JP2015119528A - ホイール駆動機構の冷却装置 - Google Patents

ホイール駆動機構の冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015119528A
JP2015119528A JP2013260302A JP2013260302A JP2015119528A JP 2015119528 A JP2015119528 A JP 2015119528A JP 2013260302 A JP2013260302 A JP 2013260302A JP 2013260302 A JP2013260302 A JP 2013260302A JP 2015119528 A JP2015119528 A JP 2015119528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
opening
lid member
casing
drive mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013260302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6055755B2 (ja
Inventor
寛隆 伊藤
Hirotaka Ito
寛隆 伊藤
友晴 渡邉
Tomoharu Watanabe
友晴 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2013260302A priority Critical patent/JP6055755B2/ja
Publication of JP2015119528A publication Critical patent/JP2015119528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6055755B2 publication Critical patent/JP6055755B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

【課題】簡素な構成でホイールの内部に設けられた電動モータを適切に冷却する。【解決手段】車両用駆動輪1のホイール2の内部に設けられた電動モータ10によりホイール2を回転駆動するホイール駆動機構において、電動モータ10の外周に配設され、少なくとも1つの開口部21が形成された略円筒状のケーシング20と、開口部21を覆うとともに電動モータ10の温度上昇に応じて開口部21を開放する蓋部材30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ホイールを駆動する機構を冷却する装置に関し、特に、車両用駆動輪のホイール内部に設けられるとともに同ホイールを回転駆動する電動モータ(インホイールモータ)を冷却する装置に関するものである。
近年、車両用駆動輪のホイールの内部に設けられるインホイールモータが開発されている。このインホイールモータを搭載した車両では、ドライブシャフトや差動ギヤといった動力伝達系の構成を省略することができ、車体側の省スペース化を図ることができる。
一方で、インホイールモータは高負荷出力時や連続稼働時などに発熱するため、インホイールモータを冷却する技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、インホイールモータが発生する熱をホイール壁面を通して受け、この熱を受けると起電力を発生する熱電素子と、この熱電素子により発生された起電力でインホイールモータに向けて送風する冷却送風機とを備えた冷却装置が示されている。この冷却装置では、ホイール壁面と外気との温度差に応じて熱電素子が起電力を発生し、この起電力でインホイールモータに対して軸方向に並設された電動の冷却送風機を作動させている。これにより、ホイール壁面の熱量に応じた起電力で冷却送風機を作動させてインホイールモータを冷却することができるとしている。
特開平06−144021号公報
しかしながら、インホイールモータの周辺は、ホイールはもちろんのことブレーキ装置やサスペンション装置といったさまざまなものが設けられるため、スペースの確保が困難であり、レイアウトの制約が厳しい。このため、特許文献1に示される技術のように、インホイールモータに対して軸方向に冷却送風機が並設されるものでは、レイアウトの制約に対応することが困難となるおそれがある。さらに、インホイールモータの他に冷却送風機を設けることで、コストが上昇してしまうおそれがある。
また、特許文献1に示される技術のように、インホイールモータの発熱を受けたホイール壁面と外気との温度差を利用するものでは、インホイールモータの連続稼働時やブレーキ装置の輻射熱発生時といったインホイールモータ或いはホイールの周辺温度が上昇する際に、温度差が小さくなり、インホイールモータを十分に冷却することができないおそれがある。
本発明の目的の一つは、上記のような課題に鑑み創案されたもので、簡素な構成でホイールの内部に設けられた電動モータを適切に冷却することができるようにした、ホイール駆動機構の冷却装置を提供することである。
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的として位置づけることができる。
(1)上記の目的を達成するために、本発明のホイール駆動機構の冷却装置は、車両用駆動輪のホイールの内部に設けられた電動モータにより前記ホイールを回転駆動するホイール駆動機構において、前記電動モータの外周に配設され、少なくとも1つの開口部が形成された略円筒状のケーシングと、前記開口部を覆うとともに前記電動モータの温度上昇に応じて前記開口部を開放する蓋部材と、を備えたことを特徴としている。すなわち、前記蓋部材は、前記電動モータの温度に応じて前記開口部を開閉する。
(2)前記開口部の周縁の一部とそれに対応する前記蓋部材の周縁の一部とが結合された結合部と、前記結合部に配設され、前記電動モータの温度上昇に応じて体積が膨張する熱感応部材と、を備え、前記熱感応部材の体積が膨張することにより前記蓋部材が前記開口部を開放することが好ましい。
