JP2015119742A - コンパクト容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋体側の係止突起と容器本体側の係止突起との係合をより確実で安定的に解除することができるコンパクト容器を提供すること。
【解決手段】蓋体3側に設けられる係止片20に形成された係止突起22と、容器本体2側に形成された係止突起16とを互いに係合させて蓋体3の全閉状態を保持するようにするとともに、蓋体3側の係止突起22を容器本体2側の係止突起16へと押し付ける方向に移動するに伴い上昇する押上片35で係止片20を押し上げることによって両係止突起16,22の係合を解除するようにしたコンパクト容器1において、係止片20における係止突起22が形成された係止片本体21の外側方に、押上片35からの押上力を受ける押上力受部24を形成するものとする。
【選択図】図4
【解決手段】蓋体3側に設けられる係止片20に形成された係止突起22と、容器本体2側に形成された係止突起16とを互いに係合させて蓋体3の全閉状態を保持するようにするとともに、蓋体3側の係止突起22を容器本体2側の係止突起16へと押し付ける方向に移動するに伴い上昇する押上片35で係止片20を押し上げることによって両係止突起16,22の係合を解除するようにしたコンパクト容器1において、係止片20における係止突起22が形成された係止片本体21の外側方に、押上片35からの押上力を受ける押上力受部24を形成するものとする。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば、化粧用として用いられて好適なコンパクト容器に関し、特に、係止片を押上片で押し上げることにより容器本体及び蓋体のそれぞれに設けられた係止突起同士の係合を解除するようにしたコンパクト容器に関するものである。
この種の従来のコンパクト容器として、例えば、特許文献1にて提案されているものがある。
特許文献1に係るコンパクト容器は、互いの端部同士が枢着される容器本体と蓋体とを備え、蓋体を容器本体に対し上下方向に回動することによって開閉可能とされている。
このコンパクト容器においては、蓋体側に設けられる係止片(フック)に形成された係止突起と、容器本体側に形成された係止突起とを互いに係合させることにより、蓋体の全閉状態を保持するようにしている。
このコンパクト容器においては、蓋体側に設けられる係止片(フック)に形成された係止突起と、容器本体側に形成された係止突起とを互いに係合させることにより、蓋体の全閉状態を保持するようにしている。
ところで、上記のコンパクト容器では、全閉状態の蓋体を開く際に、蓋体側の係止突起を容器本体側の係止突起へと押し付ける方向に移動するに伴い上昇する押上片で係止片を押し上げることにより、両係止突起の係合を解除するようにしている。
このため、従来のコンパクト容器では、押上片との摩擦によって蓋体側の係止突起を容器本体側の係止突起に押し付けるような力が係止片に作用して、両係止突起の係合を安定的に解除することができないという問題があった。
本発明は、上記従来のコンパクト容器の有する問題点に鑑み、蓋体側の係止突起と容器本体側の係止突起との係合をより確実で安定的に解除することができるコンパクト容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のコンパクト容器は、容器本体と蓋体の端部同士を枢着して蓋体を容器本体に対し上下方向に回動することによって開閉可能とし、蓋体側に設けられる係止片に形成された係止突起と、容器本体側に形成された係止突起とを互いに係合させて蓋体の全閉状態を保持するようにするとともに、蓋体側の係止突起を容器本体側の係止突起へと押し付ける方向に移動するに伴い上昇する押上片で係止片を押し上げることによって両係止突起の係合を解除するようにしたコンパクト容器において、係止片における係止突起が形成された本体部分の外側方に、押上片からの押上力を受ける押上力受部を形成したことを特徴とする。
この場合において、係止片における本体部分と押上力受部との間に、スリットを形成することができる。
本発明のコンパクト容器によれば、係止片における係止突起が形成された係止片の本体部分の外側方に、押上片からの押上力を受ける押上力受部が形成されるので、押上片からの押上力を押上力受部でより効果的に受け止めてより強力に係止片を押し上げることができ、蓋体側の係止突起と容器本体側の係止突起との係合をより確実で安定的に解除することができる。
また、係止片における本体部分と押上力受部との間に、スリットを形成することにより、本体部分の押上力受部に対する自由度が大きくなり、係合解除をスムーズに行うことができる。
次に、本発明のコンパクト容器の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
