JP2015119240A - 車載オーディオ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行が緊急性の高い状況である際にユーザーの状況判断が容易になる車載オーディオ装置を提供する。
【解決手段】車両の車室内に設けられたスピーカ4から出力される音声の出力音量レベルを制御する制御手段52と、車両の走行状況を検出する走行位置検出部64及び緊急状態検出部65と、を備え、制御手段52は、走行位置検出部64及び緊急状態検出部65で検出した車両の走行状況に応じて出力音量レベルを制限するとともに、車両の走行状況が所定の第1の状況よりも緊急性の高い所定の第2の状況である際には、第1の状況である際と比較して出力音量の制限量を大きくするようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の車室内に設置される車載オーディオ装置に関するもので、特に、住宅街走行時や踏切横断時、緊急車両接近時に出力音量レベルを制限できる車載オーディオ装置に関する。
スピーカから出力される音声の出力音量レベルを調整する音量操作手段と、自車が住宅街を走行しているか否かを検出する位置検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、車両が住宅街を走行している状態で車両の車速が閾値以下となった場合に出力音量レベルを記憶手段に記憶された補正音量レベルに補正する補正手段とを備えた車載オーディオ装置が知られている。記憶手段に記憶された補正音量レベルは通常音量レベルよりも小さな出力音量レベルであり、車両が住宅街を走行している状態で車両の車速が閾値以下となった場合には通常音量レベルよりも小さな補正音量レベルに補正される。これにより、この車載オーディオ装置では、住宅街走行時に通常音量レベルよりも小さな補正音量レベルに音量が制御される(例えば、特許文献1)。
緊急車両の接近状態を検出する接近状態検出手段と、音量を所定値以下に制限する音量制限手段とを備えた車載オーディオ装置が知られている。この車載オーディオ装置では、緊急車両の接近状態が検出された場合に音量が所定値以下に制限される(例えば、特許文献2参照)。
自車の位置を検出する自車位置検出手段と、ドア、ウインド、サンルーフ、ハッチバックの少なくとも一つが開いたことを検出する検出手段と、検出手段がドア、ウインド、サンルーフ、ハッチバックの少なくとも一つが開いたことを検出すると音量を低下させる音量低下制御手段とを備えた車載オーディオ装置が知られている。この車載オーディオ装置では、住宅街で、ドア、ウインド、サンルーフ、ハッチバックの少なくとも一つが開かれると、音量が低下される(例えば、特許文献3参照)。
スピーカから出力される音声の出力音量レベルを調整する音量操作手段と、自車の位置を検出する自車位置検出手段と、スピーカから出力する音量を可変する制御手段と、を備えた車載オーディオ装置が知られている。この車載オーディオ装置では、自車位置において予想されるノイズの増減に対して所定の基準音量を基準にした増減値により出力する音声の音量が調整される(例えば、特許文献4参照)。
特開2010−219795号公報 特開2002−117484号公報 特開2000−47671号公報 特許第4513610号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された車載オーディオ装置では、出力音量レベルが大きい状態で郊外を走行している場合には緊急車両が接近しても緊急車両に気づかないこともある。また、出力音量レベルが大きい状態で郊外の踏切を横断する場合には踏切音に気づかないこともある。
一方、上述した特許文献2に記載された車載オーディオ装置では、出力音量レベルが大きい状態で住宅街を走行しても出力音量レベルは維持されるので、住宅街の住人に迷惑がかかることもある。
他方、上述した特許文献3に記載された車載オーディオ装置では、ドア、ウインド、サンルーフ、ハッチバックの少なくとも一つが開かれないと音量が低下しないので、出力音量レベルが大きい状態で住宅街を走行すると乗員の注意が散漫になることもある。
さらに、上述した特許文献4に記憶された車載オーディオ装置では、自車位置において予想されるノイズの増減に対して所定の基準音量を基準にした増減値により出力する音声の音量が調整されるので、住宅街走行時に乗員の注意が散漫になったり、緊急車両の接近に気づかなかったりすることもある。