(3)前記熱感応部材にはアルミニウム材を用い、前記蓋部材及び前記ケーシングには前記アルミニウム材よりも熱膨張率の低い鋼材を用いることが好ましい。
(4)また、前記蓋部材がバイメタルで構成されていてもよい。
(5)前記蓋部材が前記開口部を覆う状態では、前記ケーシングの外周に円筒面が形成されることが好ましい。
(6)前記電動モータのステータと前記ケーシングとが一体的に接合され、前記蓋部材は、基端部が前記開口部の周縁における前記ホイールの回転方向下流側の下流縁部に結合され、先端部が前記電動モータの温度上昇に応じて前記開口部の周縁における前記ホイールの回転方向上流側の上流縁部から離隔することが好ましい。すなわち、前記蓋部材は、前記基端部よりも前記先端部が前記ホイールの回転方向上流側に配設されることが好ましい。
(7)前記開口部が、前記ケーシングの外周方向に沿って複数設けられ、前記蓋部材が、前記開口部のそれぞれに対応して複数設けられることが好ましい。
本発明にかかるホイール駆動機構の冷却装置によれば、電動モータが発熱したときには、この温度上昇に応じて蓋部材が開口部を開放するため、ケーシングの内周側と外周側とで空気を入れ換える(換気する)ことができ、ケーシングの内周側に設けられた電動モータをケーシングの外周側の空気(外気)で冷却することができる。このとき、ホイールが回転していれば、この回転にともなう空気の流れによって換気が促進され、電動モータの冷却効率を向上させることができる。一方、電動モータの温度が上昇していないときには、開口部が蓋部材に覆われ(閉鎖され)、電動モータは冷却されない。よって、低温時におけるホイール駆動機構のエネルギーロスを抑制することができる。これらより、ホイールの内部に設けられた電動モータを適切に冷却することができる。
また、電動モータを適切に冷却するために、蓋部材によって開閉される開口部が形成された略円筒状のケーシングを電動モータの外周に設けるだけでよいため、簡素な構成とすることができる。これにより、レイアウトの制約に対する対応自由度を向上させることができ、また、コストの上昇を抑制することができる。
このようにして、簡素な構成でホイールの内部に設けられた電動モータを適切に冷却することができる。
本発明の第一実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置の全体を模式的に示す断面図である。 本発明の第一実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置からケーシングを取り出して示す側面図である。 図2の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の第一実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置において、電動モータ(IWM)の温度が上昇したときのケーシングの一部を拡大して示す斜視図である。この図4は、図3に対応する箇所を示している。 図2の領域Aを示す拡大図である。 本発明の第二実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置の要部を拡大して示す要部拡大側面図である。この図6は、図5に対応する箇所を示している。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
本発明にかかるホイール駆動機構の冷却装置は、車両用駆動輪(以下、単に「駆動輪」という)のホイールの内部に設けられた電動モータ(「インホイールモータ」,「ホイールモータ」,「ハブモータ」などとも称される。以下、「IWM」と略称する)により同ホイールを回転駆動するホイール駆動機構を冷却する装置である。この装置は、特にIWMを冷却することで、ホイール駆動機構を冷却する。
IWMが装備される車両としては、自動車,鉄道車両,自転車といった種々のものが挙げられるが、本実施形態では自動車を例示して説明する。
以下の説明では、駆動輪の軸に近い側を内周側とし、その逆側を外周側とし、車幅方向において車両中心側を内側とし、その逆側を外側とし、前進走行時の駆動輪の回転方向を基準に上流及び下流を定める。
〔第一実施形態〕
[1.構成]
はじめに、本実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置の前提となる駆動輪の構成を説明する。
[1−1.駆動輪]
図1に示すように、駆動輪1は、その軸芯Cを中心に回転運動し、ホイール2及びこのホイール2の外周に装着されるタイヤ3を有する。
ホイール2は、外周に円筒面をなすように配設されるリム2aと、リム2aよりも内周側に設けられるディスク2bとを有する。このディスク2bは、リム2aに結合されており、ホイール2の車幅方向外側の壁部をなしている。このため、リム2aの内周側であってディスク2bの車幅方向内側、即ち、ホイール2の内部には、空間が形成されたものといえる。
ディスク2bの中心部は、後述するIWM10の出力軸11に結合され固定されている。このため、駆動輪1はIWM10の出力回転により駆動される。
また、ホイール2のディスク2bとIWM10との間には、ブレーキ機構4が介装されている。ブレーキ機構4は、ホイール2と一体に回転するロータ4aとこのロータ4aの回転を制動するキャリパ4bとを有する。このため、キャリパ4bによってロータ4aの回転が制動されると、ブレーキ機構4によってホイール2(駆動輪1)が制動される。
なお、キャリパ4bは、図示しない車体側の構造に接続されている。図1には、ブレーキ機構4のロータ4aがディスク2bの中心部と出力軸11との間に介装されたものを例示している。
上記したホイール2の内部には、IWM10と、その外周に配設されたケーシング20とが収容されている。
以下、IWM10,ケーシング20の順に各構成を説明する。
[1−2.IWM(インホイールモータ)]
IWM10は、駆動輪1を回転駆動させる動力源であり、図示省略するバッテリからの給電により作動する。