<コンパクト容器の概略構成説明>
図1に示されるように、本実施形態のコンパクト容器1は、化粧用として用いられて好適なものであって、四角形状の底板部の周縁部全周に亘って周壁が立設されて形成される収容部を有する容器本体2と、この容器本体2の上面側全体を覆うことができる形状寸法の蓋体3とを備え、容器本体2の後端部と蓋体3の後端部とをヒンジ4で接合して、このヒンジ4を中心に蓋体3を容器本体2に対して上下方向に回動することにより開閉することができるようになっている。
ここで、容器本体2の収容部内には、中枠5を介して中皿6が嵌め込まれ、中皿6の内部には図示されない化粧料等が収納されている。
また、蓋体3の裏面には、鏡7が貼り付けられている。
なお、以下の説明において、蓋体3についての前後左右方向は、特に断りのない限り、容器本体2に対し蓋体3が完全に閉じた全閉状態における前後左右方向であると定めるものとする。
図1に示されるように、本実施形態のコンパクト容器1は、化粧用として用いられて好適なものであって、四角形状の底板部の周縁部全周に亘って周壁が立設されて形成される収容部を有する容器本体2と、この容器本体2の上面側全体を覆うことができる形状寸法の蓋体3とを備え、容器本体2の後端部と蓋体3の後端部とをヒンジ4で接合して、このヒンジ4を中心に蓋体3を容器本体2に対して上下方向に回動することにより開閉することができるようになっている。
ここで、容器本体2の収容部内には、中枠5を介して中皿6が嵌め込まれ、中皿6の内部には図示されない化粧料等が収納されている。
また、蓋体3の裏面には、鏡7が貼り付けられている。
なお、以下の説明において、蓋体3についての前後左右方向は、特に断りのない限り、容器本体2に対し蓋体3が完全に閉じた全閉状態における前後左右方向であると定めるものとする。
<容器本体凹部の説明>
図2に示されるように、容器本体2の前部における左右方向中間位置には、周壁前面を後方へ凹ませるようにして容器本体凹部10が形成されている。
容器本体凹部10は、底板部11と、底板部11の後縁部に立設される奥板部12と、底板部11の左右両側縁部にそれぞれ立設されて奥板部12に一体的に繋がる左右の側板部13とにより構成されている。
底板部11の上面の左右両側部には、それぞれ窪み部14が設けられている。
奥板部12の下部には、挿通孔15が穿設されている。
奥板部12の前面において、上部位置には、係止突起16が突設され、上下方向中間位置には、舌状突起17が突設されている。
ここで、舌状突起17は、後方に向かって上向きに傾斜する傾斜面18を有している。
図2に示されるように、容器本体2の前部における左右方向中間位置には、周壁前面を後方へ凹ませるようにして容器本体凹部10が形成されている。
容器本体凹部10は、底板部11と、底板部11の後縁部に立設される奥板部12と、底板部11の左右両側縁部にそれぞれ立設されて奥板部12に一体的に繋がる左右の側板部13とにより構成されている。
底板部11の上面の左右両側部には、それぞれ窪み部14が設けられている。
奥板部12の下部には、挿通孔15が穿設されている。
奥板部12の前面において、上部位置には、係止突起16が突設され、上下方向中間位置には、舌状突起17が突設されている。
ここで、舌状突起17は、後方に向かって上向きに傾斜する傾斜面18を有している。
<係止片の説明>
図3に示されるように、蓋体3の前部には、蓋体3の全閉状態において、その裏面から下方に向けて真っ直ぐに延びるように係止片20が垂設されている。
係止片20は、蓋体3の全閉時にその先端(下端)部分が容器本体凹部10の内部に入り込んで奥板部12の前方に位置するように配置されている。
係止片20は、その本体部分を構成する平板状の係止片本体21を備え、この係止片本体21には、係止突起16と係合可能な係止突起22が突設されている。
図5(a)に示されるように、係止片20においては、係止片本体21の左右それぞれの外側方に、側方張出部23を介して後方に突出するようにリブ状の押上力受部24が一体的に形成されている。
図3に示されるように、蓋体3の前部には、蓋体3の全閉状態において、その裏面から下方に向けて真っ直ぐに延びるように係止片20が垂設されている。
係止片20は、蓋体3の全閉時にその先端(下端)部分が容器本体凹部10の内部に入り込んで奥板部12の前方に位置するように配置されている。
係止片20は、その本体部分を構成する平板状の係止片本体21を備え、この係止片本体21には、係止突起16と係合可能な係止突起22が突設されている。
図5(a)に示されるように、係止片20においては、係止片本体21の左右それぞれの外側方に、側方張出部23を介して後方に突出するようにリブ状の押上力受部24が一体的に形成されている。
<押釦の説明>