本発明は、上記実情に鑑みて、車両の走行状況が緊急性の高い状況である際にユーザーの状況判断が容易になる車載オーディオ装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の車室内に設けられたスピーカから出力される音声の出力音量レベルを制御する制御手段と、前記車両の走行状況を検出する走行状況検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記走行状況検出手段で検出した前記車両の走行状況に応じて出力音量レベルを制限するとともに、前記車両の走行状況が所定の第1の状況よりも緊急性の高い所定の第2の状況である際には、前記第1の状況である際と比較して出力音量の制限量を大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、第1の状況(例えば、住宅街走行中)よりも緊急性の高い第2の状況(例えば、緊急車両接近中または踏切横断中)である際には、第1の状況である際と比較して出力音量の制限量が大きくなる。これにより、緊急性の高い第2の状況である際には、第1の状況である際よりも出力音量の制限量が大きくなり、ユーザーは緊急性の高い第2の状況である際の状況判断が容易になる。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記車両の走行状況が前記第1の状況である際は、ユーザーにより設定された出力音量レベルである基準音量の値を予め設定された第1の閾値以下に制限し、前記車両の走行状況が前記第2の状況である際は、前記基準音量の値を前記第1の閾値よりも小さい値に予め設定された第2の閾値以下に制限することが好ましい。
このようにすれば、第1の状況(例えば、住宅街走行中)である際には、基準音量の値が第1の閾値以下に制限され、第2の状況(例えば、緊急車両接近中または踏切横断中)である際には、基準音量の値が第1の閾値よりも小さな第2の閾値以下に制限される。これにより、緊急性の高い第2の状況である際には、第1の状況である際よりも出力音量の制限量が大きくなり、ユーザーは緊急性の高い第2の状況である際の状況判断が容易になる。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記基準音量が前記第2の閾値以下である場合、前記車両の走行状況が前記第2の状況になった際は、前記基準音量をさらに小さい出力音量レベルに制限することが好ましい。
このようにすれば、基準音量が第2の閾値以下である場合でも第2の状況(例えば、緊急車両接近中または踏切横断中)になった際には基準音量をさらに小さい出力音量レベルに制限される。これにより、走行状況が緊急性の高い第2の状況になった際にユーザーに注意を促せるという効果を奏する。
本発明の一態様では、前記制御手段は、前記基準音量が前記第1の閾値以下である場合、前記車両の走行状況が前記第1の状況になった際は、出力音量レベルを前記基準音量のままに維持することが好ましい。
このようにすれば、基準音量が第1の閾値以下である場合、車両の走行状況が第1の状況(例えば、住宅街走行中)になった際は、出力音量レベルが基準音量のままに維持される。これにより、必要以上に出力音量レベルが小さくなることがないという効果を奏する。
本発明の一態様では、前記第1の閾値は、夜間の場合に昼間の場合よりも小さく設定され、前記第2の閾値は、雨天の場合に晴天もしくは曇天の場合よりも小さく設定されることが好ましい。
このようにすれば、夜間、第1の状況(例えば、住宅街走行中)の際に、昼間よりも小さく設定された第1の閾値以下に出力音量レベルが制限され、雨天、第2の状況の際(例えば、緊急車両接近時または踏切横断時)に、晴天もしくは曇天の場合よりも小さく設定された第2の閾値以下に出力音量レベルが制限される。これにより、夜間、第1の状況における出力音量レベルは昼間よりも小さく制限され、第1の状況における迷惑を抑制できる。また、雨天、第2の状況における出力音量レベルは小さく制限され、雨天でも緊急性の高い第2の状況におけるユーザーの状況判断が容易になる。
本発明の一態様では、前記車両の車速を検出する車速検出手段と、車速が大きくなるほど出力音量レベルが大きくなるように設定された出力音量レベルの増加率を記憶する記憶手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記基準音量と、前記車速検出手段で検出された車速と、前記記憶手段に記憶された前記増加率とに基づき出力音量レベルを制御する一方で、前記車両の走行状況が前記第2の状況である際には、出力音量レベルを車速にかかわらず一定値とすることが好ましい。