このIWM10は、ロータとステータとのギャップ(間隙)について、このギャップが径方向に形成される方式(ラジアルギャップ方式)のものと軸方向に形成される方式(アキシャルギャップ方式)のものとに分類することができ、また、出力軸とホイールとの関係について、これらが直結されたダイレクトドライブ方式(モータ出力回転数=ホイール回転数)のものと出力軸とホイールとの間に減速機構が介装されたギヤリダクション方式(モータ出力回転数>ホイール回転数)のものとに分類することができる。IWM10としては、これらのさまざまな公知の電動モータを適用することができる。ラジアルギャップ方式の電動モータを用いる場合には、ステータに対するロータの配設箇所で類別されるアウタロータタイプ及びインナロータタイプの何れを適用してもよい。
ここでは、IWM10として、アキシャルギャップ方式であってダイレクトドライブ方式の電動モータを用いたものを例示して説明する。
IWM10は、駆動輪1の軸芯Cと同心に配置される出力軸11及びハウジング12を有する。出力軸11は、ハウジング12の中心部にベアリングを介して回転可能に軸支されている。
出力軸11は、車幅方向外側端部11aがハウジング12から突出するように設けられている。この車幅方向外側端部11aには、上記したブレーキ機構4及びホイール2が結合されている。
なお、図1には、出力軸11が中空に形成されたものを例示している。この場合、出力軸11の中空部にベアリング等を介して車体側の支持軸(図示略)を配設することで、IWM10及び駆動輪1を回転可能に支持することができる。これに替えて又は加えて、ハウジング12が車体側の構造に結合され、IWM10及び駆動輪1が支持されてもよい。一方、出力軸11が中実に形成されてもよい。この場合、中実の出力軸11やハウジング12を車体側の構造に結合することで、IWM10及び駆動輪1を支持することができる。
ハウジング12は、回転駆動力を発生させるロータ15及びステータ16(ここではステータの一方にのみ符号を付す)を収容するハウジング本体部13と、このハウジング本体部13の車幅方向端部のそれぞれから全周にわたって径方向に突設された突起部14とを有する。この突起部14は軸方向に並設されており、突起部14に挟まれた空間(以下、「凹部」という)14aが形成されている。
ハウジング本体部13は、中空の閉空間を有する円柱形状に形成されている。この中空の閉空間には、ロータ15及びステータ16が収容されている。つまり、ハウジング本体部13は、内部に収容されたロータ15及びステータ16を埃や水などの侵入から防いで保護する筐体である。なお、ハウジング本体部13における中空の閉空間は、ハウジング本体部13がなす円柱形状よりもその厚みに対応する分だけ小さな円柱形状をなしている。
以下、ハウジング本体部13の内部に収容されるロータ15及びステータ16を説明し、その後、ハウジング本体部13の外周に設けられた突起部14を説明する。
ロータ15は、ステータ16に対して回転するものである。これらのロータ15及びステータ16は、何れも軸芯Cと同心に配置されている。
ロータ15は、中心部15aが出力軸11に固定され、外周部15bの車幅方向外側及び内側のそれぞれに複数の永久磁石(何れも図示省略する)が円環状に固設されている。かかる永久磁石は、周方向に隣り合うどうしが異極となるように磁化されており、例えば扇形状に形成されている。このロータ15の外周部15bは、間隔をおいて車幅方向(軸方向)両側に設けられたステータ16に挟まれている。
ステータ16は、ハウジング本体部13の外周部13aに固定されており、磁心にコイルが巻回された複数のコイルモジュールが円環状に配設されたものである。各コイルモジュールは、例えば扇状に形成されている。なお、ステータ16は、後述するケーシング20に対してハウジング12を介して一体的に接合されている。
ステータ16の各コイルモジュールに電流が供給されると、ステータ16の各コイルモジュールとロータ15の永久磁石との磁力(引力或いは斥力)によって、ステータ16に対してロータ15が回転し、出力軸11から回転駆動力が出力される。このとき、ステータ16を電流が流れることにより、各コイルモジュールが発熱する。例えば、IWM10の高負荷出力時或いは連続稼働時には、ステータ16の各コイルモジュールに多量の電流或いは長期間にわたって電流が供給され、IWM10の発熱量が多くなる。
突起部14は、次に説明するケーシング20を配設するために形成されている。すなわち、突起部14は、ケーシング20をハウジング12に結合するためのものである。
なお、図1には、ハウジング本体部13と突起部14とが一体に形成されたものを例示するが、これらのそれぞれが別体に形成されて結合されていてもよい。また、ハウジング本体部13についても、任意の箇所で分割された部材どうしを結合する構造としてもよい。
[1−3.ケーシング]
ケーシング20は、略円筒状に形成され、IWM10の外周に配設されている。具体的には、ケーシング20は、環状に形成されるとともに径方向断面が軸心Cを上方としたU字型(例えば上部では逆U字型)に形成されている。このケーシング20の内周端部とIWM10の外周端部(即ちハウジング12における突起部14の外周端部)とが結合されている。なお、ケーシング20とIWM10との結合には、溶接やボルト締結といった公知の結合手段を用いることができる。
図1〜図3に示すように、ケーシング20には、ホイール2の回転方向(図2及び図3には二重矢印で示す)に沿って複数の開口部21(一箇所にのみ符号を付す)が設けられている。なお、ホイール2の回転方向は、ケーシング20の外周が延在する方向(外周方向)と同方向である。
このケーシング20には、開口部21のそれぞれに対応して複数設けられた蓋部材30(一箇所にのみ符号を付す)と、各蓋部材30によって開口部21を開閉させる熱感応部材40(一箇所にのみ符号を付す,図1では図示省略する)とが備えられている。ここでは、1つの開口部21に対して1つの蓋部材30が設けられている。
