JP2015118771A - 導光体、光源装置及び画像読み取り装置 - Google Patents

導光体、光源装置及び画像読み取り装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の導光部から第2の導光部へと効率よく光を導くことができる導光体、光源装置及び画像読み取り装置を提供することである。
【解決手段】第1の導光部の第1の方向の一方側の端部と第2の導光部の第1の方向の一方側の端部とを接続する第1の接続部と、を備えており、第1の方向及び第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、第1の導光部の第2の方向の他方側に位置する外縁の第1の方向の一方側の第1の端部と第2の導光部の第2の方向の一方側に位置する外縁の第1の方向の一方側の第2の端部とを接続する第1の接続部の外縁において、第1の端部と第2の端部との中点よりも第2の方向の他方側の部分を第1の外縁とし、第1の外縁は、第1の円弧部を含み、第1の円弧部の中心は、第1の端部と第2の端部との中点よりも第2の方向の一方側に位置していること、を特徴とする導光体。
【選択図】図4

Description

本発明は、導光体、光源装置及び画像読み取り装置に関し、より特定的には、原稿面に光を照射する導光体、光源装置及び画像読み取り装置に関する。
従来の導光体に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の照明装置が知られている。該照明装置は、導光体及び光源を備えている。導光体は、第1の導光部、第2の導光部及び接続部を備えている。第1の導光部及び第2の導光部は、主走査方向に延在しており、副走査方向に並んでいる。接続部は、第1の導光部の一端と第2の導光部の一端とを接続している。光源は、第1の導光部の他端に向かって光を放射する。第1の導光部の他端から第1の導光部に入射した光は、全反射を繰り返しながら、第1の導光部から接続部を経由して第2の導光部へと進行する。また、光は、進行中に、第1の導光部及び第2の導光部から外部に放射される。
以上のような照明装置において、第1の導光部から第2の導光部へと効率よく光を導くことが望まれている。
特開2002−185708号公報
そこで、本発明の目的は、第1の導光部から第2の導光部へと効率よく光を導くことができる導光体、光源装置及び画像読み取り装置を提供することである。
本発明の一形態に係る導光体は、第1の方向に沿って延在する第1の導光部と、前記第1の方向に沿って延在し、かつ、前記第1の導光体に対して、前記第1の方向に直交する第2の方向の一方側に位置している第2の導光部と、前記第1の導光部の前記第1の方向の一方側の端部と前記第2の導光部の該第1の方向の一方側の端部とを接続する第1の接続部と、を備えており、前記第1の方向及び前記第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、前記第1の導光部の該第2の方向の他方側に位置する外縁の該第1の方向の一方側の第1の端部と前記第2の導光部の該第2の方向の一方側に位置する外縁の該第1の方向の一方側の第2の端部とを接続する前記第1の接続部の外縁において、該第1の端部と該第2の端部との中点よりも該第2の方向の他方側の部分を第1の外縁とし、該第1の端部と該第2の端部との中点よりも該第2の方向の一方側の部分を第2の外縁とし、前記第1の外縁は、第1の円弧部を含み、前記第1の円弧部の中心は、前記第3の方向から平面視したときに、前記第1の端部と前記第2の端部との中点よりも前記第2の方向の一方側に位置していること、を特徴とする。
本発明の一形態に係る光源装置は、前記導光体と、前記第1の導光部の前記第1の方向の他方側の端部における前記第2の方向の中心よりも該第2の方向の他方側を中心として該第1の導光部に光を入射させる第1の光源と、を備えていること、を特徴とする。
本発明の一形態に係る画像読み取り装置は、前記光源装置を、備えていること、を特徴とする。
本発明によれば、第1の導光部から第2の導光部へと効率よく光を導くことができる。