このようにすれば、車速と増加率とに基づき出力音量レベルが制御される一方で、車両の走行状況が第2の状況(例えば、緊急車両接近時または踏切横断時)である際には、出力音量レベルが車速にかかわらず一定値となる。これにより、ユーザーは緊急性の高い第2の状況における状況判断が容易になる。
以上説明したように、本発明によれば、第1の状況よりも緊急性の高い第2の状況である際には、第1の状況である際よりも出力音量の制限量が大きくなり、ユーザーは緊急性の高い第2の状況における状況判断が容易になる。
本発明の実施の形態である車載オーディオ装置を示す外観図である。 図1に示した車載オーディオ装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態である車載オーディオ装置の制御手順を示すフローチャートである。 図3に示した車載オーディオ装置の車速と音量との関係を示す概念図である。 図3に示した車載オーディオ装置の車速と音量との関係を示す概念図である。 図3に示した車載オーディオ装置の車速と音量との関係を示す概念図である。 図3に示した車載オーディオ装置の車速と音量との関係を示す概念図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車載用オーディオ装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態である車載オーディオ装置を示す外観図であり、図2は、図1に示した車載オーディオ装置の制御構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態である車載オーディオ装置1は、車速が大きくなるのに伴いロードノイズや風切り音が増大することに鑑みたもので、車速が大きくなるのに伴い音声の音量が大きくなるように制御され、住宅街走行時や踏切横断時、緊急車両接近時に出力音量レベルが制限される。
本発明の実施の形態である車載オーディオ装置1は、図1に示すように、車室内、より具体的には、車室内に設けられたダッシュボードFに設置される。
図2に示すように、本発明の実施の形態である車載オーディオ装置1は、音源2、増幅器3、スピーカ4、制御部5を備えて構成される。音源2は、車載オーディオ装置1において音声の発生源となるもので、音源2には、音声が記憶されたミュージックサーバ、CDやDVD等の再生装置、AMラジオやFMラジオ等のラジオチューナー、テレビチューナ等がある。増幅器3は、音源2から出力された音声を増幅するためのもので、増幅された音声はスピーカ4から車室内に出力される。制御部5は、音源2及び増幅器3を制御するためのもので、音源2は制御部5からの指示により音声を出力し、増幅器3は、制御部5からの指示により音声を増幅する。
また、本発明の実施の形態に係る制御部5には、ON/OFFスイッチ61、音量操作部(ボリュームスイッチ)62、車速検出部63、走行位置検出部64、緊急状態検出部65が接続されている。
ON/OFFスイッチ61は、車載オーディオ装置1をオンまたはオフにするためのもので、図1に示すように、本発明の実施の形態である車載オーディオ装置1では、ON/OFFスイッチ61と音量操作部62とが一つのダイヤルスイッチで構成されている。音量操作部62は、スピーカ4から車室内に出力される音声の出力音量レベルを調整する音量操作手段を構成するもので、ダイヤルスイッチをまわすことにより所望の出力音量レベル(基準音量)に調整することができる。車速検出部63は、車両の車速を検出する車速検出手段を構成するもので、自車の車速を逐次検出することができる。
走行位置検出部64は、自車の走行位置を検出する走行位置検出手段を構成するもので、自車の位置が住宅街であるか否か、踏切の横断中であるか否かを検出することができる。走行位置検出部64は、例えば、ナビゲーション装置で構成され、GPS衛星からの電波に基づいて自車の位置を特定し、この特定された自車の位置と記憶装置やCD−ROMに記憶された地図情報とに基づいて、自車が地図上のどこの位置を走行しているか表示する。また、本実施の形態に係る走行位置検出部64は、自車の位置と記憶装置やCD−ROMに記憶された地図情報とに基づいて、自車の位置が住宅街にあるか、踏切上や踏切間近にあるかを検出する。これにより、本実施の形態に係る走行位置検出部64は、自車が住宅街走行中であるか、踏切を横断中であるかを検出できる。なお、自車の位置が住宅街にあるか否かは、建造物や信号等が沢山あるか否か、制限速度が低く設定されているか否か、等により判定される。なお、走行位置検出部64は、本発明における走行状況検出手段を構成する。