図2には、十二個の開口部21が周方向に等間隔に形成されたものを例示するが、開口部21の形成個数は、周囲の構成や要求仕様等に応じて設定すればよく、例えば1つでもよい。また、開口部21どうしの間隔は等間隔でなくてもよい。この場合、蓋部材30及び熱感応部材40の形成個数や形成箇所は開口部21に対応したものとなる。
以下、開口部21,蓋部材30,熱感応部材40の順に説明する。
[1−3−1.開口部]
開口部21が閉鎖された状態(蓋部材30に覆われた状態)では、ケーシング20の外周側と内周側との連通が遮断される。このため、開口部21とIWM10におけるハウジング12の径方向端部に形成された凹所14a(図1参照)とによって閉空間が形成される。
一方、図4に示すように、開口部21が開放された状態では、開口部21は、ケーシング20の外周側と内周側とを連通させる。このため、開口部21は、ハウジング12の径方向端部における凹所14a(何れも図1参照)に外気(ケーシング20の外周側の空気)を導入する導入口と捉えることができ、また、凹所14aの空気をケーシング20の外部に排出する排出口と捉えることができる。つまり、開口部21は、凹所14aの空気を入れ換える換気口と捉えることができる。
[1−3−2.蓋部材]
蓋部材30は、弾性変形可能に構成されている。言い換えれば、蓋部材30は、所定の形状に復元可能な可撓性を有する。なお、蓋部材30は、少なくとも基端部30aが弾性変形可能に構成されていればよい。
図2〜図4に示すように、蓋部材30の基端部30aは、開口部21の周縁22におけるホイール2の回転方向下流側の下流縁部22aに結合されている。つまり、蓋部材30は、基端部30aよりも先端部30bがホイール2の回転方向上流側に配設される。
蓋部材30とケーシング20との結合箇所(以下、「結合部」という)50には、詳細を後述する熱感応部材40が配設されている。なお、蓋部材30の基端部30a以外の部分は、ケーシング20と結合されていない。
ここでは、蓋部材30がケーシング20に対して一体に結合されている。
蓋部材30は、詳細を後述する熱感応部材40からの外力が作用しなければ、所定の形状をなして開口部21を覆う(閉鎖する)状態となる。かかる状態のときには、図2及び図3に示すように、ケーシング20の外周が円筒面をなす形状に形成されている。言い換えれば、蓋部材30が開口部21を覆う状態では、ケーシング20の外周に滑らかな円筒面が形成される。
[1−3−3.熱感応部材]
ところで、IWM10(図1参照)が発熱したときには、IWM10のハウジング12(図1参照)を通じて熱が伝達され、ケーシング20,蓋部材30及び熱感応部材40の温度も上昇する。つまり、ケーシング20,蓋部材30及び熱感応部材40のそれぞれは、IWM10の温度上昇に応じて自身の温度も上昇する。本実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置は、このような温度変化を利用して、開口部21を開閉している。かかる開閉の動力源といえる熱感応部材40について、以下に説明する。
熱感応部材40には、ケーシング20及び蓋部材30よりも熱膨張率の高い材料を用いている。例えば、熱感応部材40にはアルミニウム材を用い、ケーシング20及び蓋部材30には鋼材を用いることができる。
熱感応部材40は、上記したように蓋部材30の基端部30aとケーシング20とが結合される結合部50に配設されている。詳細には、結合部50に凹設された凹部29に熱感応部材40が収容されている。図3及び図4には、熱感応部材40は軸状(円柱状)に形成されたものを例示する。
図5に示すように、凹部29は、ホイール2の回転方向下流側に設けられた本体部29aと、ホイール2の回転方向上流側に設けられた絞り部29bとを有する。本体部29aは、熱感応部材40に対応する形状に凹設された部分であり、熱感応部材40を収容する部分である。絞り部29bは、本体部29aからホイール2の回転方向上流側に向かうに連れて開口部21の周縁22と蓋部材30との距離が小さくなる(絞られる)ように形成された部分である。
厳密にいえば、熱感応部材40は温度に応じて体積が変化するため、凹部29の本体部29aは、所定温度における熱感応部材40の外径に対応する形状に凹設されている。ここでいう所定温度としては、IWM10がオーバヒート状態(過熱状態)やオーバークール状態(冷態)となる温度であるときに熱感応部材40がとりうる温度に対して所定のマージン分だけ安全側(高温側又は低温側)の温度を用いることができる。
熱感応部材40は、ケーシング20に設けられた凹部29の本体部29aに、軸方向に沿って嵌挿されることで配設することができる。また、凹部29の絞り部29bと蓋部材30との距離が熱感応部材40の外周(外形)よりも大きくなるように、蓋部材30の先端部30b(図4など参照)を変位させて(例えば持ち上げて)開口部21を大きく開放し、蓋部材30と開口部21の周縁22との間から配設することも可能である。
なお、図示省略するが、熱感応部材40には、凹部29から脱落しないように、適宜の抜け止め加工が施されている。かかる抜け止め加工としては、熱感応部材40の軸方向両端部に頭部を設けることや、抜け止めンピンを追加することなどが挙げられる。
IWM10(図1参照)が発熱したときには、IWM10の温度上昇に応じて熱感応部材40の温度が上昇し、熱感応部材40の体積が膨張する。このとき、ケーシング20及び蓋部材30と熱感応部材40との熱膨張率の差により、図4と図5の二点鎖線とに示すように、熱感応部材40が蓋部材30の基端部30aを押し上げ、これにともなって、蓋部材30の先端部30b(図2〜図4参照)が、開口部21の周縁22におけるホイール2の回転方向上流側の上流縁部22bから離隔され、開口部21が開放される。
[2.作用及び効果]
本発明の第一実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置は、上述のように構成されるため、以下のような作用及び効果を得ることができる。
まず、本実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置の作用を説明する。
