JP2015119676A - コンバインの刈取昇降制御装置 - Google Patents

コンバインの刈取昇降制御装置 Download PDF

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松澤 宏樹
Hiroki Matsuzawa
宏樹 松澤
洋平 西山
Yohei Nishiyama
洋平 西山
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Abstract

【課題】本発明は、コンバインの刈取部に設ける接地センサで刈取部の対地高さを検出して刈取部を自動制御で昇降するコンバインの刈高さ制御装置において、圃場の凹部や溝を跨いで刈取走行する場合に、刈取部が下がり過ぎて刈取部の分草杆を圃場に突っ込むことを防止する。
【解決手段】刈取搬送部7の分草杆10に設けた刈取接地センサSE2が地面に接触することで刈取搬送部7対地高さを検出し、刈取搬送部7の昇降手段15を制御して刈取搬送部7を目標対地高さに維持するコンバインの刈取昇降制御装置において、刈取搬送部7に穀稈センサSE9を設け、穀稈センサSE9が穀稈を検出している間に刈取接地センサSE2の接地部SE2aが地面から離れた状態を所定時間継続して検出した場合は昇降手段15の下降出力を停止することを特徴とするコンバインの刈取昇降制御装置とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、コンバインの刈取昇降制御装置に関するものである。
刈高さ制御装置を備えたコンバインにおいて、刈取部における刈幅方向に複数の接地式の接地センサを設け、この接地センサが検出する刈取部の対地高さが目標対地高さになるように昇降手段を制御する刈取昇降制御装置を備えたものは公知である(特許文献1)。
特開2010−81803号公報
上記特許文献1記載の発明は、刈取部に設ける接地式の接地センサが目標対地高さより低い対地高さ(あるいは高い対地高さ)を検出すると、刈取昇降制御手段により昇降手段に上昇出力(あるいは下降出力)を実行し、刈取部の対地高さを目標対地高さに復帰させる刈高さ制御を行うものである。そして、対地高さ検出値が目標対地高さに対して設定されている昇降制御用の不感帯を高い側に外れている場合には、刈取部の下降処理を実行しながら昇降制御をするものである。
前記刈高さ制御構成にあっては、圃場に比較的大きな凹部や溝がある場合に、接地センサが平面部から凹部上を通過する状態となると接地センサが地面から離れて刈取部の対地高さを誤って大きく検出し、地上高を低くしようと刈取部の下降制御を実行して刈取部先端の分草杆が凹部や溝に嵌り込んで地面に突っ込むことがある。
そこで、本発明は、コンバインの刈取部に設ける接地センサで刈取部の対地高さを検出して刈取部を自動制御で昇降するコンバインの刈高さ制御装置において、圃場の凹部や溝を跨いで刈取走行する場合に、刈取部が下がり過ぎて刈取部の分草杆を圃場に突っ込むことがないようにすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、刈取搬送部(7)の分草杆(10)に設けた刈取接地センサ(SE2)が地面に接触することで刈取搬送部(7)対地高さを検出し、刈取搬送部(7)の昇降手段(15)を制御して刈取搬送部(7)を目標対地高さに維持するコンバインの刈取昇降制御装置において、刈取搬送部(7)に穀稈センサ(SE9)を設け、該穀稈センサ(SE9)が穀稈を検出している間に刈取接地センサ(SE2)の接地部(SE2a)が地面から離れた状態を所定時間継続して検出した場合は前記昇降手段(15)の下降出力を停止することを特徴とするコンバインの刈取昇降制御装置とする。
請求項2に記載の発明は、前記刈取接地センサ(SE2)を刈取搬送部(7)の刈幅方向に複数備え、穀稈センサ(SE9)が穀稈を検出している間に、少なくとも1つの刈取接地センサ(SE2)の接地部(SE2a)が地面から離れた状態を所定時間継続して検出した場合は、昇降手段(15)の下降出力を停止する請求項1に記載のコンバインの刈取昇降制御装置とする。