本発明の一実施形態に係る光源装置27を備えた画像読み取り装置10の構成図である。 光源装置27の外観斜視図である。 光源装置27の導光体42の導光部46の斜視図である。 光源装置27をz軸方向の正方向側から平面視した図である。 光源装置27aの外観斜視図である。 光源装置27aの接続部50近傍を平面視した図である。 光源装置27bの接続部49近傍を平面視した図である。 導光部46のy軸方向に直交する断面における断面構造図である。 導光部46のy軸方向に直交する断面における断面構造図である。 導光部46のy軸方向に直交する断面における断面構造図である。 導光部46のy軸方向に直交する断面における断面構造図である。 導光部46のy軸方向に直交する断面における断面構造図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る導光体を備えた光源装置及び画像読み取り装置について説明する。
(画像読み取り装置の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る光源装置27を備えた画像読み取り装置10の構成図である。以下では、鉛直方向をz軸と定義し、スライダーユニット18,20の移動方向(すなわち、副走査方向)をx軸と定義する。そして、x軸及びz軸に直交する方向(すなわち、主走査方向)をy軸と定義する。
画像読み取り装置10は、図1に示すように、本体12、プラテンガラス16、スライダーユニット18,20、結像レンズ22及び撮像素子24を備えている。
本体12は、プラテンガラス16、スライダーユニット18,20、結像レンズ22及び撮像素子24が設けられている直方体状の筐体である。プラテンガラス16は、本体12のz軸の正方向側に設けられている開口に取り付けられている長方形状の透明板である。原稿Pは、プラテンガラス16の上面に、読み取り面をz軸の負方向側に向けた状態で載置される。
スライダーユニット18は、原稿Pが読み取られているときに、図1に示すように、原稿Pに沿って、図示しないモータ、ベルト及びプーリー等の移動手段により、x軸の正方向側に向かって速度Vで移動させられる。スライダーユニット18は、図1に示すように、光源装置27及びミラー29を含んでいる。
光源装置27は、原稿Pに向けて2方向から光を放射し、例えば、LED及び導光体の組み合わせにより構成される。光源装置27の詳細については後述する。ミラー29は、図1に示すように、原稿Pにおいて反射した光Bをx軸の負方向側(スライダーユニット18のスライド方向の一方側)に反射する。
スライダーユニット20は、原稿Pが読み取られているときに、図1に示すように、原稿Pに沿って、図示しないモータ、ベルト及びプーリー等の移動手段により、x軸の正方向側に向かって速度V/2で移動させられる。スライダーユニット20は、ミラー30,32を含んでいる。
ミラー30は、ミラー29において反射した光Bをz軸の負方向側に反射させる。ミラー32は、ミラー30において反射した光Bをx軸の正方向側に反射させる。
結像レンズ22は、光Bによって得られる光学像を撮像素子24に結像させる。撮像素子24は、ミラー32において反射した光Bを受光する受光素子である。具体的には、撮像素子24は、y軸に延びる一次元状の撮像領域を有し、結像レンズ22によって結像された光学像を走査して原稿Pの像を読み取るCCDカメラ等のラインセンサである。
(光源装置の構成)
以下に、光源装置27の構成について図面を参照しながら説明する。図2は、光源装置27の外観斜視図である。図3は、光源装置27の導光体42の導光部46の斜視図である。
光源装置27は、図2に示すように、光源部40及び導光体42を備えている。光源装置27は、原稿Pの読み取り位置に対して2方向から光を照射し、図1に示すように、z軸方向に延在する直線に関して線対称な構造を有している。
導光体42は、図2に示すように、導光部46,48及び接続部49を含んでおり、U字型をなしている。導光体42は、例えば、ポリメタクリル酸メチルにより作製される。導光部46,48は、y軸方向に延在している棒状の透明部材である。図3に示すように、導光部46,48のz軸方向の負方向側の面には、y軸方向に並ぶ複数のプリズムが設けられている。各プリズムは、x軸方向から平面視したときに三角形状をなしている。これにより、プリズムは、導光部46,48内の光を導光部46,48外に向けて反射する。本実施形態では、プリズムは、光をz軸の正方向側に反射させて原稿Pに向けて光を放射する。なお、プリズムの代わりに、白色樹脂面が設けられていてもよい。白色樹脂面では拡散反射が生じる。