IWM10の温度は、始動初期や極寒冷地における作動時などには低温である。このとき、図2,図3及び図5に示すように、熱感応部材40は、所定温度以下であり凹部29に収容される。このため、蓋部材30は、熱感応部材40に押し上げられることがなく、開口部21を覆う状態(閉鎖する状態)となる。
一方、IWM10は、高負荷出力時や連続稼働時などには発熱量が多量となり、温度が上昇する。この熱は、ハウジング12を通じてケーシング20,蓋部材30及び熱感応部材40に伝達される。そして、熱感応部材40をはじめケーシング20及び蓋部材30の体積が膨張する。このとき、ケーシング20及び蓋部材30と熱感応部材40との熱膨張率の差により、図4に示すように、熱感応部材40により蓋部材30の基端部30aが押し上げられ、蓋部材30が弾性変形する(撓む)ことにより開口部21が開放される。
開口部21が開放された状態では、蓋部材30の基端部30aから先端部30bに向かうに連れて開口部21の周縁22から離隔する。
以下、開口部21を開放する作用の詳細について、図5の二点鎖線を参照して説明する。
IWM10の温度が上昇すると、熱感応部材40の体積が膨張する。このとき、熱感応部材40の体積膨張よりも小さいながら、ケーシング20及び蓋部材30も微小に体積膨張する。これらの体積膨張により、熱感応部材40と蓋部材30の基端部30aとが押し合うとともに、熱感応部材40と凹部29とが押し合う。よって、蓋部材30の基端部30aが、熱感応部材40によって押し上げられ、弾性変形する。このとき、熱感応部材40の押し上げ対象となる蓋部材30の基端部30aにおいては、ホイール2の回転方向上流側よりも下流側の方が剛であるため、熱感応部材40の蓋部材30への押し上げ力がホイール2の回転方向下流側から上流側(剛な部分から柔な部分)へ逃げるように移行し、熱感応部材40が微小に回転する。
なお、蓋部材30の剛性や内周面の形状,凹部29の形状などによっては、熱感応部材40が回転することなく、蓋部材30が押し上げられることもありうる。
熱感応部材40をはじめとしたケーシング20及び蓋部材30の各体積は、温度に対して略比例的な対応関係を有するため、開口部21の開放度合いはIWM10の温度に応じたものとなる。
このように、本実施形態のホイール駆動機構の冷却装置は、熱感応部材40とケーシング20及び蓋部材30との熱膨張率の差を利用することで、IWM10の温度に応じて、電力や制御を要することなく開口部21の開放度合を変化させている。
開口部21が開放されると、ケーシング20の外周側と内周側とが連通され、開口部21の閉鎖時に形成される開口部21及び凹部14aの閉空間の空気が排出されるとともに、開口部21を通じてケーシング20の外周側の空気(外気)が凹部14aに導入される。つまり、凹部14aで温められた空気が換気される。
このときホイール2が回転していれば、この回転にともなう空気の流れは、基端部30aから先端部30bに向かうに連れて開口部21の周縁22から離隔している蓋部材30に案内され、開口部21に効率よく導入される。開口部21から導入された空気は、ハウジング12に当たり、凹部14aの空気を排出する。すなわち、凹部14a内で蓄熱した空気を排出し、加熱されたハウジング12を冷却することができる。
次に、本実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置の効果を説明する。
IWM10の温度上昇に応じて開口部21を覆っていた蓋部材30が開口部21を開放するため、ケーシング20の内周側と外周側とで空気を入れ換える(換気する)ことができ、ケーシング20の内周側に設けられたIWM10を外気で冷却することができる。このとき、ホイール2が回転していれば、この回転にともなう空気の流れによって換気が促進され、IWM10の冷却効率を向上させることができる。
一方、IWM10の温度が上昇していないときには、開口部21が蓋部材30に覆われ、IWM10は冷却されない。このとき、例えばホイール2が回転していれば、この回転にともなう空気の乱れや空気抵抗を抑制することができる。また、IWM10が冷却されなければ、ホイール駆動機構の冷却も抑制される。そのため、ホイール駆動機構の作動にともなって、機構各部の潤滑油が温度上昇して粘性が低下するので、潤滑部分の抵抗も抑えることができる。これらより、低温時におけるホイール駆動機構のエネルギーロスを抑制することができる。
このように、IWM10の温度に応じて、蓋部材30が開口部21を開閉するため、IWM10を適切に冷却することができる。
また、IWM10を冷却するために、蓋部材30によって開閉される開口部21が形成された略円筒状のケーシング20をIWM10の外周に設けるだけでよいため、簡素な構成とすることができる。これにより、レイアウトの制約に対する対応自由度を向上させることができ、また、コストの上昇を抑制することができる。延いては、ホイール駆動機構の冷却装置を軽量化に寄与し、耐久性の向上にも寄与しうる。
また、IWM10の温度上昇に応じて熱感応部材40の体積が膨張することにより蓋部材30が開口部21を開放するため、開口部21の開放に制御を要せず、電力を消費することがない。よって、簡素な構成とすることができる。
この熱感応部材40は、IWM10の温度と開口部21の開放度合いとが対応するように、蓋部材30によって開口部21を開放させるため、IWM10を確実に冷却することができる。
蓋部材30が開口部21を覆う状態、即ち、IWM10の温度が上昇していないときには、ケーシング20の外周に円筒面が形成されるため、ホイール2が回転しているときの空気の乱れや空気抵抗を更に抑制することができる。これにより、エネルギーロスを更に抑制することができる。
IWM10のステータ16とケーシング20とが一体的に接合されるため、ホイール2が回転するのに対しケーシング20は回転しない。このような構造のもとで、蓋部材30は、基端部30aよりも先端部30bがホイール2の回転方向上流側に配設されるため、ホイール2が回転しているときに、この回転にともなう空気の流れを効率よく開口部21に導入することができ、IWM10の冷却効率を向上させることができる。