請求項3に記載の発明は、前記刈取接地センサ(SE2)の接地部(SE2a)が地面から離れた状態を所定時間継続して検出し、刈取搬送部(7)の下降出力が停止された後に、接地部(SE2a)が接地した状態を所定時間継続するか、接地部(SE2a)接地した状態で機体が所定距離走行した場合に、刈取搬送部(7)を目標対地高さに維持するべく、昇降手段(15)の上昇及び下降出力が可能な状態に復帰する請求項1或いは請求項2のいずれか1項に記載のコンバインの刈取昇降制御装置とする。
請求項1に記載の発明によれば、圃場の植立穀稈を刈取ながら走行して間は刈取接地センサ(SE2)の接地部(SE2a)の接地程度で刈取搬送部7の対地高さを検出しながら刈取搬送部(7)に設ける穀稈センサ(SE9)で刈り取った穀稈の搬送を検出しているが、分草杆(10)の位置が変わらなくとも穀稈センサ(SE9)の接地部(SE2a)が凹部や溝に嵌り込むと対地高さを異常に高く検出することになる。本発明は、その状態を所定時間持続して検出すると昇降手段(15)への降下出力を禁止して刈取搬送部(7)を降下しないので、分草杆(10)先端が下がって凹部や溝に嵌り込んで地面に突っ込むことを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、刈取搬送部(7)の刈幅方向に複数設けた刈取接地センサ(SE2)の一部が急激に高い対地高さを検出した場合は、その刈取接地センサ(SE2)を設けた位置に凹みや溝がある可能性があるので、刈取搬送部(7)を降下しないことで、分草杆(10)先端が下がることなく、分草杆(10)の先端を地面に突っ込むことを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明による効果に加えて、接地部(SE2a)が接地した状態を所定時間継続するか、接地部(SE2a)接地した状態で機体が所定距離走行すると、刈取接地センサ(SE2)の位置が確実に凹部や溝を乗り越えたと判断できるので、通常の刈高さ制御に復帰しても分草杆(10)が地面に突っ込むことがない。
コンバインの全体左側面図。 コンバインの全体平面図。 制御ブロック図。 フローチャート。 作業状態を示すコンバインの側面図。 作業状態を示す従来のコンバインの側面図。 作業状態を示すコンバインの側面図。 作業状態を示す従来のコンバインの側面図。
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、本明細書においてコンバインの前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。
まず、図1及び図2に基づき本発明を備えたコンバインの全体構成について説明する。
コンバインの走行車台1の下方には左右クローラ走行装置2,2を配設し、走行車台1上には、右側前部に座席付きの操縦部3を、操縦部3の後方下部にはエンジンを備えた原動部4を、原動部4の後方には穀粒収納用のグレンタンク5を配設している。走行車台1の左側部に脱穀部6を搭載し、走行車台1の前側部には刈取搬送部7を昇降手段である油圧昇降シリンダ15で昇降自在に設け、脱穀部6及びグレンタンク5の後方に排稾処理装置8を設けている。また、グレンタンク5の後側部に排出オーガ9を設け、グレンタンク5内の穀粒を外部に取り出すようにしている。
しかして、圃場の穀稈を刈取搬送部7の分草杆10により穀稈条列毎に分草しながら穀稈引起し装置に案内し、次いで、穀稈引起し装置で穀稈を引起し、引き起こした穀稈を掻込搬送装置で後方へ掻き込み搬送し刈刃装置で刈り取る。次いで、中継ぎ搬送装置で左右方向中央部へ集送しながら中継ぎ搬送し、次いで、引継ぎ搬送装置を経て脱穀部6のフィードチェンへ穀稈を引き継ぎ搬送する。脱穀部6で脱穀選別し、一番穀粒を一番揚穀機で揚穀しグレンタンク5に貯溜する。
前記分草杆10は、図2に示すごとく、刈取搬送部7の左右刈幅の略等間隔で5本設け、その内の左右外側から2番目の分草杆10の下部に刈取接地センサSE2を設けている。この刈取接地センサSE2は下方へ回動可能に設けた接地部SE2aの回動角度によって刈取搬送部7の対地高さを検出する。
