JP2015120589A - 用紙処理装置および画像形成装置システム - Google Patents
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Abstract
Description
2次転写装置19及び定着装置60の下方には、用紙Pを反転する反転装置28が配置されている。反転装置28は、用紙Pの両面に画像を記録すべく用紙Pを反転させる。
図1の原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットするか、または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス301上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じる。この状態で、操作パネル上のスタートスイッチ(不図示)を押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス301上へと移動した後、第1走行体303および第2走行体304を走行させる。また、コンタクトガラス301上に原稿をセットしたときは直ちにスキャナ300が駆動し、第1走行体303および第2走行体304を走行させる。
用紙後処理装置110は、画像形成を行なった後の複数の用紙Pを、スタックして用紙束毎に排紙トレイ136上に排紙する際の位置をずらして仕分ける仕分け処理と、スタックして用紙束を綴じる綴じ処理とを施せる。これらの処理は、組み合わせて施すこともできるし、単独で施すことも可能である。また、画像形成を行なった後の複数の用紙Pからなる用紙束に綴じ処理を施す手段として、接着媒体としてトナー(以下、接着用トナーという)を用いる用紙綴じ手段である加熱接着部120を備えている。
図3に示すように、加熱接着部120は、受け台121と、加熱手段122とを有している。受け台121は、用紙束Pbが加圧されたときに弾性力を発生するシリコンゴムからなる弾性部121aを備えている。この弾性部121aは、アルミからなる基台121b上に設けられている。加熱手段122はヒータ122aを備え、ヒータ122aの用紙Pに接する面側にはアルミなどの高熱伝導部材で構成された熱伝導部122b及び接着トナー像Sが付着し難くするためのテフロン(登録商標)などで構成されたコート部122cが設けられている。ヒータ122aの設定温度は、100[℃]から260[℃]の範囲で、用紙Pの種類や用紙束Pbにおける用紙Pの枚数に応じて調整可能である。加熱手段122は、受け台121の用紙設置面に対向して設けられ、受け台121の用紙設置面に接離する。
図4に示すように、平滑化手段160は、押し当て部材としてのスタンプ部材161、受け台162などを有している。スタンプ部材161は、金属などの剛体からなり、図中矢印Z1に示すように、受け台162に対して接離可能に設けられている。スタンプ部材161の受け台162と対向する面(用紙表面または接着用トナー像表面に接触する面)は、平滑面となっている。
図5に示すように、用紙が後処理搬送路141に導入され、用紙の綴じ代部Ptが平滑化手段160に到達したら、一旦、用紙の搬送を停止する。次に、不図示のアクチュエータなどの駆動手段により、スタンプ部材161を綴じ代部に向けて移動させ、綴じ代部Ptを受け台162とスタンプ部材161とにより加圧する。スタンプ部材161は、剛体からなるため、加圧によりスタンプ部材161の平滑面を接着用トナー像の表面に転写でき、接着用トナー像の表面を平滑にすることができる。これにより、接着用トナー像Sの表面が、スタンプ部材161の平滑面により押しつぶされ、その面を平滑化することができる。接着用トナー像S表面が、平滑化されたら、スタンプ部材161を、受け台162から離間する向きに移動させた後、用紙の搬送を再開する。
図6の矢印Hに示すように、各用紙の接着用トナー像の表面が平滑化されて、加熱手段122により綴じ代部Ptが綴じられる。このように、各用紙の接着用トナー像が表面が平滑化手段160により平滑化されることにより、接着用トナー像の凹部が無くなる。これにより、平滑化しない場合とは異なり、用紙の接着用トナー像と対向する面(以下、綴じ代部Ptの裏面という)凹部と接着用トナー像の凹部とが対向する箇所が無くなる。よって、平滑化しない場合に比べて、溶融したトナーを、綴じ代部Ptの裏面の凹部に十分に入り込ませることができ、接着力が低下するのを抑制することができる。また、接着用トナー像の高さを高くせずとも、溶融したトナーを、綴じ代部Ptの裏面の凹部に十分に入り込ませることができ、装置のランニングコストの増加を抑えることができる。
[変形例1]
図10は、変形例1の平滑化手段160Aの概略斜視図である。