緊急状態検出部65は、自車に緊急走行中の緊急車両が接近しているか否かを検出する緊急状態検出手段を構成するもので、自車に緊急走行中の緊急車両が接近しているか否かを検出することができる。緊急状態検出部65は、例えば、警告灯やサイレンを検出することにより緊急走行中の緊急車両が接近しているか否かを検出する。これは、緊急走行中の緊急車両の警告灯は、前方300メートルの距離から点灯を確認できる赤色のものであること、緊急走行中の緊急車両のサイレンの音の大きさは、前方20メートルの位置において、90デシベル以上120デシベル以下であること、と規定されているからである(道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第231条)。なお、緊急状態検出部65は、本発明における走行状況検出手段を構成する。
また、制御部5には、記憶手段51、制御手段52、音量算出手段53、制限手段54が設けられている。
記憶手段51は、制御部5(制御手段52)が音源2や増幅器3を制御するのに際して必要となるデータが記憶されている。具体的には、制御部5(制御手段52)が増幅器3を制御するに際して指標とする出力音量レベル、出力音量レベルを制限する閾値が記憶されている。本実施の形態に係る出力音量レベルは、車速に対するものであり、車速の変化量に対する出力音量レベルの増加率(傾きa(図4参照))が記憶されている。また、本発明の実施の形態に係る閾値は、出力音量レベルに対するものであり、第1の閾値Aと第2の閾値Bとが記憶されている。
制御手段52は、出力音量レベルを制御するためのものである。制御手段52は、音量操作部62で調整された出力音量レベルを元に車速検出部63で検出された車速と記憶手段51に記憶された増加率とにより出力音量レベルを増減制御する。
音量算出手段53は、車両の停止時における出力音量レベルを算出するためのものである。車両の停止時における出力音量レベル(以下、「停止時音量レベル」という)は、音量操作部62で調整された出力音量レベル(以下、「基準音量」という)を元に車速検出部63で検出された車速と記憶手段51に記憶された増加率とにより求められる。
制限手段54は、住宅街走行時や踏切横断時、緊急車両接近時に音量を制限するためのものである。制限手段54は、走行位置検出部64で自車が住宅街を走行していることを検出した場合に出力音量レベルを第1の閾値A以下に制限するとともに、自車が踏切を横断していることを検出した場合に出力音量レベルを第2の閾値B以下に制限する。また、制限手段54は、緊急状態検出部65で自車に緊急車両が接近していることを検出した場合に出力音量レベルを第2の閾値B以下に制限する。
図3は、本発明の実施の形態である車載オーディオ装置の制御手順を示すフローチャートである。図4〜図7は、図3に示した車載オーディオ装置の車速と音量との関係を示す概念図である。
ON/OFFスイッチ61をオン、または、ON/OFFスイッチ61をオンにした状態でイグニッションスイッチ(図示せず)をOFFの位置からACCの位置に移動させると、図3に示すように、車載オーディオ装置1がオンとなる(ステップS1)。車載オーディオ装置1がオンになると、まず、音量算出手段53が停止時音量レベルを算出する(ステップS2)。停止時音量レベルは、上述したように、音量操作部62で調整された基準音量を元に車速検出部63で検出された車速と記憶手段51に記憶された増加率により求められる。より具体的には、車両が停止している場合にはその時の出力音量レベルが停止時音量レベルとなり、車両の走行中に音量操作部62で音量調整された場合にはその時の出力音量レベル(基準音量)を元に車速検出部63で検出された車速と記憶手段51に記憶された増加率とにより求められたものが停止時音量レベルとなる。