図1に示されるように、容器本体凹部10には、押釦25が前後方向にスライド可能に装着されている。
図2に示されるように、押釦25は、上下に配される天板部26及び底板部27と、底板部27の前縁部に立設されて人の指を押し付け可能な前側板部28と、底板部27の左右両側縁部にそれぞれ立設されて前側板部28及び天板部26の両方の板部に一体的に繋がる左右の側板部29とにより構成されている。
図1に示されるように、容器本体凹部10には、押釦25が前後方向にスライド可能に装着されている。
図2に示されるように、押釦25は、上下に配される天板部26及び底板部27と、底板部27の前縁部に立設されて人の指を押し付け可能な前側板部28と、底板部27の左右両側縁部にそれぞれ立設されて前側板部28及び天板部26の両方の板部に一体的に繋がる左右の側板部29とにより構成されている。
天板部26には、係止片20が通過可能な切欠き30が形成されている。
底板部27の下面の左右両側部には、容器本体凹部10における底板部11の上面の左右両側部に設けられた窪み部14に対応して、突起31が設けられ、該突起31が窪み部14に引っ掛かることで容器本体凹部10から押釦25が抜け出さないようにされている。
底板部27の下面の左右両側部には、容器本体凹部10における底板部11の上面の左右両側部に設けられた窪み部14に対応して、突起31が設けられ、該突起31が窪み部14に引っ掛かることで容器本体凹部10から押釦25が抜け出さないようにされている。
<押上片の説明>
図3に示されるように、押釦25の前側板部28の後面には、押上片35が突設されている。
押上片35は、係止片本体21及びその左右両外側方の側方張出部23(図5(a)参照)並びに押上力受部24の下面に接触可能な全体として板状形状を呈するものとされている。
押上片35の基端部は、薄肉ヒンジ36とされて、該薄肉ヒンジ36を中心にして押上片35が上下方向に弾性揺動可能とされている。
押上片35は、係止片20の下面に摺動可能に当接するとともに、舌状突起17の傾斜面18に摺動可能に当接して、押釦25の後方への押し込み操作により、傾斜面18に沿って上昇することで係止片20を押し上げることができるようになっている。
図3に示されるように、押釦25の前側板部28の後面には、押上片35が突設されている。
押上片35は、係止片本体21及びその左右両外側方の側方張出部23(図5(a)参照)並びに押上力受部24の下面に接触可能な全体として板状形状を呈するものとされている。
押上片35の基端部は、薄肉ヒンジ36とされて、該薄肉ヒンジ36を中心にして押上片35が上下方向に弾性揺動可能とされている。
押上片35は、係止片20の下面に摺動可能に当接するとともに、舌状突起17の傾斜面18に摺動可能に当接して、押釦25の後方への押し込み操作により、傾斜面18に沿って上昇することで係止片20を押し上げることができるようになっている。
<コンパクト容器の開閉動作の説明>
次に、図1に示されるように開いた状態にある蓋体3を閉じる動作について説明する。
次に、図1に示されるように開いた状態にある蓋体3を閉じる動作について説明する。
まず、ヒンジ4を中心にして蓋体3を容器本体2に向けて下方に回動する。
容器本体2に対し蓋体3が全閉状態に近づき、係止片20の先端部分が押釦25の切欠き30を通過して容器本体凹部10の内部に入り込むと程なく係止突起22が係止突起16に当接し、更に蓋体3を下方に押し込むと、係止突起22が係止突起16を蓋体3の閉じ側に乗り越えて、図3に示されるように、両係止突起16,22が係合する。
これにより、容器本体2に対する蓋体3の全閉状態が保持される。
容器本体2に対し蓋体3が全閉状態に近づき、係止片20の先端部分が押釦25の切欠き30を通過して容器本体凹部10の内部に入り込むと程なく係止突起22が係止突起16に当接し、更に蓋体3を下方に押し込むと、係止突起22が係止突起16を蓋体3の閉じ側に乗り越えて、図3に示されるように、両係止突起16,22が係合する。
これにより、容器本体2に対する蓋体3の全閉状態が保持される。
次に、両係止突起16,22の係合によって全閉状態が保持された状態にある蓋体3を開ける動作について主に図4を用いて説明する。
図4に示されるように、蓋体3の開動作は、押釦25の後方への押し込み操作によってなされる。
押釦25の後方への押し込み操作により、押上片35は、舌状突起17の傾斜面18に沿って上昇するとともに、傾斜面18からの反作用を受けて薄肉ヒンジ36を中心に上向きに回動する。
このとき、係止片20は、係止片本体21のみならず側方張出部23(図5(a)参照)及び押上力受部24が押上片35からの押上力を受けて押し上げられるとともに、押上力受部24の先端角部が押上片35からの上向き回動力を受けて前方に押し曲げられることになる。