接続部49は、図2に示すように、導光部46,48のy軸方向の負方向側の端部を接続している。以下に、接続部49の詳細について図面を参照しながら説明する。図4は、光源装置27をz軸方向の正方向側から平面視した図である。
以下では、z軸方向から平面視したときに、導光部46のx軸方向の正方向側に位置する外縁のy軸方向の負方向側の端部をT1とし、導光部48のx軸方向の負方向側に位置する外縁のy軸方向の負方向側の端部をT2とする。また、z軸方向から平面視したときに、端部T1と端部T2との中点を中点C0とする。
また、z軸方向の正方向側から平面視したときに、端部T1と端部T2を接続する接続部49の外縁において、中点C0よりもx軸方向の正方向側の外縁を外縁P1と呼び、中点C0よりもx軸方向の負方向側の外縁を外縁P2と呼ぶ。
外縁P1は、z軸方向から平面視したときに、円弧部R1を含んでいる。本実施形態では、外縁P1の全体が円弧部R1である。円弧部R1の中心C1は、中点C0に対してx軸方向の負方向側に位置している。すなわち、円弧部R1の半径r1は、端部T1と中点C0との距離よりも長い。
外縁P2は、z軸方向から平面視したときに、円弧部R2を含んでいる。本実施形態では、外縁P2の全体が円弧部R2である。円弧部R2の中心C2は、中点C0に対してx軸方向の正方向側に位置している。すなわち、円弧部R2の半径r2は、端部T2と中点C0との距離よりも長い。本実施形態では、半径r1と半径r2とは等しい。また、端部T1、T2、中点C0及び中心C1,C2は、x軸方向と平行に一直線上に並んでいる。
光源部40は、光源及び回路基板を含んでいる。回路基板は、光源を駆動するための駆動回路が設けられた基板である。光源は、例えば、LEDにより構成され、回路基板に実装されている。光源は、導光部46のy軸方向の正方向側の端面に対向しており、y軸の負方向側、z軸の正方向側及び負方向側、並びに、x軸の正方向側及び負方向側に向けて光を放射する。本実施形態では、光源は、y軸を中心として120度程度の半減角(中心方向に対して輝度が50%となる角度)を有している。光源が放射した光は、導光部46のy軸方向の正方向側の端面を介して導光部46内に入射する。
ここで、光源部40の配置についてより詳細に説明する。図4に示すように、導光部46のx軸方向の中心を通過する直線を直線L1とする。このとき、光源部40は、光源が直線L1よりもx軸方向の正方向側に位置するように配置される。より正確には、光源は、導光部46のy軸方向の正方向側の端部において直線L1よりもx軸方向の正方向側を中心として導光部46に光を入射させる。ただし、光源は、直線L1から離れ過ぎてはいけない。具体的には、光源が放射した光の全てが、導光部46のy軸方向の正方向側の端部に照射されることが好ましい。
以上のように構成された光源装置27では、導光部46のy軸方向の正方向側の端部から入射した光は、導光部46内において全反射を繰り返しながら、y軸方向の負方向側に向かって進行する。更に、接続部49に到達した光は、接続部49内において全反射を繰り返しながら導光部48に到達する。そして、導光部48に到達した光は、導光部内において全反射を繰り返しながらy軸方向の正方向側に向かって進行する。光は、導光部46,48を進行する間において、プリズムにおいて反射されてz軸方向の正方向側に向けて導光体42から放射される。
(効果)
以上のように構成された光源装置27によれば、導光部46から導光部48へと効率よく光を導くことができる。以下では、光源装置27において外縁P1,P2が中点C0を中心とする円弧により構成されている光源装置を第1の比較例とする。第1の比較例に係る光源装置では、外縁P1,P2の半径は、端部T1と中点C0との距離と等しい。
光源装置27では、外縁P1は、z軸方向から平面視したときに、円弧部R1を含んでいる。円弧部R1の中心C1は、中点C0に対してx軸方向の負方向側に位置している。これにより、円弧部R1の半径r1は、端部T1と中点C0との距離よりも長い。すなわち、光源装置27における外縁P1の半径r1は、第1の比較例に係る光源装置27における外縁P1の半径r1よりも長い。そのため、光源装置27における外縁P1への光の入射角は、第1の比較例に係る光源装置における外縁P1への光の入射角よりも大きくなる。その結果、光は、外縁P1において全反射されやすくなる。したがって、光が効率よく導光部46から接続部49を介して導光部48へと導かれるようになる。