次に、自車が緊急状態にあるか否かを判定する(ステップS3)。本実施の形態において緊急状態にある場合とは、自車に緊急車両が接近している場合や自車が踏切を横断中の場合である。したがって、本実施の形態では、緊急状態検出部65で緊急車両の接近を検出した場合、走行位置検出部64で自車の踏切横断中を検出した場合に緊急状態と判定する。
自車が緊急状態にある場合(ステップS3:YES)には、まず、制限手段54が出力音量レベルを第2の閾値以下に制限し(ステップS4)、制御手段52が音量算出手段53で算出した停止時音量レベルが第2の閾値B以下であるか否かを判定する(ステップS5)。そして、停止時音量レベルが第2の閾値B以下である場合には、図4に示すように、制御手段52が出力音量レベルを停止時音量未満に設定する(ステップS6)。これにより、停止時音量レベルが第2の閾値B以下でも出力音量レベルが停止時音量レベルよりも小さくなる。これにより、乗員は、自車が緊急状態にあることを知ることができる。一方、停止時音量レベルが第2の閾値Bよりも大きい場合には、図5に示すように、制御手段52が出力音量レベルを第2の閾値以下に設定する(ステップS7)。この場合にも出力音量レベルが停止時音量レベルから第2の閾値B以下に小さくなるので、乗員は、自車が緊急状態にあることを知ることができる。そして、自車から緊急車両が遠ざかり、または、自車が踏切を横断し終わると、自車の緊急状態が解消され(ステップS8:YES)、制限手段54は制限を解消する(ステップS9)。これにより、制御手段52は後述する通常制御に戻る(ステップS10)。
一方、自車が緊急状態にない場合(ステップS3:NO)には、自車が住宅街走行状態か否かを判定する(ステップS11)。住宅街走行状態か否かは、走行位置検出部64で判定され、自車の走行位置が住宅街であると判定した場合に住宅街走行状態にあるとされ、走行位置が住宅街でないと判定した場合に自車が住宅街走行状態にないとされる。
自車が住宅街走行状態にある場合(ステップS11:YES)には、まず制限手段が出力音量レベルを第2の閾値以下に制限し(ステップS12)、制御手段52が音量算出手段53で算出した停止時音量レベルが第1の閾値A以下であるか否かを判定する(ステップS13)。そして、停止時音量レベルが第1の閾値Aよりも小さい場合には、図6に示すように、制御手段52が出力音量レベルを停止時音量レベルに設定する(出力音量レベル一定)(ステップS14)。一方、停止時音量レベルが第1の閾値A以上の場合には、出力音量レベルを第1の閾値A以下で第2の閾値Bよりも大きく設定する(出力音量レベル一定)(ステップS15)。これにより、自車が住宅街走行中にある場合に緊急状態になっても、自車が緊急状態にあることを知ることができる。そして、自車が住宅街を抜けると、自車の住宅街走行状態が解消され(ステップS16)、制限手段54は制限を解消する(ステップS17)。これにより、制御手段52は後述する通常制御に戻る(ステップS10)。
通常制御は、音量操作部62で調整された出力音量レベルを元に車速検出部63で検出された車速と記憶手段に記憶された増加率とにより出力音量レベルを増減する制御で、速度が大きくなると所定車速まで出力音量レベルが増大し、速度が小さくなると出力音量レベルが小さくなる。これにより、車速の増加によるロードノイズ、風切り音を考慮した制御が可能となる。
その後、ON/OFFスイッチ61で車載オーディオ装置1をオフ、または、イグニションスイッチをOFFの位置にすると、車載オーディオ装置がオフとなり、一連の制御が終了する(ステップS18)。
以上説明したように、本発明の実施の形態である車載オーディオ装置1では、住宅走行時に第1の閾値A以下に出力音量レベルが制限でき、緊急車両接近時または踏切横断時に第2の閾値B以下に出力音量レベルが制限できる。
また、第2の閾値Bが第1の閾値Aよりも小さく設定されるので、緊急車両接近時または踏切横断時のほうが、住宅街走行時よりも出力音量レベルが制限される。これにより、車両の乗員に緊急車両の接近をわかりやすくできる。
また、緊急車両接近時や踏切横断時のほうが住宅街走行時よりも出力音量レベルが小さくなるので、緊急車両の接近が住宅街の走行に優先され、車両の乗員にとって住宅街走行時における緊急車両の接近をわかりやすくできる。
また、停止時音量レベルが第1の閾値Aよりも小さい場合に、住宅街走行時における出力音量レベルを停止時音量レベルに制御されるので、住宅街走行時における出力音量レベルを一定に保つことができる。