IWM10にアキシャルギャップ方式のものを用いているため、ラジアルギャップ方式のものに比較して、小型化に有利であり、レイアウトへの対応自由度を更に向上させることができる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態について説明する。本発明の第二実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置は、第一実施形態に対して蓋部材の構成が異なる。なお、ここで説明する点を除いては第一実施形態と同様の構成になっており、これらについては、同様の符号を付し、各部の説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置は、蓋部材60がバイメタルで構成されている。バイメタルとは、熱膨張率が異なる二枚の金属部材を例えば圧延法によって一枚の板状に貼り合わせたものである。
この蓋部材60は、外周側の第一メタル部材61と内周側の第二メタル部材62とを有する。
第一メタル部材61には、第二メタル部材62よりも熱膨張率が低い部材が用いられている。第一メタル部材61としては、インバーなどの熱膨張率が低い金属部材であれば種々のものを採用することができる。また、第二メタル部材62としては、ニッケルクロム鉄合金,ニッケルマンガン鉄合金,マンガン銅鉄合金などの熱膨張率の高い金属部材であれば種々のものを採用することができる。
ここでは、蓋部材60の基端部60aから先端部(図示略)の全体にわたって二つのメタル部材61,62が設けられている。ただし、図6に二点鎖線で示すように、蓋部材60の基端部60aにだけ二つのメタル部材61,62が設けられてもよい。
なお、図6には、蓋部材60が結合される結合部50に凹部29が設けられたものを示すが、この凹部29は省略してもよい。
この蓋部材60は、温度が上昇するに連れて、外周側の第一メタル部材61よりも内周側の第二メタル部材62の方が大きく膨張し、基端部60aを支点に外周側へ向けて変形する。この変形量と蓋部材60(メタル部材61,62)の温度とは一対一の対応関係を有する。
敷衍して言えば、蓋部材60は、上述した第一実施形態の蓋部材30と同様に、温度と開口部21の開放度合いとが比例的な対応関係を有するものといえる。延いては、IWM10の温度と蓋部材60による開口部21の開放度合いとも対応するものといえる。
第二実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置は、上述のように構成されるため、第一実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
蓋部材60がバイメタルで構成されているため、第一実施形態にかかるホイール駆動機構の冷却装置のように、熱感応部材40を要することなく、IWM10の温度上昇に応じて開口部21を開放することができる。このため、更に簡素な構成とすることができる。延いては、コストの低減や耐久性の向上に寄与しうる。
また、蓋部材60の第一メタル部材61と第二メタル部材62との熱膨張率の差を利用することで、IWM10の温度に応じて、電力や制御を要することなく開口部21の開放度合を変化させることができる。
蓋部材60の基端部60aにだけ二つのメタル部材61,62が設けられれば、材料コストを抑制することも可能となる。また、凹部29の形成を省略すれば、形成コストを抑制することも可能となる。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上述した第一実施形態及び第二実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせてもよい。
上述の実施形態では、開口部21が矩形状に形成されたものを例示したが、開口部21の形状としては、円柱形状やスリット状などの種々の形状のものを採用することができる。例えば、開口部21が開放されたときの空気の流れを考慮して開口部21の形状を設計してもよい。具体的には、開口部21を通してケーシング20の外周側の空気が導入される点に着目すれば、導入される空気の流通方向に沿うように径方向に対して傾斜する軸心或いは辺を有する形状を採用してもよい。この場合、ケーシング20の内周側への外気の導入効率が向上し、IWM10の冷却効果を向上させることができる。
また、蓋部材30が開口部21の周縁22におけるホイール2の回転方向下流側の下流縁部22aに結合されたものを説明したが、少なくとも、開口部21の周縁22の一部とそれに対応する蓋部材30の周縁22の一部とが結合されていればよい。
また、開口部21は少なくとも1つ設けられていればよい。さらに、1つの開口部21に対して1つの蓋部材30が設けられたものに限らず、1つの蓋部材が複数の開口部を覆う構成としてもよいし、逆に、複数の蓋部材が1つの開口部を覆う構成としてもよい。
また、蓋部材30における外周側の形状は種々の形状とすることができ、蓋部材30が開口部21を覆う状態におけるケーシング20の外周には、円筒面に限らず種々の形状が形成されうる。
上述の第一実施形態では、熱感応部材40が軸状(円柱状)に形成されたものを例示したが、熱感応部材40の形状に例えば球状や矩形状といった種々の形状を採用することもできる。この場合、凹部29は、熱感応部材40に対応する形状に凹設される。
上述の第二実施形態では、蓋部材60がバイメタルで構成され、第一実施形態の熱感応部材40を省略することができる点を説明したが、蓋部材60がバイメタルで構成されるとともに熱感応部材40が設けられていてもよい。この場合、蓋部材60による開口部21の開閉を更に確実にすることができる。
1 駆動輪(車両用駆動輪)
2 ホイール
2a リム
2b ディスク
3 タイヤ
4 ブレーキ機構
4a ロータ
4b キャリパ
10 IWM(インホイールモータ,電動モータ)
11 出力軸
11a 車幅方向外側端部
12 ハウジング
13 ハウジング本体部
13a 外周部
14 突起部