以下の理由によっても、導光部46から導光部48へと効率よく光を導くことができる。より詳細には、以下では、光源装置27において、光源が、導光部46のy軸方向の正方向側の端部において直線L1を中心として導光部46に光を入射させる光源装置を第2の比較例とする。なお、第2の比較例は、外縁P1が、z軸方向から平面視したときに、円弧部R1を含んでおり、かつ、円弧部R1の中心C1が、中点C0に対してx軸方向の負方向側に位置しているので、本発明の対象である。
光源装置27では、光源は、導光部46のy軸方向の正方向側の端部において直線L1よりもx軸方向の正方向側を中心として導光部46に光を入射させる。一方、第2の比較例に係る光源装置では、光源は、導光部46のy軸方向の正方向側の端部において直線L1を中心として導光部46に光を入射させる。そのため、光源装置27における導光部46を通過し外縁P1に入射する光の分布のピークは、第2の比較例に係る光源装置における導光部46を通過し外縁P1に入射する光の分布のピークに比べてx軸方向の正方向側にずれるようになる。そのため、光源装置27における外縁P1への光の入射角は、第2の比較例に係る光源装置における外縁P1への光の入射角よりも大きくなる。その結果、光は、外縁P1において全反射されやすくなる。したがって、光が効率よく導光部46から接続部49を介して導光部48へと導かれるようになる。
本願発明者は、光源装置27が奏する効果をより明確にするために、以下に説明するコンピュータシミュレーションを行った。具体的には、中心C1,C2の中点C0からのずれ量を0mm、0.5mm、1mm、1.5mmと変化させると共に、光源の直線L1からのx軸方向のずれ量を−2mm、0mm、2mmと変化させた。そして、このときのLb/La(以下、導光率と呼ぶ)を演算した。Laは、導光部46から接続部49へと入射する光の量である。Lbは、接続部49から導光部48へと入射する光の量である。また、導光部46,48のx軸方向の幅はそれぞれ6mmであり、導光部46の中心と導光部48の中心とのx軸方向の間隔は12mmである。表1は、シミュレーション結果を示した表である。
Figure 2015118771
表1によれば、中心C1,C2の中点C0からのずれ量が大きくなるにしたがって、導光率が向上していることが分かる。したがって、光源装置27において、外縁P1が、z軸方向から平面視したときに、円弧部R1を含み、かつ、円弧部R1の中心C1が、中点C0に対してx軸方向の負方向側に位置していることにより、光が効率よく導光部46から接続部49を介して導光部48へと導かれるようになることが分かる。
また、表1によれば、光源の直線L1からのx軸方向のずれ量が正方向に大きくなるにしたがって、導光率が向上していることが分かる。したがって、光源が、導光部46のy軸方向の正方向側の端部において直線L1よりもx軸方向の正方向側を中心として導光部46に光を入射させることにより、光が効率よく導光部46から接続部49を介して導光部48へと導かれるようになることが分かる。
(第1の変形例)
以下に、第1の変形例に係る光源装置27aについて図面を参照しながら説明する。図5は、光源装置27aの外観斜視図である。図6は、光源装置27aの接続部50近傍を平面視した図である。
光源装置27aは、接続部50が設けられている点、及び、光源部40の位置が異なる点において光源装置27と相違する。以下に、かかる相違点を中心に光源装置27aについて説明する。
導光体42は、接続部50を更に備えている。接続部50は、図5及び図6に示すように、導光部46,48のy軸方向の正方向側の端部に接続されている。また、接続部50は、図6に示すように、反射面S1,S2,入射面S3及び保持面S4を含んでいる。
保持面S4は、光源部40の回路基板が接触する面であり、接続部50のy軸方向の正方向側の面である。入射面S3は、保持面S4のx軸方向の中央が窪むことにより形成されており、z軸方向に延在する円筒を円筒の中心軸に沿って半分に分割した形状をなしている。反射面S1,S2は、保持面S4に対して、y軸方向の負方向側に設けられている。すなわち、反射面S1,S2は、接続部50のy軸方向の負方向側の面であり、x軸方向の負方向側から正方向側へとこの順に並んでいる。また、反射面S1は、x軸方向の正方向側であってy軸方向の負方向側を向く平面である。反射面S2は、x軸方向の負方向側であってy軸方向の負方向側を向く平面である。これにより、反射面S1,S2は、z軸方向から平面視したときにV字型をなしている。また、反射面S1,S2は、接続部50のx軸方向の中心を通過するy軸方向に平行な直線に関して、互いに線対称な構造を有している。