変形例1の平滑化手段160Aは、用紙の搬送方向と平行に移動可能に設けられた接触部材たるストレーナ163、受け台162などで構成している。ストレーナ163の用紙と接触する接触部は、平滑面となっている。また、ストレーナ163は、受け台162に対して接離する方向にも移動可能となっている。
この変形例1の平滑化手段160Aも、後処理搬送路141の第1搬送ローラ対142の近傍に設けている。上述と同様にして、用紙が後処理搬送路141に導入され、用紙の綴じ代部が平滑化手段160に到達したら、一旦、用紙の搬送を停止する。次に、不図示のアクチュエータなどの駆動手段により、ストレーナ163を綴じ代部に向けて移動させ、綴じ代部Ptを受け台162とストレーナ163とにより加圧する。次に、ストレーナ163を図中矢印に示すように、用紙搬送方向に複数回往復移動させ、用紙の接着用トナー像の表面を、ストレーナ163の平滑面で擦ることにより、接着用トナー像の表面を平滑化する。接着用トナー像は、画像形成装置本体の定着装置60により用紙に定着されているので、ストレーナ163の平滑面による擦りにより、接着用トナー像が乱れることはない。平滑処理が終了したら、ストレーナ163を受け台162から離間する向きに移動させた後、用紙の搬送を再開する。
図12は、変形例2の平滑化手段160Bの斜視図である。
変形例2の平滑化手段160Bは、一対のキャレンダーローラ164a,164bなどで構成したものである。一対のキャレンダーローラのうちの少なくとも一方の表面は、平滑になっている。
この変形例2の平滑化手段160Bも、後処理搬送路141の第1搬送ローラ対142の近傍に設けている。一対のキャレンダーローラ164a,164bは、用紙と同じ線速で回転駆動している。上述と同様にして、用紙が後処理搬送路141に搬送されてくると、用紙の綴じ代部Ptは、一対のキャレンダーローラ164a,164bで形成したニップ部を通る。このニップ部を通過する際に、一対のキャレンダーローラ164a,164bにより強い力で挟み込まれながら、一対のキャレンダーローラにより搬送される。これにより、綴じ代部Ptが圧延され、表面が平滑化される。
図14に示すように、用紙の綴じ代部Ptを平滑化することにより、未処理の場合に比べて、接着力が向上していることがわかる。綴じ代部Ptの接着トナー像表面を平滑化(図14のトナー面平滑化)した場合、および、綴じ代部Ptの裏面を平滑化(図14の紙面平滑化)した場合、いずれも未処理の場合に比べて、おおよそ1.5倍接着力が向上した。また、接着トナー像表面と綴じ代部の裏面の両面を平滑化することにより、未処理の場合に比べて、2倍以上、接着力が向上した。このように、用紙の綴じ代部Ptに対して平滑化処理を行うことにより、接着用トナー像の高さを高くしなくても、良好な接着性を得ることができる。これにより、トナー消費量を抑えることができ、装置のランニングコストを抑えることができる。
また、用紙の平滑化は、綴じ代Pt部のみに行うのが好ましい。用紙全体を平滑化すうと、用紙に波打ちが生じるおそれがある。また、用紙の画像部に形成された画像に不要な光沢がついてしまうという不具合も発生する。従って、用紙の平滑化は、綴じ代Pt部のみに行うことで、用紙の波打ちや、画像に不要な光沢が発生するのを抑制することができる。
接着用トナー像で用紙同士を接着して用紙束を綴じる装置において、接着力が一定であると、ユーザーの様々なニーズに答えることができず、利便性の悪い画像形成システムとなってしまう。具体的には、強い接着力で用紙同士を接着することしかできない場合は、一時的に複数の用紙を綴じておき、使用する際は簡単にばらせるように綴じたいユーザーの要求には、答えることができない。また、接着力が弱いと、簡単に用紙束がばらけないように綴じたいユーザーの要求に答えることができない。
図15(a)に接着力調整装置260は、受け台262や回転台261などを有している。回転台261には、4本のスタンプ部材263a〜263dを保持している。回転台261は、図中矢印Xに示すように、受け台262に対して接離可能に設けられている。
図17に示すように、ユーザーが先の図2に示した指示手段としての操作パネル310を操作して、用紙束を綴じる綴じ処理が選択したとき(S1)、不図示の制御部は、操作パネル310に、接着強度を選択する選択画面を表示する。ユーザーは、操作パネル310に表示された選択画面に基づいて、接着強度を設定する(S2)。例えば、接着強度は、「強」、「中強」、「中弱」、「弱」の4段階あり、ユーザーは、操作パネル310を操作して、5段階の接着強度のうち、いずれかに設定する。
図19(a)は、変形例Aの接着力調整装置260Aの概略斜視図であり、図19(b)は、図19(a)のY方向から見た図であり、図19(c)は、各ストレーナの紙面接触部について説明する図である。
この変形例Aの接着力調整装置260Aは、凹凸パターンが形成されたストレーナで用紙の綴じ代部Ptを加圧しながら用紙表面を往復移動させることにより、用紙の綴じ代部Ptの平滑化する面積を調整するものである。
図19(a)に示すように、接着力調整装置260Aは、受け台262や回転台261などを有している。回転台261には、3本のストレーナ264a〜264cが、回転台261の回転方向に等間隔(120°)で保持されている。回転台261は、受け台262に対して接離可能かつ、図中Z方向(用紙搬送方向)に移動可能に設けられている。
まず、回転台261を回転させて、ユーザーが操作パネル310を操作して設定した接着強度に対応するストレーナを、受け台262に対向させる。用紙が後処理搬送路141に導入され、用紙の綴じ代部Ptが受け台262とストレーナとの間に到達したら、一旦、用紙の搬送を停止する。次に、ストレーナを受け台262に向けて移動させ、ストレーナの接触部を用紙綴じ代部Ptに接触させて加圧する。次に、受け台262を用紙搬送方向に往復移動させて、用紙の接着用トナー像Sの表面を、ストレーナの接触部で加圧しながら擦ることにより、接着用トナー像S表面が平滑化される。
第2ストレーナ264bや第3ストレーナ264cを用いた場合、凹凸パターンの凸部平滑な頂面が接着用トナー像Sと接触し、接着用トナー像Sに、用紙搬送方向に平行な平滑面が所定の間隔を開けて形成される。上述したように、第2ストレーナ264bの接触部の方が、凸部の幅が広くなっているので、第2ストレーナを用いた場合の方が、平滑化される面積が大きくなる。その結果、第2ストレーナ264bを用いた場合の方が、第3ストレーナ264cを用いた場合に比べて、接着力が強くなる。
図21は、変形例Bの接着力調整装置260Bの概略斜視図である。
この変形例Bの接着力調整装置260Bは、一対のキャレンダーローラ265,266により用紙の綴じ代部Ptの平滑化する面積を調整するものである。図21に示すように、一対のキャレンダーローラのうち、一方のキャレンダローラ265(以下、調整用キャレンダーローラ265という)の表面の軸方向に凹凸パターンが互いに異なる複数の凹凸パターンD1,D2が形成されている。また、変形例Bの接着力調整装置260Bは、キャレンダーローラ対を軸方向にスライドさせる不図示のスライド機構が設けられている。各凹凸パターンD1,D2の凸部の頂面は、平滑面となっている。
まず、ユーザーが操作パネル310を操作して設定した接着強度に対応するパターンが、綴じ代部Ptと対向するように、キャレンダーローラ対を軸方向にスライド移動させる。次に、上述と同様にして、用紙が後処理搬送路141に搬送されてくると、用紙の綴じ代部Ptは、一対のキャレンダーローラ265,266で形成したニップ部を通る。このニップ部を通過する際に、一対のキャレンダーローラ265,266により強い力で挟み込まれながら、一対のキャレンダーローラにより搬送される。これにより、キャレンダーローラに形成された凹凸パターンの凸部の平滑な頂面により接着用トナー像Sの表面が平滑化される。
(態様1)
用紙の綴じ代部に形成された接着用トナー像Sを加圧および加熱することで用紙同士を接着して用紙束を綴じる加熱接着部120などの綴じ手段を備えた後処理装置110などの用紙処理装置において、綴じ手段により用紙束を綴じる前に、画像形成処理後の用紙の綴じ代部Ptの接着用トナー像表面および/または接着用トナー像と対向する用紙表面を、平滑化する平滑化手段160を備えた。
(態様1)によれば、画像形成処理後の用紙の綴じ代部の接着用トナー像表面および/または接着用トナー像の表面と対向する用紙表面を、平滑化手段により平滑化してから、綴じ手段で綴じることで、用紙同士の接着力を高めることができる。これにより、接着用トナー像の高さを高くして、接着力を高める場合に比べて、トナー消費を抑えることができ、画像形成装置のランニングコストを抑えることができる。
また、画像形成処理後の用紙の綴じ代部の接着用トナー像表面および/または接着用トナー像の表面と対向する用紙表面を、平滑化するので、特許文献2に記載の装置のように、画像形成処理前の用紙に対して平滑化処理するものとは異なり、画像形成処理の1工程である定着工程で、用紙が平滑処理前の状態に戻ることがない。これにより、接着用トナー像表面および接着用トナー像と対向する用紙表面の少なくとも一方が確実に平滑化された綴じ代部同士を接着することができ、良好に接着力を高めることができる。
(態様1)において、平滑化手段160は、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てる平滑な押し当て面を有するスタンプ部材161などの押し当て部材を備え、押し当て部材の押し当て面を接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てて、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面を平滑化する。
(態様2)によれば、スタンプ部材161などの押し当て部材で平滑な押し当て面を接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てることにより平滑な押し当て面が転写され、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面を平滑面にすることができる。
(態様1)において、平滑化手段は、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に接触する平滑な接触面を有するストレーナ163などの接触部材を備え、接触部材の接触面を、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に対して相対移動させることで、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面を平滑化する。
(態様3)によれば、変形例1で説明したように、ストレーナ163などの接触部材の平滑な接触面を接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に接触させて擦り動かすことにより、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面を平滑化することができる。
(態様1)において、平滑化手段は、少なくとも一方の表面が平滑なキャレンダーローラ対などの一対のローラ部材を備え、一対のローラ部材により形成されたニップ部に、用紙の綴じ代部Ptを搬送することにより、接着用トナー像表面および/または接着用トナー像と対向する用紙表面を平滑化する。
(態様4)によれば、変形例2で説明したように、キャレンダーローラ対などの一対のローラ部材により形成されたニップ部に、用紙の綴じ代部Ptを通すことにより用紙綴じ代部Ptの平滑な表面を有するローラ部材と接触する表面を平滑化することができる。
また、(態様4)によれば、ローラ部材対を回転駆動させるだけで、平滑処理を行うことができ、スタンプ部材などの押し当て部材やストレーナなどの接触部材を用いた場合に比べて、平滑化手段の構成を簡単にでき、装置のコストアップを抑えることができる。また、用紙を一旦停止することなく、用紙表面を平滑化することができ、生産性を損なうことなく、用紙を平滑化することができる。
(態様1)において、ユーザーが用紙同士の接着力を指示する操作パネル310などの指示手段を備え、接着力調整装置260などの平滑化手段は、指示手段により指定した接着力に基づいて、平滑化する面積を調整する。
(態様5)によれば、実施形態2で説明したように、平滑化した部分は接着力が強く、平滑化していない部分は接着力が弱い。従って、綴じ代部Ptの平滑化する面積を調整することにより、接着力を調整することができる。よって、操作パネル310などの指示手段によりユーザーが指定した接着力に基づいて、平滑化する面積を調整することにより、ユーザーが指定した接着力で用紙束を綴じることができる。これにより、指示手段により強い接着力で綴じるようにユーザーが指示した場合は、綴じ代部Ptの全体を平滑化することにより、強い接着力で用紙束を綴じることができる。これにより、簡単に用紙束がばらけないように用紙束を綴じることができる。また、指示手段により弱い接着力で綴じるようにユーザーが指示した場合は、綴じ代部Ptの平滑化する部分を少なくすることにより、弱い接着力で用紙束を綴じることができる。これにより、一時的に複数の用紙を綴じておき、使用する際は簡単にばらせるように用紙束を綴じることができる。このように、(態様5)においては、ユーザーの要求に対応した接着力で用紙束を綴じることができ、利便性の高い後処理装置を提供することができる。
また、(態様5)によれば、用紙の綴じ代部を平滑化して、接着力を調整するので、接着用トナー像高さ(付着量)を調整して、接着力を調整する場合に比べて、用紙の粗さによる接着力の影響を抑えることができる。これにより、接着用トナー像高さ(付着量)を調整して、接着力を調整する場合に比べて、所望の接着力で用紙束を綴じることができる。
(態様5)において、接着力調整装置260などの平滑化手段は、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てる平滑な押し当て面の面積が互いに異なる複数のスタンプ部材などの押し当て部材を備え、操作パネル310などの指示手段により指定した接着力に基づいて、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てる押し当て部材を決定する。
(態様6)によれば、スタンプ部材などの押し当て部材により接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てる平滑な押し当て面の面積が異なるので、用いる押し当て部材により押し当て面により平滑化される面積を異ならせることができ、接着力を調整することができる。
(態様5)において、接着力調整装置260などの平滑化手段は、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に接触する平滑な接触面の面積が互いに異なる複数のストレーナなどの接触部材を備え、操作パネル310などの指示手段により指定した接着力に基づいて、接着用トナー像表面または接着用トナー像と対向する用紙表面に接触させる接触部材を決定する。
(態様7)によれば、変形例Aで説明したように、各ストレーナなどの接触部材の接触面の面積を互いに異ならせることにより、用いる接触部材の接触面により平滑化される面積を異ならせることができ、接着力を調整することができる。
(態様5)によれば、接着力調整装置260などの平滑化手段は、キャレンダーローラ対などの一対のローラ部材を備え、一対のローラ部材の少なくとも一方の表面に、平滑な表面を有する複数の凸部を有し、凸部の表面積が互いに異なる複数の凹凸パターンが軸方向に形成されており、操作パネル310などの指示手段により指定した接着力に基づいて、用紙の綴じ代部Ptの一対のローラ部材により形成されたニップ部を通す軸方向の位置を変更する。
(態様8)によれば、変形例Bで説明したように、ローラ部材の表面に凹凸パターンを形成することにより、この凹凸パターンが形成されたローラ部材対のニップを用紙の綴じ代部Ptが通過すると、凹凸パターンの平滑化された表面の凸部のみが、用紙の綴じ代部に接触し、その部分が平滑化される。よって、(態様8)によれば、凹凸パターンの凸部の表面積を互いに異ならせているので、軸方向に綴じ代部Ptの通す位置を変更することにより、凹凸パターンにより平滑化される面積を変更することができる。これにより、接着力を調整することができる。
(態様1)乃至(態様8)において、接着用トナー像表面および接着用トナー像と対向する用紙表面を、平滑化手段により平滑化する。
かかる構成とすることで、先の図14で示したように、平滑化しない場合に比べて、接着力を強くすることができる。また、用紙束の各用紙の両面を平滑化することにより、片面のみ平滑化する場合に比べて、接着力を強くすることができる。
(態様9)において、複合機500などの画像形成装置から搬送されてくる用紙に対して一枚間隔で、平滑化手段により平滑化する。
(態様11)によれば、図9を用いて説明したように、各用紙に対して平滑化する場合に比べて、生産性の低下を抑制することができる。
用紙上に画像を形成する複合機500などの画像形成装置と、画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す後処理装置110などの用紙処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、後処理装置として、(態様1)乃至(態様111)いずれかを用いた。
かかる構成を備えることで、良好に用紙束を綴じることができる。
120:加熱接着部
160,160A,160B:平滑化手段
161:スタンプ部材
162:受け台
163:ストレーナ
164a,164b:キャレンダーローラ
260,260A,260B:接着力調整装置
261:回転台
262:受け台
263a:第1スタンプ部材
263b:第2スタンプ部材
263c:第3スタンプ部材
263d:第4スタンプ部材
264a:第1ストレーナ
264b:第2ストレーナ
264c:第3ストレーナ
265:調整用キャレンダーローラ
266:受け側キャレンダーローラ
500:複合機
D1,D2:凹凸パターン
Pt:綴じ代部
S:接着用トナー像
Claims (11)
- 用紙の綴じ代部に形成された接着用トナー像を加圧および加熱することで用紙同士を接着して用紙束を綴じる綴じ手段を備えた用紙処理装置において、
前記綴じ手段により前記用紙束を綴じる前に、画像形成処理後の用紙の綴じ代部の接着用トナー像表面および/または該接着用トナー像と対向する用紙表面を、平滑化する平滑化手段を備えたことを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1に記載の用紙処理装置において、
前記平滑化手段は、接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てる平滑な押し当て面を有する押し当て部材を備え、
前記押し当て部材の前記押し当て面を前記接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てて、前記接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面を平滑化することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1に記載の用紙処理装置において、
前記平滑化手段は、接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面に接触する平滑な接触面を有する接触部材を備え、
前記接触部材の接触面を、前記接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面に対して相対移動させることで、前記接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面を平滑化することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1に記載の用紙処理装置において、
前記平滑化手段は、少なくとも一方の表面が平滑な一対のローラ部材を備え、
前記一対のローラ部材により形成されたニップ部に、前記用紙の綴じ代部を搬送することにより、前記接着用トナー像表面および/または該接着用トナー像と対向する用紙表面を平滑化することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1に記載の用紙処理装置において、
ユーザーが用紙同士の接着力を指示する指示手段を備え、
前記平滑化手段は、前記指示手段により指定した接着力に基づいて、平滑化する面積を調整することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項5の用紙処理装置において、
前記平滑化手段は、前記接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てる平滑な押し当て面の面積が互いに異なる複数の押し当て部材を備え、前記指示手段により指定した接着力に基づいて、前記接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面に押し当てる押し当て部材を決定することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項5に記載の用紙処理装置において、
前記平滑化手段は、前記接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面に接触する平滑な接触面の面積が互いに異なる複数の接触部材を備え、前記指示手段により指定した接着力に基づいて、前記接着用トナー像表面または該接着用トナー像と対向する用紙表面に接触させる接触部材を決定することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項5に記載の用紙処理装置において、
前記平滑化手段は、一対のローラ部材を備え、
前記一対のローラ部材の少なくとも一方の表面に、平滑な表面を有する複数の凸部を有し、凸部の表面積が互いに異なる複数の凹凸パターンが軸方向に形成されており、
前記指示手段により指定した接着力に基づいて、前記用紙の綴じ代部の前記一対のローラ部材により形成されたニップ部を通す軸方向の位置を変更することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1乃至8いずれかに記載の用紙処理装置において、
前記接着用トナー像表面および該接着用トナー像と対向する用紙表面を、前記平滑化手段により平滑化することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項9に記載の用紙処理装置において、
前記画像形成装置から搬送されてくる用紙に対して一枚間隔で、前記平滑化手段により平滑化することを特徴とする用紙処理装置。 - 用紙上に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に対して綴じ処理を施す用紙処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、
前記用紙処理装置として、請求項1乃至10いずれかに記載の用紙処置装置を用いたことを特徴とする画像形成システム。
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