14a 凹所
15 ロータ
15a 中心部
15b 外周部
16 ステータ
20 ケーシング
21 開口部
22 周縁
22a 下流縁部
22b 上流縁部
29 凹部
29a 本体部
29b 絞り部
30 蓋部材
30a 基端部
30b 先端部
40 熱感応部材
50 結合部
60 蓋部材(バイメタル)
60a 基端部
61 第一メタル部材
62 第二メタル部材
C 軸芯

Claims (7)

  1. 車両用駆動輪のホイールの内部に設けられた電動モータにより前記ホイールを回転駆動するホイール駆動機構において、
    前記電動モータの外周に配設され、少なくとも1つの開口部が形成された略円筒状のケーシングと、
    前記開口部を覆うとともに前記電動モータの温度上昇に応じて前記開口部を開放する蓋部材と、を備えた
    ことを特徴とする、ホイール駆動機構の冷却装置。
  2. 前記開口部の周縁の一部とそれに対応する前記蓋部材の周縁の一部とが結合された結合部と、
    前記結合部に配設され、前記電動モータの温度上昇に応じて体積が膨張する熱感応部材と、を備え、
    前記熱感応部材の体積が膨張することにより前記蓋部材が前記開口部を開放する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のホイール駆動機構の冷却装置。
  3. 前記熱感応部材にはアルミニウム材を用い、
    前記蓋部材及び前記ケーシングには前記アルミニウム材よりも熱膨張率の低い鋼材を用いる
    ことを特徴とする、請求項2に記載のホイール駆動機構の冷却装置。
  4. 前記蓋部材がバイメタルで構成された
    ことを特徴とする、請求項1に記載のホイール駆動機構の冷却装置。
  5. 前記蓋部材が前記開口部を覆う状態では、前記ケーシングの外周に円筒面が形成されることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のホイール駆動機構の冷却装置。
  6. 前記電動モータのステータと前記ケーシングとが一体的に接合され、
    前記蓋部材は、基端部が前記開口部の周縁における前記ホイールの回転方向下流側の下流縁部に結合され、先端部が前記電動モータの温度上昇に応じて前記開口部の周縁における前記ホイールの回転方向上流側の上流縁部から離隔する
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のホイール駆動機構の冷却装置。
  7. 前記開口部が、前記ケーシングの外周方向に沿って複数設けられ、
    前記蓋部材が、前記開口部のそれぞれに対応して複数設けられた
    ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載のホイール駆動機構の冷却装置。
JP2013260302A 2013-12-17 2013-12-17 ホイール駆動機構の冷却装置 Expired - Fee Related JP6055755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013260302A JP6055755B2 (ja) 2013-12-17 2013-12-17 ホイール駆動機構の冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013260302A JP6055755B2 (ja) 2013-12-17 2013-12-17 ホイール駆動機構の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015119528A true JP2015119528A (ja) 2015-06-25
JP6055755B2 JP6055755B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=53531814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013260302A Expired - Fee Related JP6055755B2 (ja) 2013-12-17 2013-12-17 ホイール駆動機構の冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6055755B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102064768B1 (ko) * 2018-08-30 2020-01-13 명화공업주식회사 냉각휠

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226159U (ja) * 1985-07-29 1987-02-17
JP3038781U (ja) * 1996-12-17 1997-06-24 国産電機株式会社 フライホイール磁石発電機
JP2000245109A (ja) * 1999-02-18 2000-09-08 Toshiba Corp 永久磁石電動機
JP2004169592A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
JP2005168120A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Nissan Motor Co Ltd モータの冷却構造
JP2005229748A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Denso Corp タンデム式回転電機
JP2006282158A (ja) * 2005-03-08 2006-10-19 Honda Motor Co Ltd 車両用ホイール駆動装置
JP2009083658A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp インホイールモータ駆動自動車の車体構造
