2において、系統は、200Vの単相3線としている。この場合、擬似出力系50に対して、電圧線の一方と中性線とが接続される。図示の通り、擬似出力系50への接続線は、2本の電圧線それぞれに設置された電流センサ40を通るように配線される。擬似出力系50は、パワーコンディショナ20と一体的に構成してもよいし、パワーコンディショナ20とは独立した構成としても良い。
擬似電流負荷51は、擬似出力系50内の電流調整のため適宜設けられる負荷である。擬似電流負荷51として、擬似出力系50の外部の負荷を用いてもよい。同期スイッチ52は、パワーコンディショナ20又は発電装置33から擬似出力系50に供給された電力の一部を順潮流と同方向の擬似電流として電流センサ40に供給するためのものである。擬似電流制御スイッチ53は、擬似電流による不要な発電を防ぐためのものである。同期スイッチ52、擬似電流制御スイッチ53は、それぞれ独立したリレー、トランジスタなどにより構成され、パワーコンディショナ20の制御部25により、それぞれ独立にオン/オフ制御される。
図1、2に示すように、擬似電流負荷51と擬似電流制御スイッチ53は直列接続されており、同期スイッチ52及び擬似電流制御スイッチ53の双方がオンされると、擬似電流負荷51に擬似電流が流れる。
同期スイッチ52は、パワーコンディショナ20の自立運転スイッチ24と同期してオン/オフ制御される。すなわち、同期スイッチ52は、自立運転スイッチ24と同様に、連系運転時にはオフとなり、自立運転時にはオンとなる。より詳しくは、同期スイッチ52は、系統との解列/並列の切り替えと切り替えタイミングが同期するスイッチであって、解列時に擬似電流を流し、並列時に擬似電流を流さないものである。自立運転スイッチ24及び同期スイッチ52の同期制御は、自立運転スイッチ24への制御信号の配線を同期スイッチ52に分岐させることによりハードウェア的に実現される。自立運転スイッチ24及び同期スイッチ52の同期制御は、制御部25によりソフトウェア的に実現することも可能である。また、同期スイッチ52及び擬似電流制御スイッチ53の双方がオン状態のときのみ擬似電流を流すように構成していることから、両スイッチの制御信号の論理積を用いることにより、同期スイッチ52及び擬似電流制御スイッチ53の機能を1つのスイッチにより実現することも可能である。
自立運転時に発電装置33からの出力を蓄電池12に充電することができる。充電が完了していない場合には、擬似電流制御スイッチ53をオンとすることにより所定の擬似電流を流すことができる。ここで、蓄電池12の充電が完了した場合とは、蓄電池12に所定値以上の電力量が充電されている場合を示すものである。制御部25は、蓄電池12との通信によって充電が完了しているか否かを判定するよう構成してもよい。自立運転時に蓄電池12の充電が完了し擬似電流制御スイッチ53をオフとすると、電流センサ40に流れる擬似電流はゼロとなり、発電装置33による不要な発電を停止させることができる。
ここで、擬似電流値について説明する。本実施形態の電力制御システムにおける発電装置33は、定格電力値が700Wであり、その5%である35W程度は電力検出誤差があるものと考えられている。従って例えば発電装置33の制御目標電流値として順潮流電流35Wと設定することにより、発電装置33は、順潮流を維持しつつなるべく系統からの供給電力を減らし、発電装置33自身の発電で負荷への供給をまかなうように動作する。そして、順潮流電流検出値が出力電力換算で35W以下の場合には発電装置での発電量を減少させていき、最後は発電を停止する。
そこで、本実施形態においては、擬似電流制御スイッチ53をオンとすると、電流センサで検出される擬似電流の出力電力換算値が制御目標値である35Wに比べて大きい所定の擬似電流値となるようにした。これにより、発電装置33は電流センサによって制御目標値よりも大きな擬似電流を検出するため、より自己の発電量を増加させて検出される系統からの電力を減少させるように動作するため、定格運転に移行する。一方、擬似電流制御スイッチ53をオフとすると、電流センサによる擬似電流は常に制御目標値を下回るため、発電装置33は発電を停止する。
図3は、電流センサ40と系統及び擬似出力系との接続を示す図である。リング状の電流センサ40は、中央部を系統又はインバータ21からの電力線60が貫き、擬似出力系からの擬似出力配線61が所定のターン数だけ巻回される。この擬似出力配線61を電流センサ40に多く巻きつけるほど、微小な擬似電流で、順潮流方向のより大きな電流を検出することができる。
次に、擬似電流値の決定方法について説明する。本実施形態では、擬似電流制御スイッチ53をオンとすることにより制御目標値である35Wよりも大きい出力電力100W相当の擬似電流Iを発生させることを考える。発電装置の出力電圧は交流200Vであり、電流センサに巻回される擬似出力配線61のターン数を10とすると、擬似出力系で生成されるべき擬似電流Iは次の計算により求められる。