また、操縦部3の主変速レバー11及び副変速レバー12を操作すると、エンジンの回転動力をミッションケース内の油圧式無段変速装置及び副変速装置で変速し、左右クローラ走行装置2,2に伝達し任意の速度で走行する。
また、操縦部3の操向パワステレバー13を左右に傾動操作することにより、旋回走行することができる。すなわち、操向パワステレバー13を旋回走行する側に傾動操作すると、ミッションケース内のサイドクラッチが切り作動され、左右クローラ走行装置2,2に速度差が与えられ走行方向の変更をすることができる。
次に、図3に基づき制御ブロック図について説明する。
コントローラ21の入力側には、刈高さ制御自動スイッチSW1と、刈取・脱穀クラッチの入切を検出する刈取・脱穀クラッチレバーセンサSE1と、刈取搬送部7の分草杆10の先端下部に設けている刈取接地センサSE2と、刈取搬送部7を昇降操作する刈取上下操作レバーの操作位置を検出する刈取上下操作レバーセンサSE4と、機体の左右傾斜を検出する機体左右傾斜センサSE5と、機体の前後方向傾斜を検出する機体前後傾斜センサSE6及びコンバインの車速を検出する車速検出センサSE7を接続している。
なお、刈取接地センサSE2は分草杆10先端部の対地高さを検出するもので、分草杆10に左右方向の軸回りに回動自在の接地部SE2aと、接地体の回動状態を検出する回転式ポテンショメータを利用した角度検出手段とを備えている。
また、コントローラ21の出力側には、刈取搬送部7の昇降手段である油圧昇降シリンダ15を作動させる油圧上昇バルブ15aと油圧下降バルブ15bと、走行機体1の前後方向傾斜を調節する前後傾斜シリンダを作動させる前後傾斜調節バルブ16と、走行機体1の左右方向傾斜を調節する左右傾斜シリンダを作動させる左右傾斜調節バルブ17とを接続している。
次に、図4に基づき刈高さ昇降制御のフローについて説明する。
刈取走行を開始(ステップS1)し、刈高さ制御を開始(ステップS2)する。そして、穀稈が刈り取られて刈取搬送部7の穀稈センサSE9で穀稈が検出(ステップS3)されて脱穀部6へ送り込まれる。この刈取走行中に刈取接地センサSE2の接地部SE2aが地面に接触して対地高さを検出するが、刈幅の左右に設ける2個の刈取接地センサSE2の一方の接地部SE2aが圃場の凹部や溝に落ち込んで地面から離れてオフ信号が出力(ステップS4)し、所定時間経過(ステップS5)すると、刈取搬送部7を降下させる出力が停止(ステップS6)される。さらに走行して複数設ける刈取接地センサSE2の一部接地部SE2aが地面に接触してオン信号が出力(ステップS7)され、所定時間経過(ステップS8)或いは接地部SE2aの接地量が所定以上に大きくなると、刈取搬送部7の降下停止が解除(ステップS9)される。
穀稈センサSE9が穀稈を検出(ステップS3)しない場合と、複数設ける刈取接地センサSE2の一部の接地部SE2aが正常に圃場面に接触(ステップS4)している場合は、刈高さ制御を継続する。また、前記の所定時間経過は間欠的に複数回検出することで計時しても良い。
なお、刈取搬送部7の降下出力が停止していても、複数設ける刈取接地センサSE2の一部の接地部SE2aが接地して対地高さを低く計測したり、刈取昇降レバー14で刈取搬送部7を上昇させたりすると、油圧昇降シリンダ15に上昇出力させる。
また、刈取昇降レバー14を降下側に長い時間保持して刈取昇降シリンダセンサSE8が縮退限界値を検出すると刈取搬送部7の降下を停止する。
また、刈取搬送部7の降下停止時に刈取昇降レバー14を一定時間降下側に維持すると、刈取搬送部7の降下禁止を解除する。
刈取高さ制御は、刈取作業中に作動させるのが原則だが、刈取準備走行中も作動させる場合には、刈取接地センサSE2の細かい上下検出では昇降しない鈍感な刈取高さ制御とし、刈取開始時に刈取接地センサSE2の上下検出に敏感に対応する刈取高さ制御とすれば良い。また、高速刈取作業では鈍感な刈取高さ制御とし、低速刈取作業中には敏感な刈取高さ制御とすれば良い
刈取作業中の判定は走行速度や脱穀クラッチの入・切で行うと良い。
次に、図5から図8で、本発明に関する刈取搬送部7の刈高さ昇降制御について説明する。
この刈高さ昇降制御は圃場に凹凸部や溝がある場合に有効であって、刈取搬送部7の分草杆10の地面への突入を防止しようとするものである。