光源部40は、図6に示すように、保持面S4に取り付けられる。具体的には、光源部40は、光源部40の光源が、入射面S3に囲まれた空間内に収まるように、保持面S4に取り付けられる。以上のような光源装置27aにおける光の経路の詳細について図面を参照しながら説明する。
光源は光を放射する。これにより、光源が放射した光は、入射面S3を介して接続部50内に入射する。入射面S3から入射した光の一部(光B1)は、反射面S1に入射する。反射面S1は、光B1を全反射する。これにより、入射面S3から入射した光B1は、導光部48のy軸方向の正方向側の端部から導光部48に入射する。また、入射面S3から入射した光の一部(光B2)は、反射面S1に入射せずに、導光部48のy軸方向の正方向側の端部から導光部48に入射する。
導光部48に入射した光B1,B2は、導光部48の内周面において全反射を繰り返しながらy軸方向の負方向側へと進行する。光B1,B2は、y軸方向に向かって進行中に、導光部48に設けられたプリズムにおいて反射される。これにより、光B1,B2は、z軸方向の正方向側に向かって導光部48外へと出射する。
入射面S3から入射した光の一部(光B3)は、反射面S2に入射する。反射面S2は、光B3を全反射する。これにより、入射面S3から入射した光B3は、導光部46のy軸方向の正方向側の端部から導光部46に入射する。また、入射面S3から入射した光の一部(光B4)は、反射面S2に入射せずに、導光部46のy軸方向の正方向側の端部から導光部46に入射する。
導光部46に入射した光B3,B4は、導光部46の内周面において全反射を繰り返しながらy軸方向の負方向側へと進行する。光B3,B4は、y軸方向の負方向側に向かって進行中に、導光部46に設けられたプリズムにおいて反射される。これにより、光B3,B4は、z軸方向の正方向側に向かって導光部46外へと出射する。
(効果)
以上のように構成された光源装置27aによれば、光源装置27と同様に、導光部46から導光部48へと効率よく光を導くことができる。
また、光源装置27aによれば、導光部48から導光部46へと効率よく光を導くことができる。より詳細には、光源装置27aでは、外縁P2は、z軸方向から平面視したときに、円弧部R2を含んでいる。円弧部R2の中心C2は、中点C0に対してx軸方向の正方向側に位置している。これにより、円弧部R2の半径r2は、端部T2と中点C0との距離よりも長い。そのため、光源装置27aにおける外縁P2への光の入射角が大きくなり、光が外縁P2において全反射されやすくなる。したがって、光が効率よく導光部48から接続部49を介して導光部46へと導かれるようになる。
本願発明者は、光源装置27aが奏する効果をより明確にするために、以下に説明するコンピュータシミュレーションを行った。具体的には、中心C1,C2の中点C0からのずれ量を0mm、0.5mm、0.8mm、1mm、1.2mm、1.5mm、2mmと変化させた。そして、このときのLb/La(以下、導光率と呼ぶ)を演算した。Laは、導光部46から接続部49へと入射する光の量である。Lbは、接続部49から導光部48へと入射する光の量である。また、導光部46,48のx軸方向の幅はそれぞれ6mmであり、導光部46の中心と導光部48の中心とのx軸方向の間隔は12mmである。表2は、シミュレーション結果を示した表である。
Figure 2015118771
表2によれば、中心C1,C2の中点C0からのずれ量が大きくなるにしたがって、導光率が向上していることが分かる。したがって、光源装置27aにおいて、外縁P1が、z軸方向から平面視したときに、円弧部R1を含み、かつ、円弧部R1の中心C1が、中点C0に対してx軸方向の負方向側に位置していることにより、光が効率よく導光部46から接続部49を介して導光部48へと導かれるようになることが分かる。
ただし、表2によれば、中心C1,C2の中点C0からのずれ量が1.5mmを超えると、導光率が大きく減少している。したがって、中心C1,C2の中点C0からのずれ量は、1.5mm以下であることが好ましいことが分かる。本願発明者によれば、ずれ量は、導光部46,48のx軸方向の幅の1/10以上1/3以下であることが好ましい。
(第2の変形例)
以下に、第2の変形例に係る光源装置27bについて図面を参照しながら説明する。図7は、光源装置27bの接続部49近傍を平面視した図である。なお、光源装置27bの外観斜視図は、図2を援用する。
光源装置27bは、外縁P1,P2の形状において光源装置27と相違する。以下に、かかる相違点を中心に光源装置27bについて説明する。
外縁P1は、z軸方向から平面視したときに、円弧部R1及び緩和部K1を含んでいる。緩和部K1は、z軸方向から平面視したときに、円弧部R1と端部T1との間において緩和曲線(クロソイド曲線)をなしている。
また、外縁P2は、z軸方向から平面視したときに、円弧部R2及び緩和部K2を含んでいる。緩和部K2は、z軸方向から平面視したときに、円弧部R2と端部T2との間において緩和曲線(クロソイド曲線)をなしている。
以上のように構成された光源装置27bは、光源装置27と同様に、導光部46から導光部48へと効率よく光を導くことができる。
また、外縁P1は、円弧部R1と端部T1との間において緩和曲線をなす緩和部K1を含んでいる。これにより、外縁P1に入射する光の入射角が更に大きくなり、光が全反射されやすくなる。その結果、光源装置27bは、導光部46から導光部48へとより効率よく光を導くことができる。
(第3の変形例)
以下に、第3の変形例に係る光源装置27cについて図面を参照しながら説明する。図8ないし図12は、導光部46のy軸方向に直交する断面における断面構造図である。
光源装置27cは、導光部46,48の断面形状において光源装置27と相違する。より詳細には、光源装置27では、導光部46,48の断面形状については言及していなかった。一方、光源装置27cでは、導光部46のy軸方向に直交する断面の重心(以下、導光部46の重心Gと呼ぶ)は、導光部46のy軸方向に直交する断面のx軸方向の中心(以下、導光部46の中心Cと呼ぶ)よりも、x軸方向の正方向側に位置している。同様に、光源装置27cでは、導光部48のy軸方向に直交する断面の重心(以下、導光部48の重心Gと呼ぶ)は、導光部48のy軸方向に直交する断面のx軸方向の中心(以下、導光部48の中心Cと呼ぶ)よりも、x軸方向の負方向側に位置している。
以上のように、導光部46,48の重心Gを導光部46,48の中心Cよりも外側にずらすことにより、導光部46から導光部48へとより効率よく光を導くことができる。
本願発明者は、光源装置27cが奏する効果をより明確にするために、以下に説明するコンピュータシミュレーションを行った。具体的には、導光部46の断面形状を図8ないし図12に示す形状に変化させたときの導光率を演算した。以下では、導光部46の中心Cに対する導光部46の重心Gのx軸方向の正方向側へのずれ量を単にずれ量と呼ぶ。図8に示す第1のモデルでは、ずれ量は0.28mmである。図9に示す第2のモデルでは、ずれ量は−0.25mmである。図10に示す第3のモデルでは、ずれ量は−0.1mmである。図11に示す第4のモデルでは、ずれ量は0mmである。図12に示す第5のモデルでは、ずれ量は0.15mmである。なお、導光部48の断面形状は、導光部46の断面形状と左右対称である。表3は、シミュレーション結果を示した表である。
Figure 2015118771
表3によれば、ずれ量が正に大きくなるにしたがって、導光率が高くなることが分かる。これにより、導光部46,48の重心Gを導光部46,48の中心Cよりも外側にずらすことにより、導光部46から導光部48へとより効率よく光を導くことができることが分かる。
(その他の実施形態)
本発明に係る光源装置は、光源装置27,27a〜27cに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
なお、光源装置27,27a〜27cの構成を任意に組み合わせてもよい。
また、光源装置27において、導光部46のy軸方向の正方向側の端部に対向するように光源部40を設けることに加えて、導光部48のy軸方向の正方向側の端部に対向するように光源部を設けてもよい。
本発明に係る導光体、光源装置及び画像読み取り装置は、第1の導光部から第2の導光部へと効率よく光を導くことができる点において優れている。