I=100/200/10=0.05[A] 式(1)
次に上記Iを生成するための擬似電流負荷51の抵抗値Rの決定方法について説明する。図2に示すように、擬似出力系50に対しては、電圧線の一方と中性線とが接続され、交流100Vの電圧が提供される。従って、上記Iを生成するための抵抗値Rは次の計算により求められる。
R=100/0.05=2.0×10[Ω] 式(2)
上記計算により求められた擬似電流値I及び抵抗値Rは一実施形態に過ぎず、式(1),(2)から明らかなように擬似出力配線61のターン数、電流センサに供給すべき擬似電流値(相当出力電力値)等に依存して様々なパラメータの選択が可能である。
これ以降、本実施形態に係る電力制御システムにおける制御例を図面により詳述する。
図4は、連系運転時の電力制御システムの制御例を示す図である。この場合、パワーコンディショナ20の各スイッチは、連系運転スイッチ22、23がオン、自立運転スイッチ24がオフに制御される。また、充電スイッチ70がオフ、負荷追従スイッチがオンに制御される。更に、擬似出力系50の各スイッチは、同期スイッチ52はオフ、擬似電流制御スイッチ53は蓄電池12の充電量に応じてオン又はオフに制御される。
連系運転時には、太線矢印で示すように、系統より交流100V(あるいは200V)が供給されて、負荷32に給電される。パワーコンディショナ20は、蓄電池12の充電が完了していない場合、系統からの交流電力を直流電力に変換して蓄電池12を充電する。また、パワーコンディショナ20は、太陽電池11の発電電力を交流電力に変換して系統に逆潮流したり、余剰電力を売電したりすることができる。また、パワーコンディショナ20は、系統からの電力及び分散電源(太陽電池11、蓄電池12)の電力を擬似出力系50に出力可能な構成を有するが、連系運転時には同期スイッチ52はオフであるため、電流センサ40への擬似電流の供給が行われない。電流センサ40には、系統から順潮流(買電方向の電流)が流れるため、発電装置33は発電を行い、分電盤31を経て負荷32に電力を供給する。
次に、図5〜8により自立運転時の電力制御システムの制御例を説明する。図5、図6において、蓄電池12の充電は完了していないものとする。この場合、パワーコンディショナ20の各スイッチは、連系運転スイッチ22、23がオフ、自立運転スイッチ24がオンに制御される。また、充電スイッチ70がオン、負荷追従スイッチがオフに制御される。更に、擬似出力系50の各スイッチは、同期スイッチ52及び擬似電流制御スイッチ53はオンに制御される。
図5は、自立運転時の分散電源による電力供給を示す図である。自立運転時には、パワーコンディショナ20により、自立運転スイッチ24を介して分散電源(太陽電池11、蓄電池12)の電力が負荷32及び擬似出力系50に出力される。
図6は、自立運転時の擬似電流による発電装置33の発電を示す図である。図6に示す通り、自立運転時に発電装置33が発電を行う場合、発電装置33により擬似出力系50に電力が供給される。そして、擬似出力系50に供給された電力の一部は擬似電流として電流センサ40に供給される。このとき、電流センサ40は出力電力換算で100W相当の順潮流(買電方向の電流)を検出するため、発電装置33は定格運転での発電を実行する。分電盤31は、発電装置33が発電した電力を負荷32に供給するとともに、負荷32の消費電力を上回る余剰電力については、パワーコンディショナ20に供給する。余剰電力は、パワーコンディショナ20において、自立運転スイッチ24を経てインバータ21により直流電力に変換され、蓄電池12へと給電される。
図6において、充電スイッチ70をオンとしているため、発電装置33からの逆潮流の発電電力は、充電スイッチ70を有する第2の電力供給経路を流れることになる。そして負荷追従スイッチ71をオフとしているため、発電装置33からの逆潮流の発電電力が、電流センサ40と負荷追従スイッチ71とが設けられた第1の電力供給経路を流れることはない。従って電流センサ40で検出されるのは順潮流の擬似電流のみとなるため、発電装置33からの発電による逆潮流方向の電流を打ち消すような過大な擬似電流を発生させる必要が無く、擬似出力系50における消費電力を抑えることが可能となる。
このように、本実施形態によれば、パワーコンディショナ20は、発電装置33と他の分散電源(太陽電池11、蓄電池12)とを系統から解列し、自立運転スイッチをオンした状態で、発電装置33又は他の分散電源からの電力を供給可能な擬似出力系50を有し、擬似出力系50からの出力により、電流センサ40に対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給可能である。これにより、複数の分散電源の間での効率的な運転制御を、分散電源側の汎用性を崩すことなく管理することが可能となる。より詳しくは、自立運転時に、電流センサ40に擬似電流を流すことによって、発電装置33に発電させることが可能となる。また、電流センサ40への擬似電流を利用して発電装置33の発電を制御するため、発電装置33自体に特別な変更を加える必要がなく、汎用の燃料電池システム及びガス発電システムが流用できるという利点がある。
また、本実施形態によれば、同期スイッチ52は、系統との解列/並列の切り替えと切り替えタイミングが同期するスイッチであって、解列時に擬似電流を流し、並列時に擬似電流を流さない。これにより、系統と解列している自立運転時に電流センサ40に擬似電流が流れる一方、系統と並列している連系運転時に電流センサ40に擬似電流が流れることはなく、誤って発電装置33からの逆潮流が発生することはない。
また、本実施形態によれば、自立運転スイッチ24は、連系運転時にオフになり分散電源による自立運転時にオンになり、発電装置33と他の分散電源(太陽電池11、蓄電池12)との間に配される。これにより、自立運転時に、自立運転スイッチ24を通じて、発電装置33が発電する電力を他の分散電源側に供給することが可能となる。
また、蓄電池12は、自立運転スイッチ24がオンされているときに発電装置33からの電力を充電可能である。これにより、自立運転時に、発電装置33が発電する電力であって、例えば、負荷32の消費電力を上回る余剰電力を蓄電池12に蓄電することが可能となる。
また、本実施形態によれば、充電スイッチ70をオンとして、負荷追従スイッチ71をオフとすることにより、発電装置33からの逆潮流の発電電力は、第2の電力供給経路を流れ、電流センサ40を配置した第1の電力供給経路を流れることはない。従って電流センサ40で検出されるのは順潮流の擬似電流のみとなるため、発電装置33からの発電による逆潮流方向の電流を打ち消すような過大な擬似電流を発生させる必要が無く、擬似出力系50における消費電力を抑えることが可能となる。
図7、8は、自立運転時において、蓄電池12の充電完了時の電力制御システムの制御例を示す図である。図7は、発電装置33を定格運転から負荷追従運転に切り替えるための切り替えモードの状態を示し、図8は、発電装置33が負荷追従運転に切り替わった後の状態を示す。すなわち、パワーコンディショナ20は、蓄電池12が充電完了したことを検知すると、図7に示す切り替えモードに切り替えた後に、更に図8に示す負荷追従運転に切り替える。
図7において、パワーコンディショナ20の各スイッチは、図6に示す定格運転と同様に、連系運転スイッチ22、23がオフ、自立運転スイッチ24がオンに制御され、擬似出力系の各スイッチについても、同期スイッチ52及び擬似電流制御スイッチ53はオンに制御される。また、充電スイッチ70もオンを維持する一方、負荷追従スイッチ71のみがオフからオンへと切り替えられる。
この切り替えモードへの切り替えにより、擬似電流は電流センサ40に供給し続けられるため、発電装置33は発電を停止させることがない。また、負荷追従スイッチ71を新たにオン状態とすることにより、第1の電力供給経路にも電力供給が可能となる。これにより、この後負荷追従運転に移行し、充電スイッチ70がオフされ、負荷追従スイッチ71をオン状態に維持したときに第1の電力供給経路にも速やかに順潮流の電力が供給され、負荷追従運転にスムーズに移行することが可能となる。
図8は、発電装置33が負荷追従運転に切り替わった後の状態を示す。パワーコンディショナ20の各スイッチは、連系運転スイッチ22、23がオフ、自立運転スイッチ24がオンに制御され、擬似出力系の各スイッチについては、同期スイッチ52はオンのままである一方、擬似電流制御スイッチ53はオフに制御される。また、負荷追従スイッチ71がオンを維持する一方、充電スイッチ70はオンからオフへと切り替えられる。
図8において、擬似電流制御スイッチ53はオフに制御されるため、もはや擬似電流が電流センサ40に流れることはない。しかし充電スイッチ70がオフされ、負荷追従スイッチ71がオンされているため、蓄電池等の他の分散電源からの順潮流が第1の電力供給経路を流れて電流センサ40で検出される。発電装置33はこの電流センサ40での検出電流を出力電力換算で例えば35W程度に維持しようと自らの発電電力を制御し、負荷追従運転となる。
図8のような負荷追従運転に移行後、例えば太陽電池11からの電力の供給が無く、蓄電池12から順潮流が供給されていた場合、蓄電池12における蓄電量が徐々に減少していく。蓄電池12における蓄電量がある閾値を下回ると、制御部25は、図9の後半に示す手順により、発電装置33を負荷追従運転から定格運転へと再度切り替えを行う。
まず制御部25は、図8に示す発電装置33が負荷追従運転をしている状態から、図9の切り替えモードへの切り替えを行う。すなわち、負荷追従スイッチ71のオン状態を維持する一方、充電スイッチ70及び擬似電流制御スイッチ53がオフからオンへと切り替えられる。このとき、電流センサ40には、まだ順潮流検出が維持されるので、発電装置33は発電を継続する。次に制御部25は、切り替えモードから定格運転への切り替えを行う。すなわち、充電スイッチ70及び擬似電流制御スイッチ53をオンに維持したまま、負荷追従スイッチ71をオンからオフへと切り替える。