図6(A)に示すように、凹部aの手前側に位置している状態では、刈取搬送部7の分草杆10と凹部aの底面との間隔が大きくあいている場合に、刈取下降制御を実行し間隔を狭めた状態で、図6(B)に示すように、クローラ走行装置2,2の先端が凹部aを走行落下すると、分草杆10の前端が地面に突っ込みやすくなる。
しかし、図5(A)に示すように、凹部aの手前側に位置して、刈取搬送部7の分草杆10と凹部aの底面との間隔が大きくあいている場合には、刈取下降制御をせず分草杆10と凹部aの底面との間隔を広げたままの状態で、図5(B)に示すように、クローラ走行装置2,2の先端が凹部aを走行落下すると、分草杆10の前端が地面に突っ込みにくくなる。
また、図8(A)に示すように、凹部aの下手側からクローラ走行装置2,2が平面部bに脱出しようとしている状態では、刈取搬送部7の分草杆10と平面部bとの間隔が大きくあいている場合に、刈取下降制御を実行し地面との間隔を狭めた状態で、図8(B)に示すように、クローラ走行装置2,2の先端が平面部bへ脱出走行すると、分草杆10の前端が地面に突っ込みやすくなる。
しかし、図7(A)に示すように、平面部bへ脱出した状態で刈取搬送部7の分草杆10と平面部bとの間隔が大きくあいている場合には、刈取下降制御をせずに分草杆10と平面部bとの間隔を広げたままの状態で、図7(B)に示すように、クローラ走行装置2,2の先端が平面部bに脱出走行すると、分草杆10の前端が地面に突っ込みにくくなる。
コントローラ21の刈高さ昇降制御手段には、前記刈取接地センサSE2を接続し、地面より所定距離離れた離間基準値を予め設定し記憶可能に構成し、刈取搬送部7の刈高さ自動昇降制御中に複数設ける刈取接地センサSE2の接地部SE2aが地面から離れて対地高さの検出値が異常に大きく上昇すると、刈取搬送部7の刈高さ自動下降制御を停止するようにしている。
刈取作業中に長い水路溝の凹部aを走行して刈取搬送部7の対地高さを離間基準値に戻そうと地面との間隔を狭めると、刈取搬送部7の分草杆10が地面に突っ込んでしまう不具合が発生するが、前記の制御で刈取搬送部7の刈高さ自動下降制御を停止するので、前記不具合を回避することができる。
しかし、刈取上下操作レバー(操向パワステレバー13)を上げ位置へ操作したときや刈取接地センサSE2の接地部SE2aが圃場の凸部に接触したときには、刈取搬送部7の上昇制御を可能にしている。
また、分草杆10に複数設けた刈取接地センサSE2のどれか或いは全てが所定時間経過或いは所定距離走行で離間基準値を継続して検出すると、刈取接地センサSE2の位置が確実に凹部や溝を乗り越えたと判断できるので、通常の対地高さ制御に復帰する。
しかして、オペレータが安全確認をした後に刈取上下操作レバーの下げ操作を刈取上下操作レバーセンサSE4が検出したときには、刈取搬送部7の自動下降を開始し、刈取接地センサSE2が接地検出しその後に所定距離走行したときに、刈高さ自動昇降制御を復帰するようにすればよい。
また、コントローラ21には機体の前後方向の傾斜を検出する機体前後傾斜センサSE6を備え、機体前後傾斜センサSE6が所定角度以上の前後傾斜を検出すると、前後傾斜調節バルブ16を昇降制御し前後水平姿勢に復帰させる機能を備え、コントローラ21の刈高さ昇降制御手段には前後傾斜が適正な水平作業状態か否かを判定する前後水平判定機能を有し、前後傾斜が所定の前後水平状態にあると判定したときにだけ、前記刈高さ自動昇降制御を開始するようにしている。
しかして、コンバインの前後方向傾斜が正常な水平状態に復帰している状態で刈高さ自動昇降制御を開始するので、安全適切な刈取作業をすることができる。
また、前記刈高さ昇降制御構成において、機体が前後方向の所定傾斜角度内である水平状態と判定し、その後に該水平状態を維持し、且つ、所定距離走行した後に、刈高さ自動昇降制御を開始するようにしてもよい。
次に、図5に基づき他の刈高さ昇降制御について説明する。
コントローラ21には左右方向の傾斜を検出する機体左右傾斜センサSE5を備え、機体左右傾斜センサSE5が所定傾斜角以上の左右傾斜を検出すると、水平に復帰させる機体水平制御手段をコントローラ21に備えている。そして、この機体水平制御手段により水平状態に復帰させる水平自動出力の開始時には、刈取搬送部7を所定量上昇させて所定量上昇すると停止するようにしている。