10:画像読み取り装置
12:本体
27,27a〜27c:光源装置
40:光源部
42:導光体
46,48:導光部
49,50:接続部
K1,K2:緩和部
P1,P2:外縁
R1,R2:円弧部
T1,T2:端部

Claims (10)

  1. 第1の方向に沿って延在する第1の導光部と、
    前記第1の方向に沿って延在し、かつ、前記第1の導光体に対して、前記第1の方向に直交する第2の方向の一方側に位置している第2の導光部と、
    前記第1の導光部の前記第1の方向の一方側の端部と前記第2の導光部の該第1の方向の一方側の端部とを接続する第1の接続部と、
    を備えており、
    前記第1の方向及び前記第2の方向に直交する第3の方向から平面視したときに、前記第1の導光部の該第2の方向の他方側に位置する外縁の該第1の方向の一方側の第1の端部と前記第2の導光部の該第2の方向の一方側に位置する外縁の該第1の方向の一方側の第2の端部とを接続する前記第1の接続部の外縁において、該第1の端部と該第2の端部との中点よりも該第2の方向の他方側の部分を第1の外縁とし、該第1の端部と該第2の端部との中点よりも該第2の方向の一方側の部分を第2の外縁とし、
    前記第1の外縁は、第1の円弧部を含み、
    前記第1の円弧部の中心は、前記第3の方向から平面視したときに、前記第1の端部と前記第2の端部との中点よりも前記第2の方向の一方側に位置していること、
    を特徴とする導光体。
  2. 前記第3の方向から平面視したときに、前記第1の外縁は、前記第1の円弧部と該第1の端部との間において緩和曲線をなす第1の緩和部を、更に含んでいること、
    を特徴とする請求項1に記載の導光体。
  3. 前記第2の外縁は、第2の円弧部を含み、
    前記第2の円弧部の中心は、前記第3の方向から平面視したときに、前記第1の端部と前記第2の端部との中点よりも前記第2の方向の他方側に位置していること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の導光体。
  4. 前記第3の方向から平面視したときに、前記第2の外縁は、前記第2の円弧部と該第2の端部との間において緩和曲線をなす第2の緩和部を、更に含んでいること、
    を特徴とする請求項3に記載の導光体。
  5. 前記第1の導光部の前記第1の方向の他方側の端部から該第1の導光部に光が入射すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の導光体。
  6. 前記第1の導光部の前記第1の方向の他方側の端部から該第1の導光部に光が入射し、
    前記第2の導光部の前記第1の方向の他方側の端部から該第2の導光部に光が入射すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の導光体。
  7. 前記第1の導光部の前記第1の方向の他方側の端部と前記第2の導光体の該第1の方向の他方側の端部とを接続する第2の接続部を、
    更に備えており、
    前記第2の接続部に入射した光の少なくとも一部は、前記第1の導光部の前記第1の方向の他方側の端部又は前記第2の導光部の該第1の方向の他方側の端部に入射すること、
    を特徴とする請求項6に記載の導光体。
  8. 前記第1の導光部の前記第1の方向に直交する断面の重心は、該第1の導光部の該第1の方向に直交する断面の前記第2の方向の中心よりも、該第2の方向の他方側に位置していること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の導光体。
  9. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の導光体と、
    前記第1の導光部の前記第1の方向の他方側の端部における前記第2の方向の中心よりも該第2の方向の他方側を中心として該第1の導光部に光を入射させる第1の光源と、
    を備えていること、
    を特徴とする光源装置。
  10. 請求項9に記載の光源装置を、
    備えていること、
    を特徴とする画像読み取り装置。
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