また、第1の閾値Aは、夜間の場合に昼間の場合よりも小さく設定されるので、夜間、住宅街走行時に、昼間よりも小さく設定された第1の閾値A以下に出力音量レベルが制限され、住宅街の住人にかける迷惑を抑制できる。また、第2の閾値Bは、雨天の場合にそれ以外の場合よりも小さく設定されるので、夜間、住宅街走行時における出力音量レベルは昼間よりも小さく制限され、また、雨天、緊急車両接近時または踏切横断時における出力音量レベルは小さく制限され、雨天でも緊急車両の接近、踏切音がわかりやすくなる。
なお、上述した実施の形態では、自車が走行状態にある場合には出力音量レベルを第1の閾値A以下で一定に設定するものとしたが、第1の閾値A以下において車速に応じて増大するように設定するものとしてもよい。
なお、上述した実施の形態では、制御手段52が、車速に応じて出力音量レベルを増減制御するものとしたが、これに限られない。つまり、通常時に、制御手段がユーザーにより設定された基準音量を車速にかかわらず出力する構成においても、本発明の走行状況に応じた出力音量レベルの制限制御を適用できる。
本発明は、住宅街走行時や踏切横断時、緊急車両接近時に出力音量レベルを制限できるので、車両の車室内に設置される車載オーディオ装置に好適である。
1 車載オーディオ装置
2 音源
3 増幅器
4 スピーカ
5 制御部
51 記憶手段
52 制御手段
53 音量算出手段
54 制限手段
61 ON/OFFスイッチ
62 音量操作部
63 車速検出部
64 走行位置検出部
65 緊急状態検出部
A 第1の閾値
B 第2の閾値

Claims (6)

  1. 車両の車室内に設けられたスピーカから出力される音声の出力音量レベルを制御する制御手段と、
    前記車両の走行状況を検出する走行状況検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記走行状況検出手段で検出した前記車両の走行状況に応じて出力音量レベルを制限するとともに、前記車両の走行状況が所定の第1の状況よりも緊急性の高い所定の第2の状況である際には、前記第1の状況である際と比較して出力音量の制限量を大きくすることを特徴とする車載オーディオ装置。
  2. 前記制御手段は、前記車両の走行状況が前記第1の状況である際は、ユーザーにより設定された出力音量レベルである基準音量の値を予め設定された第1の閾値以下に制限し、前記車両の走行状況が前記第2の状況である際は、前記基準音量の値を前記第1の閾値よりも小さい値に予め設定された第2の閾値以下に制限することを特徴とする請求項1に記載の車載オーディオ装置。
  3. 前記制御手段は、前記基準音量が前記第2の閾値以下である場合、前記車両の走行状況が前記第2の状況になった際は、前記基準音量をさらに小さい出力音量レベルに制限することを特徴とする請求項2に記載の車載オーディオ装置。
  4. 前記制御手段は、前記基準音量が前記第1の閾値以下である場合、前記車両の走行状況が前記第1の状況になった際は、出力音量レベルを前記基準音量のままに維持することを特徴とする請求項2または3に記載の車載オーディオ装置。
  5. 前記第1の閾値は、夜間の場合に昼間の場合よりも小さく設定され、前記第2の閾値は、雨天の場合に晴天もしくは曇天の場合よりも小さく設定されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の車載オーディオ装置。
  6. 前記車両の車速を検出する車速検出手段と、
    車速が大きくなるほど出力音量レベルが大きくなるように設定された出力音量レベルの増加率を記憶する記憶手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記基準音量と、前記車速検出手段で検出された車速と、前記記憶手段に記憶された前記増加率とに基づき出力音量レベルを制御する一方で、前記車両の走行状況が前記第2の状況である際には、出力音量レベルを車速にかかわらず一定値とすることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の車載オーディオ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017143478A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 制御方法、制御装置及び機器

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