機体の左右傾斜状態から水平状態に復帰させるときに、左右方向の低位に傾斜している分草杆10が地中に突っ込む場合がある。しかし、左右傾斜状態から水平状態に復帰させるときには、刈取搬送部7を所定量上昇させるので、このような不具合を回避することができる。
前記刈高さ昇降制御構成において、コントローラ21の機体水平制御手段により左右傾斜状態から水平状態に復帰させる水平化自動出力の開始時に刈取搬送部7を所定量上昇させて所定量上昇すると停止するにあたり、刈高さセンサSE3の検出値が刈取搬送部7の上昇位置への到達を一度検出すると、刈取搬送部7を再度自動上昇しないようにし、刈取搬送部7の誤作動による上昇を防止している。
また、コントローラ21の機体水平制御手段により左右傾斜状態から水平状態に復帰させる水平化自動出力の開始時に刈取搬送部7を所定量上昇させた後において、刈取上下操作レバーの下降操作を刈取上下操作レバーセンサSE4が検出するまでは、刈取搬送部7の刈高さ自動昇降制御を開始しないようにしている。しかして、オペレータにより危険回避を認識した後に刈取搬送部7の刈高さ自動昇降制御を再開するので安全である。
また、コントローラ21の機体水平制御手段により左右傾斜状態から水平状態に復帰させる水平化自動出力の開始時に刈取搬送部7を所定量上昇させた後において、刈取接地センサSE2及び刈高さセンサSE3の検出値から刈取接地センサSE2の位置が接地目標高さより低いと判定したときに、刈取搬送部7の自動昇降制御を再開するようにしている。しかして、刈取搬送部7の刈取接地センサSE2が地面に近い状態を検出したときに刈取自動昇降制御を再開するので、分草杆10の地面への突入を防止し円滑な刈取作業をすることができる。
また、コントローラ21の機体水平制御手段により左右傾斜状態から水平状態に復帰させる水平化自動出力の開始時に刈取搬送部7を所定量上昇させた後において、所定傾斜状態から水平状態に復帰させる水平化自動出力が停止後し、その後に所定距離走行するまでの間に自動水平化出力がされなければ、刈取搬送部7の刈高さ自動昇降制御を再開するようにしている。しかして、コンバインの左右傾斜に対する安全状態を確認した後に刈取自
動昇降制御を再開することができ安全である。
SE2 刈取接地センサ
SE2a 接地部
SE9 穀稈センサ
7 刈取搬送部
10 分草杆
15 昇降手段(油圧昇降シリンダ)

Claims (3)

  1. 刈取搬送部(7)の分草杆(10)に設けた刈取接地センサ(SE2)が地面に接触することで刈取搬送部(7)対地高さを検出し、刈取搬送部(7)の昇降手段(15)を制御して刈取搬送部(7)を目標対地高さに維持するコンバインの刈取昇降制御装置において、刈取搬送部(7)に穀稈センサ(SE9)を設け、該穀稈センサ(SE9)が穀稈を検出している間に刈取接地センサ(SE2)の接地部(SE2a)が地面から離れた状態を所定時間継続して検出した場合は前記昇降手段(15)の下降出力を停止することを特徴とするコンバインの刈取昇降制御装置。
  2. 前記刈取接地センサ(SE2)を刈取搬送部(7)の刈幅方向に複数備え、穀稈センサ(SE9)が穀稈を検出している間に、少なくとも1つの刈取接地センサ(SE2)の接地部(SE2a)が地面から離れた状態を所定時間継続して検出した場合は、昇降手段(15)の下降出力を停止する請求項1に記載のコンバインの刈取昇降制御装置。
  3. 前記刈取接地センサ(SE2)の接地部(SE2a)が地面から離れた状態を所定時間継続して検出し、刈取搬送部(7)の下降出力が停止された後に、接地部(SE2a)が接地した状態を所定時間継続するか、接地部(SE2a)接地した状態で機体が所定距離走行した場合に、刈取搬送部(7)を目標対地高さに維持するべく、昇降手段(15)の上昇及び下降出力が可能な状態に復帰する請求項1または請求項2に記載のコンバインの刈取昇降制御装置。
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