こうして、係止片20が押上片35によって押し上げられることにより、係止突起22が係止突起16を蓋体3の開き側に乗り越えることで両係止突起16,22の係合が解除されることになるが、係止片20が押上片35からの上向き回動力を受けて前方に押し曲げられるので、係止突起22が係止突起16から離れる方向に動かされ、係止突起22が係止突起16を乗り越える動作が無理なくスムーズに行われ、両係止突起16,22の係合解除がより容易に行われることになる。
押釦25の後方への押し込み操作により、押上片35は、舌状突起17の傾斜面18に沿って上昇するとともに、傾斜面18からの反作用を受けて薄肉ヒンジ36を中心に上向きに回動する。
このとき、係止片20は、係止片本体21のみならず側方張出部23(図5(a)参照)及び押上力受部24が押上片35からの押上力を受けて押し上げられるとともに、押上力受部24の先端角部が押上片35からの上向き回動力を受けて前方に押し曲げられることになる。
こうして、係止片20が押上片35によって押し上げられることにより、係止突起22が係止突起16を蓋体3の開き側に乗り越えることで両係止突起16,22の係合が解除されることになるが、係止片20が押上片35からの上向き回動力を受けて前方に押し曲げられるので、係止突起22が係止突起16から離れる方向に動かされ、係止突起22が係止突起16を乗り越える動作が無理なくスムーズに行われ、両係止突起16,22の係合解除がより容易に行われることになる。
このようにして、両係止突起16,22の係合を解除したら、ヒンジ4を中心に蓋体3を容器本体2から引き離すように上方に回動すれば、図1に示されるように容器本体2に対し蓋体3を開いた状態にすることができる。
<作用効果の説明>
上記の実施形態によれば、係止突起22を係止突起16へと押し付ける方向に移動するに伴い上昇し、かつ上向きに回動する押上片35で係止片20を押し上げることによって係止突起16と係止突起22との係合を解除するようにしたコンパクト容器1において、係止片本体21の外側方に、押上片35からの押上力を受ける押上力受部24を該押上片35の移動方向側、つまり後方に突出するように形成して、係止片20が、押上片35からの押上力を係止片本体21のみならず側方張出部23及び押上力受部24で受けて押し上げられるとともに、押上片35からの上向き回動力を押上力受部24の先端角部で受けて前方に押し曲げられるように構成したので、以下の(1)〜(3)に記載のような作用効果を得ることができる。
上記の実施形態によれば、係止突起22を係止突起16へと押し付ける方向に移動するに伴い上昇し、かつ上向きに回動する押上片35で係止片20を押し上げることによって係止突起16と係止突起22との係合を解除するようにしたコンパクト容器1において、係止片本体21の外側方に、押上片35からの押上力を受ける押上力受部24を該押上片35の移動方向側、つまり後方に突出するように形成して、係止片20が、押上片35からの押上力を係止片本体21のみならず側方張出部23及び押上力受部24で受けて押し上げられるとともに、押上片35からの上向き回動力を押上力受部24の先端角部で受けて前方に押し曲げられるように構成したので、以下の(1)〜(3)に記載のような作用効果を得ることができる。
(1)たとえ係止片20が押上片35との摩擦によって係止突起22を係止突起16に押し付けるような力が係止片20に作用したとしても、押上片35からの押上力をより効果的に受け止めてより強力に係止片20を押し上げることができ、蓋体3側の係止突起22と容器本体2側の係止突起16との係合をより確実で安定的に解除することができる。
(2)係止片20が押上力受部24を介して押上片35からの上向き回動力を受けて前方に押し曲げられることにより、係止突起22が係止突起16から離れる方向に動かされて、係止突起22が係止突起16を乗り越える動作が無理なくスムーズに行われることになり、両係止突起16,22の係合解除をより容易に行うことができる。
(3)押上力受部24が、蓋体3を開閉する際に蓋体3側の係止突起22が通過する経路から外れて形成されているため、容器本体2側の係止突起16を蓋体3側の係止突起22と対応する位置に形成することによって、押上力受部24と容器本体2側の係止突起16とが干渉しないようにして、2段嵌合(蓋体3を閉じる動作を行った際に、容器本体2側の係止突起16に、まず、押上力受部24が当たり、その後、蓋体3側の係止突起22が当たること)を防止し、蓋体3を閉じる動作を円滑に行うことができる。
(2)係止片20が押上力受部24を介して押上片35からの上向き回動力を受けて前方に押し曲げられることにより、係止突起22が係止突起16から離れる方向に動かされて、係止突起22が係止突起16を乗り越える動作が無理なくスムーズに行われることになり、両係止突起16,22の係合解除をより容易に行うことができる。