JP2011148331A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Toyota Central R&D Labs Inc インホイールモータ
JP2011148378A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Aisin Seiki Co Ltd インホイールモータ冷却装置
JP2012040912A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Pacific Ind Co Ltd エンジンカバー
JP2013046554A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Toshiba Corp 回転電機

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226159U (ja) * 1985-07-29 1987-02-17
JP3038781U (ja) * 1996-12-17 1997-06-24 国産電機株式会社 フライホイール磁石発電機
JP2000245109A (ja) * 1999-02-18 2000-09-08 Toshiba Corp 永久磁石電動機
JP2004169592A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
JP2005168120A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Nissan Motor Co Ltd モータの冷却構造
JP2005229748A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Denso Corp タンデム式回転電機
JP2006282158A (ja) * 2005-03-08 2006-10-19 Honda Motor Co Ltd 車両用ホイール駆動装置
JP2009083658A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp インホイールモータ駆動自動車の車体構造
JP2011148331A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Toyota Central R&D Labs Inc インホイールモータ
JP2011148378A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Aisin Seiki Co Ltd インホイールモータ冷却装置
JP2012040912A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Pacific Ind Co Ltd エンジンカバー
JP2013046554A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Toshiba Corp 回転電機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102064768B1 (ko) * 2018-08-30 2020-01-13 명화공업주식회사 냉각휠

Also Published As

Publication number Publication date
JP6055755B2 (ja) 2016-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4566868B2 (ja) 車両用回転電機
CN101163605A (zh) 用于轮内电动机的冷却结构
EP3656042B1 (en) In-wheel electric motor provided with a cooling system
CN102951248A (zh) 车用特别是自行车用电动轮毂驱动器
JP4730664B2 (ja) インホイールモータ
CA2621599A1 (en) In-wheel motor arrangement
AU2018303472B2 (en) In-wheel electric motor provided with an inverter and method of manufacturing such an in-wheel electric motor
JP5534934B2 (ja) インホイールモータ冷却構造
EP2988398B1 (en) Rotating electric machine
JP6055755B2 (ja) ホイール駆動機構の冷却装置
JP2010098791A (ja) 全閉型回転電動機
JP2011011685A (ja) 冷却装置
JP2007126065A (ja) ハイブリッド原動機におけるモータ回転軸の軸受け装置
JP2007318919A (ja) 車両用全閉形電動機
JP2011024387A (ja) 冷却装置
JPH10336965A (ja) 冷却ジャケット構造
KR100822550B1 (ko) 에어실러장치 및 이를 이용한 차량용 액슬어셈블리
KR102064768B1 (ko) 냉각휠
JP2011055610A (ja) モータの冷却システム
CN111682699A (zh) 一种设有散热机构的磁悬浮轮毂电机
JP2009090736A (ja) インホイールモータ
NL2025893B1 (en) Electric motor with improved cooling
JPH04185263A (ja) ホイールモータの冷却装置
JP7326416B2 (ja) インホイールモーター
JP2019083649A (ja) モータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6055755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees