JP2015121648A - プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】設定された映像信号が入力されたとき、投写を開始するプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクター1は、光源(光源ランプ11a)と、光源から射出された光を第1映像信号に応じて画像光に変調して投写する画像投写部10と、設定された第2映像信号の種別を記憶する映像信号記憶部23と、第1映像信号を入力する入力部(映像信号入力部30)と、入力部に入力された第1映像信号の種別を判別する映像信号判別部31と、映像信号判別部31が判別した第1映像信号の種別と、映像信号記憶部23に記憶された第2映像信号の種別とが一致した場合に、光源を点灯させる制御部20と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】プロジェクター1は、光源(光源ランプ11a)と、光源から射出された光を第1映像信号に応じて画像光に変調して投写する画像投写部10と、設定された第2映像信号の種別を記憶する映像信号記憶部23と、第1映像信号を入力する入力部(映像信号入力部30)と、入力部に入力された第1映像信号の種別を判別する映像信号判別部31と、映像信号判別部31が判別した第1映像信号の種別と、映像信号記憶部23に記憶された第2映像信号の種別とが一致した場合に、光源を点灯させる制御部20と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法に関する。
従来、プロジェクターを他の映像機器とともにシステムに組み込んで、自動的に電源をオンして投射したり、電源をオフして消灯したりしたいという要望があった。特許文献1には、映像信号の入力の有無を検出する映像信号検出手段を備え、映像信号が入力されたことを映像信号検出手段が検出したときに、光源を点灯させる点灯制御手段を有する投射型表示装置が開示されている。このような投射型画像表示装置によれば、映像信号の入力によって、投射型画像表示装置の電源をオンして投写させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の投射型画像表示装置では、入力される映像信号の種別の判定については記載されていない。このため、所望でない映像機器が接続されて映像信号が入力されたときや、所望でない種類の映像信号が入力されたときでも、画像表示装置の電源がオンして投写を行ってしまう。これにより、光源ランプが消耗したり、電力を浪費したりしてしまうという問題があった。また、投射型画像表示装置が表示可能なアスペクト比に適さない映像を出力してしまう場合もあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光を第1映像信号に応じて画像光に変調して投写する画像投写部と、設定された第2映像信号の種別を記憶する映像信号記憶部と、前記第1映像信号を入力する入力部と、前記入力部に入力された前記第1映像信号の種別を判別する映像信号判別部と、前記映像信号判別部が判別した前記第1映像信号の種別と、前記映像信号記憶部に記憶された前記第2映像信号の種別とが一致した場合に、前記光源を点灯させる制御部と、を備えることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、映像信号記憶部は、設定された第2映像信号の種別を記憶する。映像信号判別部は、入力部に入力された第1映像信号の種別を判別する。制御部は、映像信号判別部が判別した第1映像信号の種別と、映像信号記憶部に記憶された第2映像信号の種別とが一致した場合に、光源を点灯させる。これにより、第1映像信号が設定された第2映像信号と一致した場合に、光源を点灯して、投写を開始することができる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記映像信号記憶部は、複数の前記第2映像信号の種別を記憶可能であることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、映像信号記憶部は、複数の第2映像信号の種別を記憶可能である。これにより、映像信号判別部が判別した第1映像信号の種別と、設定された複数の第2映像信号の種別のうちの1つが一致した場合に、光源を点灯して、投写を開始することができる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記入力部は複数の入力端子を備え、前記映像信号記憶部は、前記入力端子毎に、複数の前記第2映像信号の種別を記憶可能であることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、映像信号記憶部は、入力部に備わる複数の入力端子毎に、複数の第2映像信号の種別を記憶可能である。これにより、入力端子から入力されて映像信号判別部が判別した第1映像信号の種別と、入力端子毎に設定された複数の第2映像信号の種別のうちの1つが一致した場合に、光源を点灯して、投写を開始することができる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記制御部は、前記映像信号判別部が判別した前記第1映像信号の種別と、前記映像信号記憶部に記憶された前記第2映像信号の種別とが一致し、且つ、所定の時間、前記第1の映像信号が入力され続けた場合に、前記光源を点灯させることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、映像信号記憶部に記憶された第2映像信号の種別と一致する第1映像信号が、所定の時間、入力され続けた場合に、光源を点灯して、投写を開始することができる。これにより、設定された第2映像信号が所定の時間、確実に入力されている場合に、光源を点灯して、投写を開始することができる。
[適用例5]本適用例に係るプロジェクターの制御方法は、光源と、第1映像信号を入力する入力部と、前記光源から射出された光を前記第1映像信号に応じて画像光に変調して投写する画像投写部と、を備えるプロジェクターの制御方法であって、設定された第2映像信号の種別を記憶する映像信号記憶ステップと、前記入力部に入力された前記第1映像信号の種別を判別する映像信号判別ステップと、前記映像信号判別ステップによって判別された前記第1映像信号の種別と、前記映像信号記憶ステップによって記憶された前記第2映像信号の種別とが一致した場合に、前記光源を点灯させる制御ステップと、を備えることを特徴とする。
このようなプロジェクターの制御方法によれば、第1映像信号が設定された第2映像信号と一致した場合に、光源を点灯して、投写を開始することができる。
また、上述したプロジェクター、およびプロジェクターの制御方法が、プロジェクターに備えられたコンピューターを用いて構築されている場合には、上記形態および上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、あるいは当該プログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやHDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、不揮発性メモリーカード、プロジェクターの内部記憶装置(RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリー)、および外部記憶装置(USB(Universal Serial Bus)メモリー等)等、前記コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
(実施形態)
以下、実施形態として、設定された映像信号が入力された場合に、光源を点灯して投写を開始するプロジェクターについて説明する。
以下、実施形態として、設定された映像信号が入力された場合に、光源を点灯して投写を開始するプロジェクターについて説明する。
図1は、プロジェクター1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、操作受付部21、光源制御部22、映像信号記憶部23、入力部としての映像信号入力部30、映像信号判別部31、映像処理部32、OSD処理部33等を備えている。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、操作受付部21、光源制御部22、映像信号記憶部23、入力部としての映像信号入力部30、映像信号判別部31、映像処理部32、OSD処理部33等を備えている。
画像投写部10は、光源としての光源装置11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動部14等で構成されている。画像投写部10は、光源装置11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで画像光に変調し、この画像光を投写レンズ13から投写して投写面Sに画像を表示する。
光源装置11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源装置11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、複数の画素(図示せず)がマトリクス状に配列された矩形状の画素領域を備えており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。液晶駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源装置11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの画素領域を透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によって拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)、不揮発性のROM(Read Only Memory)等を備えており、ROMに記憶されている制御プログラムに従ってCPUが動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。また、制御部20は、タイマー(図示せず)を有しており、所定の時間を計時する。
操作受付部21は、ユーザーのキー操作を受け付ける操作パネル等であり、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。本実施形態の操作受付部21が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを切り換えるための電源キー、入力された画像情報を切り換えるための入力切換キー、各種設定用のメニュー画像を表示させるメニューキー、メニュー画像における項目の選択等に用いられる方向キー、選択した項目を確定させるための決定キー等がある。
ユーザーが操作受付部21の各種操作キーを操作すると、操作受付部21は、この操作を受け付けて、操作された操作キーに対応する制御信号を制御部20に出力する。そして、制御部20は、操作受付部21から制御信号が入力されると、入力された制御信号に基づく処理を行って、プロジェクター1の動作を制御する。なお、操作受付部21の代わりに、あるいは操作受付部21とともに、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を入力操作部として用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
光源制御部22は、制御部20の指示に基づいて、光源装置11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源装置11の点灯および消灯を切り換える。
映像信号記憶部23は、不揮発性メモリーを有して構成される。ユーザーが、後述する「自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像」において、所望の映像信号の設定(選択)操作を行うと、制御部20は、映像信号記憶部23に、選択された映像信号の種別を記憶させる。映像信号の種別は、映像信号入力部30に備わる複数の入力端子30a毎に、複数設定することが可能である。
ここで、自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像について説明する。「自動電源オン」とは、プロジェクター1に商用電源が投入されており、且つ、光源ランプ11aを点灯しておらず、投写もしていない状態である「スタンバイ状態(後述する)」において、映像信号記憶部23に記憶されている種別の映像信号が入力端子30aに入力されたときに、光源ランプ11aを点灯して、入力された映像信号に応じた映像を投写する「投写状態(後述する)」に遷移することを示す。
操作受付部21に備わるメニューキーが押下されると、選択項目の1つとして、「自動電源オンを行う映像信号設定メニュー」項目が表示される。ユーザーは、当該「自動電源オンを行う映像信号設定メニュー」項目を選択して決定すると、自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像が表示される。
図2は、自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像の説明図である。
図2は、自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像の説明図である。
図2に示すように、自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像M1の最上部には、「自動電源オンを行う映像信号設定メニュー」という文字列が表示されている。その下部には、「アナログRGB」という文字列が表示されており、さらにその下部には、アナログRGBの入力端子において選択設定可能な映像信号名が列挙されている。ここでは、10個の映像信号「VGA 60Hz」〜「WUXGA 60Hz」が表示されている。さらにその下部には、「コンポジットビデオ」という文字列が表示されており、その下部には、コンポジットビデオの入力端子において選択設定可能な映像信号名が列挙されている。ここでは、3個の映像信号「TV(NTSC)〜TV(PAL)」が表示されている。なお、アナログRGBの入力端子において選択設定可能な映像信号の種別、および、コンポジットビデオの入力端子において選択設定可能な映像信号の種別は、上述した映像信号に限定するものではない。他の種類の映像信号名を表示して選択設定可能としてもよいし、選択設定可能な映像信号を減らしてもよい。
本実施形態では、ユーザーは、所望の映像信号のチェックボタンCBを選択して押下することで、当該映像信号を、自動電源オンを行う映像信号として設定することができる。設定されたチェックボタンCBは、白丸から黒丸に変化する。チェックボタンCBが押下されて、映像信号が選択されると、制御部20は、当該映像信号の種別情報を映像信号記憶部23に記憶させる。
図1に戻り、映像信号入力部30は、複数の入力端子30aを備えている。これらの入力端子30aには、パーソナルコンピューターやビデオ再生装置等、図示しない外部の画像供給装置がケーブル(図示せず)を介して接続される。そして、外部の画像供給装置から入力端子30aに、各種形式の映像信号が入力される。制御部20からの指示に基づき、映像信号入力部30は、入力端子30aを切り換え、選択した入力端子30aに入力されている映像信号を映像信号判別部31および映像処理部32に出力する。なお、図1では、入力端子30aは4つとしているが、4つに限定するものではない。
映像信号判別部31は、A/Dコンバーター等を有して構成され、映像信号入力部30から入力される映像信号の種別や有無を判別する。具体的には、映像信号の水平同期周波数、垂直同期周波数、リフレッシュレート等を検出することで、映像信号の種別を判別する。映像信号判別部31が判別した映像信号の有無、および、映像信号の種別の情報は、制御部20に通知される。
映像処理部32は、映像信号入力部30から入力される映像信号を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、映像処理部32は、制御部20の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等の画質を調整するための画質調整処理等を行い、処理後の画像情報をOSD処理部33に出力する。
OSD処理部33は、制御部20の指示に基づいて、入力された画像情報に基づく画像(以降、「入力画像」と呼ぶ。)上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理部33は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。制御部20が、OSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部33は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、入力画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、映像処理部32から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部33は、映像処理部32から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動部14に出力する。
液晶駆動部14が、OSD処理部33から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、光源装置11から射出された光は、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bによって画像情報に応じた画像光に変調され、この画像光が投写レンズ13から投写される。
次に、プロジェクター1の状態遷移について説明する。
図3は、本実施形態に係るプロジェクター1の状態遷移図である。
図3は、本実施形態に係るプロジェクター1の状態遷移図である。
図3に示すように、プロジェクター1は、商用電源オフ状態ST0、スタンバイ状態ST1、および、投写状態ST2に遷移可能になっている。
商用電源オフ状態ST0は、プロジェクター1の商用電源がオフされている状態である。商用電源オフ状態ST0では、プロジェクター1は電気的な動作を行っていない。商用電源オフ状態ST0において、商用電源がオン(供給)されると、プロジェクター1は、スタンバイ状態ST1に遷移する。なお、商用電源ではなくバッテリーによって駆動されるプロジェクターであれば、商用電源オフ状態ST0は、当該バッテリーが外された状態、または、当該バッテリーに電力が無い状態を表す。
スタンバイ状態ST1は、プロジェクター1に商用電源が供給されている状態である。スタンバイ状態ST1において、プロジェクター1は、光源ランプ11aは点灯していないが、他の回路の一部は動作している。本実施形態では、スタンバイ状態ST1において、プロジェクター1は、映像信号入力監視処理を行っている。また、電源キーの押下の監視を行っている。スタンバイ状態ST1において、映像信号記憶部23に記憶されている種別の映像信号が入力された場合、または、電源キーのオン操作がなされた場合、プロジェクター1は、光源ランプ11aを点灯して投写状態ST2に遷移する。スタンバイ状態ST1において、商用電源がオフされると、商用電源オフ状態ST0に遷移する。
投写状態ST2は、プロジェクター1が光源ランプ11aを点灯している状態である。投写状態ST2では、入力されている映像信号に基づいた映像を投写する。投写状態ST2において、電源キーがオフされると、プロジェクター1は、光源ランプ11aを消灯して、スタンバイ状態ST1に遷移する。
次に、プロジェクター1がスタンバイ状態ST1の際に行う映像信号入力監視処理について説明する。
図4は、本実施形態に係るプロジェクター1の映像信号入力監視処理のフローチャートである。
図4は、本実施形態に係るプロジェクター1の映像信号入力監視処理のフローチャートである。
スタンバイ状態ST1において、プロジェクター1の制御部20は、映像信号入力部30に指示を出して、映像の入力端子30aを切り換えさせる(ステップS101)。制御部20は、映像信号判別部31に指示を出して、切り換えられた入力端子30aから入力される映像信号を判別させて、制御部20に通知させる。これにより、制御部20は、映像信号が入力されているか否かを判定する(ステップS102)。
映像信号が入力されていれば(ステップS102:YES)、制御部20は、映像信号が映像信号記憶部23に記憶された映像信号種別と一致するか否かを判定する(ステップS103)。映像信号記憶部23に記憶された映像信号種別と一致していれば(ステップS103:YES)、制御部20は、タイマーをスタートさせる(ステップS104)。
制御部20は、映像信号判別部31に問い合わせを行い、映像信号の入力が継続されているか否かを判定する(ステップS105)。映像信号の入力が継続されていれば(ステップS105:YES)、制御部20は、所定の時間が経過したか否かをタイマーの計時によって判定する(ステップS106)。本実施形態では、所定の時間は10秒とするが、所定の時間は10秒に限定するものではない。
所定の時間が経過していれば(ステップS106:YES)、制御部20は、光源制御部22に指示を出して光源ランプ11aを点灯させて、映像処理部32に指示を出して映像の投写を開始させる(ステップS107)。そして、プロジェクター1の映像信号入力監視処理を終了する。
映像信号が入力されていない場合(ステップS102:NO)、制御部20は、ステップS101に処理を移行させる。また、入力されている映像信号が映像信号記憶部23に記憶された映像信号種別と一致していない場合(ステップS103:NO)、制御部20は、ステップS101に処理を移行させる。また、映像信号の入力が継続されていない場合(ステップS105:NO)、制御部20は、ステップS101に処理を移行させる。
また、タイマーの計時が、所定の時間を経過していなければ(ステップS106:NO)、制御部20は、ステップS105に処理を移行させる。
上述したように、プロジェクター1は、スタンバイ状態ST1において映像信号入力監視処理を行い、所定の時間(10秒)、ユーザーによって設定された映像信号を検出した場合に、投写状態ST2に移行する。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)プロジェクター1の映像信号記憶部23は、「自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像M1」によって、ユーザーが設定した映像信号種別を記憶する。映像信号判別部31は、スタンバイ状態ST1において、入力端子30aに入力される映像信号を判別する。制御部20は、映像信号判別部31が判別した映像信号と、映像信号記憶部23に記憶された映像信号種別とが一致した場合に、光源ランプ11aを点灯し、映像の投写を開始させる。即ち、投写状態ST2となる。このように、プロジェクター1は、ユーザーによって設定された所望の映像信号が入力された場合に、自動で投写を開始することができるため、利便性が向上する。
(1)プロジェクター1の映像信号記憶部23は、「自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像M1」によって、ユーザーが設定した映像信号種別を記憶する。映像信号判別部31は、スタンバイ状態ST1において、入力端子30aに入力される映像信号を判別する。制御部20は、映像信号判別部31が判別した映像信号と、映像信号記憶部23に記憶された映像信号種別とが一致した場合に、光源ランプ11aを点灯し、映像の投写を開始させる。即ち、投写状態ST2となる。このように、プロジェクター1は、ユーザーによって設定された所望の映像信号が入力された場合に、自動で投写を開始することができるため、利便性が向上する。
(2)プロジェクター1は、スタンバイ状態ST1において、映像信号記憶部23に設定(記憶)されていない映像信号が入力されたときには、自動電源オンしない。つまり、プロジェクター1が映像を投写してしまう事態を回避することができる。よって、映像信号の種類を知らない別のユーザーが、プロジェクターを使用してしまうことを防止できる。つまり、セキュリティー性を向上することができる。また、例えば、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bとアスペクト比が異なる映像信号であって、ユーザーが設定していない映像信号(所望しない映像信号)が入力された場合に、映像を投写してしまう事態を回避することができる。さらに、光源ランプ11aを点灯しないため、光源ランプ11aの消耗を抑制したり、消費電力を低減したりすることができる。
(3)プロジェクター1の映像信号記憶部23は、映像信号の種別を複数記憶(設定)することが可能である。つまり、「自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像M1」によって、ユーザーは複数の映像信号種別を設定することができる。これにより、映像信号判別部31が判別した映像信号と、設定(記憶)された複数の映像信号種別のうちの1つが一致した場合に、光源ランプ11aを点灯して、入力されている映像信号に基づく映像を投写することができる。よって、プロジェクター1の自動電源オン機能を複数の映像信号に対応させることができるため、利便性が向上する。
(4)プロジェクター1の映像信号記憶部23は、映像信号入力部30に備わる複数の入力端子30a毎に、映像信号の種別を複数記憶することが可能である。これにより、入力端子30aから入力されて映像信号判別部31が判別した映像信号と、入力端子30a毎に設定された複数の映像信号種別のうちの1つが一致した場合に、光源ランプ11aを点灯して、入力されている映像信号に基づく映像を投写することができる。よって、プロジェクター1の自動電源オン機能を、複数の入力端子30a毎の複数の映像信号に対応させることができるため、利便性が向上する。
(5)プロジェクター1は、映像信号記憶部23に記憶された映像信号種別と一致する映像信号が、所定の時間(10秒)入力され続けた場合に、光源ランプ11aを点灯して、映像信号に基づく映像の投写を開始することができる。つまり、設定された所望の映像信号が所定の時間、確実に入力されている場合に、自動電源オンする。よって、映像信号の入力状態が不確実、つまり、映像信号が不安定であったり、映像信号の入力が度々切り換わったりするような場合に、自動電源オンしてしまう事態を回避することが可能となり、有益である。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、自動電源オンを行う映像信号設定メニュー画像M1には、アナログRGB端子、および、コンポジットビデオ端子について、自動電源オンを設定可能な映像信号名を列挙したが、アナログRGB端子が複数ある場合は、「アナログRGB1」、「アナログRGB2」・・・、等と表示して、それぞれ、設定可能な映像信号名を列挙してもよい。また、プロジェクター1に、DVI端子、コンポーネントビデオ端子、HDMI(登録商標)端子等、DisplayPort端子等のその他の映像の入力端子が備わっている場合には、これらの入力端子についても、それぞれ、自動電源オンを設定可能な映像信号名を列挙してもよい。
(変形例2)上記実施形態では、スタンバイ状態ST1の映像信号入力監視処理において、映像の入力端子30aを切り換えて、映像信号の入力を監視するものとしたが、監視する入力端子30aは、全ての入力端子30aとしてもよいし、全てではない複数または1つの入力端子30aに限定してもよい。
(変形例3)上記実施形態では、映像信号記憶部23が記憶する映像信号の種別の数は複数としたが、単数としてもよい。
(変形例4)上記実施形態では、プロジェクター1は、スタンバイ状態ST1において、映像信号入力監視処理を行うものとしたが、メニュー画像に、監視処理オン/オフ設定メニュー項目(図示せず)を備えて、当該映像信号入力監視処理を行わない(オフする)ように設定できるものとしてもよい。
(変形例5)上記実施形態では、光源装置11は、放電型の光源ランプ11aを有して構成されているが、LED(Light Emitting Diode)光源やレーザー等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
(変形例6)上記実施形態では、プロジェクター1は、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を光変調装置として用いることもできる。
1…プロジェクター、10…画像投写部、11…光源装置、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動部、20…制御部、21…操作受付部、22…光源制御部、23…映像信号記憶部、30…映像信号入力部、30a…入力端子、31…映像信号判別部、32…映像処理部、33…OSD処理部、S…投写面。
Claims (5)
- 光源と、
前記光源から射出された光を第1映像信号に応じて画像光に変調して投写する画像投写部と、
設定された第2映像信号の種別を記憶する映像信号記憶部と、
前記第1映像信号を入力する入力部と、
前記入力部に入力された前記第1映像信号の種別を判別する映像信号判別部と、
前記映像信号判別部が判別した前記第1映像信号の種別と、前記映像信号記憶部に記憶された前記第2映像信号の種別とが一致した場合に、前記光源を点灯させる制御部と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記映像信号記憶部は、複数の前記第2映像信号の種別を記憶可能であることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1または2に記載のプロジェクターであって、
前記入力部は複数の入力端子を備え、
前記映像信号記憶部は、前記入力端子毎に、複数の前記第2映像信号の種別を記憶可能であることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記映像信号判別部が判別した前記第1映像信号の種別と、前記映像信号記憶部に記憶された前記第2映像信号の種別とが一致し、且つ、所定の時間、前記第1の映像信号が入力され続けた場合に、前記光源を点灯させることを特徴とするプロジェクター。 - 光源と、第1映像信号を入力する入力部と、前記光源から射出された光を前記第1映像信号に応じて画像光に変調して投写する画像投写部と、を備えるプロジェクターの制御方法であって、
設定された第2映像信号の種別を記憶する映像信号記憶ステップと、
前記入力部に入力された前記第1映像信号の種別を判別する映像信号判別ステップと、
前記映像信号判別ステップによって判別された前記第1映像信号の種別と、前記映像信号記憶ステップによって記憶された前記第2映像信号の種別とが一致した場合に、前記光源を点灯させる制御ステップと、
を備えることを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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