(3)押上力受部24が、蓋体3を開閉する際に蓋体3側の係止突起22が通過する経路から外れて形成されているため、容器本体2側の係止突起16を蓋体3側の係止突起22と対応する位置に形成することによって、押上力受部24と容器本体2側の係止突起16とが干渉しないようにして、2段嵌合(蓋体3を閉じる動作を行った際に、容器本体2側の係止突起16に、まず、押上力受部24が当たり、その後、蓋体3側の係止突起22が当たること)を防止し、蓋体3を閉じる動作を円滑に行うことができる。
以上、本発明のコンパクト容器について、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、上記実施形態における係止片20に代えて、図5(b)に示されるような係止片20Aを採用してもよい。
この係止片20Aにおいては、係止突起22が形成された本体部分である係止片本体21と、押上力受部24との間に、つまり側方張出部23に、上部の繋ぎ部40を残して、下端まで完全に切り込まれて下方に開口したスリット41が形成されている。
こうすることにより、係止片本体21の押上力受部24に対する自由度が大きくなり、係合解除をスムーズに行うことができる。
なお、係止片本体21と押上片35との間に隙間を設けて、押上片35に対し係止片本体21を非接触状態とすることにより、押釦25の後方への押し込み操作の際に、係止突起22を係止突起16に押し付けるような力が係止片20に作用することがなくなり、これによって係止突起22が係止突起16に押し付けられることがなくなるので、よりスムーズに係合解除を行うことができる。
この係止片20Aにおいては、係止突起22が形成された本体部分である係止片本体21と、押上力受部24との間に、つまり側方張出部23に、上部の繋ぎ部40を残して、下端まで完全に切り込まれて下方に開口したスリット41が形成されている。
こうすることにより、係止片本体21の押上力受部24に対する自由度が大きくなり、係合解除をスムーズに行うことができる。
なお、係止片本体21と押上片35との間に隙間を設けて、押上片35に対し係止片本体21を非接触状態とすることにより、押釦25の後方への押し込み操作の際に、係止突起22を係止突起16に押し付けるような力が係止片20に作用することがなくなり、これによって係止突起22が係止突起16に押し付けられることがなくなるので、よりスムーズに係合解除を行うことができる。
本発明のコンパクト容器は、押釦の押し込み操作によるスライド上昇式の押上片で係止片を押し上げて係合解除する形式のものに広く適用することができる。
1 コンパクト容器
2 容器本体
3 蓋体
16 係止突起(容器本体側)
20 係止片
21 係止片本体
22 係止突起(蓋体側)
24 押上力受部
35 押上片
41 スリット
2 容器本体
3 蓋体
16 係止突起(容器本体側)
20 係止片
21 係止片本体
22 係止突起(蓋体側)
24 押上力受部
35 押上片
41 スリット
Claims (2)
- 容器本体と蓋体の端部同士を枢着して蓋体を容器本体に対し上下方向に回動することによって開閉可能とし、蓋体側に設けられる係止片に形成された係止突起と、容器本体側に形成された係止突起とを互いに係合させて蓋体の全閉状態を保持するようにするとともに、蓋体側の係止突起を容器本体側の係止突起へと押し付ける方向に移動するに伴い上昇する押上片で係止片を押し上げることによって両係止突起の係合を解除するようにしたコンパクト容器において、係止片における係止突起が形成された本体部分の外側方に、押上片からの押上力を受ける押上力受部を形成したことを特徴とするコンパクト容器。
- 係止片における本体部分と押上力受部との間に、スリットを形成したことを特徴とする請求項1記載のコンパクト容器。
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6073403U (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-23 | ワイケイケイ株式会社 | コンパクト容器 |
JPS63150610U (ja) * | 1986-10-14 | 1988-10-04 |
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2013
- 2013-12-20 JP JP2013263699A patent/JP2015119742A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63150610U (ja) * | 1986-10-14 | 1988-10-04 |
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