このように負荷追従運転から定格運転へと切り替える際にも切り替えモードを経由することにより、発電装置33が停止することがなく、スムーズな移行が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、自立運転時において、発電装置33の電力を蓄電池12に充電するための定格運転から、発電装置33の電力を主として負荷に供給するための負荷追従運転に移行させる場合に、切り替えモードを経由させることにより発電装置33の発電が途中で停止することが無い。従って発電装置33から負荷に対して連続して電力の供給を行うことができる。
本発明を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
11 太陽電池
12 蓄電池
20 パワーコンディショナ(電力制御装置)
21 インバータ
22、23 連系運転スイッチ
24 自立運転スイッチ
25 制御部
31 分電盤
32 負荷
33 発電装置
40 電流センサ
50 擬似出力系(擬似電流供給部)
51 擬似電流負荷
52 同期スイッチ
53 擬似電流制御スイッチ
60 電力線
61 擬似出力配線
70 充電スイッチ(第2スイッチ)
71 負荷追従スイッチ(第1スイッチ)

Claims (8)

  1. 電流センサが順潮流を検出する間発電を行う発電装置と他の分散電源とを用いた電力制御を行う電力制御装置であって、
    前記発電装置または前記他の分散電源の少なくとも一方からの出力により、前記電流センサに対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給可能な擬似電流供給部と、
    前記発電装置と前記他の分散電源との間に、第1スイッチを有する第1の電力供給経路と、前記第1の電力供給経路をバイパスし第2スイッチを有する第2の電力供給経路とを備え、
    前記電流センサは前記第1の電力供給経路に設けられている
    ことを特徴とする電力制御装置。
  2. 前記擬似電流供給部は、系統から解列した自立運転時に前記擬似電流を出力可能である、請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記分散電源には、蓄電池が含まれており、
    前記蓄電池の充電状態に応じて、前記擬似電流のオン/オフを切り替える為の擬似電流制御スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第1スイッチの切り替え制御を行うための制御部を更に備える、請求項1または2に記載の電力制御装置。
  4. 前記制御部は、前記擬似電流制御スイッチ及び前記第2スイッチをオン状態とし、前記第1スイッチをオフ状態とする定格運転と、前記擬似電流制御スイッチ及び前記第2スイッチをオフ状態とし、前記第1スイッチをオン状態とする負荷追従運転との切り替え制御を行う、請求項3に記載の電力制御装置。
  5. 前記制御部は、前記定格運転と前記負荷追従運転とを切り替える際に、前記第2スイッチ及び前記第1スイッチの双方をオン状態とする切り替えモードを経由して行う、請求項4に記載の電力制御装置。
  6. 前記制御部は、自立運転時にのみ第2スイッチをオン状態に切り替えることを可能とする、請求項3から5のいずれか一項に記載の電力制御装置。
  7. 電流センサが順潮流を検出する間発電を行う発電装置と他の分散電源とを有する電力制御システムであって、
    前記発電装置または前記他の分散電源の少なくとも一方からの出力により、前記電流センサに対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給可能であり、
    前記発電装置と前記他の分散電源との間に、第1スイッチを有する第1の電力供給経路と、前記第1の電力供給経路をバイパスし第2スイッチを有する第2の電力供給経路とを備え、
    前記電流センサは前記第1の電力供給経路に設けられている
    ことを特徴とする電力制御システム。
  8. 電流センサが順潮流を検出する間発電を行う発電装置と他の分散電源とを有する電力制御システムの制御方法であって、
    前記発電装置または前記他の分散電源の少なくとも一方からの出力により、前記電流センサに対して順潮流と同方向の電流である擬似電流を供給するステップと、
    前記発電装置と前記他の分散電源との間において、前記電流センサによる電流検出の対象となる第1の電力供給経路を切り離すとともに、前記第1の電力供給経路をバイパスする第2の電力供給経路を接続するステップと、を有することを特徴とする電力制御システムの制御方法。
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